JPS6298065A - 油圧式変速装置 - Google Patents
油圧式変速装置Info
- Publication number
- JPS6298065A JPS6298065A JP23484585A JP23484585A JPS6298065A JP S6298065 A JPS6298065 A JP S6298065A JP 23484585 A JP23484585 A JP 23484585A JP 23484585 A JP23484585 A JP 23484585A JP S6298065 A JPS6298065 A JP S6298065A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic
- rotating machine
- motor
- machine
- rotary machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、送風機、圧縮機、ポンプ等、ターボ機成の回
転速度制御に用いて好適な油圧式変速装置に関し、特に
!!h′t1特性がH転凍庁の3乗に比例するものや変
速幅が比較的狭い舶用発電機の制御に用いて好適な油圧
式変速装置に関する。
転速度制御に用いて好適な油圧式変速装置に関し、特に
!!h′t1特性がH転凍庁の3乗に比例するものや変
速幅が比較的狭い舶用発電機の制御に用いて好適な油圧
式変速装置に関する。
従来上り、異なる原理による種々の変速機が実在してい
るが、動力特性が回転速度の3乗に比例するものの回転
速度制御用として、例えば@4〜6図に示すようなもの
が考えられる。この第4〜6図に示す油圧式変速装置は
、油圧式回転機械(差動ポンプ)20により、入力軸3
0と出力軸31との回転速度差を流体の吐出に変換し、
更にこのスリップにより生じた流体エネルギーをfi械
的に入力軸側に接続された動力回生用油圧モータ35に
入力し、これらスリップにより発生したエネルギーを回
生できるようにしたものであるが、更に詳細に説明する
と、この油圧式変速装置には、まず、第4.5図に示す
ごとく、定容量型のポンプまたはモータとしてのfjS
lの油圧式回転機械20が設けられている。このtJS
lの油圧式回転機械20は固定ケーシング21内に軸受
を介して回転自在に支承された回転ケーシング22をそ
なえており、この回転ケーシング22には出力軸31が
固着されている。
るが、動力特性が回転速度の3乗に比例するものの回転
速度制御用として、例えば@4〜6図に示すようなもの
が考えられる。この第4〜6図に示す油圧式変速装置は
、油圧式回転機械(差動ポンプ)20により、入力軸3
0と出力軸31との回転速度差を流体の吐出に変換し、
更にこのスリップにより生じた流体エネルギーをfi械
的に入力軸側に接続された動力回生用油圧モータ35に
入力し、これらスリップにより発生したエネルギーを回
生できるようにしたものであるが、更に詳細に説明する
と、この油圧式変速装置には、まず、第4.5図に示す
ごとく、定容量型のポンプまたはモータとしてのfjS
lの油圧式回転機械20が設けられている。このtJS
lの油圧式回転機械20は固定ケーシング21内に軸受
を介して回転自在に支承された回転ケーシング22をそ
なえており、この回転ケーシング22には出力軸31が
固着されている。
そして、この回転ケーシング22内は、典型的な固定斜
板型アキシャルピストンポンプと同一である。すなわち
回転ケーシング22内には、多数のシリングを有するシ
リングバレル24が設けられており、このシリングバレ
ル24のシリング内に挿入されたピストン23は、一端
に揺動可能な球面接手を有している。そして、この球面
接手にはスリッパパッド25が接続されているが、この
スリッパパッド25は、油圧およびリテーナ26を介し
たばね27の付勢力で、斜板上のスラストプレート28
に圧着されている。
板型アキシャルピストンポンプと同一である。すなわち
回転ケーシング22内には、多数のシリングを有するシ
リングバレル24が設けられており、このシリングバレ
ル24のシリング内に挿入されたピストン23は、一端
に揺動可能な球面接手を有している。そして、この球面
接手にはスリッパパッド25が接続されているが、この
スリッパパッド25は、油圧およびリテーナ26を介し
たばね27の付勢力で、斜板上のスラストプレート28
に圧着されている。
一方シリングバレル24の他端は、同様にばね力および
油圧力により、回転ケーシング22側に固定されたバル
ブプレート2つに圧接されている。
油圧力により、回転ケーシング22側に固定されたバル
ブプレート2つに圧接されている。
このバルブプレート29は、三日月状の吸入ボートおよ
ゾ吐出ボートを有しており、斜板とシリングバレル24
との相対運転によりピストン23の往復運動が生じたと
きに、前進(吐出)モードおよび後退(吸入)モードに
あるピストン部に吐出ボートおよび吸入ボートが対向す
るようになっている。すなわちシリングバレル24とバ
ルブプレート29との相対回転により適宜吸入および吐
出が切り替わるのである。なお、このバルブプレート2
9による吸入、吐出切替作泪は公知である。
ゾ吐出ボートを有しており、斜板とシリングバレル24
との相対運転によりピストン23の往復運動が生じたと
きに、前進(吐出)モードおよび後退(吸入)モードに
あるピストン部に吐出ボートおよび吸入ボートが対向す
るようになっている。すなわちシリングバレル24とバ
ルブプレート29との相対回転により適宜吸入および吐
出が切り替わるのである。なお、このバルブプレート2
9による吸入、吐出切替作泪は公知である。
また、シリングバレル24は駆動軸としての回転入力軸
(主軸)30に連結されている。
(主軸)30に連結されている。
これにより駆動軸としての入力軸30と出力軸31を固
着された回転ケーシング22とがそれぞれ独立に回転し
うるように設けられていることになる。
着された回転ケーシング22とがそれぞれ独立に回転し
うるように設けられていることになる。
また、第1の油圧式回転機械20における作動油の吸入
排出を行なう密封機構付き給排油用回転弁32が設けら
れている。すなわちこの回転弁32は、回転ケーシング
22の出力軸側線径部外周に亘って複数本形成された環
状溝32a、32bと、固定ケーシング21の上記環状
溝32a、32bに対向する位置に開口する給徘ボー)
32c、32dとから成る。これにより固定ケーシン
グ21内で回転ケーシング22が回転しても、回転ケー
シング22内のシリングバレル24のシリング部との間
で作動油の給徘が可能となる。
排出を行なう密封機構付き給排油用回転弁32が設けら
れている。すなわちこの回転弁32は、回転ケーシング
22の出力軸側線径部外周に亘って複数本形成された環
状溝32a、32bと、固定ケーシング21の上記環状
溝32a、32bに対向する位置に開口する給徘ボー)
32c、32dとから成る。これにより固定ケーシン
グ21内で回転ケーシング22が回転しても、回転ケー
シング22内のシリングバレル24のシリング部との間
で作動油の給徘が可能となる。
このようにして、この第1の油圧式回転機械20は、出
力軸31付き回転ケーシング22も駆動軸30付きシリ
ングバレル24も共に回転しこれらの差回転速度に応じ
て作動する差動式回転機械として構成される。
力軸31付き回転ケーシング22も駆動軸30付きシリ
ングバレル24も共に回転しこれらの差回転速度に応じ
て作動する差動式回転機械として構成される。
また、第4図に示すごとく、回転弁32おより配?i’
33 、34 ヲ介L テptSlノ油圧式回転機械
20に接続されrこ回生用モータまたはポンプとしての
第2の油圧式回転機械35が設けられている。この第2
の油圧式回転機械35は従来公知の定容量型のものと構
造はほぼ同じであり、f:lS4図中の符号3はケーシ
ング、4はシリングバレル5のシリング部に嵌挿された
ピストン、8は斜板部、12は吸入ボートおよび吐出ボ
ートを有するバルブプレーFを示しているが、その他の
部品(スリッパパッド、リテーナ、ばね等)については
第4図では図示を省略されている。
33 、34 ヲ介L テptSlノ油圧式回転機械
20に接続されrこ回生用モータまたはポンプとしての
第2の油圧式回転機械35が設けられている。この第2
の油圧式回転機械35は従来公知の定容量型のものと構
造はほぼ同じであり、f:lS4図中の符号3はケーシ
ング、4はシリングバレル5のシリング部に嵌挿された
ピストン、8は斜板部、12は吸入ボートおよび吐出ボ
ートを有するバルブプレーFを示しているが、その他の
部品(スリッパパッド、リテーナ、ばね等)については
第4図では図示を省略されている。
さらに、シリングバレル5には回転軸36が連結されて
おり、この回転軸36は駆動軸30と歯車機構37を介
して機械的に連結されている。
おり、この回転軸36は駆動軸30と歯車機構37を介
して機械的に連結されている。
なお、第2の油圧式回転機械35としては、従来公知の
可変容量型のもの(第2図参照)を用いでもよく、この
場合は後述のごとく変速比を適宜自由に変えることがで
きる。このため固定変速比以外の用途には、可変容量型
のものを用いるのが好ましいといえる。
可変容量型のもの(第2図参照)を用いでもよく、この
場合は後述のごとく変速比を適宜自由に変えることがで
きる。このため固定変速比以外の用途には、可変容量型
のものを用いるのが好ましいといえる。
第6図にその油圧回路図を示す。すなわち固定ケーシン
グ21中の差動ポンプとして働(箔1の油圧式回転機械
20と駆動軸30に接続された動力回生用モータとして
の第2の油圧式回転機械35とは配管で接続され、例え
ば出力軸回転速度no<駆動軸回転速度nDの減速時に
、回生モータとして働く第2の油圧式回転機械35の回
転方向と駆動軸回転方向とは同一となる方向に配管され
ている。
グ21中の差動ポンプとして働(箔1の油圧式回転機械
20と駆動軸30に接続された動力回生用モータとして
の第2の油圧式回転機械35とは配管で接続され、例え
ば出力軸回転速度no<駆動軸回転速度nDの減速時に
、回生モータとして働く第2の油圧式回転機械35の回
転方向と駆動軸回転方向とは同一となる方向に配管され
ている。
なお、増速時は逆となる。
ここで、動力回生モータとしての!ll′S2の油圧式
回転機械35は前述のとおり、可変容量型が適しており
、この容量を変化させて、出力軸回転速度口0を種々制
御することができる。
回転機械35は前述のとおり、可変容量型が適しており
、この容量を変化させて、出力軸回転速度口0を種々制
御することができる。
また、第6図中、RVは安全弁を示すが、この安全弁R
Vは最大トルクを規制するもので、別に油圧最大値を規
制する機能があれば、省略可能である。
Vは最大トルクを規制するもので、別に油圧最大値を規
制する機能があれば、省略可能である。
さらに、ブースト油供給系も典型的な公知の方式で行な
うが、差動ポンプとして作用する第1の油圧式回転機械
20が自吸性能が高いか、タンク側が加圧されている場
合は、もちろん省略することができる。
うが、差動ポンプとして作用する第1の油圧式回転機械
20が自吸性能が高いか、タンク側が加圧されている場
合は、もちろん省略することができる。
なお、Plf15図中の符号38はリテーナボールを示
しており、Pt56図中の符号RVGはブースト圧設定
ffl+7リー7弁、CVはブースト供給用逆止弁、G
Pはブーストポンプを示している。
しており、Pt56図中の符号RVGはブースト圧設定
ffl+7リー7弁、CVはブースト供給用逆止弁、G
Pはブーストポンプを示している。
上述の構成により、駆動軸(入力軸)30を図示しない
駆動機により駆動すると、駆動軸30側の入力を変速し
て出力軸31側へ出力することができる。
駆動機により駆動すると、駆動軸30側の入力を変速し
て出力軸31側へ出力することができる。
次に上記構造のものによって変速を実現できる理由につ
いて説明する。
いて説明する。
今、駆動軸回転速度をnDw出力軸回転速度をno。
差動ポンプとして働く第1の油圧式回転機械20の1回
転当たりの容量を■ρ1回生モータとして働く第2の油
圧式回転機械35の1回転当たりの容量をv目とすると
、次のような関係が成立する。
転当たりの容量を■ρ1回生モータとして働く第2の油
圧式回転機械35の1回転当たりの容量をv目とすると
、次のような関係が成立する。
まず、差動ポンプとして働く第1の油圧式回転機械20
の有効回転速度npはnp=n□ noで表わされ、
同第1の油圧式回転機械20の吐出流量QpはQp=V
p・npで表わされ、回生モータとして働く第2の油圧
式回転8!械35に吸入される油NQMはQM=KVM
・nOで表わされる。
の有効回転速度npはnp=n□ noで表わされ、
同第1の油圧式回転機械20の吐出流量QpはQp=V
p・npで表わされ、回生モータとして働く第2の油圧
式回転8!械35に吸入される油NQMはQM=KVM
・nOで表わされる。
そして、QpとQMとは等しいから、
V pnp= V p(nD−no)= K V M
・nOとなる。これを出力軸回転速度noについて解く
と、 no” (I K V r1/ V p) ・nOと
なり、これからも明らかなように出力軸回転速度noは
VM/Vl)比の関係で与えられる。
・nOとなる。これを出力軸回転速度noについて解く
と、 no” (I K V r1/ V p) ・nOと
なり、これからも明らかなように出力軸回転速度noは
VM/Vl)比の関係で与えられる。
なお、Kは、歯車機構37における歯車37Aの歯数を
Z I ?歯車37Bの歯数を22とすれば、Z、/Z
2で定義される歯数比である。
Z I ?歯車37Bの歯数を22とすれば、Z、/Z
2で定義される歯数比である。
このようにして変速が可能となるのである。
ここで、もし回生モータとしての第2の油圧式回転機械
35の容量V、を変化させると、出力軸回転速度+10
を任意に制御することが可能であり、また回生モータと
しての第2の油圧式回転機械35の容量を逆転(この場
合は斜板角度を逆方向にする)させると、no>n(+
すなわち増速を行なうことも可能である。これは回生モ
ータとしての第2の油圧式回転は械35に可変容量型の
ものを使用すれば、任意の速度に制御できることを示し
ている。
35の容量V、を変化させると、出力軸回転速度+10
を任意に制御することが可能であり、また回生モータと
しての第2の油圧式回転機械35の容量を逆転(この場
合は斜板角度を逆方向にする)させると、no>n(+
すなわち増速を行なうことも可能である。これは回生モ
ータとしての第2の油圧式回転は械35に可変容量型の
ものを使用すれば、任意の速度に制御できることを示し
ている。
もちろん、第2の油圧式回転機械35として定容量型の
ものを用いても一定の変速比ではあるが、変速できるこ
とは前述のとおりである。
ものを用いても一定の変速比ではあるが、変速できるこ
とは前述のとおりである。
ここで、開動率を無視すると、動力は次のような伝達が
行なわれでいることになる。
行なわれでいることになる。
(1)駆動軸30と出力軸31との回転速度の差(スリ
ップ分)nrは油圧ポンプを駆動して流体のエネルギー
に変換される。
ップ分)nrは油圧ポンプを駆動して流体のエネルギー
に変換される。
この場合当然差動ポンプの駆動側および出力画の各輸ト
ルクは同じである3 (2)このスリップにより生じた流体エネルギーは駆動
軸側に接続された回生用油圧モータ35により駆動軸3
0へフィードバックされるが、トルクの方向は駆動方向
と同一方向のため、この分真の駆動力は減少する。すな
わちポンプ/モータの損失を無視すれば無損失で変速を
行なうことが可能となるのである。
ルクは同じである3 (2)このスリップにより生じた流体エネルギーは駆動
軸側に接続された回生用油圧モータ35により駆動軸3
0へフィードバックされるが、トルクの方向は駆動方向
と同一方向のため、この分真の駆動力は減少する。すな
わちポンプ/モータの損失を無視すれば無損失で変速を
行なうことが可能となるのである。
このように、油!構造の簡単な定容量型油圧ポンプ(又
はモータ)20のケーシング22を軸受にて支持し、固
定のケーシング21に対し回転可能な構造とし駆動軸側
およびケーシング22を独立に回転可能とし、回転中の
ポンプ又はモータ20に固定ケーシング21側より油の
供給ないし吐出を行なわせるための給排油用回転弁32
を設け、更に駆動軸側にも油圧モータ又はポンプ35を
接続し、上記の差動ポンプ又はモータ20と油路を上記
給排油用回転弁32を介して接続し、動力回生(減速時
)又は動力の加算を行なわせるようにしているので、次
のような効果が期待できる。
はモータ)20のケーシング22を軸受にて支持し、固
定のケーシング21に対し回転可能な構造とし駆動軸側
およびケーシング22を独立に回転可能とし、回転中の
ポンプ又はモータ20に固定ケーシング21側より油の
供給ないし吐出を行なわせるための給排油用回転弁32
を設け、更に駆動軸側にも油圧モータ又はポンプ35を
接続し、上記の差動ポンプ又はモータ20と油路を上記
給排油用回転弁32を介して接続し、動力回生(減速時
)又は動力の加算を行なわせるようにしているので、次
のような効果が期待できる。
(1)定格駆動速度で使用する率の高い駆動装置に対し
ては、効率が向上する。その理由は油圧動力への変換度
合が少ないためである。
ては、効率が向上する。その理由は油圧動力への変換度
合が少ないためである。
(2)定格点速度を中心に変速幅が小さい場合は、油磯
が小形となり価格が低下する。
が小形となり価格が低下する。
(3)また、マイナスのスリップ、すなわち増速も可能
である。この場合ポンプ/モータの関係が逆転する。
である。この場合ポンプ/モータの関係が逆転する。
このように、第4〜6図に示す油圧式変速装置では、伝
達効率の良い変速が可能であるが、一方において差動ポ
ンプ(第1の油圧式回転機械)20と回生用モータ(!
@2の油圧式回転機械)35とを機械的に接続している
ので、回生モータ35を差動ポンプ20の側面に配置せ
ざるを得す、これによりスペースの制約が厳しい用途に
対しては、配置上の問題がある。
達効率の良い変速が可能であるが、一方において差動ポ
ンプ(第1の油圧式回転機械)20と回生用モータ(!
@2の油圧式回転機械)35とを機械的に接続している
ので、回生モータ35を差動ポンプ20の側面に配置せ
ざるを得す、これによりスペースの制約が厳しい用途に
対しては、配置上の問題がある。
本発明は、このような問題7αを解決しようとするもの
で、第1の油圧式回転機械とPt52の油圧式回転機械
との配置上の自由度を高くできるようにした、油圧式変
速装置を提供することを目的とする。
で、第1の油圧式回転機械とPt52の油圧式回転機械
との配置上の自由度を高くできるようにした、油圧式変
速装置を提供することを目的とする。
このため、本発明の油圧式変速装置は、定容量型のポン
プまたはモータとしての第1の油圧式回転機械と、この
第1の油圧式回転機械における作動油の吸入排出を行な
う回転弁と、同回転弁を介して上記miの油圧式回転機
械に接続された容量型のモータまたはポンプとしての第
2の油圧式回転機械とをそなえ、上記mlの油圧式回転
機械における入力軸と出力軸を固着されたケーシングと
がそれぞれ独立に回転しうるように設けられて、上記第
2の油圧式回転機械の回転軸に発電機または電動機とし
ての電気式回転機械が接続されていることを特徴として
いる。
プまたはモータとしての第1の油圧式回転機械と、この
第1の油圧式回転機械における作動油の吸入排出を行な
う回転弁と、同回転弁を介して上記miの油圧式回転機
械に接続された容量型のモータまたはポンプとしての第
2の油圧式回転機械とをそなえ、上記mlの油圧式回転
機械における入力軸と出力軸を固着されたケーシングと
がそれぞれ独立に回転しうるように設けられて、上記第
2の油圧式回転機械の回転軸に発電機または電動機とし
ての電気式回転機械が接続されていることを特徴として
いる。
上述の本発明の油圧式変速装置では、第1の油圧式回転
機械における駆動軸としての回転軸が駆動されると、第
1の油圧式回転機械がポンプまたはモータとして作動し
、これにより@2の油圧式回転機械がモータまたはポン
プとして作動し、その結果この第2の油圧式回転機械の
回転軸に接続されている電気式回転機械が発電機または
電動機として作動する。これにより出力軸回転速度を駆
動軸回転速度に対し減速させたり増速させたりすること
ができる。
機械における駆動軸としての回転軸が駆動されると、第
1の油圧式回転機械がポンプまたはモータとして作動し
、これにより@2の油圧式回転機械がモータまたはポン
プとして作動し、その結果この第2の油圧式回転機械の
回転軸に接続されている電気式回転機械が発電機または
電動機として作動する。これにより出力軸回転速度を駆
動軸回転速度に対し減速させたり増速させたりすること
ができる。
以下、図面により本発明の一実施例としての油圧式変速
装置について説明すると、第1図はその全体構成を示す
模式図、第2図はその第2の油圧式回転機械を示す断面
図、f53図はその作用を説明するためのグラフであり
、ptSi〜3図中、第4〜6図と同じ符号はほぼ同様
の部分を示している。
装置について説明すると、第1図はその全体構成を示す
模式図、第2図はその第2の油圧式回転機械を示す断面
図、f53図はその作用を説明するためのグラフであり
、ptSi〜3図中、第4〜6図と同じ符号はほぼ同様
の部分を示している。
まず、この実施例の場合も、入力軸30と出力軸31を
固着されたケーシング22とがそれぞれ独立に回転しう
る定容量型の差動式のポンプまたはモータとしての第1
の油圧式回転機械20が設けられるとともに、この油圧
式回転機械20における作動油の吸入排出を行なう給排
油用回転弁32が設けられている。なお、これらの構造
は第1図においては概略的に描かれているが、実際は第
5図に示したものと同じ構造であり、従ってこれらの第
1の油圧式回転機械20や回転弁32の(1η造や作用
については、既に第4.5図を用いて説明したとおりで
あるので、その説明は省略する。
固着されたケーシング22とがそれぞれ独立に回転しう
る定容量型の差動式のポンプまたはモータとしての第1
の油圧式回転機械20が設けられるとともに、この油圧
式回転機械20における作動油の吸入排出を行なう給排
油用回転弁32が設けられている。なお、これらの構造
は第1図においては概略的に描かれているが、実際は第
5図に示したものと同じ構造であり、従ってこれらの第
1の油圧式回転機械20や回転弁32の(1η造や作用
については、既に第4.5図を用いて説明したとおりで
あるので、その説明は省略する。
また、回転弁32および配W33,34を介して第1の
油圧式回転機械20に接続された回生用モータまたはポ
ンプとしての第2の油圧式回転機械35が設けられてい
る。このptS2の油圧式回転機械35は従来公知の可
変容量型のものと構造はほぼ同じである。すなわち、こ
のff12の油圧式回転機械35は、第1,2図に示す
ごとく、そのケーシング3内に複数のピストン4を嵌挿
されたシリングバレル5を内蔵していて、このシリング
バレル5は主軸(回転軸)36に装着されている。また
、各ピストン4は一端に揺動可能な球面接手を有し、そ
してこの球面接手には、スリッパパッド7が接続される
が、このスリッパバッド7は、油圧およびリテーナ10
を介して伝えられるばね11の付勢力によって、可変角
度斜板8上のスラスドブレート上に圧着されている。
油圧式回転機械20に接続された回生用モータまたはポ
ンプとしての第2の油圧式回転機械35が設けられてい
る。このptS2の油圧式回転機械35は従来公知の可
変容量型のものと構造はほぼ同じである。すなわち、こ
のff12の油圧式回転機械35は、第1,2図に示す
ごとく、そのケーシング3内に複数のピストン4を嵌挿
されたシリングバレル5を内蔵していて、このシリング
バレル5は主軸(回転軸)36に装着されている。また
、各ピストン4は一端に揺動可能な球面接手を有し、そ
してこの球面接手には、スリッパパッド7が接続される
が、このスリッパバッド7は、油圧およびリテーナ10
を介して伝えられるばね11の付勢力によって、可変角
度斜板8上のスラスドブレート上に圧着されている。
なお、第1.2図中の符号12は三日月状の吸入ボート
および吐出ボートを有するバルブプレート、13はリテ
ーナボールを示している。
および吐出ボートを有するバルブプレート、13はリテ
ーナボールを示している。
ところで、第1図に示すごとく、第2の油圧式回転機↑
戒35の回転軸36には、発電機または電動機として機
能しうる電気式回転機械としての誘導電動機39の回転
軸401.:接続されている。また、誘導電動8139
の三相入出力線は系統A(例えば舶用あるいはその他一
般用電力系統の母線)に接続されている。
戒35の回転軸36には、発電機または電動機として機
能しうる電気式回転機械としての誘導電動機39の回転
軸401.:接続されている。また、誘導電動8139
の三相入出力線は系統A(例えば舶用あるいはその他一
般用電力系統の母線)に接続されている。
上述の構成により、第1の油圧式回転機械20の出力軸
31が回転入力軸30に対し減速して動力を伝達する場
合は、第1の油圧式回転機械20が差動ポンプとして作
動するとともに、第2の油圧式回転8!械35が回生モ
ータとして作動する。
31が回転入力軸30に対し減速して動力を伝達する場
合は、第1の油圧式回転機械20が差動ポンプとして作
動するとともに、第2の油圧式回転8!械35が回生モ
ータとして作動する。
これにより電気式回転8!f戒39はスリップ動力分を
回生すべく発電機として動作し、同期回転速度ns[=
(1204/p)(rpI+1):pi!i導電動(蔑
39の極数、fは交流周波数]より若干高い回転速度で
回転するが、この場合誘導電動機のため回生モータ35
のトルクが電動機の規定されているトルクを超えない限
り、この回転速度は系統への交流周波数と同期しており
、過回転を起こすおそれはなく、これによす機械的に接
続した場合と同様に扱うことができる。
回生すべく発電機として動作し、同期回転速度ns[=
(1204/p)(rpI+1):pi!i導電動(蔑
39の極数、fは交流周波数]より若干高い回転速度で
回転するが、この場合誘導電動機のため回生モータ35
のトルクが電動機の規定されているトルクを超えない限
り、この回転速度は系統への交流周波数と同期しており
、過回転を起こすおそれはなく、これによす機械的に接
続した場合と同様に扱うことができる。
また、第1の油圧式回転機械20の出力軸31が回転入
力軸30に対し増速しで動力を伝達する場合は、第1の
油圧式回転機械20が差動モータとして作動するととも
に、第2の油圧式回転機械35がポンプとして作動する
。この場合誘導電動11139は増速分動力を供給すべ
く通常の電@磯として動作する。すなわち、回生モータ
35をポンプとして動作させる場合は、差動ポンプ20
が逆のスリップ状態となって、出力軸回転速度を入力軸
より増速することが機械的接続の場合と同様に可能とな
るのである。もちろんこの場合、回生モータ35に接続
された誘導7Il動fi39は発電機としてではなく通
常の電動機として動作することは前述のとおりである。
力軸30に対し増速しで動力を伝達する場合は、第1の
油圧式回転機械20が差動モータとして作動するととも
に、第2の油圧式回転機械35がポンプとして作動する
。この場合誘導電動11139は増速分動力を供給すべ
く通常の電@磯として動作する。すなわち、回生モータ
35をポンプとして動作させる場合は、差動ポンプ20
が逆のスリップ状態となって、出力軸回転速度を入力軸
より増速することが機械的接続の場合と同様に可能とな
るのである。もちろんこの場合、回生モータ35に接続
された誘導7Il動fi39は発電機としてではなく通
常の電動機として動作することは前述のとおりである。
なお、増速、減速の制御は回生モータ35の斜板角を制
御して行なう。
御して行なう。
ここで、誘導電動機39が発電機として動作する場合と
、電動機として動作する場合の同期回転速度よりのずれ
とトルクとの関係を示すと、第3図のようになる。
、電動機として動作する場合の同期回転速度よりのずれ
とトルクとの関係を示すと、第3図のようになる。
このようにして、エネルギーの回生あるいは補給が、誘
導電動8!39経由となり、この電力変換効率分だけ全
効率は悪化するが、回生動力機器は電気的に結合されで
いるため、配置上の自由度を大きくすることが可能とな
る。
導電動8!39経由となり、この電力変換効率分だけ全
効率は悪化するが、回生動力機器は電気的に結合されで
いるため、配置上の自由度を大きくすることが可能とな
る。
なお、電気式回転機械としては、誘導機の代わりに、同
期電動機(同期(蔑)を用いてもよく、更に誘導機や同
期機のような交流機の代わりに、直流機な用いてもよい
。
期電動機(同期(蔑)を用いてもよく、更に誘導機や同
期機のような交流機の代わりに、直流機な用いてもよい
。
また、本装置においては、油圧式の回転機械の代わりに
、その他の作動液体で作動する回転機械を用いてもよい
。
、その他の作動液体で作動する回転機械を用いてもよい
。
以上詳述したように、本発明の油圧式変速装置によれば
、定容量型のポンプまたはモータとしての第1の油圧式
器@81械と、この第1の油圧式回転機械における作動
油の吸入排出を行なう回転かと、同回転弁を介して上記
第1の油圧式回転機械に接続された容量型のモータまた
はポンプとしての第2の油圧式回転機械とをそなえ、上
記第1の油圧式回転機(戒における入力軸と出力軸を固
着されたケーシングとがそれぞれ独立に回転しうるよう
に設けられて、上記第2の油圧式回転機械の回転軸に発
?jl磯または電動機としての電気式回転機械が接続さ
れているというT2Ill素な構成で、エネルギーの回
生や補給を発電機または電動機としての電気式回転機械
を通じて行なうことができるので、第1および第2の油
圧式回転機械相互の配置上の自由度を大きくすることが
でき、スペース上の制約の厳しい用途にも十分適用でき
る利点がある。
、定容量型のポンプまたはモータとしての第1の油圧式
器@81械と、この第1の油圧式回転機械における作動
油の吸入排出を行なう回転かと、同回転弁を介して上記
第1の油圧式回転機械に接続された容量型のモータまた
はポンプとしての第2の油圧式回転機械とをそなえ、上
記第1の油圧式回転機(戒における入力軸と出力軸を固
着されたケーシングとがそれぞれ独立に回転しうるよう
に設けられて、上記第2の油圧式回転機械の回転軸に発
?jl磯または電動機としての電気式回転機械が接続さ
れているというT2Ill素な構成で、エネルギーの回
生や補給を発電機または電動機としての電気式回転機械
を通じて行なうことができるので、第1および第2の油
圧式回転機械相互の配置上の自由度を大きくすることが
でき、スペース上の制約の厳しい用途にも十分適用でき
る利点がある。
第1〜3図は本発明の一実施例としての油圧式変速装置
を示すもので、第1図はその全体補機を示す模式図、第
2図はその第2の油圧式回転(凌f戒を示す新面図、f
jS3図はその作用を説明するだめのグラフであり、第
4〜6図は従来の油圧式変速装置を示すもので、第4図
はその全体構成を示す断面図、f55図はその第1の油
圧式回転機械を示す断面図、第6図はその油圧回路図で
ある。 3・・ケーシング、4・・ピストン、5・・シリングバ
レル、7・・スリッパバッド、8・・可変角度斜板、1
1・・ばね、12・・パルププレート、13・・リテー
ナボール、20・・第1の油圧式回転機械、21・・固
定ケーシング、22・・回転ケーシング、23・・ピス
トン、24・・シリングバレル、29・・バルブブレー
)、30・・駆動軸としての回転入力軸、31・・出力
軸、32・・給排油用回転弁、32a、32b・・環状
溝、32c、32d・・給排ポート、33,34−−配
管、35・・鳴2の油圧式回転べ械、36・・回転軸、
39・・電気式回転機械としての誘導電gJ磯、40・
・回転軸、A・・系統。 復代理人 弁理士 飯 沼 義 4 第6図 V 第3図 第4図
を示すもので、第1図はその全体補機を示す模式図、第
2図はその第2の油圧式回転(凌f戒を示す新面図、f
jS3図はその作用を説明するだめのグラフであり、第
4〜6図は従来の油圧式変速装置を示すもので、第4図
はその全体構成を示す断面図、f55図はその第1の油
圧式回転機械を示す断面図、第6図はその油圧回路図で
ある。 3・・ケーシング、4・・ピストン、5・・シリングバ
レル、7・・スリッパバッド、8・・可変角度斜板、1
1・・ばね、12・・パルププレート、13・・リテー
ナボール、20・・第1の油圧式回転機械、21・・固
定ケーシング、22・・回転ケーシング、23・・ピス
トン、24・・シリングバレル、29・・バルブブレー
)、30・・駆動軸としての回転入力軸、31・・出力
軸、32・・給排油用回転弁、32a、32b・・環状
溝、32c、32d・・給排ポート、33,34−−配
管、35・・鳴2の油圧式回転べ械、36・・回転軸、
39・・電気式回転機械としての誘導電gJ磯、40・
・回転軸、A・・系統。 復代理人 弁理士 飯 沼 義 4 第6図 V 第3図 第4図
Claims (1)
- 定容量型のポンプまたはモータとしての第1の油圧式回
転機械と、この第1の油圧式回転機械における作動油の
吸入排出を行なう回転弁と、同回転弁を介して上記第1
の油圧式回転機械に接続された容量型のモータまたはポ
ンプとしての第2の油圧式回転機械とをそなえ、上記第
1の油圧式回転機械における入力軸と出力軸を固着され
たケーシングとがそれぞれ独立に回転しうるように設け
られて、上記第2の油圧式回転機械の回転軸に発電機ま
たは電動機としての電気式回転機械が接続されているこ
とを特徴とする、油圧式変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23484585A JPH0621655B2 (ja) | 1985-10-21 | 1985-10-21 | 油圧式変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23484585A JPH0621655B2 (ja) | 1985-10-21 | 1985-10-21 | 油圧式変速装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6298065A true JPS6298065A (ja) | 1987-05-07 |
JPH0621655B2 JPH0621655B2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=16977261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23484585A Expired - Lifetime JPH0621655B2 (ja) | 1985-10-21 | 1985-10-21 | 油圧式変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621655B2 (ja) |
-
1985
- 1985-10-21 JP JP23484585A patent/JPH0621655B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0621655B2 (ja) | 1994-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1100850A (en) | Hydraulic energy storage multi-speed transmission | |
US4495768A (en) | Hydrostatic transmissions | |
EP1748189B1 (en) | Tandem axial piston pump unit | |
WO2001051870B1 (en) | Hydraulic hybrid vehicle | |
EP2737217B1 (en) | Hydraulic motor-pump-arrangement and hydraulic system for a vehicle | |
CN101054961B (zh) | 静液减速器泵及马达与改进车辆效率的方法 | |
EP0736152A1 (en) | Continuously variable hydrostatic transmission | |
JP3596992B2 (ja) | 複合モード油圧変速装置 | |
JP7425239B2 (ja) | 一体化された油圧ポンプ及びモータコントローラを有する電動モータ | |
US3627454A (en) | Hydraulic device | |
WO1984003537A1 (en) | Compact high torque hydraulic motors | |
CN110541868B (zh) | 一种利用飞轮储能的工程机械回转制动能量回收系统 | |
JP2000130312A (ja) | 油圧モ―タユニット | |
JPS6298065A (ja) | 油圧式変速装置 | |
US10550935B2 (en) | Hydraulic mechanical transmission | |
US3527144A (en) | Hydraulic motors and pumps | |
CN2505648Y (zh) | 内置机械制动器的摆线液压马达 | |
CN1078778A (zh) | 液压传动无级变速 | |
JPS6298064A (ja) | 油圧式変速装置 | |
JP2001200907A (ja) | 動力伝達装置 | |
CN114607577B (zh) | 一种对称布置的同步定量轴向柱塞泵及马达 | |
JPH11303724A (ja) | 電動油圧複合変速装置 | |
CN2121573U (zh) | 机液双流无级变速器 | |
JPS6252271A (ja) | 油圧式変速装置 | |
JPH10267108A (ja) | 電動油圧複合変速装置 |