JPS6297797A - プリント基板修復溶接機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明は電子制御回路等に使用するプリント基板の製造
作業において、この基板上の配線パターンが断線してい
るのを修復するプリント基板修復溶接機に関するもので
ある。

（従来の技術〕 最近の電子機器産業は急速な発展を遂げており、電子制
御回路自体もコンパクトになり、このため配線回路をパ
ターン化したプリント基板が多く使用されている。この
ようなプリント基板の需要が増大する中で、プリント基
板の製造工程における不良も増加して゛いる。この不良
の中で特に多いものに配線パターンの「切れ」がある。

このような場合、この基板を不良品として廃棄するか、
またはこの「切れ」の部分をプリント基板のパターン専
用の溶接機をもちいて修復し、この修復したプリン１〜
基板を製品に使用しているかどららかであるが、この修
復作業は作業者が顕微鏡で児ながら修復材を支えて一つ
づつ必要個所に溶接作業を施しているのが現状である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように、プリント基板の配線パターンの「切れ」の
修復は作業者が一つづつ溶接機と修復材を操作して作業
者が目で確かめて夫々作業を行っているので、この作業
には熟練した作業者を必要としており、作業者によって
修復Ｈの位置決め精度のばらつきがおり、安定した修）
某基板が得られない。また、プリント基板の配線パター
ンの太さは０．１〜０．８ｍが普通であり、特に現在で
はこれが更に細い０．０６ｍｍとなっており、これを作
業者が従来どおりに修復作業を行っても作業者に疲労が
生じるとともに修復不良が多く発生ずる等の問題点を有
している。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は以上の問題点を解決するとともにプリント基板
の配線パターンの修復作業の自動化を可能にすることを
目的として発明されたちのであり、ベース７に移動可能
に設けた溶接ツール１１の先端に修復ｖＪ８０を案内し
、この修復材８０を前記溶接ツール１１でプリント基板
７０の配線修復個所に溶接するプリンｌ−基板修復溶接
機において、配線修復個所に焦点を有する位置に、前後
動可能な溶接ツール１１で溶接されるプリント基板７０
の修復位置をＴ＠影するよう監視用テレビ１０３に接続
された監視カメラ１０２からなる撮像手段を配置し、こ
の岡像手段と直線的に結ぶ位置に光を照射する設定用の
照射ランプ１０４からなる照射手段を配置し、前記ベー
ス７にプリント基板７０を載置するワーク台８を有して
このワーク台８を躍像手段と照射手段との間を前後動さ
せる移動手段を取付けたものでおる。

〔作用〕

移動手段に固定されたワーク台８に、配線修復個所を光
で照ｑ４される位置になるようプリント基板７０を載置
し、この配線修復個所が前記照射手段で照射される光の
中にある状態でワーク台８に固定された後、移動手段を
動作させ、プリント基板７０を前進させる。これにより
この配線修復個所がｉ像手段を介して写し出されている
のを見ながらこの移動手段を操作し、修復材８０と配線
修復個所とを一致させる。このようにして、一致させた
後、溶接ツール１１により所定個所に修復材８０が接続
される。

〔実施例〕

以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。第１図
及び第２図にｄ３いて、１０は溶接ユニットでおる。こ
の溶接ユニット１０は固定ブロック１に固定板２を介し
て取り付けられた第１ユニツト駆動源３によりレール４
に沿い昇降動自在に昇降部材５に固定された第２ユニツ
１〜駆動源６により昇降動するよう設けられている。こ
の溶接ユニット１０には溶接ツール１１を昇降動させる
ツール駆動！（図示せず）が設けられている。前記固定
ブロック１はベース７に固定して必り、このベース７に
は互いに水平面上を直交する方向に移動可能な直進移動
ユニツ］・９１が取付けてあり、この直進移動ユニツ１
〜９１にはワーり台８を水平回転させる回転ユニット９
２が固定されて、ワークテーブルユニット９０を構成し
ている。このワークテーブルユニット９０はプリント基
板７０＠載置するワーク台８を所望の位置に回転あるい
は前後移動させてプリント基板７０の修復位置を前記溶
接ツール１１先端の直下に位置決めするものである。

また前記固定ブロック１には支持アーム１０１の先端に
取付けた支持部材１０５を介して撮像手段としての監視
カメラ１０２が取付けて必り、この監視カメラ１０２は
第４図に示すように、ワーク台８上のプリント基板７０
に焦点を有するとともに前記溶接ツール１１の先端がプ
リント基板７０に接する位置に焦点を有するように、溶
接ツール１１の前方から斜後方に向かって取付けられて
いる。更に、この監視カメラ１０２と溶接ツール１１と
を結ぶ直線延長上にはワーク台８に光を垂直に照射する
照射手段としての照射ランプ１０４が前記支持部材１０
５に取付けられている。この監視カメラ１０２は別置し
た操作制御ユニツ１〜９３の監視用テレビ１０３に接続
してあり、前記ワークチーフルユニット９０はこの操作
制御ユニット９３の操作手段９４により、自動で操作さ
れる構成である。

第２図に示ずように、前記溶接ユニツ１〜１０の先端に
取付けた溶接ツール１１をはさんで一方には、糸状の修
復材８０が通過する案内ユニツ１−２０が前記溶接ユニ
ット１０と一体移動自在なガイド板２１に取付けてあり
、この案内ユニツ１〜２０は糸状の修復、１Ｊ８０を溶
接ユニット１０へ案内している。

この案内ユニット２０へ供給される修復１，４８０は前
記ガイド板２１に回転自在に取イ」けられたり−ル２２
に所定量だけ巻付けられており、この修復材８０はテン
ションプーリ２３を介して前記案内ユニット２０に達し
ている。この案内ユニット２０と溶接ユニット１０の間
には前記糸状の修復材８０を固定するとともにこの修復
材８０を切断するカッタ３１を有するロックユニット３
０が配置されている。

更に、前記溶接ユニット１０の他方には、前記案内ユニ
ット２０を通過してロックユニット３０を通り、突出し
ている修復材８０の先端を前進して掴み、このまま後退
してこの修復ｖＪ８０を所定量だけ引出す引出しユニッ
ト４０が前記ガイド板２１に取付けられている。この引
出しユニット４０は前記修復材８０を掴みに前進する時
はジョー４１が聞き、修復材８０の先端が入るとジョー
４１が閉じて後退する構成でおる。

更に、溶接ユニツ１−１０にはこれと一体に昇降動して
前記引出しユニット４０で引出された修復材８０を所定
位置に位置決めする位置決めユニツ１へ５０を昇降自在
に支えるガイド部材５１が固定して必り、このガイド部
材５１には位置決めユニット５０を構成する２本のガイ
ド軸５２が１占動自在に設【ノられている。このガイド
軸５２の先端にはガイドアーム５３が固定してあり、こ
のガイドアーム５３の先端には第３図に示すように、溶
接ツール１０の両側において、修復材８０をプリント基
板７０に押圧する口字形の押圧部材５４が取付けられて
いる。この抑圧部材５４の両件側面には前記修復ＪＪ８
０を案内する案内部材６０が取付【プられている。

また前記ガイド軸５２の後端には第２図に示ずように、
連結部材５５が固定しており、この連結部材５５と前記
ガイド部材５１との間には引張りばね５７が配置してあ
り、この連結部材５５は常時前進するように弾力付勢さ
れている。ガイド部材５１には前記連結部材５５を後）
ドさせるよう動作する位置決め操作駆動源５６か固定さ
れている。

次にこの実施例の動作を説明する。第３図及び第４図に
示すように、溶接ツール１１の先端の下降位置と監視カ
メラ１０２の前方焦点との一致位置に対して直線的に結
ばれるワーク台８上のしかも照射ランプ１０４で光が照
射された位置にプリント基板７０の配線修復個所を位置
決めしてから、このプリント基板７０をワーク台８に固
定する。この後、操作手段９４を操作して直進移動ユニ
ツ１〜９１を動作させ、このプリン１〜基板７０の配線
修復個所をあらかじめ設定された溶接ツール１１の下降
位置に移動させる。このようにワーク台８が移動して、
監視カメラ１０２の監視範囲に配線修復個所が入ると、
これに接続されている監視用テレビ１０３を見ながら直
進移動ユニット９１及び回転ユニツ１〜９２を動作させ
、位置決め微調整を行う。このようにして、溶接ツール
１１、修復材８０及び配線修復個所の位置決め作業が終
了する。

そして続いて溶接開始の信号が入ると、第２図に示ずよ
うに、位置決め操作駆ｉｌｌ源５６が動作し、位置決め
ユニット５０は前進する。この動作により前記修復１／
１８０は押圧部材５４に押えられるとともに案内部材６
０に案内され、修復材８０は所定位置に位置決めされ、
修復材８０は修復配線パターン上に押付けられる。これ
に引続き、溶接ツール１１が前進してこれが修復材８０
に当接して溶接を行う。これが終了すると、前記溶接ツ
ール１１と位置決めユニツ１〜５０が夫々所定位置まで
後退し、続いてワーク台８がこの修復材８０の次の溶接
位置まで移動し、再び位置決めユニット５０が前進して
以上の動作を行う。

このような配線パターンの修復作業においては通常、数
個所を溶接するようになっているので、前記の溶接作業
をそれに応じて繰返し行い、１作業サイクルが終了する
と、ロックユニット３０のカッタ３１により修復材８０
は切断される。そして仝休が後退し、これと同時に引出
しユニット４０は再び切断された修復材８０の先端を前
進して掴み、このまま後退してこの修復材８０を所定間
だけ引出して作業が完了するものである。このようにし
てこのプリント基板７０の修復作業が完了すると、直進
移動ユニット９１が動作して、第３図に示す作業開始位
置に戻り、プリント基板７０の固定が解除され、このプ
リント基板７０は取出される。続いて次のプリント基板
がワーク台８上に固定されると、以上の動作が繰り返さ
れる。

〔発明の効果〕

以上説明した実施例から明らかなように、本発明はベー
ス７に移動可能に設けた溶接ツール１１の先端に修復材
８０を案内し、この修復材８０を前記溶接ツール１１で
プリン１一基板７０の配線修復個所に溶接するプリント
基板修復溶接機において、配線修復個所に焦点を有する
位置に、前後動可能な溶接ツール１１で溶接されるプリ
ント基板７０の修復位置を倣形するように監視用テレビ
１０３に接続された監視カメラ１０２からなる＠像手段
を配置し、この撮像手段と直線的に結ぶ位置に光を照射
する設定用の照射ランプ１０４からなる照射手段を配置
し、前記ベース７にプリント基板７０を載置するワーク
台８を固定してこのワーク台８を撮像手段と照射手段と
の間を前後動させる移動手段を有するワークテーブルユ
ニット９０を取（＝ｌけだものでめる。

このため、プリント基板の配線パターンにおける「切れ
」の配線修復作業において、配線パターンに応じて細い
糸状の修復材とプリント基板の配線修復個所とを簡単に
位置決めすることができるので、作業者の熟練性が不要
になるとともに自動化も可能になり、作業効率が向上す
る。また監視用カメラで位置決め作業を監視しているか
ら常時一定した位置決めが得られ、位置決め精度がばら
つくことなく、正確な配線パターンの修復作業が可能に
なる。特に、プリント基板の配線パターンの太さが現在
のものよりも更に細くなっても作業者に頼ることなくで
きるので、作業者が疲労することがない。更に、従来の
ように作業者が修復作業を行っていた場合に比べて、糸
状の修復材に直接手を触れることがなくなるので、修復
材が汚れてこれに腐蝕等を生じることがなくなるため、
溶接性もよくなり、寿命も長い。しかも照射ランプで照
射された位置にプリント基板の配線修復個所をあらかじ
め位置させてから、溶接ツールに移動させているので、
位置決め作業時間が短縮される等の特有の効果が得られ
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す全体斜視図、第２図はプ
リント基板修復溶接機の要部正面図、第３図は第１図の
要部拡大平面図、第４図は第１図の要部拡大側面図であ
る。 １は固定ブロック、　　２は固定板、 ３は第１ユニツト駆動源、 ４はレール、　　　　　５は昇降部材、６は第２ユニツ
ト駆動源、 ７はベース、　　　　　　８はワーク台、１０は溶接ユ
ニット、　　１１は溶接ツール、２０は案内ユニツ１〜
、　２１はガイド板、２２はリール、　　　　　　２３
はテンションプーリ３０はロツクユニツ１〜．３１はカ
ッタ、４０は引出しユニット、４１はショー、５０は位
置決めユニツ１−１５１はガイド部材、５２はガイド軸
、　　　　　５３はカイトアーム、５４は抑圧部材、　
　　　５５は連結部材、５６は位置決め操作駆動源、 ５７は引張りばね、 ６０は案内部祠、 ７０はプリント基板、 ８０は修復材、 ９０はワークテーブルユニツ１〜． ９１は直進移動ユニット、９２は回転ユニット、９３は
操作制御ユニット、９４は操作手段、１０１は支持アー
ム、　　１０２は監視カメラ、１０３は監視用テレビ、
　１０／ｌは照射ランプ、１０５は支持部祠、 特許出願人　　　　　　　　日東精工株式会社第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）ベース７に移動可能に設けた溶接ツール１１の先端
   に修復材８０を案内し、この修復材８０を前記溶接ツー
   ル１１でプリント基板７０の配線修復個所に溶接するプ
   リント基板修復溶接機において、 配線修復個所に焦点を有する位置に、前後 動可能な溶接ツール１１で溶接されるプリント基板７０
   の修復位置を撮影する撮像手段を配置し、 この撮像手段と直線的に結ぶ位置に光を照 射する照射手段を配置し、 前記ベース７にプリント基板７０を載置するワーク台８
   を固定してこのワーク台８を撮像手段と照射手段との間
   を前後動させる移動手段を有するワークテーブルユニッ
   ト９０を取付け、 たことを特徴とするプリント基板修復溶接 機。 ２）撮像手段は監視用テレビ１０３に接続された監視カ
   メラ１０２であることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載のプリント基板修復溶接機。 ３）照射手段は設定用の照射ランプ１０４であることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項又は第２項記載のプリ
   ント基板修復溶接機。