JPS6295725A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

Info

Publication number
JPS6295725A
JPS6295725A JP23501685A JP23501685A JPS6295725A JP S6295725 A JPS6295725 A JP S6295725A JP 23501685 A JP23501685 A JP 23501685A JP 23501685 A JP23501685 A JP 23501685A JP S6295725 A JPS6295725 A JP S6295725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
polyester resin
acid
binder
magnetic layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23501685A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Ikuyama
生山 清一
Takahiro Miyazaki
宮崎 孝弘
Hiroshi Yatagai
谷田貝 洋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP23501685A priority Critical patent/JPS6295725A/ja
Publication of JPS6295725A publication Critical patent/JPS6295725A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気テープ、磁気ディスク等の磁気記録媒体に
関するものであり、さらに詳細には非磁性支持体上に形
成される磁性層に含まれる結合剤の改良に関するもので
ある。
〔発明の概要〕
本発明は、非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを主
体とする磁性層が形成されてなる磁気記録媒体において
、 上記磁性層を構成する結合剤に分子鎖中にシロキサン結
合を有し1分子側鎖に極性基としてスルホン酸3級アミ
ン塩を含するポリエステル樹脂を用いることにより。
磁性粉末の分散性や磁性層の表面性の改善を図9、得ら
れる磁気記録媒体の耐久性、走行安定性。
磁気特性、電磁変換特性等の向上を図ろうとするもので
ある。
〔従来の技術〕
近年磁気記録媒体、特にVTR(ビデオテープレコーダ
)用の磁気記録媒体においては、短波長記録を行った場
合にも高再生出力を得るために、磁気特性、電磁変換特
性の向上が要望されている。
そしてその方策として、磁性粉末の微粒子化、高磁力化
が図られるとともに、磁性層中における磁性粉末の充填
密度、いわゆるパッキングデンンティを増大させる傾向
が強くなっている。
一方従来から使用されている磁気記録媒体用の結合剤と
しては、ニトロセルロース、ポリエステル樹脂、ポリウ
レタン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体等の結合
剤が挙げられる。
ところが、上述のような磁性粉末の微粒子化による比表
面積の増大や高磁力化による凝集力の増大に伴い、前述
の結合剤では満足のいく分散性や表面性が得られず、磁
性粉末の・くツキングデンシティを増大させることも困
難なものとなっている。
したがって耐久性、磁性特性、電磁変換特性についても
不充分でめった。らるいは1例えば界面活性剤を分散剤
として使用する等の方法が考えられているが、この場合
、界面活性剤が低分子であるために、磁性層中にこの界
面活性剤が存在することによって粉落ち、経時変化によ
るプルーミング等の機械的強度や耐久性等に問題が生じ
ている0かかる状況から、このような特性をよシ一層向
上させ得る結合剤が要請され、各種結合剤樹脂の側鎖に
親水性極性基を導入することが試みられている。上記結
合剤としては例えばスルホン酸金属塩基を含有するポリ
エステル樹脂(特公昭57−3134 )、スルホン酸
金属塩基を含有するポリウレタン樹脂(特公昭58−4
1565 )、−803M、原子またはアルカリ金属)
を親水性極性基として含有する結合剤樹脂(特開昭59
−79427 )等が知られている。
しかしながら、上述した結合剤は、極性基の導入されて
いない従来の結合剤と比較して分散性の改良にある程度
の効果は示すものの、超微粒子化された磁性粉末や高い
磁化量を有する磁性粉末に対しての性能は充分とは言え
ない。
さらに上述した各種結合剤樹脂を磁性層の結合剤に用い
た場合、上述した樹脂自体潤滑性に欠け。
走行安定性に問題がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように、超微粒子化した磁性粉末に対しても充分な
分散性を示す結合剤は知られておらず5したがってこの
超微粒子磁性粉末を使用する磁気記録媒体においては所
定の耐久性、磁気特性、電磁変換特性を確保することが
難しかった。
また結合剤樹脂自体の潤滑性に欠けるため磁気記録媒体
の走行安定性に問題がある。
そこで本発明は、当該技術分野の前記欠点を解消するた
めに提案されたものであって、磁性粉末の分散性や磁性
層の表面性を大幅に改善し、耐久性及び走行安定性に優
れ磁気特性、電磁変換特性の良好な磁気記録媒体を提供
することを目的とする0 C問題点を解決するための手段〕 本発明者等は、上述の目的を達成せんものと鋭意研究の
結果1分子鎖中にシロキサ/結合を有(7゜分子側鎖に
極性基としてスルホン酸3級アミン塩を有するポリエス
テル樹脂が磁性粉末に対して高い親和性を示し、かつ潤
滑性を示し走行安定性に優れることを見い出し本発明を
完成するに至ったものであって、非磁性支持体上に強磁
性粉末と結合剤、と金主体とする磁性層が形成されてな
る磁気記録媒体において、上記磁性層が分子鎖中にシロ
キサン結合を有し1分子側鎖に極性基としてスルホン酸
3級アミン塩を有するポリエステル樹脂を結合剤として
含有することを特徴とするものである。
本発明によるスルホン酸3級アミン塩を含有するポリエ
ステル樹脂は、カルボン酸成分、多価アルコール成分及
びスルホン酸3級アミン塩を含有するジカルボン酸成分
を縮重合することにより得られる。
上記カルボン酸成分としては、テレフタル酸。
イソフタル酸、オルソフタル酸、l、5−ナフタル酸な
どの芳香族ジカルボン酸、コノ・り酸、アジピン酸、ア
ゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸などの
脂肪族ジカルボン酸、p−オキン安息香酸、p−(2〜
ヒドロキンエトキシ)安息香酸などの芳香族オキシカル
ボン酸、トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット
酸などのトリカルボン酸及びテトラカルボン酸などが挙
げられる。特に好ましいカルボン酸としては、テレフタ
ル酸、イソフタル酸、アジピン酸、セパ/ノ酸などが例
示される。
上記多価アルコール成分としては、エチレングリコール
、フロビレ/グリコール、l、3−7”ロパンジオール
、1.4−ブタンジオール、l、5−ヘンタンジオール
、ネオペンチルクリコール。
1.6−ヘキサンジオール、2,2.4−)リメチh−
1,3−ベンタンジオールなどの脂肪族ジオールまたは
その置換誘導体、1.4−7クロヘキサンジメタノール
などの脂環式ジオール、ジエチレングリコール、シフロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、ポリテトラメチレングリコールなど
のポリアルキレングリコール  ゛  。
==、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物モ
しくはプロピレンオキサイド付加物、水素化ビスフェノ
ールAのエチレンオキサイド付加物モジくはプロピレン
オキサイド付加物などが列挙できる。更にトリメチロー
ルエタン、トリメチロールプロハン、グリセリン、ペン
タエリスリトールなどのトリオールまたはテトラオール
も使用することができるが、これらの多価アルコールは
ジオールと併用することが好ましい。
上記スルホン酸3級アミン塩を含有するジカルボン酸成
分としては、下記に示されるものが挙げられる。
(但し、 R,、R2,R3は各々炭素数1〜6までの
アルキル基を表わす。) さらに、上記ポリエステル樹脂の分子鎖(主鎖)にシロ
キサ/結合を導入するものであるが、導入法としてはポ
リエステル樹脂の出発原料にシロキサン結合を有する化
合物を混入しておく方法が挙げられる。具体的には前記
シロキサン結合を有する化合物としてシロキサ/結合を
有するジオールを用い、多価アルコール成分の一部分に
混入させればよい。
前記シロキサ/結合を有するジオールとしては下記の一
般式で示される化合物が挙げられる。
(但し、Rは二価の炭化水素基を表わす。)上記化合物
の分子量としては300〜tooooのものを用いるこ
とができる。
本発明によるポリエステル樹脂の極性基の導入量は、 
0.01〜1.0mmol/gであることが好まシく。
よシ好ましくは0.1〜Q、5mmol/gの範囲であ
る。
上記極性基の導入量が0.01 mmo 17g未満で
あると強磁性粉末の分散性に充分な効果が認められなく
なる。また上記極性基の導入量が1.0mmol/gを
超えると1分子間あるいは分子内凝集が起こりやすくな
って分散性に悪影響を及ぼすばかシか。
溶媒に対する選択性を生じ、通常の汎用溶媒が使えなく
なりてしまう虞れもある。
また本発明によるポリエステル樹脂のシロキサン基濃度
としては0.03 mmo 1 /9〜3mmo l 
7gであるのが好ましく、 0.1mmol/g〜0.
7mmol/g  であるのがより好ましい。前記シロ
キサン基濃度が0.03mmol/g 未満であると潤
滑性を付与することができず、また前記シロキサン基濃
度が3 mmo 17gを越えると、溶媒との溶解性及
び他の結合剤との相溶性が悪くなるばかυか、磁性塗膜
の破断強度、ヤング率等の物性が劣化する。
また本発明によるポリエステル樹脂の数平均分子量はt
oooo〜100000.  よシ好ましくは1ooo
o〜60000  の範囲であることが好ましい。
数平均分子量がtoooo未満であると樹脂の塗膜形成
能が不充分なものとなり、また数平均分子量が6000
0を超えると塗料製造上、混合、移送。
塗布などの工程において問題を発生する虞れがある0 本発明によるポリエステル樹脂は他の熱可塑性樹脂、熱
硬化性樹脂あるいは反応性樹脂と組み合せて、使用する
ことができる。
上記熱可塑性樹脂としては、軟化温度が150℃以下、
平均分子量がtoooo〜200000で重合度が約2
00〜2000 程度のもので1例えば塩化ビニル−酢
酸ビニル系共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重
合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、アクリ
ル酸エステル−アクリロニトリル共重合体、熱可塑性ポ
リウレタンエラストマー、ポリフッ化ビニル、塩化ビニ
リデン−アクリロニトリル共重合体、ブタジェン−アク
リロニトリル共重合体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブ
チラール、セルロース誘導体、ポリエステル樹脂。
ポリブタジェン等の合成ゴム系の熱可塑性樹脂等が挙げ
られる。また熱硬化性樹脂あるいは反応性樹脂としては
例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン
硬化型樹脂、メラミン樹脂。
アルキッド樹脂、/リコン樹脂、アクリル系反応樹脂、
エポキ/−ポリアミド樹脂、ニトロセルロース−メラミ
ン樹脂、高分子量ポリエステル樹脂とインシアナートプ
レポリマーの混合物、メタクリル酸塩共重合体とジイン
7アナートプレポリマーの混合物、ポリエステルポリオ
ールとポリイソンアナートの混合物、尿素ホルムアルデ
ヒド樹脂。
低分子量グリコール/高分子量ジオール/トリフェニル
メタントリイソシアナートの混合物、ポリアミン樹脂及
びこれらの混合物等が挙げられる。
これらのうち1強磁性粉末に対する分散性の良好なもの
と組合わせて用いることが望ましい。
上述の結合剤に強磁性粉末を分散し有機溶剤に溶解して
非磁性支持体上に塗布することによシ磁柱層が形成され
る。
本発明で使用される強磁性粉末としては1強磁性酸化鉄
粒子9強磁性二酸化クロム、強磁性合金粉末、六方晶系
バリウムフェライト微粒子、窒化鉄等が挙げられる。
上記強磁性酸化鉄粒子としては、一般式FeOxで表し
た場合、Xの値が1.33≦X≦1.50の範囲にある
もの、即ちマグネタイト(γ−Fe203.X=1.5
0)、マグネタイト(Fe5O4,X= 1.33 )
及びこれらの固溶体(FeOx、1.33<X<1.5
0)である。さらに、これら強磁性酸化鉄には、抗磁力
’t6げる目的でコバルトを添加してもよい。コバルト
含有酸化鉄には、大別してドープ型と被着型の2種類が
ある。
上記強磁性二酸化クロムとしては、CrO2あるいはこ
れらに抗磁力を向上させる目的でRu + S n +
T e 、S b + Fe + T t r V +
 M n等の少なくとも一種を添加したものを使用でき
る。
強磁性合金粉末としては、Fe +Co 、Nt +F
”−Co 、Fe −Ni 、Fe −Co −Ni 
、Co −Ni 、Fe −Co −B、Fe −Co
 −Cr −B、Mn −Bi 、Mn −Al、Fe
 −Co−V等が使用でき、またこれらに種々の特性を
改善する目的でA l+ S i+ T i+ Cr 
*Mn、Cu、Zn等の金属成分を添加してもよい。
さらに上記磁性層には、前記の結合剤1強磁性微粉末の
他に添加剤として分散剤、潤滑剤、研麿剤、帯電防止剤
、防錆剤等が加えられてもよい。
上記分散剤(顔料湿潤剤)としては、カプリル酸、カプ
リン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミナル酸、ス
テアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、
リルン酸、ステアロール酸等の炭素数12〜18個の脂
肪酸(RCOOH。
Rは炭素数11〜17 個のアルキルまたはアルケニル
基)、前記の脂肪酸のアルカリ金属(Li。
Na、に等)またはアルカリ土類金属(Mg、Ca。
Ba )から成る金属石鹸、前記の脂肪酸エステルの弗
素を含有した化合物、前記の脂肪酸のアミド。
ポリアルキレンオキサイドアルキルリン酸エステル、ト
リアルキルポリオレフィンオキシ第四アンモニウム塩(
アルキルは炭素数1〜5個、オレフィンはエチレン、プ
ロピレンなど)、等が使用される。この他に炭素数12
以上の高級アルコール。
及びこれらの他に硫酸エステル等も使用可能である。こ
れらの分散剤は結合剤100重量部に対して0.5〜2
0 重量部の範囲で添加される。
上記潤滑剤としては、ジアルキルポリシロキサン(アル
キルは炭素数1〜5個)、ジアルコキシポリンロキサン
(アルコキンは炭素数1〜4個)。
モノアルキルモノアルコキンホリンロキサン(アルキル
は炭素数1〜5個、アルコキシは炭素数1〜4個)、フ
ェニルポリシロキサン、フロロアルキルポリシロキサン
(アルキルは炭素数1〜5個)ナトのシリコンオイル、
グラファイトなどの導電性微粉末、二硫化モリブデン、
二硫化タングステンなどの無機微粉末、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエチレン塩化ビニル共重合体、ポ
リテトラフルオロエチレンなどのプラスチック微粉末。
α−オレフィン重合物、常温で液状の不飽和脂肪族炭化
水素(n−オレフィン二重結合が末端の炭素に結合した
化合物、炭素数的20)、炭素数12〜20個の一塩基
性脂肪酸と炭素数3〜12個の一価のアルコールから成
る脂肪酸エステル類。
フルオロカーボン類などが使用できる。これらの潤滑剤
は結合剤100重量部に対して0.2〜20重量部の範
囲で添加される。
上記研磨剤としては、一般に使用される材料で溶融アル
ミナ、炭化ケイ素、酸化クロム(CrzO3)。
コランダム、人造コランダム、ダイヤモンド、人造ダイ
ヤモンド、ザクロ石、エメリー(主成分:コランダムと
磁鉄鉱)等が使用される。これらの研磨剤はモース硬度
が5以上であり、平均粒子径が0.05〜5μの大きさ
のものが使用され、特に好ましくは0.1〜2μ であ
る。これらの研磨剤は結合剤100重量部に対して0.
5〜20 重量部の範囲で添加される。
上記帯電防止剤としては、カーボンブラック。
カーボンブラックグラフトポリマーなどの導電性微粉末
、サポニ/などの天然界面活性剤、アルキレンオキサイ
ド系、グリセリン系、グリンドール系などのノニオン界
面活性剤、高級アルキルアミン類、第四級アンモニウム
塩類、ピリジンその他の複素環類、ホスホニウム類など
のカチオン界面活性剤2 カルボン酸、スルホン酸、リ
ン酸、硫酸エステル基、リン酸エステル基等の酸性基を
含むアニオン界面活性剤、アミノ酸類、アミノスルホン
酸類、アミノアルコールの硫酸またはリン酸エステル類
等の両性活性剤などが使用される。上記の導電性微粉末
は結合剤100重量部に対して0.2〜20重量部が、
界面活性剤は0.1〜IO重量部の範囲で添加される。
これらの界面活性剤は単独または混合して添加してもよ
い。これらは帯電防止剤として用いられるものであるが
、時としてその他の目的1例えば分散、磁気特性の改良
、潤滑性の改良、塗布助剤として適用される場合もある
0 上記防錆剤としては、リン酸、スルファミド。
グアニジン、ピリジン、アミン、尿素、ジンククロメー
ト、カルンウムク口メート、ストロンチウムクロメート
などが使用できるが、特にジンクロヘキフルアミンナイ
トライト、シクロヘキシルアミノクロメート、ジインプ
ロピルアミンナイトライト、ジェタノールアミンホスフ
ェート、ンクロヘキシルアンモニウムカーボネート、ヘ
キサメチレンジアミンカーボネート、プロピレンジアミ
ンステアレート、グアニジ7カーボネート、トリエタノ
ールアミンナイトライト、モルフォリンステアレートな
どの気化性防錆剤(アミン、アミドまたはイミドの無機
酸塩または有機酸塩)を使用すると防錆効果が向上する
。これらの防錆剤は強磁性微粉末100重量部に対して
0゜01〜20重量部の範囲で使用される。
また磁性層の構成材料は有機溶剤に溶かして磁性塗料を
調製し、これを非磁性支持体上に塗布するが、その磁性
塗料の溶剤としてはアセトン、メチルエチルケトン、メ
チルインブチルケトン、シクロヘキサノン等のケト/系
、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、
酢酸グリコールモノエチルエーテル等のエステル系、グ
リコールジメチルエーテル、グリコールモノエチルエー
テル、ジオキサン等のグリコールエーテル系、ベンゼン
、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素。
ヘキサン、ヘプタ7等の脂肪族炭化水素、メチレンクロ
ライド、エチレンクロライド、四塩化炭素。
クロロホルム、エチレンクロルヒドリン、ジクロルベン
ゼン等の塩素炭化水素等が挙げられる。また非磁性支持
体の素材としてはポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレン−2,6−ナフタレ−ト等のポリエステル類、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、セ
ルローストリアセテート、セルロースダイアセテート、
セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテー
トプロピオネート等のセルロース誘導体、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂。
ポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミドイミド等の
プラスチックの他に用途に応じてアルミニウム、銅、ス
ズ、亜鉛またはこれらを含む非磁性合金などの非磁性金
属類、ガラス、陶器、磁器などのセラミック類2紙、バ
ライタまたはポリエチレン、ホlJフロピンン、エチレ
ンーブテン共重合体などの炭素数2〜10のα−ポリオ
レフイ/類を塗布またはラミネートした紙などの紙類も
使用できる。又非磁性支持体の形態はフィルム、テープ
、シート、ディスク、カード、ドラム等いずれでも良い
〔作用〕
ポリエステル樹脂中のスルホン酸3級アミン塩の作用に
よシ、磁性粉末に対する親和性が大幅に向上する。した
がって、これを結合剤とすることにより、超微粒子化さ
れた磁性粉末や磁化量の大きい磁性粉末であっても良好
に分散される。
同時に、70キサン結合は潤滑作用を有し、これによシ
良好な走行性が付与される。
また、ポリエステル樹脂は汎用溶媒系に可溶であり、取
り扱いが簡便であるとともに、優れた塗膜物性を有する
〔実施例〕
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
樹脂合成例 分子中にスルホン酸3級アミン塩及びシロキサン結合を
含有するポリエステル樹脂を前述の合成方法に従って合
成した。箒15表に合成した樹脂の特性を示す〇 実施例I Co被着T−Fe20s         too重量
部塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体10//(U、C
,C,社製VAGH) ポリエステル樹脂        15/l(樹脂A) 分散剤(レシチン)0・5 ″ 潤滑剤(シリコンオイル)11! 研磨剤(Cr203)          2  nメ
チルエチルケトン       too  nメチルイ
ソブチルケトン      50 〃トルエン    
        5Q  n上記組成物をボールミルに
て48時間混合し、3μmフィルタでろ過した後、硬化
剤(バイエル社製、デスモジュールL)2.5重量部添
加し、さらに30分間混合し、これ全16μm厚のポリ
エチレンテレフタレートフィルム上に乾燥後の厚みが6
μm となるように塗布し、磁場配向処理全行った後乾
燥して巻き取った。これをカレンダー処理した後、  
l/2インチ幅に裁断しサンプルテープを作成した。
実施例2 実施例1の組成物中、ポリエステル樹脂(樹脂A)のか
わりにポリエステル樹脂(樹脂B)を用い、実施例1と
同様な方法によシサンプルテープを作成した。
実施例3 実施例1の組成物中、ポリエステル樹脂(樹脂A)のか
わシにポリエステル樹脂(樹脂C)t−用い、実施!4
J tと同様な方法によυサンプルテープを作成した。
実施例4 実施例1の組成物中、ポリエステル樹脂(樹脂A)のか
わシにポリエステル樹脂(樹脂D)t−用い、実施例1
と同様な方法によシサンプルテープを作成した。
実施例5 実施し111の組成物中、ポリエステル樹脂(樹脂A)
のかわりにポリエステル樹脂(樹脂E)を用い、実施例
1と同様な方法によりサンプルテープ゛ を作成した。
実施例6 実施例1の組成物中、ポリエステル樹脂(樹脂A)のか
わりにポリエステル樹脂(樹脂F)を用い、実施例1と
同様な方法によりサンプルテープを作成した。
比較例1 実施例1の組成物中、ポリエステル樹脂(樹脂A)のか
わりにポリエステル樹脂(樹脂G)’fr用い、実施例
1と同様な方法によりサンプルテープを作成した。
比較例2 実施例1の組成物中、ポリエステル樹脂(樹脂A)のか
わ9にポリエステル樹脂(樹脂H)t−用い、実施gA
I Lと同様な方法によりサンプルテープを作成した。
比較例3 実施例1の組成物中、ポリエステル樹脂(樹脂A)のか
わシにポリエステル樹脂(樹脂工)を用い、実施例1と
同様な方法によりサンプルテープを作成した。
以上のサンプルテープの動摩擦係数、表面光沢、粉落ち
量、粘着特性、スチル特性の測定結果を第2表に示す。
なお、動摩擦係数は低速のテープ速度(Q、4mm〜)
における磁性層表面とIS ステンレスとの摩擦係数(
荷重50g)として測定した。表面光沢は、光沢針を用
い、入射角75°1反射角75°における反射率を測定
した。粉落ち量は、60分シャトル100回走行後のヘ
ッドドラム、ガイド等への粉落ち量を目視にて観察し、
最高を0点、最低を一5点として評価した。粘着特性は
、サンプルテープ=i リールに巻いて、温度40℃、
湿度80%の条件下に24時間放置後、サンプルテープ
の剥れ具合を目視により評価し、10点法で採点したも
のであり、粘着特性が良好なものほど低い点数とした。
スチル特性は、サンプルテープに4.2MH7の映像信
号を記録し、再生出力が50%に減衰するまでの時間を
測定した。
(L大王十〇) 第2表の結果からも明らかなように、ンロキサン結合及
びスルホン酸3級アミン塩を含有するポリエステル樹脂
を磁性層の結合剤に用いることにより、動摩擦係数、表
面光沢及び粉落ち量が改善されるとともK、粘着特性及
びスチル特性が大幅に向上する。したがって、磁気記録
媒体の熱的特性、走行性、耐ブロッキング性、耐久性、
磁性粉末の分散性等が大幅に改善される。
〔発明の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本発明においては1
分子中にスルホン酸3級アミン塩及び70キサン結合を
有するポリエステル樹脂を磁性層の結合剤としているの
で、磁性粉末に対して高い親和性を示し、たとえ微粒子
化した磁性粉末や磁化量の大きな磁性粉末であっても分
散性が良好なものとなる。したがって、得られる磁気記
録媒体の耐久性1表面性が向上し、電磁変換特性も極め
て優れたものとなる。
また、ンロキサ/結合を含有することによる潤滑性の付
与によυ、摩擦係数が低減し、走行性が改善される。
さらに1本発明において用いられるポリエステル樹脂は
、汎用溶媒系に可溶で取り扱い易く、生産性や作業性等
の点でも有利である。
特 許 出 願 人  ソニー株式会社代理人  弁理
士  小 池  見 回   田村榮−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを主体とする磁
    性層が形成されてなる磁気記録媒体において、 上記磁性層が分子鎖中にシロキサン結合を有し、分子側
    鎖に極性基としてスルホン酸3級アミン塩を有するポリ
    エステル樹脂を結合剤として含有することを特徴とする
    磁気記録媒体。
JP23501685A 1985-10-21 1985-10-21 磁気記録媒体 Pending JPS6295725A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23501685A JPS6295725A (ja) 1985-10-21 1985-10-21 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23501685A JPS6295725A (ja) 1985-10-21 1985-10-21 磁気記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6295725A true JPS6295725A (ja) 1987-05-02

Family

ID=16979823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23501685A Pending JPS6295725A (ja) 1985-10-21 1985-10-21 磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6295725A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS626429A (ja) 磁気記録媒体
JPH0719355B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2531158B2 (ja) 磁気記録媒体
JPS6295727A (ja) 磁気記録媒体
JPS6295725A (ja) 磁気記録媒体
JPH02105322A (ja) 磁気記録媒体
JP2615574B2 (ja) 磁気記録媒体
JPS6262428A (ja) 磁気記録媒体
JPS6292230A (ja) 磁気記録媒体
JPH0680528B2 (ja) 磁気記録媒体
JPS62134820A (ja) 磁気記録媒体
JP2576101B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2576103B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2576102B2 (ja) 磁気記録媒体
JPS6228922A (ja) 磁気記録媒体
JPS6292232A (ja) 磁気記録媒体
JPS6228924A (ja) 磁気記録媒体
JPS6292236A (ja) 磁気記録媒体
JPS6295728A (ja) 磁気記録媒体
JPS6292117A (ja) 磁気記録媒体
JPS6228927A (ja) 磁気記録媒体
JPS6295726A (ja) 磁気記録媒体
JPS6228925A (ja) 磁気記録媒体
JP3348289B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2651749B2 (ja) 磁気記録媒体