JPS6293642A - 電気泳動装置における支持体搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電気泳動装置における支持体の搬送装置に関
する。

従来の技術 医療機関シτおける臨床検査室等において、血清たん白
の検査に電気泳動法が用いられている。この電気泳動法
は、周知のようにセルローズアセテ−１・膜等の膜状支
持体の上に検査すべき血清を塗布した後して通電し、血
清の分画像を形成せしめ、この通電した試料を染色液で
染色し、更に血清以外の部分を脱色したものを濃度計に
て定量する方法である。このＴに気泳動の諸工程を全て
手作業により行ったのでは、極めて非能率であり、しか
も、この検査の作業は非常に熟練を要するものであって
、検査を行う者によってはまちまちな異なった結果が出
ることになる。そこで、従来より電気泳動の諸工程を連
続して自動的に行うようにした自動化装置が様々に開発
提案されている。

発明が解決しようとする問題点 しかし、従来の自動化された装置は、緩衝液にて湿潤さ
れた支持体上に適宜な血清塗布具を用いて血清を塗布し
た後、搬送機構によって支持体を電気泳動槽内へ搬送し
、通電して泳動パターンを分画形成する構成であったの
で、血清を塗布する場所と心気泳動槽この間で支持体が
引っ掛かったり、たわみが生じたりし、またその間で折
角温情さノ１だ支持体が乾燥してしまったり、湿潤ムラ
により均一な湿潤状態で電気泳動工程を行わせることが
できなかったりしていた。更には血；青塗布そのものも
均・−々状態で行えなかっ／こりしていた。

本発明は以上の点に鑑みなされたもので、支持体を乾燥
させることなく、常時均一な湿潤状態で血清塗布、電気
泳動工程を行わせることができ、かつ常時ムラなく均一
で良好な血ｍ塗布状態が得られるようにすることを目的
としでいる。

問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するために、本発明は、膜状支持体を
載置して電気泳動箱内へ搬入、搬出する支持体搬送台と
、この搬送台上に一体で移動し得るように設けられ、か
つ搬送台に対して上下動可能な血清塗布受は台と、支持
体搬送台全支持体搬入、搬出方向へ往復移動させる移動
機構と、血清塗布の際、前記搬送台を、前記支持体両端
が泳動槽内に設置されたＰ紙面と接する位置まで降下さ
せると共に、前記塗布受は台を支持体と接する位置まで
上動させ、かつ前記戸紙への通電の際、搬送台および塗
布受は台を支持体から離れるように更に降下させる上下
機構とを備えて成り、血清塗布の際、搬送台と塗布受け
台とろ紙面とが同一面となる構成を採用した。

作用 移動機構の作動により搬送台が電気泳動箱内へ搬入され
、支持体が血清塗布位置へ持ち来たされると、上下機構
の作動（でより、搬送台が、支持体両端が泳動箱内の泳
動槽に設置されたろ紙面と接する位置まで降下する。同
時に、塗布受は台が搬送台に対して支持体面と接すると
ころまで上動する。これによって搬送台の支持体載置面
と、塗布受は台と、戸紙面とが同一面となり、この状態
で血清塗布がなされる。したがって、均一で良好な血清
塗布が可能となる。また、緩衝液で湿潤された支持体を
そのまま電気泳動箱内へ搬入し、血清塗布がなされるの
で、均一な湿潤状態で血清塗布が行える。この状態で電
気泳動工程が行えるので、良好で鮮明な泳動パターンの
形成が可能となる。

そして、電気泳動を行うにあたって、上記のＦ紙に通電
する際、上下機構が駆動さり９、搬送台が塗布受は台と
共に支持体から離れるように所定の範囲で下降される。

その後、支持体のみが戸紙上に載置・支持された状態で
通電され、泳動パターンの分画像が形成される。

実施例 この発明の実施例について以下図面を参照して説明する
。

第１図、第２図は本発明に係る支持体搬送装置を示して
いる。

本装置は膜状支持体Ａを載置して電気泳動箱１゜内へ搬
入、搬出する搬送台１１と、この搬送台１１上に一体で
移動し得るように設けられ、搬送台移動時、血清塗布時
、電気泳動時等に応じて搬送台１１に対して上下動可能
な血清の塗布受は台１２とを備えている。

搬送台１１は、電気泳動箱１ｏ内に設けらｈ、た移動機
構２０により、支持体Ａの搬入、１般出方向へ、前段工
程の出口側と次段工程の入口側この間ヲＰｆｒ定のスト
ロークで往復移動される。搬送台１１の上面はフラット
であり、その周縁部はリプ状に立上り形成されている。

支持体Ａはその周縁部上に載置される。搬送台１１の上
面中央の長手方向に角穴状の取付溝部１１１が形成され
、ここに塗布受は台１２が上下にスライド可能に嵌め込
まれている。塗布受は台１２は取付溝部１１１の底部と
接した状態で、その上面が搬送台１１の上面と同一面と
なる。

塗布受は台１２の上面には３本の凹条部が長手方向に形
成され、その間に凸条が形成されている。

塗布受は台１２は、支持体Ａへの血清塗布の際、取付溝
部１１１から支持体Ａの面と接する位置まで上動し、血
清塗布が終ると下降復帰する。この上下動は電気泳動箱
１０内に設けられた上下機構３０によって行われる。

支持体Ａを前段から泳動箱１０内の血清塗布位置に搬入
した搬送台１１は、血清塗布の際、上下機構３０の、駆
動により、塗布受は台１２、移動機構２０と共に、支持
体両端が泳動箱１０内に設置された電気泳動槽４４，４
４内の原紙４６面と接する位置まで降下させられる。同
時に、塗布受は台１２が支持体Ａ面と接するところまで
上動される。また、電気泳動時に戸紙４６．４６へ通電
する際、搬送台１１および塗布受は台１２け移動機構２
０と一体で支持体Ａから離れるように更に降下させられ
る。

電気泳動箱１０内に基台４０が設置されている。

その上部ベース４１の隅部に支柱４２．４２が立てられ
ている。この支柱４２．４２上に設置ベース４３が上部
ベース４１から一定高さ離れて支持されている。設置ベ
ース４３には、緩衝ｉ４５が満たされた電気泳動槽４４
，４４が、搬送台１１の移動経路を挾み、かつその幅方
向の長さと略見合う間隔をおいて設置されている。泳動
槽４４゜４４の緩衝液内に通電用Ｆ紙４６が配置されて
いる。

搬送台１１け泳動槽４４，４４の対向壁部間で案内され
て支持体Ａの搬入、搬出方向へ往復移動される。その下
方の泳動槽４４，４４間は空間部になっており、それと
対応する設置ベース４３を通して搬送台１１の移動機構
２０が上下方向に配設されている。

移動機構２０け次のように構成されている。

支持枠２１を構成する側板２１１，２１１の一方外壁に
駆動用モータ２２が取付けられている。その支持枠２１
内部へ突出する駆動軸にプーリ２３が取付けられている
。その上部の側板２１１，２１１の間に間隔をおいて軸
支された軸２４．２４にプーリ２５が夫々取付けられて
いる。プーリ２３゜２５．２５　にベルト２６が掛は渡
されており、モータ２２の駆動力を軸２４．２４に伝え
、この軸２４．２４に装着されたビニオン２７を正・逆
回転駆動するようになっている。ビニオン２７，２７は
、搬送台１１の底面中央の長手方向に沿って設けられた
ラック２８とその長手方向に間隔をおいて噛み合ってい
る。搬送台１１は、モータ２２の正・逆転駆動によって
支持体の搬入、搬出方向へ往復移動される。

支持枠２１け搬送台１１および塗布受は台１２を上下さ
せる上下機構３０の搬送台上下軸３４１゜３４１に支え
られている。すなわち、移動機構２０は搬送台上下軸３
４１，３４１　を介して基台４０に支えられていること
になり、かつそのビニオン２７．２７の上に、これと噛
み合うラック２８を介して搬送台１１が支えられている
ことになる。

これで、上下機構３０の駆動により搬送台上下軸３４１
．３４１　　が上下動すると、搬送台１１は移動機構２
０と共に一体で上下する構成となる。

上下機構３０け次のように構成されている。

基台４０の上部ベース４１下方後方に駆動用モータ３１
０が設置されている。基台４０の側板間にモータ３１０
の、駆動軸と直交してカム駆動軸３１１が回転可能に支
持されている。モータ３１０の駆動軸とカム駆動軸３１
１は、夫々に設けたベベルギヤ３１２，３１３　の噛み
合いにより接合されている。

カム駆動軸３１１には、軸方向に間隔をおいて、その内
側に一対の搬送台上下用カム３１４，３１４゜その外１
ｉ１１１に一対の塗布受は台上下用カム３１５゜３１５
　が取り付けらす１−でいる。カム駆動軸３１１の一側
端１１１！！にカムの回転位相を検出する検出手段３２
０が配設されている。

検出手段３２０け、側板内面に取付けられた発光素子と
受光素子とから成るフォトセン丈３２１と、カム駆動軸
３】］に取付けらｈ−だ回転円板３２２とによって構成
さカーでいる。回転円板３２２にはスリット（図示せず
）が周方向に複数段けらｈ、でおり、そのスリットが形
成された因縁部分がフォトセンサ３２１０発光素子と受
光素子間に介在されている。そのスリットの位置を検出
するととｉ／（より、カム３］、４，３１５　　の回転
位相が検出さね５１．−ｆ：の検出信号でモータ３１０
で駆動制御される１−１こｈにより、搬送台１１および
塗布受は台１２が、血７Ｎ塗布時、電気泳動時等に応じ
て所定の夕１ミングで上下動される。そのタイミングは
カム列の配置関係の設定と、モータ３１０の駆動制御に
より選定される。そバーは、検出手段：３２ｏの検出信
号によって行なわれる。

基台１０における一ｈ部ベース４１の各カム３】４゜３
１４　および３１５，３１５　　と対応する部分は穴が
貫通１〜でおり、そこにスリーブ状軸受３３１．３３１
および３３２，３３２が設けらバーでいる。第１図にお
ける正１ｔυから見て内側の軸受３３１，３３１に搬送
台上下動３４１が夫々上下摺動可能に挿通支持されてい
る。上下＠１１３４１，３４１の下端に搬送台上下用カ
ム３１４のカム面と摺接回転するカムフォロワ３４２が
夫々取付けられている。上下軸３４１．３４１　の上部
に、上記のように移動（幾構２０の支持枠２１が支えら
れている。

軸受３３１，３３１　　の外側に設けられた軸受３３２
゜３３２には、塗布受は台上下動３５］が上下摺動可能
に挿通支持されている。上下軸３５１．．３５］の下端
にカムフォロワ３５２が取付けらｈてオリ、塗布受は台
上下用カム３１５のカム面と接して回転し、その而に倣
うように力・つている。

一方、設置ベース４３の塗布受は台上下軸３５１と対応
する位置は上下に貫通ｉ〜でおり、この貫通孔から、支
持台３５３に上動可能に支持された押上４１］　３５４
の下部が下方へ突出し、上下軸３５１の上端と間隔をお
いて対向している。押上軸３５４は上下ｄａｂ　３５１
と同軸上にあり、その上端は塗布受は台１２の下部両端
に設けた受は座１２１，１２１と当接可能に対向してい
る。

支持体Ａの搬入、搬出時にはカム３１４，３１４ｂよ（
Ｊｆｙｌ−３１５，３１５は第２図に示す配置関係にあ
り、搬送台上下軸３４１，３４１が上動保持ｌぎれてい
ると共［で、塗布受は台上下軸３５１，３５１が下降し
て押上軸３５４から離間している。また、押上’ｌ’１
１１３５４，３５４は下降し、その上端が塗布受は台１
２の受は座ｉ２１，１２１から離間している。

この状態では、搬送台］１は持ち上げられて支持てれて
いる。また、塗布受は台１２け搬送台１１の取付溝部１
１１へ下降復帰し、支持体面と離れている。こｈが、血
清塗布開始初期位置であり、かつ搬送台１１の移動可能
状態である。

設置ベース４３の一側（（取付台５１が設置されており
、これに電気泳動箱１０の上部を開閉する蓋５２がヒン
ジ軸５３により回動可能に支持されている。蓋５２け設
置ベース４３の下方に装着された蓋開閉用モータ５４の
駆動により開閉される。

モータ５４の４駆動佃にはプーリ５５が数例けられてお
り、このプーリ５５とヒンジ１１４ｔｌ　５３　Ｋ取付
けられたプーリ５５この間にベルト５７が掛は渡されて
いる。

一方、第１図に示す左方の前段部（・て、支持体送りロ
ーラ６（）が上下にスイング動可能かつ支持体送り方向
（Ｃ回転用動可能に設けられており、搬送台１１が第１
図二点鎖線で示す左方へ移動・位置決めされたとき、そ
の一端上部に設けらＪ］、だ送りローラ６１と接するよ
うになっている。支持体Ａは送りローラ６０，６１間に
挾まれ、ローラ６０の回転、駆動Ｖこより、搬送台１１
上へ送り出されて位置決め載置さハる。

以上のような構成において、支持体Ａが電気泳動箱１０
内へ搬入され、血清塗布位置に位置決めされた段階では
、第１図〜第３図に示すように搬送台１１は上下機構３
０の搬送台上下軸３４１゜３４１によって上方へ持ち」
−げられている。また、塗布受は台１２は支持体面から
取付溝部１１１の内底部まで下降復帰している。

支持体Ａが泳動箱１ｏ内へ搬入・位置決めされると、次
いで上下機構３０のモータ３１０が駆動され、カム駆動
軸３１１が第１図、第２図の矢印方向に回転される。す
ると、カム３１４，３１４　　およびカム３１５，３１
５が同矢印方向へ回転され、搬送台上下軸３４１，３４
１が下方へ移動すると同時に、塗布受は台上下軸３５１
，３５１が上動する。

これにより、搬送台１１が、支持体Ａの両端が泳動槽４
４，４４内の７紙４６の面と接する位置まで下降する。

一方、塗布受は台上下軸３５１，３５１が上動すると、
第４図に示すように、その上端で押上軸：３３５４が付
勢上動される。すると、その上端部が搬送台１１の底部
を挿通して受は座１２１，１２１の部分で塗布受は台１
２を押し上げる。これによって塗布受は台１２け、搬送
台１１の下降動作に連係して上動し、支持体Ａの面と接
する。これで、搬送台ｉ１の支持体載置面と塗布受は台
１２と原紙４６の面とが支持体Ａの面と平行な同一面と
なる。

次いで、血清塗布ユニット６０が支持体上方の血清塗布
位置へ移動・位置決めされ、その上昇下降動作で塗布具
６１の先端に設けた塗布チップ６２・・・・・・により
支持体Ａのｊ膜面へ血清塗布が行われる。

その後、血清塗布ユニット６ｏが電気泳動箱１゜内から
側方へ移動復帰し、次いでモータ５４の駆動により蓋５
２が第５図に示すように電気泳動箱１０の上部を閉じる
。これにより、蓋５２の内面に設けた押え棒５８，５８
が支持体Ａの両端を７紙４６．４６へ押し付は保持する
。

同時に、上下機構３０の上下軸３４１，３４１および３
５１，３５１　が下方に移動する。すると、搬送台１１
が下方へ移動し、支持体Ａから離れる動作を行うと共に
、それに連係して押上軸３５４が下降し、塗布受は台１
２が搬送台１１の取付溝部１１１内へその下降に伴って
下降復帰し、支持体Ａから離れる。

次いで、７紙４６．４６間に通電がなされ、電気泳動に
よる分画像が支持体Ａの膜面に形成される。

支持体Ａに対する電気泳動処理が終ると、蓋５３が上記
と反対に開かれ、次に上下機構３ｏの駆動により搬送台
１１が、第１図〜第３図に示す位置まで上動される。こ
れで、支持体へは図示のように搬送台ｌｌ上に再び載置
される。その後、移動機構２０の駆動により搬送台１１
は第１図二点鎖線のように次工程へ駆動され、支持体Ａ
が搬出される。この搬出された支持体Ａけ送りローラ７
１７２間に挾まれ、その回で搬送台１１から次工程の装
置内へ送られる。

発明の詳細 な説明した通り、本発明に係る装置によると、搬送台の
支持体載置面と塗布受は台と原紙面とが同一面となった
状態で支持体に血清塗布が行えることなく均一な湿潤状
態で血清塗布が行え、かっこの状態で直ちに電気泳動処
理が行えるので、鮮明で良好な泳動パターンが得られる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る装置の正面断面図、第２図はその
■−■線に沿う側断面図、第３図〜第５図は本発明装置
による支持体搬入、血清塗布、電気泳動処理動作を説明
する部分側断面図である。 Ａ・・・・・・支持体。 １０・・・・・・電気泳動箱、 １１・・・・・・搬送台、 １２・・・・・・塗布受は台、 ２０・・・・・・移動機構、 ４６．４６・・・・・−原紙、 ３０・・・・・・上下機構。 第　　３　図 第　　４　　図 第５図 手続補正書 昭和６０年１１月１３日 ２、発明の名称 電気泳動装置における支持体搬送装置 ３、　補正をする者 事件この関係　特許出願人 ４、代　理　人〒１６０ 】 ６、　補正により増加する発明の数　　　（０）７、補
正の対象 （２）　　明細書第１７頁第４行目「・・・・・蓋５３
」を・・・・・・蓋５８／」と訂正する。 以　　上

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）、膜状支持体を載置して電気泳動箱内へ搬入し、
   搬出する搬送台と、この搬送台上に一体で移動し得るよ
   うに設けられ、搬送台に対して上下動可能な血清塗布受
   け台と、前記搬送台を前記支持体の搬入、搬出方向へ往
   復移動させる移動機構と、血清塗布の際、前記搬送台を
   、前記支持体両端が前記箱内の泳動槽内に設置されたろ
   紙面と接する位置まで降下させると共に、前記塗布受け
   台を支持体面と接する位置まで上動させ、かつ前記ろ紙
   への通電の際、前記搬送台および塗布受け台を支持体か
   ら離れるように更に降下させる上下機構とを備えて成り
   、血清塗布の際、前記搬送台と塗布受け台とろ紙面とが
   同一面となるようにして成ることを特徴とする電気泳動
   装置における支持体搬送装置。
2. （２）、前記移動機構が、駆動用モータと、このモータ
   の駆動力を伝達する動力伝達手段と、この動力伝達手段
   からの回転力を受けて前記搬送台を直線往復動させるラ
   ック・ピニオン機構とから成ることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項に記載の電気泳動装置における支持体搬
   送装置。
3. （３）、前記上下機構が、駆動用モータと、このモータ
   に接続されたカム、駆動軸と、このカム駆動軸の回転を
   直線上下運動に変えると共に、前記搬送台と塗布受け台
   とに対応して設けられた複数のカム群を有するカム機構
   と、該カム機構のカムの回転位相を検出し、血清塗布時
   と前記ろ紙への通電時とに応じて位置決め制御させるカ
   ム位置決めセンサーとから成ることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項または第２項に記載の電気泳動装置にお
   ける支持体搬送装置。