JPS6293344A - 焼結磁性材料および焼結磁性材料製造用原料粉末 - Google Patents

焼結磁性材料および焼結磁性材料製造用原料粉末

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JPS6293344A
JPS6293344A JP23196785A JP23196785A JPS6293344A JP S6293344 A JPS6293344 A JP S6293344A JP 23196785 A JP23196785 A JP 23196785A JP 23196785 A JP23196785 A JP 23196785A JP S6293344 A JPS6293344 A JP S6293344A
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JP
Japan
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powder
sintered
particles
iron
raw material
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JP23196785A
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English (en)
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Shigeaki Takagi
高城 重彰
Sadakimi Kiyota
禎公 清田
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPS6293344A publication Critical patent/JPS6293344A/ja
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F1/00Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
    • H01F1/12Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はモーターの鉄芯などに使用される鉄系焼結磁
性材料、およびその焼結磁性材料の製造に使用される原
料粉末に関するものである。
従来の技術 鉄系焼結材料は、積層珪素鋼板などに比較して形状の自
由度か大きいため、モータ一部品などに広く使用される
ようになっている。しかしながら鉄系焼結材料をモータ
ー等の部品、特に鉄芯として使用する場合の最大の問題
は、その交流磁気特性か@層珪累鋼板と比較して格段に
劣ること、丁なわち鉄損が4員めて大8いことであり、
そのためモーター等の効契か低くならざるを得ず、また
発熱の問題もM【プ18なかった。このように焼結磁性
材料を用いた場合に鉄損が大8くなる理由は、一般に焼
結部品は積帽吻ではなく、−俸物として使用されている
ため、渦電流か流れ易く、そのため渦電流損失か傳端に
大8くなる点にめる。そこて、鉄系焼結磁性材料につい
ては、従来からその電気抵抗を高めることによって渦電
流損失を低減するための試みか種々なされCいる。
鉄に対する各種合金元素のうち、特に81は電気抵抗を
高めるに最も自効な元素とし−(知られてあり、実際に
珪素油仮圧延仮てはそのS1添加の効果を活用している
。(こで焼結磁性材料の場合においても、鉄粉に金、属
3i扮やフェロシリコン粉を添n口・混合し、成形・焼
結ザる方法か従来から試みられている。しかしながら金
属S1粉木粒子やフェロシリコン粉末粒子は鉄粉粒子と
比較して格段に硬質であるため、Cれらを添加した場合
圧粉密度か低下し、そのため焼結密度が低下して、磁栄
密度か低くならざるを得ないという問題かめる。
上述の問題を解決するため、既に特公昭4Q−1204
5M公報に記載されているように、Slに加えてPを添
加し、これによって焼結性を向上させ、焼結密度の向上
、ひいては磁気特性の向上を図る方法がW案されている
。しかしなからP添加の方法では、Si量か3wt%以
下と低3iの場合には7(]/cm’以下の高い焼結密
度を得ることか可能で市るが、Si吊が3wt%を越え
れば充分な焼結密度を1昇ることがて8ず、したかつ−
(根不的な解決とはなっていないのが実情である。
発明が解決すべき問題点 既に)ホべたように鉄系焼結材料における最大の問題は
その交流磁気特性か劣ること、すなわち鉄損1面が高い
ことででり、これを解決するため(こ鉄粉に単に金属S
1粉やフェロシリコン扮を混合して成形・焼結した場合
は圧粉密度、焼結密度が低下して透磁率が低くなってし
まう問題かめり、またSlに併せてPを添加することに
よって焼結性を改善する方法も、低S1系には有効でお
るが高3i系については有効ではない。
この発明は以上の事情に鑑みてなされたもので、高濃度
にSiを添加したFe−3i系焼結磁性材料においてそ
の焼結性を充分に向上させ、これによって従来よりも格
段に低鉄損、高透磁率とした鉄系焼結材料を提供すると
同時に、そのようfd、磁気特性の慶れた鉄系焼結材料
を製造するための原料粉末を提供することを目的とする
もので必る。
問題点を解決するための手段 上述のような目的を達成ザるべく、不発明者は種々実験
・検討を重ねた結果、Fe−3i系焼結材料にSn  
(錫)を添加することによって、焼結性の改善、ひいて
は磁気特性の向上を図り得ることを見出し、既に特願昭
60−107691号として提案しているが、さらに研
究を進めたところ、Fe−81系焼結材料に〜10(モ
リブデン)を添加した場合にも同様な効果が得られるこ
とを見出した。そしてまたその場合に原料粉末の少なく
とも一部として、鉄粉粒子表面にMoが濃化して存在す
る複合粒子を用いることが磁気特性の向上に有効でめる
ことを見出した。ざらに、Moのほが、Pおよび/また
はSnをも追加添加することが磁気特性のより一部の向
上に有効であることを見出し jこ 。
この発明は上述のような知見を畢弄になされたもので、
第1発明の焼結磁性イイ料は、Slを1〜12wt%、
Moを0.05〜7W[%含み、残部か実質的にFeで
あることを特徴とするものて必る。
また第2発明の焼結磁性材料は、Slを1〜12wt%
、;\Iloを0.05〜7V+’T%、Pを0.05
〜2〜yt4%含み、残部か実質的にFeてめることを
特徴とするものてあつ。
ざらに第3発明の焼結磁性材料は、Slを1〜12wt
%、Moを0.05〜7wt%、Snを0.05〜7w
t%含み、残部か実質的にFeであることを特徴とする
ものである。
そしてまた第4発明の焼結磁性材料は、Slを1〜’+
2wt%、Moを0,05〜7wt%、Pを0.05〜
2wt%、Snを0.05〜7wt%含み、残部が実質
的にFeであることを特徴とするものである。
一方第5発明の焼結磁性材料製造用の原料粉末は、幼木
全体としての成分組成が、S11〜12wt%、Mo0
.05〜7V+’T%を含みかつ残部が実質的にFeと
されており、しかも少なくとも一部の粉末粒子として、
鉄粉粒子表面にMoが濃化して存在する粒子を含むこと
を特徴とするものである。
また第6発明の焼結磁性材料製造用の原料粉末は、粉氷
全体としての成分組成が、3i ”j〜12Wj%、M
o0.05〜7wt%、P0.05〜2wt%を含みか
つ残部が実質的にFeとされており、しかも少なくとも
一部の粉末粒子として、鉄粉粒子表面にMoか濃化して
存在する粒子を含むことを特徴とするものである。
ざらに第7発明の焼結磁性材料製造用の原料粉末は、粉
末全体としての成分組成が、Si 1〜12W[% 、
  入/10 0.05〜7wt% 、  Sn0.0
5〜 7量1%を含み、力1つ残部か実質的にFeとさ
れ−Cあり、し力)もシ゛なくとも一部の粉末粒子とし
て、鉄粉粒子表面にN10および/またta、 s n
か濃化して存在する粒子を含むことを特徴とするもので
ある。
そしてまた第8発明の焼結磁性材料製造用の原料粉末は
、粉末全体としての成分組成が、Si 1〜12wt%
、M O0,05〜7 wt%、P 0.05〜2wt
%、Sn0.05〜/wt%を含みかつ残部が実質的に
Feとされており、しかも少なくとも一部の′vJ本粒
子粒子て、鉄粉粒子表面にMoおよび/またはSnか濃
化し−C仔在フる粒子を含むことを特徴とするもので娶
る。
作   用 はじめに、3i量を1〜12%と限定した理由を説明す
るため、第1図に、Fe−3i合金にあけるS1量と電
気抵抗率との関係を示す。鉄損は電気抵抗にほぼ反比例
するから、交流磁気特性を向上させるには前)ボのよう
に焼結体の電気抵抗を増す必要がおるが、第1図に承り
ように例えば811%では電気抵抗は純鉄の場合の2倍
になり、鉄@はほぼ半減する。しかしながら純鉄の2倍
程度の電気抵抗を得ること(よ、3i添加によらなくと
も、より焼結性の良いPなどの添加で充分に可能でめる
から、1%木)茜の3i添力旧は意味か少ない。−万、
S)を12%を越えて添加しても、むしろ電気抵抗が低
下し−Cしすうから、3i量は1〜12%の範囲とする
次にMoの添7++」理由について説明する。
Moはα−Fe相を出現しゃすくする元素であるため、
Moを添加すれば、所謂α焼結によって焼結が促進され
て焼結密度が高まり、しかも結晶粒が粗大化される。し
たがってMoは磁気特性向上のために元来有用な元素で
ある。このことは、既に特開昭49−35656号公報
によっても明らかにされているが、そこでは直流磁気特
性のみに注目してあり、Slは添加していない。交流磁
気特性を問題とする場合には、MoはSlはどには電気
抵抗を贈り効果はないから、3iと併せてMoを添71
0して、Fe −3i −Mo系合金として用いること
により、極めて有用な特性か1昇られるのである。
Fe−3i系焼結体を作成する場合、鉄粉とフェロシリ
コン扮もしくは金属S1粉とを混合し、成形・焼結する
のが従来の通常の方法であるが、この場合81添加によ
り圧粉密度は相当低下する。
仮に焼結中に焼結体の収縮か充分に起こるならば、焼結
密度は高くなるのであるが、実際には収縮の程度は少な
く、焼結密度ひいては磁末密度などの磁気特性が劣る傾
向が生じることを逸れ得ない。
すなわち、本来S1は、Moと同様にFeに合金化して
α−Fe相を出現させやすく、しかもα−Fe相中の拡
散係数が大きいことから、焼結性を向上させる可能性を
有する元素ではるるが、現実にはその効果を充分に発揮
させることは困難であった。
その最大の原因は、鉄粉粒子とフェロシリコンもしくは
金属81粒子との接触部において、3iが鉄粉に拡散し
にくいことにおる。すなわち、焼結初期の段階では鉄粉
はγ−Fe相となってあり、γ−Fe相甲のS(の拡散
係数はα−Fe相中の拡散係数と比較して極めて小びく
、しかも鉄粉粒子とフェロシリコンもしくは金属81粒
子との接触面積が小さく、ざらにはこれら3i金含有子
は酸化皮膜を何しかつ焼結中にこの酸化皮膜が容易に除
去されないため、Slの鉄粉粒子中への初期拡散か起こ
りにくいと考えられる。
このような考察に基づき、本発明者等(ユ、焼結中にお
いてSlか鉄杓甲に拡散を開始覆る前の段μ廼で既(二
鉄扮かα−「ef目になっていれは′、$1を容易に鉄
扮甲へ拡散させ冑る筈てめるとイえEoそのためには、
α−Fe相は、鉄粉粒子全体にわたって生成されでいる
必要はなく、粒子入面だけても効果かある筈て市り、し
たかって焼結初期に少なくとも鉄粉表面がα−「e相と
なるようにしてあくことが焼結性改善に有効と考えられ
る。
本発明者等は、Moを用いることによって上述のR構に
よる焼結性向上に成功した。yなりちMoは、前)小の
ようにα−Fe相を出現させ易い元素で市るに10えて
、添加による鉄粉粒子の圧縮性劣化、すなわち圧粉密度
の低下が少なく、しかもSlの如く酸化皮膜か焼結中の
i\/10の拡散を妨げることかない。またMoは鉄粉
粒子表面に濃化させた状態で存在させることか比較的容
易て必りそのため(こは例えば鉄粉と1Q、um以下の
酸化モリブデン(Mo c)3)微粉とを均一に混合し
て鉄粉粒子表面にMoO3微粉を付着させ、これを還元
性雰囲気中で711]熱ずれば、Mo○3か還元されて
金属Moとなり、しもその金属Moか鉄粉粒子と部分的
に拡散結合して、金属Moか表面に濃化された鉄粉粒子
を得ることができるのである。このようにMoが表面に
濃化した鉄粉をフェロシリコン粉や金属S1粉と混合し
て成形・焼結丁れば、焼結初期に鉄粉粒子表面がMoの
作用によりα−Fe相となり、Slの拡散か促進される
。そして一旦SiがFe中に拡散すれば、α−Fe相が
さらに拡大し、いわゆるα焼結により高焼結密度か得ら
れ、その結果磁気特性が大幅に改善された焼結部品を得
ることができるのである。
このような効果を与えるためには、Moは少なくとも0
.05wt%を必要とする。後述する実施例の第2図に
示すように、Moが0.05wt%木渦ではMo添加に
よる充分な磁気特性改善効果が得られない。その理由は
、Moが0.05 wt%未満では焼結初期におけるα
−Fe相形成が不充分となるためと考えられる。一方M
oが7wt%を越えても第2図に示すように逆に磁気特
性か劣化する。その理由は、Moか7wt%を越えれば
鉄粉粒子表面のMoか過剰となって、焼結初期にα−F
e相のほかにFe−Mo化合物相か多量に生成され、そ
の結果かえっ−C8iの拡散か阻害されるためと思われ
る。したがって、Mo量は0.05〜7wt%の範囲内
に限定した。
鉄粉粒子表面にMoを濃化させる方法としては、前述の
ように鉄粉と濃化モリブデン微粉を混合し、これを還元
性雰囲気中で加熱する方法がある。また酸化モリブデン
の代りに金属Moやフェロモリブデンの微粉を用いるこ
ともでき、その場合還元性雰囲気または不活性雰囲気の
いずれで加熱しても良い。但し、金属1\/loやフェ
ロモリブデンと比較して酸化モリブデンの方が微細な粉
末を得やづいため、鉄粉粒子表面にMoを均一に濃化さ
せ易い利点がおる。
このようにして得られるFe−Mo粉末にあける、鉄粉
粒子表面のMo濃化状態は次のようなもので市る。すな
わち、MNN缶化部分おけるMoの化学的形態は、金属
Mo、またはFeと反応して生成するFe−Mo合金や
Fe−Mo化合物の状態となっている。但し、鉄粉粒子
に含有される元画[こよっては、Mo濃化部分にMo、
Fe以外の第3の元画が含有されることもある。一方M
o)層化部分の物理的形態として1は、鉄粉粒子表面の
少なくとも一部かMo1l化部分に6つ一〇均一に覆わ
れている場合と、鉄粉粒子表面にMoまたはMo7g化
部分か粒子状に結合している場合とかめる。前者は、鉄
粉と酸化モリブデン等のMo源粉末との混合物を加熱す
る温度か800〜1200°Cと高い場合、また後者は
500〜800’Cと低い場合に特徴的に見られる。
上jホのようにMoか表面に濃化されたFe −Mo粉
末を用いて焼結体を製造するに市たつでは、最終的に得
るべき焼結体中のFe分の全量をFe−N40粉末で供
給しても良いが、場合によってはFe−Mo紛天と併せ
て、Moが表面に濃化されていない鉄粉を使用しても艮
い。丁なわら、上述のようなFe−Mo杓木を鉄粉と?
捏合し、いわは′薄め−C使用した方が、検水の圧縮性
や全体の扮λコストの観点から有利となる場合もめり、
そのJR合にはMo濃化部を有する鉄粉粒子とMo濃化
部を持たない鉄粉粒子との混合粉末を焼結原料粉末とし
て使用することになる。また、前)小のようにFe−M
o粉末を製造するにあたっては、Mo粉末もしくはMo
を含有する粉末が鉄粉粒子表面から一部離脱して混合状
態で存在することもおり、このような場合もその程度か
少なければ支障ない。
いずれにしても、焼結原料のうちの鉄源の幼木全体とし
て、鉄粉粒子表面全体の20%程度以上の表面か)\’
10濃化部で覆われているようにすることか望ましい。
一方S1の添加は、前述のように鉄粉粒子表面にMoを
酸化したFe  Mo粉末(あるいはそのFe−Mo粉
末と鉄粉)に、金属3i粉やフェロシリコン扮を所定量
混合し、全体とし−CFe、Sl、l′V10を含む混
合粉末として、圧粉・焼結丁れば良い。
またS1添加のための一手法としては、前述のように予
め鉄粉粒子表面にMoを濃化させたFe−M o粒子を
製造する工程において、鉄粉とMo源の粉末のほかに、
ざらに金、鴨S1粉やフェロシリコン粉を添加混合して
から7+a熱処理した検水を焼結原料として用いても良
い。
以上のようなFe −3i −Mo焼結体にざらにPを
添加量れば、一層の焼結性の向上、ひいては磁気特性の
一層の向上を実現することかてきる。
PはMoと同様にα焼結を促進する元累として知られて
おり、したかってPの添加によって焼結性を一層向上さ
せることができるのである。ここで、Pの添加量か0.
05wt%未満では、後述する実施例の第3図に承りよ
うにP添加による効果が少なく、一方2wt%を越えれ
ば焼結体中に非磁性の析田物か■現して磁気特性かかえ
って低下するから、Pを添711」する場合の添加けは
0.05〜2wt%の範囲内とする。
Pの添加方法とし−Cは、前jポしたFe−Mo粉末に
、金属S1粉やフェロシリコン粉とともにフェロリン粉
または赤リン粉を所定量混合し、Fe、3i 、P、M
oを含む混合粉末として圧粉・焼結に供づる方法か採用
できる。あるいはまた、前述のFe −8i −Mo粉
末にフェロリン扮や赤リン粉を混合しても良い。ざらに
は前)小のFe−Mo粉末製造工程において、フェロリ
ン扮や赤リン粉等のリン源の面木を鉄粉およびへ/lo
gの粉末(もしくはこれらと金属S1粉やフェロシリコ
ン扮)に混合して7J[」熱し、Fe −3i −Mo
−P粉末として原料粉を嘱成し−(も良い。
ざらには、前述のようなFe −3i −Mo焼結体必
るいはFe −8i −Mo −P焼結体にさらにSn
を添加することによっても、磁気特性を一層向上させる
ことかでざる。Snの添7]11が磁気特性を向上させ
る理由はMoの場合と同じであり、後]ホする実施例に
示すようにSnの添加量が0,05wt%本渦ではSn
添加による効果が少なく、一方7wt%を越えた場合も
磁気特性かかえって低下づるから、Snを添hnする場
合のSn白は0.05〜7it%の範囲内とする。
Snの好ましい添カロ方法とし−(は、金属Snおよび
/またはSnの酸化物やその他の分解によりSnを生成
するSn化合物(例えば塩化スズ、硫化スズ、硫酸スズ
、硝酸スズなど)を、鉄粉(Si、Mo、Pを含有もし
くは混合添加したものを含む〉と混合して加熱すれば良
く、この場合Moと同様にSnが鉄粉粒子表面に)層化
して、Mo濃化の場合と同様に焼結・拡散促進効果の向
上に−@否与する。またSnは、鉄粉と、Sl−Mo、
Pなどを含有する添加粉との結合を強めるバインダーど
しても作用する。
なお、以上のような焼結材料およびその原料粉末には、
若干の不可避的不純物か含まれることは止むを得ない。
これら不純物の量はできる限り低く抑えることが焼結拐
料の磁気特性上好ましいが、工業的な制約を考慮丁れば
、C:0.OO1〜0.02%、Mn :  0.00
5〜0.4%、3 :  0.0005〜0.02%、
Q:0.01〜0.3%、N :  0.0003〜0
.01%程度の範囲内が望ましい。
以上)ボペたようなFe、3iおよびMoを含有する焼
結原料粉末またはFe、Si、MoおよびPを含有する
原料粉末、さらにはこれらの元素のはかSnを含有する
原料粉末は、次のように成形・焼結されて磁性材料とな
る。なお原料粉米中には前述のように表面にMoおよび
/またはSnを濃化していない鉄粉をも含むことかめる
。但し前)ボしたように、面木甲の鉄粉粒子の全表面の
少なくとも20%程度以上は、Moおよび7/また(よ
SnのSn濃化部分を形成していることが好ましい。
先ずこのようfd、原料粉末に潤滑剤としてステアリン
醒亜鉛などを0.5〜1.0wt%程度添加し、金型中
で成形圧力3〜10t/cm程度の成形を行なう。成形
された圧粉体を、焼結炉に送り、)!元性雰囲気、不活
性カス雰囲気または頁空甲で、温度1000〜1350
’(、’C0.5〜5時間焼結する。
得られた焼結体は、必要に応じてサイジングにより整形
したり、切削加工を71LIえたりしで、焼結部品と丁
れば良い。
実施例 実施例1 粒度80メツシユ以下のアトマイズ純鉄粉と平均粒度3
μのMo03微粉末とを均一に混合し、水素ガス中にお
いて1000’Cで1時間加熱した。
MoO3の混合量は、加熱還元後の組成かMoO〜10
wt%、残部Feとなるように定めた。加熱後のケーキ
状に固まった混合粉末を粉砕し、80メツシユ以下とし
て、Fe−N40粉末を得た。その粉末粒子中の組成分
布を調べるため、粉末を樹脂に埋込んで研磨し、断面を
EPM、A、(X線マイクロアナライザー〉によって観
察したところ、Moを0.1wt%以上含む粉末は、鉄
粉粒子表面の殆んどの部分にMoが濃化していた。ただ
し、出発原料としたMo03の粒子形状は保存されてお
らず、Moか部分的に鉄粉粒子内に拡散するとともに、
鉄粉粒子表面に金gMoないしMo −Fe合金が島状
に点在しているのが見られた。
このようなFe−Mo粉末に、250メツシユ以下の金
属S1扮を、全体の3i含有量か6.5wt%となるよ
うに混合し、さらにステアリン酸亜鉛1wt%を添加し
、7t/c/で成形して、外径38mm、内径25mn
+、高さ6.5m1l+のリング状rf粉体を作成した
。次いで圧粉体を水素ガス中にて126O′Cで120
分焼結し、焼結体試料を得た。
これら焼結体の密度および磁気特性をMo含有量と対応
して第2図に示す。磁気特性としては、磁界250eに
おける磁束密度(B25)、保磁力(HC)、最大透磁
率(μmax > 、Fa朱密度10kGで周波数50
H2k:あける鉄損(WIO150)を測定した。なお
第2図中にp = 、1wt%と示しでいる測定点は、
比較のため、アトマイズ純鉄粉に金属S1粉を6.5w
t%、−250メツシユのフェロリン粉(17,5wt
%P)をP量にして1wt%)昆合し、同一条件で成形
・焼結したFe −3i −P焼結体についての測定結
果を示すものでおる。
第2図から明らかなように、Moを0.05〜7wt%
含有するFe −8i−Mo焼結体は、Fe−81焼結
体(第2図にあけるMo=Owt%のもの)あるいはM
oを含有しないFe −s: −P焼結体(第2図にお
けるP=1wt%のもの)にくらべで、焼結密度が大き
いため、磁束密度が高く、透磁率か大きく、ざらに鉄損
が小さいという、良好な磁気特性を示し”(いる。Mo
酎が0.05wt%未渦で磁気特性向上効果か小さいの
は、焼結初期の鉄粉粒子表面のα−Fe相か不足するた
めと推察され、またMo量が7wt%を越えるとかえっ
て磁気特性か劣化するのは、焼結初期にFeとMoとの
金属間化合物か3iの拡散を妨げるためと推察さ机る。
実施例2 実施例1と同一の方法によって、Moをo、awt%含
むFe−Mo粉末を作成した。これに250メツシユ以
下のフエロシ1.ノコン扮(77wt%Si )と25
0メツシユ以下のフェロリンI(17,5v、tt%P
)を、粉末全体としての組成がS i 6.5 wt%
、P○〜2.5wt%となるように混合し、8らにステ
アリン酸層1′31Wi%を添71111/ −(、文
施例1に準拠した方法で成形、焼結、磁気特性測定を行
ない、第3図の結果を得た。第3図から、0.05〜2
W↑%の範囲内のPの添加により、一層磁気特性が向上
することか明らかである。
実施例3 実施例1と同一の方法によって、Moを0.4.wt%
含むFe  Moy′J末を作成した。これに325メ
ツシュ以下の酸化すず(SnO)粉末を、Sn砒に@算
して0.03〜10wt%添力旧昆合し、水系ガス中に
おいて600 ’C−C1時間加熱して、80メツシユ
以下のFe −Mo−Sn粉木を得た。実施例1と同様
のE P Vt /A、観察の結果、3QをQ、1wt
%以上含む粉末は、Fe−Mo粒子表面のほとんどの部
分にSnが濃化していた。また、Snをバインダーとし
て、Fe粒子とMo粒子が結合しているものも見られた
これらの粉末にそれぞれに、実施例2で用いたフェロシ
リコン粉を粉末仝休の組成かSi6.5wt%となるよ
うに、おるいはざらにフェロリン粉を追加して3i6.
5wt%かつp 0.1wt%となるように調整した。
これらの混合粉末にステアリン酸亜鉛11%を添加し一
〇、実施例1に準拠した方法で成形、焼結、磁気特性測
定を行ない、第4図の結果を得た。第4図から、0.0
5〜7wt%の範囲内の311の添加により一層磁気特
性か向上りることが明らかで市る。
発明の効果 前)ホの実施例からも明らかなように、この発明の焼結
磁性材料は、高い磁束密度、低い保磁力、高い透磁率と
、低い鉄損とを同時に実現し得たものであり、またこの
発明の焼結磁性材料製造用原料粉末によれば、そのよう
に優れた磁気特性を有する焼結磁性材料を容易に得るこ
とかでき、したがってこの発明をモーターの鉄心等の磁
性部品に適用丁ればその効率向上など、多大な利益を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はFe−3i合金におけるSi量と電気抵抗率と
の関係を示すグラフ、第2図は実施例1における添加M
oteと焼結体の密度および各種磁気特性との関係を示
すグラフ、第3図は実施例2における添加P量と焼結体
の密度および各種磁気特性との関係を示すグラフ、第4
図は実施例3における添加Sn量と焼結体の密度および
各種磁気特性との関係を示すグラフである。 第 1 区 s+!  (wt%) 第2図 第3図 ごゝ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Siを1〜12wt%、Moを0.05〜7wt
    %含み、残部が実質的にFeであることを特徴とする焼
    結磁性材料。
  2. (2)Siを1〜12wt%、Moを0.05〜7wt
    %、Pを0.05〜2wt%含み、残部が実質的にFe
    であることを特徴とする焼結磁性材料。
  3. (3)Siを1〜12wt%、Moを0.05〜7wt
    %、Snを0.05〜7wt%含み、残部が実質的にF
    eであることを特徴とする焼結磁性材料。
  4. (4)Siを1〜12wt%、Moを0.05〜7wt
    %、Pを0.05〜2wt%、Snを0.05〜7wt
    %含み、残部が実質的にFeであることを特徴とする焼
    結磁性材料。
  5. (5)粉末全体としての成分組成が、Si1〜12wt
    %、Mo0.05〜7wt%を含みかつ残部が実質的に
    Feとされており、しかも少なくとも一部の粉末粒子と
    して、鉄粉粒子表面にMoが濃化して存在する粒子を含
    むことを特徴とする、焼結磁性材料製造用の原料粉末。
  6. (6)粉末全体としての成分組成が、Si1〜12wt
    %、Mo0.05〜7wt%、P0.05〜2wt%を
    含みかつ残部が実質的にFeとされており、しかも少な
    くとも一部の粉末粒子として、鉄粉粒子表面にMoが濃
    化して存在する粒子を含むことを特徴とする、焼結磁性
    材料製造用の原料粉末。
  7. (7)粉末全体としての成分組成が、Si1〜12wt
    %、Mo0.05〜7wt%、Sn0.05〜7wt%
    を含み、かつ残部が実質的にFeとされており、しかも
    少なくとも一部の粉末粒子として、鉄粉粒子表面にMo
    および/またはSnが濃化して存在する粒子を含むこと
    を特徴とする、焼結磁性材料製造用の原料粉末。
  8. (8)粉末全体としての成分組成が、Si1〜12wt
    %、Mo0.05〜7wt%、P0.05〜2wt%、
    Sn0.05〜7wt%を含みかつ残部が実質的にFe
    とされており、しかも少なくとも一部の粉末粒子として
    、鉄粉粒子表面にMoおよび/またはSnが濃化して存
    在する粒子を含むことを特徴とする、焼結磁性材料製造
    用の原料粉末。
JP23196785A 1985-10-17 1985-10-17 焼結磁性材料および焼結磁性材料製造用原料粉末 Pending JPS6293344A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017224717A (ja) * 2016-06-15 2017-12-21 Tdk株式会社 軟磁性金属粉末、軟磁性金属焼成体およびコイル型電子部品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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