JPS6291564A - 湿潤性組成物およびその生成方法 - Google Patents

湿潤性組成物およびその生成方法

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JPS6291564A
JPS6291564A JP61216966A JP21696686A JPS6291564A JP S6291564 A JPS6291564 A JP S6291564A JP 61216966 A JP61216966 A JP 61216966A JP 21696686 A JP21696686 A JP 21696686A JP S6291564 A JPS6291564 A JP S6291564A
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09B67/0071Process features in the making of dyestuff preparations; Dehydrating agents; Dispersing agents; Dustfree compositions
    • C09B67/0084Dispersions of dyes
    • C09B67/0085Non common dispersing agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は製紙業で用いられているクラフト法にお番プ
る黒液を原材料とする有用な化学組成物に圓する。さら
に訝しくは、この発明は染料調合物の湿潤剤として使用
するのに適した化学組成物およびその生成方法に関する
(従来の技術) 染料ペーストあるいは染料ケーキの形での染料調合物は
、一般に分散染料もしくは建染染料、分散剤、フィラー
(添加剤)もしくは希釈剤を主成分として含んでいる。
添加剤あるいは希釈剤は元来、粉砕された染FI調合物
を希釈し、規格許容(n内の色の明度(color v
alue)あるいは染料強度(dye strengt
h)まで希釈して、使用している染料の分散現象を阻害
しないようにJる成分ぐある。
こうした染料調合物は通常、湿潤剤を含有している。こ
のJ:うに湿潤剤を染料ペーストあるいは染料ケーキに
使用することによって、染料が貯蔵容器の縁等で乾燥す
ることが防止される。湿潤剤を使用しないと、乾燥した
染料が剥がれて貯蔵室:S内に混入し、不溶性の粒子と
なって局所的に染料濃瓜が高くなってしまう。この結果
、衣服染Il中に不均一な色分布が生じたり、スペック
(微小斑点)を生じるようになる。
プレイスプル(Blaisdcll)の米国特ム′[第
3、156.520号に開示されているように、従来、
染料フィラーは木材を亜硫酸塩法によりバルブ化する時
に生ずる廃液から製造されてきた。より高価な材料とし
ては、ナフタレンスルホネート等が染料調合物のフィラ
ーとして使用される。最近では、製紙業にa3いて行な
われているクラフト法の副産物を湿潤性を有する染料フ
ィラーとして使用することが提案されてきている。また
、米lit持訂第4.007,004号に開示されてい
る方法では、クラフト法の黒液から大部分のリグニン分
を取り除き、II維前着色性fiber staini
ng)及び染料褪色性(dye reduction)
に対する安定化を行なうことで染料調合物のフィラーと
している。特に、この特許では黒液をpill約9ない
し10に酸化してリグニン析出物及び濾液を形成する方
法が17fl示されている。この方法では、濾液がリグ
ニン析出物から分離された摂、亜硫酸ガス等の溶解補助
剤で処理されることにより、残ったリグニンが溶解され
る。
その侵、諸々は酸化することで安定化される。安定化さ
れた濾液はさらに加熱することによって水分が蒸発され
、固形分が40%ないし65%である最終的な生成物が
生成される。結末として得られた瀘液は水溶液として使
用されたり、あるいはスプレードライング(噴霧乾燥)
によってさらに濃縮すれば固形のフィラーが出来上がる
米lη特許第4.007.004号に開示されている方
法によって製造されたフィラーは特に染料調合物中にお
いて優れた機能を発揮し、良好な湿潤性を示し、繊H着
色性及びアゾ染料褪色f[も低いが、その貯蔵期間は限
定されてしまう。特に、液体ノイラーは無機塩、例えば
Na2so3を多hiに含んでいるが、こうした無R塩
は低温で長期間貯蔵すると結晶化し、染料調合物におけ
る液体フィラーの安定性及びその有用性を低下させる。
無機塩の結晶化によって、貯蔵の間に湿潤剤中に沈澱が
生ずる。また、無機物が多聞に存在することによって、
染料ペーストが濃縮され、その結果流体性が失われてし
まう。米国特許第4,007,004号に開示されてい
る方法によって製造された固形フィラーは、通常の湿度
条件下においては急速に湿気を吸収するため、染料調合
物中のフィラー/湿潤剤としての価値を維持づ′るため
には注意深く貯蔵する必要がある。
(発明の目的) この発明の目的は、クラフト法における黒液から生成さ
れ、染料及び他の類似の化学組成物の湿潤剤として使用
するのに適した化学組成物を提供することである。
この発明のさらに別の目的は、クラフト法における黒液
から生成され、湿潤剤として使用するのに適した化学組
成物を生成する経済的な方法を提供することである。
(発明の概要) この発明は、特に染料調合物中の21iil潤剤として
使用するのに適し、通常の貯蔵条件下にJ3ける貯蔵寿
命を長くすることのできる化学組成物を生成することを
nmしている。この化学組成物は、クラフト法における
黒液を処理することによって生成される。つまり、トー
ルオイル分を通常の方法で除去した後、黒液を酸化し、
その後アルデヒドで処理することによってリグニン分を
メチC」−ル化する。リグニンを予め酸化しておかない
と、続くスルボン化反応のための十分なメチロール化が
行なわれない。メチロール化されたリグニンを含有する
黒液は、次に、適切な条件下でs02ガスのようなイオ
ウ−酸素化合物で処理することにJ、ってリグニン分を
スルホメチル化し安定化する。
その結果得られる黒液成分は、l)I+約7.5で固形
分約50%ないし70%に濃縮され、染料調合物の湿潤
剤として使用するのに適した化学組成物が最終的に得ら
れる。
(実施例) この発明は、クラフト法の黒液がら染料等の湿潤剤どし
て使用する化学組成物を生成することを目的としている
。米In特許第11,007,004号に開示されてい
る方法に従って生成されたFJ潤フィラーと貨なり、こ
の発明の化学組成物はクラフト法の黒液からリグニン分
を除去することな(生成できる。所望の低繊M着色性、
熱的安定性、湿潤性を有する伯に、この発明による化学
組成物は染料調合物中における分散特性が良好であり、
かつ低温にJ3Gノる貯蔵1条件Fにおいて貯蔵寿命を
長くすることができる。
長年の間、クラフト法にお【ノるリグニン副産物が、染
料調合物や印刷ペースト等の主要分散剤として使用され
てきた。米国特許第4,007,004号に開示されて
いるにうに黒液からリグニンを除去したらのは染料のフ
ィラーとして利用でき、湿潤性の他にも数多くの利点を
有することがわかった。
一方、本発明によれば、黒液からリグニンを除去するこ
となく、なおかつ良好な湿潤性を有する化学組成物を得
ることができる。この方法はより経済的であり、かつ現
在製紙業界において行なわれているクラフト法へ即座に
適用が可能である。従来の化学組成物に比して、黒液全
質mlに対する湿潤性サッカリン酸の含有量は少ないけ
れども、この発明による化学組成物の湿潤性は非常に良
好である。この発明による新しい湿潤剤は、およそ30
%のリグニンを含/υでいるため、染料調合物に対し優
れた粉砕性及び分散性を示ず。しかしながら、リグニン
分は強いスルホン化性を有するため熱的安定性があまり
J:りない。一方、熱的安定性を有する染料調合物に湿
潤剤を添加しても、原材料の分散性及び熱的安定性にあ
まり変化は起らない。
この発明による湿潤剤を含有する分散染料調合物はまた
、擬塑性を有することがわかっている。
この擬塑性により液体染料調合物の貯蔵能力が改屏され
る。さらに詳しくいうと、分散染料と組合わされた湿潤
剤はゲル状の構造を形成する。ゲル状の構造を有するこ
とによって、液体染料調合物を貯蔵している間に、染料
粒子が沈降することが防止される。染料調合物につ〕断
を加えるとゲル構造は破壊され、その結果従来のリグニ
ン分散剤を含有する染料と類似の流体特性が現われる。
擬塑性を有する成分により、剪所の割合を低レベルから
高レベルへと増加する時、粘性は低下する。このように
、システムへ加える湿潤剤の量によって擬塑性を制御す
ることかできる。つまり、より多くの湿潤剤を添加すれ
ば、それだけ擬塑性は良くなる。
この発明による生成法は以下の通りである。
1)例えば、約39%の固形分を有するクラフト黒液を
空気によって酸化処理し、残留硫化ナトリウム(Na、
、S)の含有量が約2%あるいはそれ以下になるように
する。酸化反応の間、温度は60℃ないし75℃に保つ
。この酸化反応により干渉は最小限に抑えられ、かつ続
くリグニンのスルホン化が容易になる。
2) 黒液にアルデヒド化合物、例えばホルムアルデヒ
ドを、黒液に含まれるリグニン7.0009につき0.
5ないし8モル(好ましくは4モル)加え、その黒液を
40℃ないし80℃(好ましくは70℃)の温度で0.
5ないし8時間の間(好ましくは4時間)維持する。
3)メチロール化された黒液のpHは、リグニン固形物
1 、000 ’Jにつき約0.8ないし6モル(好ま
しくは3モル)の亜硫酸ガスによってpH域約2ないし
10(好ましくは6.3)に調整される。また、黒液中
ゐ亜硫酸す1−リウムの残存屯に等しいホルムアルデヒ
ドを加え、可溶性のナトリウム塩を生成させる。
4)黒液を大気圧において95℃まで加熱し、その温度
で約5ないし20時間(好ましくは8時間)の間保持す
るか、あるいはA−トクレーブ等により高圧をかけて約
105℃ないし180℃(好ましくは140℃)で約2
時間加熱する。こうしてスルホメチル化し、リグニンを
安定化ずろ。
5)黒液を加熱して水分を魚介させ、固形分含イr率を
約50%から70%とする。氷酢酸を加えて黒液のpH
値を約7.5にする(一般に、7.5というpH値は染
料中の添加物として使用する、には好ましい値である)
原材料としては、クラフト法の黒液もしくは精製された
カミール(kamyr)マツの黒液を使用するのが効果
的である。まず、黒液の酸化を行なう。
酸化は空気によって行なうと経済的である。勿論、[あ
るいは他の酸化剤を使用することも可能である。酸化の
度合は、黒液中の硫化ナトリウム(Na2S)含有量を
モニタし、その量が最初の約6%ないし8%から2%も
しくはそれ以下に減少することによって決定される。
黒液のフェノール基に隣接するリグニン芳香リングのメ
チロール化は、ホルムアルデヒド(OH20)のような
アルデヒド化合物で処理することによって行ない、イオ
ウ−酸素を含有する化合物によって処理してリグニンを
中性あるい4.L M性にでる。
この発明による湿潤剤を染料調合物中に添加した場合の
改良点及び利点は、この発明による湿潤剤をリグニンを
主要分散剤として含む染料調合物に対して使用した時の
分散性、熱的安定性、擬塑性を、湿潤剤を加えた時と加
えない時とで比較することによって明らかとなる。比較
は主要な分散剤であるリグニン及び他の添加湿潤剤を含
む染料ペーストに対して水分保持率を比べることによっ
て行なう。
熱的安定性を試験するために、この発明による湿潤剤及
び従来のナトリウムリグノスルホネート(リグニンスル
ホン酸のす1−リウム塩)分散剤を種々の1h含んだ染
料調合物を以下のようにIS’= 15した。染料50
g、ナi・リウムリグノスルホネート分散剤(REAX
85、ウェスドパ]・コーポレーシヨン(1’1est
Vaco Corporation)の製品) 35 
’J、水125I111!、■ヂレンジアミン四酢Mf
fiM(pH1d10.0ないし10.5、固形分1%
)5滴から成る染料調合物を用意した。各調合物のpH
は分散染料に対するフィルタ試験が終るまで8に調整し
た。1びの各固形染料調合物に水250dを加え、その
水溶液を15分間煮沸した後、予めLl< PItを測
定したワットマンフィルタ(紳atman filte
r)の順2から11k14を使用して濾過(吸引濾過)
した。これはアメリカン・アソシ■−ジョン・オブ・テ
キスタイル・ケミスト・アンド・カラリスト(A A 
’T に C)の標準熱的安定性試験によって規定され
た方法ぐある。濾過時間を記録し、フィルターペーパを
乾燥した模、フィルタ上に残った物質の1Fさを計篩す
るとともに目で観察した。
分散性の試験を行なうために、上述した添加物を含む染
料調合物を熱的安定性試験の場合と同じように用意した
。ただし、この場合には水と染料調合物の混合物は加熱
せず、スラリ化する。その後、萌述したようにフィルタ
ーベーパを通して濾過した。そして、染料調合物の水溶
液の濾過が終了した時間を記録した。
染料と添加物の調合物に対する擬塑性は、撹拌ηること
によって生ずる剪所を加えた条件の下で調合物を目で観
察して決定した。
リグニン塩分散剤を主要成分として含む染料ベースト調
合物に含まれるこの発明の湿潤剤に対し、種々の貯蔵時
間の模に調合物の水分組品の損失を測定した。この値を
リグニン塩分散剤を主要成分として合み、従来の湿潤剤
を同開含む染料ベースト調合物の場合の(ぽ1と比較し
た。この結果は、添付したグラフ図に示しである。
この発明による2!1ilfi1剤の分散性、熱的安定
性、IU塑性に対する試験データの比較を次の表に示す
添附のグラフ図には、主要分散剤REAX85及びこの
発明による2ii1111’、tl剤を含む(重h1比
で10%)染料ペースト調合物の水分保持率をRFAX
85及び湿潤剤としてのソルビトール(solbito
l)、ジエチレングリ”」−ルまたはンラカーブ(Ha
racarb)N−1(リードカンパ= (ltecd
 company)によって製造されている亜硫酸バル
ブ法のナトリウムリグノスルホネート)を含む(申槍比
で10%)同様の染料ベース1へ調合物、あるいはRE
ΔX85のみを含む染料ペースト調合物物(いずれも6
0℃に加熱)の水分保持率と比較した結果を示す。グラ
フ中の結果は、種々の貯蔵時間に対して染料ペースト調
合物の水分小m損失間を■聞パーセントで表わしている
上述のこの発明による湿潤剤の分散性、熱的安定性、擬
塑性に対する試験データ及び他の湿潤剤に対する水分保
持率に対する試験データから以下のことがわかる。つま
り、この発明によるrMHvI剤は、ナトリウムリグノ
スルホネートのみを含む染料調合物の分散性及び熱的安
定性を減することはないし、また同じく主要分散剤と従
来の湿潤剤を含む染料ベース1−調合物を貯蔵する間の
水分損失量を減することができる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明ににる湿潤剤を染料ペースト調合物に用い
た時の水分保持率を、従来の各秤湿潤剤を含む同様の染
料ペースト調合物と比較したグラフ図である。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)染料調合物の湿潤剤として使用するのに適した湿
    潤性組成物の生成方法であって、 a)クラフト法の黒液を酸化する段階と、 b)酸化された黒液のリグニン分をメチロール化する段
    階と、 c)酸化されたリグニン分を含有するメチロール化リグ
    ニンに亜硫酸ガスを加え、残留物のpHを約2ないし1
    0に調整する段階と、 d)黒液中に残つた亜硫酸ナトリウムと等モルのホルム
    アルデヒドを加える段階と、 e)その結果得られた黒液を、黒液のリグニン分が十分
    スルホメチル化されるような条件下において加熱する段
    階と、 f)黒液を固形分が約50%ないし70%の間になるま
    で濃縮し、さらにpHを約7.5に調整する段階とから
    成る、湿潤性組成物の生成方法。
  2. (2)前記黒液を硫化ナトリウム含有量が約2%以下に
    なるまで酸化することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の湿潤性組成物の生成方法。
  3. (3)前記黒液が、その中に存在するリグニン分1,0
    00gにつき0.5ないし8.0モルのホルムアルデヒ
    ドによってメチロール化されることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の湿潤性組成物の生成方法。
  4. (4)前記黒液が、その中に存在するリグニン分1,0
    00gにつき4.0モルのホルムアルデヒドによってメ
    チロール化されることを特徴とする特許請求の範囲第3
    項記載の湿潤性組成物の生成方法。
  5. (5)前記黒液が、約40℃ないし約80℃の温度にお
    いて0.5ないし8時間かけてメチロール化されること
    を特徴とする特許請求の範囲第3項記載の湿潤性組成物
    の生成方法。
  6. (6)前記黒液が、約70℃の温度で約4時間メチロー
    ル化されることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載
    の湿潤性組成物の生成方法。
  7. (7)前記黒液中に存在するリグニン固形物1,000
    gにつき約0.8ないし約6モルのガスが黒液に加えら
    れることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の湿潤
    性組成物の生成方法。
  8. (8)前記黒液中に存在するリグニン固形分1,000
    gにつき約3モルのガスが黒液に加えられることを特徴
    とする特許請求の範囲第7項記載の湿潤性組成物の生成
    方法。
  9. (9)前記黒液中のリグニン分が、高圧下において約1
    05℃ないし約180℃の温度で約2時間熱処理するこ
    とによつてスルホメチル化されることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の湿潤性組成物の生成方法。
  10. (10)前記黒液中のリグニン分を熱処理によってスル
    ホメチル化する工程が温度約140℃で行なわれること
    を特徴とする特許請求の範囲第9項記載の湿潤性組成物
    の生成方法。
  11. (11)前記黒液中のリグニン分が、大気圧下において
    約95℃の温度で約5ないし約20時間かけて熱処理す
    ることによってスルホメチル化されることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の湿潤性組成物の生成方法。
  12. (12)前記黒液中のリグニン分を熱処理によつてスル
    ホメチル化する工程が、約8時間行なわれることを特徴
    とする特許請求の範囲第11項記載の湿潤性組成物の生
    成方法。
  13. (13)a)クラフト法の黒液を酸化する段階と、b)
    酸化された黒液のリグニン分をメチロール化する段階と
    、 c)酸化されたリグニン分を含有するメチロール化リグ
    ニンに亜硫酸ガスを加え、残留物のpHを約2ないし1
    0に調整する段階と、 d)黒液中に残つた亜硫酸ナトリウムと等モルのホルム
    アルデヒドを加える段階と、 e)その結果得られた黒液を、黒液のリグニン分が十分
    スルホメチル化されるような条件下において加熱する段
    階と、 f)黒液を固形分が約50%ないし70%の間になるま
    で濃縮し、さらにpHを約7.5に調整する段階とから
    成る方法によって生成された湿潤性組成物。
  14. (14)a)クラフト法の黒液を酸化する段階と、b)
    酸化された黒液のリグニン分をメチロール化する段階と
    、 c)酸化されたリグニン分を含有するメチロール化リグ
    ニンに亜硫酸ガスを加え、残留物のpHを約2ないし1
    0に調整する段階と、 d)黒液中に残つた亜硫酸ナトリウムと等モルのホルム
    アルデヒドを加える段階と、 e)その結果得られた黒液を、黒液のリグニン分が十分
    スルホメチル化されるような条件下において加熱する段
    階と、 f)黒液を固形分が約50%ないし70%の間になるま
    で濃縮し、さらにpHを約7.5に調整する段階とから
    成る方法によって生成された湿潤性組成物、染料および
    リグニン分散剤より成る染料調合物。
JP61216966A 1985-10-11 1986-09-13 湿潤性組成物およびその生成方法 Granted JPS6291564A (ja)

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