JPS6291181A - 耐熱性α−アミラ−ゼの製造法 - Google Patents
耐熱性α−アミラ−ゼの製造法Info
- Publication number
- JPS6291181A JPS6291181A JP27340185A JP27340185A JPS6291181A JP S6291181 A JPS6291181 A JP S6291181A JP 27340185 A JP27340185 A JP 27340185A JP 27340185 A JP27340185 A JP 27340185A JP S6291181 A JPS6291181 A JP S6291181A
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- Japan
- Prior art keywords
- amylase
- restriction enzyme
- heat
- recognition site
- thermostable
- Prior art date
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- Pending
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N9/00—Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
- C12N9/14—Hydrolases (3)
- C12N9/24—Hydrolases (3) acting on glycosyl compounds (3.2)
- C12N9/2402—Hydrolases (3) acting on glycosyl compounds (3.2) hydrolysing O- and S- glycosyl compounds (3.2.1)
- C12N9/2405—Glucanases
- C12N9/2408—Glucanases acting on alpha -1,4-glucosidic bonds
- C12N9/2411—Amylases
- C12N9/2414—Alpha-amylase (3.2.1.1.)
- C12N9/2417—Alpha-amylase (3.2.1.1.) from microbiological source
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、遺伝子組換え技術を用いた耐熱性α−アミラ
ーゼの製造に関する。更に詳しくは、ジクチオグロマス
・サーモフィラムの耐熱性α−アミラーゼ遺伝子を組み
入れたプラスミドを挿入することにより形質転換された
菌株を培養し、培養菌体から耐熱性α−アミラーゼを製
造する方法に関する。
ーゼの製造に関する。更に詳しくは、ジクチオグロマス
・サーモフィラムの耐熱性α−アミラーゼ遺伝子を組み
入れたプラスミドを挿入することにより形質転換された
菌株を培養し、培養菌体から耐熱性α−アミラーゼを製
造する方法に関する。
従来技術
α−アミラーゼ(EC3,2,1,1)は、醸造、澱粉
加工及び織物工業等の多方面で盛んに使用されており、
特に澱粉工業においては、耐熱性のα−アミラーゼが用
いられている。耐熱性α−アミラーゼとしては、枯草菌
由来のα−アミラーセカ従来から知られており、最近に
おいては、枯草菌α−アミラーゼの生産性をより高める
ために遺伝子組換え技術も導入されはじめた。例えば特
開昭56−128796号には、バチルス・コアギユラ
ンス(B、coagulans )のα−アミラーゼ遺
伝子をプラスミド又はλファージのベクターと結合させ
、大腸菌又は枯草菌に形質転換させ、α−アミラーゼを
大量生産する方法が記載されており、特開昭56−11
3293号には、バチルス・アミロリクエファシェンス
(B、amyloliquefacie4+s )のα
−アミラーゼ遺伝子をバクテリオファージのベクターと
結合させ、枯草菌に形質転換させることが記載されてお
り、更には、特開昭57−139097号には、バチル
ス・ステアロサーモフィラス(B、starother
mophilus )の耐熱性α−アミラーゼの遺伝子
を大腸菌又は枯草菌プラスミドのベクターと結合させ、
枯草菌又は大腸菌に形質転換させることが記載されてい
る。一方、バチルス属菌の耐熱性α−アミラーゼに比し
てより高い耐熱性α−アミラーゼを生産する菌の存在す
ることが知られている。例えば特開昭60−2182号
には好熱性嫌気性菌H−6屈菌が高度の耐熱性α−アミ
ラーゼを産生ずることが記載されている。
加工及び織物工業等の多方面で盛んに使用されており、
特に澱粉工業においては、耐熱性のα−アミラーゼが用
いられている。耐熱性α−アミラーゼとしては、枯草菌
由来のα−アミラーセカ従来から知られており、最近に
おいては、枯草菌α−アミラーゼの生産性をより高める
ために遺伝子組換え技術も導入されはじめた。例えば特
開昭56−128796号には、バチルス・コアギユラ
ンス(B、coagulans )のα−アミラーゼ遺
伝子をプラスミド又はλファージのベクターと結合させ
、大腸菌又は枯草菌に形質転換させ、α−アミラーゼを
大量生産する方法が記載されており、特開昭56−11
3293号には、バチルス・アミロリクエファシェンス
(B、amyloliquefacie4+s )のα
−アミラーゼ遺伝子をバクテリオファージのベクターと
結合させ、枯草菌に形質転換させることが記載されてお
り、更には、特開昭57−139097号には、バチル
ス・ステアロサーモフィラス(B、starother
mophilus )の耐熱性α−アミラーゼの遺伝子
を大腸菌又は枯草菌プラスミドのベクターと結合させ、
枯草菌又は大腸菌に形質転換させることが記載されてい
る。一方、バチルス属菌の耐熱性α−アミラーゼに比し
てより高い耐熱性α−アミラーゼを生産する菌の存在す
ることが知られている。例えば特開昭60−2182号
には好熱性嫌気性菌H−6屈菌が高度の耐熱性α−アミ
ラーゼを産生ずることが記載されている。
発明が解決すべき問題点
枯草菌α−アミラーゼは耐熱性であるというものの、特
開昭57−139097号に記載されているように90
℃、45分処理によって約40%も失活してしまい、十
分安定性を保持しているとはいえないのであり、殿粉業
界においてはより耐熱性のα−アミラーゼが求められて
いるのが現状である。
開昭57−139097号に記載されているように90
℃、45分処理によって約40%も失活してしまい、十
分安定性を保持しているとはいえないのであり、殿粉業
界においてはより耐熱性のα−アミラーゼが求められて
いるのが現状である。
一方■4−6属菌(本属菌はその後所属新種のジクチオ
グロマス・サーモフィラムと命名されたので、本願では
)(−6[菌を以下ジクチオグロマス・サーモフィラム
と称する。)の生産する耐熱性α−アミラーゼはカルシ
ウムイオン存在下、90°C160分処理において全く
失活せず、むしろ活性化されているほど耐熱性は高いけ
れども本菌は、高度好熱性絶対嫌気性菌であるので嫌気
的条件下で培養する必要があること、史には70℃の高
温下で培養する必要があること等の欠点があり、このま
までは実用的ではなかった。
グロマス・サーモフィラムと命名されたので、本願では
)(−6[菌を以下ジクチオグロマス・サーモフィラム
と称する。)の生産する耐熱性α−アミラーゼはカルシ
ウムイオン存在下、90°C160分処理において全く
失活せず、むしろ活性化されているほど耐熱性は高いけ
れども本菌は、高度好熱性絶対嫌気性菌であるので嫌気
的条件下で培養する必要があること、史には70℃の高
温下で培養する必要があること等の欠点があり、このま
までは実用的ではなかった。
問題点を解決するための手段
そこで本発明者らは、ジクチオグロマス・サーモフィラ
ム原菌の耐熱性α−アミラーゼ遺伝子を取り出し、これ
を適当なプラスミドに挿入し、宿主に形質転換すること
を試みた。そして鋭意検討した結果、プラスミドとして
合成コンセンサスプロモーターベクターのpYEJOO
lを用い、ジクチオグロマス・サーモフィラムの耐熱性
α−アミラーゼ遺伝子を連結し、連結した組換え体DN
Aを大腸菌に形質転換したところ、形質転換株は常温で
好気的に培養でき、かつ菌体内に親菌株ジクチオグロマ
ス・サーモフィラムと同じ耐熱性を有するα−アミラー
ゼを蓄積していることを知り、培養菌体から耐熱性α−
アミラーゼを採取することにより本発明を完成したので
ある。
ム原菌の耐熱性α−アミラーゼ遺伝子を取り出し、これ
を適当なプラスミドに挿入し、宿主に形質転換すること
を試みた。そして鋭意検討した結果、プラスミドとして
合成コンセンサスプロモーターベクターのpYEJOO
lを用い、ジクチオグロマス・サーモフィラムの耐熱性
α−アミラーゼ遺伝子を連結し、連結した組換え体DN
Aを大腸菌に形質転換したところ、形質転換株は常温で
好気的に培養でき、かつ菌体内に親菌株ジクチオグロマ
ス・サーモフィラムと同じ耐熱性を有するα−アミラー
ゼを蓄積していることを知り、培養菌体から耐熱性α−
アミラーゼを採取することにより本発明を完成したので
ある。
作用
耐熱性α−アミラーゼ生産菌であるジクチオグロマス・
サーモフィラム(Dictioglomus ther
mo−philum) H612FERM−P&、71
14は熊本県の杖立温泉より単離された高度好熱性でか
つ絶対嫌気性細菌であり、その菌学的性質は特開昭60
−2182号に示されている。まず本発明者らはジクチ
オグロマス・サーモフィラムH,−6−12FEl’l
l’l−P階7114の染色体より耐熱性α−アミラー
ゼ遺伝子を取り出し、次いで常法通り、この遺伝子をシ
ョットガンクローニング法によってベクターpBR32
2と連結したのち、宿主菌である大腸菌に形質転換する
ことを試みたが、得られた形質転換株はいずれもα−ア
ミラーゼの生産能を有していなかった。本発明者らはジ
クチオグロマス・サーモフィラムH−6−12FERM
−P階7114の耐熱性α−アミラーゼ遺伝子のプロモ
ーターはそのままでは大腸菌内で機能しにくいことに起
因するのではないかと考え、次に強力なプロモーターを
組換え点の上流にもつプラスミドである合成コンセンサ
スプロモーターベクターpYEJ001を用いることに
した。そしてジクチオグロマス・サーモフィラムH−6
−12FERM−1%7114の耐熱性α−アミラーゼ
遺伝子を合成コンセンサスプロモーターヘククーpYE
J001と連結したのち、このものを宿主菌である大腸
菌に形質転換させたところ、予期したとおりα−アミラ
ーゼ活性を示す形質転換株が得られたのである。更に形
質転換株の培養菌体を集菌し、超音波破砕した試料につ
いて各温度で酵素活性を測定したところジクチオグロマ
ス・サーモフィラムH−6−12FERM−P階711
4由来の耐熱性α−アミラーゼ同様至適温度が90°C
であることにより形質転換出来たことを確認するととも
に、サザンハイブリダイゼーション(Southerr
+ Hybridization)法によってこのアミ
ラーゼ遺伝子がジクチオグロマス・サーモフィラムH−
6−12由来であることが確認された。しかしながら、
こうして得られた形質転換株中に組み込まれた耐熱性α
−アミラーゼ遺伝子の大きさは5.2Kbであり、耐熱
性α−アミラーゼ以外に余分のものを組み込んでいるこ
とが予想された。そこで本発明者らは、これら余分の遺
伝子を除くことによってジクチオグロマス・サーモフィ
ラムf(−6−12FERM−P階7114由来の耐熱
性α−アミラーゼ遺伝子を純化し、かつ又形質転換株の
α−アミラーゼ生産能を上昇させることを試みた。その
結果、本発明者らは形質転換株に組み込まれた耐熱性α
−アミラーゼ遺伝子を制限酵素により切断することによ
って最終的には2、65Kbの大きさまでジクチオグロ
マス・サーモフィラムH−6−12FERM−P寛71
14の耐熱性α−アミラーゼ遺伝子を含むDNA断片を
削減できたのである。純化された耐熱性α−アミラーゼ
遺伝子はH4ndII[認識部位を2箇所、制限酵素E
coRV認識部位を1箇所、制限酵素Rsa [認識部
位を1箇所、制限酵素Acc I認識部位をIWJ所及
び制限酵素Bgl[I認識部位を1箇所有している。本
発明の耐熱性α−アミラーゼ潰伝子の形質転換株である
ニジエリシア・コリ (ε、coli ) C600r
k−mk−(pDT901)は工業技術院微生物工業技
術研究所にFERM−P隘8280として寄託されてい
る。このE、coliC600rk−mk−(pDT9
01) FERM−PNI 8280をL−ブロス培地
で37℃で好気的に培養し、培養後、菌体を集菌し、破
砕してiMられる耐熱性α−アミラーゼ粗酵素の酵素化
学的性質は次の通りである。
サーモフィラム(Dictioglomus ther
mo−philum) H612FERM−P&、71
14は熊本県の杖立温泉より単離された高度好熱性でか
つ絶対嫌気性細菌であり、その菌学的性質は特開昭60
−2182号に示されている。まず本発明者らはジクチ
オグロマス・サーモフィラムH,−6−12FEl’l
l’l−P階7114の染色体より耐熱性α−アミラー
ゼ遺伝子を取り出し、次いで常法通り、この遺伝子をシ
ョットガンクローニング法によってベクターpBR32
2と連結したのち、宿主菌である大腸菌に形質転換する
ことを試みたが、得られた形質転換株はいずれもα−ア
ミラーゼの生産能を有していなかった。本発明者らはジ
クチオグロマス・サーモフィラムH−6−12FERM
−P階7114の耐熱性α−アミラーゼ遺伝子のプロモ
ーターはそのままでは大腸菌内で機能しにくいことに起
因するのではないかと考え、次に強力なプロモーターを
組換え点の上流にもつプラスミドである合成コンセンサ
スプロモーターベクターpYEJ001を用いることに
した。そしてジクチオグロマス・サーモフィラムH−6
−12FERM−1%7114の耐熱性α−アミラーゼ
遺伝子を合成コンセンサスプロモーターヘククーpYE
J001と連結したのち、このものを宿主菌である大腸
菌に形質転換させたところ、予期したとおりα−アミラ
ーゼ活性を示す形質転換株が得られたのである。更に形
質転換株の培養菌体を集菌し、超音波破砕した試料につ
いて各温度で酵素活性を測定したところジクチオグロマ
ス・サーモフィラムH−6−12FERM−P階711
4由来の耐熱性α−アミラーゼ同様至適温度が90°C
であることにより形質転換出来たことを確認するととも
に、サザンハイブリダイゼーション(Southerr
+ Hybridization)法によってこのアミ
ラーゼ遺伝子がジクチオグロマス・サーモフィラムH−
6−12由来であることが確認された。しかしながら、
こうして得られた形質転換株中に組み込まれた耐熱性α
−アミラーゼ遺伝子の大きさは5.2Kbであり、耐熱
性α−アミラーゼ以外に余分のものを組み込んでいるこ
とが予想された。そこで本発明者らは、これら余分の遺
伝子を除くことによってジクチオグロマス・サーモフィ
ラムf(−6−12FERM−P階7114由来の耐熱
性α−アミラーゼ遺伝子を純化し、かつ又形質転換株の
α−アミラーゼ生産能を上昇させることを試みた。その
結果、本発明者らは形質転換株に組み込まれた耐熱性α
−アミラーゼ遺伝子を制限酵素により切断することによ
って最終的には2、65Kbの大きさまでジクチオグロ
マス・サーモフィラムH−6−12FERM−P寛71
14の耐熱性α−アミラーゼ遺伝子を含むDNA断片を
削減できたのである。純化された耐熱性α−アミラーゼ
遺伝子はH4ndII[認識部位を2箇所、制限酵素E
coRV認識部位を1箇所、制限酵素Rsa [認識部
位を1箇所、制限酵素Acc I認識部位をIWJ所及
び制限酵素Bgl[I認識部位を1箇所有している。本
発明の耐熱性α−アミラーゼ潰伝子の形質転換株である
ニジエリシア・コリ (ε、coli ) C600r
k−mk−(pDT901)は工業技術院微生物工業技
術研究所にFERM−P隘8280として寄託されてい
る。このE、coliC600rk−mk−(pDT9
01) FERM−PNI 8280をL−ブロス培地
で37℃で好気的に培養し、培養後、菌体を集菌し、破
砕してiMられる耐熱性α−アミラーゼ粗酵素の酵素化
学的性質は次の通りである。
1)作用・基質特異性:澱粉に液化性に作用し、分解産
物として主にマルトースを蓄積する。
物として主にマルトースを蓄積する。
2)至適pH:5.5 (第1図に示される。)3)
至適温度:90℃〜95°C(第2図に示される。)4
)温度安定曲線: (第3図に示される。)以下に本発
明を実施例にて具体的に説明する。
至適温度:90℃〜95°C(第2図に示される。)4
)温度安定曲線: (第3図に示される。)以下に本発
明を実施例にて具体的に説明する。
なおα−アミラーゼ活性の測定法は次の通りである。
アミラーゼ活性測定法:
0.2%可溶性澱粉0.5−1buffero、25m
Eを2連準備し、一方は試料添加直後に1.5N酢酸1
mlを加え反応を停止させ、他方は試料添加後80℃、
30分反応させた後1.5N酢酸を1ml加え反応を停
止させる。両方に〔0,1%■2.1%KI)溶液8m
Eを加えOD 690を計る。ヨード殿粉反応の青色を
30分で1割減少させる活性を1unitと定義し、次
式に従って計算した。
Eを2連準備し、一方は試料添加直後に1.5N酢酸1
mlを加え反応を停止させ、他方は試料添加後80℃、
30分反応させた後1.5N酢酸を1ml加え反応を停
止させる。両方に〔0,1%■2.1%KI)溶液8m
Eを加えOD 690を計る。ヨード殿粉反応の青色を
30分で1割減少させる活性を1unitと定義し、次
式に従って計算した。
アミラーゼ活性−
なお、可溶性椴松(メルク社製品、ジアスターゼ定量用
)は末端還元糖の1元基を除く処理をしたものを用いた
。
)は末端還元糖の1元基を除く処理をしたものを用いた
。
実施例1 耐熱性α−アミラーゼ遺伝子の分離ジクチオ
グロマス・サーモフィラムH−6−12FERM−P階
7114の染色体DNAは斉藤、三浦の方法〔ハイオチ
ミカ・エト・バイオフィジカ・アクタ(Biochim
、 Biophys、 Acta) 72巻、 61
9頁(1963年)〕に準じて調製し、このものの制限
酵素旧ndI[Iで部分分解して得られる断片と合成コ
ンセンサスプロモーターベクターであるpYEJOOl
(ファルマシアP−Lハイオケミカルズ社製品)を
制限酵素HindIII (宝酒造社製品)で完全分解
し、アガロース電気泳動にかけ大きい断片を回収後、ア
ルカリホスファクーゼ(宝酒造社製品)処理して得られ
る断片とを連結し得られた組換え体DNAを大腸菌(F
2.coli C600rk−mk−)に形質転換した
。こうして得られたアンピシリン耐性形質転換株につい
て以下のようにアミラーゼ活性発現の検出を行った。ア
ンピシリン50pg/祿を含むL−ブロス寒天プレート
上に滅菌したろ紙をのせ、これにアンピシリン耐性形質
転換株をレプリカし、−晩培逐後溶菌酵素含有緩ih液
(50mMト’Jスー塩酸緩衝液(pl+7.5)、0
.1%トリトンX −100及び2 mg / m、e
リプチームからなる。〕をろ紙にしみ込ませ37°C1
1時間静置後、可溶性殿粉含有プレート(0,2%可溶
性澱粉、クロラムフェニコール1100It / −及
び40mMリン酸緩衝液(pH6,0) ]に溶菌させ
、コロニーが下になるようにしてろ紙にのせ、これを6
0°Cで一晩反応させI2蒸気で染色したところ、ヨー
ド澱粉反応によるハローを形成する菌株がとれた。この
菌株をアンピシリン5hg / mを含むし一ブロス(
1%ハクトドリプトン、 0.5%酵母エキス、0.5
%食塩、0.1%グルコースを含みpl+7.3に調整
したもの。)に植菌後、−晩培養し、集菌後10mM
)リス−塩酸緩衝液(pt!7.3)で洗浄し、1.5
mjの10mM)リス−塩酸緩衝液(pH7,3)に懸
濁後超音波処理し、遠心した試料につきアミラーゼ活性
測定(85℃、30分)を行い形質転換されていること
を確認した。この形質転換株からプラスミドを常法によ
り鋼製した復旧ndII[で切断すると2.55Kb、
1.90Kb、0.75Kbの3断片が生じ計5.3K
bが挿入されていることがわかった。
グロマス・サーモフィラムH−6−12FERM−P階
7114の染色体DNAは斉藤、三浦の方法〔ハイオチ
ミカ・エト・バイオフィジカ・アクタ(Biochim
、 Biophys、 Acta) 72巻、 61
9頁(1963年)〕に準じて調製し、このものの制限
酵素旧ndI[Iで部分分解して得られる断片と合成コ
ンセンサスプロモーターベクターであるpYEJOOl
(ファルマシアP−Lハイオケミカルズ社製品)を
制限酵素HindIII (宝酒造社製品)で完全分解
し、アガロース電気泳動にかけ大きい断片を回収後、ア
ルカリホスファクーゼ(宝酒造社製品)処理して得られ
る断片とを連結し得られた組換え体DNAを大腸菌(F
2.coli C600rk−mk−)に形質転換した
。こうして得られたアンピシリン耐性形質転換株につい
て以下のようにアミラーゼ活性発現の検出を行った。ア
ンピシリン50pg/祿を含むL−ブロス寒天プレート
上に滅菌したろ紙をのせ、これにアンピシリン耐性形質
転換株をレプリカし、−晩培逐後溶菌酵素含有緩ih液
(50mMト’Jスー塩酸緩衝液(pl+7.5)、0
.1%トリトンX −100及び2 mg / m、e
リプチームからなる。〕をろ紙にしみ込ませ37°C1
1時間静置後、可溶性殿粉含有プレート(0,2%可溶
性澱粉、クロラムフェニコール1100It / −及
び40mMリン酸緩衝液(pH6,0) ]に溶菌させ
、コロニーが下になるようにしてろ紙にのせ、これを6
0°Cで一晩反応させI2蒸気で染色したところ、ヨー
ド澱粉反応によるハローを形成する菌株がとれた。この
菌株をアンピシリン5hg / mを含むし一ブロス(
1%ハクトドリプトン、 0.5%酵母エキス、0.5
%食塩、0.1%グルコースを含みpl+7.3に調整
したもの。)に植菌後、−晩培養し、集菌後10mM
)リス−塩酸緩衝液(pt!7.3)で洗浄し、1.5
mjの10mM)リス−塩酸緩衝液(pH7,3)に懸
濁後超音波処理し、遠心した試料につきアミラーゼ活性
測定(85℃、30分)を行い形質転換されていること
を確認した。この形質転換株からプラスミドを常法によ
り鋼製した復旧ndII[で切断すると2.55Kb、
1.90Kb、0.75Kbの3断片が生じ計5.3K
bが挿入されていることがわかった。
このプラスミドをpDT622と命名(第4図に示され
る。)した。pDT622を1IindI[Iで切断後
アガロースゲル電気泳動にかけ、ヘクターに挿入されて
いる3断片を回収し、これをニックトランスレーション
(了マシャム社製キット)により〔α−32P〕dCT
Pでラヘルしサザンハイブリダイゼーション(Sout
hern tlybridization)を行ったと
ころプラスミドpYEJ001に挿入されたDNA断片
は確かにジクチオグロマス・サーモフィラムH−6−1
2FERM−PN[L 7114の染色体DNAに由来
することが示された。
る。)した。pDT622を1IindI[Iで切断後
アガロースゲル電気泳動にかけ、ヘクターに挿入されて
いる3断片を回収し、これをニックトランスレーション
(了マシャム社製キット)により〔α−32P〕dCT
Pでラヘルしサザンハイブリダイゼーション(Sout
hern tlybridization)を行ったと
ころプラスミドpYEJ001に挿入されたDNA断片
は確かにジクチオグロマス・サーモフィラムH−6−1
2FERM−PN[L 7114の染色体DNAに由来
することが示された。
次にpDT622を制限酵素5phI にューイングラ
ンドハイオラボ社製品)で切断し、3.8Kb断片を回
収し、このSph r断片を合成コンセンサスフロモー
ターのできるだけ直下につなくために、pYEJOOl
をl1indlIIで切断し、大きい方の断片を回収、
再連結し、Sph rで切断したものへ連結した。こう
して得られた組換え体DNAをE、coli C600
に形質転換した形質転換株も前記と同様にアミラーゼ活
性測定(85℃、30分)したところ酵素活性が認めら
れた。調整されたプラスミドを本発明者らはpDT80
1(第5図に示される。)と命名した。pDT801を
制限酵素EcoRVにて3箇所切断して得られる断片の
うち、大きい断片A、Bを回収したのち再連結しこれを
用いてE、coli C600を形質転換したところ、
得られた形質転換株は、pDT62MDT801保持菌
株と同様にα−アミラーゼ活性(85℃、30分反応)
を有していることが認められた。調製されたプラスミド
を本発明者らはpDT901と命名した。pDT901
及びpDT901に組み込まれたDNAのいくつかの制
限酵素切断部位は第6図に示されている。
ンドハイオラボ社製品)で切断し、3.8Kb断片を回
収し、このSph r断片を合成コンセンサスフロモー
ターのできるだけ直下につなくために、pYEJOOl
をl1indlIIで切断し、大きい方の断片を回収、
再連結し、Sph rで切断したものへ連結した。こう
して得られた組換え体DNAをE、coli C600
に形質転換した形質転換株も前記と同様にアミラーゼ活
性測定(85℃、30分)したところ酵素活性が認めら
れた。調整されたプラスミドを本発明者らはpDT80
1(第5図に示される。)と命名した。pDT801を
制限酵素EcoRVにて3箇所切断して得られる断片の
うち、大きい断片A、Bを回収したのち再連結しこれを
用いてE、coli C600を形質転換したところ、
得られた形質転換株は、pDT62MDT801保持菌
株と同様にα−アミラーゼ活性(85℃、30分反応)
を有していることが認められた。調製されたプラスミド
を本発明者らはpDT901と命名した。pDT901
及びpDT901に組み込まれたDNAのいくつかの制
限酵素切断部位は第6図に示されている。
実施例2 大腸菌での耐熱性α−アミラーゼ裂造法
実施例1に準じて調製されたプラスミドpDT901を
E、coli C600に形質転換し、得られた形質転
換株IE、coli C600rk−mk−(pDT9
01) FERM−Pt’h8280をアンピシリン5
01jg / meを含むL−ブロス培地10m1’に
植菌後−晩37°Cで培養後、集菌し、培養上澄を菌体
外画分とし、菌体を10mMMJスー塩酸緩衝液(pH
7,3)で洗浄し1.5meの10mM )リス−塩酸
緩衝液(pH7,3)に懸濁後、超音波処理し遠心分離
して菌体破片を除いた上澄を菌体内画分としてそれぞれ
のアミラーゼ活性を測定したところ菌体内画分にのみα
−アミラーゼ活性が認められ、その活性は23.6u/
dであった。
E、coli C600に形質転換し、得られた形質転
換株IE、coli C600rk−mk−(pDT9
01) FERM−Pt’h8280をアンピシリン5
01jg / meを含むL−ブロス培地10m1’に
植菌後−晩37°Cで培養後、集菌し、培養上澄を菌体
外画分とし、菌体を10mMMJスー塩酸緩衝液(pH
7,3)で洗浄し1.5meの10mM )リス−塩酸
緩衝液(pH7,3)に懸濁後、超音波処理し遠心分離
して菌体破片を除いた上澄を菌体内画分としてそれぞれ
のアミラーゼ活性を測定したところ菌体内画分にのみα
−アミラーゼ活性が認められ、その活性は23.6u/
dであった。
L−ブロス培地(pH7,3) ニ
ドリプトン(Difco社m) 1.0%酵母エキス(
Difco社製)0.5%塩化すトリウム
0.5% グルコース 0.1% 発明の効果 本発明は、高度好熱性絶対嫌気性菌ジクチオグロマスー
サーモフイラムH−6−12FIER?l−P嵐711
4の耐熱性α−アミラーゼ遺伝子を大腸菌に形質転換可
能ならしめたものであり、これによって、これまで嫌気
的条件でかつ高温で生産していた耐熱性α−アミラーゼ
を好気的条件下でしかも常温培養によって製造すること
が可能となった。
Difco社製)0.5%塩化すトリウム
0.5% グルコース 0.1% 発明の効果 本発明は、高度好熱性絶対嫌気性菌ジクチオグロマスー
サーモフイラムH−6−12FIER?l−P嵐711
4の耐熱性α−アミラーゼ遺伝子を大腸菌に形質転換可
能ならしめたものであり、これによって、これまで嫌気
的条件でかつ高温で生産していた耐熱性α−アミラーゼ
を好気的条件下でしかも常温培養によって製造すること
が可能となった。
第1図、第2図及び第3図は本発明の遺伝子組換えによ
って大腸菌より製造された耐熱性α−アミラーゼの主通
pH1至適温度及び温度安定曲線を示すものであり、第
4図及び第5図はプラスミドpYEJ001に耐熱性ア
ミラーゼ遺伝子を連結して得られるプラスミドpDT6
22、及びpDT801の各種制限酵素による切断地図
をそれぞれ示すものである。 第6図は、プラスミドpDT901及びプラスミドpD
T901に組み込まれた耐熱性α−アミラーゼ遺伝子の
各種制限酵素による切断地図を示すものである。又、p
DT901に組み込まれた耐熱性α−アミラーゼ遺伝子
を含む2.6Kb D N A断片は反復して挿入され
ている。図中太線はジクチオグロマス・サーモフィラム
由来のDNAであることを示す。
って大腸菌より製造された耐熱性α−アミラーゼの主通
pH1至適温度及び温度安定曲線を示すものであり、第
4図及び第5図はプラスミドpYEJ001に耐熱性ア
ミラーゼ遺伝子を連結して得られるプラスミドpDT6
22、及びpDT801の各種制限酵素による切断地図
をそれぞれ示すものである。 第6図は、プラスミドpDT901及びプラスミドpD
T901に組み込まれた耐熱性α−アミラーゼ遺伝子の
各種制限酵素による切断地図を示すものである。又、p
DT901に組み込まれた耐熱性α−アミラーゼ遺伝子
を含む2.6Kb D N A断片は反復して挿入され
ている。図中太線はジクチオグロマス・サーモフィラム
由来のDNAであることを示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ジクチオグロマス・サーモフィラムの耐熱性α−ア
ミラーゼ遺伝子を組み入れたプラスミドを宿主細菌に挿
入することにより形質転換された菌株を培養後、培養菌
体を集菌し、該菌体より耐熱性α−アミラーゼを採取す
ることを特徴とする耐熱性α−アミラーゼの製造法。 2 ジクチオグロマス・サーモフィラムの耐熱性α−ア
ミラーゼ遺伝子が制限酵素HindIII認識部位を2箇
所、制限酵素EcoRV認識部位を1箇所、制限酵素R
sa I 認識部位を1箇所、制限酵素Acc I 認識部位
を1箇所及び制限酵素BglII認識部位を1箇所有する
遺伝子であるところの特許請求の範囲第1項記載の耐熱
性α−アミラーゼの製造法。 3 プラスミドが合成コンセンサスプロモーターベクタ
ーpYEJ001である特許請求の範囲第1項記載の耐
熱性α−アミラーゼの製造法。 4 宿主細菌が大腸菌である特許請求の範囲第1項記載
の耐熱性α−アミラーゼの製造法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60-121536 | 1985-06-06 | ||
JP12153685 | 1985-06-06 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6291181A true JPS6291181A (ja) | 1987-04-25 |
Family
ID=14813673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27340185A Pending JPS6291181A (ja) | 1985-06-06 | 1985-12-06 | 耐熱性α−アミラ−ゼの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6291181A (ja) |
-
1985
- 1985-12-06 JP JP27340185A patent/JPS6291181A/ja active Pending
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