JPS6290897A - 白色発光ｅｌ素子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はＯＡ機器、自動車用機器、平面ＴＶ等のディス
プレイに用いられるＥＬ素子、特に白色発光が得られる
薄膜型のＥＬ素子に関するものである。

〔発明の背景〕

現在、国外および国外で薄膜ＥＬ素子の研究と開発が活
発に行われており、シャープ社（昭。

５５．４．応用物理学会予稿集、Ｐ２Ｓ５、“１α−Ｆ
−１０白色発光ＡＣ薄膜ＥＬ素子”）およびフィンラン
ドの口とア社（日経エレクトロニクス１９８Ｌ１１．９
１’８６、”ＭＥレポート、原子層エピタキシャル技術
で作ったエレクトロルミネッセント・パネル°）は既に
文献に発表して製品化している。しかし、該両者の製品
はいづれもＺｎＳ：ｉｎ系の橙黄色発光であり、該発光
は輝度、効率および寿命の諸点で実用レベルに達してい
るが、まだ問題点が多い。その他に希土類元素な付活剤
とする発光色のものは数多く研究されているが、まだ輝
度、効率および寿命の諸点で実用化に程遠い状況にある
。

そこで、ＯＡ機器、自動車用機器、平面ＴＶ等のディス
プレイへの適用において、白色発色は不可欠であるため
、高輝度、高効率および長寿命である白色発光の薄膜Ｅ
Ｌ素子への実用化が非常に期待されているのが現状であ
る。

〔発明の目的〕

本発明は上記のような従来技術の問題点を解消し、薄型
ＥＬ素子の橙黄色発光を簡易な手段により白色発光に変
換できるεＬ素子を提供することを目的とするものであ
る。

〔発明の概要〕

本発明は上記目的を達成するために、橙黄色発光ＥＬ素
子の発光面側外面上に、青色発光系の有機蛍光染料から
なり、かつ適切な占有面積比を有するパタンを形成し、
発光時に合成白色を得るようにしたことを特徴とする。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施例を図面について説明する。

第１図は本発明の第１実施例を示す断面図である。

同図において、発光ＥＬ素子の発光層３上には透明電極
層２および透明導電性基板１が順次に積層され、かつ該
電極１１２および基板１上には電子ビーム蒸着法、スパ
ッタリンダ法、ＭＯ−ＣＶＤ法芒＝＝＝＝＝苛のうちの
任意の方法によシ厚さα５μ寓の；ｌｎｓ：Ｍｎ層（図
示せず）がそれぞれ形成されると共に、加熱処理による
再結晶化後、高周波スパッタリング法により厚さ約０５
μｍのチタン酸鉛薄層（図示せず）が形成されている。

ついで、上記発光層３の背面にアルミニウムの蒸着法に
より、絶縁層４を介して高反射性の背面電極５を形成し
、さらに該背面電極５の背面に防湿封止層６を形成する
。このようにして作成された薄膜εＬ素子は橙黄色白色
を示し、５００＃ｚ、、　１８０Ｆで駆動した場合には
、約５００１？ｃＬ／、／の輝度を示した。

次に前記基板１上に、青色発光系の有機蛍光染料なα１
〜４．０係含有するエチルセルローズ系ペーストを、ス
クリーン印刷法によシ印刷した線幅約１００μ鶏の青色
発光性のストライプ状の微細パタン８を約１５０μｍの
ピッチで形成した。

このようにして作成された薄膜ＥＬ素子を、通常の外光
の存在する室内で５００Ｈｚ、　１８０Ｖの交流電場を
印加した結果、はぼ白色光に変換されて見られることが
確認された。この際の輝度は約１５０６ｄｌ／ｎ？であ
った。ただし、前記薄膜ＥＬ素子を暗所で点灯する場合
には、青色系蛍光染料が発光しないから元の橙黄色を発
光する。

第２囚および第３図は本発明の第２実施例の断面図およ
び平面図を示したもので、同図の符号のうち第１図と同
一符号は同一または該当する部分を示すものとする。

この第２実施例は、前記第１実施例における透明導電性
基板１、例えば透光性に優れたメタクリル酸樹脂製の厚
さ約６０μ鶏の薄板上に、第１１！施例と同様にしてス
トライプ状パタン８を形成した点が異なるのみで、その
他の構造は同一であるから説明を省略する。このような
第２実施例にお＾ても、第１実施例と同様な白色変換効
果があることは確認済である。一方、青色系蛍光塗料は
耐光性の問題があるため、必要に応じて取替えることが
可能である第２冥施例は第１実施例に比べて有利である
と推考されろ。

上述の両実施例では、微細パタン８をストライプ状に形
成したが、本発明は該形状に限定されることなく、ドツ
ト状または格子状（市松模様）に形成しても同様な効果
を得ることかできる。

なお、本発明は前記のように青色系の有機蛍光染料を用
いるため、該染料を励起発光させるだけの外光のある場
所での使用に限定される問題が・あるが、多くの場合に
なんらかの形で外光が得られるから、白色変換に同等支
障をきたす恐れはない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、現在実用化され
ているＺｎＳ：Ｍｔｓタイプの薄膜ＥＬ素子の橙黄色発
光を、簡易でかつ低コストの手段によυ白色に変換する
ことが可能である。したがって、本発明は高輝度、高効
率および長寿命を得ることができる白色発光ＥＬ素子と
して好適である。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の白色発光ＥＬ素子の各実
施例を示す断面図、第３図は第２図の平面図である。 １・・・・・・・・・・・透明基板 ２・・・・・・・・・・・・透明電極層３・・・・・・
・・・・・・発光層 ７・・・・・・・・・・・・フィルム層８・・・・・・
・・・・・・バタン ”＜−、、、＋

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．橙黄色発光ＥＬ素子の発光面側外面上に、青色発光
   系の有機蛍光塗料からなり、かつ適切な占有面積比を有
   するパタンを形成し、発光時に合成白色を得るようにし
   たことを特徴とする白色発光ＥＬ素子。
2. ２．上記パタンを、透明導電性基板上に設けた透明また
   は透光性のフィルム層上に形成したことを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の白色発光ＥＬ素子。