JPS628979Y2 - - Google Patents

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JPS628979Y2
JPS628979Y2 JP14682082U JP14682082U JPS628979Y2 JP S628979 Y2 JPS628979 Y2 JP S628979Y2 JP 14682082 U JP14682082 U JP 14682082U JP 14682082 U JP14682082 U JP 14682082U JP S628979 Y2 JPS628979 Y2 JP S628979Y2
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cam
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plate
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JP14682082U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車のトランスミツシヨンに使用
されているリング状の2段式歯車、いわゆるコン
スタンドギヤのギヤラウンド加工に使用されてい
るギヤラウンド盤に係り、特にコンスタントギヤ
の歯形状が変つた場合、ギヤラウンド加工の段取
りがえ作業が容易にできるようにしたギヤラウン
ド盤に関する。
従来、第1図及び第2図に示すコンスタントギ
ヤ1において、小さい方の歯車2には内歯歯車
(図示せず)が摺動自在に噛合するようになつて
おり、噛合性を良好にするため該歯車のドツグ部
2aに面取り、すなわちギヤラウンド加工をする
必要がある。このギヤラウンド加工には、第3図
に示すようにストレートタイプと1枚おき段差タ
イプとの2種類があり、タイプが異なつたギヤラ
ウンド加工するごとに同図に示すように夫々のタ
イプに適応した3個の割出し歯車群4,5、カム
板6,7及びリンク板8,9に交換してやる必要
があつた。この段取りがえ作業に要する時間は、
同図に示すように、例えば3個の割出し歯車群
4,5に5分、カム板6,7に10分、リンク板
8,9に20分、即ち合計35分かかつており、非常
に多くの時間を要し、またカム板6,7は形状が
異なるので、段取りがえの際には異種のカム板を
さがし出す必要もあることからこの段取りがえ作
業は面倒であり、作業者に疲労を与え作業能率を
低下させるという欠点があつた。
本考案は、上記した従来技術の欠点を除くため
になされたものであつて、その目的とするところ
は、カム面が同一形状に形成された2個のカム板
をカム面が互いに一致するように配置して一体的
に回転させることができるようにし、またいずれ
か一方のカム板を他方のカム板に対して180゜回
転させカム面が互いに逆方向になるように他方の
カム板に固着し一体的に回転できるように構成
し、かつ2個のカム板の位相が一致した状態と該
位相が180゜ずれた状態とが選択的に用いられる
ようにすることによつて、被加工物のコンスタン
トギヤのドツグ部の歯形状が異なつたギヤラウン
ド加工をする場合、単にいずれか一方のカム板を
180゜回転させて他方のカム板に固着するだけで
済むようにし、同一形状の2個のカム板を用い
て、ストレートタイプと1枚おき段差タイプの2
種類のコンスタントギヤのギヤラウンド加工がで
きるようにすることであり、またこれによつて異
種のカム板をさがし出す必要性をなくし、段取り
がえ作業の容易化と、作業能率の向上を図ること
である。
要するに本考案は、基台と、該基台に固着され
た案内台に摺動自在に嵌挿され一方向に付勢され
ている往復台に収容された割出し歯車群と、前記
往復台に支承され前記割出し歯車群に連動して回
転しかつ被加工物が取り付けられる回転軸と、前
記基台に回動自在に支承され先端に刃具が取り付
けられる加工スピンドルと、前記基台に回動自在
に支承されたカム軸に固着された2個のカム板か
らなるカム板群と、前記基台に一端が枢着され他
端に前記カム板群のカム面に圧接係合するカムロ
ーラが枢着されかつ前記往復台に連結されたリン
ク板とを備え、前記カム板群の2個のカム板のカ
ム面が同一形状に形成され、前記カム軸に前記両
カム面が互いに一致するように配置して前記カム
板群が一体的に回転できるように構成され、また
いずれか一方の前記カム板を他方のカム板に対し
て180゜回転させて前記カム面が互いに逆方向に
なるように他方のカム板に固着し一体的に回転で
きるように構成され、かつ前記2個のカム板の位
相が一致した状態と該位相が180゜ずれた状態と
が選択的に用いられるように構成されたことを特
徴とするものである。
以下本考案を図面に示す実施例に基いて説明す
る。本考案に係るギヤラウンド盤12は、基台1
3と、往復台14と、割出し歯車群15と、回転
軸16と、加工スピンドル17とカム板群19と
リンク板20とを備えている。
往復台14は、基台13の上面に固着された案
内台22に摺動自在に嵌挿されており、該往復台
の下面に植設されたばね受け板23と案内台22
の空間部22aに収容された圧縮ばね24によつ
て矢印Aの方向に付勢されている。割出し歯車群
15は往復台14内に収容され3個の割出し歯車
25,26,27からなつており、これらの歯車
は原動軸(図示せず)に連動して回転するように
なつている。回転軸16は往復台14に回動自在
に支承されており、割出し歯車群15に連動して
回転するようになつている。また回転軸16の先
端には、被加工物の一例たるコンスタントギヤ1
が一体的に回転するように取り付けられるように
なつている。
加工スピンドル17は、基台13の適宜な箇所
に軸方向の移動を拘束されて回動自在に支承され
ており、その先端には刃具30(いわゆるペンシ
ルカツター)が取り付けられるようになつてお
り、該刃具によつてコンスタントギヤ1のドツグ
部2aがギヤラウンド加工れるようになつてい
る。
カム板群19は、2個のカム板32,33から
なつており、これらのカム板は基台13の適宜な
箇所に軸方向の移動を拘束されて回動自在に支承
されたカム軸34に該カム軸と一体的に回転する
ように固着されている。その詳細を第7図から第
10図によつて説明すると、カム板32,33は
円板状に形成されており、その外周面には同一形
状のカム面35が形成されている。該カム面は一
例として、第9図に示すように回転中心Oより真
上に6mm上がつた点aを中心として半径R1=68
mmの半周円弧面35aと、回転中心Oより真下に
7mm下がつた点bを中心として半径R2=73mmの
半周円弧面35bとによつて形成されている。
そしてカム軸34の先端に形成されたフランジ
部34aのボス部34bに一方のカム板32を嵌
挿し、フランジ部34aに取付けねじ36によつ
て固着し、他方のカム板33をフランジ部34a
に嵌挿し、一方のカム板32に取付けねじ37に
よつて固着することによつて両方のカム板32,
33が一体的に回転するようになつており、第9
図に示すように両方のカム板をカム面35が互い
に一致するように配置して固着するようになつて
おり、またカム面35が互いに逆方向になるよう
に配置して固着すると、第7図に示すように2個
の半周円弧面35bからなるカム面が形成される
ようになつている。
リンク板20は、一端が基台13に回動自在に
支承された支え軸40に嵌挿され、キー40aに
よつて固着されており、他端にはカム板群19の
カム面35に外接して従動するカムローラ41が
枢着されている。またリンク板20は連結機構4
2によつて往復台14に連結されており、従つて
リンク板20のカムローラ41は圧縮ばね24の
付勢力によつてカム板群19に圧接従動するよう
になつており、カムローラ41がカム板群19の
カム面35のカムリフトの高い位置から低い位置
に移動すると、往復台14が圧縮ばね24の復元
力によつて第4図において矢印Aの方向に摺動す
るようになつている。また逆にカムローラ41が
カム板群19のカム面35のカムリフトの低い位
置から高い位置に移動すると、往復台14が圧縮
ばね24のばね圧に抗して第4図において矢印B
の方向に摺動するようになつている。
本考案は、上記のように構成されており、以下
その作用について説明する。第6図に示すように
コンスタントギヤ1のドツグ部2aをギヤラウン
ド加工するに際して、ストレートタイプの歯形状
を加工する場合は、カム板群19を第7図及び第
8図に示すように組み立てる。この状態でカム軸
34が第4図において矢印Cの方向に回転し、カ
ム板群19が同方向に回転すると、リンク板20
が支え軸40を中心として矢印E−Fの方向に揺
動し、それに伴つて往復台14が矢印A−Bの方
向に摺動する。同時に回転軸16は原動軸に連動
して回転する割出し歯車群15を介して矢印G方
向に回転する。そして矢印Hの方向に回転する加
工スピンドル17に取り付けられた刃具30によ
つてコンスタントギヤ1のドツグ部2aはギヤラ
ウンド加工される。この場合一方の半周円弧部3
5bによつて1つの歯部の頂面から次の歯部の頂
面まで加工されるので、カム板群19の1回転に
よつてストレートタイプの2個の歯部の加工を行
うことができる。
このような状態から同じストレートタイプの歯
形状のコンスタントギヤ1であつて、歯車2の歯
数が異なるものを加工する場合には、割出し歯車
25を適宜な歯数のものと交換する。
またこのようなストレートタイプの歯形状のコ
ンスタントギヤ1の加工を終了して、1枚おき段
差タイプの歯形状のコンスタントギヤ1のギヤラ
ウンド加工に移行する場合には、段取りがえの作
業が必要となるが、もし歯車2の歯数が上記の場
合と同一であれば、割出し歯車25の交換は不要
である。
次に、1枚おき段差タイプの歯形状のコンスタ
ントギヤ1であつて、歯数がストレートタイプの
歯形状の場合と異なるものをギヤラウンド加工す
るように段取りがえするには、カム板33を第8
図の状態から第10図に示すようにカム板32に
対して180゜回転させて一方のカム板32に一体
的に固着する。またコンスタントギヤ1の歯数が
異なる場合には割出し歯車25を交換して上記の
ようなギヤラウンド加工がなされる。この場合一
方の半周円弧部35aによつて1つの歯部の頂面
から次の歯部の頂面まで加工され、他の半周円弧
部35bによつて更に次の歯部の頂面まで加工さ
れるので、常にカム板群19の1回転によつて1
枚おき段差タイプの2個の歯部の加工を行うこと
ができる。
このように本考案によれば、コンスタントギヤ
1のドツグ部2aのギヤラウンド加工をする場
合、歯形状が変つても単にカム板群19のいずれ
か一方のカム板を180゜回転させて他方のカム板
に固着するだけで済み、またカムローラ41はカ
ム板群19に常に外接(第3図に示す従来のカム
板6では内接)しているのでリンク板20を交換
する必要がない。この場合第11図に示すよう
に、一例としてカム板群19及び歯車25を交換
するに要する時間は夫々2分、5分で合計7分と
なり、従来例の35分に比べて1/5で足り、極め
て短時間に段取りがえができる。
本考案は、上記のように構成され、作用するも
のであるから、カム面が同一形状に形成された2
個のカム板をカム面が互いに一致するように配置
し一体的に回転させることができ、またいずれか
一方のカム板を他方のカム板に対して180゜回転
させてカム面が互いに逆方向になるように他方の
カム板に固着し一体的に回転させることができる
ように構成し、かつ2個のカム板の位相が一致し
た状態と該位相が180゜ずれた状態とが選択的に
用いられるようになつているので、コンスタント
ギヤのドツグ部の歯形状が異なつたギヤラウンド
加工をする場合、単にいずれか一方のカム板を
180゜回転させて他方のカム板に固着するだけで
済むようになり、同一形状の2個のカム板を用い
て、ストレートタイプと1枚おき段差タイプの2
種類のコンスタントギヤのギヤラウンド加工がで
きる効果があり、この結果異種のカム板をさがし
出す必要性をなくすことができ、段取りがえ作業
の容易化と、作業能率の向上を図ることができる
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はコンスタントギヤの正面図、第2図は
第1図の−矢視縦断面図、第3図はコンスタ
ントギヤの歯形状の相違による段取りがえ作業の
交換部品及びその所要時間を示す説明図、第4図
から第11図は本考案の実施例に係り、第4図は
ギヤラウンド盤の正面図、第5図は第4図に示す
ものの右側面図、第6図はコンスタントギヤのド
ツグ部を刃具によつてギヤラウンド加工している
状態を示す斜視図、第7図はストレートイプのギ
ヤラウンド加工をする場合のカム板群とリンク板
のカムローラとの相互関係を示す正面図、第8図
は第7図の−矢視縦断面図、第9図は1枚お
き段差タイプのギヤラウンド加工をする場合のカ
ム板群とリンク板のカムローラとの相互関係を示
す正面図、第10図は第9図の−矢視縦断面
図、第11図はコンスタントギヤの歯形状の相違
による段取りがえ作業の交換部品及びその所要時
間を示す説明図である。 1は被加工物の一例たるコンスタントギヤ、1
2はギヤラウンド盤、13は基台、14は往復
台、15は割出し歯車群、16は回転軸、17は
加工スピンドル、19はカム板群、20はリンク
板、22は案内台、30は刃具、32,33は
夫々カム板、34はカム軸、35はカム面、41
はカムローラである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基台と、該基台に固着された案内台に摺動自在
    に嵌挿され一方向に付勢されている往復台に収容
    された割出し歯車群と、前記往復台に支承され前
    記割出し歯車群に連動して回転しかつ被加工物が
    取り付けられる回転軸と、前記基台に回動自在に
    支承され先端に刃具が取り付けられる加工スピン
    ドルと、前記基台に回動自在に支承されたカム軸
    に固着された2個のカム板からなるカム板群と、
    前記基台に一端が枢着され他端に前記カム板群の
    カム面に圧接係合するカムローラが枢着されかつ
    前記往復台に連結されたリンク板とを備え、前記
    カム板群の2個のカム板のカム面が同一形状に形
    成され、前記カム軸に前記両カム面が互いに一致
    するように配置して前記カム板群が一体的に回転
    できるように構成され、またいずれか一方の前記
    カム板を他方のカム板に対して180゜回転させて
    前記カム面が互いに逆方向になるように他方のカ
    ム板に固着し一体的に回転できるように構成さ
    れ、かつ前記2個のカム板の位相が一致した状態
    と該位相が180゜ずれた状態とが選択的に用いら
    れるように構成されたことを特徴とするギヤラウ
    ンド盤。
JP14682082U 1982-09-27 1982-09-27 ギヤラウンド盤 Granted JPS5950630U (ja)

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JP14682082U JPS5950630U (ja) 1982-09-27 1982-09-27 ギヤラウンド盤

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JP14682082U JPS5950630U (ja) 1982-09-27 1982-09-27 ギヤラウンド盤

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Publication Number Publication Date
JPS5950630U JPS5950630U (ja) 1984-04-03
JPS628979Y2 true JPS628979Y2 (ja) 1987-03-02

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ID=30326684

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JP14682082U Granted JPS5950630U (ja) 1982-09-27 1982-09-27 ギヤラウンド盤

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