JPS6288756A - アンワインダ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ウェブロールに巻き取られたウェブを繰り出
してスーパーカレンダ等へ給送するアンワインダ装置に
係り、特に巻径の小さくなった旧ウエブロールをウェブ
ロール支持台から切離してこのウェブロール支持台上に
新ウエブロールを供給し、旧ウエブロールから新ウエブ
ロールにウェブ継ぎを行うようにした新規なアンワイン
ダ装置に関する。

［従来の技術］ 第４図は従来のアンワインダ装置の一例を示している。

図示する如くウェブ１を巻き取ったウェブロール２はウ
ェブロール支持台３上に回転自在に支持され、ウェブ１
が図示しないスーパーカレンダ等に纏り出されるように
なっている。ウェブロール支持台３の後方には繰り出し
の完了したスプール７を支持するだめのスプール支持台
４が設置されている。そして、ウェブロール支持台３上
のウェブロール２からすべてのウェブ１が繰り出された
時にレール６を上昇させてスプール７をウェブロール支
持台３上からスプール支持台４上に転がして移すように
なっている。上記スプール７が除かれたウェブロール支
持台３上には新たなウェブロール２が載置され、スプー
ル支持台４上に移されたスプール７はスプール支持台４
上からクレーン等で搬出されることになる。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上記アンワインダ装置にあっては、先ず
、ウェブロール支持台３上のウェブロール（旧ウエブロ
ール）２からウェブ１をすべて繰り出してスプール４を
スプール支持台４上に移した後でなければウェブロール
支持台３上に新ウエブロール２を供給することができな
いため、旧ウエブロール２から新ウエブロール２に切替
えるまでに多くの時間がかかり、連続運転が不可能であ
った。

しかも、ウェブロールの切替え毎にその都度新たなウェ
ブをスーパーカレンダ等に人手により通さなければなら
ないため、労力及び時間を要するばかりでなく、ウェブ
のロスが多いという問題があった。

［発明の目的］ 本発明は上記従来技術の問題点を解決すべくなされたも
のであり、その目的は旧ウエブロールから新ウエブロー
ルの切替えが旧ウエブロールの搬出を待つことなく迅速
にでき、旧ウエブロールから新ウエブロールへのウェブ
継ぎにより人手を要することなく新ウェブをスーパーカ
レンダ等に迅速容易に通すことができ、紙継ぎ部通過の
際、ニップを開放することにより断紙することなく運転
が可能で生産性を大幅に向上させることができるアンワ
インダ装置を提供することにある。

［発明の概要］ 上記目的を達成するために本発明は、ウェブロールから
ウェブをスーパーカレンダ等へ繰り出させるためにウェ
ブロールを回転自在に支持するウェブロール支持台を備
え、このウェブロール支持台にはウェブが繰り出されて
巻径の小さくなったウェブロールをウェブロール支持台
から切離してウェブを繰り出させるウェブロール切離手
段と、ウェブロールが切離された上記ウェブロール支持
台上に新たなウェブロールを移送する新規ウェブロール
移送手段とが並設されている。また、ウェブロール支持
台には上記ウェブロール切離手段に支持された巻径の小
さくなったウェブロールのウェブを上記ウェブロール支
持台上に移送された新ウエブロールのウェブの始端部に
接続するウェブ継ぎ手段が並設されている。

［実施例］ 以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて詳述する
。

本発明に係るアンワインダ装置は第１図〜第３図に示す
如く側面し形状に形成され、そのコーナ部に配置された
ウェブロール支持台１０と、垂直部に配置されたウェブ
ロール切離手段１１およびウェブ継ぎ手段１２と、水平
部に配置された新規ウェブロール移送手段１３とから主
に構成されている。ウェブロール２はスプール７に、ウ
ェブ１を巻き取ってなるものである。上記ウェブロール
支持台１０はウェブロール２のスプール７の両端軸受部
を支持するホルダ１４を有し、ウェブ１を後述する両支
社２８間を通して前方の図示しないスーパーカレンダに
繰り出すようになっている。

ホルダ１４は、ウェブロール移送手段１３側および上方
を開放して形成され、ウェブロール支持台１０には、新
規ウェブロール移送手段１３により移送されて来たウェ
ブロール２のスプール７の両端軸受部をホルダ１４に固
定するための押付はレバー１５がビン１６で回動自在に
取付けられ、シリンダ１７によって回動操作されるよう
になっている。

上記新規ウェブロール移送手段１３は新たなウェブロー
ル２のスプール７の両端軸受部を支持してウェブロール
支持台１０へ案内する一対のレール１８を有している。

レール１８はその搬入端側に若干下降傾斜した状態で支
持フレーム１９上に略水平に取付けられている。

レール１８の搬入端にはウェブロール２のスプ−ル７の
両端軸受部を係止するストッパ６０が設けられていると
共にこのスプール７の両端軸受部をストッパ１９との間
で挟持したり開放する保持レバー２０がピン２１で回動
自在に支持され、保持レバー２０には操作用シリンダ２
２が連結されている。上記支持フレーム１９におけるレ
ール１８に沿った部分は中空フレームからなり、このフ
レーム内には、搬入端に供給されたウェブロール２のス
プール７の両端軸受部をウェブロール支持台１０方向へ
押して移送する押し腕２３を有する台車２４が夫々走行
自在に設けられ、台車２４は支持フレーム１９の長手方
向両端部間にスプロケット２５を芥して掛は渡された無
端状チェーン２６によって移動されるようになっている
。第３図において２７はチェーン２６を駆動するモータ
である。

上記ウェブロール切離手段１１は、上記ウェブロール支
持台１０の前方に垂直に起立して設けられた一対の支柱
２８に昇降自在に支持された昇降フレーム２９を備え、
昇降フレーム２９にはつニブ１が繰り出されて巻径の小
さくなったウェブロール２のスプール７の両端軸受部を
下方から支持してウェブロール支持台１０から切離すた
めの支持アーム３０がシリンダ３１によってウェブロー
ル支持台１０側へ水平に出没自在に設けられている。支
持アーム３０にはスプール７の両端カップリング部の下
面を回転自在に支持するローラ３１が取付けられ、ウェ
ブ１がたるまないようにウェブロール２の回転を抑制す
るために、ローラ３１にはブレーキ５ｏが取付けられて
いる。上記昇降フレーム２９を昇降移動させるために、
両支柱２８の頂部には一端にモータ３２を有する駆動軸
３３が水平に掛は渡され、この駆動軸３３に取付けられ
た駆動スプロケット３４と支柱２８の下端部に取付けら
れ従動スプロケット３５との間には昇降フレーム２９を
支持した昇降用無端状チェーン３６が掛は渡されている
。

また、ブレーキ５０にてウェブ１の張力を保持している
状態において、張力が低下したり、ウェブ１にたるみが
出たときに補助的にウェブ１に張力を与えるために、一
方の支柱２８にはシリンダ３７により回動操作されるＬ
形しバー３８がビンで取付けられ、このＬ形しバー３８
の先端部にはウェブロール２のスプール７の一端に押圧
される摩擦ロー５３９が回転自在に取付けられている。

この摩擦ローラ３９は主柱２８に取付けられたモータ４
０によりチェーン４１．４２を介して低速回転されるよ
うになっている。

一方、ウェブ継ぎ手段１２は両支柱２８間に掛は渡され
た軸４３を介して回動自在に支持された一対のウェブ継
ぎ用レバー４４を有し、これらウェブ継ぎ用レバー４４
の先端部相互間には支持アーム３０に支持されたウェブ
ロール２から両支柱２８間を通って前方へ繰り出された
ウェブ１を支承してウェブロール支持台１０上のウェブ
ロール２上に押圧する押圧ローラ４５が回転可能に取付
けられている。ウェブロール支持台１０上のウェブロー
ル２におけるウェブ１の始端部には予め接着剤が塗布さ
れており、この接着剤上に支持アーム３０上のウェブロ
ール２から前方へ繰り出されたウェブ１を押圧ローラ４
５で押圧することにより両ウェブ同士を接続するように
なっている。

上記ウェブ継ぎ用レバー４４には回動操作用シリンダ４
６が連結されると共に押圧ローラ４５と支持アーム３０
上のウェブロール２との間に掛は渡されたウェブ１を切
断するカッタ４７がシリンダ４８によって押圧ローラ４
５上を往復回動自在に設けられている。

次に作用を述べる。

図示しないカレンダにウェブ１が繰り出されてウェブロ
ール支持台１０上のウェブロール２の巻径が小さくなっ
たら、その下方に待機していた昇降フレーム２９の支持
アーム３０を突出させた状態で昇降用チェーン３６の駆
動により上昇させる。

支持アーム３０は上記ウェブロール２のスプール７の両
端カッブリジグ部を支承してウェブロール支持台１０の
ホルダ１４から切離し、ウェブロール２を上方へ移動す
る。支持アーム３０は支柱２８上の最上昇位置でウェブ
ロール２の回転を許容しつつウェブロール支持台１０上
に新ウエプロール２が供給されるまで待機する。

一方、レール１８上の搬入端には新ウエブロール２がク
レーン等により搬入され、この新ウエブロール２をウェ
ブロール支持台１０上に移送するに際して先ず保持レバ
ー２０を解除方向へ回動させた後、チェーン２６の駆動
で台車２４の押し腕２３を移動させて新ウエブロール２
をレール１８に沿って転勤させつつウェブロール支持台
１０まで移送する。そして、押付はレバー１５を回動さ
せることにより新ウエブロール２のスプール７の両端軸
受部をホルダ１４上に固定する。

次に、ウェブ継ぎを行うに際して、摩擦Ｏ−ラ３９を低
速回転させつつ支持アーム３０上における旧ウエブロー
ル２のスプール７のカップリングに圧接させることによ
りこの旧ウエブロール２を減速回転させ、そのウェブ１
をウェブ継ぎ手段１２の押圧ローラ４５により新ウエブ
ロール２上に押圧する。新ウエブロール２のウェブ１の
始端部表面には予め接着剤が塗布されているため、上記
押圧ロール４５による押圧により旧ウエブロール２のウ
ェブ１が新ウエブロール２の始端部に接続されることに
なる。

次いで、カッタ４７を突出させることにより抑圧ローラ
４５と旧ウエブロール２との間に掛は渡されたウェブ１
を切断する。これにより、ウェブ継ぎが終了して、先行
するウェブ１に引張られて新ウエブロール２からウェブ
１が繰り出される。

従って、人手を要することなくウェブ１をカレンダに迅
速容易に通すことができる。カレンダの連続運転が可能
となり、生産性を大幅に向上させることができる。また
、自動機械的に連続してウェブ１をカレンダに通すこと
ができるので、人手によるよりもウェブ１のロスが少い
。　　　゛また、上述したようなウェブ継ぎを行えば、
旧ウエブロール２のウェブ１が空になるのを待つことな
く迅速にウェブ継ぎを行うことができると共に、ウェブ
継ぎをした後はライン運転に関係なく旧ウエブロール２
を支持アーム３０上から自由に搬出することができ、操
業上有利である。

支持アーム３０から旧ウエブロール２を搬出したなら、
支持アーム３０を没入させた状態で下降させて新ウエブ
ロール２のスプール７の下方に待機させればよい。

尚、ウェブ１が給送される側はカレンダの外、スリッタ
等であってもよい。

［発明の効果］ 以上要するに本発明によれば次の如き優れた効果を発揮
する。

（１）　　ウェブロール支持台上のウェブロールの巻径
が小さくなったときにこの旧ウエブロールをウェブロー
ル支持台上から切離し、新ウエブロールを上記ウェブロ
ール支持台上に移送して上記旧ウエブロールから新ウエ
ブロールにウェブ継ぎを行うようにしたので、旧ウエブ
ロールから新ウエブロールへの切替えが旧ウエブロール
の搬出を持つことなく迅速にできると共に、切替え後は
ライン運転に関係なく旧ウエブロールの搬出を自由に行
うことができ、操業上有利である。

■　旧ウエブロールから新ウエブロールに自動的にウェ
ブ継ぎを行うことができるので、人手を要することなく
新ウェブをカレンダ等に迅速容易に通すことができ、連
続運転が可能となり、生産性の向上が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す側面図、第２図は第１
図Ａ−Ａ線断面図、第３図は第１図Ｂ−Ｂ線断面図、第
４図は従来のアンワインダ装置の側面図である。 図中、１はウェブ、２はウェブロール、１０はウェブロ
ール支持台、１１はウェブロール切離手段、１２はウェ
ブ継ぎ手段、１３は新規ウェブロール移送手段である。 特許出願人　　石川島播磨重工業株式会社十條製紙株式
会社 代理人弁理士　絹　谷　　信　雄 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ウェブロールからウェブをスーパーカレンダ等へ繰り出
   させるためにウェブロールを回転自在に支持するウェブ
   ロール支持台と、ウェブが繰り出されて巻径の小さくな
   ったウェブロールを上記ウェブロール支持台から切離し
   てウェブを繰り出させるウェブロール切離手段と、ウェ
   ブロールが切離された上記ウェブロール支持台上に新た
   なウェブロールを移送する新規ウェブロール移送手段と
   、上記ウェブロール切離手段に支持された巻径の小さく
   なったウェブロールのウェブを上記ウェブロール支持台
   上に移送されたウェブロールのウェブの始端部に接続す
   るウェブ継ぎ手段とを備えたことを特徴とするアンワイ
   ンダ装置。