JPS6287600A - 魚類のプロラクチンポリペプチド - Google Patents

魚類のプロラクチンポリペプチド

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JPS6287600A
JPS6287600A JP60227531A JP22753185A JPS6287600A JP S6287600 A JPS6287600 A JP S6287600A JP 60227531 A JP60227531 A JP 60227531A JP 22753185 A JP22753185 A JP 22753185A JP S6287600 A JPS6287600 A JP S6287600A
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JP
Japan
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dna
fish
prolactin
polypeptide
rna
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JP60227531A
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Yoshihisa Kuwana
良寿 桑名
Moriyuki Sato
盛幸 佐藤
Seiga Itou
伊藤 菁莪
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KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/575Hormones
    • C07K14/57554Prolactin
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/70Vectors or expression systems specially adapted for E. coli

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  • Fodder In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は魚類たとえば、シロザケのプロラクチンポリペ
プチドをコードするDNA、1DNAを組み込んだ組換
え体DNA、該組換え体DNAを含む微生物および該微
生物を用いる魚類のプロラクチンポリペプチドの製造法
に関する。魚類のプロラクチンは魚類の成長促進効果を
有する。 さらにシロザケ成魚を淡水に移すと24時間後に血’l
透圧はやや低下するが、以後は一定に保たれるので、ン
ロザケ成魚は淡水適応能をもつことが知られている。こ
の浸透圧の低下に呼応して、血中プロラクチン濃度も、
24時間後に有意に上昇することから、シロザケの淡水
適応に、プロラクチンは重要な働きをもつと考えられて
いる。 従って、本発明方法によって提供されるプロラクチンボ
リベプチドは、魚類の遷殖産業分野において広い用途が
期待される。 従来の技術 浦乳頚のプロラクチンは脳下垂体において土、帝される
がそれらの活性ならびに構造は公知である。 たとえばヒトプロラクチンについては、J、B。 Josimovichらによってエンドクリノロシイ(
εndo−crinology)  71.209(1
962)  に、L、 !A、Sherwoodらによ
ってブロン−ディング・オブ・ザ・ナショナル・アカデ
ミイ・オブ・サイエンス(Proc、 Natl。 Acad、 Sci、) tlsA、 58.2307
(1967)に報告されている。魚類のプロラクチンに
ついても、これまでに単離されたという報告はいくつか
見られる。 ティラピアよりの単離例: S、 W、 Farmer
ら、ジェネラル・アンド・コンパラティブ・エンドクリ
ノロシイ(Gen、 Comp、 Endocrin、
)、 31.60〜71(1977)サケよりの単離例
: D、 R,Idler ら、ジェネラル・アンド・
コンパラティブ・エンドクリノロシイ(Gen、Com
p、Endocrin、)、 35.409〜418(
1978)コイよりの単離例: T、 B、 Ngらジ
ェネラル・アンド・コンパラティブ・エンドクリノロシ
イ(Gen。 Camp、   Endocrin)  42.  1
41〜146(1980)シロサケよりの*離例: H
,Kawauch+ら、ジェネラル・アンド・コンパラ
ティブ・エンドクリノロシイ(Gen、  Comp、
  Eh1jocri!]、 )、 119.4.46
〜458(19ft3)一方1111V乳動物のプロラ
クチン遺伝子については、ラブドプロラクチン遺伝子C
N、 E、 Cooke ラ、ジャーナル・オブ・ハイ
昂ロジカル・今ミストリイ(J。 B+ol、  Chem、) 255.  No、13
. 6502(19!to)〕 ウンブロラクチン遺伝
子CJ、 It、 Ni 1sonら、 ヌクレイ2.
り・アシド・リサーチ(Nucle+c Ac1ds 
Res、)8.  No、7゜1561(1980) 
:l 、  ヒトプラクチン遺伝子(+4.ECook
eらジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストシイ
(J、Biol、  Chem、) 256.  No
、8. 4(107(1981)  〕などが既に知ら
れているが、魚類のプロラクチン遺伝子についてはいま
だに報告がない。 発明が解決しようとする問題点 魚類のプロラクチンは魚類の成長促進効果および淡水適
応能の調節作用を有するので、篠魚用餌料の組成物とし
て有用であるが、魚類の脳下垂体からの採取は供給量が
限られている。従って魚類のプロラクチンを安価に大量
に供給する方法の開発が望まれている。 問題点を解決するための手段 本発明者らは、組換えDNA技法により魚類のプロラク
チンを製造する方法について研究を行った。その結果、
魚類のプロラクチン製造に使用することができる、魚類
のプロラクチンポリペプチドに相補的なりNAの採取な
らびにこれを含む組換え体DNAおよび微生物の製造に
成功した。即ちシロサケ脳下垂体からメツセンジャーR
NA(mRNA)を抽出し、これと相補的なり N A
 (cDNA)を合成し、次いでシロサケのプロラクチ
ンのN末端付近のアミノ酸配列に対応するDNAプロー
ブを合成し、このDNAとハイブリダイズするcDNA
を選択することにより、シロザケブロラクチン遺伝子を
クローン化し、そのcDNAの全塩基配列を決定した。 本発明者らはさらに研究を進め、シロサケのプロラクチ
ンをコードするDNAを組み込んだ組換え体DNAを含
む微生物を培養することにより、培養物中にンロザケプ
ロラクチンボリベブチドが著量蓄積することを見い出し
、本発明を完成するに至った。 以下に本発明の詳細な説明する。 本発明は、魚類のプロラクチンポリペプチド、とくに第
1表に示されたペプチド配列を有するポリペプチドを提
供する。該ポリペプチドは、組換えDNA技法を用いて
下記のごと<製造することができる。 即ち、魚類プロラクチンのmRNAを鋳型として用いて
該mRNAに相補性を示すD N A (cDNA)を
調製し、該cDNΔを組み込んだ組換え体プラスミドを
調製する。さらに、板組換え体プラスミドを宿主微生物
に挿入する。該DNAおよび組換え体プラスミドは、と
くにエブンエリヒア・コリのような細菌中でプロラクチ
ン遺伝子の増幅に使用することができる。板組換え体プ
ラスミドを有する微生物は魚類のプロラクチンポリペプ
チドを安価に大1に製造するために有用である。 従って、本発明は、魚類のプロラクチンポリペプチドを
コードするD N A 、該D N Aを組み込んだ組
換え体DNA、該組換板組DNAを含む微生物および該
微生物を用いる魚類のプロラクチンポリペプチドの製遇
法を提供する。 本発明のDNAと組換え体プラスミドは下記の−SQ的
手法で調製される。 シロサケ脳下垂体より全RNAを調製し、これをオリゴ
(dT)セルo−ス(oligo(dT)cellui
oselカラムを通すことによりポリアデニル酸〔ポリ
(A)〕を有するRNACポ’J (A) RN A 
’Jを分離する。 このポリ(A) RN A を鋳型とし、迎転写酵ムに
より二重鎖D NAを合成する。組換え体は試験管内D
NA組換え技法を用し)、大腸菌のプラスミドDNAの
ようなベクターDNAに合成したDNAを挿入して(4
)られるっンロザケブロらクチンmRNへに相補性を示
すD N Aを有する組換え体プラスミト′は、該プラ
スミドが持つマーカー:5−もみ−づし1て選択する。 次に本発明のDさ、+AおJび組換え体プラスミドの製
法につ′、)で具体Q′Jに説明する。 捕獲されたシτ」ザケより脳下垂体を摘出し、即座に液
体窒素中にて凍結する。この凍結脳下垂体にグアニジウ
ム・イソチオ゛2/ア不−1−(guanidiumi
soth 1ocyanate)を加え破砕し、可溶化
する。次いてCsCf溶液層に重層17、超遠心後、沈
殿物とし全細胞質RNAをi辱ろ。またグアニジウム・
インチオンアネート可溶化物にLi(1!を加えてlマ
N Aのみを沈殿させ回収することもできろ。 抽出したRNAをNaC1またはKCAの高塩濃度(た
とえば0.5 M )溶液に溶解し、オリゴ(dT)セ
ルロースのカラムに通塔してボ1t(A>を有するm 
RN Aをカラムに吸着させる。水、10m :+A 
) IJス−HCff暖衝液緩衝液な低塩濃度溶液を用
いて溶出し1、ポリ(Δ)を有するmRNAを単離する
。 以下、オカーヤマーバーグ(Okayama−1’le
rg)の方法〔オカヤ7−77ド・パーク(nkaya
ma & Berg);モレキュラー・アンド・セルラ
ー ・バイオロジイ(!、Iol、 Ce1l、 Bi
ol、 )−之、 161 (1982)コに従い、C
IINAの合成および、そのベクターへの徂み込みを行
−1つ 土ずべ(ノクーー戸′ライフ・−を合成する。<;!ク
ーとし−3は、さ!、、々、1よp(D V 1を、3
 )l掲fし容液、たとえばトi(ス−H(: n緩衝
液(たとえばpH7、5,10m!、1)、  \A 
g (、、f’、 2 <たとえば6 rn〜1 ) 
+ N a C2(たと鷲ぼl Q 「a M )を含
む溶液中てKpTllで処理17、pL−D V l 
” K pn I o% 位ヲ”JJ lfJ’i t
 ル。 、−のDNAをトリス−1−+ Cβ援衝液(たとえば
f〕1(6、8,30mM) 、  カコジル6シナト
リウ74、(たと、女、ば’、40mM)、(7,′N
Cf、(たとえば1mM)、ジチオスレイl−外(たと
えば0.1mM)およびdTTP (たとえばQ、 2
5 m M )中、ターミナルチオキンヌクレオ−1ジ
ルトランスフエう−ゼとともに一定温度(た上えば37
℃)で一定時間(たとλば20分間)・イシキュベート
シ、ベクターD N Aの両3′末端に60個前後のチ
ミジル残基を付加ずろ。さらに、−のDNAをトリス−
HC、e÷ν衝液(たとえばp H7,5,No m〜
1)、〜IIg C1p2(たとえば6m\j> 、N
aCj (たとえば1j〕On1〜4)を含尤、゛溶液
中EC0RIで切断後、低融点フ′ガ舅−スゲル電気泳
勃法〔ラルス・つ・イスランダ−(Lars W+es
lander ) : アナリテイリル+、I<イオゲ
ミストリイ(4〜nalytical B+oct+e
+n+5try、 )98.305 (1979) 、
 以下i、G T法といつeにて分画し、約3.1 キ
ロベースの断片を回収する。次いで該D N Aを\a
c1.またはKClうつ高塩濃度〈たとえ7ば0.5 
M )溶液iこ溶解し7、ポリ(dA)セルロースカラ
ムに通塔して1VIJ(T)を6゛するベクタープライ
マー分子のみをカラムに吸着させろ5、水、10 m 
M トリス−HCff援所液のような低塩濃度溶液を用
いて溶出し、ボ1.1(T)の付加したベクタープライ
マー分子のみを)丘雌Vろ。 次:ニリン力−DさJ八を合成する。たと、えばpL1
■つXAを適当な7容液、たとえばト11ス−1−(C
7!’fl衝a(た吉〕8ばpH7,b、  l Om
七4) 、 MgCgz(たとえば6m〜+) 、Na
Cj! (た、とスば50mM)を含む溶液中でPst
iで・処理し、p 1−1のpsti部位咬−切[祈寸
5゜コ(’L) L)N Aを、d T T Pの代わ
りにdGTPを加える以外はベクタープライマー合咬・
二)場合と同様に処理シ、5.15個前後のオリゴIG
)鎖を付加する。該D N Aを適当な溶液たとえばト
リス用+CM’緩衝液(たとえばp 1−17.5.1
0m〜、1)、\4gCL(たさえばl’imM)。 Na(’:+、!(たとえば60mM)を含か溶、夜中
t−I In a IIIにで切断する。アガ「)−ス
′ノー゛ル電気泳乃にて約[]、]5キロベ=−ス、1
DNA′・H、H4−、、又・分、・1j1シ1、DI
ΣAI巳ベーパーにでp]収すら。−のようにしてリン
カ−DN、・〜・蟲得ろ、。 以上の、よう;−j7で(庫たポリ(A) RN A 
、べ・シターブらイマー、リンリーり N Aを[fl
’、”、(:つN A合媒を行]。、ボ’、i (A)
 RN△ 、ベブターブ丹イマ−D N  A +、、
  1.  リ −’、    H(1!  i′!1
? 液 (i−1&:R−1,DIA8.3,50m:
vl)、MgCL  (、i=ヒえばLimM)。 KCl(たとえば30mM)、  ジJオフ、 レイト
−ル(たとえば0.3m\う)、dATP、dTTP。 dCTP、、j、GTP (たとえば各々2m M )
を含む溶液中1、逆転写酵素を一定温度(たとえば37
℃)、一定時110(たと、々−ば40分間)反応さ廿
ろ。 こうし1て百−たRNA−DNA二重鎖の3’を端(て
、dTTPがdcTpに変わる以外はベクタープライマ
・−・に(+JT)鎖を付j=IコL/た条件と同様の
慢作でオリゴ(dC)鎖牟1;)個萌i受付加士ろ13
、−・つD N Aをトリス−HCp鐸衛液(たとえば
p l−I ’7.5 、 10m M ) 、 M 
g Cl 2 (たとえば6 mM)、  N a C
1(たとえば6(]m〜71)を含む溶液中)(i T
l (l ff(で切断する。このD N Aに、先に
調製(、た11ンカーDNAを混合し、トリス−)i 
CE tl (k液(たとえばpH7,5,20mM)
、MgCr*  (たとえば・1「n〜+) 、  (
Nl−4a);Son (たとえばlQm\1)。 KCl、(たとiば0.IM>、β−二コチ゛ノアミド
了テ゛二〕ノジスタレtチト′(β−−〜A11)0“
こt辷、’R,ハ0.1會1へ1,1)をり
【も1・溶
液中、人陽閑Dχ^ リノl′−セとともに一定時間(
たとえば16時間)、一定温度(たとえば12℃)でイ
ン千ユベートする。こうしてcDNAとリンカ−DNA
との環状化が行われる。この反応液にdATP、dTT
P、dGTP。 dCTPを各々、終濃度40μMとなるよう加え、大腸
菌DNAIJガーゼ、大腸菌DNAポリメラーセ11大
腸閑リボヌクレアーゼHを加え、RNA部分をDNAに
変換することにより、完全な二M鎖cDNAを含む組換
えプラスミドを得る。 こうして得た組換えプラスミドを用い大腸菌、たとえば
大腸菌C600SF3株を、たとえばスコツ1−(Sc
ott)らの方法〔重定勝哉:細胞工学 2.616(
1983) )により形質転換する。 上記で得た組換え体プラスミド上にはアンピシリン耐性
遺伝子が存在するため、形質転換した大腸菌はアンピシ
リン耐性を示す。以下の手法はこれらアンピシリン耐性
(ApR)菌株から魚類のプロラクチンmRNAに相補
性を示す遺伝子を持つ新規組換え体プラスミドDNAを
保有する菌株を選択するのに一般的に用いられる。すな
わち、上記で得られた形質転換株をニトロセルロースフ
ィルター上に固定し、既知のシロザケブロラクチンのア
ミノ酸配列より予想されるDNA配列を有する合成りN
Aプローブと会合させ、強く会合するものを選択する〔
グルンステインーホグネス(Grunstein −1
1ogness)の方法、プロシープ・イング・オブ・
ザ・ナショナル・アカデミイ・オブ・サイxンス(Pr
oc、Natl、ACad、Sc+、)、  IJsA
、、  72゜3961(1975) 〕。プローブ[
) N Aは通常のトリエステル法〔ジャーナル・オブ
・アメリカン・ケミカル・ソサイエテイ(J、Am、 
Chem、 Soc、 ) 、刀。 7327 (1975) )で合成される。合成りNA
プローブによる選択はサザーン(3outhern) 
;の方法〔ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオロ
ジイ(J、 Mol、 Biol、)、部、 503 
(1975))によってさらに確実にでき、この方法で
シロザケブロラクチンmRNAに相補性を示す遺伝子を
有する組換え体プラスミドDNAを同定できる。 このようにして得られる組換え体プラスミドの一例がp
SPRL1である。このプラスミドをシロザケブロラタ
チンをコードするDNAの供給源として用いることがで
きる。 シロザケプロラクチンをコードするD N Aを含むプ
ラスミドから該DNAを切り出し、これをベクターDN
Aに組み込み、得られる組換え体DNAを微生物に導入
し、得られる形質転換体を培養することによってシロザ
ケプロラクチンボリベプチドを培養物中に生成蓄積させ
、これを採取することによってンロザケブロラクチンポ
リペプチドを製造することができる。 シロザケプロラクチンをコードするDNAを含むプラス
ミドとしては、上記psPRL1が好適な例としてあげ
られる。 ベクターDNAとしては、挿入したD N 、A、を微
生物中で発現させることができるものなら、いかなるも
のでも用いることができる。好まし は、適当なプロモ
ーター、たとえばトリプトファン(trp)系、ラクト
−x (lac)系、P(、系などのプロモーターを持
ち、その下流にDNAを挿入でき、しかも内在するシャ
インダルガーノ配列(以下SD配列と略記する)と翻訳
開始コドン(ATG)との間を適当な距離たとえば6〜
18塩基対に調節したベクターDNAが用いられる。具
体的に好適なベクターDNAとしては、プラスミドpG
BL1をあげることができる。pGEL 1は第3図に
示すプラスミドで、それを含む大腸菌はEscheri
chiaヨ旦 IGELI(FERM  BP’−62
9)として昭和59年10月6日付で工業技術院微生物
工業技術研究所(微工研)に寄託されている。ポリペプ
チドをコードするDNAとベクターDNAとの組換えは
、制限酵素を用いて両DNAを消化後、T4DNAリガ
ーゼを用いて結合する一般的組換えDNA手法を用いて
行うことができる。 具体例として示したpSPRL1とpGEL 1の場合
は第3図に示したごとく2段階の造成を行う。すなわち
pSPRL1よりンロザケプロラクチン成熟ペプチドN
末端付近をコードするHaeIII−HindIII断
片と、c DNAの残りの部分およびベクタ一部分を含
む旧ndlI[−Banll断片を別々に得る。一方、
以下のような合成り N A IJンカーを作製する。 上記DNA断片と合成り N A ’JンカーとをT4
DNΔリガーゼで結合し、第3図に示した組換え体プラ
スミドρ5PRLA6を得る。 次にpSPRLA6よりシロザケプロラクチン成熟ペプ
チドをコードするBan III −BamHI消化断
片を得、pGELlからはトリブトファンプV]モータ
ーを含むBan ■−Bam1l I消化断片を得る。 上記2つのDNA断甲をT 4 D N A +Jガー
ゼて結合し、第3図に示した組換え体プラスミドpsP
RLBlを得る。本プラスミドはトリプトファンプロモ
ーター下流に、成熟ンロザケプロラクチンをコードする
領域が連結した形を有する。 上記組換え技法における反応の条件は、一般的に下記の
とおりである。 DNAの制限酵素による消化反応は、通常0,1〜20
μgのDNAを2〜200mM(好ましくは10〜40
mM)のトリス−H(1! (pH6,0〜9.5好ま
しくはp H7,0〜8.0>、0〜200mMのNa
CR,2〜30mM (好ましくは5〜10mM)のM
 g CR2を含む反応液中で、制限酵素0.1〜10
0単位(好ましくは1μgのDNAに対して1〜3単位
)を用い、20〜70℃(至適温度は用いる制限酵素に
より異なる)において、15分間〜24時間行う。反応
の停止は、通常55〜75℃で、5〜30分間加熱する
ことによるが、フェノールまたはジエチルピロカーボネ
ートなどの試薬により制限酵素を失活させる方法も用い
ることができる。 制限酵素消化によって生じたDNA断片の精製は、LO
T法やポリアクリルアミドゲル電気泳動法などによって
行う。 DNA断片の結合反応は、2〜200mM(好ましくは
10〜40mM)のトリ、7.−H(1(p H6,1
〜9.5、好ましくはp )I 7. O〜8.0)、
2〜20mM(好ましくは5〜10mM)のMgCR2
,0,1〜10mM (好ましくは0.5〜2、 Q 
m ′V′りのATP、1〜50mM(好ましくは5〜
10mM)のジチオスレイトールを含む反応液中で、T
4DNA、リガーゼ0.3〜10−’41位を用い、1
〜37℃(好ましくは3〜20℃)で15分間〜72時
間(好ましくは2〜20時間)行う。 結合反応によって生じた組換え体プラスミドD N A
は、必要により(:ohen らの形質転換法〔ニス・
エヌ−コ−x 7 (S、N、 Cohen)ら:プロ
シーディング・オブ・ザ・ナショナル・アカデミイ・オ
ブ・サイエンス(Proc、 Natl、 Acad、
 Sci、 ) 。 USA、 69.2110 (1972) 〕によって
、大腸閑に導入する。 組換え体プラスミドDNAを持つ大腸菌から該DNAの
単離は、後に述べる実施例1に示した方法あるいはバー
ンボイム(Birnboim )らの方法〔エイチ・シ
ー・バーンボイム(H,CoBirnboim )ら:
ヌクレイック・アンド・リサーチ(NucleicAc
ids Res、 ) 7 、1513(1979)]
などを用いて行う。 プラスミドDNAを1〜10種類の制限酵素で消化後ア
ガロースゲル電気泳動あるいはポリアクリルアミドゲル
電気泳動により切断部位を調べる。 さらにDNAの塩基配列を決定する必要がある時はマキ
サム・ギルバード法〔プロシーディング・オブ・ザ・ナ
ンヨナル・アカデミイ・オブ・サイxンx (Proc
、  Natl、Acad、  Sci、 )、  7
4. 560(1977) 〕またはM13ファージを
用いたサンガー(Sanger )法〔サンガー(Sa
nger )ら:プロシーディング・オブ・ザ・ナショ
ナル・アカデミイ・オブ・サイxンス(Proc、 N
atl、 Acad、 Sc+、) LISA。 74、5463(1977); アマーンヤム(Ame
rsham )社1413クローニング・アンド・ンー
クエンシング・ハンドブック (craning an
d sequencing handbook):]に
よって決定する。 本発明の魚類のプロラクチンペプチドは以下のとおりに
製造できる。 すなわち、プラスミド(例えばpsPRLBl >を用
いて大腸菌に−12HBIOIを形質転換させ、アンピ
シリン耐性のコロニーの中からpsPRLBlを有する
大腸菌を選びだす。psPRLBlを有する大腸菌を培
地に培養することにより培養物中に魚類のプロラクチン
ポリペプチドを生成させることができる。 にこて用いる培地としては大腸菌の生育ならびに魚類の
プロラクチンポリペプチドの生産に好適なものならば合
成培地、天然培地のいずれも使用できる。 炭素源としては、グルコース、フラクトース。 ラクトース、クリセロール、マンニトール、ンルビトー
ルなどが、窒素源として:ま、NH,Cn。 <N)(4)2S○4.カザミノ酸、酵母エキス、ポリ
ペプトン、肉エキス、バタトトリブトン、コーン・°ス
テイープ・リカーなどが、その他の栄養源としては、K
、HPO4、KH2PO,、NaCp。 Mg5Oa、ヒ゛タミンB+  、 >A g CL 
なと”が(重用できる。 培養はp H5,〜8.5.温度18〜40℃で通気攪
拌培養により行われる。 培養5〜90時間で培養閑体中にンロザケブロラクチン
ボリベブチドが蓄債するので、培養物かろ菌体を集菌し
、閑体をリソチーム鷺理後、凍結、融解を繰り返して閑
体を破砕し、遠心してえられる上清から通常のポリペプ
チドの抽出方法に従ってポリペプチドを採取する。 また該ポリペプチドの検出は培養菌体を直接レム’J 
(Laemmli)のサンプルバッファー〔レムリ(L
aemml i)、ネイチ+ −(Nature)、 
 227 、680(1970) 〕に1!10熱、溶
解後、5DS−ポリアクリルアミドゲル〔レムr) (
laemmli)の方法二同上文献〕にかけ、クマシー
ブリリアントブルー染色によって行う。 以下に本発明の実施例を示す。 実施例1.70サゲ脳下重体よりのポ’J(A)RN 
Aの調製。 10ザケl脳下垂体よりクアニンウムチオ7・ア不−ト
ーセンウムク1コライド法〔マニアティス(!Jan+
atis )ら鳩、モレキュラー−7o−ニンク(Mo
lecular Cloning)、 p196.  
コールド′・スプリングHハーバ−(Co1d Spr
ang 1larbOr )刊。 重定勝哉、細胞工学、 2 、616(1983> 〕
に従いポリ(A)を有するRNAを下記のごとく調製し
た。 シロザケの凍結脳下垂体2g(約30個体分)を4Mグ
アニンウムチオシアネート、05%ザルコンン、5mM
クエン酸ナトリウム(pH7’lおよび0.IMβ−メ
ルカプトエタノールからなる溶液101T11中でテフ
ロンホモゲナイザー(5r pm)にて破砕し可溶化し
た。このホモジネートを18G注射針に数回通してD 
N Aを分断した。5.7MC5(1,0,1M  E
DTA (pH8)の溶液各1.2mlを超遠心管中に
分注しておき、前記ホモジネートを重層した。旧tac
hi RPS 40 o−ターにて35,000rpm
 、  15時間遠心後、RNAを沈殿として回収した
。RNAの沈殿を1mM  EDTAを含むトリスート
IC!(pH8,0)溶液101Tllに溶解し、フェ
ノール−クロロホルムで抽出後、エタノール沈殿により
回収した。得られたRNA約1、lTgヲl Q mM
 ) ’J 、7  H’−,2(4iH3,0) に
ヨヒ11nM!らr) i’ Aか’) j> L ’
l容+ft1m1に溶か(、た。 65℃、5分間イ〕゛←ユベー 卜シ2.0.i:nし
)、5\、lN21 CRを加を−たp f見合゛吻を
オll:′、J<1汀)ゴールロース・カラー/= (
P −、1−1B+ochemtcais社裂)7oマ
トクうフィー(カラム体積0.5m1)にかげた3吸首
したポリ (A )をイ]するm RN AをI Cl
 m )i トリス−t(CI! (pH7,5)およ
び1 m M  E D T Aからなる溶液で溶出し
Q、2mlずつ分画した。3〜・5番目の両分を回収し
、ボIJ(A)を杓するm RN A約101.1gを
篩たつ 実施例2.  cDNA合成と該l[)N Aのベクタ
ーへの挿入。 オカヤマーハーグ(Okayama−BsrlB )の
方法〔モレキュラー・アンド・セルラー・バイオロジイ
(Mol、IJII、3 i 0 l、) 、 2 、
161(19132) )に従い、cDNAの合成とそ
れを組み込んだ゛打換え体プラスミドの造成を行−っだ
。その工程の4A1略庖・第1[スに示す。 pcDVI  Cオカヤ?・アンド・ハーグ(Okay
a−ma & Berg ) : モレキュラー・アン
ド・セルラー・バイオロジイ(’、、lo1.Ce1l
、Bio1.)、  3.280(1983>  ) 
 4 0 0 μg を10mM)  リ ス−−i(
CR(pH7,5) 、6mM  MgCAzおよびl
om〜1N a C2からなる溶液300μRに加え、
さろに500爪位のKpni(宝酒造社製、以不特記し
なし)限り制限酵素はすべて宝酒造社製)を加えて、3
7℃、6時間反応させ、プラスミド中のKpn1部位で
切断した。フエ/−ルークロロホルム抽出後、エタノー
ル沈殿によりD N Aを回収した。 K p n I切断した該D N A約200μgを4
0 mMカコジル酸ナトリウム、3QmM)リス−H(
1(pH6,8)、1mM  CaCLおよびQ、 l
 m Mジチオスレイトール(以下DTTと略記する)
からなる緩衝液(以下TdT緩衝液と略記する)にdT
TPを0.25 m +’Aとなるよう加えた溶液20
0μ正に加え、さらに81単位のターミナルア゛オキソ
ヌクし・オチシルトランスフェラーセ(以下TdTと略
記する>  (P −L Biochemicals社
製)を加えて、37℃、11分間反応させた。ここで、
pCDVIのKpnI切断部位の3′末端にポリ(tl
T)鎖が約67個付加された。該溶液からフェノール−
クロロホルム抽出、−クノール沈殿に、より、ポリ(d
T)鎖の付加したpcDVIDNA約100 、” g
を回収した。該DNr〜をlQmMトリスート! Cp
(pH7,5>、6mM  Mg(、L、l OQmM
  NaCpからなる緩衝液1.50μrに加ん、さら
に360tP位のEC0RIを加え、37℃2時間反応
させた。該反応物をL G T?去で処理後、約3. 
I K b v)DNA断片を[弓収(−7、約60μ
gのポリ(d]’)口付和pCDV iを得た。5 D
 N Aをl l) m >、1 トリス−+(cp 
(pH8,[ll)および1mM  E’DTAかみな
る溶液5004に溶解し、65℃5分間1./千ユベー
ト後、・k冷して50.mの;)〜’l  NaC&を
加えた。混合物を」リボ(d、A)セ・しL】−スカラ
ム(コラボラディプリサーチ社製)・70マドグラフイ
ーにかけた。ボ’J(dT)鎖長が充分なものは力うム
に吸容し、これを10 m M )リス−)(C4L2
(pl(8,0)および1mMEDTAからなる溶液で
溶出し、ポリ(dT)鎖の付加したpCDVl(以下べ
・′7クーブライ7−と略記する)27μgを75だ、
3次にリンカ−1つN Aの調製を行った。 pLll:、4カヤマ・ア〕2・ド・ハーグ(Okay
ama& Berg) : モレキ2−−・アンド・セ
ルラー・ハイオロジイ(!、Iol、 Ce1l、Bi
ol、)、  3.280(1983) E約14μg
を1.Om〜1トリス−1−Ice (pH7,5)。 6m)、+  M g CR2および5 (l m〜j
  NaC,”かろなる緩衝液2OL1μPに加え、さ
らH(’、 5 Q 、ilj位(7)Pstiを加え
、3 T”c :1時間反応させ、r〕l、ID N 
A中のPst1部位で切断さけた。、&反応物をフエ、
/−ルー グロロホノLム4BJ 出後、了−、’J/
 −/し沈没を行い、Pstiで切断した13 l、l
 D N A li’l13pgを回収した。該DNA
約13μgをTdT緩衝液に柊濃度0.25mMのdG
TPを含む溶液50μAに加え、さらにT d T (
P−L Biochemicals社製>54℃位を加
えて37℃13分間インキュベートし、pLlのPst
I切断部位3′末端に(dG)鎖を約14個付加した。 フェノール−クロロホルム抽出後エタノール沈殿にてD
NAを回収した。 該DNAを100.clの10mMトリス−HCf(p
H7,5) 、6 m M  M g Cj! 2およ
び60m1JNac!!からなる暖衡液100μβに加
え、さらに80単位の旧ndIIIを加えて37℃3時
間インキュベートし、pL lDNAのHi n d 
I[I部位で切断した。該反応物をアガロースゲル電気
泳動にて分画し、約0.5 K bのDNA断片をDE
AEペーパー法〔ドレツエン(Dretzen)ら、ア
ナリテイカル・バイオケミストリイ(八nal、 Bi
ochem、 ) 。 112、295(1981) ]にて回収し、オリゴ(
dG)鎖付きのリンカ−DNA(以下単にリンカ−DN
Aと略記する)を得た。 上記で調製したポIJ(A)RNA約2μg、ベクター
ブライマー約1.4μgを53mMトリス−HCf(p
H8,3)、8rr+M  MgC1z 、30mM 
 K(1!、0.3mM  DTT、2mMdNTP 
(dATP、dTTP、dGTPおよびdCTP)およ
び10単位のりボスクレアー七イ:/ ヒヒ9− (P
 −L  B+oct+co++calsPr、!りか
らなる溶液22.3μlに溶解し、10単位の逆転写酵
素(生化学工業社製)を加え、37℃40分間インキュ
ベートし、mRNAに相補的なりNAを合成させた。該
反応物をフェノール−クロロホルム抽出、エタノール沈
殿を行い、RN A−D N A二重鎖の付加したベク
タープライマーD N Aを回収した。該DNAを66
pMdcTPおよび0.2μgポリ(Δ)を含むTdT
緩衝液20μpに溶かし、14単位のT d T (P
 −L  Ilochemicals社製)を加えて3
7℃8分間インキュベートし、cDNΔ3′DNA12
個の(dC)鎖を付加した。 該反応物をフェノール−クロロホルム抽出し、エタノー
ル沈殿により(dc)鎖の付加したcDNΔ−ベクター
プライマーDNAを回収した。該DNAを10mMトリ
ス−H(1(pt(7,5)、6mMM g C122
および60mM  NaCpからなる液400μfに溶
かし、21位のHindllIを加え、37℃2時間イ
ンキクベートし、Hindu部位で切断したa該反応物
をフェノール−クロロホルム抽出、エタノール沈殿して
Q、 5 pmoleの(dC)鎖付加cDNA−ベク
ターブライマーD N Aを得た。該D N A 0.
08 pmoleおよび前記のリンカ−DNA0.16
 pmoleをlQmM)リス−HC11!(pH7,
5)、0.IM  NaC1!および1mMEDTAか
らなる溶液40μβに溶かし、65℃。 42℃、0℃でそれぞれ10分、25分、30分間イン
キュベートした。20mM)リス−H(12(p H7
,5)、4m!4 M g Cl 2. 10d <N
+(、)2SO4,0,1M KCI!および0.1m
Mβ−NΔDの組成で、全通400μβとなるよう反応
液を調製した。該反応液に10屯位の大腸菌DNA’J
ガーゼ(New England B+olabs p
3=製)を加え、11℃−夜インキユベートした。該反
応液を各40μMのdNTP、0.15mMβ−NAD
となるよう成分を追加調製し、5単位の大腸菌DNAリ
ガーゼ、7単位の大腸菌D N AポリメラーゼI (
P−L Bio−chemicals社製)および2単
位の大腸菌リボヌクレアーゼH(P−L Bioche
micals社製)を加え、12℃、25℃で順次1時
間ずつインキュベートした。 上記反応で、cDNΔを含む組換えDNAの環状化と、
RNA−DNA二重鎮のRNΔNeがDNAに買換され
、完全な二重鎖DNAの組換えプラスミドが生成した。 実施例3. シロザケブロラクチンcDNAを含む組換
えDNAの選択二 実施例2で得た組換えプラスミドを用い、大腸菌C60
0SF3株〔カメロン(Camernn) : プロン
−ティング・オブ・ザ・ナンヨナル・アカデミイ・オブ
・サイx ンx (Proc、 Natl、 Acad
、 Sc+、 ) ll5A。 72.3416(1,975) :]を5cottらの
方法〔重定勝哉:細胞工学、 2.616 (1983
) 〕に従い形質転換した。得られた約1,700個の
コロニ・−をニトロセルロース上に固定した。ンロザケ
プロラクチンのN末端から122番目−127番目のア
ミノ酸配列に対応する合成りNA 、すなわち (lJ) (C) (6番目の塩基はA、T、G、Cのいずれか、7番目の
塩基はAまたはG1 9番目の塩基はTまたはC1 12番目の塩基はAまたはGであり、 組み合わせて32通りの合成りNAの混合物となる。) を32pで標識したプローブに42℃で強く会合した7
閑株を選んだ〔グルンステイン・ホブ不ス(Gr[In
stein−)Iogness)の方法、ブロン−ディ
ング・オブ・ザ・ナンヨナル・アカデミイ・オブ・サイ
エンス(PrOc、  Natl、  Acad、Sc
+、) IJsA、  72.39fil(1975)
 〕。得られた7閑株についてサザーン(Southe
rn)の方法〔ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイ
オロジー(J、!、Iol、Bio1.)、 98 、
503(1975) )により、上記プローブでの会合
が確認された。これらのプラスミドはρ5PRL1.2
.4. 7゜8、 10. 11 と命名したが、いず
れもシロザケブロラクチンのアミノ酸配列から予想され
るD N A、配列を有することから、プロラクチンc
DNAを含んでいるものと考えられた。 実施例4. プラスミドpsPRL1の塩基配列:上記
で得られたプラスミド7種につき、種々の制限酵素で消
化し、cDNΔ部分の切断地図を決定した。プラスミド
pSPRL1中のcDNA(以下5PRLI という)
の制限酵素地図を第2図に示す。 次に実施例3で行った合成りNAプローブと最も強い会
合を示し、かつほぼ完全長のcDNAを含むと考えられ
るpSPRL1について、その翻訳領域の全ヌクレオチ
ド配列をM13ファージを用いたサンガー(Sange
r)法(Sangerら:プロシーデイング・オブ・ザ
・ナショナル・アカデミイ・オブ・サイx 7 ス(P
roc、  Natl、  Acad、  Sci、 
)、  tlsA。 74、 5463(1977)  + Amersha
m社M13 cloning andsequenci
ng handbook )に従って決定した。ヌクレ
オチド配列を第−表に示す。第一表中、塩基数1−69
力(ン・グナルペプ千ドを、70=630がシロザケプ
ロラクチンの成熟ベブ千ドをコードする。 pSPRL1に含まれるcDNA配列から予想されるア
ミノ酸配列は、天然のンロザケブロラクチンかみ決定さ
れているアミノ酸配列の一部と完全jニ一致し、該c 
I) N Aはシロザケプロラクチンをコードしている
ことが確認された。 psPRl、lを含む大腸菌は、Escherichi
a coliESPRLI(旺RM BP−776)と
して工業技術院微生物工業技術研究所(微工研)に昭和
60年4月26日付で寄託しである。 (以下余白) 実施例5. ンロザケブロラタチンをコードする組換え
体プラスミドの造成: (1)  psPRllから成熟シロザケブロラクチン
をコードする組換え体プラスミドpsPRLB1の造成
コンロサケプロラクチンをコードするDNAを含むブー
yZ ミt’ pSPRL1  10gを1[)mM)
リスHCn (pH7,5)、 7m1A  MgCj
’2、および100mM  NaC1を含む溶液(以下
”l−100緩衝液と略す)100mに溶かし、制限酵
素Hindlll(東洋紡績社製)30単位を加え、3
7℃2時間消化反応を行った。該反応液からLGT法に
より、pSPRL1でコードされるプロラクチンのN末
端側、5′非闘訳領域およびベクタ一部分を含む約0.
7KbのDNA断片約1JuZを得た。この0.7Kb
のDNAをYi00緩衝液20ρに溶かし、制限酵素H
a eI113単位を加え37℃2時間消化反応を行っ
た。この反応液をポリアクリルアミドゲル電気泳動後、
ガラスフィルタール適法でN末端付近に相当する43b
pのDNA断片約0.1lIgを得た。 次にpsPRll  2■をY−100緩衝液30mに
溶かし、Ban111(3単位、HindII[16単
位を加え、37℃で2時間消化反応を行った。 該反応液からL G T法により、psPRllでコー
ドされるシロザケプロラクチンのC末端側、3′−非翻
訳領域およびベクタ一部分を含む約3.7KbのDNA
断片約1.0■を得た。 一方成熟シロザケブロラクチンをコードするDNAの発
現に必要な翻訳開始コドンΔTOを付加し、さらにベク
ターDNAと上記DNAを連結する目的で下記のDNA
リンカ−を合成した。 まず−末鎖DNA 18merと16merを通常のト
リエステル法〔アール・フレア(R,Crea)ら:プ
ロシーディング・オブ・ザ・ナショナル・アカテ′ミイ
’オブ・サイエンス(Proe、  Natl、八ca
d。 Sci、 )、 [ISA、ユ5765(1978) 
’]により合成した。 13merおよび15merの一本鎖D N A各々4
0pmoleを50m+aトリスーHCβ (pH7,
5)  l Oml、1MgCβ2 、10mM  D
TTおよび1mM  ATPを含む溶液20薦に溶かし
、T4ポリヌクレオチドキナーゼく宝酒造社製)6単位
を加え、37℃、30分間リン酸化反応を行った。 上記で得たpsPRL1由来のHae[−H1nd!I
I断片(43bp) 0.08pmole 、 B a
 n III −H+ndIII断片(約3.7Kb>
 0.02pmoleを5f)m+、!トリフ1(CA
(p)(7,5)、10mMMgCρ2.10m1J 
 DTTおよび1mM  ATPを含む溶液30層に溶
かし、これに上記の合成りNA!Jン酸化反応液5犀を
加えた。この混合液にT4DNAIJガーゼ(宝酒造社
製)6単位を加え、4℃18時間結合反応を行った。該
反応液を用いて大腸菌に294株を形質転換しApRの
コロニーを得、このコロニーよりプラスミドDNAを回
収し、第3図に示したpSPRLA6を得た。pSPR
LA6の構造は、Pst I 、 BamHI 。 EcoR丁、3an ■、Bgl II、HindII
Iで切断して、アガロースゲル電気泳動にて確認した。 (2)  psPRLA6の成熟シロザケブロラクチン
をコードする領域の発現ベクターpGEL1への組み込
み=pSPRLA6 2■を304のY−100緩衝液
に溶かし、BamHIとBan IIIを各々8単位加
え、37℃3時間消化反応を行った。該反応液からLG
T法により、成熟ンロヂケブロラクチン全体をコードす
る約1.2KM’)DNA断片約0.1μgを得た。 別にpGELl  2μgを404のY−100緩衝液
に溶かし、Bam)II (!: Ban1lIとを各
々10単位加え、37℃3時間消化反応を行った。この
反応液からLGT法によりトリプトファンプロモーター
を含む約2,7KbのDNA断片約0,2■を得た。 上記で得たpSPRLA6のBan m −BamHI
 断片約1.2Kb  0.01gとpGELlのBa
n III −BamH!断片(約2.7Kb) 0.
015lIgを50m+、IトリスーHCf (pH7
,5) 、 10m1J  MgCj22.10耐ID
TTおよび1mM  ATPを含む溶液20城に溶かし
、T4DNAリガーゼ6、II位を加え、4℃、18時
間結合反応を行った。 該反応液を用いて大腸菌に294株を形質転換しAp″
のコロニーを得、このコロニーよりプラスミドDNAを
回収し、第3図に示したpsPRLBlを得た。psP
RLBlの構造はEcoRI 。 旧ndnI、Ban III、Pst I 、BamH
Iで切断してアガロースゲル電気泳動にて確認した。 実施例6.  psPRLBlを含む大腸菌によるシロ
ザケブロラクチンベブチドの生産: 実施例5で得た組換え体プラスミドpsPRLB1を用
い常法により大腸mW 3110strA株(F 8R
MBP−732)を形質転換した。得られたApHコロ
ニーを8+nlのMCG培地〔0,6%Na211PO
<、0.3%KH2PO4,0,5%NaCβ、0,1
 %NH,lJ、 0.5%グルコース、045 % 
カザミノ酸、  1m!、11.1g504゜4ug/
m!ビタミン3.  、 pH7,2:lに接手重し、
30℃で18時間培養した。得られた培養液をg、 o
o。 rpm、 10分間遠心して菌体を回収した。この菌体
をLaemmliの勺ンプルバッファーに懸濁後、5D
S−ポリアクリルアミドゲル電気泳動を行い、クマンー
ブリリアントブルーにて染色して、分子量約27.00
0の部位にポリペプチドバンドを検出した。このハンド
は該プラスミドを含まない大腸菌を用いた場合には存在
しなかった。この結果、psPRLBlを保有する大腸
菌はシロザケブロラクチンボリペプチドを大量に生産し
ていることがわかった。 psPRLBlを含む大腸菌は、Escherichi
a coliESPRLBI(FIERM BP−77
7)として、微工研に昭和60年4月26日付で寄託し
である。 発明の効果 本発明によれば、魚類のプロラクチンペプチドをコード
するD N Aを組み込んだ組換え体DNA。 板組換え体DNAを含む微生物が得られ、これらは魚類
のプロラクチンポリペプチドの大量生産に利用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(1)および(2)はオカヤマーハーグ法による
cl)NA合成と該DNAを含む組換え体プラスミドの
造成過程の慨略を示す。 第2図はpSPRL1に含まれるンロザ゛ケブロラクチ
ンをコードするcDNAの制限酵素地図を示す。 第3図は組換え体プラスミドpSPRLA6. psP
RLBlの造成過程を示す。 特許出願人(102)協和醗酵上業株式会社¥JI IKpnr哨化          tpstJi仁l
 EcoRL:?%’llヒ            
   1HlndLIび肖ILベアクーブライマーDI
すA ゛「口”T     mRNA AAAA  −−−−−−−−−−−−手続ネm正書(
方式) 昭和61年2月 7日 1 事件の表示 昭和60年特許願第227531号 2 発明の名称 魚類のプロラクチンポリペプチド 3 補正をする者 事件との関係  特許出願人 郵便番号  100 住 所 東京都千代田区大手町−丁目6番1号名 称 
(102)協和醗酵工業株式会社昭和61年1月8日(
発送日二同61年1月28日)5 補正の対象

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1表に示したペプチド配列を有する魚類のプロ
    ラクチンポリペプチド
  2. (2)魚類のプロラクチンがニシン類(Clupeif
    ormes)の成長促進効果を有するホルモンである特
    許請求の範囲第1項記載のポリペプチド。
  3. (3)魚類のプロラクチンポリペプチドをコードするD
    NA。
  4. (4)魚類のプロラクチンポリペプチドが第1表に示し
    たペプチド配列を有する特許請求の範囲第3項記載のD
    NA。
  5. (5)第1表に示したペプチド配列を有する魚類のプロ
    ラクチンポリペプチドをコードするDNAを組み込んだ
    組換え体DNA。
  6. (6)プラスミドpSPRL1と名づけた特許請求の範
    囲第5項記載の組換え体DNA。
  7. (7)第1表に示したペプチド配列を有する魚類のプロ
    ラクチンポリペプチドをコードするDNAを組み込んだ
    組換え体DNAを含む微生物。
  8. (8)該微生物がエッシェリヒア・コリに属する特許請
    求の範囲第7項記載の微生物。
  9. (9)魚類のプロラクチンポリペプチドをコードするD
    NAを組み込んだ組換え体DNAを含む微生物を栄養培
    地に培養し、該培養物中に魚類のプロラクチンポリペプ
    チドを蓄積せしめ、該培養物から該ポリペプチドを採取
    することを特徴とする魚類のプロラクチンポリペプチド
    の製造法。
JP60227531A 1985-05-10 1985-10-12 魚類のプロラクチンポリペプチド Pending JPS6287600A (ja)

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JP (1) JPS6287600A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04218294A (ja) * 1990-12-18 1992-08-07 Asanumagumi:Kk 照明などの制御システム

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JPH04218294A (ja) * 1990-12-18 1992-08-07 Asanumagumi:Kk 照明などの制御システム

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