JPS628668B2 - - Google Patents
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- JPS628668B2 JPS628668B2 JP56086607A JP8660781A JPS628668B2 JP S628668 B2 JPS628668 B2 JP S628668B2 JP 56086607 A JP56086607 A JP 56086607A JP 8660781 A JP8660781 A JP 8660781A JP S628668 B2 JPS628668 B2 JP S628668B2
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- ofc
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H41/00—Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H41/24—Details
- F16H2041/246—Details relating to one way clutch of the stator
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H2045/021—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type three chamber system, i.e. comprising a separated, closed chamber specially adapted for actuating a lock-up clutch
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポンプ翼車とタービン翼車とを、互に
直列に配置された一方向クラツチおよび断接クラ
ツチによつて直結させうるようにした車両用流体
トルクコンバータに関する。
直列に配置された一方向クラツチおよび断接クラ
ツチによつて直結させうるようにした車両用流体
トルクコンバータに関する。
自動車等の車両用流体トルクコンバータの直結
装置は、ポンプ翼車とタービン翼車とを流体を介
さないで直接連結させてそれら両者間の滑りをな
くしてトルクの伝達効率を向上させるために従来
より実用に供されてきたが、このような直結装置
では、ポンプ翼車とタービン翼車間に摩擦クラツ
チを介装し、この摩擦クラツチを油圧や遠心力等
によつて断接制御し、接続時にはポンプ翼車とタ
ービン翼車を直結させて流体伝導から機械伝導に
切換えるようにしているが、機械伝導中は摩擦ク
ラツチの滑りを許容していないので、流体トルク
コンバータが直結状態になると、エンジンのトル
ク変動が直接動力伝達系に伝わり、特に急減速時
にはそれに伴う衝撃が動力伝達系に伝えられ乗心
地を悪化させていた。このように、従来の直結装
置は伝導効率を向上させるものの乗心地を悪化さ
せるという欠点があつた。
装置は、ポンプ翼車とタービン翼車とを流体を介
さないで直接連結させてそれら両者間の滑りをな
くしてトルクの伝達効率を向上させるために従来
より実用に供されてきたが、このような直結装置
では、ポンプ翼車とタービン翼車間に摩擦クラツ
チを介装し、この摩擦クラツチを油圧や遠心力等
によつて断接制御し、接続時にはポンプ翼車とタ
ービン翼車を直結させて流体伝導から機械伝導に
切換えるようにしているが、機械伝導中は摩擦ク
ラツチの滑りを許容していないので、流体トルク
コンバータが直結状態になると、エンジンのトル
ク変動が直接動力伝達系に伝わり、特に急減速時
にはそれに伴う衝撃が動力伝達系に伝えられ乗心
地を悪化させていた。このように、従来の直結装
置は伝導効率を向上させるものの乗心地を悪化さ
せるという欠点があつた。
そこで本発明は、流体トルクコンバータのクラ
ツチ作動領域ではエンジンから駆動輪の方向、即
ちポンプ翼車からタービン翼車へは機械的結合に
より動力伝達を行なう一方、減速または惰行時に
は、機械的結合を自動的に断つて流体伝導に切換
えることにより、従来以上に燃料を節約した経済
走行を可能にするとともに減速に伴う伝導系への
衝撃を軽減しうるようにした、構造簡単且つコン
パクトな車両用流体トルクコンバータを提供する
ことを目的とする。
ツチ作動領域ではエンジンから駆動輪の方向、即
ちポンプ翼車からタービン翼車へは機械的結合に
より動力伝達を行なう一方、減速または惰行時に
は、機械的結合を自動的に断つて流体伝導に切換
えることにより、従来以上に燃料を節約した経済
走行を可能にするとともに減速に伴う伝導系への
衝撃を軽減しうるようにした、構造簡単且つコン
パクトな車両用流体トルクコンバータを提供する
ことを目的とする。
そして上記目的達成のために本発明は、ポンプ
翼車とタービン翼車との対向面間を、その対向面
間に互いに直列に配設される一方向クラツチおよ
び多板式摩擦クラツチを介して連結し、前記一方
向クラツチは、前記ポンプ翼車よりタービン翼車
側への一方向にのみ動力を伝達するよう構成され
ると共に、同クラツチの被、駆動部材のうち前記
摩擦クラツチに連なる部材が、該摩擦クラツチの
被、駆動摩擦板のうち前記一方向クラツチに連な
る摩擦板を摺動可能且つ回転不能に支持すること
を特徴とする。
翼車とタービン翼車との対向面間を、その対向面
間に互いに直列に配設される一方向クラツチおよ
び多板式摩擦クラツチを介して連結し、前記一方
向クラツチは、前記ポンプ翼車よりタービン翼車
側への一方向にのみ動力を伝達するよう構成され
ると共に、同クラツチの被、駆動部材のうち前記
摩擦クラツチに連なる部材が、該摩擦クラツチの
被、駆動摩擦板のうち前記一方向クラツチに連な
る摩擦板を摺動可能且つ回転不能に支持すること
を特徴とする。
以下図面により本発明の一実施例について説明
すると、先ず第1図において、本発明車両用流体
トルクコンバータTは、ドライブプレート2を介
してエンジンの出力軸1に連なるポンプ翼車3
と、タービン軸4に連なるタービン翼車5と、一
方向クラツチ6を介してステータ軸7に連なるス
テータ翼車8とを有し、タービン軸4は変速装置
C(第2図)等を介して駆動輪(図示せず)に連
結されている。
すると、先ず第1図において、本発明車両用流体
トルクコンバータTは、ドライブプレート2を介
してエンジンの出力軸1に連なるポンプ翼車3
と、タービン軸4に連なるタービン翼車5と、一
方向クラツチ6を介してステータ軸7に連なるス
テータ翼車8とを有し、タービン軸4は変速装置
C(第2図)等を介して駆動輪(図示せず)に連
結されている。
ポンプ翼車3とタービン翼車5との対向面間に
は、油圧により断接作動される多板式摩擦クラツ
チOFOと、その摩擦クラツチOFCの接続時にポ
ンプ翼車3からタービン翼車5の方向へのみ動力
を伝達しうる一方向クラツチOCが互に直列に配
設されており、以下これらクラツチの構成につい
て説明する。
は、油圧により断接作動される多板式摩擦クラツ
チOFOと、その摩擦クラツチOFCの接続時にポ
ンプ翼車3からタービン翼車5の方向へのみ動力
を伝達しうる一方向クラツチOCが互に直列に配
設されており、以下これらクラツチの構成につい
て説明する。
ポンプ翼車3の内周壁3aには、環状の駆動部
材9が軸方向にスプライン係合されて一側端にお
いてスナツプリング10により抜止めされてお
り、またタービン翼車5の内周壁5aと一体に形
成された円筒状支持面5bには、被動部材11が
回転自在に嵌合され、これら駆、被動部材9,1
1間には、駆動部材9から被動部材11の方向へ
のみ回転力を伝達する楔ローラ12が介在され、
これら駆、被動部材9,11および楔ローラ12
により前記一方向クラツチOCが構成される。
材9が軸方向にスプライン係合されて一側端にお
いてスナツプリング10により抜止めされてお
り、またタービン翼車5の内周壁5aと一体に形
成された円筒状支持面5bには、被動部材11が
回転自在に嵌合され、これら駆、被動部材9,1
1間には、駆動部材9から被動部材11の方向へ
のみ回転力を伝達する楔ローラ12が介在され、
これら駆、被動部材9,11および楔ローラ12
により前記一方向クラツチOCが構成される。
次に前記摩擦クラツチOFCの構成について説
明すると、これは前記被動部材11にスプライン
係合された駆動摩擦板13と、タービン翼車5の
内周壁5aの、前記円筒状支持面5bと対面する
部分に、前記駆動摩擦板13に交互に重合される
ようにスプライン嵌合され、且つスナツプリング
14により抜止めされた被動摩擦板15と、それ
ら被動摩擦板15に隣接してタービン翼車5内に
形成される油圧室16に軸方向に摺動自在に密合
される環状のピストン17とからなり、油圧室1
6に圧油が導入されるとピストン17が第1図で
右方に押動されて駆、被動摩擦板13,15を摩
擦係合させるようになつている。
明すると、これは前記被動部材11にスプライン
係合された駆動摩擦板13と、タービン翼車5の
内周壁5aの、前記円筒状支持面5bと対面する
部分に、前記駆動摩擦板13に交互に重合される
ようにスプライン嵌合され、且つスナツプリング
14により抜止めされた被動摩擦板15と、それ
ら被動摩擦板15に隣接してタービン翼車5内に
形成される油圧室16に軸方向に摺動自在に密合
される環状のピストン17とからなり、油圧室1
6に圧油が導入されるとピストン17が第1図で
右方に押動されて駆、被動摩擦板13,15を摩
擦係合させるようになつている。
前記流圧室16は油管18、タービン翼車5に
穿設された連通溝19および油路20、タービン
軸4に穿設された半径方向油路21を介してター
ビン軸4内の軸方向油路22に連通している。
穿設された連通溝19および油路20、タービン
軸4に穿設された半径方向油路21を介してター
ビン軸4内の軸方向油路22に連通している。
尚、第1図中、23はトルクコンバータのカバ
ー、24はタービン翼車5に穿設した連通溝19
を閉鎖する栓体である。
ー、24はタービン翼車5に穿設した連通溝19
を閉鎖する栓体である。
次に第2図により流体トルクコンバータTを含
めた変速装置Cの油圧回路について説明すると、
油圧ポンプPの吐出口から延出する油路に油圧制
御弁PVを介して手動操作されるマニアルバルブ
MVが接続され、マニアルバルブMVは、変速装
置Cの低速伝導系の作動を制御する低速クラツチ
C1に連なるとともに互いに直列に接続された第
1、第2シフトバルブSV1,SV2を介して、中速
伝導系の作動を制御する中速クラツチC2に接続
され、また第2シフトバルブSV2は高速伝導系の
作動を制御する高速クラツチC3および流体トル
クコンバータTのタービン軸4内の軸方向油路2
2に連なつている。前記第1、第2シフトバルブ
SV1,SV2は、油圧制御弁PVとマニアルバルブ
MV間の油路に接続され、絞り弁開度に応じた油
圧を発生する第1油圧発生装置TVと、マニアル
バルブMVに連なり、車速に応じた油圧を発生す
る第2油圧発生装置GVとによりそれぞれ第1、
第2位置間を切換制御されるもので、第1シフト
バルブSV1が第1位置にあるときには中速クラツ
チC2とマニアルバルブMVとの連通は遮断され、
また第1シフトバルブSV1が第2位置にあるとと
もに第2シフトバルブSV2が第1位置にあるとき
には中速クラツチC2は、マニアルバルブMVに連
通し、さらに第1、第2シフトバルブSV1SV2と
も第2位置にあるときには高速クラツチC3およ
びタービン軸4内の軸方向油路22ともマニアル
バルブMVに連通しており、マニアルバルブMV
を手動操作することによつて低、中、高速クラツ
チC1,C2,C3を適当に作動させて低、中、高速
伝導系により変速作動を行なうことができ、また
高速クラツチC3を作動させたときには、同時に
タービン軸4内の軸方向油路22にも圧油が供給
されるので、油圧室16内が昇圧してピストン1
7が第1図で右方へ押動されて駆、被動摩擦板1
3,15が摩擦係合されて摩擦クラツチOFCは
接続状態になる。
めた変速装置Cの油圧回路について説明すると、
油圧ポンプPの吐出口から延出する油路に油圧制
御弁PVを介して手動操作されるマニアルバルブ
MVが接続され、マニアルバルブMVは、変速装
置Cの低速伝導系の作動を制御する低速クラツチ
C1に連なるとともに互いに直列に接続された第
1、第2シフトバルブSV1,SV2を介して、中速
伝導系の作動を制御する中速クラツチC2に接続
され、また第2シフトバルブSV2は高速伝導系の
作動を制御する高速クラツチC3および流体トル
クコンバータTのタービン軸4内の軸方向油路2
2に連なつている。前記第1、第2シフトバルブ
SV1,SV2は、油圧制御弁PVとマニアルバルブ
MV間の油路に接続され、絞り弁開度に応じた油
圧を発生する第1油圧発生装置TVと、マニアル
バルブMVに連なり、車速に応じた油圧を発生す
る第2油圧発生装置GVとによりそれぞれ第1、
第2位置間を切換制御されるもので、第1シフト
バルブSV1が第1位置にあるときには中速クラツ
チC2とマニアルバルブMVとの連通は遮断され、
また第1シフトバルブSV1が第2位置にあるとと
もに第2シフトバルブSV2が第1位置にあるとき
には中速クラツチC2は、マニアルバルブMVに連
通し、さらに第1、第2シフトバルブSV1SV2と
も第2位置にあるときには高速クラツチC3およ
びタービン軸4内の軸方向油路22ともマニアル
バルブMVに連通しており、マニアルバルブMV
を手動操作することによつて低、中、高速クラツ
チC1,C2,C3を適当に作動させて低、中、高速
伝導系により変速作動を行なうことができ、また
高速クラツチC3を作動させたときには、同時に
タービン軸4内の軸方向油路22にも圧油が供給
されるので、油圧室16内が昇圧してピストン1
7が第1図で右方へ押動されて駆、被動摩擦板1
3,15が摩擦係合されて摩擦クラツチOFCは
接続状態になる。
この実施例の作用を説明すると、エンジン出力
軸1が回転駆動されると、そのエンジン出力軸1
に連結されたポンプ翼車3が回転され、これによ
りポンプ翼車3とタービン翼車5との間に介在す
る流体を介してタービン翼車5が回転駆動されて
タービン軸4も一体に回転される。ステータ翼車
8は流体トルクコンバータTの変速領域ではトル
ク増大作用を行い、またクラツチ領域ではポンプ
翼車3およびタービン翼車5に対して相対的に空
転する。
軸1が回転駆動されると、そのエンジン出力軸1
に連結されたポンプ翼車3が回転され、これによ
りポンプ翼車3とタービン翼車5との間に介在す
る流体を介してタービン翼車5が回転駆動されて
タービン軸4も一体に回転される。ステータ翼車
8は流体トルクコンバータTの変速領域ではトル
ク増大作用を行い、またクラツチ領域ではポンプ
翼車3およびタービン翼車5に対して相対的に空
転する。
さて流体トルクコンバータTの変速領域では、
タービン軸4内の軸方向油路22へ圧油が供給さ
れておらず摩擦クラツチOFCの油圧室16内は
低圧になつているので、摩擦クラツチOFCは切
断状態にあり、従つてポンプ翼車3とタービン翼
車5との間の動力伝達は流体伝導のみによつて行
なわれる。
タービン軸4内の軸方向油路22へ圧油が供給さ
れておらず摩擦クラツチOFCの油圧室16内は
低圧になつているので、摩擦クラツチOFCは切
断状態にあり、従つてポンプ翼車3とタービン翼
車5との間の動力伝達は流体伝導のみによつて行
なわれる。
今、変速装置Cの高速クラツチC3が作動され
るとタービン軸4内の軸方向油路22にも圧油が
供給されるので、そこから半径方向油路21、油
路20、連通溝19、油管18を経て油圧室16
に圧油が導入され、ピストン17が第1図で右方
に摺動されて駆、被動摩擦板13,15を互に圧
着させるので摩擦クラツチOFCが接続状態にな
り、従つてポンプ翼車3とタービン翼車5とは一
方向クラツチOCを介して直結状態となる。
るとタービン軸4内の軸方向油路22にも圧油が
供給されるので、そこから半径方向油路21、油
路20、連通溝19、油管18を経て油圧室16
に圧油が導入され、ピストン17が第1図で右方
に摺動されて駆、被動摩擦板13,15を互に圧
着させるので摩擦クラツチOFCが接続状態にな
り、従つてポンプ翼車3とタービン翼車5とは一
方向クラツチOCを介して直結状態となる。
この状態において、車両が急減速されたり惰性
走行になると、ターピン軸4に逆負荷が加わり、
被動部材11の回転速度が駆動部材9の回転速度
よりも大きくなるので、駆、被動部材9,11は
自由に相対回転しうる状態となり、従つてタービ
ン翼車5からポンプ翼車3への機械的伝導は自動
的に断たれて流体伝導に切換えられる。
走行になると、ターピン軸4に逆負荷が加わり、
被動部材11の回転速度が駆動部材9の回転速度
よりも大きくなるので、駆、被動部材9,11は
自由に相対回転しうる状態となり、従つてタービ
ン翼車5からポンプ翼車3への機械的伝導は自動
的に断たれて流体伝導に切換えられる。
以上の実施例では、摩擦クラツチOFCの油圧
室16への作動油の給排を、第2図に示すよう
に、車体速度および絞り弁開度と関連させて制御
する場合について説明したが、これ以外にも、例
えば車体速度のみに関連させて制御してもよく、
また変速装置Cの変速クラツチC1,C2,C3等の
変速要素へ作動油を供給する油路と摩擦クラツチ
OFCの油圧室16とを開閉弁を介して連通さ
せ、その開閉弁を車速に関連して開閉制御するよ
うにしてもよい。以上のように本発明によれば、
ポンプ翼車3とタービン翼車5との対向面間を、
その対向面間に互いに直列に配設される一方向ク
ラツチOCおよび多板式摩擦クラツチOFを介して
連結し、前記一方向クラツチOCは、前記ポンプ
翼車3よりタービン翼車5側への一方向にのみ動
力を伝達するよう構成されるので、摩擦クラツチ
OFCの接続状態において急減速や惰行時には、
一方向クラツチOCの空転によつてタービン翼車
5からポンプ翼車3の方向への逆負荷の機械的伝
動を自動的に遮断して流体伝動に切換えることが
でき、急減速に伴う衝撃を緩衝、吸収できると共
にエンジンのオーバランを未然に防止して燃料節
約を図ることができる。しかもタービン翼車5と
ポンプ翼車3との対向面間に形成される空間を有
効に利用して、前記摩擦クラツチOFCおよび一
方向クラツチOCを纏めてコンパクトに配置する
ことができるから、トルクコンバータの小型化を
図る上で有利である。
室16への作動油の給排を、第2図に示すよう
に、車体速度および絞り弁開度と関連させて制御
する場合について説明したが、これ以外にも、例
えば車体速度のみに関連させて制御してもよく、
また変速装置Cの変速クラツチC1,C2,C3等の
変速要素へ作動油を供給する油路と摩擦クラツチ
OFCの油圧室16とを開閉弁を介して連通さ
せ、その開閉弁を車速に関連して開閉制御するよ
うにしてもよい。以上のように本発明によれば、
ポンプ翼車3とタービン翼車5との対向面間を、
その対向面間に互いに直列に配設される一方向ク
ラツチOCおよび多板式摩擦クラツチOFを介して
連結し、前記一方向クラツチOCは、前記ポンプ
翼車3よりタービン翼車5側への一方向にのみ動
力を伝達するよう構成されるので、摩擦クラツチ
OFCの接続状態において急減速や惰行時には、
一方向クラツチOCの空転によつてタービン翼車
5からポンプ翼車3の方向への逆負荷の機械的伝
動を自動的に遮断して流体伝動に切換えることが
でき、急減速に伴う衝撃を緩衝、吸収できると共
にエンジンのオーバランを未然に防止して燃料節
約を図ることができる。しかもタービン翼車5と
ポンプ翼車3との対向面間に形成される空間を有
効に利用して、前記摩擦クラツチOFCおよび一
方向クラツチOCを纏めてコンパクトに配置する
ことができるから、トルクコンバータの小型化を
図る上で有利である。
また前記一方向クラツチOCの被、駆動部材1
1,9のうち前記摩擦クラツチOFCに連なる部
材11が、該摩擦クラツチOFCの被、駆動摩擦
板15,13のうち前記一方向クラツチOCに連
なる摩擦板13を摺動可能且つ回転不能に支持す
るので、その摩擦板13を支持する部材11が、
摩擦クラツチOFCおよび一方向クラツチOC双方
のクラツチ要素に兼用されて、それらクラツチ
OFC,OCの構造を簡単小型化することができ、
従つてコストの低減および組立性の向上に寄与す
ることができ、その上、両クラツチOFC、OCを
タービン翼車5とポンプ翼車3間の比較的狭隘な
空間にも無理なく配備することができる。
1,9のうち前記摩擦クラツチOFCに連なる部
材11が、該摩擦クラツチOFCの被、駆動摩擦
板15,13のうち前記一方向クラツチOCに連
なる摩擦板13を摺動可能且つ回転不能に支持す
るので、その摩擦板13を支持する部材11が、
摩擦クラツチOFCおよび一方向クラツチOC双方
のクラツチ要素に兼用されて、それらクラツチ
OFC,OCの構造を簡単小型化することができ、
従つてコストの低減および組立性の向上に寄与す
ることができ、その上、両クラツチOFC、OCを
タービン翼車5とポンプ翼車3間の比較的狭隘な
空間にも無理なく配備することができる。
図は本発明装置の一実施例を示すもので、第1
図はその縦断面図、第2図は変速装置の油圧回路
の概略線図である。 1…エンジン出力軸、3…ポンプ翼車、5…タ
ービン翼車、9…駆動部材、11…被動部材、1
3…駆動動摩擦板、15…被動摩擦板、OC…一
方向クラツチ、OFC…摩擦クラツチ。
図はその縦断面図、第2図は変速装置の油圧回路
の概略線図である。 1…エンジン出力軸、3…ポンプ翼車、5…タ
ービン翼車、9…駆動部材、11…被動部材、1
3…駆動動摩擦板、15…被動摩擦板、OC…一
方向クラツチ、OFC…摩擦クラツチ。
Claims (1)
- 1 エンジンの出力軸1に連なるポンプ翼車3
と、駆動輪に連なるタービン翼車5とを有し、通
常はポンプ翼車3とタービン翼車5間の動力伝達
をそれらの間に介在される流体を介して行なうよ
うにした流体トルクコンバータにおいて、前記ポ
ンプ翼車3とタービン翼車5との対向面間を、そ
の対向面間に互いに直列に配設される一方向クラ
ツチOCおよび多板式摩擦クラツチOFCを介して
連結し、前記一方向クラツチOCは、前記ポンプ
翼車3よりタービン翼車5側への一方向にのみ動
力を伝達するよう構成されると共に、同クラツチ
OCの被、駆動部材11,9のうち前記摩擦クラ
ツチOFCに連なる部材11が、該摩擦クラツチ
OFCの被、駆動摩擦板15,13のうち前記一
方向クラツチOCに連なる摩擦板13を摺動可能
且つ回転不能に支持することを特徴とする、車両
用流体トルクコンバータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56086607A JPS57204364A (en) | 1981-06-05 | 1981-06-05 | Fluid torque converter for vehicle |
US06/350,347 US4493402A (en) | 1981-06-05 | 1982-02-19 | Hydraulic torque converter for vehicles |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56086607A JPS57204364A (en) | 1981-06-05 | 1981-06-05 | Fluid torque converter for vehicle |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57204364A JPS57204364A (en) | 1982-12-15 |
JPS628668B2 true JPS628668B2 (ja) | 1987-02-24 |
Family
ID=13891694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56086607A Granted JPS57204364A (en) | 1981-06-05 | 1981-06-05 | Fluid torque converter for vehicle |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4493402A (ja) |
JP (1) | JPS57204364A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1084852C (zh) * | 1999-02-05 | 2002-05-15 | 于洪水 | 汽车用液力机械无级变速器 |
FR2862117B1 (fr) * | 2003-11-06 | 2006-12-22 | Renault Sas | Convertisseur hydrocinetique de couple pontable a systeme de pontage integre |
DE112007000882A5 (de) * | 2006-05-01 | 2009-01-08 | Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg | Drehmomentwandler mit Turbine für eine Einwegkupplung |
JP2007315558A (ja) * | 2006-05-29 | 2007-12-06 | Nsk Warner Kk | 機械結合式湿式多板クラッチ |
US10151376B2 (en) * | 2017-04-07 | 2018-12-11 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Torque converter including turbine piston and multi-plate clutch assembly |
WO2019191244A1 (en) | 2018-03-27 | 2019-10-03 | Scp Holdings, Llc. | Hot surface igniters for cooktops |
Citations (2)
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JPS5551160A (en) * | 1978-10-02 | 1980-04-14 | Honda Motor Co Ltd | Working oil feeder of oil pressure working system transmission for car |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US3693478A (en) * | 1971-01-06 | 1972-09-26 | Gen Motors Corp | Transmission having a converter clutch and a control |
JPS523977A (en) * | 1975-06-28 | 1977-01-12 | Honda Motor Co Ltd | Torque convertor of vehicle |
US4252031A (en) * | 1977-08-15 | 1981-02-24 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Automatic transmission |
-
1981
- 1981-06-05 JP JP56086607A patent/JPS57204364A/ja active Granted
-
1982
- 1982-02-19 US US06/350,347 patent/US4493402A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5551160A (en) * | 1978-10-02 | 1980-04-14 | Honda Motor Co Ltd | Working oil feeder of oil pressure working system transmission for car |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57204364A (en) | 1982-12-15 |
US4493402A (en) | 1985-01-15 |
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