JPS6286543A - デイスク部材の洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は磁気ディスク、光ディスク等のように表面に記
録層が形成されるディスク部材を自動的に洗浄するディ
スク部材の洗浄装置に関するものである。

［従来の技術］ ディスク部材として、例えば、磁気ディスクは、アルミ
ニウム等の円環状板体からなるディスク部材をラッピン
グ加工等の研削加工を施こすことによりその表面を平滑
化し、然る後に該ディスク部材の表面に磁性体を塗布す
ることによって、磁気記録層が形成されるようになって
いる。ここで、前述の記録層の膜圧を均一なものとし、
ピンホール等が生じないようにするために、予じめディ
スク部材の表面に塵埃等の異物が付着していない状態と
して磁性体の塗布を行なう必要がある。このために、記
録層の形成前、また必要に応じて記録層形成後にもディ
スク部材の洗浄が行なわれる。

従来、このディスク部材の洗浄は、多数のディスク部材
をラックに装着した状態で洗浄液に浸漬させ、この洗浄
液を高岡波振動させたり、または洗浄液中においてスポ
ンジ等の洗浄具を用いて手作業で表面を拭うようにして
いたが、洗浄装置が複雑かつ大型となり、しかも油汚れ
等を完全に洗浄することができない場合があり、また手
作業による洗浄は手間がかかる等の欠点があった。

［発明が解決しようとする問題点］ そこで、洗浄具を一回転軸に取付けることにより該洗浄
具を回転させながらディスク部材の表面に摺接させて、
その洗浄を自動的に行なうようにすることも考えられる
。しかしながら、洗浄装置をこのように構成した場合、
洗浄具はディスク部材との摩擦によって早期に摩耗し、
これを頻繁に交換しなければならないという問題点が生
じる。

本発明は叙上の点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、洗浄具を回転軸に取付けて、該洗浄具を
回転させながら自動的にディスク部材の洗浄を行なう際
に、洗浄具の交換を容易に行なうことができるようにす
ることにある。

［問題点を解決するための手段］ 前述の目的を達成するために、本発明のディスク部材の
洗浄装置は、ディスク部材の少なくとも１側面に摺接せ
しめられて、回転軸によって回転駆動される洗浄具を有
する洗浄部カートリッジを備え、該洗浄部カートリッジ
と回転軸との間にそれらを連結状態に保持する保持部と
、該洗浄部カートリッジを回転軸と一体的に回転させる
連動部とを有する連結部を介して前記洗浄部カートリッ
ジを回転軸に着脱可能に嵌着させることにより、該洗浄
部カートリッジと回転軸とを相互に連結する構成とした
ことを特徴とするものである。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

まず、第１図乃至第４図は本発明の第１の実施例を示し
、図中１はディスク部材で、該ディスク部材ｌはその外
周縁部が３つのチャッキングローラ２によって回転可能
に支持されている。該各チャッキングローラ２は第２図
において実線で示したようにディスク部材１の外周縁部
と係合することによりそれを支持するチャック位置と、
鎖線で示したようにディスク部材ｌの外周縁から半径方
向外方に離間したチャック解除位置との間に変位可能と
なっている。

このディスク部材ｌを洗浄する洗浄装置３は、モータ等
の駆動源（図示せず）により回転せしめられる駆動軸４
を回転自在に支持する基部５に上下一対のアーム６．６
を突設し、該各アーム６の先端部に軸受ブロック７を取
付け、該軸受ブロック７を貫通させて回転軸８を設け、
該回転軸８の先端に洗浄部カートリッジ９を取付けるこ
とによって構成され、この回転軸８の他端にプーリ１０
を取付けて、該プーリ１０と駆動軸４に取付けたプーリ
１１との間にベルト１２を巻回して設ける構成とし、こ
れにより前記洗浄部カートリッジ９は駆動軸４により回
転駆動されるようになっている。

そして、洗浄中においてディスク部材１に対して洗浄液
を供給するために、軸受ブロック７には洗浄液供給ホー
ス１３が接続され、該ホース１３は軸受ブロック７内に
形成した液室１４を介して回転軸８に穿設した液通路１
５から洗浄部カートリッジ９の内部に洗浄液を供給する
ことができるようになっている。

次に、洗浄部カートリッジ９はスポンジ、ブラシ等のよ
うに柔軟性を有する円環状または円柱状の部材からなる
洗浄具ＩＢを有し、該洗浄具１Ｂをディスク部材１に押
し当て回転させ、該ディスク部材１の表面を擦ることに
よってその洗浄を行なうようになっている。そして、該
各洗浄具１６が摩耗したときに適宜これを交換するため
に、洗浄部カートリッジ９は第３図に示したように、中
央に洗浄液流通用の開口１７ａを有する基板１７の表面
に洗浄具１６を貼着し、該基板１７をポルＨ８により回
転軸８を挿入させるための開口１９ａを備えた連結部材
１９に固着することによって構成されている。さらに、
該連結部材１９の周胴部に螺孔２０が穿設され、該螺孔
２０には係合部材としての鋼球２１が開口１９ａ内に臨
む状態に配設されると共に螺杵２２が螺挿されている。

そして、連結部材１９と回転軸８との間の連結時におい
て、螺杵２２を螺回することにより鋼球２１が追い込ま
れて回転軸８に形設した円環状の係止溝２３に嵌入する
ことによって該連結部材１９と回転軸８との間を連結状
態に保持することができるようになっており、これらの
各部材によって保持部が構成される。また、回転軸８に
はその先端部近傍にフランジ部８δが形成され、該フラ
ンジ部８ａにはピン２４が植設されて、該ピン２４は連
結部材１９に形設した嵌入用凹部２５に嵌入せしめられ
るようになっており、これによって連結部材１９を介し
て洗浄部カートリッジ９を駆動軸４の回転に追従回転さ
せる連動部か形成される。

前述のように構成される洗浄装置３によってディスク部
材ｌの洗浄を行なうには、洗浄装置３を図示しない回動
部材によりその駆動軸４を中心として＠動させて、第２
図に鎖線で示した非作動位置に変位させ、ディスク部材
１をチャッキングローラ２に装着させる６然る後、洗浄
装置３を実線で示した作動位置に変位させ、その洗浄部
カートリッジ９．９の洗浄具ｔｅ、ｔｅ間にディスク部
材１を挿通させて、該ディスク部材１の表裏両面に該各
洗浄具１６を押し当てる。そして、駆動軸４を回転駆動
することによって回転軸８を介して洗浄部カートリッジ
９を第２図に矢示（イ）方向に回転させると共に、ホー
ス１３から液室１４．液通路１５を介して洗浄具１６の
内部に洗浄液を供給する。これによって、ディスク部材
１の表裏両面が洗浄具１６で擦られて、それに付着した
摩耗粉等の異物や油汚れ等が洗浄液により洗い流される
。また、洗浄部カートリッジ９の矢示（イ）方向への回
転によって、ディスク部材ｌは矢示（ロ）方向への回転
力が与えられることになり、これによりディスク部材ｌ
の表面全周が隈なく洗浄される。

ディスク部材１の洗浄は前述の如くして行なわれるが、
繰返しディスク部材１の洗浄を行なうと、洗浄具１６が
摩耗することになり、このように摩耗した洗浄具１６に
より洗浄を継続すると洗浄性能が低下することになって
しまう、そこで、摩耗した洗浄具１Ｂを交換する必要が
あるが、この洗浄具ＩＢの交換は、螺杵２２を緩めて、
鋼球２１の回転軸８への係合を解除し、この洗浄部カー
トリッジ９を回転軸８から引抜くことによってそれから
脱着する。そして、ボルト１８．＋８を取り外すことに
よって洗浄具１６を取付けた基板１７を連結部材１８か
ら分離し、新しい洗浄具１６を有する基板１７をこの連
結部材１９に固着し、これを再び回転軸８に装着する。

この洗浄部カートリッジ９の装着は該連結部材１９の嵌
入用凹部２５をピン２４と一致させた状態で回転軸８内
に押し込むことによって行なわれ、然る後螺杵２２を締
付けることによってこの新たな洗浄部カートリッジ９の
装着が完了する。

前述の如く、洗浄具１Ｂを基板１７と連結部材１８と一
体化することによって洗浄部カートリッジ９を形成し、
これを回転軸８に嵌合することによって洗浄具１６の交
換を行なうことができるようになっているので、摩耗し
た洗浄具ＩＢの交換作業を極めて簡単かつ迅速に行なう
ことができる。しかも、洗浄具１８と基板１７とを一体
化し、交換時にはこれらのみを取替えるようにすればよ
く、保持部を構成する鋼球２１．螺杵２２や連動部を形
成する嵌入用凹部２５を有する連結部材１８は再使用可
能となっているから、交換部品の構造が簡単となり、安
価に製造することができる。

次に、第５図及び第６図は本発明の第２の実施例を示す
もので、本実施例では水平方向に回動する回動アーム３
１にモータ３２を設置し、このモータ３２の出力軸３３
に有蓋円筒状の雌カツプリング部材３４を連結し、該雌
カツプリング部材３４に挿嵌される雄カツプリング部材
３５を洗浄具３Ｂを貼着した基板３７に取付けることに
より洗浄部カートリッジ３８が構成される。そして、該
雄カツプリング部材３５を雌カツプリング部材３４に連
結した状態に保持するための保持部としては、雌カツプ
リング部私３４の天蓋部内面に装着した磁石３９により
構成され、雄カツプリング部材３５はこの磁石３９に吸
着される磁性体で形成されている。一方、モータ３２の
出力軸３３によって回転駆動される雌カツプリング部材
３４に追従させて洗浄部カートリッジ３８を回転させる
連動部としては、雌カツプリング部材３４の周胴部にキ
ー溝４０をその軸方向に形設し、雄カツプリング部材３
５に該キー溝４０に嵌合されるキ一部４１を設けること
によって構成される。

このように構成することによっても、雄カツプリング部
材３５を雌カツプリング部材３４から引抜き、新しい洗
浄部カートリッジ３Ｂをそれに取付けた雄カツプリング
部材３５を該雌カツプリング部材３４に差込むだけで、
洗浄部カートリッジ３Ｂの交換を容易に行なうことがで
きる。

さらに、ディスク部材ｌの洗浄を完全に行なうためには
、該ディスク部材ｌの内外周縁の各エツジ部をも洗浄す
る必要があるが、このためのエツジ洗浄装置４１は第７
図に示したように構成することができ、該エツジ洗浄装
置４１における洗浄具４２を備えた洗浄部カートリッジ
４３にも第１の実施例に示したと同様係合部材としての
鋼球４４、螺杵４５および回転軸４Ｂに形設した係止溝
４７によって洗浄部カートリッジ４３を回転軸４Ｂと連
結状態に保持する保持部を形成し、また回転軸４６のフ
ランジ部４８ａに植設したピン４日と該ピン４８をの嵌
入用凹部４９とで連動部を構成すれば、この洗浄部カー
トリッジ４３を回転軸４Ｂに着脱可能に連結することが
できる。

［発明の効果］ 以上詳述した如く、本発明に′係るディスク部材の洗浄
装置は洗浄部カートリッジと回転軸との間にそれらを連
結状態に保持する保持部と該洗浄具を回転軸に一体的に
回転させる連動部とを形成することにより、洗浄部カー
トリッジと回転軸とを着脱可能に嵌合させた状態でそれ
らの間を連結する構成としたから、摩耗した洗浄具を極
めて簡単かつ迅速に取替、えることができることができ
るようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の第１の実施例を示し、第１
図は洗浄装置の要部を断面にして示す全体構成図、第２
図は洗浄装置の作動説明図、第３図は洗浄部カートリッ
ジの分解斜視図、第４図は第１図のｘ−ｘ断面図、第５
図及び第６図は木発明の第２の実施例を示すもので、第
５図は洗浄装置の全体構成図、第６図は第５図のＹ−Ｙ
断面図、第７図は本発明の第３の実施例を示す要部断面
図である。 １：ディスク部材、３：洗浄装置、４：駆動軸、８．４
Ｅｌ：回転軸、９．３Ｂ、４３：洗浄部カートリッジ、
Ｉｆ！、３７，４２：洗浄具、１７．３８：基板、１９
：連結部材、　２１，４４７鋼球、２２，４５：螺杵、
２３，４７：係止溝、２４゜４８：ピン、　２５，４９
：嵌入用凹部、３２：モータ、３３：出力軸、３４：雌
カツプリング部材、２５：雄カツプリング部材、３９：
磁石、４０：キー溝、４１：キ一部。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）ディスク部材の少なくとも１側面に摺接せしめら
   れて、回転軸によって回転駆動される洗浄具を有する洗
   浄部カートリッジを備え、該洗浄部カートリッジと回転
   軸との間にそれらを連結状態に保持する保持部と、該洗
   浄部カートリッジを回転軸と一体的に回転させる連動部
   とを有する連結部を介して前記洗浄部カートリッジを回
   転軸に着脱可能に嵌着させることにより、該洗浄部カー
   トリッジと回転軸とを相互に連結する構成としたことを
   特徴とするディスク部材の洗浄装置。
2. （２）前記連結部における前記保持部を前記洗浄部カー
   トリッジと回転軸との間に介装した係合部材で構成した
   ことを特徴とする特許請求範囲第（１）項記載のディス
   ク部材の洗浄装置。
3. （３）前記連結部における前記保持部を前記回転軸また
   は洗浄部カートリッジのうち少なくとも一方に磁石を設
   けることによって形成し、該磁石の吸着力により両者を
   連結状態に保持する構成したことを特徴とする特許請求
   範囲第（１）項記載のディスク部材の洗浄装置。
4. （４）前記連結部における前記連動部を回転軸または洗
   浄部カートリッジの一方に設けたピンと、他方に形設し
   たピン嵌入部とから構成したことを特徴とする特許請求
   範囲第（１）項記載のディスク部材の洗浄装置。
5. （５）前記連結部における前記連動部を前記回転軸と洗
   浄部カートリッジとの間をキー結合することによって構
   成したことを特徴とする特許請求範囲第（１）項記載の
   ディスク部材の洗浄装置。