JPH0929188A - ディスク洗浄装置 - Google Patents

ディスク洗浄装置

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JPH0929188A
JPH0929188A JP7201886A JP20188695A JPH0929188A JP H0929188 A JPH0929188 A JP H0929188A JP 7201886 A JP7201886 A JP 7201886A JP 20188695 A JP20188695 A JP 20188695A JP H0929188 A JPH0929188 A JP H0929188A
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JP
Japan
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disk
brushes
brush
chuck
cleaning
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Pending
Application number
JP7201886A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriya Wada
憲也 和田
Hisayoshi Ichikawa
久賀 市川
Takahisa Ishida
貴久 石田
Hideki Nomoto
秀樹 野本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単一の回転軸に装着した複数対からなるブラ
シによって複数のディスクを高精度に、しかも効率的に
洗浄を行えるようにする。 【構成】 スプライン軸からなる回転軸24には、ブラ
シ21a,21bが対となるように装着した複数のスラ
イドブロック23が軸線方向に移動可能であって、相対
回転できないようにして嵌合されており、相隣接するス
ライドブロック23間は、波状板ばね31により所定の
間隔が保持されており、両端のスライドブロック2
RE,23LEには、回転軸24にスプライン嵌合させた
端板29RE,29LEが接合されており、これら両端板2
RE,29LEは、それぞれ押動機構32により相互に近
接する方向に押動される。チャック手段10により複数
のディスク1を、それぞれの対のブラシ21a,21b
間に位置するようにして、チャックさせて、押動機構3
2を作動させると、各ディスク1はほぼ同じ力でブラシ
21a,21b間にクランプされ、回転軸24を回転す
ると、各ディスク1を回転させながら、その表裏両面が
ブラシ洗浄される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円環状記憶媒体、例え
ば磁気ディスク等のディスクの表面をブラシ洗浄するた
めのディスク洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスクを製造するに当っては、表
面研磨等が行われる関係から、繰り返しその洗浄が行わ
れる。ディスクの洗浄方式としては、超音波洗浄等種々
のものがあるが、洗浄液を供給しながらブラシでディス
クの表面を擦動するブラシ洗浄は、構成が簡単であり、
しかも単に異物の除去だけでなく、表面に付着する油汚
れ等の汚れも除去できること等から広く用いられてい
る。
【0003】ここで、ブラシ洗浄を行うに当っては、円
形または円環状に形成したスポンジ等からなるブラシを
用い、一対のブラシをディスクの表裏両面において、相
互に半円以下の部位に当接させた状態で、ブラシを回転
させることにより、ディスクの表面を擦動すると共に、
このディスクを追従させて自転させるように構成したも
のも知られている。このために、ブラシを相互に近接・
離間する方向に変位可能となし、ディスクの内周または
外周を少なくとも3点で自転可能にチャックさせた状態
で、ブラシをディスクの表裏両面に当接させて、所定の
荷重を作用させた状態で、両ブラシを回転駆動する構成
としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブラシによ
る洗浄精度なり洗浄効率は、そのディスクに対する押圧
力により大きく左右される。1枚のディスクの洗浄を行
う場合には、このブラシによる押圧力を所定の設定値に
調整するのはさほど困難ではない。しかしながら、ブラ
シの形状や厚み等は必ずしも一様ではないことから、各
ブラシに均一な荷重を作用できないことがあり、全ての
ディスクをほぼ等しい速度で回転させることができない
等といった問題がある。
【0005】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、単一の回転軸に装着
した複数対からなるブラシによって複数のディスクを高
精度に、しかも効率的に洗浄を行えるようにすることに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、ディスクの表面を擦動するブラシ
を、擦動面を対面させた一対のものとして、その間に相
互に離間する方向に付勢する付勢手段を介装したブラシ
アセンブリとして構成され、このブラシアセンブリを複
数組、回転方向には相対回転不能で、軸線方向には移動
可能に回転軸に連結し、この複数組のブラシアセンブリ
を構成する両端に位置するブラシに対して、ほぼ同じ荷
重で相互に近接させる方向に押動するクランプ駆動手段
を備える構成としたことをその特徴とするものである。
【0007】
【作用】常時においては、各々のブラシアセンブリを構
成する各対のブラシは付勢手段の作用によって、相互に
所定間隔だけ離間した状態に保持されており、この状態
で、適宜のハンドリング手段で複数のディスクを同時
に、それぞれの対のブラシ間に挿入できる。この状態
で、クランプ駆動手段を作動させると、各対のブラシが
付勢手段に抗して相互に近接する方向に変位する。ここ
で、クランプ駆動手段により作用する押圧力が作用する
と、反作用が生じる。従って、複数設けられているブラ
シアセンブリを構成するそれぞれの対のブラシは、厚み
等が多少異なっていても、ほぼ均一な力で各ディスクに
押し付けられる。この状態で、回転軸を回転させて、ブ
ラシをディスクに摺接させることによって、ディスクの
表面が洗浄されるが、このブラシの回転によりディスク
が回転駆動されて、ディスクの全面が隈なく洗浄され
る。しかも、複数のディスクに各々のブラシがほぼ均等
な力で摺接し、かつ全てのディスクがほぼ等しい回転速
度で回転駆動される。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。まず、図1にディスク洗浄装置の全体構成を示
し、また図2に図1のX−X断面を示す。これらの図に
おいて、1はディスクであって、このディスク1は複数
枚(本実施例においては、5枚示したが、その数には限
定されない)が洗浄チャンバ2内で同時に表裏両面をブ
ラシ洗浄される。これらのディスク1は、洗浄チャンバ
2に設けたチャック手段10により自転自在にチャック
された状態で、洗浄ユニット20により洗浄が行われ
る。
【0009】チャック手段10は、2本の固定チャック
部材11,11と、1本の可動チャック部材12とから
構成され、可動チャック部材12は支持部材13に対し
てシリンダ13aによりスイング動作可能に連結されて
いる。固定チャック部材11及び可動チャック部材12
は、棒状の支持杆11a,12aに複数のチャック駒1
4を軸線方向にスライド可能に取り付けられており、こ
のチャック駒14に設けたV字溝14aによりディスク
1の外周が位置決めされる。ここで、可動チャック部材
12は、図中に実線で示した位置にある時がチャック状
態であり、仮想線で示した位置に変位するとチャック解
除状態になる。また、各両端に位置するものを含めて各
チャック駒14,14間にはコイルばね15が介装され
ており、これにより各チャック駒14は、自由状態にお
いては、それぞれ所定の位置に位置決めされ、軸線方向
に力を加えると、その位置の調整が可能となっている。
【0010】5枚からなるディスク1の表裏両面を同時
に洗浄するために、洗浄ユニット20を備えている。こ
の洗浄ユニット20は、各ディスク1の表裏両面を擦動
するために各一対のブラシ21a,21b(以下の説明
において、ブラシを総称する場合には、符号21を用い
る)を5組備えている。これらブラシ21は、スポンジ
等の多孔質可撓性部材を円環状に成形してなるものであ
って、それぞれ円環状に設けた取付板22a,22bに
固着して設けられている。取付板22a,22bには、
スライドブロック23にボルト等の手段で着脱可能に取
り付けられている。ここで、両端に位置するスライドブ
ロック23RE,23LEには、それぞれ1枚の取付板、即
ちスライドブロック23REには取付板22aが、スライ
ドブロック23LEには取付板22bが取り付けられてい
る。また中間に配置されている4個のスライドブロック
23MNには、それぞれ左右に一対の取付板22a,22
bが取り付けられている。なお、以下の説明において
は、スライドブロックを総称する場合には、符号23を
用いる。
【0011】回転軸24は、スプライン軸であって、ス
ライドブロック23はこのスプライン軸からなる回転軸
24にスプライン嵌合されており、これによりスライド
ブロック23は、回転軸24に対して、その軸線方向に
移動可能であって、相対回転できない構造となってい
る。回転軸24の一端は軸受ブロック25に回転自在に
支承されており、他端は洗浄チャンバ2の壁部2aに取
り付けた軸受26により回転自在に支承されて、この壁
部2aを貫通して外部に延在されている。そして、この
回転軸24の端部にはプーリ27が連設され、このプー
リ27と、図示しないモータとの間には、伝達ベルト2
8が巻回して設けられ、このモータによって回転軸24
が回転駆動される。
【0012】両端のスライドブロック23RE,23LE
は、回転軸24にスプライン嵌合させた端板29RE,2
LEが接合されており、これら端板29RE,29LEは回
転軸24に嵌合させた位置決めリング30によりそれぞ
れ端板29RE,29LEから離れる方向の位置決めを行っ
ている。相隣接するスライドブロック23間には、相互
に離間する方向に付勢する付勢手段としての波状板ばね
31が介装されており、この波状板ばね31によって、
図1のように、各スライドブロック23は所定の間隔が
保持される。これによって、相対向するブラシ21a,
21bが離間せしめられて、その間にディスク1が、ブ
ラシ21a,21bとは非接触状態で挿脱できる。
【0013】前述した波状板ばね31に抗して、スライ
ドブロック23を近接する方向に押動することによっ
て、ディスク1をブラシ21a,21bで左右からクラ
ンプされる。このために、端板29RE,29LEには、波
状板ばね31に抗して各スライドブロック23を近接す
る方向(図中の矢印方向A)に押動して、各対のブラシ
21a,21b間の間隔を縮めるための押動機構32を
備えている。
【0014】押動機構32は、エアシリンダ33を有
し、このエアシリンダ33のロッド34には連結ピン3
5が設けられており、この連結ピン35は、レバー36
の一端に設けた長孔36aに係合している。レバー36
の中間部は、枢支ピン37により図中に矢印Bで示した
方向に揺動可能に支承されている。また、レバー36の
他端には、ローラ38が装着されており、このローラ3
8は、それぞれ端板29RE,29LEの外側端面に当接可
能となっており、かつ回転軸24が回転した時には、そ
の端面に沿って転動する。
【0015】2組設けた押動機構32は、スライドブロ
ック23を相互に対向する方向に押動するためのもので
ある。常時においては、これら押動機構32におけるエ
アシリンダ33を縮小状態に保持することによって、非
押圧状態に保持される。この時には、波状板ばね31の
作用によって、各組のブラシ21a,21b間には所定
の間隔が生じる。そして、両端のスライドブロック23
RE,23LEは、端板29RE,29LEに当接しており、こ
れら端板29RE,29LEは位置決めリング30により位
置決めされるから、スライドブロック23RE,23LE
び23MNからなる全てのスライドブロック23はそれぞ
れ所定の位置に保持される。
【0016】以上の状態から、エアシリンダ33を伸長
させると、両側に位置するローラ38,38は端板29
RE,29LEが相互に近接する方向に押動する押動状態と
なる。これにより、波状板ばね31が撓められて、各組
のブラシ21a,21bによりディスク1の表裏両面を
押圧してクランプさせる。ここで、押動状態では、5枚
全てのディスク1に対してほぼ等しい力が作用させる。
このためには、両側の押動機構32による押動力は同一
になるように調整する必要があり、両押動機構32のエ
アシリンダ33に供給される空気圧を等しくしなければ
ならない。
【0017】以上の点から、図3に示した空気圧回路を
備えている。同図において、39は空気圧源であって、
この空気圧源39からの配管40は途中で、2つのエア
シリンダ33にそれぞれ接続される分岐配管40a,4
0aに分岐している。そして、これらの分岐配管40a
には、それぞれ電空レギュレータ41が介装されて、エ
アシリンダ33に供給される空気圧を調整できるように
なっている。ここで、電空レギュレータ41は、ソレノ
イド41Sと3ポートの減圧弁41Rととから構成さ
れ、ソレノイド41Sに加えられる電圧に基づく電磁吸
引力と出力側ポートの空気圧とのバランスによりエアシ
リンダ33に供給される空気圧を正確に制御できるよう
に構成している。
【0018】チャック手段10によりチャックされてい
るディスク1は、その表裏両面がブラシ21a,21b
によりクランプされて、回転軸24を回転駆動すること
によりブラシ21a,21bで擦動することにより洗浄
が行われるが、この時に洗浄液を供給する必要がある。
この洗浄液の供給は2系統で行われる。このうちの一つ
が洗浄液シャワーであって、洗浄チャンバ2の適宜の個
所に複数の噴射ノズル(図示せず)が設けられて、ディ
スク1の表面に洗浄液が供給される。また、もう一方の
洗浄液の供給は、ブラシ21a,21bに洗浄液を含浸
させるためのものである。このために、回転軸24には
洗浄液通路42が穿設されており、この洗浄液通路42
は、各組の洗浄ブラシ21a,21b間の部位に開口す
る噴出口43に通じている。また、回転軸24の軸受ブ
ロック25による支承側の端面には、スイベルジョイン
ト44を介して洗浄液供給ホース45が接続されてお
り、この洗浄液供給ホース45から洗浄液が供給され
る。
【0019】本実施例は以上のように構成されるもので
あって、次にその作動について説明する。
【0020】5枚のディスク1は、図示しないハンドリ
ング手段に保持されて、洗浄チャンバ2内に搬入され
る。この時には、チャック手段10を構成する可動チャ
ック部材12はチャック解除状態となし、また押動機構
32のエアシリンダ33を縮小状態に保持して、洗浄ユ
ニット20における端板29RE,29LEに対して押動力
を作用させない状態にする。これによって、波状板ばね
31の付勢力により各組のブラシ21a,21b間は所
定の間隔、即ちディスク1がその間に非接触状態で挿脱
できる程度の間隔、例えばディスク1の厚みの2倍程度
の間隔に保持する。ここで、端板29RE,29LEは位置
決めリング30により位置決めされているから、各組の
ブラシ21a,21b間の間隔部分とチャック手段10
の各チャック駒14とは概略位置が合った状態に保持さ
れる。
【0021】ハンドリング手段のディスク1がチャック
手段10を構成する2箇所の固定チャック部材11にお
ける各チャック駒14のV字溝14aに係合されると、
各ディスク1は、各組のブラシ21a,21b間に介装
された状態になる。そこで、可動チャック部材12が作
動して、そのチャック駒14のV字溝14aがディスク
1と係合すると、5枚のディスク1は同時にチャック手
段10でチャックされたことになる。この状態で、ハン
ドリング手段をディスク1から離脱させることにより、
5枚のディスク1はチャック手段10に移載される。
【0022】チャック手段10によるディスク1のチャ
ック動作が完了すると、2組の押動機構32におけるエ
アシリンダ33を同時に伸長させる。これによって、レ
バー36が枢支ピン37aを中心として回動して、ロー
ラ38が端板29RE,29LEを相互に近接する方向に押
動する。この結果、スライドブロック23が、波状板ば
ね31の付勢力に抗して、回転軸24の中央部に向けて
寄せられるように変位して、各組のブラシ21a,21
bがディスク1に押し付けられる。ここで、波状板ばね
31は、押動機構32による押動力が解除された時に、
スライドブロック23を所定の位置に復帰させるのに必
要最小限のばね力を持たせておくことによって、押動機
構32による押動力が作用した時に、この押動力は、実
質的にブラシ21a,21bを所定の荷重でディスク1
に当接させるように作用する。また、チャック手段10
の固定チャック部材11及び可動チャック部材12にお
ける各チャック駒14は、回転軸24と平行な方向に移
動可能となっているから、ブラシ21a,21bの当接
時に、ディスク1の位置調整が行われる。従って、各ブ
ラシ21の厚み等に多少のばらつきがあっても、10枚
のブラシ21はほぼ同じ力でディスク1に押し付けられ
る。
【0023】この状態で、洗浄液をディスク1に供給
し、また洗浄液供給ホース45から洗浄液通路42を経
て噴出口43から洗浄液を噴出させることによって、ブ
ラシ21に洗浄液を含浸させ、この状態でモータ28を
作動させると、回転軸24と共に全てのブラシ21が回
転することになり、ディスク1の表面がブラシ21によ
り擦動される。ここで、ブラシ21のディスク1への摺
接面はそれぞれ半円以下となっているから、図2に示し
たように、ブラシ21の回転力F1 がディスク1に伝達
されて、ディスク1が矢印F2 方向に自転することにな
る結果、ディスク1の全面がむらなく洗浄される。
【0024】而して、ディスク1の洗浄精度を向上させ
るには、各ディスク1に対するブラシ21の押し付け力
が均一で、ブラシ21の回転むらをなくす必要がある。
ディスク1はチャック手段10のチャック駒14にチャ
ックされているが、このチャック駒14は、コイルばね
15によりそれぞれ所定の位置に位置決めされているか
ら、ブラシ21を当接させた時に、ブラシ21とチャッ
ク駒14とが正確に位置が合っていない場合や、ブラシ
21の厚みが不均一である場合には、チャック駒14が
ブラシ21に倣うように位置調整がなされる。従って、
ブラシ21は、ディスク1に対して正確に面接触するこ
とになり、かつチャック駒14もそれぞれの支持杆11
a,12aに対して円滑に回転し得る状態に保持され
る。この結果、回転軸24を回転させると、ブラシ21
はむらなく回転することになり、かつそれに追従してデ
ィスク1も円滑に自転する。また、ブラシ21も回転軸
24の軸線方向には自由に動けるようになっており、か
つ両側から等しい押圧力で押圧されることから、相隣接
するスライドブロック同士が全て等しい力で圧接され
て、5枚全てのディスク1に対する10個のブラシ21
の押し付け力がほぼ等しくなるので、ブラシ21による
擦動むらや、ディスク1の回転むら等が生じることな
く、円滑に洗浄される。
【0025】ディスク1の洗浄が終了すると、回転軸2
4の回転を停止させ、また洗浄液の供給も停止させる。
この状態で、押動機構32におけるエアシリンダ33を
縮小状態に復帰させれば、波状板ばね31の作用によっ
て、各組のブラシ21a,21b間の間隔が広がって、
ディスク1から離間する。この状態で、ハンドリング手
段を作動させて、5枚のディスク1を同時にチャックさ
せ、然る後に可動チャック部材12をチャック解除状態
にすると、洗浄後の5枚のディスクを同時に取り出すこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、一対の
ブラシを組として、それらの擦動面を対面させて配置
し、相互に離間する方向に付勢する付勢手段を間に介装
することによりブラシアセンブリを形成して、このブラ
シアセンブリを複数組、回転方向には相対回転不能で、
軸線方向には移動可能に回転軸に連結し、この複数組の
ブラシアセンブリを構成する両端に位置するブラシに対
して、ほぼ同じ荷重で相互に近接させる方向に押動する
クランプ駆動手段を備える構成としたので、単一の回転
軸に装着した複数対からなるブラシによって複数のディ
スクを高精度に、しかも効率的に洗浄を行える等の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すディスク洗浄装置の全
体構成を示す断面図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】押動機構おける押動力の調整機構の構成説明図
である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 洗浄チャンバ 10 チャック手段 11 固定チャック部材 12 可動チャック部材 14 チャック駒 15 コイルばね 20 洗浄ユニット 21,21a,21b ブラシ 23,23MN,23RE,23LE スライドブロック 24 回転軸 29RE,29LE 端板 31 波状板ばね 32 押動機構 33 エアシリンダ 38 ローラ 41 電空レギュレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 19/02 501 G11B 19/02 501S 23/50 23/50 C (72)発明者 野本 秀樹 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクの外周または内周を、チャック
    手段によって少なくとも3点で自転可能にチャックさせ
    た状態で、このディスクの表裏両面に外形が円形のブラ
    シを当接させて、このブラシを回転させて、ディスクを
    これに追従回転させながら、その表裏両面を擦動するよ
    うにしたものにおいて、前記ブラシは、一対のものを擦
    動面を対面させ、その間に相互に離間する方向に付勢す
    る付勢手段を介装したブラシアセンブリとして構成さ
    れ、このブラシアセンブリを複数組、回転方向には相対
    回転不能で、軸線方向には移動可能に回転軸に連結し、
    この複数組のブラシアセンブリを構成する両端に位置す
    るブラシに対して、ほぼ同じ荷重で相互に近接させる方
    向に押動するクランプ駆動手段を備える構成としたこと
    を特徴とするディスク洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記チャック手段は、前記回転軸の軸線
    と同じ方向に延在させた支軸に軸線方向に移動可能なチ
    ャック駒を装着し、これら各チャック駒を付勢手段によ
    り所定の位置に保持する構成としたことを特徴とする請
    求項1記載のディスク洗浄装置。
  3. 【請求項3】前記クランプ駆動手段は、電空レギュレー
    タでブラシに対する荷重の調整が可能な構成としたこと
    を特徴とする請求項1記載のディスク洗浄装置。
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