JPS6286383A - 弾性回転体及びそれを有する定着装置 - Google Patents

弾性回転体及びそれを有する定着装置

Info

Publication number
JPS6286383A
JPS6286383A JP22902085A JP22902085A JPS6286383A JP S6286383 A JPS6286383 A JP S6286383A JP 22902085 A JP22902085 A JP 22902085A JP 22902085 A JP22902085 A JP 22902085A JP S6286383 A JPS6286383 A JP S6286383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
elastic
resin layer
thickness
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22902085A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsukasa Kuge
司 久下
Masahiro Goto
正弘 後藤
Isamu Sakane
阪根 勇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
I S T KK
Canon Inc
IST Corp Japan
Original Assignee
I S T KK
Canon Inc
IST Corp Japan
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by I S T KK, Canon Inc, IST Corp Japan filed Critical I S T KK
Priority to JP22902085A priority Critical patent/JPS6286383A/ja
Priority to US06/831,729 priority patent/US4804576A/en
Priority to DE19863606662 priority patent/DE3606662A1/de
Publication of JPS6286383A publication Critical patent/JPS6286383A/ja
Priority to US07/143,185 priority patent/US4883715A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C本発明が属する分野〕 本発明は複写機、印刷機、ファクシミリ、プリンター或
いはこれらの複合機等の画像形成装置に用いられる、加
熱ローラ、加圧ローラ又は加熱加圧ローラ或いは一般搬
送Jf−1回転体(ベルト状の回転体を含む)等の弾性
回転体及びそれを有する定着装置に関する。
〔本発明に係わる従来技術〕 従来、紙搬送の分野で多用されているローラやベルトの
ような回転体には、搬送性はもとより耐久性、及び被聯
送体である物品の状態を損なわないように適当な弾性と
表面の剛性とを兼ね備えた回転体が望まれている。
従来、この分野の中でも厳しい条件下で使用きれるもの
として加熱定着用回転体がある。そしてI・ナー像に接
する加熱ローラとして芯金に四弗化エチレン樹脂を被W
したローラを、トナー像の加熱加圧時間を増すため加熱
ローラに圧接する加圧ローラとしてゴム層を被覆したロ
ーラを用いるのが一般的である。
しかしながら、トナー像側に設けられた加熱ローラ表面
は、剛体に近いものであるため、トナー像を加F「して
熱を伝達する際、紙表面、トナー像の凹凸に対してのな
じみが少なく有効な熱伝達が少ない。従って、得られる
画像性、定着性がゴムローラをトナー像側に用いた場合
に比べて悪く、トナー像が定着されるシートのカール発
生量も大きい。逆にトナー側ローラにゴムローラを用い
た場合は離型性が悪いためオフセットが増大し、耐摩耗
性が低いため当接部材(分離爪やセンサー等)によって
摩耗し部分的定着不良及び部分的オフセットも増大して
しまう。
このようにコムローラ、樹脂ローラは、いずれも長所短
所があり、これらの長所を兼ね備えた弾性ローラが望ま
れていたが構戻のいく耐久性等の条件を満たすものは無
かった。。
従来の例として1表面に樹脂層をその下層にゴム層を設
けた定着ローラが提案されている。
しかし、これは弗素ゴムと弗素樹脂の混合層や四弗化エ
チレンチューブをゴム層上に設けたものであるが、ゴム
層−1−に樹脂層を有する定着ローラは耐久限界時にゴ
ム層と樹III層との部分剥離を引き起こし、樹脂層の
部分摩耗等が見られ、耐久性は1万枚から5万枚程度で
あった。
このように大きなバラツキがあることは製品の安定した
品質保証ができないばかりか、交換高度が多くなりすぎ
てメンテナンスが極めて大変であった。従って、このよ
うな、問題を抱えた回転体は実用化されにくいのが現状
であった。
例えば、ゴム層上にフッ素樹脂とフッ素ゴムの混合層を
設けたものでは定着性は良好だが通紙耐久により、徐々
に離型性が低下していき約5万枚程度でオフセットl−
チーによる定着ローラ汚れが牛しる。また、シリコーン
ゴムローラの表面を研磨した+に接着剤を塗布し、予め
ゴムローラ径より大径の熱収縮性樹脂チューブ(FEP
:弗素化エチレン・プロピレン)をかぶせ、加熱収縮さ
せたローラは、得られた形状自体にバラツキがありすぎ
て、ゴムから樹脂が剥離してしまうことが多く見られた
。この現象がないものは、耐久性は優れているが、定着
性は悪く、特性的には樹脂のみを表面層に使用した場合
と変わらず、ローラの径方向の熱伝導が悪いため熱の追
従性の面で樹脂ローラにJt ヘ非常に劣っていた。
いずれにしても、シー]・を挟持搬送した際の局部応力
がゴム層と樹脂層の間に集中することによって生じる弾
性回転体の耐久性低下を防■卜することやその特に1の
安定化が望まれている。
〔本発明の目的〕
本発明は定着ローラ及びそれを有する装置にとって画期
的な定着Ill l:I−ラ及びそれを看する定着装置
をj!!供するものである。
本発明の目的は表面樹脂特性をイjし、全体として弾性
が適度にあって、定着性、耐摩耗K 、耐久性を従来よ
り優れたものとできる定着用ローラ及びそれを有する定
着装置の提供にある。
〔本発明の要旨〕
本発明はJ−記IJ的を達成するもので、弾性回転体の
樹脂層とゴム層との関係に着11 L、1ム層の表面状
態が樹脂層の密着性と耐久性とを左右するものであるこ
とを究明したもので以下の新たな構成要件に41 ff
&をもつものである。
即ち、本発明は、 弾性層上に樹脂層を有する弾性回転体であって、該弾性
回転体の樹脂層は粗面化された該弾性層面−にに形成さ
れており、 該弾性層から剥離した樹脂層を物理的接触により′Al
l+定した厚みtd (g)と該樹脂層の重量換算から
求められる厚みtw(g)に対して、 0.5 ≦ (td−t  w)  ≦5の関係を満た
し、 該樹脂層を有する状態の該弾性回転体の外径を非接触−
All+定により測定した外径値d、と該樹脂層を該弾
性層から剥離した後の弾性回転体の外径を一11接触測
定により測定した外径値d2との差ld+   d2 
lの1/2によって算定される厚みtm(μ)が該みか
けの厚みtw(μ)に対して、 tw  >  tm の関係を満たしていることを特徴とする弾性回転体びそ
れを有する定着装置である。
特に、本発明が特に有効なものとなるのは、ゴム層がシ
リコーンゴム層で、樹脂層が327°C以Hに焼成され
た四弗化エチレン樹脂層である。
本発明の構成によれば、耐久性が従来多くても数万枚で
あったものを、通常の紙類搬送で100万枚以−1−可
能であり、定着でも10万枚以1−に、数段向l−する
ことができる。
以下本発明のさらなる特徴は実施例の説明によって明瞭
にされるであろう。
〔本発明の実施例〕
第1図は本発明の定着用ローラをイ〕する本発明定着装
置の実施例説明図である。
第1図中1は、未定着のトナー像と接する側の定着ロー
ラで、2は定着ローラlに圧接回転する加圧ローラで、
共に本発明の定着用ローラの一例である。置体的構成は
以下のとおりである。
定着ローラlは、アルミ等の熱伝導の良好な芯金ill
―に、シリコンゴムの比較的薄い(本例では0.3mm
乃全0.8mm範囲内の所定厚)、反撥弾性率が65%
〜85%の弾に(体層I2と、その−に1層13にPF
A樹脂(四弗化エチレン樹脂;パーフロロアルコキシエ
チレン樹脂の共重合(4) 。
PTFE (四弗化エチレン樹脂)等の弗素樹脂を弾性
体層12よりも薄く(本例では10gm乃至25μm範
囲内の所定厚)膜強度が50 kg/ am2の以上の
樹脂層として有している。同様に加圧ローラ2はステン
レス、鉄等の芯金211−に、シリコン1ム?11’!
性体層12の厚さより厚く比較的厚く(A:例では、4
mm乃至10mm範囲内の所定厚)、その反撥弾性率が
65%〜85%の弾性体層22と、その上層にPFA、
PTFE等の弗素樹脂を厚い弾性体層22の厚さより薄
く(本例では、5 HL乃至35g範囲内の所定厚)、
膜強度が50kg/cI112の以]−の樹脂層を23
を有する。
これらのローラ1,2は第3図に示した製造方法又1オ
それの目的に合致した方法によって形成されたものであ
る。簡単に説明すれば、次のような行程を含むものであ
る。
芯金の1に加硫成型したシリコーンゴム層(熱伝導度1
.4 X 10−4−1.5 X 1O−3)を形成し
て所望形状のシリコンゴムローラを作る。好ましい形状
は中央部が両端に比較してわずかに小径の逆クラウンタ
イプである。このゴムローラ表面に未焼成の弗素樹脂例
えばディスパージョン(水に弗素樹脂粉末を界面活性剤
により分散させたもの)、工ナメル又は粉末状態の弗素
樹脂を、ゴムローラ全長にわたってスプレー塗装、静電
塗装、粉体塗装等の方法により均一・厚に塗1+iする
。このディスパージョンは例えば弗素樹脂の結晶融点の
カラス転移点327°C以上に加熱されることでフィル
ム状の樹脂被膜を形成する。そのため未焼成の弗素樹脂
が塗布されたシリコンゴムローラは結晶融点以上(PT
FEが327℃以1−1PFAが306°C以」−)に
加熱される必要がある。
ところがシリコンゴム自体は反撥弾性率や圧縮永久歪等
のゴム特性に優れているものの300℃以−1−に、ま
してや306℃、327°C以−1.に加熱されると、
発煙や解重合を起こす。これらは、良質な弗素樹脂層の
形成を妨げるばかりでなく、シリコンゴム自体のゴム4
¥P1を失なわせて17まう。
従ってゴム層の過熱は、ゴム層の機能がなく、樹脂層の
特性もなくしてしまい、定着に適した条件を失う。
これらの理由から本発明実施例中においては、シリコン
ゴムローラ自体には発煙や解重合を起こさぜないような
低温(最高でも300 ’O以下)の加熱下に維持しな
がら弗素樹脂の塗布層にはその結晶融IFz以トの高温
状態を与える焼成方法を採用した。
具体的には、芯金内部からゴム層を急冷却しながら、表
面の未焼成弗素樹脂を急激に加熱する方法又1オ、液状
弗素樹脂(ディスパージョン、エナメル)自体の誘電正
接がゴJ1層の誘電正接より大きいことを利用した誘電
加熱方法(第3図参照)の他、この趣旨に適合するもの
であれば、本発明に適するものである。
この方法によって実質的にシリコンゴムにはその厚み方
向に熱的勾配が形成されるものの、260 ’O〜28
0°C程度が、未焼成弗素樹脂にはその結晶融点以上の
!晶度(具体的にはPTFEで327°C以1−の34
0℃〜380℃の焼成温度が5分乃至lO分程度qえら
れる。この焼成を行った後、このローラは急冷される。
この急冷によってシリコンゴムローラーにに結晶化度が
95%以下で引張強度50 kg/cm 2以上、水に
対する接触角100度以1−の樹脂特性を示す焼成弗素
樹脂表層が、ゴムローラに対して強力な密着状態で、し
かも十分厚く形成される。
従って、ト記定着ローラ1.加熱ローラ2は、下層のシ
リコンゴム自体が所望のゴム特性を樹脂層形成前とほぼ
同様に示し、表面の弗素樹脂層は完全に焼成された樹脂
特性を示し、これらの層の接着性が強固である。
ここで第1図にもどって、定着装置の他の構成を説明す
る。
3は、定着ローラを内部から加熱するための、ハロゲン
ランプ等のヒーターであり、定着ローラ表面温度はヒー
ター3と、温度検出素子4と、制御手段31とにより、
常にトナー溶融可能な最適温度(具体的には160°C
乃至200’O)に維持される。
5は、定着ローラ表面にシリコンオイル等のオフセット
防庄液を塗布するための、クリーニング手段をも兼ねて
いるオフセット防11−液塗布手段である。塗布手段5
としてはフェルト様のものでも良いが、本例ではウェブ
を用いている。オフセット防II−液を含有したウェブ
51は、シリコンスポンジ等の弾性抑圧ローラ52によ
り定着ローラ1に)!4接させられ、定着ローラ1表面
に、微量のオフセット防市液を塗布する。また、ウェブ
51は巻取りローラ53により、供給ローラ54から徐
々に巻取られ、定着ローラlへのウェブの当接面が、不
図示の制御手段により逐次わかる構成となっている。
未定着トナー像Tを担持した記録紙Pは、入口ガイド6
にガイドされながら、ローラ対1,2の間を通過するこ
とによって、トナー像Tは、記録紙Pに永久定着Sれる
。ローラ1表面に当接する分離爪41は、ローラ表面1
から記録材を分離するために設けられている。
このように形成した定着用ローラ1,2は、従来では存
在しなかったローラ特徴、即ち、シリコンゴム特性を熱
劣化させずに、弗素樹脂を完全に焼成しているため十分
な反撥弾性を有し圧縮永久歪の少ないシリコンゴムの利
用を可能にし、表戸離型性、耐摩耗に1に債れ、弾に1
をト分備えた耐久性の高いものである。しかも、記録紙
にトナー像を定着する際に生じるl#;力がシリコンゴ
ム層と弗素樹脂層との間に集中しても、弗素樹脂層の強
度が高く、これらの密着+11も良好である。
上記構成においての他の特徴構成は第2図に示すように
、定着ローラの弾性層12の厚みtl、定着ローラの樹
脂層13の厚みA2、加圧ローラの弾性層22の厚みA
3、及び加圧ローラの樹脂層23の厚みA4の以下の関
係である。
即ち、ローラlで  1.>12 0−ラ2で  t 3> t 4 又、好ましくは   A4くA2くtlくA3この構成
により、基本的には定着ローラ、加圧ローラ相Uの相剰
効果により、Lfいの欠点を補いUいの利点を向−1−
させ、得られる画質や定着性を優れたものにでき耐久性
に優れたものとなる。
1;記定着用ローラl、2は、その樹脂層が下層の弾性
層に対して以下の条件を満たしている。即ち、 rJi ’Jll性層から剥離した樹脂層を物理的接触
により′Al11定した厚みtd(g)と該樹脂層の重
量換算から求められる厚みtw(g)とが0.5≦(t
d−tw)≦5 の関係を満たし、 該樹脂層を有する状態の該弾性回転体の外径を、、+1
接111!l! 111+定により測定した外径値d1
と該樹脂層を該弾性層から剥離した後の弾性回転体の外
径を非接触測定により測定した外径値d2との差(d+
   d2)のl/2によって算定される厚みtm(g
)が該みかけの厚みtw(g)に対して、 tw  >  tm の関係を満たしている。
特に、(d+   d2)が3角以」−あると、弾性層
の凹凸に対応して、樹脂層がその凹凸の四部に入り込ん
で、しかも弾性層を押圧するように弾性層に確実に密着
するので耐久性が良い。
以下、囲体的な実施例を比較例とともに説明する。
に記音着ローラ1として;樹脂層(PTFE)のみかけ
の厚みtw(μ)がto(p−)、弾性層のゴム層を平
均表面相きRZが10(μ)で、ゴム層の厚さが0.5
mm、外径が40mm (L/−ザー測長器:キヤノン
(株)製造によるA1)1定結果)のローラを同様の製
造方法で作り数本用意した。
このローラの内の2本を取出してゴム層から剥離した樹
脂層を物理的接触の代表例であるダイヤルゲージおよび
マイクロメータにより測定した厚みtd(μ)は、実質
的に最大径又はこれに近い大径域を示すものであり、!
1〜t3 (g)で平均すると12として代表される。
上記非接触測定により測定した外径値d、の40.O1
2ll1mに対して、この樹脂層を弾性層から剥離した
後の弾性回転体の外径を−1−記レーザー測長器による
非接触測定した外径値d2は、40.000mmであっ
た。
従って、これらの差(a+  d2)の1/2によって
算定される厚みtm(g)は、6 (μ)となり、1−
記みかけの厚みtw(μ)と比較してtw>tm  の
関係を満たしている。又、−1−4記樹脂層の重量換算
から求められる厚みtw(メL)とこの物理的接触によ
り71111定した厚みtd(W)は、(t d−t 
W) −1〜3となり、数値2で代表される。こねも 0.5≦(t、d−tw)≦5 の関係を満たしている。
尚、1−記構脂層の重量換算は 樹脂@早を化学天びんで測定し、PTFEの比重を2 
、25 g/cm3.上記定着ローラの表面積が(40
/2)2mm2を用いて、 tw−垂部/(比重と表面積との積) で求めている。
−1−記加圧ローラとして;−I−記構成を持たない通
常の10mm厚のシリコーンゴムローラを用意した。
この構成の定着装置で定着処理を行ったところ、30万
枚の定着後でも定着ローラは異常力ぐ“上られず、定着
効果も安定し■一つ満足のいくものであった。しかも、
この定着ローラはさらなる耐久にも酎えることができる
だけの物性を示していた。
比較例として、以下の定着ローラを製造して同様の実験
をしたところ、以下のようになった。
1)ローラA −1,5≦(ta−tw)≦−3のみの条件では、日本
T業規格A4サイズ紙の横送りで、9万枚の通紙で分離
爪の当接部で径が大きくなり、lO万枚程度で径が増加
した部分で樹脂部の亀裂が見られた。
2)ローラB 5.5≦(td’=tw)ではローラAと同じ実験で、
5万枚通紙でローラ汚れが見られ、オフセットトナーに
対して、離型性がかなり劣ってしまった。
3)ローラC 2≦(td−tw)≦3であるが、 0 ≦t m −t w≦1 のとき、即ち、tw≦t
mのときは、 1−記A4サイズ紙の縦送りで、7万枚定着通紙で、紙
端部の通過部に相当するローラ表面で亀裂が生じて、部
分剥−がみられた。
4)ローラD 2≦(ta−tw)≦3で (tw−tm)>3を満たすと、 上記A4サイズ紙の縦送りでも、30万枚定着通紙して
も異常は無かった。しかも、定着効果に優れ、トナーに
対する離型性も優れていた。
以下の条件を満たす範囲の構成によれば、耐久性があっ
て定着効果も高い定着装置が得られる。
この条件のうち(td−tw)は以下の意味を持つ。t
dを求めるための物理接触による測定は、測定時の押圧
力によるつぶれの影響が出ているものの、樹脂内表面の
内部相さく上記の例では下層の弾+を層の表面粗さに対
応して形成されたものである)に相当するものを数値化
するものである。この測定値のtdが1〕記みかけの厚
みtwよりも大であれば、弾性層の表面粗さの凹部に樹
脂層が入り込んでいることを意味する。仮に下層の弾性
層の表面荒さが平滑であるとtdはtwと同一かより小
さく、逆にこの弾性層の相さかかなり大きいと、tdは
twよりはるかに大きくなる。
本発明の条件構成の、 0.5≦(td−tw)≦5は弾性層の表面粗さと共に
弾性層の表面粗ごの四部に樹脂層が入り込んでいる程度
を、耐久性、定着性及び離型性とを満足していることを
規定するものである。
この範囲より小さいと、弾性層と樹脂層との接着力が弱
く、耐久使用中にこれらの層間ですベリが生じて樹脂層
の膨れ現象がでてしまった。この範囲より大きいと、弾
P1層表面の相さも大きく、樹脂表面の表面粗さを大き
なものにしてしまうために、トナー汚れがでてしまった
本発明の条件構成の、tw>tmは、弾性層を樹脂層が
収縮せしめていることを示し、弾性層の表面粗さとは別
の弾性層と樹脂層との密着力を示している。
本発明では、これらを共に有しているために、弾性層表
面に対する樹脂層がWいの接触部分において凹凸部の係
合密着状態を作り、これを樹脂層の収縮力によって弾性
層の西部を押圧して写いに密着性を向J−することで、
弾性ローラ表面の平滑性を高め、一般搬送では50万枚
の搬送を無理無く達成でき、定着用回転体としても、2
0万枚以1−の定着処理を優れた定着効果と離型性を維
持しつつ行なうことができる。
−1−記構酸において 0.5≦(td−tW)≦5旧つtw>tmであると、
上記数値を平均値として決定したときの規定条件として
の目安となる。特に、 1.0≦(td−tW)≦3でtw−tm>3のときは
、一般搬送では70万枚の搬送を無理無く達成でき、定
着用回転体としても、30万枚以上の定着処理を優れた
定着効果と離型性を維持しつつ行なうことができるので
、さらに好ましい。
l−記範囲の測定数値を得るには、少なくとも数点を測
定しその平均をもって測定値とすることが良く、本発明
で言う数値範囲内に、はとんどの測定値が入っているこ
とが好ましい。つまり測定のに限、下限が各条ヂl数4
if+範囲内にあって11つその平均値が各条件数値範
囲内にあることが最適である。又、ゴム層がシリコーン
ゴムの場合、ゴム硬度(JTSA)は30度以以上0度
以下が好ま17く、伸びが150%以1: ]、 O0
%、引張り応力が10 Kg/ cm2以l−であるこ
とが好ましい。
定着装置としては、実用的には耐久枚数10万枚以ト、
定着率70%以りが、安定性、確実性の面から好ましい
定着用ローラーの条件と言えるが、本発明ではこれを十
分満足する。
第3図は、本発明定着用ローラの焼成方法を示すもので
ある。図の装置は、誘電加熱装置と赤外線外部加熱を併
用した加熱方式の一共体例で、マグネトロン105と、
マグネトロン105から発生した高周波(950M H
z −2450M Hz )を伝波する導波管106と
、導波管が連結され内面に金属性の高周波反射板103
を有する開閉可能な樹脂容器102と、1−下に2個ず
つ赤外線外部加熱用の赤外線ランプittと、反射笠を
有している。
杓脂容器102内には、定着用ローラとしての定着ロー
ラ1の中空内に空気流を発生するファン100と、容器
102内に空気流を発生するファン101と、が夫々容
器外の駆動手段からの駆動によって回転可能に設けられ
ている。この容器は支点108を中心に上下が開閉でき
、上部に把手109が、下部にローラlのフランジIA
を位置決めするアーム107が、夫々固設されている。
110は装置の制御手段で、駆動手段104とマグネト
ロン1.05と赤外線ランプ111の作動を容器の閉鎖
状態と所定の開始信号の入力によって、所定時間の間不
図示の可変タイマーで行わせる。
定着ローラlは下層にシリコンゴム層を表面に弗素樹脂
ディスパージョンを有しているため、高周波はシリコン
ゴム層よりも比誘電率が大きいディスパージョン中に多
量に吸収される。従って。
弗素樹脂ディスパージョンは高周波、赤外線及び恒温槽
による加熱で急激に高温化され、340 ’0〜350
°Cに加熱される。この時シリコンゴム層は高周波吸収
率が小さいためディスパージョンはど高温化されず28
0°C稈度の温度以下に加熱される。これによってト述
したローラ特性を得ることができる。
上記実施例中、弗素樹脂ディスパージョンは例えば、ダ
イキン社製4弗化エチレン樹脂デイスパージヨンD−1
である。
本発明中欄脂層の膜厚を10ル以上にした時は耐久性が
25万枚以IZにも向I:でき、15μ以l−にすれば
30万枚以−1−の耐久性が得られ、定着効果はその厚
み増加で減少してしまう欠点をゴム層の反撥弾性率で補
うことによって、高度の定着性を維持できる。特に本発
明はシリコーンゴム層上に弗素樹脂を設けた時に有効で
ある。
本発明は、に記実施例の他に定着用ローラとしてはロー
ラ状の他ベルト状のローラ(例えば転写同時定着用の中
間ベルト)やクリーニングローラ、離型剤供給用ローラ
等が含有される。特に、弗素樹脂の離型性と弾性を備え
ているために転写性、被クリーニング性を備え(ただし
、クリーニングローラとしては、表面エネルギー順位等
でのクリーニングを行う)、弾性によるならい効果によ
って離型剤の均一塗布や転写ムラを防止し、耐摩耗性に
優れた利点を夫々の用途でも発揮する。
又、1−記第1図は加熱定着装置の例を示し、本発明の
実施例として好ましいものを示したが、軽い圧力でトナ
ー像を圧力定着するような圧力定着装置や、転写同時定
着等の圧力定着装置又は加熱定着装置にも本発明は適用
できる。
又、−1−記例は2木ローラ構成であるが、3木ローラ
又はそれ以−Lのローラ数の定着装置の加熱ローラ、加
圧ローラ、離型剤供給ローラ、或いはクリーニングロー
ラやその他のベルト状ローラを含んだ装置も、本発明に
含まれる。
〔本発明の効果〕
本発明は、−1,述したように弾性層表面に対するMA
脂層がnいの接触部分において凹凸部の係合密着状態を
作り、これを樹脂層の収縮力によってりi外層の凸部を
押圧してqいに密着性を向上することで、弾性ローラ表
面の1i滑に1を高め、 一般搬送では50万枚の搬送
を無理無く1t!成でき、定着IT1回転体としても、
20万枚以−1−の定着処理を優れた定着効果と離型性
を維持しつつ行なうことができる。
本発明定着用ローラ(ベルト状のローラを含む)として
共通する効果は、耐摩耗性9表面離型性に優れ、樹脂層
の表面特性とゴムの弾P1特性を充分発揮させて、トナ
ー像や他のローラへのならい効果にも優れ、寿命が極め
て長いことである。
本発明定着装置は、十記定着用ローラを記録材を挟圧す
る一方のローラ(ベルトを含む)へ適用するとき、記録
材のカール発生を防1にし、定着画像を鮮明でしかも定
着性が良いといった効果を、従来よりも長期にわたって
維持できる。しかも、定着の熱効率が良く定着に必要な
温度を低減(例えば20°C程)できるので消費電力を
少なくし、電力配分の少ない装置でも高速定着記録を達
成できる。
本発明の弾性回転体は、表面がかなり平滑となり、研磨
の必要度を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の定着用ローラ(ベルト状のローラを含
む)及びそれを有する定着装置の実施例の説明図、第2
図は定着用ローラの部分拡大説明図、第3図は定着用ロ
ーラの製法の実施例説明図である。 lは定着ローラ、2は加圧ローラ、12.22はシリコ
ーンゴムの弾性体層、13.23は弗素樹脂層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)弾性層上に樹脂層を有する弾性回転体であって、 該弾性回転体の樹脂層は粗面化された該弾性層面上に形
    成されており、 該弾性層から剥離した樹脂層を物理的接触により測定し
    た厚みtd(μ)と該樹脂層の重量換算から求められる
    厚みtw(μ)に対して、0.5≦(td−tw)≦5 の関係を満たし、 該樹脂層を有する状態の該弾性回転体の外径を非接触測
    定により測定した外径値d_1と該樹脂層を該弾性層か
    ら剥離した後の弾性回転体の外径を非接触測定により測
    定した外径値d_2との差|d_1−d_2|の1/2
    によって算定される厚みtm(μ)が該みかけの厚みt
    w(μ)に対して、 tw>tm の関係を満たしていることを特徴とする弾性回転体。 (2)上記弾性層はシリコーンゴム層で上記樹脂層はフ
    ツ素樹脂層である特許請求の範囲第1項記載の弾性回転
    体。 (3)弾性層上に樹脂層を有する弾性回転体を未定着像
    の定着用に具備する定着装置において、上記弾性回転体
    の樹脂層は粗面化された上記弾性層面上に形成されてお
    り、 上記弾性層から剥離した樹脂層を物理的接触により測定
    した厚みtd(μ)が上記樹脂層の重量換算から求めら
    れる厚みtw(μ)に対して、 0.5≦(td−tw)≦5 の関係を満たし、 上記樹脂層を有する状態の上記弾性回転体の外径を非接
    触測定により測定した外径値d_1と上記樹脂層を上記
    弾性層から剥離した後の弾性回転体の外径を非接触測定
    により測定した外径値d_2との差|d_1−d_2|
    の1/2によって算定される厚みtm(μ)が、上記厚
    みtw(μ)に対して、 tw>tm の関係を満たしていることを特徴とする定着装置。 (4)上記弾性回転体は、内部に熱源を有し、未定着像
    と接する加熱定着用回転体である特許請求の範囲第3項
    記載の定着装置。 (5)上記弾性層はシリコーンゴム層で上記樹脂層はフ
    ツ素樹脂層である特許請求の範囲第3項又は第4項に記
    載の定着装置。
JP22902085A 1985-02-28 1985-10-12 弾性回転体及びそれを有する定着装置 Pending JPS6286383A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22902085A JPS6286383A (ja) 1985-10-12 1985-10-12 弾性回転体及びそれを有する定着装置
US06/831,729 US4804576A (en) 1985-02-28 1986-02-21 Elastic rotatable member
DE19863606662 DE3606662A1 (de) 1985-02-28 1986-02-28 Elastisches, drehbares element
US07/143,185 US4883715A (en) 1985-02-28 1988-01-13 Elastic rotatable member

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22902085A JPS6286383A (ja) 1985-10-12 1985-10-12 弾性回転体及びそれを有する定着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6286383A true JPS6286383A (ja) 1987-04-20

Family

ID=16885491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22902085A Pending JPS6286383A (ja) 1985-02-28 1985-10-12 弾性回転体及びそれを有する定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6286383A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5153660A (en) * 1987-08-07 1992-10-06 Canon Kabushiki Kaisha Image fixing rotatable member and image fixing apparatus with same
US5180899A (en) * 1989-11-08 1993-01-19 Fuji Xerox Co., Ltd. Fixing unit for picture image forming equipment having a three layered fixing roller

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5789785A (en) * 1980-11-25 1982-06-04 Sumitomo Electric Ind Ltd Fixing roller
JPS5823072A (ja) * 1981-08-04 1983-02-10 Canon Inc 定着用回転体及びそれを有する定着装置
JPS6019178A (ja) * 1983-07-13 1985-01-31 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 電子写真装置用ロ−ラ
JPS61198262A (ja) * 1985-02-28 1986-09-02 Canon Inc 弾性回転体及びそれを有する定着装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5789785A (en) * 1980-11-25 1982-06-04 Sumitomo Electric Ind Ltd Fixing roller
JPS5823072A (ja) * 1981-08-04 1983-02-10 Canon Inc 定着用回転体及びそれを有する定着装置
JPS6019178A (ja) * 1983-07-13 1985-01-31 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 電子写真装置用ロ−ラ
JPS61198262A (ja) * 1985-02-28 1986-09-02 Canon Inc 弾性回転体及びそれを有する定着装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5153660A (en) * 1987-08-07 1992-10-06 Canon Kabushiki Kaisha Image fixing rotatable member and image fixing apparatus with same
US5180899A (en) * 1989-11-08 1993-01-19 Fuji Xerox Co., Ltd. Fixing unit for picture image forming equipment having a three layered fixing roller

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4804576A (en) Elastic rotatable member
JP2509544B2 (ja) 弾性回転体及びそれを有する定着装置
JPH0124311B2 (ja)
JPS6286383A (ja) 弾性回転体及びそれを有する定着装置
JPH0680474B2 (ja) 定着用ローラ及びそれを有する定着装置
JPS61198262A (ja) 弾性回転体及びそれを有する定着装置
JPS61113083A (ja) 定着用ロ−ラ及びそれを有する定着装置
JPS61174057A (ja) 弾性回転体及びそれを有する定着装置
JPH0658579B2 (ja) 定着用ローラ及びそれを有する定着装置
JPS61170769A (ja) 定着用ロ−ラ及びそれを有する定着装置
JPS6231875A (ja) 弾性回転体及び定着装置
JPH0778659B2 (ja) 弾性回転体及びそれを有する定着装置
JP2000246813A (ja) ゴム被覆ローラ及びその製造方法
JP2004125942A (ja) 加熱定着ローラ及びそれを有する加熱定着装置
JP2003098881A (ja) 定着用部材及びその製造方法並びにそれを有する画像形成装置
JPS61170770A (ja) 定着用ロ−ラ及びそれを有する定着装置
JPH0695261B2 (ja) 定着用弾性回転体及びその製造方法
JPS62153984A (ja) 弾性回転体及びそれを有する定着装置
JPH09329980A (ja) 定着装置及び定着用エンドレスベルト
JP3233349B2 (ja) 定着装置及び定着用エンドレスベルト
JP2509545B2 (ja) 定着ロ―ラ及びそれを有する定着装置
JPH0695260B2 (ja) 定着用弾性回転体及びそれを有する定着装置
JPH0661016B2 (ja) 弾性回転体及び定着装置
JPS6370880A (ja) 定着装置
JPS62153985A (ja) 弾性回転体の製造方法及びその弾性回転体