JPS6286254A - コンクリ−ト用耐食性クラツド鋼鉄筋およびその製造法 - Google Patents
コンクリ−ト用耐食性クラツド鋼鉄筋およびその製造法Info
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- JPS6286254A JPS6286254A JP22489885A JP22489885A JPS6286254A JP S6286254 A JPS6286254 A JP S6286254A JP 22489885 A JP22489885 A JP 22489885A JP 22489885 A JP22489885 A JP 22489885A JP S6286254 A JPS6286254 A JP S6286254A
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- concrete
- corrosion
- steel
- clad steel
- reinforcing bars
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、特に防食対策を目的としたコンクリート用耐
食性の鉄筋に関するものである。
食性の鉄筋に関するものである。
［従来の技術］
近年、海上や海岸の構造物でコンクリート中の鉄筋の塩
分による腐食が問題となっている事例が増えており、そ
のため塩分の侵入し易い環境に建設されるコンクリート
ｈｌ造物については何らかの防塩対策が必要となってい
る。
分による腐食が問題となっている事例が増えており、そ
のため塩分の侵入し易い環境に建設されるコンクリート
ｈｌ造物については何らかの防塩対策が必要となってい
る。
従来、この種構造物の防塩対策としては、■コンクリー
トのかぶり厚さを通常の構造物より大きくする、■コン
クリート表面を防食性材料で被覆する、■コンクリート
中に防食能力を高める材料を混ぜる、■電気防食を行う
、■防食鉄筋を使用する、などの方法があるが、■防食
鉄筋を用いる方法が、他の防塩対策に比して、イ、塗り
替え等の維持管理が不要、口、コンクリートのかぶり厚
を薄くすることができ、構造物が軽くなる、ハ、外部か
らの侵入塩分だけでなく、材料に混入する塩分にも効果
がある、二、ひび割れ幅に防食上の制約が不要となる、
等の利点を有していると言われている。
トのかぶり厚さを通常の構造物より大きくする、■コン
クリート表面を防食性材料で被覆する、■コンクリート
中に防食能力を高める材料を混ぜる、■電気防食を行う
、■防食鉄筋を使用する、などの方法があるが、■防食
鉄筋を用いる方法が、他の防塩対策に比して、イ、塗り
替え等の維持管理が不要、口、コンクリートのかぶり厚
を薄くすることができ、構造物が軽くなる、ハ、外部か
らの侵入塩分だけでなく、材料に混入する塩分にも効果
がある、二、ひび割れ幅に防食上の制約が不要となる、
等の利点を有していると言われている。
そして、具体的には、ａ、亜鉛メッキ鉄筋、ｂ。
樹脂塗装鉄筋、Ｃ０耐食鋼鉄筋などが知られている。
［発明が解決しようとする問題点］
前述のａ、亜鉛メッキ鉄筋は、コンクリート中の塩分濃
度がある程度以上になると、ＺｎＯ被覆が破壊され、鉄
筋が錆びてしまう。また、コンクリート中のアルカリで
メッキされた亜鉛が少量ずつ消耗され、最後にはメッキ
被覆が消滅してしまう欠点がある。
度がある程度以上になると、ＺｎＯ被覆が破壊され、鉄
筋が錆びてしまう。また、コンクリート中のアルカリで
メッキされた亜鉛が少量ずつ消耗され、最後にはメッキ
被覆が消滅してしまう欠点がある。
ｂ、樹脂塗装鉄筋は、一般にコストも高く、塗装材料、
塗装の厚さ、塗膜の硬度等の品質管理に充分注意を払う
必要がある。しかも、塗装鉄筋を用いるとコンクリート
部材のびびわれ幅が大きくなる、コンクリートの付着力
が普通鉄筋より小さい、曲げ半径を小さくするとひびわ
れが入り易い等の欠点がある。
塗装の厚さ、塗膜の硬度等の品質管理に充分注意を払う
必要がある。しかも、塗装鉄筋を用いるとコンクリート
部材のびびわれ幅が大きくなる、コンクリートの付着力
が普通鉄筋より小さい、曲げ半径を小さくするとひびわ
れが入り易い等の欠点がある。
Ｃ０耐食鋼鉄筋としては、Ｃｕ−Ｗ鋼、硫黄等の不純物
を極端に低下させた高純度鋼、それにＣｕ−ＷやＮｉを
加えたもの等が検討されているが、普通鋼材に比べて錆
びにくいものの、海上曝露試験等の厳しい条件ではコン
クリート表面にひびわれが見られている。
を極端に低下させた高純度鋼、それにＣｕ−ＷやＮｉを
加えたもの等が検討されているが、普通鋼材に比べて錆
びにくいものの、海上曝露試験等の厳しい条件ではコン
クリート表面にひびわれが見られている。
［問題点を解決するための手段１
本発明は、上記のような防食鉄筋の欠点を改善し、海上
や海岸の構造物のコンクリート用として使用するための
耐食性や曲げ加工性にすぐれた鉄筋を提供するもので、
その第１発明は、鉄筋コンクリート用棒鋼を母材とし、
その外周部に耐食性金属材料を合せ材として被覆してな
るコンクリート用耐食性クラッド鋼鉄筋である。
や海岸の構造物のコンクリート用として使用するための
耐食性や曲げ加工性にすぐれた鉄筋を提供するもので、
その第１発明は、鉄筋コンクリート用棒鋼を母材とし、
その外周部に耐食性金属材料を合せ材として被覆してな
るコンクリート用耐食性クラッド鋼鉄筋である。
そもそもコンクリート中における鉄筋の耐食性は、一般
にコンクリート中のＣａＯと水分とが反応して生成した
Ｃａ（ＯＨ）２が存在し、これがｐＨ値１２位であり、
このような高ｐＨ値では、鉄筋の表面はγ−Ｆｅ ２０
３の不動態被膜で覆われ、腐食は進行しない。しかしな
がら、コンクリート中に塩分が存在すると、この不動態
被膜が破壊され、鉄筋の局部腐食が進行してくる。
にコンクリート中のＣａＯと水分とが反応して生成した
Ｃａ（ＯＨ）２が存在し、これがｐＨ値１２位であり、
このような高ｐＨ値では、鉄筋の表面はγ−Ｆｅ ２０
３の不動態被膜で覆われ、腐食は進行しない。しかしな
がら、コンクリート中に塩分が存在すると、この不動態
被膜が破壊され、鉄筋の局部腐食が進行してくる。
このような腐食条件に対しては、腐食性金属材料例えば
ステンレス鋼等が耐食性の点で非常に効果的であるが、
ステンレス鋼等そのものを鉄筋材料として成形し、使用
することは製造技術上の問題もあり、また、価格が非常
に高くなるので一般的ではない。
ステンレス鋼等が耐食性の点で非常に効果的であるが、
ステンレス鋼等そのものを鉄筋材料として成形し、使用
することは製造技術上の問題もあり、また、価格が非常
に高くなるので一般的ではない。
そこで、本発明では、ステンレス鋼等の耐食性を活かし
、かつ、その他の面では従来の鉄筋と遜色のない鉄筋を
得たものである。
、かつ、その他の面では従来の鉄筋と遜色のない鉄筋を
得たものである。
本発明における母材棒鋼としては、要求される強度に応
じて５Ｒ２４等の中から適宜鋼種を選定する。また、合
せ材としては、上記例示のステンレス鋼の他、耐食性に
すぐれた鉄鋼材料、非鉄材料を適宜選定して用いる。
じて５Ｒ２４等の中から適宜鋼種を選定する。また、合
せ材としては、上記例示のステンレス鋼の他、耐食性に
すぐれた鉄鋼材料、非鉄材料を適宜選定して用いる。
本発明の鉄筋は異形鉄筋とすることもできるし、また、
軽量化のため、中心部に孔を穿ち、中空とすることもで
きる。
軽量化のため、中心部に孔を穿ち、中空とすることもで
きる。
本発明の第２発明は、上記第１発明における形鋼の製造
法であって、鉄筋コンクリート用棒鋼粗材の外周部全面
に耐食性金属材料を配置して組合せたものを熱間圧延法
によりクラッド鋼とすることを特徴とするコンクリート
用耐食性クラッド鋼鉄筋の製造法である。
法であって、鉄筋コンクリート用棒鋼粗材の外周部全面
に耐食性金属材料を配置して組合せたものを熱間圧延法
によりクラッド鋼とすることを特徴とするコンクリート
用耐食性クラッド鋼鉄筋の製造法である。
棒鋼粗材の外周部全面に配置する耐食性金属材料は、フ
ープを粗材の円周の長さに合せて切断し、ロールフォー
ミング機あるいはプレス機等を用いて粗材の表面に巻き
付け、両端の突合せ部を溶接してもよいし、あらかじめ
、バイブ状に成形しておいて、粗材周面に嵌着しもよい
。
ープを粗材の円周の長さに合せて切断し、ロールフォー
ミング機あるいはプレス機等を用いて粗材の表面に巻き
付け、両端の突合せ部を溶接してもよいし、あらかじめ
、バイブ状に成形しておいて、粗材周面に嵌着しもよい
。
熱間圧延は用いる材料の種類に応じて最適温度を設定し
、圧延機によって圧延する。このとき圧延の最終段階に
おける加圧ロールを異形のものとし、鉄筋表面に異形を
付与してもよい。
、圧延機によって圧延する。このとき圧延の最終段階に
おける加圧ロールを異形のものとし、鉄筋表面に異形を
付与してもよい。
以下実施例について述べる。
［実施例］
電気炉で溶製した５Ｒ２４鋼を連続鋳造機で鋳込み、径
６０ｆｆｉｍの丸ビレットを製造し、冷却後、ショツト
ブラストによりスケールを除去し、１．２）に切断した
ものを母材の粗材とした。
６０ｆｆｉｍの丸ビレットを製造し、冷却後、ショツト
ブラストによりスケールを除去し、１．２）に切断した
ものを母材の粗材とした。
５ｔＪＳ３０４の厚み１．６５ｍｍ 、幅１．２ｍノ７
−プを母材の円周に合せて切断し、それをロールフォー
ミング機を用いて前記粗材の表面に合せ材として被覆し
、それの突合せ部を溶接してパイプ状被覆とした。また
、粗材の両端縁における母材と合せ材との境界も、空気
の侵入を防ぐために溶接した。
−プを母材の円周に合せて切断し、それをロールフォー
ミング機を用いて前記粗材の表面に合せ材として被覆し
、それの突合せ部を溶接してパイプ状被覆とした。また
、粗材の両端縁における母材と合せ材との境界も、空気
の侵入を防ぐために溶接した。
このようにして得た粗材を加熱炉にて１２００℃に加熱
し、熱間圧延機により、径２２ＩｌｌＩ１１の丸棒に圧
延し、本発明のクラッド鋼鉄筋を得た。
し、熱間圧延機により、径２２ＩｌｌＩ１１の丸棒に圧
延し、本発明のクラッド鋼鉄筋を得た。
得られた鉄筋は、図に示す如く、母材２の外周面に合せ
材１を被覆してなるものであり、合せ材１の厚みは０．
６ｎ＋ａ＋であった。
材１を被覆してなるものであり、合せ材１の厚みは０．
６ｎ＋ａ＋であった。
この鉄筋を直径の３倍の曲げ直径で曲げ試験を行なった
が、曲げ角度１８０°においても表面ひびわれや合せ材
と母材の剥離などの欠陥は認められなかった。また、こ
の鉄筋を用いてコンクリートを形成し、耐塩性並びに緒
特性のテストをしたところすぐれた結果が得られた。
が、曲げ角度１８０°においても表面ひびわれや合せ材
と母材の剥離などの欠陥は認められなかった。また、こ
の鉄筋を用いてコンクリートを形成し、耐塩性並びに緒
特性のテストをしたところすぐれた結果が得られた。
［発明の効果］
本発明のクラッド鋼鉄筋は、鉄筋自体の強度を母材の強
度でもたせ、塩分に対する耐食性は合せ材の耐食性金属
材料によってもたせるもので、強度、加工性等従来の鉄
筋の性状を備えた上で耐塩性のすぐれたものである。し
かも、かかる新規な材料を極めて容易に製造することが
できる。
度でもたせ、塩分に対する耐食性は合せ材の耐食性金属
材料によってもたせるもので、強度、加工性等従来の鉄
筋の性状を備えた上で耐塩性のすぐれたものである。し
かも、かかる新規な材料を極めて容易に製造することが
できる。
図は本発明の実施例の断面図を示す。
１・・・合せ材 ２・・・母材
Claims (3)
- （１）鉄筋コンクリート用棒鋼を母材とし、その外周部
に耐食性金属材料を合せ材として被覆してなるコンクリ
ート用耐食性クラッド鋼鉄筋。 - （２）鉄筋コンクリート用棒鋼粗材の外周部全面に耐食
性金属材料を配置して組合せたものを熱間圧延法により
クラッド鋼とすることを特徴とするコンクリート用耐食
性クラッド鋼鉄筋の製造法。 - （３）熱間圧延により異形に成形する特許請求の範囲第
（２）項記載のコンクリート用耐食性クラッド鋼鉄筋の
製造法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22489885A JPS6286254A (ja) | 1985-10-11 | 1985-10-11 | コンクリ−ト用耐食性クラツド鋼鉄筋およびその製造法 |
| US06/914,915 US4784922A (en) | 1985-10-11 | 1986-10-03 | Corrosion-resistant clad steel and method for producing the same |
| CA000519838A CA1250705A (en) | 1985-10-11 | 1986-10-06 | Corrosion resistant clad steel and method for producing the same |
| EP86113991A EP0225983B1 (en) | 1985-10-11 | 1986-10-09 | Corrosion-resistant clad steel and method for producing the same |
| DE8686113991T DE3683139D1 (de) | 1985-10-11 | 1986-10-09 | Korrosionsbestaendiger verbundstahl und verfahren zu seiner herstellung. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22489885A JPS6286254A (ja) | 1985-10-11 | 1985-10-11 | コンクリ−ト用耐食性クラツド鋼鉄筋およびその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6286254A true JPS6286254A (ja) | 1987-04-20 |
Family
ID=16820882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22489885A Pending JPS6286254A (ja) | 1985-10-11 | 1985-10-11 | コンクリ−ト用耐食性クラツド鋼鉄筋およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6286254A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106964649A (zh) * | 2017-05-03 | 2017-07-21 | 南京工业大学 | 一种高耐蚀双金属复合钢筋的制备方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5330452A (en) * | 1976-09-02 | 1978-03-22 | Nippon Kokan Kk | Deformed steel bar manufacturing |
| JPS59173449A (ja) * | 1983-03-22 | 1984-10-01 | 株式会社 扶桑興産 | コンクリ−ト用鉄筋材料 |
-
1985
- 1985-10-11 JP JP22489885A patent/JPS6286254A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5330452A (en) * | 1976-09-02 | 1978-03-22 | Nippon Kokan Kk | Deformed steel bar manufacturing |
| JPS59173449A (ja) * | 1983-03-22 | 1984-10-01 | 株式会社 扶桑興産 | コンクリ−ト用鉄筋材料 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106964649A (zh) * | 2017-05-03 | 2017-07-21 | 南京工业大学 | 一种高耐蚀双金属复合钢筋的制备方法 |
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