JPS6285754A

JPS6285754A - 自動二輪車の油圧操作装置

Info

Publication number: JPS6285754A
Application number: JP22733285A
Authority: JP
Inventors: Kazumasa Nakaya; 一正中屋; Masayuki Hashimoto; 政幸橋本
Original assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Current assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Priority date: 1985-10-11
Filing date: 1985-10-11
Publication date: 1987-04-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は自動二輪車の車体に取り付けられる油圧操作
装置に関する。

（従来の技術）自動二輪・１（では、クラ、チやブレーキ等の操作用と
して油圧式の操作装置が設けられる場合があり、この油
圧操作装置には／ヘーハンドルの回動端に設けられたレ
バーを引くことにより油圧を高め、この油圧によりフラ
ンチを解放したリブレーキを制動させたりするようにし
たものがある。

」二記のような油圧操作装置ではレバーの力を油圧に変
えるマスタシリンダが設けられる。このマスタシリンダ
はシリンダチューブと、このシリンダチューブに摺動自
在に挿入されるピストンとを有し、このピストンにより
仕切られるシリンダチューブ内の一端側か加圧室とされ
る。また、この加圧室に油を供給するリザーバタンクが
Ｌ記シリンダチューブ−Ｈに設けられる。この場合、外
観１−の点でリザーバタンクはシリンダチューブ上に左
右バランス良く、かつ、ある程度の外形−ヒの大きさを
持つように設けられる。そして、このリザーバタンク内
とＩ−記加圧室とを連通させこの加圧室に油を供給する
ための油供給孔がこのリザー／へタンク底面に形成され
る。

そして、レバーの回動によりピストンが押されると、こ
のピストンは移動しながら先ず、油供給孔を塞ぎ加圧室
を閉じる。更にレバーを回動させると、加圧室の油が押
されて油圧が高められ、これがクラッチ等に伝達される
。

また、Ｌ記加圧室はその構造上シリンダチューブ内の一
端側に形成され、かつ、ピストンを中心としてし／ヘー
の反対側、即ち、車幅方向の車体内方側（以下、これを
単に車体内方側といい、これと反対側を車体外方側とい
う）に形成されることから、これに伴って上記油供給孔
もリザーバタンク底面の車体内方側に偏って形成される
。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、自動二輪車では、通常、パーハンドルは上方
に進むに従い後方に傾斜する軸心回りに回動自在に設け
られているため、ハンドルを操向した場合には、後方に
回動した側のハンドル端は重体外方側に向って下傾する
こととなり、これに伴ってリザーバタンクも傾くことと
なる。

このため、このリザーバタンク内の油は車体外方側へ寄
り、車体内方側の油面が低下する。すると、−上記した
ようにリザーバタンク内で車体内方側に位１′δする油
供給孔が外気に露出する傾向となる。そして、この油供
給孔の露出によって加圧室内に空気が侵入すると、所定
の油圧を得ることができず、よって、クラッチ等の操作
性が低下するという不都合が生じてくる。

また、コーナリング時に自動二輪車を大きくバンクさせ
た場合にも上記と同様に油供給孔が露出するおそれがあ
る。

（発明の目的）この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、ハンドルの操向等でリザーバタンクが傾いた場合で
もこのリザーバタンクから加圧室に通じる油供給孔が外
気に露出しないようにし、これによって、加圧室内へ空
気が侵入しないようにすることを目的とする。

（発明の構成）上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするところ
は、リザーバタンクの縦断面の断面積が木上方向で油供
給孔と反対方向に進むに従い減少するようにした点にあ
る。

（実施例）以ド、この発明の実施例を図面により説明する。

第１図から第６図はこの発明の第１実施例を示している
。

図において、１は自動二輪車で、車体フレーム２は１ｊ
１１端に操向軸管３を有している。この操向軸管３は上
方に進むに従い後方に傾斜する軸心Ａを有しており、こ
の操向軸管３に対しフロントフォーク４が同軸上で回動
自在に支承される。このフロントフォーク４の下端には
前輪５が支承され、」二端には左右に延びる車体の一部
たるバーハンドル７が取り付けられる。８はフェアリン
グである。

一方、上記車体フレーム２の後部には図示しない後輪が
支承され、車体フレーム２に支持されるエンジン９によ
りこの後輪が駆動される。１０は燃料タンクである。

上記バーハンドル７の回動端にはライダーが握るための
グリップ１２が設けられる。また、このバーハンドル７
の四重端側で上記グリップ１２近傍には油圧操作装置１
３が設けられ、この油圧操作装置１３により図示しない
油圧機器であるクラッチが断接操作される。

上記油圧操作装置１３はバーハンドル７の中途部に回動
自在に枢支されるクラッチレバ−１４を有し、このクラ
ッチレバ−１４の回動端は上記グリップ１２の前側に配
置される。また、同上パーハンドル７の回動端側に取り
付けられて上記クラッチレバ−１４に連動連結されるマ
スタシリンダ１５が設けられる。

上記マスタシリンダ１５はシリンダチューブ１７と、こ
のシリンダチューブ１７に摺動自在に挿入されるピスト
ン１８とを有し、このピストン１８により仕切られるシ
リンダチューブ１７内の一端側が加圧室工９とされ、こ
の加圧室１９はシリンダチューブ１７内の車体内方側端
に形成されている。また、上記加圧室１９内にはピスト
ン１８を車体外方側へ向って付勢するスプリング２０が
設けられ、同上ピストン１８の車体外方側端は上記クラ
ッチレバ−１４の枢支部７ａ側から車体内方側へ向って
突出する押動端１４ａに連動連結される。

また、上記油圧操作装置１３は同上加圧室１９に油を供
給するリザーバタンク２２を有している。上記リザーバ
タンク２２はシリンダチューブ１７上に一体成形された
タンク本体２２ａと、このタンク本体２２ａの上面開口
を開閉自在に閉じるタンクカバー２２ｂと、これら両者
間に介在される弾性のダイアフラム２２ｃとで構成され
る。

上記リザーバタンクは上記シリンダチューブ１７上に外
観上の点で左右バランス良く設けられる。そして、この
リザーバタンク２２内と上記加圧室１９とを連通させる
油供給孔２３がこの加圧室１９に対応してタンク本体２
２ａの底部に車体内方側に偏って形成される。また、上
記シリンダチューブ１７内周面とピストン１８外周面と
の間に形成される空隙２４とリザーバタンク２２内とを
連通させる油孔２５が同」ニタンク本体２２ａの底面に
形成される。

クラッチを切断動作させる場合には、前記クラ、チレバ
ー１４をグリノブ１２側に向って引くように回動させる
。すると、このクラッチレ／ヘー１４は枢支部７ａを中
心として回動し、このクラッチレバ−１４の押動端１４
ａがピストン１８を車体内方側へ向って押し、このピス
トン１８はスプリング２０の付勢力に抗して移動しなが
ら先ず油供給孔２３を塞ぎ加圧室１９を閉じる。更にク
ラッチレバ−１４を引くと、加圧室１９内の油が押され
て油圧が高められ、この油圧によってクラッチが切断動
作させられる。

上記構成において、リザーバタンク２２の縦断面の断面
積が上記油供給孔２３とは反対方向の車体外方側に進む
に従い漸次減少するように構成されている。即ち、タン
ク本体２２ａ内の車体外方側の内壁面に車体内方側に向
って突出する突出体２７が取り付けられ、この突出体２
７はその突出端に向うテーパ形状とされている。

上記パーハンドル７を操向した場合（第３図中二点鎖線
図示）、このバーハンドル７は操向軸管３の前記軸心Ａ
回りに回動するため、このバーハンドル７の後方側へ回
動した側のハンドル端は車体外方側に向って下傾するこ
ととなる。そして、これに伴ってリザーバタンク２２も
傾くため、リザーバタンク２２内の油は車体外方側へ寄
り、はぼ水平な油面状態（第１図中実線図示）から、車
体内方側の油面が低下した状態（同図中二点鎖線図示）
に変動しようとする。この場合、従来のリザーバタンク
２２では車体内方側の油面が低下して（同図中一点鎖線
図示）、油供給孔２３が外気に露出する傾向となるが、
この実施例では上記突出体２７の存在によりこの油面の
低下が抑制される。よって、」二足油面変動により油供
給孔２３が外気に露出することが防止され、これにより
、油供給孔２３を通して空気が加圧室１９に侵入するこ
とが防止される。

第７図から第９図は第２実施例を示し、上記実施例と共
通の構成については、符号を付してその説明を省略する
。

この構成では、タンク本体２２ａ内で前後に対向する壁
２８．２８間の寸法が車体外方側に進むに従い減少する
ように形成され、これによりリザーバタンク２２の縦断
面の断面積が車体外方側に進むに従い減少することとさ
れている。

（発明の効果）この発明によれば、リザーバタンクの縦断面の断面積が
水平方向で油供給孔と反対方向に進むに従い減少するよ
うにしたため、パーハンドルの操向等でリザーバタンク
が傾き、これに伴いリザーバタンク内の油が油供給孔と
反対側へ寄ろうとするときには、上記断面積の減少によ
りこの油の移動は抑制させられる。このため、リザーバ
タンク内での油供給孔側の油面低下は抑制され、従って
、油供給孔が外気に露出することが防１トされる。この
結果、この油供給孔を通しての加圧室内への空気の侵入
が防１ヒされる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第６図はこの発明の第１実施例を示し、第１
図は第３図のＩ−Ｉ線矢視断面図、第２図は自動二輪・
１（の前部側面概略図、第３図は第２図のＩＩＩ−ＤＩ
線欠視乎面図、第４図は第１図の■−■線矢視平面図、
第５図は第４図のｖ−ｖｖｊ、矢視断面図、第６図は同
第４図のＶ’Ｉ−ＶＩ線矢視断面図、第７図から第９図
は第２実施例を示し、第７図は第４図に相当する図、第
８図は第７図の■−″ｖｍ線矢視断面図、第９図は同第
７図のＩＸ−ＩＸ線矢視断面図である。１・・自動二輪車、４・・フロントフォーク、７・・バ
ーハンドル（車体）、１３・φ油圧操作装置、１５・争
マスタシリンダ、１９争・加圧室、２２・・リザーバタ
ンク、２３Φφ油供給孔。第１図第２図

Claims

【特許請求の範囲】

１、車体に油圧機器操作用のマスタシリンダを取り付け
、このマスタシリンダ上に油用リザーバタンクを設け、
このリザーバタンクから上記マスタシリンダ内の加圧室
に油を供給する油供給孔をこのリザーバタンクの底部で
水平方向一端側に偏って形成した自動二輪車の油圧操作
装置において、上記リザーバタンクの縦断面の断面積が
水平方向で上記油供給孔と反対方向に進むに従い減少す
るようにしたことを特徴とする自動二輪車の油圧操作装
置。