JPS628523B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS628523B2 JPS628523B2 JP55119142A JP11914280A JPS628523B2 JP S628523 B2 JPS628523 B2 JP S628523B2 JP 55119142 A JP55119142 A JP 55119142A JP 11914280 A JP11914280 A JP 11914280A JP S628523 B2 JPS628523 B2 JP S628523B2
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- JP
- Japan
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- tooth
- depth
- tooth tip
- metallic clothing
- less
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 238000010791 quenching Methods 0.000 claims description 6
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000009960 carding Methods 0.000 description 12
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 2
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 2
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- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
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- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は主として紡績の梳綿工程において用い
られる紡機用メタリツク針布に関するものであ
る。従来のメタリツク針布は第1図イに示すよう
に各歯間のふところ1が小さく、働角面2の直線
部が歯底面3に接近しているため、とくに重ゲレ
ン紡出を行う場合、繊維が歯底面3まで沈み、ド
ツフアへ移行せず捲付き現象を生じたり、また、
歯先の夾角Zが大きいので歯先が摩耗した場合、
研磨するごとに歯が急速に太くなつて梳綿作用が
低下するという欠点があつた。
られる紡機用メタリツク針布に関するものであ
る。従来のメタリツク針布は第1図イに示すよう
に各歯間のふところ1が小さく、働角面2の直線
部が歯底面3に接近しているため、とくに重ゲレ
ン紡出を行う場合、繊維が歯底面3まで沈み、ド
ツフアへ移行せず捲付き現象を生じたり、また、
歯先の夾角Zが大きいので歯先が摩耗した場合、
研磨するごとに歯が急速に太くなつて梳綿作用が
低下するという欠点があつた。
さらに、第1図ロ及び第2図に示すように従来
のメタリツク針布では、メタリツク針布をドラム
に捲付けるために縁部4は焼を入れず、歯深さB
の約0.4倍の深さまで焼入れを行なつていたの
で、働角面の歯底近くでは梳綿作用による稜線摩
耗を生じ、梳綿作用を著しく低下させ、歯先研磨
によつても性能の回復は出来ないという欠点があ
つた。
のメタリツク針布では、メタリツク針布をドラム
に捲付けるために縁部4は焼を入れず、歯深さB
の約0.4倍の深さまで焼入れを行なつていたの
で、働角面の歯底近くでは梳綿作用による稜線摩
耗を生じ、梳綿作用を著しく低下させ、歯先研磨
によつても性能の回復は出来ないという欠点があ
つた。
本発明は上記従来の欠点を解消し、高速高生産
においても梳綿作用を向上し、長期に亘り安定し
た紡出を行うことのできる紡機用メタリツク針布
を提供するものである。
においても梳綿作用を向上し、長期に亘り安定し
た紡出を行うことのできる紡機用メタリツク針布
を提供するものである。
実施例 1
第3図イ,ロは本発明の一実施例を示す正面図
及び縦断面図である。働角面2は上部に短かい直
線部を設け、働角度Xを小さくし、さらに大きな
凹曲形の歯底面3にゆるやかに移行している。歯
底面3の下部は直線となることもある。歯先5の
厚さaを0.08mmとし、歯先5の長さbを0.05mmと
して小さな歯先を形成し、歯先の夾角Zを約28゜
とし、さらに、第4図に示すように歯先の焼入硬
度HV820、焼入れ深さを歯深さbの約0.5倍とし
て構成したメタリツク針布である。
及び縦断面図である。働角面2は上部に短かい直
線部を設け、働角度Xを小さくし、さらに大きな
凹曲形の歯底面3にゆるやかに移行している。歯
底面3の下部は直線となることもある。歯先5の
厚さaを0.08mmとし、歯先5の長さbを0.05mmと
して小さな歯先を形成し、歯先の夾角Zを約28゜
とし、さらに、第4図に示すように歯先の焼入硬
度HV820、焼入れ深さを歯深さbの約0.5倍とし
て構成したメタリツク針布である。
ところで、上記歯先5の厚さaは0.1mm以下が
望ましく、それを越えると梳綿作用が低下する。
望ましく、それを越えると梳綿作用が低下する。
また、働角面2の上部の直線部の長さcは0.5
mm以下(望ましくは0.4±0.1mm)がよく、それを
越えると繊維が歯底面まで沈み、捲付き現象を生
じる。歯先の夾角は30゜以下にするのが良く、そ
れを越えると研磨時に歯先が急速に太くなつて梳
綿作用が著るしく低下する。
mm以下(望ましくは0.4±0.1mm)がよく、それを
越えると繊維が歯底面まで沈み、捲付き現象を生
じる。歯先の夾角は30゜以下にするのが良く、そ
れを越えると研磨時に歯先が急速に太くなつて梳
綿作用が著るしく低下する。
なお、歯先の夾角は最も小さい場合でも16゜以
上とした方が歯の強度上良好である。歯先の焼入
硬度はHV800以上とするのが望ましいが、歯深さ
の0.4倍以上〜0.6倍未満の位置でHV700以上であ
つてもよい。歯先の焼入れ深さは歯深さの0.4倍
以上〜0.6倍未満とするのが良く、焼入れ深さが
0.4倍未満の場合働角面での稜綿摩耗による梳綿
作用の低下となり、また焼入れ深さが0.6倍以上
であるとドラムへのメタリツク針布の捲付が困難
である。
上とした方が歯の強度上良好である。歯先の焼入
硬度はHV800以上とするのが望ましいが、歯深さ
の0.4倍以上〜0.6倍未満の位置でHV700以上であ
つてもよい。歯先の焼入れ深さは歯深さの0.4倍
以上〜0.6倍未満とするのが良く、焼入れ深さが
0.4倍未満の場合働角面での稜綿摩耗による梳綿
作用の低下となり、また焼入れ深さが0.6倍以上
であるとドラムへのメタリツク針布の捲付が困難
である。
本発明のメタリツク針布は歯先の加熱方法、冷
却速度等の熱処理条件の改良により、歯先の焼入
深さを歯深さの0.4倍以上〜0.6倍未満とし、歯底
では硬度をHV250以下としているので、良好な梳
綿作用を長く維持することができ、また、メタリ
ツク針布の寿命を著るしく延長でき、さらに、ド
ラムへのメタリツク針布の捲付が容易である。
却速度等の熱処理条件の改良により、歯先の焼入
深さを歯深さの0.4倍以上〜0.6倍未満とし、歯底
では硬度をHV250以下としているので、良好な梳
綿作用を長く維持することができ、また、メタリ
ツク針布の寿命を著るしく延長でき、さらに、ド
ラムへのメタリツク針布の捲付が容易である。
第5図に従来のメタリツク針布Aと本発明のメ
タリツク針布Bの性能を比較した曲線図を示し、
ネツプ管理限界までのカード生産量を50%以上多
くすることができる。
タリツク針布Bの性能を比較した曲線図を示し、
ネツプ管理限界までのカード生産量を50%以上多
くすることができる。
紡出条件
ラツプ;綿40’sラツプ
シリンダ回転数;300r.p.m
ドツフア回転数;40〃
紡出ゲレン;350gr/6yd
実施例 2
本発明の他の実施例を第6図に示す。
働角面2は上部に短い直線部を設け、歯底面3
を形成する大きな凹曲面にて屈曲点がなくゆるや
かに移行している。
を形成する大きな凹曲面にて屈曲点がなくゆるや
かに移行している。
歯先の厚さaと長さbを0.1mmに形成し、歯先
の夾角Zを約18゜と小さくし、さらに、歯先の焼
入れ深さを歯深さBの約0.55倍として構成したメ
タリツク針布である。
の夾角Zを約18゜と小さくし、さらに、歯先の焼
入れ深さを歯深さBの約0.55倍として構成したメ
タリツク針布である。
上記メタリツク針布は歯先がさらに小さく鋭利
であり、また焼入れ深さも深いので梳綿作用が良
好で、かつメタリツク針布の寿命を延長できる。
であり、また焼入れ深さも深いので梳綿作用が良
好で、かつメタリツク針布の寿命を延長できる。
よつて、本発明のメタリツク針布は、歯先の夾
角を16゜以上30°以下としているので、高速高生
産においても歯の強度が大で、かつ歯先が小さく
鋭利で、梳綿作用が良好であり、また歯先の焼入
れ深さを歯深さの0.4倍以上0.6倍未満としこの位
置での焼入硬度をHv700以上としているので、従
来よりも焼入れ深さが深く、良好な梳綿作用を長
らく維持することができる等の優れた効果を有す
る発明である。
角を16゜以上30°以下としているので、高速高生
産においても歯の強度が大で、かつ歯先が小さく
鋭利で、梳綿作用が良好であり、また歯先の焼入
れ深さを歯深さの0.4倍以上0.6倍未満としこの位
置での焼入硬度をHv700以上としているので、従
来よりも焼入れ深さが深く、良好な梳綿作用を長
らく維持することができる等の優れた効果を有す
る発明である。
第1図は従来の紡機用メタリツク針布を示し、
イは正面図、ロは断面図、第2図は同硬度分布
図、第3図は、本発明の紡機用メタリツク針布の
一実施例を示し、イは正面図、ロは断面図、第4
図は同硬度分布図、第5図は従来のメタリツク針
布と本発明のメタリツク針布の性能比較の曲線
図、第6図は本発明の紡機用メタリツク針布の他
の実施例を示し、イは正面図、ロは断面図であ
る。 1……ふところ、2……働角面、3……歯底
面、4……縁部、5……歯先。
イは正面図、ロは断面図、第2図は同硬度分布
図、第3図は、本発明の紡機用メタリツク針布の
一実施例を示し、イは正面図、ロは断面図、第4
図は同硬度分布図、第5図は従来のメタリツク針
布と本発明のメタリツク針布の性能比較の曲線
図、第6図は本発明の紡機用メタリツク針布の他
の実施例を示し、イは正面図、ロは断面図であ
る。 1……ふところ、2……働角面、3……歯底
面、4……縁部、5……歯先。
Claims (1)
- 1 歯先の夾角を16゜以上30゜以下とすると共
に、歯先の焼入れ深さを歯深さの0.4倍以上0.6倍
未満とし、かつこの位置での焼入硬度をHv700以
上としたことを特徴とする紡機用メタリツク針
布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11914280A JPS5742928A (en) | 1980-08-28 | 1980-08-28 | Metallic card clothing for spinning frame |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11914280A JPS5742928A (en) | 1980-08-28 | 1980-08-28 | Metallic card clothing for spinning frame |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5742928A JPS5742928A (en) | 1982-03-10 |
JPS628523B2 true JPS628523B2 (ja) | 1987-02-23 |
Family
ID=14753956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11914280A Granted JPS5742928A (en) | 1980-08-28 | 1980-08-28 | Metallic card clothing for spinning frame |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5742928A (ja) |
-
1980
- 1980-08-28 JP JP11914280A patent/JPS5742928A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5742928A (en) | 1982-03-10 |
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