JPS628489A - 誘導加熱装置 - Google Patents
誘導加熱装置Info
- Publication number
- JPS628489A JPS628489A JP14589085A JP14589085A JPS628489A JP S628489 A JPS628489 A JP S628489A JP 14589085 A JP14589085 A JP 14589085A JP 14589085 A JP14589085 A JP 14589085A JP S628489 A JPS628489 A JP S628489A
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- JP
- Japan
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- heating
- heating coil
- tip
- heated
- induction heating
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- Pending
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- General Induction Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、主として鉄鋼圧延プロセスにおける棒線材用
ビレットの先端部の加熱に用いる誘導加熱装置に関する
ものである。
ビレットの先端部の加熱に用いる誘導加熱装置に関する
ものである。
鉄鋼圧延プロセスでは、特に断面形状100〜200■
×100〜200m程度のビレット材から直径5.5m
a+〜100■程度の線材や棒鋼を製造するとき、先端
部の過冷却が問題になることが多い。
×100〜200m程度のビレット材から直径5.5m
a+〜100■程度の線材や棒鋼を製造するとき、先端
部の過冷却が問題になることが多い。
特に棒線材においては、二次加工での切削性のよい快削
鋼にする場合、硫黄や鉛などの元素を添加しており、こ
れらのビレットは熱間圧延時に第4図に示すような先端
割れというトラブルを生ずることがある。 ゛ 快削鋼のビレットの先端割れは圧延温度が低い領域すな
わち800〜900℃付近で且つ圧下率が高い場合に発
生しやすく、先端割れが発生すると製品品質が低下する
ばかりでなく、ミスロールによって圧延設備の損傷を招
く恐れがある。
鋼にする場合、硫黄や鉛などの元素を添加しており、こ
れらのビレットは熱間圧延時に第4図に示すような先端
割れというトラブルを生ずることがある。 ゛ 快削鋼のビレットの先端割れは圧延温度が低い領域すな
わち800〜900℃付近で且つ圧下率が高い場合に発
生しやすく、先端割れが発生すると製品品質が低下する
ばかりでなく、ミスロールによって圧延設備の損傷を招
く恐れがある。
このため快削鋼を圧延するときは。
(a)抽出温度を十分に高くして延性を良好にし、低温
領域の脆化域(800〜900℃)に入らないようにす
る、 (b)圧延時にロール冷却水が先端部にかからないよう
にして、先端部の温度低下を抑制する。
領域の脆化域(800〜900℃)に入らないようにす
る、 (b)圧延時にロール冷却水が先端部にかからないよう
にして、先端部の温度低下を抑制する。
(c)先端部を第5図に示すように鉛筆状に削り、先端
部の圧下率を下げる、 などの対策が用いられている。
部の圧下率を下げる、 などの対策が用いられている。
しかしながら近年、棒線材の二次加工工程での使用条件
が多様化するのに伴い1機械的性質と切削性の双方を改
善した熱間圧延鋼材が要求されて来ている。
が多様化するのに伴い1機械的性質と切削性の双方を改
善した熱間圧延鋼材が要求されて来ている。
鋼の機械的性質の中でも、特に靭性の改善が要求されて
いるが、これには一般に結晶粒度の微細化が有効である
。
いるが、これには一般に結晶粒度の微細化が有効である
。
鎖結晶粒度の微細化を達成するには、熱間圧延時におけ
る低温加熱によるオーステナイト結晶粒の粗大化防止お
よび低温圧延(AP−変態点直上域800〜850℃)
による結晶粒の微細化が有効である。
る低温加熱によるオーステナイト結晶粒の粗大化防止お
よび低温圧延(AP−変態点直上域800〜850℃)
による結晶粒の微細化が有効である。
従って切削性が良好でしかも靭性のすぐれた棒線材を熱
間圧延で得るには、低温で加熱圧延してしかも先端割れ
を生じない熱間圧延が必要である。
間圧延で得るには、低温で加熱圧延してしかも先端割れ
を生じない熱間圧延が必要である。
このような背景から、誘導加熱によって棒線材用ビレッ
トの先端部を加熱する設備で、しかも大容量とならず安
価で効率的な誘導加熱装置が要求されている。
トの先端部を加熱する設備で、しかも大容量とならず安
価で効率的な誘導加熱装置が要求されている。
従来の誘導加熱装置は、加熱用誘導コイルを固定し、こ
の中に被加熱材を挿入して加熱を行っている。
の中に被加熱材を挿入して加熱を行っている。
一方上述のように棒線材用ビレットの圧延では、ビレッ
トの先端部の温度降下が大きく、圧延品質を低下させる
ので、先端部の局部加熱が必要である。
トの先端部の温度降下が大きく、圧延品質を低下させる
ので、先端部の局部加熱が必要である。
これに用いられる従来の誘導加熱装置の一例を第2図に
示す、第2図において、1は被加熱材であり、範囲A−
Bが所要加熱部分である。
示す、第2図において、1は被加熱材であり、範囲A−
Bが所要加熱部分である。
被加熱材1が搬送ローラ2で送られて、先端部A点が加
熱コイル3に入ると、加熱電源8をオンにして加熱を開
始し、B点が加熱コイル3を出ると加熱電源8をオフに
している。
熱コイル3に入ると、加熱電源8をオンにして加熱を開
始し、B点が加熱コイル3を出ると加熱電源8をオフに
している。
被加熱材1の移動速度はかなり速いので、加熱時間が短
かくなり、このため第2図の方法では加熱コイル3の加
熱容量が大きくなり、さらに被加熱材1を均一に加熱す
ることが困難である。
かくなり、このため第2図の方法では加熱コイル3の加
熱容量が大きくなり、さらに被加熱材1を均一に加熱す
ることが困難である。
加熱コイル3の長さを長くすれば加熱時間が長くなるの
で加熱コイルの容量も小さくできるが所要の加熱範囲A
−B以外の部分まで加熱するという問題がある。
で加熱コイルの容量も小さくできるが所要の加熱範囲A
−B以外の部分まで加熱するという問題がある。
このため第3図に示すように複数個の加熱コイル3〜3
′を用いることが行われ、この場合は加熱コイル3.3
’ 、3’が被加熱材1の進行に応じて順次オンオフさ
れるので、必要部分のみの加熱が行われるが、加熱コイ
ルの数が多くなるので、スペースおよびコストの面で不
利となる。
′を用いることが行われ、この場合は加熱コイル3.3
’ 、3’が被加熱材1の進行に応じて順次オンオフさ
れるので、必要部分のみの加熱が行われるが、加熱コイ
ルの数が多くなるので、スペースおよびコストの面で不
利となる。
本発明は、加熱コイルを移動させることによって所要加
熱部分を効率よく加熱する誘導加熱装置を提供すること
を目的としている。
熱部分を効率よく加熱する誘導加熱装置を提供すること
を目的としている。
本発明は長手方向に移動する棒状の被加熱材の先端部を
誘導加熱コイルを介して加熱する誘導加熱装置において
、誘導加熱コイルを被加熱材の進行方向に前後に移動す
る加熱コイル移動装置と。
誘導加熱コイルを介して加熱する誘導加熱装置において
、誘導加熱コイルを被加熱材の進行方向に前後に移動す
る加熱コイル移動装置と。
被加熱材の速度と進行位置に応じて上記加熱コイル移動
装置の移動速度と移動方向を制御する移動速度制御装置
と、被加熱材の温度と進行位置に応じて誘導加熱コイル
の電力を制御する加熱電力制御装置を2備え、これによ
って少ない加熱コイルと少ない加熱電力で被加熱材の先
端部を効率よく加熱できるようにしたものである。
装置の移動速度と移動方向を制御する移動速度制御装置
と、被加熱材の温度と進行位置に応じて誘導加熱コイル
の電力を制御する加熱電力制御装置を2備え、これによ
って少ない加熱コイルと少ない加熱電力で被加熱材の先
端部を効率よく加熱できるようにしたものである。
本発明の一実施例を第1図に示す。
第1図において、加熱コイル3は移動架台4に搭載され
、電動機5によって駆動されてレール11上を左右に移
動する。6は移動速度制御装置、10は移動速度検出器
である。
、電動機5によって駆動されてレール11上を左右に移
動する。6は移動速度制御装置、10は移動速度検出器
である。
この場合加熱電源8の電力は可撓電線7を介して加熱コ
イル3に供給される。9は温度検出器であり、その検出
温度に応じて加熱電力制御装置12を介して加熱電源8
の出力が制御される。
イル3に供給される。9は温度検出器であり、その検出
温度に応じて加熱電力制御装置12を介して加熱電源8
の出力が制御される。
第1図の誘導加熱装置を用いて、例えば被加熱材1の先
端を300nnずつ加熱するときは、加熱コイル3の長
さを約500 rmに選定する。
端を300nnずつ加熱するときは、加熱コイル3の長
さを約500 rmに選定する。
被加熱材1が矢印の方向に加熱コイル3の中に進入し、
先端Aが加熱コイル3の入口から400nnの加熱位置
に達すると、加熱電源8をオンにすると共に、電動機5
を駆動して加熱コイル3を矢印F方向に移動させる。
先端Aが加熱コイル3の入口から400nnの加熱位置
に達すると、加熱電源8をオンにすると共に、電動機5
を駆動して加熱コイル3を矢印F方向に移動させる。
加熱コイル3が所定距離移動すると、加熱電源8をオフ
にすると共に加熱コイル3の移動を停止させ、さらに矢
印Rの方向に後退させて最初のスタート位置に戻し、以
下上記の動作を繰返す。
にすると共に加熱コイル3の移動を停止させ、さらに矢
印Rの方向に後退させて最初のスタート位置に戻し、以
下上記の動作を繰返す。
上記本発明による第1図の装置においては、加熱コイル
を被加熱材の進行に応じて移動させているので効率的な
加熱が行われ、従来の第2図の場合と比べて下記のよう
な効果が得られる。
を被加熱材の進行に応じて移動させているので効率的な
加熱が行われ、従来の第2図の場合と比べて下記のよう
な効果が得られる。
従来方式 本発明方式
設備電力 31
加熱コイル 31
加熱コイルスペース 11
(コイル移動スペースを含み)
消費電力量 1.51
設備費 2.51
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、従来方式の誘導加
熱装置よりも電力容量が少く、設備費も安価な誘導加熱
装置が実現できる。
熱装置よりも電力容量が少く、設備費も安価な誘導加熱
装置が実現できる。
特に快削鋼の先端割れ防止に有効であり、また今後需要
の増大が予測される靭性と切削性の両方で優れた多機能
の棒線材を熱間圧延によって供給することが可能になり
、産業上極めて有益である。
の増大が予測される靭性と切削性の両方で優れた多機能
の棒線材を熱間圧延によって供給することが可能になり
、産業上極めて有益である。
第1図は本発明の一実施例を示す系統図、第2図および
第3図はそれぞれ従来の誘導加熱装置の一例を示す系統
図、第4図はビレットの先端割れの状態を示す図、第5
図はビレット先端部の圧延形状の一例を示す図である。 1・・・被加熱材 2・・・搬送ロール3・・
・加熱コイル 4・・・移動架台5・・・電動機
6.、・・・移動速度制御装置8・・・加
熱電源 9・・・温度検出器10・・・移動速
度検出器 12・・・加熱電力制御装置代理人 弁理
士 猪 股 祥 晃 (ほか1名)○ ○7゛ @2図 第 3 図
第3図はそれぞれ従来の誘導加熱装置の一例を示す系統
図、第4図はビレットの先端割れの状態を示す図、第5
図はビレット先端部の圧延形状の一例を示す図である。 1・・・被加熱材 2・・・搬送ロール3・・
・加熱コイル 4・・・移動架台5・・・電動機
6.、・・・移動速度制御装置8・・・加
熱電源 9・・・温度検出器10・・・移動速
度検出器 12・・・加熱電力制御装置代理人 弁理
士 猪 股 祥 晃 (ほか1名)○ ○7゛ @2図 第 3 図
Claims (1)
- 長手方向に移動する棒状の被加熱材の先端部を誘導加熱
コイルを介して加熱する誘導加熱装置において、誘導加
熱コイルを被加熱材の進行方向に前後に移動する加熱コ
イル移動装置と、被加熱材の速度と進行位置に応じて上
記加熱コイル移動装置の移動速度と移動方向を制御する
移動速度制御装置と、被加熱材の温度と進行位置に応じ
て誘導加熱コイルの電力を制御する加熱電力制御装置を
備えたことを特徴とする誘導加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14589085A JPS628489A (ja) | 1985-07-04 | 1985-07-04 | 誘導加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14589085A JPS628489A (ja) | 1985-07-04 | 1985-07-04 | 誘導加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS628489A true JPS628489A (ja) | 1987-01-16 |
Family
ID=15395414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14589085A Pending JPS628489A (ja) | 1985-07-04 | 1985-07-04 | 誘導加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS628489A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01290721A (ja) * | 1988-05-16 | 1989-11-22 | Mitsubishi Metal Corp | 硫化金属鉱の連続製錬方法 |
JPH03285031A (ja) * | 1990-03-30 | 1991-12-16 | Mitsubishi Materials Corp | 製錬炉 |
-
1985
- 1985-07-04 JP JP14589085A patent/JPS628489A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01290721A (ja) * | 1988-05-16 | 1989-11-22 | Mitsubishi Metal Corp | 硫化金属鉱の連続製錬方法 |
JPH03285031A (ja) * | 1990-03-30 | 1991-12-16 | Mitsubishi Materials Corp | 製錬炉 |
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