JPS628268Y2 - - Google Patents

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JPS628268Y2
JPS628268Y2 JP1979027066U JP2706679U JPS628268Y2 JP S628268 Y2 JPS628268 Y2 JP S628268Y2 JP 1979027066 U JP1979027066 U JP 1979027066U JP 2706679 U JP2706679 U JP 2706679U JP S628268 Y2 JPS628268 Y2 JP S628268Y2
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JP
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magnetic
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wall
plate
layer
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JP1979027066U
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JPS55126413U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は壁板に関するもので、その目的とする
ところは極薄鋼板からなる平板を基盤とし、表面
に発泡体又はゴム板その他比較的厚みのある層を
形成した壁板において、厚みのある被覆層の表面
に吸着させるマグネツト片の磁束密度を大きくし
て、基盤との間のエアギヤツプをうめて、マグネ
ツト片を強固に吸着できると共に遮音特性や断熱
効果もある壁板を提供しようとするものである。 近年、竹木を組合せ壁土を塗布して乾燥させる
壁板に代えて、板張り、布張り又は発泡体等の合
成樹脂を基盤とした壁板が用いられるようになつ
てきた。しかし、壁板に対して押ピンや画びよう
が使用できない所ではマグネツト片による各種紙
類の壁面への取付が望まれるところである。壁板
として磁性体、特に金属板等を使用した場合室内
側の表面には緩衝材或いは外観上から布地や発泡
体若しくはゴム板等の形成が要求され、この場
合、マグネツトによる表面側からの吸着力が弱く
なり、マグネツト片を吸着させることが難しい等
の問題点があつた。 本考案は上記目的達成のため、25〜100μ程度
の極薄鋼板から成る磁性体金属板を基盤とし、こ
の基盤の表面にフエライト粉末その他の磁性体粉
末を含有して透磁力を高めた高分子発泡体又はゴ
ム板その他からなる厚みのある被覆層を設け、こ
の被覆層の表面に吸着させるマグネツト片の磁束
密度を大きくして、前記基盤に対する吸着力を強
化した壁板とした。 上記の構成をとることにより、極薄鋼板のよう
な磁性体金属板からなる壁板基盤の表面を発泡体
やゴム板層による厚みのある被覆層とした場合に
も、含有したフエライト粉末等の磁性体粉末によ
つてこの部分の透磁力が高くなつているので、吸
着させるマグネツト片と基盤との間のエアギヤツ
プが解消され、マグネツト片の吸着を強化するこ
とのできる壁板となつた。しかも、基盤や被覆層
のように比較的大きい面積の着磁を必要とせず、
小さいマグネツト片の磁束密度の変化を利用して
吸着力の増加を実現させた。 以下、一実施例として示した図面を説明する。
1は極薄鋼板のような磁性体金属板で、例えば25
乃至100μの厚みの鋼板が用いられる。2は発泡
体からなる壁面被覆層で、フエライト粉末等の磁
性体粉末3を含有している。厚みは0.1〜1.6mm程
度のものを使用した。 4は紙等の取付情報紙、5はマグネツト片であ
る。壁面被覆層2は発泡体層或いはゴム等の高分
子材料の他でもよいが、製造の過程でフエライト
粉末等を含有させており、最上面に布帛層又は不
織布層を設けてもよい。 尚、図面に示した例は2層による構成である
が、磁性体による透磁効果と基盤への吸着力がそ
こなわれない限り、3層以上の積層を用いる場合
もある。 本考案では極薄鋼板のような磁性体金属板1を
基盤としたので、壁板として強固であり、その表
面に高分子発泡体のような発泡体からなる被覆層
2を設けたので、室内側壁面として利用して表面
が柔かく緩衝効果があり、又外観上からも柔かみ
と保温性に富む壁板を構成している。さらに、被
覆層中にはフエライト粉末等の磁性体粉末を含有
させたので、基盤としての鋼板等の磁性体金属板
と相俟つて巾の厚い磁性体層が形成されている。
この磁性体金属板1及び被覆層2は着磁をしない
ので、壁板の構成上、比較的大きい着磁設備を必
要とせず、又着磁操作も必要でない。 被覆層2の表面にマグネツト片5を吸着させた
場合、被覆層2中に存在する磁性体粉末3の透磁
力が作用して基盤との間のエアギヤツプを解消で
きると共に、マグネツト片による磁束の密度を大
きくして吸着力が強くなつた。 尚、本考案による壁板を使用した場合、マグネ
ツト吸着片の吸着力の実験データを下記に示す。 a 極薄スチール板(厚み60μ及び100μ)の上
にフエライト粉末入り発泡ポリウレタン層
(0.7mm)を形成し、その表面に情報紙(0.1
mm)を張つた壁板を作り、マグネツト吸着片
(10mm角で極間3mm及び5mmによる帯状着磁部
−NS極を交互に着磁−を有するもの)による
吸着力gを測定した。 b 比較例として同じ極薄スチール板を使用し、
同じ厚みの発泡ポリウレタン層でフエライト粉
末を含有しない壁板を用いて測定した。
【表】 上記データが示すように比較品bによる場合、
エアギヤツプがあつて吸着力が弱くなるのに対
し、本考案品aの場合比較品に対し3〜10倍位の
吸着力増強がみられた。 上記のように本考案では発泡体やゴム板のよう
に弾力性があり、保温性に富む壁面をしていて
も、この表面にマグネツト片が強固に吸着でき、
押ピン、画びよう等を用いることなく、紙等の情
報紙その他のものを吊下げたり固定させたりする
ことができるようになつた。さらに被覆層によつ
て断熱効果を発揮することもでき、夏は冷房、冬
は暖房に良好な壁面を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案壁板の断面図である。 1……磁性体金属板、2……被覆層、3……磁
性体粉末、5……マグネツト片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 25〜100μ程度の極薄鋼板から成る磁性体金属
    板を基盤とし、この基盤の表面にフエライト粉末
    その他の磁性体粉末を含有して透磁力を高めた高
    分子発泡体又はゴム板その他からなる厚みのある
    被覆層を設け、この被覆層の表面に吸着させるマ
    グネツト片の磁束密度を大きくして、前記基盤に
    対する吸着力を強化したことを特徴とする壁板。
JP1979027066U 1979-03-01 1979-03-01 Expired JPS628268Y2 (ja)

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JP1979027066U JPS628268Y2 (ja) 1979-03-01 1979-03-01

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Publication Number Publication Date
JPS55126413U JPS55126413U (ja) 1980-09-06
JPS628268Y2 true JPS628268Y2 (ja) 1987-02-26

Family

ID=28870489

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JP1979027066U Expired JPS628268Y2 (ja) 1979-03-01 1979-03-01

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JP (1) JPS628268Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5249529Y2 (ja) * 1972-09-25 1977-11-10
JPS4975967U (ja) * 1972-10-17 1974-07-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55126413U (ja) 1980-09-06

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