JPS628179A - 現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要Ｊ 磁気記録装置に於ける現像装置の改良であって、大きい
動力を必要とせず、かつ記録ドラムと現像ローラ間の間
隙で示される現像ギャップの変動が生じないようにした
状態で、非現像時には、磁性トナーが記録ドラム上の記
録媒体面に接触しないようにしてトナーの消費量の低減
を図る。更に現像時にはドクターブレードのような煩雑
な機構を必要としないで、記録媒体に搬送され″るトナ
ーチェーンの穂先の高さが制御できるようにした現像装
置。

〔産業上の利用分野〕

本発明は磁気記録装置の現像装置に係り、特に簡単な機
構で、潜像形成時のような非現像時には、トナーが記録
ドラムの表面の記録媒体に接触するのを防止し、現像時
には記録媒体に搬送されるトナーチェーンの穂先の高さ
が制御できるようにした現像装置に関する。

磁気記録媒体となる磁性体層を周囲に形成し、かつ回転
する記録ドラムの前記した磁気記録媒体に磁気ヘッドを
用いて磁気潜像を形成し、記録ドラムに近接して対向配
置され、回転する現像ドラムで磁性トナーを搬送して前
記磁気潜像に磁性トナーを付着させて現像を行う磁気記
録装置は、ノンインパクト型プリンタとして電子計算機
の出力装置等に使用されている。

この記録装置に用いる現像装置は、潜像形成時のような
非現像状態の時に、記録ドラムの表面の磁気記録媒体に
磁性トナーが付着するのを防止する機構や、現像時に記
録媒体に搬送されるトナーチェーンの穂先の高さが制御
できる機構が要望されている。

〔従来の技術〕

第５図に従来の現像装置を含む磁気記録装置の構成図を
示す。

図示するように磁気記録媒体２を周囲に形成した記録ド
ラム１は矢印Ａ方向に沿って回転し、消磁ヘッド３によ
って磁気記録媒体２は、媒体２の垂直方向に沿って磁界
の向きが一様になるように磁化される。更に磁気記録媒
体２の紙面に垂直な方向（ｆｆｉｌち磁気記録媒体の幅
方向）に対して複数の磁気ヘッド４を所定の間隔を隔て
て配設し、この磁気ヘッド４を磁気記録媒体２の幅方向
に対して平行に走査しながら、記録情報に対応した電流
をヘッド４のコイル５に通電して磁気記録媒体２上に磁
気潜像を形成する。

磁気潜像を形成した記録ドラムｌは更に矢印Ａ方向に沿
って回転し、現像ローラ６に近接して現像ギャップｄを
有する位置に到達する。この現像ローラ６の周囲は非磁
性のスリーブで形成され、内部には永久磁石が埋設され
たマグネットロールで構成されている。

現像ローラ６が矢印Ｂ方向に沿って回転することで、ト
ナーホフバ７内の磁性トナー８を搬送し、ドクターブレ
ード９で、このトナーが連なったトナーチェーンの穂先
の位置をそろえられ、このトナーチェーンが記録ドラム
１の潜像形成箇所に磁気的に付着して現像が行われる。

、現像が行われた記録ドラム１は更に矢印Ａ方向に沿ワ
て進み、トナーと逆の電荷を帯びた記録紙１０に転写ロ
ーラ１１によって前記現像されたトナーが転写される。

更に記録ドラムｌは矢印入方向に沿って回転し、記録ド
ラムｌ上の記録紙ＩＯに転写されなかった余分なトナー
がクリーナ１２によって回収される。

更に新しい情報を記録する場合は消磁ヘッド３を用いて
、潜像を消去し、また更に多数の記録紙に同じ情報を転
写記録する際には、消磁ヘッド３を動作させないように
して記録ドラムを回転させる。

ところで潜像形成時のような非現像時には、現像ローラ
６上に搬送されるトナー８は記録ドラムｌに対して非接
触にしないと不要なトナー８が記録ドラムエに付着して
トナー８の損失が大きい。

そのため、従来の現像装置では、トナーホッパ７の底部
に偏心量がｅの回転軸１３を持つ偏心カム１４を設け、
このカム１４を矢印ｆ方向に回転移動させて現像タンク
７を下部方向に移動させるようにしている。

またＷｌ像形成を終了して現像過程に入った段階では、
カム１４を作動させて現像ローラ６と記録ドラム１が接
近して所定の現像ギャップｄを有するように調整してい
る。

更に記録媒体２へ搬送されるトナー８が連なって形成さ
れるトナーチェーンは、ドクターブレード９によりその
トナーチェーンの穂先の高さを規定されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記した従来の現像装置は、現像ローラ６等よりなる重
量の大きい現像装置をカム１４を用いて上下に移動させ
ねばならず、その移動時のカム１４の駆動に大きい動力
を必要とする問題がある。

またこのようにカム１４の駆動で、現像ギャップｄを再
現性良く保つのは困難である。

更にドクターブレード９を用いてトナーチェーンの高さ
を規定するのは、ネジ等を用いてトナーチェーンが通過
するギャップ幅を設定せねば成らず、装置が複雑で取扱
が困難と成る問題がある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記した問題点を解決した現像装置の提供を目
的とするものである。

第１図は本発明の現像装置の要部を示す斜視図で、図示
するように現像ローラ２１の回転軸２２と平行な方向で
、前記現像ローラ２１の両側に一対の回転体２３　、２
４を設ける。回転体２３．２４には、開口部２５を有す
るフィルム２６を張架する。そして回転体２３．２４の
うちのいずれかの上部表面が現像ローラ２１の上部表面
より下部に位置するようにする。

そして現像時にはこの開口部２５が現像ローラ２１と記
録ドラム２９に最も近接する現像部に位置するようにし
、かつ開口部２５の側縁部２７で搬送されてくるトナー
２８の連なったトナーチェーンの穂先の高さを所定の高
さに規定するようにする。

更に非現像時ではフィルム２６の非開口部が記録ドラム
２９と現像ローラ２１の間に設置されるようにする。

〔作用〕

本発明の現像装置は、記録ドラム２９と現像ローラ２１
が最も近接する位置の現像部に開口部２５を有するフィ
ルム２６を張架し、現像時にはフィルム２６の開口部２
５が現像部に位置するようにする。そして開口部２５の
側縁部２７Ａ、２７Ｂの何れが一方が現像ローラ２１で
搬送されるトナー２８が連なったトナーチェーンの穂先
の所定位置に接触するように位置させる。また回転体２
３．２４のいずれかの上部表面は現像ローラ２１の上部
表面より下部の位置となるようにし、トナーチェーンの
穂先の高さが低い場　−合でも穂先の高さを制御しやす
くする。

更に非現像時には、フィルム２６の非開口部が現像部に
位置するようにし、簡単な機構で多大の動力を必要とせ
ず、現像ギャップが所定の値に保持でき、かつトナーの
記録ドラム２９への搬送量が所定の値に制御でき、安定
した現像が得られるようにしたものである。

〔実施例〕　　　　゛ 以下、本発明の一実施例につき図面を用いて詳細に説明
する。

前記した第１図に示すように、本発明の現像装置は、現
像ローラ２１の回転軸２２に平行に一対の円柱状の回転
体２３．２４が配設されている。

そしてこの回転体２３．２４のうちの少なくとも一方、
例えば回転体２４の上部表面は、現像ローラ２１の上部
表面より下部に位置するようにする。このようにするこ
とで前記したフィルム２６の開口部２５の側縁部２７Ａ
でトナー２８が連なったトナーチェーンの穂の高さを規
制する場合、規制寸法が小さくなり、トナーチェーンの
穂先の高さが小さいものでも容易に制御できる。

更に回転体２３．２４にはポリエステル樹脂よりなるフ
ィルム２６がその端部を回転体２３．２４に固定するよ
うにして設置されている。

このフィルム２６には、搬送される磁性トナーが現像ロ
ーラ２１上で拡がる＠Ｌより大きい縦方向の寸法ｌと、
現像ローラ２１の外径の約１／３程度の幅の横方向の寸
法ｇを有する長方形の開口部２５が設けられている。

更に回転体２４の回転軸３ｏにはステンピングモータ（
図示せず）が取りつけられ、この回転体２４を微少に回
転させ、フィルム２６を記録ドラム２９と現像ローラ２
１の間で移動させる構造となっている。

更に回転体２３の回転軸３１には、ステンピングモータ
で送られたフィルム２６を巻き戻すための復帰バネ（図
示せず）が設けられている。

このような本発明の現像装置の動作について第２図およ
び第３図を用いて説明する。

第２図に示すように記録ドラム２９は矢印Ａ方向に沿っ
て回転移動し、現像ローラ２１はこれと反対に矢印Ｂ方
向に沿って回転する。

図示するように現像時には、回転体２４の回転軸３０に
設置され、この回転軸３ｏを所定の角度だけ移動させる
ステンピングモータ（図示せず）を用いて、回転体２４
を回転駆動させ、これによって回転体２４に端部が固定
されているフィルム２６を移動させ、この開口部２５が
現像ローラ２１と記録ドラム２９が近接する現像部に位
置するようにする。

更にステッピングモータを微少駆動させ、それに依って
開口部２５の側縁部２７Ａの位置が、現像ローラ２１で
搬送されるトナー２８が連なったトナーチェーンの穂先
の所定位置に合致する位置に持ってくる。

この現像ローラ２１の表面よりフィルム２６の開口部２
５の側縁部２７Ａで規制されるトナー２８が連なったト
ナーチェーンの穂先の高さＥは通常ドクターブレードギ
ャップと言われており、このギャップＥをフィルム２６
の開口部２５の側縁部２７Ａで規制すると、このギャッ
プＥと記録ドラム２９に搬送されるトナー２８の搬送量
との関係は第４図のようになる。

即ちギャップＥがある一定の値に近づくと、記録ドラム
２９に搬送されるトナー量は成る一定値に近づいて飽和
する。

このトナーの搬送量と記録紙に転写される印字濃度等の
関係を調べて最適なトナーの搬送量を得るためのギャッ
プＥの値を実験的に定めて、このギャップＥを得るよう
に回転軸３０に取りつけられているステッピングモータ
の回転角度を調整する。

このようにすれば、現像時には現像ローラ２１で搬送さ
れた磁性トナー２８が記録ドラム２９の潜像形成箇所に
トナーチェーンの穂先の高さを制御された状態で搬送さ
れる。

次いで記録媒体に潜像を形成する非現像時では、前記し
たステッピングモータに対する通電を停止し、第３図に
示すように回転体２３の回転軸３１に設置された復帰バ
ネの動作や、フィルム２６自体が有する張力等の力によ
ってフィルム２６を矢印Ｃ方向に移動させ、回転体２３
に巻き取ることで、開口部２５が記録ドラム２９と現像
ローラ２１が近接する現像部より移動するようにする。

このようにすれば、非現像時には磁性トナー２８が記録
ドラム２９に付着するのが防止される。

また軽量なフィルム２６に設けられた開口部２５を、現
像、非現像の時点で、簡単な駆動源を用いて記録ドラム
の移動方向に対して左右に移動させることができ、必要
でない時に記録ドラム２９に磁性トナー２日が付着する
のを防止することができる。また従来のようにカムで現
像装置自体を移動させていないため、現像ギャップが変
化することなく所定の値に保持することもできる。

また複雑な調整を必要とする従来のドクターブレードの
機構を用いないで、簡単な機構でトナーチェーンの穂の
高さを規制することができる。

以上述べた実施例の他に現像ローラが矢印Ｂで示した回
転方向と逆方向に回転する場合に於いても、回転体２３
の上部表面を現像ローラ２１の上部表面より下部に位置
させ、かつ開口部ｚ５の側縁部２７Ｂでトナーチェーン
の高さを規制することができる。

また本実施例ではフィルム２６が現像ローラ２１に接す
るように回転体２３．２４を配置したが、現像ローラ２
１とフィルム２６間に僅かなギャップを有していても同
様の効果を得ることができる。

〔発明の効果〕

以上の説明より明らかなように、本発明の装置によれば
、簡単な構造で多大の動力を必要とせず、現像、非現像
の時点で記録ドラムにトナーを搬送させたり、或いは搬
送を停止したりすることができ、また現像ギャップも変
動しないので、常に安定した現像が実施できる効果があ
る。

またトナーチェーンの高さも所定の値に制御できるので
、安定した現像が行える効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の現像装置の要部を、示す斜視図、第２
図は本発明の装置の現像時の模式図、第３図は本発明の
装置の非現像時の模式図、第４図はドクターブレードギ
ャップと搬送されるトナー量との関係図、 第５図は従来の現像装置を含む記録装置の構成図を示す
。 図に於いて、 ２１は現像ローラ、２２．３０．３１は回転軸、２３．
２４は回転体、２５は開口部、２６はフィルム、２７Ａ
、２７Ｂは側縁部、２８はトナー、２９は記録ドラム、
Ａは記録ドラムの回転方向を示す矢印、Ｂは現像ローラ
の回転方向を示す矢印、Ｃはフィルの移動方向を示す矢
印、Ｌは磁性トナーの付着幅、ｄは現像ギャップ、ｌは
フィルムの開口部の縦の寸法、ｇはフィルムの開口部の
横の寸法、Ｅはドクターブレードギヤ、プ寸法を示す。 １渫θ勧不発萌司帽ｉ揉武゛図 第２図 ｉｔｌ主μナー４匠１Ｃ量　−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 潜像を形成した記録媒体を周囲に有し、回転する記録ド
   ラムと、該記録ドラムに対向して配置され、前記潜像に
   トナーを付着させる現像ローラを有する装置に於いて、 前記現像ローラ（２１）の両側に、前記現像ローラ（２
   １）の回転軸（２２）に対して略平行な位置で、一対の
   回転体（２３、２４）を設け、該回転体（２３、２４）
   間に前記記録ドラム（２９）と現像ローラ（２１）の間
   を通過し、かつ開口部（２５）を有するフィルム（２６
   ）を張架し、前記装置の現像時には、前記フィルム（２
   ６）の開口部（２５）の側縁部（２７Ａ、２７Ｂ）のい
   ずれか一方が、現像ローラ（２１）で搬送されるトナー
   チェーンに接触して該トナーチェーンの穂先の高さを規
   制し、前記装置の非現像時には前記フィルム（２６）の
   非開口部が現像ローラ（２１）と記録ドラム（２９）の
   間に設置されるよう構成したことを特徴とする現像装置
   。