JPS628051Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電子写真装置に於る感光ドラム用清掃
装置内にトナーが溜り、印刷面にトナーが落下す
るのをふせぐようにしたものである。

従来、電子写真装置における感光ドラム用清掃
器では、長時間印刷してくると、清掃器から吸引
しきれなかつたトナーが清掃器底面に溜つてく
る。それが振動等によりくずれ、清掃器の外にこ
ぼれることによつて、印刷面を汚す事があるの
で、定期的に清掃器内部を清掃しなければならな
かつた。

本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くすために、清掃装置の内部にトナーが溜らない
ようにし、印刷品質の向上を図ることにある。

本考案は、清掃器内から吸引しきれなかつたト
ナーが、清掃器内部の底面に溜つていく事から、
清掃器内部の底面に多数の小さな穴を明け、そこ
から空気流を吹き上げる事によつて、底面にトナ
ーが溜らないようにしたものである。

従来の清掃器の一実施例を第１図に示す。図に
おいて、感光ドラム１上の残留トナー７はブラシ
２によつて掃かれる。清掃器３のハウジング８内
に取付けられた転打棒６に清掃用ブラシ２が当る
ことによつて掃かれた残留トナー７は、ハウジン
グ８内に飛散する。清掃器３内ではハウジング底
面部ａに空気吸引口９を接続し、図の裏面方向に
空気を吸引しているが、長時間の印刷によりハウ
ジング底面部ａにトナーが溜つてきて振動等によ
りハウジングの外にトナー４がこぼれ、外部を汚
すことがある。

そこで本考案の一実施例を第２図に示す。本考
案の清掃器５では、ハウジング底面部ａに連通孔
を設け、下方に空気吹き付け部を設けｃ方向に空
気を吹き付けており、ハウジング底面部ａから空
気流が吹き出しているのでトナー４が溜らず、従
つて清掃器５のハウジング１０の外にはトナーが
飛散することはない。

本考案の変形実施例としては以下のような例が
考えられる。

１ 空気の吹付方向と清掃器内からの吸込み方向
を一致させたもの。

２ 清掃用ブラシの回転方向と逆方向から清掃用
ブラシに当るように空気を吹き付け、他方から
吸引するようにしたもの（吹き付ける空気はブ
ラシの転打棒の効果も生むので転打棒をはぶく
事ができる） 本考案によれば、清掃器の吸引口と連通するハ
ウジング底面部に連通孔を設け、下方から空気吹
き付け部により直接空気流を吹き出させているの
で、底面部ａにはトナーが堆積して固着するまも
なく確実に除去吸引されるので、清掃器内部にト
ナーが溜らなくなり、清掃器からトナーがこぼれ
印字面を汚したりする事がなくなるので、長時間
高印刷品質を保つ事ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の清掃器の一実施例を示す縦断側
面図、第２図は本考案の清掃器の一実施例を示す
縦断側面図である。図において、１は感光ドラ
ム、２は清掃用ブラシ、３は清掃器、４はトナ
ー、５は清掃器、６は転打棒、７は残留トナーで
ある。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ハウジング１０内に回転自在に収納されると共
   に感光ドラム上の残留トナーを清掃する清掃ブラ
   シ２と、ハウジング１０内のトナーを外部に吸引
   する吸引口９と、吸引口９とハウジング１０との
   連結部に形成されるハウジング底面部ａとを有す
   る電子写真装置の清掃器５において、前記ハウジ
   ング底面部ａに連通孔１１を設け、ハウジング底
   面部ａの下方に空気吹き付け部１２を設け、空気
   流によりハウジング底面部ａに溜るトナーを除去
   したことを特徴とする清掃器。