JPS6279794A - 殺虫用リゾビウム科菌体 - Google Patents

殺虫用リゾビウム科菌体

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JPS6279794A
JPS6279794A JP61170716A JP17071686A JPS6279794A JP S6279794 A JPS6279794 A JP S6279794A JP 61170716 A JP61170716 A JP 61170716A JP 17071686 A JP17071686 A JP 17071686A JP S6279794 A JPS6279794 A JP S6279794A
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JP
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protoxin
gene
rhizobium
dna
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JP61170716A
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English (en)
Inventor
エドワード アール.アッペルバウム
ミカエル ジェイ.アダン
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Mycogen Plant Science Inc
Original Assignee
Mycogen Plant Science Inc
Lubrizol Genetics Inc
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/195Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria
    • C07K14/32Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria from Bacillus (G)
    • C07K14/325Bacillus thuringiensis crystal protein (delta-endotoxin)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/74Vectors or expression systems specially adapted for prokaryotic hosts other than E. coli, e.g. Lactobacillus, Micromonospora
    • C12N15/743Vectors or expression systems specially adapted for prokaryotic hosts other than E. coli, e.g. Lactobacillus, Micromonospora for Agrobacterium; Rhizobium; Bradyrhizobium

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、 Bのi な普゛日 (産業上の利用分野) 本発明は遺伝子工学、および生体に影響をおよぼす細菌
性組成物、特にバチルス属(Bacil 1us)由来
の組成物の分野にある。
(従来の技術) 本発明に関係しその背景となる情報を開示する文献を以
下に示す。H,E、 5chnepf et  al、
 (1985)J、 Biol、 Chem、 260
 : 6264−6272.およびH,E。
5chnepf and H,R,Whiteley 
(1985) J、 BtoL。
Chem、 260 : 6273−6280はそれぞ
れ、 HD−1遺伝子のDNA配列を開示し、)10−
1トキシン成分がアミノ近位6BkDペプチドに存在す
ることを報告した。
M、 J、 Adangは米国特許出願番号617,3
21で、バチルス・チューリンギエンシス クルスタキ
変種HD−73(B、  thurin 1ensis
  var、  kurstaki+10−73 )結
晶性蛋白遺伝子の完全な配列を開示し。
部分的なまた完全なI(I)−73プロトキシン遺伝子
を発現するエセリシア・コリ (月エ り旦)菌体の毒
性を、またpBt 73−16 、 pBt 73−1
0およびpBt 73−3 (Ava)の誘導を教示し
ている。
せ バチルス・チューリンギエンシス(Bacillust
hurin 1ensis )は、バチルス・セレウス
(Lcereus)と関係の深い種の細菌で、胞子形成
時に蛋白様の結晶性封入体を作る。この結晶はパラ胞子
で、菌体内で発達中の胞子と反対側の端部に作られる。
結晶蛋白はよくδ−エンドトキシンと呼ばれており2つ
の型が存在する。すなわち2分子量(MW)約130キ
ロダルトン(kD)の無毒性プロトキシンと、 MW約
68kDのトキシンである。結晶には、多くの昆虫種の
幼虫の腸内で活性化されるプロトキシン蛋白が含まれて
いる。活性化中にプロトキシンは分解され、その毒性成
分はアミノ近位の58〜68kDポリペプチドに存在す
る。in  vivoでは、結晶は可溶化され昆虫の腸
のアルカリ度およびプロテアーゼにより毒性型に変わっ
て活性化される。結晶蛋白はin  vitroでは、
可溶化に続いてトリプシンのようなプロテアーゼの作用
により活性化されるであろう(R,M、 Faust 
et  al、  (1974) J、 Invert
ebr、 Pathol、 24 : 365−373
)。
Y、 Nagamatsu  et  at、 (19
84)^gric、 Biol、 Chem。
48 : 611−619は、トリプシン耐性の毒性ペ
プチドのアミノ末端は翻訳産物のアミノ酸29に始まる
こと、すなわち生じたペプチドのサイズは約58kda
lであることを報告している。H,E、 5chnep
f andH,R,Whitely (1985) J
、 Biol、 Chem、 260 : 6273−
6280は、 HD−1ではアミノ末端からアミノ酸残
基50までの欠失あるいはカルボキシ末端から残基60
3までの欠失により毒性が消失するのに対し、アミノ末
端およびカルボキシ末端からそれぞれ10残基および6
45残基の欠失では消失しないことを報告している。プ
ロトキシンの活性化についてはH,E。
Huber and P、 Li1thy (1981
)がPatho enesis ofInverteb
rate  Microbtol、Diseases、
ed、:  E、W。
Davidson、 pp、 209−234で総説し
ている。
亙貰学 バチルス・チューリンキニンシス(Bacillus貝
阻j四l↓sis )およびその結晶性エンドトキシン
は有用である。というのは、その結晶蛋白は100を越
える昆虫種の幼虫、最も一般的には鱗翅類目や双翅類目
の幼虫、に有毒であることが知られている殺虫用蛋白で
あるからである。これら種の多くは経済上重要な病害虫
である。バチルス・チューリンキニンシス(Bacil
lus  thurin 1ensis )変種の宿主
域は異なり得る(R,M、 Faust旦 1.。
(1982) in Genetic En 1nee
rin  in the PlantSciences
、 ed、 N、 J、 Panapo10us+ p
p、 225−254)。
エンドトキシンの効力および安全性はFaus を等(
上記)により総説されている。他の有用な総説とH,D
、 Burges、 pp、 223−248やH,E
、 Huber andP、 Li1thy (198
1) in  Patho enesis of In
vertebrateMicrobial  Dise
ases、ed、:  E、W、Davidson、p
p。
209−234が含まれる。
丘ヱ生息ヱ 結晶蛋白遺伝子は通常、バチルス・チューリンキニンシ
ス(Bacillus  ■肛植れ並1虹)で観察され
ているいくつかの巨大プラスミドの1つに見出され得る
が、ある株では染色体上に位置し得る(J、 W、 K
ronstad  et  al、 (1983) J
、 Bacteriol。
154 : 419−428 ; J、 M、 Gon
zalez Jr、  et  at、(1981) 
Plasmid 5 : 351−365 ) 、結晶
蛋白遺伝子はいくつかの研究室で、エセリシア・コリ 
(L匹旦)で増殖し得るプラスミドヘクローン化されて
いる(以下参照)。完全なあるいは部分的なプロトキシ
ン遺伝子のいずれかを発現するエセリシア・コリ (L
 匹旦)株は細菌増殖が阻害されることは書かれていな
い。
Whiteleyのグループ(H,R,Whitely
 et  at。
(1982) in Mo1ec岨ar C1onin
  and Gene Re ulation−4n 
Bacilli、 eds、: A、 T、 Gane
san et  al。pp。
131−144. H,E、 5chnepf and
 H,R,Whiteley  (1981) Pro
c、 Natl、 Acad、 Sci、 LISA 
 78 : 2893−2897、およびヨーロッパ特
許出願番号63,949)は。
バチルス・チューリンキニンシス クルスタキ変種(B
、  thurin 1ensis  var、  k
urstaki)の)10−1−Dipel株およびH
D−73株由来のプロトキシン遺伝子を含存するDNA
のクローニングを報告した。
HD4−Dipelの遺伝子はエセリシア・コリ (E
、  colt)中でおそらく自身のプロモーターから
転写され翻訳されたm Whiteley等(上記)は
、 HD−1プロトキシンをコードする配列の3゛−末
端を欠失する構築を報告した。この欠失には成熟トキシ
ンの一部をコードする配列が含まれていた。核酸配列決
定により転写および翻訳の開始部位が決定された(11
゜:、 Wong旦 al、 (1983) J、 B
iol、 Chem、 258 :1960−1967
 ’)。勧ng等は、トランスポゾン突然変異生成によ
りHD−1結晶蛋白遺伝子の位置決定を行った。そして
その遺伝子の3″−末端へのトランスポゾン挿入ではエ
セリシア・コリ ([!、  coli)で38kDペ
プチドが産生されることを記載しているが。
130kDプロトキシンを産生じなかった株の抽出物に
関連する殺虫活性は報告していない。HD−1遺伝子は
完全に配列決定されている(Il、 E、 5chne
pfet  al、 (1985) J、 Riot、
 Chem、 260 : 6264−6272)。
毒性にはプロトキシンのアミノ近位55%で十分であり
、アミノ末端の10個のアミノ酸残基は毒性には不要で
ある(H,E、 5chnepf and H,R,W
hiteley(1985) J、 Biol、 Ch
ant、 260 : 6273−6280) 、アミ
ノ末端の50個のアミノ酸残基を欠くペプチドは毒性を
持たなかった。
A、に1ier  旦 al、 (1982) RMB
OJ、 1 : 791−799およびG、 A、 H
e1d旦 al、 (1982) Proc。
Natl、 Acad、 Sci、 USA  ?? 
: 6065−6069は、それぞれバチルス・チュー
リンギエンシス(Bacillusthurin 1e
nsia )のベーリナ−(berliner) 17
15株およびクルスタキ(kurstaki)変種に由
来する結晶蛋白遺伝子のクローニングを報告している。
結晶蛋白遺伝子を有する断片はベクターpHV33 (
G、Rapoport et  al、(1979) 
Mat、 Gen、 Genet。
176 : 239−245 )に連結され、これはエ
セリシア・コリ(E、  coli)およびバチルス属
(Bacillus)の両方で複製し得る。しかし、リ
ゾビウム科菌体中で維持されることはわかっていない。
エセリシア・コリ (E、  coli)および胞子形
成中のバチルス・サブチリス(Lエ 5ubtilis
)の両方において。
pHV33に基づくクローンは130kDの完全なプロ
トキシンの合成を導いた。
M、 J、 Adangの米国特許出願番号617.3
21は。
バチルス・チューリンギエンシス クルスタキ変種HD
−73(B、 thurin 1ensis  var
、 kurstakiHD−73’)結晶蛋白遺伝子の
完全な配列を開示し。
またHD−73由来の部分的および完全なプロトキシン
遺伝子を発現するエセリシア・コリ (E、  col
i)菌体の毒性そしてpBt 73−16 、 pBt
 73−10およびpBt 73−3 (Ava)の誘
導を教示している。
(発明の要旨) 以下に詳述する目的に従い1本発明は部分的なプロトキ
シン遺伝子を有するDNAプラスミド、天然に生じるト
キシンのアミノ酸配列の一部を有するポリペプチドであ
る部分的プロトキシン、またしばしば、天然に生じるプ
ロトキシンのアミノ酸配列のいくつかを欠く他のアミノ
酸配列を提供する。これら遺伝子は、アグロバクテリウ
ム属(相「辷−bacterium )とリゾビウム属
(Rhizobium )とを含む°リゾビウム科の細
菌の菌体で発現可能である。
意外に、ここで開示されるようなこれら遺伝子により産
生される完全なプロトキシンはリゾビウム科菌体で発現
されるとこの菌体の増殖を抑制することが確かめられて
いるのに対し1部分的なプロトキシンは増殖抑制性が有
意に低いことがわかうた。部分的なプロトキシン遺伝子
の構築法、および部分的なプロトキシン蛋白の発現法も
提供される。
バチルス・チューリンギエンシス(Bacillust
hurin■並sis )の結晶蛋白は、その毒性の特
異性が高く大部分の非標的生物に対しては完全に無毒性
であることから、殺虫剤として有用である。
プロトキシン結晶は毒性用に摂取される必要があるので
、この結晶は幼虫に食べられる位置になければならない
。従って2本発明の目的は、植物が生育できるようにす
る細菌あるいは植物と共生を形成できる細菌を提供する
ことにある。完全なプ、ロトキシン遺伝子のリゾビウム
科菌体での発現はその菌体の増殖を大いに遅らせまたそ
の菌体内で該遺伝子を維持するプラスミドを非常に不安
定にするので1本発明のさらなる目的は、完全なプロト
キシン遺伝子に由来し、昆虫の幼虫にとって有毒である
がリゾビウム科菌体の増殖と和合し得るような構造遺伝
子を提供することにある。
本発明の殺虫用蛋白の産生法は、以下の工程。
(a)リゾビウム科の菌体を1部分的なプロトキシン遺
伝子を含有するDNA分子を保持するよう形質転°摸す
ること、および(b)部分的なプロトキシン遺伝子を含
むリゾビウム科菌体を、それにコードされる蛋白が発現
されるような条件下で増殖させること、を含有する。
本発明の組換えDNA分子は、リゾビウム科の菌体で維
持され得るDNAと1部分的なプロトキシン遺伝子とを
含有する。
本発明のDNA分子は、リゾビウム科の菌体で維持され
得るDNAと1部分的なプロトキシン遺伝子とを含有す
る組換えDNAに由来する。
本発明のリゾビウム科菌体あるいはリゾビウムK (R
hizobium )バクテリオイドは、リゾビウム科
の菌体で維持され得るDNAと1部分的なプロトキシン
遺伝子とを含有する組換えDNAに由来するDNAを含
存する。
以下に本発明の詳細な説明する。
明細書および特許請求の範囲における使用意図あるいは
使用範囲の不明瞭性を除くために、以下の用語を定義す
る。
完全なプロトキシンあるいはプロトキシンとはここでは
、バチルス・チューリンギエンシス(バーcillus
  田肛旦註並虹L)の結晶蛋白遺伝子にコードされる
蛋白のことである。クルスタキ(崩ム5taki )変
種では、完全なプロトキシンは約130.000ダルト
ンの分子量を有する。
完全なトキシンあるいはトキシンとはここでは。
結晶蛋白に由来する殺虫用蛋白のことであり、特に、蛋
白分解性消化のような本来はプロトキシンを活性化する
処理に抵抗性を有するプロトキシンの一部のことである
。クルスタキ(kurstaki)変種では、完全なト
キシンは約68,000ダルトンの分子量を有しプロト
キシンのカルボキシ末端側半分を欠いている。
部分的なプロトキシンとはここでは、プロトキシンのア
ミノ酸配列の一部を有する蛋白であって。
プロトキシンのカルボキシ末端のアミノ酸配列の一部ヲ
欠くがトキシンのカルボキシ末端は欠いていないような
蛋白のことをいう。トキシンのアミノ末端における欠失
を含む、プロトキシンアミノ酸配列の修飾はあってもな
くてもよい。部分的なプロトキシンはそのカルボキシ末
端に完全なプロトキシンには存在しないアミノ酸配列を
有してもよい。他の言葉でいえば1部分的なプロトキシ
ンをコードする構造遺伝子オープンリーディングフレー
ムは、プロトキシンのカルボキシ末端をコードする配列
は欠いてもよいがトキシンのカルボキシ末端をコードす
る配列は欠いてはならず、また完全なプロトキシンには
存在しない付加アミノ酸をコードする配列を含んでよい
。部分的なプロトキシンの主な必要条件は、それが完全
なプロトキシンに存在するアミノ酸配列を欠くことおよ
び数種の昆虫の幼虫に対し毒性を有することである。
推定上の部分的なプロトキシンのバイオアッセイは昆虫
生理学分野の当業者によく理解されている(例えば、実
施例3.5を参照せよ)。
完全なプロトキシン遺伝子1部分的なプロトキシン遺伝
子、およびトキシン遺伝子とはここでは。
示された蛋白をコードする発現可能な構造遺伝子のこと
で、各構造遺伝子はその5゛−末端に5°・・・ATG
・・・3゛ という翻訳開始シグナルを、また3゛−末
端に翻訳終止シグナル(TAG、 TG^あるいはTA
A)を持つ。当業者に周知のように、蛋白をコードする
mRNAが翻訳される場合、開始シグナルと終止シグナ
ルとは同一の読み枠、すなわち同じフェイズになければ
ならない。なぜなら、枠内にない翻訳終止コドンは翻訳
機構において無視され機能上存在しないことになるから
である。示された蛋白が転写物にコードされている限り
、遺伝学的構造の修飾は除外されない。完全なプロトキ
シン遺伝子から配列を除去して部分的なプロトキシン遺
伝子を作ることは2組換えDNA操作やDNA配列分析
の分野の当業者にはよく理解されており、ここでまた従
来技術で挙げた文献に例示されている。
2つの驚くべき発見が本発明の基礎になっている。1)
エセリシア・コリ (Lcolt)のようなダラム陰性
菌の増殖と和合し得る完全なプロトキシン遺伝子の発現
は、リゾビウム属(Rhizobium )あるいはア
グロバクテリウム属(ガニobacterium )の
菌体の増殖とは完全には和合し得ないということ。およ
び2)プロトキシン遺伝子の3°−末端を除去して部分
的なプロトキシンを作ることにより。
菌体の増殖とより和合的なプロトキシン遺伝子発現が得
られること。我々はまた1部分的なプロトキシン遺伝子
はリゾビウム科菌体で異種のプロモーターの後ろに置か
れることなく発現されること。
すなわちバチルス属(Bacillus)のプロモータ
ー支配下で発現されることを発見した。さらに驚くべき
発見は1部分的なプロトキシン遺伝子は根府内のリゾビ
ウム属(Rhizobium )バクテリオイドにおい
てバチルス属(Bacillus)のプロモーター支配
下で発現されるということである。多くのリゾビウム遺
伝子はバクテリオイドでのみあるいは遊離細菌でのみ発
現される。また1部分的なプロトキシンや完全なトキシ
ンを含むバクテリオイドが相席細胞内に存在することは
、リゾビウム属(Rhizobium )−植物の共生
に影響をおよぼさず。
また根瘤細胞の機能と和合し得る。部分的なプロトキシ
ンを含むバクテリオイドを有する相席は昆虫の幼虫にと
って有毒である。
部分的なプロトキシン遺伝子の発現によってリゾビウム
科菌体あるいはリゾビウム属(3hizobium )
バクテリオイドで殺虫用蛋白を産生ずることは。
本開示の特別な教示と当業者に周知の様々な技術や手段
とを組み合わせている。はとんどの場合。
全工程の各段階に対し択一的手段が存在する。バチルス
・チューリンギエンシス(Bacillus  thu
−:)の株やプロトキシン遺伝子の出発材料、未熟な翻
訳終止用手段やその詳細9人工の部分的プロトキシン遺
伝子を有するベクター、部分的なプロトキシン遺伝子の
発現を推進するプロモーター、および部分的なプロトキ
シン遺伝子/プロモーター結合物が形質転換され発現さ
れるリゾビウム科の種や株、の選択のような変化に応じ
て手段は選択される。供給源や宿主生物、ベクター。
およびDNA操作戦法のような中間体や中間段階に対し
多くの変形が可能である。
本発明の実施にあたり通常最初に得られるのは。
完全なプロトキシン遺伝子あるいはプロトキシン遺伝子
断片のいずれかを有する組換えDNA分子である。この
ような組換えDNA分子の構築手段は当業者に周知であ
る。バチルス属(Bacillus)プラスミドが所望
のプロトキシン遺伝子を持っているのであれば、ここで
例示されるように、まずそのプラスミドを単離して該遺
伝子に冨んだDNAを調整すればよい。代わりに、バチ
ルス・チューリンギエンシス(Bacillus  限
すエ鮪1b猛1島−) DNA全体から、統計上受なく
とも1つのプロトキシン遺伝子代表物を持っていそうな
組換えDNAを含む株のコレクションを行ってもよい(
すなわち、ゲノムクローンライブフリー)。バチルス属
(Bacil−Ius ) DNAは、 DNAをまれ
に切断する制限エンドヌクレアーゼ(6塩基カツター、
例えば肛n d mまたはPstlで、平均して約4 
kbpに1部位の割で切断する)で完全消化するか、あ
るいはDNAを頻繁に切断する酵素(4塩基カツター、
例えば5au3AIで、平均して約0.25kbpに1
部位の割で切断する)で不完全消化(すなわち2部分消
化)すればよい。このとき、消化条件は、クローン化D
NA断片が完全なプロトキシン遺伝子を持ちそうである
に十分大きくなるよう調整する。次にバチルス属(Ba
cillus) DNAをベクターへ連結する。バチル
ス属(Bacillus)の種で維持可能なベクターも
有用であるが、普通ベクターはエセリシア・コリ(E、
  coli)で維持され得るものを用いる。バチルス
属(Bacillus) DNA /ベクターの結合物
は次に適当な宿主細胞へ形質転換される。候補物のコレ
クションを行った後、プロトキシン遺伝子/ベクター結
合物を保持する株は、当業者に周知の多くの手段のいず
れかを用いて同定すればよい。ニトロセルロース膜フィ
ルター上で候補物を増殖させ、溶菌し、放出DNAをフ
ィルターへ固定し、ハイフ゛リダイゼーションによりプ
ロトキシン遺伝子を含むコロニーを同定することができ
る。ハイブリダイゼーションプローブは、クローン化さ
れクロスハイブリダイズする別のプロトキシン遺伝子。
胞子形成段階に特異的なバチルス・チューリンギエンシ
ス(Bacillus  thurin 1ensis
 )  RNAあるいはプロトキシンアミノ酸配列から
推定されたプロトキシン配列を有する合成核酸を含む供
給源に由来し得る。プロトキシン遺伝子がその宿主で発
現されるのであれば、殺虫活性用バイオアッセイにより
または免疫学的方法により選別を行うことができる。免
疫学的方法には、様々なイムノアッセイ (例えば、ラ
ジオイムノアッセイや酵素を結合したイムノアッセイ)
およびニトロセルロースに結合し電気泳動的に解析され
るDNAの精査に類似の方法(「ウェスタンプロット」
)が含まれる。
二)0セルロースフイルター上で増殖したコロニーを溶
菌して蛋白をフィルターに結合させ、酵素あるいは放射
性同位元素で標識した抗体を用いてプロトキシン蛋白を
含むコロニーを同定すればよい。
完全なプロトキシン遺伝子1部分的なプロトキシン遺伝
子および不完全なトキシン遺伝子を含有する組換えDN
A分子の構築は互いに複雑に結合されるようになり得る
。完全なプロトキシン遺伝子を分離しようとする際、そ
の3゛−配列が欠失した遺伝子小片が見出されるかもし
れない。3゛−欠失の極端な場合は、トキシンのカルボ
キシ末端をコードする配列が最初クローン化された遺伝
子断片から除かれて1発現されるポリペプチドで殺虫活
性がなくなる場合である。同様にして、5゛−配列を欠
く遺伝子断片の分離を導(こともあり得る。
反対に1部分的なプロトキシン遺伝子を構築しようとす
べき場合、完全なプロトキシン遺伝子が最初偶然に分離
されるかもしれない。欠けている遺伝子断片の分離およ
びそれらを用いてより大きな部分的遺伝子や完全な遺伝
子を再構築することは組換えDNA操作の当業者によく
理解されておりここで例示されている。一般に、すでに
所有の遺伝子断片を用いてプローブを作り1次にこれを
用いてプローブと重なる隣接配列を探す。制限酵素によ
る部分的消化条件で作られたライブラリーは。
プローブと重なるバチルス属(Bacillus) D
NA断片について直接選別することができる。制限酵素
による完全消化で作られるライブラリーは、プローブを
供給するプラスミドを作るために使用されたのとは異な
る酵素を用いて作られなければならない。当業者に理解
されているように、第2のライブラリーを構築する前に
、サザンプロットを利用して隣接する制限部位をマツプ
することは好都合である。また1重なり部分の配列を決
定するかあるいは他方により特徴付けるかして2つの断
片が同一遺伝子に由来することを確かめること、そして
2つの断片間の縫合部の配列を決定して融合が設計通り
に達成されていることおよびオープンリーディングフレ
ームが保存されていること2例えばフレームシフト突然
変異が導入されていないこと、を確かめることは有益で
ある。
結晶蛋白プロトキシンのカルボキシ近傍半分は。
プロトキシン遺伝子の3゛−側半分にコードされている
が、これは毒性には不要である。天然のカルボキシ末端
を欠いた様々なプロトキシン遺伝子産物(すなわち1部
分的なプロトキシン遺伝子産物)は、リゾビウム科菌体
でil  vivoのプロセシングを受けて旦 血ある
いは−in  vitroの蛋白分解によるトキシンと
本質的に区別のつかないポリペプチドになる。この最後
の面においては2部分的なプロトキシン遺伝子の配列は
制限されており。
天然に生じる完全なプロトキシン遺伝子の配列が完全な
蛋白遺伝子の3゛−末端で除去されている。
定義より、コード配列はその3”−末端で翻訳終止シグ
ナルにより終止される。3′−末端配列の除去により、
新しい部位で翻訳が終止さ−れるようになり、またこの
終止シグナルが接近されるに従って天然にコードされて
いるプロトキシンアミノ酸配列からはずれることになる
。コード配列はいくつかの方法で除去できる。
天然の終止シグナルは物理的に除去する必要はない。そ
れは、プロトキシンをコードしているmRNA転写物を
翻訳するリポソームが近づきにくいようにしさえすれば
よい。天然の終止部位を近づき難いものにする1手段と
して、フレームシフト突然変異1適常は1もしくは2塩
基対の挿入か欠失。
を天然の翻訳終止部位の5′側へ導入して、天然の終止
シグナルをトキシンの読み枠の外へ移し別のTAA、 
TAGあるいはTGA配列をトキシンの読み枠へ移すこ
とがある。天然の終止部位を近づき難いものにする他の
手段は、1〜3塩基対を置換あるいは挿入して、天然終
止部位の5゛側のその部位に直接終止シグナルを作るこ
とである。当業者によく理解されているように、置換や
フレームシフト突然変異は、オリゴヌクレオチドに対す
る部位特異的突然変異生成を含む多くの方法により導入
される。フレームシフト突然変異はよく、粘性末端を作
る制限酵素でDNAを切断し続いて粘性末端を平滑末端
に変えて再連結することにより作られる。
多くの実施例には、完全なトキシンのどの部分をもコー
ドしないすなわち毒性には不要のプロトキシン配列をプ
ロトキシン遺伝子の3゛−側半分から欠失させることが
含まれる。もしこの欠失のどちらかの側にプロトキシン
遺伝子配列が隣接していれば、この欠失により、新しい
終止コドンの利用を導くフレームシフトが導入されよう
。欠失が読み枠を保存する場合は、無毒なプロトキシン
遺伝子配列の一部が欠失している間は天然に使用される
終止コドンが利用されることになろう、もし欠失がプロ
トキシンの構造遺伝子の3゛−末端を除去することにな
れば、トキシンで特定されるオーブンリーディングフレ
ームは非プロトキシンのDNA配列へ入り込み、最後は
その読み枠内の終止コドンで終止するであろう。バチル
ス属(Bacillus)の非プロトキシンの配列、ベ
クターDNA 、および合成オリゴヌクレオチドは全て
2部分的なプロトキシンの終止コドンをコードするであ
ろう非プロトキシンDNAの例である。
3°−配列はまた。完全なプロトキシン遺伝子の3″−
側半分へDNAを挿入することにより除去されよう。ト
ランスボゾンは完全なプロトキシン遺伝子の3゛−側半
分を中断するための好都合な手段を提供する。代わりに
、 DNAを制限部位へ連結してもよい。欠失のところ
で上述したように、翻訳の終止はバチルス属(Baci
llus)ではないDNA内の終止コドンで生じる。同
様に、置換(これは後に挿入が続く欠失と考えられよう
)により完全なプロトキシン遺伝子の3′−末端を除去
してもよい。
本発明の目的の1つは部分的なプロトキシン遺伝子をリ
ゾビウム科菌体で発現させることにあるので1人工的に
構築した部分的なプロトキシン遺伝子は所望のリゾビウ
ム科菌体型で転写を導けるようなプロモーターの支配下
にある必要があり。
これは当業者にはよく理解されていることである。
一般には2組換えDNA技術を使って、構造遺伝子とプ
ロモーターとをお互いに関して、宿主細胞への導入後構
造遺伝子が発現されるような位置および方向で配置する
。このときプロモーターとしては、その中での発現が望
まれるような菌体で転写を推進することが知られている
ものを用いる。好ましい実施態様では9部分的なプロト
キシン遺伝子は、遊離生存状態もしくは細菌の状態のリ
ゾビウム科菌体で発現可能なプロモーターの支配下にあ
る。特別な場合として、プロトキシン構造遺伝子の分離
時にプロトキシン遺伝子プロモーターがプロトキシン構
造遺伝子とともに分離され、このプロトキシンプロモー
ターがバチルス・チューリンギエンシス(Bacill
us  旦肛旦紅凱牡L)でプロトキシン遺伝子の発現
を推進するようなプロモーターであることがある。ここ
で開示されるように、このプロモーター/プロトキシン
遺伝子の結合物は、バチルス属(9acillus)の
発現可能な完全なプロトキシン遺伝子とも称してよく、
これはpRK290に挿入された場合、リゾビウム科菌
体およびリゾビウム属(Rhizobium )バクテ
リオイドで完全なプロトキシン遺伝子と部分的なプロト
キシン遺伝子の両方の発現を推進することが発見された
。プロトキシン遺伝子の前に周知のリゾビウム属(Rh
izobiuai )プロモーターを置く必要はない。
バチルス属(Bacillus)では、このHD−73
プロモーター領域は胞子形成時にのみプロトキシン遺伝
子の転写を推進する。
プロモーター/部分的なプロトキシン構造遺伝子の結合
物は次に、所望のリゾビウム科菌体型における維持に適
した周知のベクター内へ置かれる。
このプロモーター/構造遺伝子/ベクターの結合物は次
に、当業者に周知の適切な技術により、その菌体型の菌
体あるいはその菌体型が由来するところの菌体に導入さ
れ、そして部分的なプロトキシンの発現は上述のように
検出されよう。本出願は、リゾビウム属(Rhizob
ium )の菌体およびバクテリオイドまたアグロバク
テリウム属(釦皿−bacterium )の菌体にお
ける。バチルス属(BaciLlus )の発現可能な
同じ完全プロトキシン遺伝子に由来するプロモーター支
配下での部分的なプロトキシン遺伝子の発現を例示して
いる。リゾビウム科プロモーター支配下における部分的
プロトキシン遺伝子の発現は当業者によく理解されてい
る。
(以下余白) (実施例) 以下の実施例は本発明の範囲内にある特別な実施態様を
説明する目的で述べられているものであって、範囲を限
定するものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲で
特定されている。当業者にとって多くの変法が容易に明
らかとなろう。
これら実施例は1分子生物学分野の当業者に周知でかつ
入手可能な多くの技術を利用している。
この様な方法は、ここで詳述されていなければ。
引用文献の1つあるいはそれ以上の中で十分記載されて
いる。酵素は市販品を得、業者の指示あるいは当業者に
周知の他の変法に従って用いる。また、試薬、緩衝液、
および培養条件も当業者に周知である。この様な標準的
な技術を含む、参考となる研究として以下のものが含ま
れる:R,Wu。
ed、 (1979) Meth、 Enzymol、
 68; R,Wu et  al、。
eds、 (1983) Meth、 Enzymol
、100  and 101; L。
Grossman and K、 Mo1dave、 
eds、 (1980) Meth。
Enzymol、65; J、 H,Miller (
1972) Ex eriments(1980)Ad
vanced  Bacterial  Geneti
cs;  R,F。
5chleif  and  P、C,Wensick
  (1982)PracticalMethods 
 in  Mo1ecular  Bio10   ;
  T、Maniatiset  al、(1982)
 Mo1ecular C1onin  ;およびR5
L、Rodriguez and R,C,Ta1t 
 (1983)RecombinantDNA Tec
hni ues 、さらに、 R,F、 Lathe 
et  al。
(1983) Genet、 Bngin、4 :1−
56にはDNA操作上の有用な説明がある。
本文で制限エンドヌクレアーゼの名称を単独で。
例えばrBcl I Jのように使用していれば、酵素
分解でその酵素を用いたことを意味する。但し。
図中は例外で、ここではその酵素の作用に感受性を有す
る配列部位1例えば制限部位を意味している。本文では
、制限部位は「部位」という言葉をつけて9例えばrB
cl T部位」のように表している。rBclI断片」
のように「断片」という言葉をつけて用いる場合、その
名前の酵素の作用で生じた末端を有する線状二本鎖DN
A分子(例えば。
制限断片)を意味する。rBcl I/Sma I断片
」のようなフレーズは、その制限断片がここではBcl
 IとSma r という2つの異なる酵素の作用で生
じ。
その2つの末端が異なる酵素作用に由来することを意味
している。それら末端は「平滑性」 (すなわち完全に
塩基対合している)または「粘着性」(すなわち、相補
的な一本鎖オリゴヌクレオチドと塩基対合し得る対合し
ていない一本鎖の突出部を有する)のいずれかの特性を
持つこと、および通常粘性末端の配列はそれを作る酵素
の特異性によって決定されること、に注目して欲しい。
菌株は、その中に含まれるプラスミドをかっこでくくっ
て1例えばエセリシア・コリ (E、  colt)H
BIOI(6,2)のように示す。例示される全ての組
換えDNA構築は、当業者に周知で広範に入手可能な出
発材料、あるいはそれぞれNRRL B−15612お
よびNRRL B−15759の寄託株に保持されてい
るpBt73−10およびpBt73−16.を用いて
実施できる。
本実施例は完全なプロトキシン遺伝子と部分的なプロト
キシン遺伝子の分離およびそれらの性質を教示する。
!、1  :Bt73−10とB t73−3バチルス
・チューリンギエンシス クルスタキ変種80−73 
(B、  遅すエ崩五達=nsis  var、 ku
rstakiHD−73)の結晶蛋白遺伝子は50メガ
ダルトン(MD)のプラスミド上にある。このプラスミ
ドDNAをHind■で消化した。生じた断片をHin
dlllで線状化したpBR322と混合してこれに連
結しくp、 (1(+1ivar etal、 (19
7B) Gene 2 :95−113 ) 、 エセ
リシア・コリ (E、  co旦) HBIOIへ形質
転換した。アンピシリン耐性でテトラサイクリン感受性
の形質転換体の選別は1分離したプラスミドDNAをH
indI[[で消化しそして6.7キロ塩基対(kbp
)の挿入物を有するこれらクローンを選択することによ
り行った。
pBt73−3あるいはpBt73−10を保持する菌
株のバイオアッセイにより、バチルス・チューリンギエ
ンシス(Bacillus  旦肛罰紅弘料蛙の殺虫用
蛋白の存在が証明された。
pBt73−3 pBt73−10を制限酵素分析する
と、この2つのプラスミドはpBR322ベクターへ逆
方向で挿入された6、7kbpの同一のバチルス・チュ
ーリンギエンシス(Bacillus  thurin
 1ensis)DNA断片を有することが示された。
pBt73−10のプロトキシンコード配列はpBR3
22のアンピシリン遺伝子と同方向であるのに対し、 
pBt73−3のプロトキシンコード配列は逆方向にな
っている。pBt73−3は、 Hin d■消化、再
連結、およびHBIOIへの形質転換に続いて適切な選
択および選別段階を経て、 pBt73−10に変える
ことができる。電気泳動で分離したペプチドを蛋白プロ
ットで免疫学的に検出しまたDNA配列決定することに
より、 pBt73−10およびpBt73−3はそれ
ぞれ1つの部分的なプロトキシン遺伝子を含むことが示
された。
1.2 : d工U」遅− 50MDプラスミドに富んだDNAをPst Iで完全
消化し、′Pstlで線状化したpBR322と混合し
てこれに連結し、 IIBIOIへ形質転換した。テト
ラサイクリン耐性の形質転換体を、 pBt73−10
の6.7kbp H釦d■挿入物からニックトランスレ
ーションしたプローブを用いて、木質的にはW、 D、
Benton and R。
W、 Davis (1977) 5cience 1
96:180−182  に記載されているようにして
2選別した。プローブを結合した株から分離したプラス
ミドDNAを制限酵素分析により特徴付けした。結晶蛋
白遺伝子の3゛−末端を含むpBt73−161という
名のプラスミドを保持する菌株の同定を行った。
LL二飢豆り川 次に、プロトキシン遺伝子の5”−末端と3゛−末端と
をその特異的なHin d III部位で互いに融合さ
せて、完全なプロトキシン遺伝子を作った。pBt73
−10 DNAをハし旧で消化し、自己連結し、 HB
IOIへ形質転換した。アンピシリン耐性の形質転換体
のプラスミドDNAを制限酵素分析により特徴付けし。
11in d III部位を持つ小さなりamt(I断
片の欠失により単一のBam  旧部位とtlin d
 I[[部位とを有するpBt73−10 (Bam)
という名のプラスミドを保持する菌株を同定した。アガ
ロースゲル電気泳動で分離した5kbpのpBt73−
16111in工dln断片を、 )tin d mで
消化し脱リン酸化したpBt73−10 (Bam)D
NAと混合してこれへ連結した。連結混合物をHBIO
Iへ形質転換した後、アンピシリン耐性でテトラサイク
リン感受性の形質転換体から分離したプラスミドDNA
を制限酵素分析により特徴付けした。完全なプロトキシ
ン遺伝子を有するpBt73−16という名のプラスミ
ドを保持する形質転換体を同定した。
1.4  :   Bt73−3 (八va)クローン
pBt73−3における便利なAva I制限部位を使
ってプロトキシン遺伝子の3゛小片を除去した。pBt
73−3 DNAを虹虹Iで消化し、自己連結し。
1+8101へ形質転換した。アンピシリン耐性の形質
転換体から分離したプラスミドDNAを制限酵素分析に
より特徴付けし、 pBt73−3 (Ava’) と
いう名のプラスミドを保持するコロニーを同定した。
プラスミドpBt7346は、 DNA配列決定により
133.333 Dのポリペプチドをコードする353
7bpの完全なプロトキシン遺伝子を含有することが示
された。このプラスミドを保持するエセリシア・コリ 
(E、  coli)菌体は約130kDのペプチドを
合成し、このペプチドは免疫学的および電気泳動的に完
全なプロトキシン蛋白と区別がつかず、また同様に完全
なトキシンと区別のつかない68kDのペプチドを含む
ことが観察された。
pBt73−10はHD−73プロトキシン遺伝子の5
′側2825bpを有し、これは106.3400の部
分的なプロトキシンペプチド配列をコードする。翻訳は
pBR322にコードされる付加的な78塩基の配列へ
続いているに違いなく、その結果約106,560 D
の総分子量を有するペプチドが合成される。pBt73
−3あるいはpBt73−10ヲ保持t ルエセ+J 
、:、+ 7− コリ (E、  coli)菌体によ
り産生された蛋白を分析すると、 130kDの完全な
プロトキシンは含まれていなかった。しかし、約68k
Dおよび約104 kDのペプチドが観察された。
pBt73−3  (Ava)は、予想される約72k
Dの翻訳産物に対し、その1836bp中に、プロトキ
シン遺伝子のアミノ末端68,591 Dペプチドとと
もにpBR322にコードされていた32個のアミノ酸
をコードしている。エセリシア・コリ (E、  co
lt)(pBt73−3(Ava))抽出物は約68k
Dのペプチドを含んでいた。
68kDペプチドは、この出願の提出時までに用いられ
たいかなる試験によっても、お互いにあるいは活性化結
晶蛋白トキシンと区別がつかなかった。
免疫学的試験、電気泳動試験、クロマトグラフィー試験
、および生物学的試験が試された。
本実施例は、リゾビウム科菌体とエセリシア・コリ (
E、  coli)菌体の両方で維持可能なプラスミド
の構築、このようなプラスミドのエセリシア・コリ (
E、  co旦)菌体からリゾビウム科菌体への転送、
およびそこでの発現を教示する。EIOおよび6.2の
構築を第1図に示す。
2.1 : EIO 部分的なプロトキシン遺伝子は、 pBt73−3から
プロトキシン構造遺伝子の5′側からの0.38kbp
 Ban旧/HindlH小片を除いたpBt73−3
の全バチルス属(Bacillus) DNA とpB
R322由来の0.35kbp Bam−111/肚n
dlI[小片とを有する6、7kbpO田m1lT断片
上で取り出される。Bam旧で消化したpBt73−3
 DNAを、雇■で消化し脱リン酸化したpRK290
 (pRK290はpRK2013により可動の広宿主
域プラスミドである。G、 Ditta旦 al、 (
1980) Proc、 Natl、 Acad。
Sci、 USA 77:7347−7357゜その使
用法の1例として、 G、B、 Ruvkun and
 F、 M、 Au5ubel (1981) Nat
ure289 : 85−88を参照せよ。)と混合し
これに連結した。連結混合物をエセリシア・コリ (E
、  coli)II 8101へ形質転換し、テトラ
サイクリン耐性の形質転換体を同定した。この形質転換
体は、 pRK290のEco Rr部位から離れかつ
p+?に290の虱遺伝子近傍にある部分的なプロトキ
シン遺(云子の3”−末端を有するEIOという名のプ
ラスミドを保持するものである。
2.2  :6.2 pBt73−161を肛ndI[[、ハ[Iおよび拡I
で消化した。後者2つの酵素はpBR322ベクターの
退縮に使用されるものである。結晶蛋白配列は5kbp
の肛ndI[断片上にある。消化したpBt73−16
1 DNAを、 1lin d mで線状化し脱リン酸
化したEIODNAと混合しこれに連結した。あるいは
、 5kbpのl1ind■断片は、 pBt73−1
6を肛ndII[で消化して電気泳動で分離するかもし
くはpBt73−16を肛ndI[[、ハ[■およびS
al 1で消化することにより分離され。
次いでこの5kbp断片は、 tlin d II[で
線状化し脱リン酸化したEIODNA と混合されてこ
れに連結される。連結混合物をHBIOIへ形質転換し
、テトラサイクリン耐性の形質転換体を同定した。この
形質転換体は、完全なプロトキシン遺伝子を運ぶ5kb
pのバチルス属(Bacillus) DNA H4n
 d III断片とプロトキシンの3“側にある0、3
5kbpのpBR322肛ndm/Bam旧断片とを有
する6、2と名付けられたプラスミドを保持するもので
ある。プラスミドでは。
バチルス属(Bacillus)およびpBR322の
配列はpRK290のb上」部位に挿入されており、 
pBR322配列とプロトキシン遺伝子3′−末端とは
pRK290のtet遺伝子近傍でかつpRK290の
Eco R1部位から離れた位置にある。
LL:リゾビウム゛  への−漢 当業者に周知の方法である三親交配(例えば3Ruvk
un and Au5ubel、上記)において、プラ
スミドEIOとプラスミド6.2とをpRK2013 
(G、Ditta旦虹、、上記)を導入してアグロバク
テリウム・チューメファシエンス(A robacte
rium  tumefaciens)ATCC159
55およびリソ゛ビウム・ジャポニカム(Rhizob
ium  dUsDA 191 str’ (USDA
 191は増殖の速いリゾビウム属(Rh 1zob 
ium)の菌株である。 H,H,Keyser  e
t  al、 (1982) 5cience 215
:1631−1632)へ可動させた。
6.2)の両方で結晶蛋白の配列が発現されることが。
バイオアッセイにより、また電気泳動分離後プロットさ
れた蛋白を免疫学的に検出することにより示された。こ
れに対し、 USDA 191 str’  (pRK
290)のコントロールは幼虫に対し毒性がなく、また
免疫学的に検出可能なトキシンあるいはプロトキシンの
配列を持っていなかった。
液体培養では、 [l5DA 191 str’  (
EIO)は[l5DA191皿’(pRK290)コン
トロールに比べいくぶん増殖が遅いことが観察されたの
に対し、 USDA 191」江ゝ(6,2)はコント
ロールより大部増殖が遅いことが観察された。増殖速度
の違いはこれらの株を固形培地で増殖させると容易に観
察された(第2図)。E10を保持する菌株(第2図B
)はコントロール(第2図A)よりいくらか小さいコロ
ニーを形成したのに対し、6.2を保持する菌株(第2
図C)は部分的なプロトキシン遺伝子を含む菌株とコン
トロールの菌株とを長期間観察しないと目に見えないよ
うな非常に小さいコロニーを形成した。
発現可能な結晶蛋白遺伝子配列の存在により。
pRK290に基づくベクターは不安定化された。栄養
に冨んだ培地TY (5g/l )リプトン、3g/l
イースト エキストラフF r  7 mM CaC1
2)における液体培養でテトラサイクリン耐性なしで増
殖させると、 USDA 191 str’  (pR
K290)培養の50個の分離体のうち49個がテトラ
サイクリン耐性であることが見出されたのに対し、 U
SDA 191 str′(E10)由来の50個の分
離体では10個だけがそうであった。
pRK290. EIOあるいは6.2を保持する菌株
はまたダイズに植菌され、植菌後18日目および24日
目に採取し表面を殺菌した小瘤由来の分離体をテトラサ
イクリン耐性で試験した。tlsDA 191  st
r’  (pRK290)植菌物を用いると、18日目
および24日目の植物体それぞれに由来する手痛12細
巾12個および16個中16個が薬剤耐性分離体を産生
じた。これに対し、 USDA 191 str’  
(EIO)植菌物を用いた場合は、18日目および24
日目の植物体それぞれに由来する手痛12細巾7個およ
び16個中5個が薬剤耐性分離体を産生じた。 USD
A 191 str’  (6,2)ヲ植菌した18日
目の植物体に由来するリゾビウム・ジャポニカム(R,
暉狙四遅9搬−の手痛16個中2個がテトラサイクリン
耐性分離体を産生じたく24日目の根瘤は試験しなかっ
た)。USDA 191 st旦(EIO)の植菌によ
り形成された根瘤の抽出物はM、  5extaの幼虫
に有毒であることがわかった。
これらの結果から、結晶蛋白配列の発現はリゾビウム科
菌体の増殖を遅<シ、またこの配列を運ぶプラスミドを
不安定化するかあるいはその欠除で選択するかし、この
影響は部分的なプロトキシン配列より完全なプロトキシ
ン配列でより厳しいことが示された。完全なプロトキシ
ン配列の発現は相席形成と和合し得ないが9部分的なプ
ロトキシン配列は手痛形成と和合可能であり根瘤中で発
現されると昆虫の幼虫に有毒な小瘤を形成する。
プラスミドpRK290. EIOおよび6.2はまた
アグロバクテリウム・チューメファシエンス(釦匹−b
acterium  tumefaciens)ATC
C15955へも転送した。これらプラスミドを保持す
るアグロバクテリウム属(ム「a狙cterium)−
菌体の増殖および殺虫性は同じプラスミドを保持すリゾ
ビウム属(Rhizobium)菌体の場合と同様であ
り、 pRK290. EIOそして6.2の順で増殖
が遅くなり、またコロニーのサイズおよび安定性が減少
した。15955 (E10)と15955(6,2)
の抽出物は昆虫の幼虫に有毒であったが15955 (
pRK290)の抽出物はそうでなかった。
次11」1ニスm止り 本実施例は、実施例1および2で使用する材料および方
法を開示する。
3.1  :i抹 バチルス・チューリンギエンシス クルスタキ変種HD
−73株(β、  thurin 1ensis  v
ar、 kurstakistrain HD−73)
 (NRRL B−4488)はバチルス ジエネティ
クス ストックコレクションから得た。
バチルス・チューリンギエンシス クルスタキ変種HD
−1(B、 thurin 1ensis  var、
 kurstakiHD−1)  (NRRL B−3
792)はDipel (アボットラボラドリース)か
ら分離した。全てのエセリシア・コリ (E、coli
)形質転換においてエセリシア・コリ(E、coli)
 88101株(NRRL B−11371) (H,
W、 Boyerand D、 Roulland−D
ussoix (1969) J、 Mo1. Bio
l。
41: 459−472)を使用した。エセリシア・コ
リ (Lcoli) HB10l(p123158−1
0)  (p123158−10はココではpBt73
−10と称する)およびエセリシア・コリ (E、  
c!;!w) IIBIOI  (pBt73−16)
はそれぞれNRRLB−15612およびNRRL B
−15759として、 NorthernRegion
al  Re5earch Center+  181
5 N、UniversitySt、、 Peoria
、 l1linois 61604 USAに寄託され
ている。アグロバクテリウム・チューメファシエンス(
A robacterium  tumefacien
s ) 15955はAmerican Type C
u1ture Co11ection+ 12301 
PaklawnDr、、 Rockville、 Ma
ryland 20852 USAにATCC1595
5で寄託されている。
3−L:プラノjU9λ」堅 pBR322およびバチルス・チューリンギエンシス(
Bacillus  thurin 1ensis)の
プラスミドDNAはいずれもアルカリ分解法(H,C,
Birnboim and J。
Doly (1979) Nucl、 Ac1ds R
es、ユニ1513−1523)により調整した。クロ
ーニングする前に、バチルス・チューリンギエンシス(
Bacillus  thμm岨旦μ+is )プラス
ミドを、 0.55M NaC1,0,005M Na
EDTAおよび0.05M  )リス−〇CI、pH8
,0を含む5%から25%のショ糖勾配で、ベックマン
5W40−10−ターを用いて39. OOOrpm、
 15℃で90分間遠心分離して分画し。
この分画を0.5%アガロースゲル上で分析した。
線状化したベクターDNAは通常、細菌のアルカリ性フ
ォスファターゼとともにインキュベーションして脱リン
酸化してから、そのベクターに挿入しようとするDNA
と混合してこれへ連結された。
3L3  ’ILI″l 白に、する 血t“の討バチ
ルス・チューリンギエンシス(Bacillusthu
rin 1ensis)のHD−1−Dipe1株およ
び+10−73株を変更G培地(A、1.Aronso
n et  計、 (1971) J。
Bacteriol、106  : 1016−102
5)で増殖させて胞子形成を行い、結晶をHypaqu
e−76(Winthrop)勾配(K。
Meenakshi and K、 Jayarama
n (1979) Arch、 Microbiol。
120 : 9−14))に3回通して精製し、 IM
 NaC1の脱イオン水で洗い、凍結乾燥した。結晶を
1%5O5(ドデシル硫酸ナトリウム)、2%2−メル
カプトエタノール、6M尿素、 0.1Mリン酸ナトリ
ウム。
pH7,2のクランキングバッファー中で0.02%ブ
ロムフェノール ブルーとともに95℃で5分間加熱し
て、可溶化した。既述(M、 J、 Adang an
d L、 K。
Miller (1982) J、 Virol、 4
4 : 782−793)のようにU、 K、 Lae
mmli (1970) Nature 227 :6
80−685の手順に変更を加えて電気泳動を行った。
ゲルを5分間染色し、脱イオン水で1時間脱染色した。
130kDのバンドを切り出し、凍結乾燥し、 Wig
l−BugAma Igama tor (タレセント
マニュファクチュアリングカンパニー)で粉砕して粉末
にした。ウサギにFreundの完全アジュバントに浮
遊させた50nHの結晶蛋白を皮下注射し、続いて4週
問おいて不完全アジュバントに浮遊させた50ng結晶
蛋白を2回注射した。HD−73結晶蛋白に対して調整
されたモノクローナル抗体は解釈上ポリクローナル血清
で得られた結果と等しい結果を生じた。
3、Lニブロートされたペプチドの    、エセリシ
ア・コリ (E、  coli)クローンをL−7’ロ
ス中で一晩増殖させて、ペレットにし、フェニルメチル
スルホニルフルオライド(PMSF、プロテアーゼ阻害
剤)を200ng/m lまで含む10mM NaC1
゜10mM )リス−〇CI pH8,0,および1 
mM EDTAで100倍濃縮浮遊液にした。この浮遊
液を氷上で音波処理し、その抽出液を凍結保存した。エ
セリシア・コリ (L 匹旦)抽出液の電気泳動は上記
の通りであり、「ウェスタン」プロット上のペプチドの
免疫学的検出はH,Totmbin et  al、 
(1979) Proc。
Natl、 Acad、 Sci、 USA  76:
4350−4354の手順に従った。
s、s:Hのパイオア・・セイ 昆虫は市販品から得1本質的にはR,A、 Be1la
nd F、 G、 Joachim (1976) A
nn、 Entomol、 Soc。
Amer、 69 : 365=373あるいはR,T
、 Yamamoto  (1969) J、 Eco
n、 Entomol、 62 : 1427−143
1に記載されているように保存した。殺虫用蛋白に対す
るバイオアッセイは1本質的にはJ、 H,5ches
ser旦 al、 (1977) Appl、 Env
iron、 Microbiol、33:878−88
0に記載されているように、Manduca  5ex
taの幼虫に抽出液を与えることにより行った。バイオ
アッセイ用のエセリシア・コリ (E、  coli)
抽出液の場合は、音波処理用緩衝液にPMSFを含まな
い。
(発明の概要) バチルス・チューリンギエンシス クルスタキ変種HD
−73(B、  thurin 1ensis  va
r、 kurstaki+1D−73)の完全な結晶蛋
白プロトキシン遺伝子および不完全な結晶蛋白プロトキ
シン遺伝子をpl?に290へクローン化した。これら
組換えプラスミドを保持するエセリシア・コリ (E、
、 coli)菌体はManducasexta  (
タバコ イモムシ)の幼虫に有毒な蛋白を産生じた。こ
れらプラスミドはアグロバクテリウム属(幻ド舅狙屡毘
わユリ−およびリゾビウム属(Rh 1zob i u
m)の菌体の増殖において不安定でありしかもその増殖
を抑制した。完全なプロトキシン遺伝子の存在は部分的
なプロトキシン遺伝子が存在する場合に比べはるかに不
安定でありまた抑制的であった。部分的なプロトキシン
遺伝子を含有するリゾビウム属(Rhizobium)
菌体はマメ類の根に根瘤を形成し、これはM、  5e
xtaの幼虫に有毒であった。完全なプロトキシン遺伝
子を運ぶプラスミドは相席形成と全く和合し得なかった
。すなわち完全な遺伝子を含有する菌株の植菌により形
成された手痛中のバクテリオイドはこの遺伝子を運ぶプ
ラスミドを持っておらず、しかも手痛は昆虫の幼虫に有
毒ではなかった。本発明は9部分的なプロトキシン遺伝
子を構築し続いてこの遺伝子をバクテリオイドやリゾビ
ウム科菌体で発現させることにより、殺虫用蛋白を産生
ずる方法を提供す−る。有用なプラスミドおよび菌体も
また提供される。
4、 ス  の  ′ なiB 第1図は実施例2に記載のDNA操作の概略図であり、
縮尺は必ずしも合っていない。AmpおよびLetはそ
れぞれ機能的なアンピシリン耐性遺伝子およびテトラサ
イクリン耐性遺伝子を示す。プラスミドを現す円と離れ
ている曲線はプロトキシンをコードする配列の位置を示
し、半丸および矢印の頭はそれぞれアミノ末端(5”−
末端)およびカルボキシ末端(3”−末端)を示してい
る。制限酵素および制限部位は以下のように示す:B、
’Ram旧;tl、 Hindlll;にJLI;  
81.、 !!JLL II; E、 ECORr :
P、ハ[I;およびS+ Sal Isプラスミドの配
列は次のように現す:細線はpRK290に由来し、オ
ープンボックスはpBR322に由来し、そして様々に
斜線を入れたボックスはバチルス・チューリンギエンシ
ス(Bacillus  ↓hurin tensis
)−に由来する。
第2図は、それぞれA、BおよびCで示されるように、
プラスミドpRK290. EIOおよび6.2を保持
するUSDA 191 str’ 誘導体のコロニーの
写真である。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、殺虫用蛋白の産生法であって、以下の工程、 (a)リゾビウム科の菌体を、部分的なプロトキシン遺
    伝子を含有するDNA分子を保持するよう形質転換する
    こと、および (b)部分的なプロトキシン遺伝子を含むリゾビウム科
    菌体を、それにコードされる蛋白が発現されるような条
    件下で増殖させること、 を含有し、これにより殺虫用蛋白が産生される方法。 2、完全なプロトキシン遺伝子あるいは部分的なプロト
    キシン遺伝子からコード配列が欠失により除去される特
    許請求の範囲第1項に記載の産生法。 3、3′配列除去後の部分的なプロトキシン遺伝子が、
    完全なトキシンをコードする配列を含有する特許請求の
    範囲第2項に記載の産生法。 4、(b)工程で発現される前記部分的なプロトキシン
    遺伝子がプロモーター支配下にあり、該プロモーターお
    よび該部分的プロトキシン遺伝子がバチルス属(¥Ba
    cillus¥)の発現可能な同一の完全プロトキシン
    遺伝子に由来する特許請求の範囲第1項に記載の産生法
    。 5、(a)工程あるいは(b)工程の前記菌体がアグロ
    バクテリウム属(¥Agrobacterium¥)ま
    たはリゾビウム属(¥Rhizobium¥)である特
    許請求の範囲第1項に記載の産生法。 6、前記プロトキシンが、バチルス・チューリンギエン
    シス クルスタキ変種HD−73(¥B.¥ ¥thu
    −ringiensis¥ var. ¥kursta
    ki¥ HD−73)により産生されるのと実質的に等
    しいプロトキシンに由来する特許請求の範囲第1項に記
    載の産生法。 7、HD−73に由来するプロトキシンコード配列ある
    いはその遺伝子誘導体が、HD−73由来のpBt73
    −16、pBt73−3、pBt73−10もしくはp
    Bt73−3(Ava)コード配列から実質的に成る特
    許請求の範囲第6項に記載の産生法。 8、リゾビウム科の菌体で維持され得るDNAと、部分
    的なプロトキシン遺伝子とを含有する組換えDNA分子
    。 9、前記部分的なプロトキシン遺伝子がバチルス・チュ
    ーリンギエンシス クルスタキ変種HD−73(¥B.
    ¥ ¥thuriniensis¥ var. ¥ku
    rstaki¥ HD−73)から得られる特許請求の
    範囲第8項に記載のDNA分子。 10、前記部分的なプロトキシン遺伝子がpBt73−
    3(Ava)、pBt73−16、pBt73−10も
    しくはpBt73−3のコード配列を実質的に含有する
    特許請求の範囲第9項に記載のDNA分子。 11、前記部分的なプロトキシン遺伝子が完全なトキシ
    ンをコードする配列を含有する特許請求の範囲第8項に
    記載のDNA分子。 12、プロモーターおよび部分的プロトキシン遺伝子が
    バチルス属(¥Bacillus¥)の発現可能な同一
    の完全プロトキシン遺伝子に由来する特許請求の範囲第
    8項に記載のDNA分子。 13、リゾビウム科で維持可能な前記DNA分子がプラ
    スミドである特許請求の範囲第8項に記載のDNA分子
    。 14、リゾビウム科で維持可能な前記プラスミドベクタ
    −がpRK290あるいはその誘導体である特許請求の
    範囲第13項に記載のDNA分子。 15、前記DNAがE10または6.2、あるいはその
    誘導体である特許請求の範囲第10項または特許請求の
    範囲第14項に記載のDNA分子。 16、リゾビウム科の菌体で維持され得るDNAと、部
    分的なプロトキシン遺伝子とを含有する組換えDNAに
    由来するDNA分子。 17、リゾビウム科の菌体で維持され得るDNAと、部
    分的なプロトキシン遺伝子とを含有する組換えDNAに
    由来するDNAを含有するリゾビウム科菌体あるいはリ
    ゾビウム属(¥Rhizobium¥)バクテリオイド
    。 18、前記菌体がアグロバクテリウム属(¥Agro−
    bacterium¥)またはリゾビウム属(¥Rhi
    zobium¥)である特許請求の範囲第17項に記載
    の菌体。 19、前記DNAがリゾビウム科菌体あるいはリゾビウ
    ム属(¥Rhizobium¥)バクテリオイドに含ま
    れる特許請求の範囲第16項に記載のDNA分子。 20、前記リゾビウム科菌体がアグロバクテリウム属(
    ¥Agrobacterium¥)またはリゾビウム属
    (¥Rhizobium¥)である特許請求の範囲第1
    9項に記載のDNA分子。
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