JPS627959B2 - - Google Patents

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JPS627959B2
JPS627959B2 JP55175076A JP17507680A JPS627959B2 JP S627959 B2 JPS627959 B2 JP S627959B2 JP 55175076 A JP55175076 A JP 55175076A JP 17507680 A JP17507680 A JP 17507680A JP S627959 B2 JPS627959 B2 JP S627959B2
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JP
Japan
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transfer
wall
temperature
coke oven
transshipment
Prior art date
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Expired
Application number
JP55175076A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5798588A (en
Inventor
Makoto Suzuki
Haruo Muraoka
Kenji Yamaguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumikin Kako KK
Original Assignee
Sumikin Kako KK
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Publication date
Application filed by Sumikin Kako KK filed Critical Sumikin Kako KK
Priority to JP17507680A priority Critical patent/JPS5798588A/ja
Publication of JPS5798588A publication Critical patent/JPS5798588A/ja
Publication of JPS627959B2 publication Critical patent/JPS627959B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、コークス炉の損傷した加熱壁を熱
間において更新したいわゆる積替壁の加熱昇温方
法および装置に関する。
コークス炉において炭化室壁は装炭、窯出しの
繰り返しによる温度変化、乾溜時の高温、並びに
石炭中の不純物による劣化、カーボン等の付着
物、押出し機による赤熱コークスの押出し時の機
械的応力等の苛酷な状態にさらされ、炭化室壁す
なわち加熱壁を構成する耐火煉瓦は、永年の使用
により損傷、例えば目地切れ、クラツク、溶損等
を受け補修あるいは煉瓦の積替を行なう必要が生
じることがある。
最近、このような損傷した加熱壁を他の炉室の
操業を停止することなく積替する補修法(以下熱
間積替という)が提案され、一部において実施さ
れている。
この熱間積替は、損傷加熱壁に隣接する加熱壁
からの放散熱を遮断し、かつ、隣接加熱壁の煉瓦
を亀裂が生じない温度に保持するための断熱材
と、損傷加熱壁より奥側の炭化室からの熱を遮断
する奥側断熱材および炉底天井からの熱を遮断す
る断熱材を取付けて作業環境を確保し、損傷加熱
壁煉瓦を解体した後、再度煉瓦積みを行なつて捕
修するのである。
ところで、新しく積替えた積替壁は、加熱昇温
させたのち再び通常の操業に復帰するが、徐々に
加熱昇温させなければ急激な異常膨張による目地
切れ、ヘアークラツク、積替壁の湾曲、急激昇温
によるスポーリング等を生じ使用不能となること
がある。
従つて積替壁は、低温から十分に正確な温度制
御を行ない、徐々に加熱昇温させなければならな
い。
通常、熱間での積替は、断熱手段を施した作業
空間で実施されており、積替壁の加熱昇温には、
例えば特公昭49−23564号に記載されている炭化
室に加熱バーナーを挿入して加熱乾燥させる方
法、バーナーを使用せず断熱材を熱緩衝材として
作用させ、隣接両加熱室からの放射熱により乾燥
させる方法、あるいは改築加熱室内に加熱ガスを
導入して乾燥させる方法。あるいは、特開昭52−
62303号に記載されている断熱された作業空間内
に両隣の炭化室で加熱した空気を導入して乾燥さ
せる方法等が提案されている。
ところが、これらの方法をはじめ一般的に断熱
された炉高さまでの大きな空間内の温度を均一に
すること、又積替壁を均一に温度することが困難
であり、また、設備的にも高いコストを必要とす
るばかりでなく、しばしば積替壁に損傷を生じて
いた。
この発明は上述の問題に鑑み、コークス炉の熱
間積替において、積替壁を急激な異常膨張による
目地切れ、ヘアークラツク、スポーリング等の問
題を生じることなく、正確な温度制御のもとに加
熱昇温させる昇温方法および装置を提案するもの
である。
すなわちこの発明は、 (1) コークス炉の熱間積替後の積替壁を加熱昇温
させるに際し、奥側断熱材、窯口断熱蓋に設け
た一個以上の通風口個々の開度および積替壁と
反対側の窯口近傍の装炭口または上昇管頂部に
設けたドラフト調整弁の開度を、測温結果に対
応して適宜調整し、炭化室奥側からの熱風また
は窯口からの冷風のいずれかまたは双方を導入
して積替壁の昇温速度を制御することを特徴と
するコークス炉熱間積替時における積替壁の昇
温方法。
(2) コークス炉熱間積替時の奥側断熱材に一個以
上の開度調整自在の通風口を設け、積替壁加熱
昇温時に窯口に装着する断熱蓋に一個以上の開
度調整自在の通風口を設け、積替壁と反対側の
窯口近傍の装炭口または上昇管頂部にドラフト
圧調整用のドラフト調整弁を設けたことを特徴
とするコークス炉熱間積替時の昇温装置。
である。
この発明によると、炭化室内の熱風と外気の冷
風の両者又はいずれかを断熱蓋と積替断熱材間の
任意の空間に導入することができ、自在に該空間
内の温度を制御できる。これによつて所定の温度
勾配に従つて昇温させることができると共に、積
替壁全体を均一に昇温させることができるから、
積替壁が損傷することはない。
以下にこの発明による実施例を図面に基づいて
説明する。
第1図はコークス炉の一部破断正面図であり、
第2図は第1図の−線における縦断側面図で
ある。
コークス炉1は炭化室A〜Dと燃焼室11〜1
3が交互に並びその下部に蓄熱室(図示省略)が
配置されている。燃焼室は煉瓦壁で区切られた多
数のフリユー(図示省略)から構成されている。
ここでは、燃焼室12の加熱壁すなわち炭化室
B側の加熱壁と、炭化室C側の加熱壁の一部を積
替した積替壁2,3を加熱昇温する場合について
説明する。
奥側断熱材20には、開度調整自在の通風口を
一個以上設ける。図面では上、中、下部の3ケ所
に断熱板からなるダンパー21を設けた場合を示
し、積替作業中はダンパー21を閉塞して炭化室
B,Cの奥側からの熱を遮断する。
断熱材22は、積替壁2,3に対向する隣接燃
焼室11,13の加熱壁に取付けられ、積替期間
中該加熱壁の降温防止と放散熱の遮断を行なう。
天井断熱材23は、炭化室B,Cの天井煉瓦の降
温防止と積替時の作業環境の確保に役立つ。
積替壁2,3の加熱昇温に際し、炭化室B,C
の窯口に装着する断熱蓋25には、開度調整自在
の通風口を一個以上設ける。図面では上、中、下
部の3ケ所に断熱板からなるダンパー26を設け
た場合を示している。
また、炭化室B,Cの積替壁2,3とは反対側
の窯口近傍の装炭口4または、上昇管5があれば
上昇管5の頂部に開度の微調整が可能のドラフト
調整弁を設ける。図面では上昇管5の頂部にスラ
イド煉瓦6により開度調整するドラフト調整弁7
を示している。
積替壁2,3を加熱昇温する場合には、積替完
了後炭化室B,Cの窯口に一個以上のダンパー2
6により開度調整自在の通風口を有する断熱蓋2
5を取付け、炭化室B,Cの積替壁2,3部分に
熱電対24を設置し、該熱電対の側温結果に対応
してダンパー21,26およびスライド煉瓦6を
適宜操作し、低温の外気または炭化室B,Cの奥
側からの熱風を導入し、積替壁2,3の昇温が所
定の昇温パターンとなるように管理する。
例えば、所定の昇温パターンより高温の場合に
は、スライド煉瓦6を操作してドラフト調整弁7
を開き、また、ダンパー21,26を操作して通
風口を開放すれば、自然通風によりドラフト調整
弁7から熱風が排出され、断熱蓋25の通風口か
ら低温の外気が侵入し、降温させることができ
る。逆に低温の場合には、ドラフト調整弁7を閉
塞し、ダンパー21を開放し、ダンパー26を閉
塞すれば、対流により奥側炭化室から熱風が侵入
し、昇温させることができる。
したがつて、ドラフト調整弁7、ダンパー2
1,26の開度を調整することによつて積替壁
2,3の昇温を自在にコントロールすることがで
き、さらにダンパー21および26を個々に開閉
操作することにより任意の部分の温度制御を自在
に行なうことができるから、積替壁2,3の全体
を均一に所定の昇温パターンに沿つて加熱昇温す
ることができるのである。
また、積替壁2,3の上下の温度差を解消する
ためには、各ダンパー21,26の開度調整を行
なうが、例えば第3図に示すような断熱蓋25と
奥側断熱材20との間に亘る長さの大型ダンパー
27を設け、上下に2分して個々に外気熱風の導
入量を制御し、上下の温度差を解消することもで
きる。
さらに、断熱蓋25に設けるダンパー26に替
え、開度調整自在の筒28を設け、外気を奥側に
導入して前後の温度差を解消することもできる。
この場合、筒28の先端は、断熱材22側に寄せ
ておくことによつて外気が積替壁2,3に直接接
触するのを防止するのがよい。
以上図面に基づいて説明したが、断熱材等には
各種の断熱・断熱材料を使用することができ、奥
側断熱材、断熱蓋に設ける通風口も、通風量が自
在に調整でき外気と熱気との流入排出が容易で、
閉塞したときの密閉性の良好な装置であれば、図
示したダンパーのほかルーバー式や開口をスライ
ドするシヤツターで開閉するものなど多種のもの
が利用できる。
装入口または上昇管に設けるドラフト調整弁
は、熱気の排出量が調整できるものであればよ
く、人工通風の手段を採つてもよく、又多種の形
式のものが利用できる。
これまで詳述したごとく、この発明は、積替壁
の加熱昇温の熱源として炭化室内の熱気を導入
し、さらに炉外の冷気を導入し昇温を制御するた
め積替壁を所定の温度勾配で加熱昇温できるう
え、実施に際し装置等が簡便であるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はコークス炉の一部破断正面図、第2図
は第1図の−線における縦断側面図、第3図
と第4図はこの発明方法の他の実施例を示すコー
クス炉の縦断側面図である。 図中1……コークス炉、2,3……積替壁、4
……装炭口、5……上昇管、6……スライド煉
瓦、11,12,13……燃焼室、20……奥側
断熱材、21,26……ダンパー、22……断熱
材、23……天井断熱材、24……熱電対、25
……断熱蓋、27……大型ダンパー、28……
筒、A,B,C,D……炭化室。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コークス炉の熱間積替後の積替壁を加熱昇温
    させるに際し、奥側断熱材、窯口断熱蓋に設けた
    一個以上の通風口個々の開度および積替壁と反対
    側の窯口近傍の装炭口または上昇管頂部に設けた
    ドラフト調整弁の開度を、測温結果に対応して適
    宜調整し、炭化室奥側からの熱風または窯口から
    の冷風のいずれかまたは双方を導入し、積替壁の
    昇温速度を制御することを特徴とするコークス炉
    熱間積替時における積替壁の昇温方法。 2 コークス炉熱間積替時の奥側断熱材に一個以
    上の開度調整自在の通風口を設け、積替壁加熱昇
    温時に窯口に装着する断熱蓋に一個以上の開度調
    整自在の通風口を設け、積替壁と反対側の窯口近
    傍の装炭口または上昇管頂部にドラフト圧調整用
    のドラフト調整弁を設けたことを特徴とするコー
    クス炉熱間積替時における積替壁の昇温装置。
JP17507680A 1980-12-10 1980-12-10 Method and apparatus for raising temperature of load replacing wall during hot stacking replacing operation of coke oven Granted JPS5798588A (en)

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JPS5798588A JPS5798588A (en) 1982-06-18
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6290054U (ja) * 1985-11-22 1987-06-09
JPH01101456U (ja) * 1987-12-28 1989-07-07

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6387715B2 (ja) * 2014-07-09 2018-09-12 新日鐵住金株式会社 コークス炉の操業方法

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US2179635A (en) * 1939-01-17 1939-11-14 Koppers Co Inc Coke-oven operating appliance

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