JPS6278321A - 杭基礎の耐震性能保持構造 - Google Patents

杭基礎の耐震性能保持構造

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JPS6278321A
JPS6278321A JP21521685A JP21521685A JPS6278321A JP S6278321 A JPS6278321 A JP S6278321A JP 21521685 A JP21521685 A JP 21521685A JP 21521685 A JP21521685 A JP 21521685A JP S6278321 A JPS6278321 A JP S6278321A
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JP
Japan
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ground
footing
filler
pile foundation
earthquake
Prior art date
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Pending
Application number
JP21521685A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Tsujita
辻田 満
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hazama Ando Corp
Original Assignee
Hazama Gumi Ltd
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Publication date
Application filed by Hazama Gumi Ltd filed Critical Hazama Gumi Ltd
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Publication of JPS6278321A publication Critical patent/JPS6278321A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は杭基礎の耐震性能を長期にわたって保持するた
めの基礎構造、特に地盤の圧密沈下によって基礎スラブ
またはフーチング底面と地盤との間に生ずる空隙により
、杭基礎の耐震性能が低下することを防止するための杭
基礎構造に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
軟弱地盤など直接地盤に支持力を期待できにくい地盤に
構造物を構築する場合には、杭基礎構造を用いることが
古くから知られている。またこの種の地盤では、圧密沈
下を生ずることがよく知られており、そのためこのよう
な現象に伴って杭に作用するネガティブフリクションな
どの問題に対しては、従来より種々の対策が提唱され、
実際に実施されている。
しかしながら杭基礎構造における地盤の圧密沈下に伴っ
て生ずる問題点としては、前記のような杭に作用するネ
ガティブフリクションなどの現象と別に、更にもう一つ
の現象、即ち地盤の圧密沈下により基礎スラブまたはフ
ーチングの底面と地盤との間に生ずる空隙による耐震性
能の著しい低下現象が重大な問題となる。
従来におけるこの種の問題点に対する考え方としては、
一応、設計の段階で常時の荷重(自重十活荷重)に対し
ては杭の支持力でもたせているために、多少フーチング
底面の地盤が沈下したとしても、それが設計時に想定し
た範囲位のものであれば、支持力には問題を生ずること
はないとされていた。
しかしながら、このような考え方は、あくまで静的な面
からのみの評価ではあっても、地震時あるいは連続的機
械振動のような動的な面を考慮に入れた評価とは言い難
い。
このような動的な面を考慮に入れた場合、フーチング底
面と地盤との間に空隙が生ずると、本来杭基礎が初期に
保持していた減衰効果(振動を抑制する能力)が低下す
ることによって、第4図及び第5図に示すようにフーチ
ングにおける上下振動及び水平振動の変位振幅が増大す
る結果となり、これが耐震性能の著しい低下を引き起す
こととなってしまう。
(問題点を解決するための手段〕 本発明は上記のような地盤沈下によりフーチング底面と
地盤との間に空隙が生ずるために、杭基礎の耐震性能が
低下することの問題点を解消するために、フーチング内
もしくは周囲から必要に応じてフーチング底面と地盤と
の間に向けて充填材を充填できる供給路を予じめ形成し
ておき、地盤沈下によって生ずるフーチング底面と地盤
との間に生ずる空隙に対し、前記供給路を通して流動性
を有しかつ長期間にわたって固結しにくい充填材を継続
的に充填することにより、フーチング底面と地盤との間
が空隙のある状態へ移行する現象を防止することを特徴
としたものである。
〔作  用〕
フーチング底面と地盤との間に空隙が生じないように、
予じめ設けられた流路を通して充填材が、常時或いは継
続的に充填されていく状態を与えると、充填材は地震な
どの振動発生時には基礎体と一体として動いて、構造体
の設計時の耐震性能を保持すると共に、地盤沈下が生じ
た場合、その現象に追従して充填材自体が沈下流動し、
常に空隙を埋めることとなる。
〔実施例〕
次に本発明に係る構造を図面により説明すると、第1図
に示すように、支持層6に達する抗2によって地表面7
の下方の地盤8上に支持されるフーチング1内に、予じ
め該フーチング1上に設けられたタンク4から地盤8上
に向けて充填材5を流し込めるような供給路3を設ける
。この供給路3は第1図及び第2図に示すように、タン
ク4の底面からフーチング1内下部の比較的広範囲な部
分に対して配管される分岐管3aと、これらの分岐管3
aから地盤8上の多数点に向けて開口される多数個の放
出管3bとからなっている。これらの放出管3bの管口
は実際にはフーチング1の下面における捨コンクリート
9及び割栗石10を貫通して地盤8面上に向けて開口す
るように配管される。
タンク4を通して供給路3から供給される充填材5とし
ては、流動性を有すること、長期間にわたって固結しな
いこと、防蝕性を有すること、また地震や機械振動など
による短周期力には抗力を有するが、非常に長い周期力
には砥抗しないことなどの条件なり性質を備えたものが
望ましく、このような性質を有するものとしては、例え
ばアスファルト系の材料が適材として挙げられる。
地盤8の沈下は、初期は数mmのオーダーから、長期に
わたっては数十cm以上になることもあるところから、
前記の充填材5構築直後の時点からタンク4内に充填さ
れて供給路3を通して常時地盤8面上に供給されるよう
にし、タンク4内における量が減少することによってこ
れを逐次補給して、第3図のようにフーチングlの底面
と地盤8との間に生ずる空隙が常時この充填材5によっ
て埋められるようにする。
なお前記実施例では充填材の供給路3をフーチングl内
に形成したが、この供給路3はかならずしもフーチング
1内に設ける必要はなく、例えばフーチングlの周囲か
らフーチング底面と地盤との間に向けて配管されるよう
にしてもよい。
第4図及び第5図は、実施例としての実験例により得ら
れたフーチング底面と地盤に空隙のある場合とない場合
の、上下振動及び水平振動における変位の共振曲線を示
すものである。この実験は、フーチング規模箱3.8 
m X横3.8 m x高さ1.5 mで、綱管杭中5
08xt9.5x121.OOOを5本備えた杭基礎を
対象に起振機による強制振動試験を実施した結果である
。これらの図に示すように、フーチング底面と地盤との
間に空隙がない場合の方が空隙のある場合に比較して、
上下振動及び水平振動の双方とも振動の全周波数振動に
わたって変位振幅が低下していることが判る。
〔効  果〕
本発明に係る杭基礎をもつ構造体は、上記のように地盤
の圧密沈下によって生ずるフーチング底面と地盤との間
の空隙を、流動性がありかつ長期間にわたって固結化し
ない充填材によって常時継続的に埋まるようにしたので
、この充填材により地盤沈下が如何に進行しようとも、
構築初期に保持していた杭基礎の減衰効果を補ない、ま
た当初は空隙のない状態における減衰効果をもった振動
特性が、長期にわたって空隙のある状態へ移行して低下
する現象を確実に防止することが可能となり、杭基礎の
初期の耐震性能を長期間にわたって保持することが期待
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る杭基礎構造の実施例を示す断証図
、第2図は第1図のn−n線における断面図、第3図は
空隙部に充填材が充填された状態の断面図、第4図及び
第5図は実施例により得られた空隙のある場合とない場
合とにおける変位の共振曲線を示すグラフ図である。 1:フーチング、2:杭、3:供給路、4:タンク、5
:充填材、6:支持層、7;地表面、8:地盤、9:捨
コンクリート、10:割栗石。 特許出願人    株 弐5会 社 間 組i反動& 
(Hz)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フーチング内もしくは周囲から必要に応じてフー
    チング底面と地盤との間に向けて充填材を充填できる供
    給路を予じめ形成しておき、地盤沈下によって生ずるフ
    ーチング底面と地盤との間に生ずる空隙に対し、前記供
    給路を通して流動性を有しかつ長期間にわたって固結し
    にくい充填材を継続的に充填することにより、フーチン
    グ底面と地盤との間が空隙のある状態へ移行する現象を
    防止することを特徴とした杭基礎の耐震性能保持構造。
JP21521685A 1985-09-30 1985-09-30 杭基礎の耐震性能保持構造 Pending JPS6278321A (ja)

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JP21521685A JPS6278321A (ja) 1985-09-30 1985-09-30 杭基礎の耐震性能保持構造

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JPS6278321A true JPS6278321A (ja) 1987-04-10

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5085539A (en) * 1987-09-09 1992-02-04 S.A. Compagnie Internationale Des Pieux Armes Frankignoui Method and arrangement for influencing the interaction between a layer of earth and a structure situated in association with the layer of earth

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5194611A (ja) * 1975-02-18 1976-08-19
JPS5530087A (en) * 1978-12-29 1980-03-03 Nippon Electric Ind Hinge with speed governor for automatically closed door

Patent Citations (2)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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