JPS6278215A - キチン繊維 - Google Patents

キチン繊維

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JPS6278215A
JPS6278215A JP61213621A JP21362186A JPS6278215A JP S6278215 A JPS6278215 A JP S6278215A JP 61213621 A JP61213621 A JP 61213621A JP 21362186 A JP21362186 A JP 21362186A JP S6278215 A JPS6278215 A JP S6278215A
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JP
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chitin
fiber
fibers
yarn
dope
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JP61213621A
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English (en)
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Koji Kibune
木船 紘爾
Katsuhiro Inoue
勝博 井上
Shigeru Mori
茂 森
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、キチン繊維に関するものであり、さらに詳し
くは、高強度で、かつ柔軟性があり、特に吸収性外科用
縫合糸の調製に適したキチン繊維に関するものである。
(従来の技術) キチンは、ポリ (N−アセチル−D−グルコサミン)
からなる多糖類であり、甲殻類の外骨格など天然に広く
分布している物質であり、その分子のくり返し単位ごと
に1個のアミノアセチル基を有するため、多くの興味あ
る独特の性質を有している。その性質の1つとして3人
体内で酵素分解を起こして組織内に吸収されること及び
良好な染色性を有することがあげられ、このため、キチ
ンを繊維化して吸収性外科用縫合糸として利用すること
が提案されている。
吸収性外科用縫合糸は、化体適合性がよいこと。
生体内で一定期間強度を保持した後に吸収される、二と
及び滅菌が可能なことは当然の条件として。
さらに、縫い易さや結び易さなどの使用性がよいこと、
引張強度や柔軟性などをはじめとする縫合糸としての適
当な物性をもつなどの条件が必要である。縫合糸は3通
常複数本の繊維を撚ってから編み糸にするか、あるいは
組ひもにすることにより製造されるが、縫合糸が上記の
ごとき性能を満足するためには、特に上記のごとき使用
性のよさと縫合糸としての適当な物性を有するためには
少なくともこれを構成する繊維が適当な物性をもつこと
が必要である。
従来、キチン溶液を湿式紡糸して繊維を製造することは
種々提案されている。例えば、特開昭51−13336
7号公報には、キチンをトリクロル酢酸を含有する溶液
に溶解してキチンドープを調製し、このものを湿式紡糸
した後、冷延伸して高強力のキチン繊維を得たことが記
載されているが、得られた繊維は太さが非常に太いもの
である。
すなわち、その実施例2には、抗張力が63kg/−の
フィラメントが得られたことが示されており。
この値は密度を1.4として算定すれば5g/dに相当
するものであり、高強度のキチン繊維が得られているこ
とが明らかであるが、その太さは1例えば実施例3にみ
られるように、直径が0.25w1のものであり、これ
は密度を1.4として算定すれば618デニールに相当
する。また、特開昭53−127500号公報には、キ
チンをジクロル酢酸などの溶剤に溶解してキチンドープ
を調製し。
このものを湿式紡糸した後、延伸して細デニールのキチ
ン繊維を得たことが記載されているが、得られた繊維は
強度の小さいものである。すなわち。
その実施例には3.0〜3.5デニールのキチン繊維が
得られたことが示されているのであるが、その強度は1
.2〜1.5g/dである。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら1例えば特開昭51−133367号公報
に開示されているような、太さが非常に太い繊維から調
製された組ひもは、風合が硬く。
ごわごわしたものであり、縫合糸として使用しがたいも
のであり、一方、特開昭53−127500号公報に開
示されているような、太さが細い繊維であっても2強度
が小さい繊維の場合は2組ひもの作成時に糸条の切断が
おこり、良好な組ひも。
ひいては良好な縫合糸を作成することができなかった。
以上のように、従来、外科用縫合糸の調装に使用できる
ほどに十分な物性を存するキチン繊維は知られていなか
った。
したがって1本発明の目的は、外科用縫合糸の調製に好
適に用いられるキチン繊維を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記のごとき目的は1本発明の単糸デニールが0.5〜
20デニールであり、かつ乾強度が2g/d以上、好ま
しくは2.5g/d以上、より好ましくは3.0g/d
以上、さらに好ましくは3.5g/d以上であることを
特徴とするキチン繊維によって達成される。
このような本発明のキチン繊維は、キチンと溶剤とから
なるキチンドープを湿式紡糸してキチン繊維を製造する
に際し、キチンドープをノズルを通し凝固浴中に押出し
、引取ることにより溶剤を含有する糸条を形成し、形成
した糸条を糸条に実質的に緊張力が作用しない状態で凝
固液にて処理することにより製造することができる。
本発明にいうキチンには、キチンそのものの他にキチン
の誘導体も含まれる。キチンは2例えば甲殻類、昆虫類
などを塩酸処理ならびに力性ソーダ処理して蛋白及びカ
ルシウム分を分離精製することにより、あるいはそれら
を1例えばエーテル化、エステル化などすることにより
調製することができる。キチンの誘導体としては1例え
ばカルボキシメチル化キチン、ヒドロキシエチル化キチ
ンなどのエーテル化キチン、アセチル化キチン。
スルホン化キチンなどのエステル化キチンがあげられる
。エステル化物としては1例えばギ酸、酢酸、酪酸、吉
草酸、イソ酪酸、イソ吉草酸、安息香酸、ケイ皮酸、サ
リチル酸、アントラニル酸。
フタル酸などのカルボン酸類、硫酸、トルエンスルホン
酸、スルファニル酸などのスルホン酸類。
炭酸類、あるいはそれらの無水物のエステル化物があげ
られる。これらのエステル化物を調製するには1例えば
キチンの粉末を上記のごとき酸またはその水溶液で処理
すればよく、必要に応して触媒として9例えば硫酸、塩
酸、トルエンスルホン酸などを用いることもできる。エ
ステル化度は。
処理液の組成、温度、あるいは処理時間で調整が可能で
ある。例えばアセチル化の場合は、比較的短時間で処理
が可能である。例えば90%酢酸でキチンの粉末を常温
において10分間浸漬した後。
十分に水洗し1次いで、水酸化アンモニウムなどで中和
して遊離の酢酸を完全に除去し、乾燥することにより、
アセチル化度約6%のアセチル化キチンを調製すること
ができる。
本発明のキチン繊維を製造するためのキチンドープの調
製に用いられる溶剤としては、公知の種々のキチンの溶
剤があげられるが、トリクロル酢酸が好ましく用いられ
る。トリクロル酢酸は融点が57°Cであるので、キチ
ンドープを得るためには少なくとも57℃以上に維持す
る必要がある。
かかる温度ではある程度キチンの分解が伴うので。
溶媒としてトリクロル酢酸とともに、好ましくは50℃
以下、より好ましくは常温以下でトリクロル酢酸を溶解
しうる有機溶剤を併用するのが望ましい。トリクロル酢
酸を溶解し、常温で均一なキチンドープを提供しうる溶
剤としては1例えば塩素化炭化水素があげられる。好ま
しい塩素化炭化水素としては1例えばクロルメタン、ジ
クロルメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジ
クロルエタン、1.C1−トリクロルエタン、1,1.
2−トリクロルエタンなどがあげられ、これらは単独で
使用してもよいし、2種以上混合して使用することもで
きる。トリクロル酢酸と塩素化炭化水素の混合割合は、
25〜75ニア5〜25 (重量比)の範囲が好ましい
。トリクロル酢酸の割合が高いほどキチンの溶解性はよ
いが、キチンの分解に伴う分子■低下を避けるためには
、混合ン合剤が常温以下で液状である上記の範囲が好ま
しい。
キチンドープは1例えば以下のようにして調製すること
ができる。すなわち、?合剤としてトリクロル酢酸のみ
を用いる場合は、  l−ジクロル酢酸を少なくとも5
7℃以上に加温しながらキチンの粉末を徐々に加え、攪
拌混合して溶解させればよい。
また、溶剤としてトリクロル酢酸と塩素化炭化水素の混
合溶剤を用いる場合は、予め塩素化炭化水素にトリクロ
ル酢酸を添加混合し、できるだけ低温、好ましくは10
℃以下で液状の混合溶剤を得。
しかる後、この混合溶剤中にキチンの粉末を徐々に加え
、攪拌混合して溶解させればよい。キチンドープ中のキ
チンの濃度は、好ましくは0.5〜20重景%重量り好
ましくは0.5〜10重量%。
さらに好ましくは1〜10重量%である。キチンの濃度
が高くなりすぎると溶解がしにり<、また。
そのようなキチンドープからの繊維の製造もしにくくな
るか、一方、低くなりすぎると機械的性質の優れた繊維
が得にくくなるので好ましくない。
キチンドープ中には2例えば染料、顔料、安定剤、酸化
防止剤1耐熱剤、殺菌剤、防腐剤、麻酔剤、充填剤など
の添加剤を必要に応じて添加することができる。
本発明のキチン繊維を製造するには、まず、上記のよう
にして調製したキチンドープをノズルを通し凝固浴中に
押出し、引取ることにより溶剤を含有する糸条を形成す
る。凝固浴としては1例えばアセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケトン、シク
ロベンクノンなどの有機ケトン類、エチレンクロリド、
四塩化炭素、トリクロルエチレン、テトラヒドロフラン
などの塩素化炭化水素、シクロヘキサン、ヘキサン、石
油エーテルなどの炭化水素、メタノール。
エタノール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアル
コールなどのアルコール頻、酢酸エチルなどのエステル
類、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドンなど
のアミド類などを使用することができるが、特に無水ア
セトン、無水メタノール、あるいは無水エタノールなど
が好ましい。凝固浴の温度は、10〜25°C程度が好
適である。
キチンドープは、必要に応じて濾過、脱泡された後、ノ
ズルより凝固浴中に押出され、引取られるが、このため
には、慣用の湿式紡糸装置及び方法を採用することがで
きる。この際、引取られた糸条は溶剤を含有している状
態、すなわち不完全凝固の状態であることが必要である
上記のようにして形成された糸条を2次いで。
糸条に実質的に緊張力が作用しない状態で凝固液で処理
する。引取られた糸条は、上記のごとく。
未だ溶剤を一部含有しているものであるが、このものを
実質的に緊張力が作用しない状態で凝固液で処理するに
は9例えば紡出後、凝固浴(第1凝固浴)を経てロール
に引取られた糸条を、第2凝固浴に導入して処理する方
法を採用することができる。
この方法をより具体的に示すために、実施の一形態を第
1図に示す。第1図において、ノズルより第1凝固浴に
押出された後ローラーにより引取られた糸条1aは、導
入ローラー2によりコンヘヤー3上に振落され、先山1
bを形成する。コンベヤー3は、第2凝固浴4中にあり
、糸条1aのm人達度より遅い速度で移動しており、糸
条は第2凝固浴4中で凝固が進められた後3糸山1bか
ら再び糸条ICの状態に戻され、引取りローラー5によ
り引取られる。
また、他の実施の一熊様を第2図に示す。第2図におい
て2ノズルより第1凝固浴に押出された後ローラーによ
り引取られた糸条1aは、導入ローラー2により、糸条
の詰め込みが可能な曲面パイプの形状を有する装置1例
えばU字管6中に落とされ、積層される。U字管6中に
は凝固液が満たされており、糸条は積層圧によりU字管
6の他の口に移動しながら凝固が進められた後3再び糸
条ICの状態に戻され、引取りローラー5により引取ら
れる。第2凝固浴は、複数個設けることも可能であるし
、また、第2凝固浴中に導入された糸条をそのまま凝固
浴中に積層した後引取ることも可能であるし、さらには
、改めて第2凝固浴を設けることなく、第1凝固浴中で
処理を行うなど。
糸条に実質的に緊張力が作用しない状態で処理できるも
のであればいかなる方法も採用することができる。かか
る処理に用いられる凝固液としては。
前述の凝固浴(紡糸浴)に用いられたものが使用できる
凝固液による処理を行うにあたり、糸条の溶剤残存量は
、処理前で10〜50重景%(重量マーに対し)、処理
後で10重量%以下の範囲にあることが好ましい。処理
時間は1分以上、特に10分以上であることが望ましい
。また、−晩以上放置することも好ましい方法である。
上記のようにして得られた繊維は、そのままでも2 g
 / d以上の乾強度を有しているが、このものを延伸
することにより、さらに高強度の繊維を得ることができ
る。延伸は、凝固浴による処理に引続き行ってもよく、
また、中和、洗浄後に行うこともでき、公知の種々の装
置を用いることができるが1例えば元の長さの約20〜
80%延伸することができる。
凝固液による処理がなされた糸条は、必要に応じ中和、
洗浄、乾燥される。中和、洗浄、乾燥には、公知の種々
の装置及び方法を採用することができる。
(実施例) 以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明する
なお1例中の乾強度は25℃、60%R,H,調湿下に
インストロン引張試験器で測定したものである。
実施例1.比較例1.2 キチン粉末〔共和油脂■製1重合度約100万〕3重量
部を、トリクロル酢酸50重量部及び塩化メチレン50
重量部からなる混合溶剤に5℃で溶解してキチンドープ
を得た。得られたドープは透明で粘稠な溶液であった。
このドープを、1480メツシユのステンレス製金網を
用いて4kg/cfflの加圧下に濾過した後、減圧下
に十分脱泡した。脱泡したドープをタンクに移した後、
 2.5 kg/ cnlの加圧下、ギヤーポンプで送
液して、孔径0.08++n。
孔数40のノズルから、吐出量2.3m!!/分で14
℃に調温されたアセトン(第1凝固浴)中に紡出して糸
条を形成し、10m/分の速度でローラーに引取った。
引取った糸条を、引続き第1図   ′に示す装置に導
き、15℃に調温されたメタノール(第2凝固浴)中、
0.5m/分の速度で移動するコンベヤー上で5分間処
理した後、9m/分の速度でワイングーに捲取った。捲
取った糸条を濃度0.3g/j!の力性ソーダ水溶液に
1時間浸漬して中和した後、イオン交換水で洗浄水のp
 Hが中性になるまで洗浄し1次いで、遠心脱水機で脱
水し、室温で一晩減圧乾燥して、キチン繊維を得た(試
料A)。
得られたキチン繊維のデニール、乾強度及び残留伸度を
測定した結果は2表1に示すとおりであった。
比較のため、ベルトコンベアーを使用せずに。
第2凝固浴中を緊張状態のまま単に通過させた他は実施
例1と同様にしてキチン繊維を得た(試料B)。また、
ベルトコンベヤーを使用せずに、第2凝固浴中にローラ
一部が凝固浴中に浸漬されている平行の対ローラーを設
け、この対ローラーに糸条を20回捲きつけて緊張状態
で処理した他は実施例1と同様にしてキチン繊維を得た
(試料C)。
得られた試料B、Cについて、試料Aと同様にその性能
をよII定した。
その結果は表1に示すとおりであった。
試料Aを12木とって組ひもとし、米国薬局方××版の
コラーゲン縫合糸の規格で3−〇の太さの縫合糸を作成
した。得られた縫合糸の引張抗張力は2.41 kgで
あり1日本薬局方の抗張力の基準となる結節抗張力は1
.87kgであり、規格(結節抗張力1.25kg以上
)に合格するものであった。
また、このものは柔軟であり、取扱い易く、外科用縫合
糸として十分使用可能であった。
これに対し、試料B及び試料Cを用いて試料への場合と
同様に組ひもの作成を試みたが、繊維の強度が低いため
に1組ひもの作成時に糸条の切断が激しく、良好な組ひ
もを得ることができなかった。
実施例2〜6 実施例1と同一のドープを使用し9実施例1と同様の濾
過及び脱泡を行った。脱泡したドープをタンクに移した
後、 2.5 kg/ciの加圧下、ギヤーポンプで送
液して、孔径0.07m、孔数30のノズルから、吐出
量2.5m1lZ分で16℃に調温されたメタノール(
第1凝固浴)中に紡出して糸条を形成し、15m/分の
速度でローラーに引取った。引取った糸条を、引続き0
.3g/lの力性ソーダを含んだメタノール(第2凝固
浴)中に実質的に張力のかからないフリーの状態で蓄積
浸漬した。浸漬した糸条を、1分(実施例2)、10分
(実施例3)、1時間(実施例4)、10時間(実施例
5)、24時間(実施例6)の間隔で浴中から取出し、
それぞれ0.5g/lの濃度の力性ソーダ水溶液で約1
時間中和した後、洗浄水が中性になるまでイオン交換水
で洗浄を操り返し1次いで。
遠心脱水機で脱水し、室温で一晩減圧乾燥して。
4種のキチン繊維を得た。
得られたキチン繊維のデニール、乾強度及び残留伸度を
測定した結果は1表2に示すとおりであった。なお、実
施例2〜6の繊維は、いずれもシルクライクの繊維であ
った。
これらの繊維を用いて、実施例1と同様にして縫合糸の
作成を試みたところ、縫合糸の作成は容易であり、また
、得られた縫合糸は十分な引張抗強力と結節抗張力を有
し、かつ柔軟で取扱い易く。
外科用縫合糸として満足すべきものであった。
表  2 比較例3 キチン粉末〔共和油脂■製1重合度約100万〕6重量
部を、トリクロル酢酸50重量部及びジクロルメタン5
0重量部からなる混合溶剤に0℃で溶解してキチンドー
プを得た。得られたドープは透明で粘稠な溶液であった
。このドープを、800メツシユステンレス製金網を用
いて6 kg / cn!の加圧下に濾過した後、減圧
下に十分脱泡した。脱泡したドープをタンクに移したa
、4kg/ctの加圧下ギヤーポンプで送液して、孔径
0.4■劇、孔数2のノズルから、吐出FM2.5 m
 n /分で14°Cに調湿されたアセトン(第1凝固
浴)中に紡出して糸条を形成し、8m/分の速度でロー
ラーに引取った。引取った糸条を、引続き0.3g/(
!の力性ソーダを含むメタノール(第2凝固浴)中に浸
漬し。
1時間中和した後、浴中より引出し、イオン交換水で洗
浄した。次いで、遠心脱水機で脱水し、室温で一晩減圧
乾燥してキチン繊維を得た。
得られた繊維は、71d  (単糸デニール35.5d
)、軸強度2.9g/d、残留伸度26%の糸質を示し
ていた。
この繊維を12本とって、実施例1の場合と同様にして
組ひもとし、米国薬局方××版のコラーゲン縫合糸の規
格で3−0の太さの縫合糸を作成したが、得られたもの
の風合は非常に硬く、ごわごわしたもので、縫合糸とし
て使用しがたいものであった。
(発明の効果) 本発明のキチン繊維は1例えば撚りをかけた後績み糸に
するか、あるいは組ひもにすることにより、あらゆる銘
柄の縫合糸とすることができ、得られた縫合糸は、縫合
糸として必要な物性を有し。
縫合糸としての1」了合性。使用性に停れ、さらには。
生体適合性もよく、生体に完全に吸収されるなど。
吸収性外科用縫合糸として好適なものである。
その他1本発明のキチン繊維は1例えばトークルデニー
ルが30〜200デニールのものとして衣料用糸や特殊
糸に、さらには、編物、織物としても使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は1本発明のキチン繊維を製造する一
実施態様を示す説明図である。 la、lb、lc−・−・糸 条 2・・・・導入ローラー h・・・・コンベヤー4・・
・・第2凝固浴  5・・・・引取りローラー6・・・
・U字管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)単糸デニールが0.5〜20デニールであり、か
    つ乾強度が2g/d以上であることを特徴とするキチン
    繊維。
  2. (2)乾強度が3g/d以上である特許請求の範囲第1
    項記載の繊維。
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