JPS6278117A - 塩化クロムの製造方法 - Google Patents

塩化クロムの製造方法

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JPS6278117A
JPS6278117A JP60216137A JP21613785A JPS6278117A JP S6278117 A JPS6278117 A JP S6278117A JP 60216137 A JP60216137 A JP 60216137A JP 21613785 A JP21613785 A JP 21613785A JP S6278117 A JPS6278117 A JP S6278117A
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斉藤 定広
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産婁トのJi Ff4分野) 本発明は塩化クロムの製造方法に関し、さらに詳しくは
陽イオン交換樹脂を使用して高純度の塩化クロムを収率
良く製造する方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、塩化クロムの製造方法としてはクロム鉱石をアル
カリ酸化焙焼してクロムを重クロム酸ナトリウムとし、
これを水で抽出して六価クロムを含むクロム酸ナトリウ
ム溶液とし、これに硫酸を加えたのち還元して硫酸クロ
ム溶液とし、さらにソーダ灰を加えて炭酸クロムの沈澱
を作り、濾過、水洗したのち塩酸を加えて溶解し、これ
を加熱濃縮する方法がとられていた。
また、クロム鉱石を電気炉を用いて炭素質還元剤で還元
して高炭素フェロクロムとし、高炭素フエロクロム中の
クロムを硫酸抽出した溶液を電気分解して金属クロムと
し、金属クロムに塩酸を加えて塩化クロムを製造する方
法、あるいは高炭素フェロクロムを塩酸で溶解し、その
溶解抽出液をアミン等の有機溶媒と接触させて抽出液中
の塩化鉄を有機溶媒側に移行させ、鉄分を分離した抽出
残液より高純度の塩化クロムを回収する方法も知られて
いる。(特開昭50−137895 、特開昭53−8
5292、特開昭54−84891参照)(発明が解決
しようとする問題点) 上記従来方法のうちクロム鉱石をアルカリ酸化焙焼する
方法は毒性の強い六価クロム塩を経由して処理するので
作業環境面で問題が多く、また廃棄物として利用されな
い成分が多いので経済的にも得策でない。
また、高炭素フェロクロムを経由する方法のうち硫酸抽
出する方法は、分離する際に鉄含有物の処理量が多くな
り、無害化処理などに多大の費用を要する欠点があり、
最近では塩酸抽出法が主流となっている。
しかしながら塩酸抽出法ではフェロクロムの塩酸溶解液
中の不純物の大部分が有機溶媒で鉄分を抽出分離した後
のクロム分を含んだ抽出残液に残るため、得られた塩化
クロムの純度が低い欠点が有った。
本発明はこの欠点を解消し、 Mg、 AI、旧、V、
Mn、 Ca、 Si、 Go、Ti、 Zr、 No
、 Fe等の不純物含有量の少ない極めて高純度な塩化
クロムを得ることを目的とするものである。
第一の発明は塩化クロム溶液中の不純物を陽イオン交換
樹脂を使用して除去して塩化クロムを製造する方法にお
いて、塩化クロムを加熱濃縮した後、該濃縮物を希塩酸
で溶解した溶液を陽イオン交換樹脂で処理して高純度の
塩化クロムを製造する方法にかかわるものである。
第二の発明は高炭素フェロクロムまたはクロム鉱石還元
焼結ベレットを出発原料とし、これらの出発原料を塩酸
溶解し、該溶液中に含まれる鉄イオンを3価の鉄イオン
に酸化した溶液をにIBKと接触させてFe分を除去し
た後、第1の発明にかかわる処理、すなわち加熱濃縮し
た後、該濃縮物を希塩酸で溶解した溶液を陽イオン交換
樹脂で処理して、高純度の塩化クロムを製造することを
要旨とするものである。
(問題点を解決するための手段) 一般に溶媒を用いて固体または液体物質の中から、成分
物質の1種または2種以上を溶解させて分離する方法は
、溶媒抽出法として広く用いられている。
CrおよびFeを主成分として含有する塩酸溶液を有機
溶媒と接触させ、塩化鉄と塩化クロムとに分離回収する
ことも当然可能である。この場合に使用する有機溶媒と
してはベンゼン、酢酸エチル、クロロホルム、第1,2
.3級アミン、メチルイソブチルケトン(NIBK)等
が利用可能である。これらの有機溶媒のうち、FeとC
rの分離には8N )ICI液でのFe抽出率がきわめ
て高いことから、 MIBKが最も有効である。
しかしながら、MIBKでFe分を除去したあとのCr
含1; ’+、’4液中にはなおMg、 A1. Ni
、 V、 Nn、 Ca。
S’  Go、 Ti、 Zr、 No等の不純物イオ
ンが含まれており′、これから得られた塩化クロムは純
度が低く商品価値も低いものとなる。
一方、液体中の不純物イオンを分離する方法と菅プl+
ソ右栖hhJ鳥社礒(&n口釣イいスしかしながら塩化
クロム溶液を通常の陽イオン交換樹脂法で処理したので
はクロム収率(ηCr)が50%以下と低く実用的でな
い、これは塩化クロムには 塩化六アクオ第ニクロム (Or (OH)  )  C9,3(Crm)塩化ク
ロロ五アクオ第ニクロム (Cr(OH) C1)  C12・H2O(Cr I
I )塩化二りロロ四アクオ第ニクロム (0r(OH)  CfL  )  C1・2H20(
CrI )の三種の錯塩がある平衡状態で存在し、その
平衡状態によりηC「が変化するためと推定される。な
ぜならば、一般にイオン交換樹脂への吸着性はイオン価
が高いほど大きいので、Cr11.Crmが多い場合は
これらCr1I、CrmがMg等の不純物と共に陽イオ
ン交換樹脂に吸着されるためηCrが低く、反対にCr
Iが多い場合は陽イオン交換樹脂に吸着されるCr分が
少なくなり、ηCrが高くなるものと推定される。
そこでC「の塩酸溶液に種々の処理を施こした後、陽イ
オン交換処理をするテストを行った結果、次に示す処理
をした後陽イオン交換樹脂を通すと、ηCrを高く維持
し、しかも効果的に不純物の除去が可能であることを見
出し本発明に至ったものである。
即ち第一の方法は塩化クロム溶液を加熱濃縮した後、1
0°C以下の冷希塩酸で溶解した塩酸溶液を陽イオン交
換樹脂で処理するものであり、第二の方法は先づ塩化ク
ロム溶液を加熱濃縮した後冷却して結晶させる0次にこ
の結晶はCrIの錯塩の粗製品であるからさらに精製す
る。精製方法は粗製品結晶容量の二分の一量の水を加え
て溶解して濾過したのち、寒剤で冷却しながら塩化水素
を飽和させる0次に数時間そのまま放置したのち、手早
く吸引濾過する。得られた結晶を10℃以下の冷水で溶
解し0.3N以下の塩酸濃度にした後、陽イオン交換樹
脂を通す方法である。
以下に第一の発明について詳説する。
クロム鉱石を出発原料とした硫酸クロム溶液にソーダ灰
を加えて炭酸カルシウムとしこれを塩酸溶解した溶液中
には、クロムや鉄の他に各種の金属不純物が陽イオンと
して溶解している。これらの不純物は陽イオン交換樹脂
を使用して分離除去することが可能である。
また、一般の塩化クロムについても陽イオン交換樹脂を
使用して不純物を除去し、高純度品を得ることが可能で
ある。
陽イオン交換樹脂としては、強酸性陽イオン交換樹脂(
ポリスチレン系、交換基=−9O3H)または弱酸性陽
イオン交換樹脂(メタクリル系、交換基= −C00H
)のいずれでも使用可能である。
陽イオン交換樹脂を使用してCrイオンと他の金属イオ
ンとを分離するには、Crイオンは1価にしておくこと
が重要である。このため本発明では不純物を含むクロム
原液を連綿乾固させた後、再び希塩酸で溶解する手段を
採用した。
クロム原液の加熱濃縮にあたっては、加熱温度が高すぎ
たり、完全に固体状態まで乾固させると塩化クロムが一
部酸化クロムとなるので、温度は250℃以下、好まし
くは100℃前後に抑え、シコップ状で結晶水が残る程
度にとどめるのが良い。
イオン交換処理に際してはCr原液の液温は低温である
ほどCrI錯塩が安定するので、15℃以下、好ましく
は10℃以下が望ましい、イオン交換カラムも冷却機能
を備えたものが好ましい。
塩酸濃度については高いほどCrI錯塩は安定するが、
イオン交換樹脂のクロムと他イオンとの分離能力は低濃
度はど良好となる。従って塩酸濃度はIN以下、好まし
くは0.3N程度とするのが良い。
陽イオン交換処理で所望の品質が得られない場合は、C
r原液の塩酸濃度を1.5Nないし9Nとし、強塩基性
陰イオン交換樹脂にて処理すれば、さらに高品質の製品
を得ることも可能である。
次に第二の発明について説明する。
クロム鉱石はクロムおよび鉄が酸化物として存在し、酸
に不溶である。クロム鉱石を還元したフェロクロムや還
元焼結ペレットは、クロムおよび鉄がメタリックあるい
は炭化物として存在し、酸に可溶となる。フェロクロム
は商業ベースで多量に使用されており、中間原料である
還元焼結ペレットも多量に生産されている。これらは一
般に製鋼用原料として使用されるが、冶X金用としては
好ましくない小サイズ品も多量に発生しているのが現状
である。これらを塩化クロム用原料として利用できれば
資源利用の面からも極めて有効な手段となる0本発明は
これらフェロクロムやクロム鉱石還元焼結ペレットを出
発原料とし、高純度の塩化クロムを製造する方法を提供
するものである。
本発明で使用するフェロクロムは、クロム鉱石またはク
ロム鉱石還元焼結ペレットを、コークスおよび珪石と共
に電気炉で還元して得られる主として高炭素のフエはク
ロムである。
また1本発明においては出発原料としてクロム鉱石還元
焼結ペレットを利用することもできる。
クロム鉱石還元焼結ペレットはクロム鉱石粉末と炭素質
還元剤粉末とを混合造粒し、ロータリーキルンやシャフ
トキルンを使用して固相還元して得られるものである、
クロム鉱石還元焼結ペレットではクロムおよび鉄は還元
されてクロム・鉄カーバイドになっており還元率は通常
40〜80%である。カーバイドの他にはMgO、Al
 O、5I02等の脈石成分と未還元のクロム・鉄酸化
物、および未反応の炭素質還元剤を含んでいる。
これらの原料からクロム分を抽出する方法を第1図に従
って説明する。
先ずフェロクロムまたはクロム鉱石還元焼結ペレ・ント
を 1mm以下程度にまで粉砕し塩酸で溶解する。塩酸
濃度はIN以上、好ましくは8〜12Nが良い、温度は
80〜130℃、好ましくは100〜120℃で溶解す
る。
溶解は反応容器中で塩酸に浸漬させても良いし、塩酸を
循環接触させても良い、この工程で金属状のクロム及び
鉄の905以上が溶出する。
冷却後スラグ成分である未溶解残液分を濾過して除去し
てCr−Fe原液を得る。
次にCr−Fe原液中のFe分を溶媒抽出するため、C
r−Fe原液中に塩素ガスを吹込むか、無水クロム酸の
ような酸化剤を添加し、Cr−Fe原液中の鉄イオンを
3価の鉄イオン(Fe’)とする。
Fe+3を含むCr−Fe原液の塩酸濃度を3〜8Nに
調整した後、有機溶媒抽出する。使用する有機溶媒とし
ては第1〜第3級アミン、酢酸エチル、クロロホルム、
ベンゼン、ケトン類が利用可能である。このうちFeの
抽出率が良く、Feの他にGo。
V、 Ti、 Ca等が同時に抽出できるものとして、
メチルイソブチルケトン(NIBK)が最適である。
溶媒としてMIBKを使用してFeを分離抽出するには
、Cr−Fe原液とにIBKとを混合接触させれば良い
、この際Cr−Fe原液中のFe濃度は20〜100g
/JIMIBKとするのが好ましい、また抽出温度は0
〜80℃、好ましくは15〜40℃とするのが良い0M
IBK抽出処理後のCr−Fe原液はCr分に富んだC
r原液とFe分に富んだFeK液とに分かれる。
このCr原液を第1の発明で示した方法に従って処理す
れば高純度の塩化クロムが得られる。
一方、Fe原液からは塩化鉄が得られ、これは汚水処理
沈降剤、金属腐食液、ベンガラやフェライトまたは鉄粉
の原料として利用できる。
次に実施例をあげて本発明を説明する。
実施例 1 表1に示す組成のクロム鉱石還元焼結ペレットを粒径1
II11程度まで粉砕し、粉砕物中のクロム及び鉄分を
塩素化するのに必要な理論当量の 1.5倍の塩酸(濃
度1ON)を加え、 110℃の温度で60分間溶解し
、CrおよびFe分を抽出した。
表  1 クロム鉱石還元焼結ペレット組成(wt%)この抽出で
ペレット中のクロム・鉄カーバイドの95%以上が抽出
される。
冷却後、未溶解残渣分を濾過し、ろ液中に塩素ガスを通
じて鉄イオンを酸化させ3価の鉄イオンにした。塩素ガ
スを吹込んだ際の過剰残留塩素はエアレーションにより
除去した。
この溶液の塩酸濃度を4Nに調整した後、MrBKを抽
出剤として処理してFe分を抽出除去した。 MIBK
使用量は20 g Fe/ l MIBKとし、室温で
撹拌し混合静置して、Fe原液とCr原液に分離したa
 Cr原液のOr濃度は6.34%であった。
にIBK抽出処理後のCr原液の不純物の割合を表2に
示す0表2ではOr 100g当りの量で表示した。
表  2 クロム原液の不純物(g/ 100gOr))IIIB
K抽出処理後のCr原液を100℃に加熱し、溶解残存
しているMIBKを除去した。
次にこのCr原液を100℃で加熱し、結晶水のみが残
る程度まで蒸発乾固させ濃縮した。
この濃縮物を冷却後、10℃、0.3Nの希塩酸で溶解
し、溶液の塩酸濃度を0.3Nに調整した。
次いでこの希塩酸Cr溶液を陽イオン交換樹脂を使用し
て精製した。陽イオン交換樹脂としては強酸性カチオン
交換樹脂を使用した。カラムは直径2cm、高さ19c
mであり溶液の流速は4.8cc/ff1in 、液温
は10℃に保持して処理した。
処理後の精製塩化クロム溶液の不純物の割合を表3に示
す、不純物濃度はOr 100g当りで表示した。
(以下余白) 表  3 精製塩化クロム溶液の不純物(g/ 100gCr)ま
た、Cr収率:ηCr (Cr原液中のCr量に対する
精製塩化クロム液中のCr量の割合)は83.5%であ
り、MIBK抽出液を何ら予備的処理することなく陽イ
オン交換樹脂処理した場合の53.3%に比して、著し
く高収率が達成された。
実施例 2 表4に示す組成の高炭素フェロクロムを 1m+a以下
に粉砕し、粉砕フェロクロム中のクロム及び鉄を塩素化
するのに必要な理論当量の1.5倍の塩酸(濃度1ON
 )を加え、 110℃の温度で60分間溶解抽出した
表4 高炭素フエロクロム組成(wt%) 冷却後、未溶解残渣を濾過し炉液中に塩素ガスを吹込ん
で鉄イオンを酸化し、3価の鉄イオンとした。過剰溶解
酸素をエアレーションにより除去した後、MIBKを抽
出剤として処理し鉄分を除去した。MIBK抽出条件は
実施例1と同一条件で行った。
MIBK抽出処理後のCr原液の不純物の割合を表5に
示す。
(以下余白) 表  5 クロム原液の不純物(g/ 100gCr)MIBK抽
出後のCr原液を100℃に加熱し、溶解残存している
MIBKを除去した。
次にこのCr原液を120℃に加熱し、結晶水のみが残
る程度まで蒸発乾固させ濃縮した。原液がシロップ状に
なったら冷却し結晶させた。
次にこの結晶の2分の1容量の冷水を加えて溶解して濾
過した後、寒剤で冷却しながら塩化水素を吹込み飽和さ
せた。3時間そのまま放置したの九手早く吸引濾過した
。得られた炉液をlO℃以下の冷水を使用して0.2N
の塩酸濃度に調整した。
以上のごとく精製処理した0、2Nの希塩酸Cr溶液を
陽イオン交換樹脂を使用して精製した。陽イオン交換樹
脂処理は実施例1の場合と同様な条件でおこなった。
処理後の精製塩化クロム溶液の不純物の割合を表6に示
す。
(以下余白) 表  6 精製塩化クロム溶液の不純物(g/ 100gCr)ま
た、Or収率:t)Crは85.3%であり、KIRK
抽出液を何ら予備的処理をしないで陽イオン交換樹脂処
理した場合の55.3%に比して著しく高収率となり、
一段と高品質のものが得られた。
(発明の効果) 本発明によればきわめて純度の高い塩化クロムの製造が
可能であり1本発明により得られた高純度塩化クロムは
、高級緑色顔料、釉薬、あるいは印刷用インキの着色剤
原料として使用される酸化クロムの原料として使用可能
である。また高純度金属クロムの原料として使用する酸
化クロムとしても有用である。さらにレドックス電池の
電解液としての利用価値も広がってくる。
一方、本発明の第二の発明であるフェロクロムまたはク
ロム鉱石還元焼結ペレットを使用する方法は原料が安価
で豊富に存在するため、高純度塩化クロムを安価に得ら
れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はフェロクロムまたはクロム鉱石還元焼結ペレッ
トを出発原料とした場合の本発明による塩化クロムの製
造方法を説明する工程図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)塩化クロム溶液中の不純物を陽イオン交換樹脂を使
    用して除去して塩化クロムを製造する方法において、塩
    化クロム溶液を加熱濃縮した後、該濃縮物を希塩酸で溶
    解した溶液を陽イオン交換樹脂で処理することを特徴と
    する塩化クロムの製造方法。 2)フェロクロム又はクロム鉱石還元焼結ペレットの粉
    末を塩酸で溶解抽出し、該抽出液中に含まれる鉄イオン
    を3価の鉄イオンに酸化した後メチルイソブチルケトン
    (MIBK)と接触させて塩化鉄を抽出分離し、次いで
    該鉄分を除去した塩化クロム溶液を加熱濃縮した後、該
    濃縮物を希塩酸で溶解した溶液を、陽イオン交換樹脂で
    処理することを特徴とする塩化クロムの製造方法。
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