JPS6277441A - 延性にすぐれた高張力鋼線 - Google Patents
延性にすぐれた高張力鋼線Info
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- JPS6277441A JPS6277441A JP60214770A JP21477085A JPS6277441A JP S6277441 A JPS6277441 A JP S6277441A JP 60214770 A JP60214770 A JP 60214770A JP 21477085 A JP21477085 A JP 21477085A JP S6277441 A JPS6277441 A JP S6277441A
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- steel wire
- residual stress
- ductility
- less
- wire
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- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は延性にすぐれた高張力鋼線に関するものである
。
。
(従来の技術)
近年、ロープ用鋼線、タイヤ補強用鋼線、光フアイバー
ケーブル補強用銅線あるいは長大橋用鋼線などの硬鋼線
において高強度化の要求が一段と高まっている。
ケーブル補強用銅線あるいは長大橋用鋼線などの硬鋼線
において高強度化の要求が一段と高まっている。
従来から硬鋼線の高強度化につhては精力的な研究が続
けられているが、強度の増加に伴って生ずる延性の劣化
を防止する技術が確立されていなめことが制約条件とな
って十分な高強度化を達成する迄には至っていない。例
えば延性の重要な尺度である捻回特性は、ワイヤージャ
ーナル(WireJournal ) vol、 16
.154 (1983)の50頁の雑文に記載されてい
るように伸線後の鋼線を高温でブルーイング処理するこ
とによって改善されるが、このような篩温の処理は強度
の低下を招くと共に、タイヤ補強用gi!1線のような
細線では表面酸化に伴う延性の劣化を避けることができ
ないので、この方法の適用には自ずから限界がある。
けられているが、強度の増加に伴って生ずる延性の劣化
を防止する技術が確立されていなめことが制約条件とな
って十分な高強度化を達成する迄には至っていない。例
えば延性の重要な尺度である捻回特性は、ワイヤージャ
ーナル(WireJournal ) vol、 16
.154 (1983)の50頁の雑文に記載されてい
るように伸線後の鋼線を高温でブルーイング処理するこ
とによって改善されるが、このような篩温の処理は強度
の低下を招くと共に、タイヤ補強用gi!1線のような
細線では表面酸化に伴う延性の劣化を避けることができ
ないので、この方法の適用には自ずから限界がある。
一方、このような熱処理による方法ではなく、伸線後の
n4mにスキンパス伸線を施すことによって伸線後の鋼
線の表面に存在する引張の残留応力を解放することによ
って延性を向上させる試みも行われている。しかし19
84年11月16日発行の日本塑性加工学会の第20回
伸線技術分科会提出資料の「鋼線の機械的性質と残留応
力に及ぼすダイススケジュールの影響」に記載されてい
るようにかかる手段では延性はほとんど改善されない。
n4mにスキンパス伸線を施すことによって伸線後の鋼
線の表面に存在する引張の残留応力を解放することによ
って延性を向上させる試みも行われている。しかし19
84年11月16日発行の日本塑性加工学会の第20回
伸線技術分科会提出資料の「鋼線の機械的性質と残留応
力に及ぼすダイススケジュールの影響」に記載されてい
るようにかかる手段では延性はほとんど改善されない。
このように現状では鋼線の延性を向上させる十分な手法
は見い出されていない。
は見い出されていない。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明はこれらの欠点を除すた延性にすぐれた1純の提
供を目的とするものである。
供を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明者らは延性のすぐれたm線の提供について種々研
究した結果、特定成分組成を有し、且っ] 30 kp
f/m”以上の強度を有すると共に、伸線後の銀線の表
面に積極的に圧縮残留応力を付与し、その圧縮残留応力
を鋼線強度σに応じて(0.05σ+23)〜(0.3
5σ+28)kgf〜の範囲に制御することによって、
延性のすぐれた硬鋼線が得られることを見い出した。
究した結果、特定成分組成を有し、且っ] 30 kp
f/m”以上の強度を有すると共に、伸線後の銀線の表
面に積極的に圧縮残留応力を付与し、その圧縮残留応力
を鋼線強度σに応じて(0.05σ+23)〜(0.3
5σ+28)kgf〜の範囲に制御することによって、
延性のすぐれた硬鋼線が得られることを見い出した。
すなわち本発明の安旨は下記のとおシである。
(1)貞是チでC0.4〜1.0%、Si2.0係以下
、Mn0.2〜2%を含有し、P0.02%以下、S0
..02係以下、N001%以下に制限し、残部は鉄お
よび不可避不純物よりなり、且つ130 klilf/
;mn”以上の確度を有すると共に、鋼線強度σに応じ
て(0.05σ+23)〜(0.35σ+28)kgf
/mm2の表面圧縮残留応力を有することを特徴とする
延性にすぐれた高張力鋼線。
、Mn0.2〜2%を含有し、P0.02%以下、S0
..02係以下、N001%以下に制限し、残部は鉄お
よび不可避不純物よりなり、且つ130 klilf/
;mn”以上の確度を有すると共に、鋼線強度σに応じ
て(0.05σ+23)〜(0.35σ+28)kgf
/mm2の表面圧縮残留応力を有することを特徴とする
延性にすぐれた高張力鋼線。
(2) 頁錆係でC014〜1.0係、Si2.0%
9、下、Mn 0.2〜2%を含有し、P0.02qA
以下、S0.02係以下、N0.01%以下に制限し、
且つCr0.05〜3%、Mo0.01〜1%、W0.
01〜11、Cu0.05〜3%、N10.1〜5’%
、Co0.1〜5%の1租ブた1は2m以上を含有し、
残部鉄及び不可避不純物よりなり、且つ130 kfl
f/;w+”以上の強度を肩すると共に、鋼線強度σに
応じて(0.05σ+23)〜(0.35σ+28)ゆ
f/dの表面圧縮残留応力を有することを特徴とする延
性にすぐれた高張力鋼線。
9、下、Mn 0.2〜2%を含有し、P0.02qA
以下、S0.02係以下、N0.01%以下に制限し、
且つCr0.05〜3%、Mo0.01〜1%、W0.
01〜11、Cu0.05〜3%、N10.1〜5’%
、Co0.1〜5%の1租ブた1は2m以上を含有し、
残部鉄及び不可避不純物よりなり、且つ130 kfl
f/;w+”以上の強度を肩すると共に、鋼線強度σに
応じて(0.05σ+23)〜(0.35σ+28)ゆ
f/dの表面圧縮残留応力を有することを特徴とする延
性にすぐれた高張力鋼線。
(3) Nfr%でC0.4〜1.0%、Si2.0
%以下、Mn012〜2%を含有し、P0.02%以下
、S0.02係以下、N001%以下に制限し、且つA
l0.001〜0.1%、T10.001〜0.1%、
Nb0.001〜0.1%、VD、001〜0.1%、
B0.0003〜0.05%、Mg0.001〜01%
の1種または2種以上を含有し、残部鉄および不可対不
純物よりなり、且つ130に9f/rm”以上の強度を
有すると共に、鋼線強度σに応じて(0.05σ+23
)〜(0.35σ+28 ) kl?f贋の表面圧縮残
留応力を有することを特徴とする延性にすぐれfc高張
力鋼線。
%以下、Mn012〜2%を含有し、P0.02%以下
、S0.02係以下、N001%以下に制限し、且つA
l0.001〜0.1%、T10.001〜0.1%、
Nb0.001〜0.1%、VD、001〜0.1%、
B0.0003〜0.05%、Mg0.001〜01%
の1種または2種以上を含有し、残部鉄および不可対不
純物よりなり、且つ130に9f/rm”以上の強度を
有すると共に、鋼線強度σに応じて(0.05σ+23
)〜(0.35σ+28 ) kl?f贋の表面圧縮残
留応力を有することを特徴とする延性にすぐれfc高張
力鋼線。
(4) M fA、 %でC0.4〜1.0%、S1
2.0%以下、Mn0.2〜2%を@有し、P0.02
%以下、S0..02%以下、N0.01%以下に制限
し、且つCr0.05〜3%、Mo 0.01〜1 %
、 W0.01〜1%、Cu0.05〜3%、N10.
1〜5%、Co 0.1〜5%の1棟萱たは2種以上を
宮有し、更vchto。001〜01%、Tl0.00
1〜0.1%、Nb 0.001〜0.1 %、V0.
001〜0.1%、B0.0003〜0.05%、Mg
0.001〜0.001〜0.1%の1紳普たは2紳以
上を含有し、残部鉄および不可赴不純物よりなり、且つ
130に#f、42以上の強度を有すると共に、銅線強
度σに応じて((+、05σ+23)〜(0.35σ+
28 ) kyf 7m2の表囲圧縮残留応力を有する
ことを特徴とする延性にすぐれた縄張力鋼線O 以下に本発明の詳細な説明する。
2.0%以下、Mn0.2〜2%を@有し、P0.02
%以下、S0..02%以下、N0.01%以下に制限
し、且つCr0.05〜3%、Mo 0.01〜1 %
、 W0.01〜1%、Cu0.05〜3%、N10.
1〜5%、Co 0.1〜5%の1棟萱たは2種以上を
宮有し、更vchto。001〜01%、Tl0.00
1〜0.1%、Nb 0.001〜0.1 %、V0.
001〜0.1%、B0.0003〜0.05%、Mg
0.001〜0.001〜0.1%の1紳普たは2紳以
上を含有し、残部鉄および不可赴不純物よりなり、且つ
130に#f、42以上の強度を有すると共に、銅線強
度σに応じて((+、05σ+23)〜(0.35σ+
28 ) kyf 7m2の表囲圧縮残留応力を有する
ことを特徴とする延性にすぐれた縄張力鋼線O 以下に本発明の詳細な説明する。
(作用)
最初に鋼線組成を前記のように限定した理由を述べる。
Cは0.4%未満では虜喪の強度が得られないため、′
!た1、0%を超えると延性が著しく劣化するため含有
hi′を0.4〜1.0 %に限定しfcoSlは主と
してその固溶体硬化作用を利用するために添加されるが
、添加惜が2%を超えるとやはり延性の低下が自著にな
るので上限を2.0%にした。
!た1、0%を超えると延性が著しく劣化するため含有
hi′を0.4〜1.0 %に限定しfcoSlは主と
してその固溶体硬化作用を利用するために添加されるが
、添加惜が2%を超えるとやはり延性の低下が自著にな
るので上限を2.0%にした。
Mnは焼入性の確保とSの固定のために添加されるが、
0.2%未満ではSが十分固定されないため、′また2
係を超えて添加oしても焼入性はもはや増加しないので
02〜2.0%に限定した。
0.2%未満ではSが十分固定されないため、′また2
係を超えて添加oしても焼入性はもはや増加しないので
02〜2.0%に限定した。
PとSは延性の向上のためには少ないほど良い。
それぞれ0.02%を超えると延性に対する悪影合が大
きいので0.02%以下に制限した。
きいので0.02%以下に制限した。
Nは001%を超えると延性に悪影響を及ぼすので0.
01%以下に制限した。
01%以下に制限した。
以上が本発明の対象とする鋼線の基本成分系であるが、
本発明では、(AI Cr 0.05〜3%、Mo0.
01〜]qb1W0.01〜1%、Cu 0.05〜3
%、Ni0.1〜5%、Co0.1〜5%の1独以上あ
るいは(B) ht0.ooi〜0.1%、T10.0
01〜0.1%、Nb0.001〜0.1 %、V0.
001〜0.1 %、 B0.0003〜0.05係、
Mg0.001〜01%の1種以上の、(A) 、 (
B)の一方又は両方を含有することができる。
本発明では、(AI Cr 0.05〜3%、Mo0.
01〜]qb1W0.01〜1%、Cu 0.05〜3
%、Ni0.1〜5%、Co0.1〜5%の1独以上あ
るいは(B) ht0.ooi〜0.1%、T10.0
01〜0.1%、Nb0.001〜0.1 %、V0.
001〜0.1 %、 B0.0003〜0.05係、
Mg0.001〜01%の1種以上の、(A) 、 (
B)の一方又は両方を含有することができる。
まず、Cr+ Mo+ W* Cu、 Nip Coは
強囲の増加及び耐食性の増加を目的にして添加されるが
、Cr0105%未満、Mo 0.01%未満、W0.
01%未満、Cu0.05%未満、Ni0.1%未満及
びCo0.1%未満ではそれらの強化及び耐食性に対す
る効果は認められなくなるのでCr0.05%、Mo0
.01%、W0.01%、Cu0.05%、NI0.1
%及びCo0.1%を下限とした。
強囲の増加及び耐食性の増加を目的にして添加されるが
、Cr0105%未満、Mo 0.01%未満、W0.
01%未満、Cu0.05%未満、Ni0.1%未満及
びCo0.1%未満ではそれらの強化及び耐食性に対す
る効果は認められなくなるのでCr0.05%、Mo0
.01%、W0.01%、Cu0.05%、NI0.1
%及びCo0.1%を下限とした。
一方Cr 3係超、Mo 001〜0.1%超、W1%
超、Cu a係超、Ni 5係超及びCo 5係超では
これらの元素のガ化及び耐食性に対する効果は飽和する
一方、延性を低下させる効果が顕著になるので、Cr3
尖、Mo 1%、W1%、Cu 3%、Ni 5%及び
Co 5%を上限とした。なおこれらの合金元素の合計
−は延性の点から7%以下に抑えることが望ましい。
超、Cu a係超、Ni 5係超及びCo 5係超では
これらの元素のガ化及び耐食性に対する効果は飽和する
一方、延性を低下させる効果が顕著になるので、Cr3
尖、Mo 1%、W1%、Cu 3%、Ni 5%及び
Co 5%を上限とした。なおこれらの合金元素の合計
−は延性の点から7%以下に抑えることが望ましい。
次KAl、 TI、 Nb、 V、 B及?J’ Mg
はN及びsll泥足て延性を向上させることを目的に添
加されるが、Al0.001Llb未満、Ttoooz
係未満、Nb0.001%未満、V0.001%未満、
B0.0003%未満、Mg0.00001〜0.1%
未満では、N及びSを固定することが出来ないので、A
l0.00001〜0.1%、Nb (1,00001
〜0.1%、V0.O0.#、、 B 0.0003%
及ヒMg 0.001 % ’&下限とした。
はN及びsll泥足て延性を向上させることを目的に添
加されるが、Al0.001Llb未満、Ttoooz
係未満、Nb0.001%未満、V0.001%未満、
B0.0003%未満、Mg0.00001〜0.1%
未満では、N及びSを固定することが出来ないので、A
l0.00001〜0.1%、Nb (1,00001
〜0.1%、V0.O0.#、、 B 0.0003%
及ヒMg 0.001 % ’&下限とした。
一方Al 0.1チ超、Tl0.001〜0.1%超、
Nb0.]係超重V0.]qA超、B0.05チ超及び
Mg0.001〜0.1%超ではこれらの元素のN及び
S固定効果は飽和する一方、これらの元素の9化物及び
硫化物による延性劣化作用が顕著になるので、Al:0
.1%、Ti0.1%、Nb01001〜0.1%、V
0.1%、B0.05%及びMg0.1%e上限とし
た。またこれらの元素の合計量 It: 0.2%V、
下に抑えることが延性の点で望ましい。
Nb0.]係超重V0.]qA超、B0.05チ超及び
Mg0.001〜0.1%超ではこれらの元素のN及び
S固定効果は飽和する一方、これらの元素の9化物及び
硫化物による延性劣化作用が顕著になるので、Al:0
.1%、Ti0.1%、Nb01001〜0.1%、V
0.1%、B0.05%及びMg0.1%e上限とし
た。またこれらの元素の合計量 It: 0.2%V、
下に抑えることが延性の点で望ましい。
次に鋼線の強度を130 kgfん2以上に限定したの
は、これよシ強度の低いところでは圧縮残留応力が鋼線
表面に存在しても延性の向上はほとんど認められないた
めである。
は、これよシ強度の低いところでは圧縮残留応力が鋼線
表面に存在しても延性の向上はほとんど認められないた
めである。
次に本発明の最大の特徴は、鋼線がその表面に鋼線強度
σに応じて(005σ+23)〜(035σ+28)k
gf242の範囲で圧縮残留応力を有する点にある。
σに応じて(005σ+23)〜(035σ+28)k
gf242の範囲で圧縮残留応力を有する点にある。
以下鋼線表面の圧縮残留応力をこのように定めた理由を
述べる。
述べる。
鋼線の延性は普通引張試9VCおける伸び、絞り値ある
いは捻回試験における破断までの回転数(捻回値)及び
そのときの破断形態あるいは曲げ試験などによって判定
される◎ これらの延性評価基準の中で、鋼線の強度の増加(F−
伴って最も顕著に劣化するのは捻回試験における破断形
態である。
いは捻回試験における破断までの回転数(捻回値)及び
そのときの破断形態あるいは曲げ試験などによって判定
される◎ これらの延性評価基準の中で、鋼線の強度の増加(F−
伴って最も顕著に劣化するのは捻回試験における破断形
態である。
第1図は捻回試験における鋼線1の破断形態を模式的に
示したものであって、(a)は正常破断の状況を示すも
のであるが、強度の増加と共に、同図(b)に示したよ
うな割れ2を伴う異常破断の頻度が増加する。これは第
2図に模式的に示したように把み治具3で鋼線1を把持
して行われる捻回試験中に、鋼線1の表面に長手方向に
割れ2が生ずることに起因するもので、異常破断の発生
は鋼線の円周方向の延性の劣化を意味していると考える
ことができる。
示したものであって、(a)は正常破断の状況を示すも
のであるが、強度の増加と共に、同図(b)に示したよ
うな割れ2を伴う異常破断の頻度が増加する。これは第
2図に模式的に示したように把み治具3で鋼線1を把持
して行われる捻回試験中に、鋼線1の表面に長手方向に
割れ2が生ずることに起因するもので、異常破断の発生
は鋼線の円周方向の延性の劣化を意味していると考える
ことができる。
強度の増加に伴って鋼線の円周方向の延性が最も劣化し
易いことは、実際に鋼線の曲げ加工で、曲げ破断は起ら
ないのに長手方向に縦割れが生ずる場合があること、ま
た撚υ線加工をしたときに撚シ破断はしないのに同じく
縦割れが生ずる場合があることによっても理解される。
易いことは、実際に鋼線の曲げ加工で、曲げ破断は起ら
ないのに長手方向に縦割れが生ずる場合があること、ま
た撚υ線加工をしたときに撚シ破断はしないのに同じく
縦割れが生ずる場合があることによっても理解される。
このように捻回試験の破断形態は鋼線の延性評価尺度の
中でも最も重要なものであるということが出来る。
中でも最も重要なものであるということが出来る。
本発明者らは、鋼線がその表面に圧縮残留応力を有する
ことが、鋼線の円周方向の延性を向上させるのに極めて
有効であることを見い出し、付与する圧縮残留応力の適
正範囲を検討した。すなわち捻回試験の異常破断の発生
率を10係以下に抑えることを目標に、引張強度152
kgf/mm” 、 235kgf層、316に%層
及び377kyf贋の鋼線を用いて、表面圧縮残留応力
と異常破断の発注率の関係を訓べた。
ことが、鋼線の円周方向の延性を向上させるのに極めて
有効であることを見い出し、付与する圧縮残留応力の適
正範囲を検討した。すなわち捻回試験の異常破断の発生
率を10係以下に抑えることを目標に、引張強度152
kgf/mm” 、 235kgf層、316に%層
及び377kyf贋の鋼線を用いて、表面圧縮残留応力
と異常破断の発注率の関係を訓べた。
その結果、引張強度152 k!?f/wIの鋼線では
29に9f/mm2.235ゆf〜の鋼線では36kg
f贋、316kgf/+!+12の@線では38kli
lf〜、377にりfan−の銅線では42に9υ−2
以上の圧縮残留応力が、捻回試験の異常破断の発生率を
10係以下に抑えるために必要であることが明らかにな
った。ここで得られた圧縮残留応力をf線の引張強度σ
に対して整理すると、(005σ+23 ) kgf
/mm”なる関係が実験的に得られる。なお捻回試験の
異常破断の発生率が10係以下であれば、鋼線を実際に
加工する場合、縦割れなどの発生の心配は全くない。こ
のような理由で表面に付加する圧縮残留応力の下限をm
線強度σに応じて(0.05+23 )kyfA−とし
た。
29に9f/mm2.235ゆf〜の鋼線では36kg
f贋、316kgf/+!+12の@線では38kli
lf〜、377にりfan−の銅線では42に9υ−2
以上の圧縮残留応力が、捻回試験の異常破断の発生率を
10係以下に抑えるために必要であることが明らかにな
った。ここで得られた圧縮残留応力をf線の引張強度σ
に対して整理すると、(005σ+23 ) kgf
/mm”なる関係が実験的に得られる。なお捻回試験の
異常破断の発生率が10係以下であれば、鋼線を実際に
加工する場合、縦割れなどの発生の心配は全くない。こ
のような理由で表面に付加する圧縮残留応力の下限をm
線強度σに応じて(0.05+23 )kyfA−とし
た。
一方、銅線表面の圧縮残留応力は大きいほど円周方向の
延性の改善には望ましいが、周仰の如く、表面の圧縮残
留応力に比例して、鋼線中心の引張残留応力は増加する
。鋼線中心の引張残留応力が犬きくなると、中心部に割
れが生じ、捻回試験時に異常破断を生ずるに至る。従っ
て、鋼線中心の割れとの関係で自ずから、鋼線表面に許
容される圧縮残留応力の上限値が決る。そこで本発明者
ら1は前記の4種類の鋼線を用いて、鋼線中心の割れに
起因する捻回試験の異常破断の発生と、圧縮残留応力の
関係を調べた。その結果、引張強度152kgf/my
?の鋼線では、S0.kl?υ−2,235に9f贋の
鋼線では113 kl?f/m112.316 kl?
fん2の鋼線では136 kgfん”、377に9f為
2の鋼線では160kOf贋を表面圧縮残留応力が超え
ると、異常破断が発生することが明らかになった。この
圧縮残留応力は鋼線強度σと比例関係にあシ、(0.3
5σ+28)kgf/w?と実験的に与えらねる。圧縮
残留応力の上限(0.35σ+28 ) kgf/m”
はこのようにして決めた・なお圧縮残留応力は機械的に
どのような手段で付加しても良いが、伸線後の鋼線の表
面に本発明で限定した範囲の圧縮残留応力を付加する手
段として例えばローラー圧延加工あるいはショットピー
ニング加工をあげることができる。
延性の改善には望ましいが、周仰の如く、表面の圧縮残
留応力に比例して、鋼線中心の引張残留応力は増加する
。鋼線中心の引張残留応力が犬きくなると、中心部に割
れが生じ、捻回試験時に異常破断を生ずるに至る。従っ
て、鋼線中心の割れとの関係で自ずから、鋼線表面に許
容される圧縮残留応力の上限値が決る。そこで本発明者
ら1は前記の4種類の鋼線を用いて、鋼線中心の割れに
起因する捻回試験の異常破断の発生と、圧縮残留応力の
関係を調べた。その結果、引張強度152kgf/my
?の鋼線では、S0.kl?υ−2,235に9f贋の
鋼線では113 kl?f/m112.316 kl?
fん2の鋼線では136 kgfん”、377に9f為
2の鋼線では160kOf贋を表面圧縮残留応力が超え
ると、異常破断が発生することが明らかになった。この
圧縮残留応力は鋼線強度σと比例関係にあシ、(0.3
5σ+28)kgf/w?と実験的に与えらねる。圧縮
残留応力の上限(0.35σ+28 ) kgf/m”
はこのようにして決めた・なお圧縮残留応力は機械的に
どのような手段で付加しても良いが、伸線後の鋼線の表
面に本発明で限定した範囲の圧縮残留応力を付加する手
段として例えばローラー圧延加工あるいはショットピー
ニング加工をあげることができる。
このような圧縮残留応力は伸線後、鋼線が製品として使
用されるまでのいずれの工程において付与されても良い
が、ブルーイング処理後あるいはメッキ処理後に付与さ
れた場合には、250℃以下の温度で再度ブルーイング
処理を行う方が鋼線の応力緩和特性の向上のためには好
ましい。
用されるまでのいずれの工程において付与されても良い
が、ブルーイング処理後あるいはメッキ処理後に付与さ
れた場合には、250℃以下の温度で再度ブルーイング
処理を行う方が鋼線の応力緩和特性の向上のためには好
ましい。
なお、本発明になる9線は疲労特性、腐食疲労特性、応
力腐食割れ特性、へたり性などにもすぐれている。
力腐食割れ特性、へたり性などにもすぐれている。
また本発明のrわは、鋼線を用いて作られる製品例えば
ロープ、鋼線強化タイヤある込はc′If!j!強化プ
ラスチックなどの耐久性、疲労性の向上にも効果を発揮
する。
ロープ、鋼線強化タイヤある込はc′If!j!強化プ
ラスチックなどの耐久性、疲労性の向上にも効果を発揮
する。
次に実施例をあげて本発明の効果をさらに具体的に説明
する。
する。
(笑怖例)
実施例に供した坦1線の糺成、線径、引張強度、本発明
で駆足した鋼紡表面の圧縮残留応力の下限値(0.05
σ+23)及び上限値(0.35c++28)、実7A
Q例に供した銅線の表面に存在している残留応力、及び
これらの鋼線について捻回試験、疲労試験、腐食疲労試
験、遅れ破壊試験、へたり試験などを行った結果と、こ
れらの鋼線を用いて製造された製品の疲労試験の結果全
第1表に併記した。
で駆足した鋼紡表面の圧縮残留応力の下限値(0.05
σ+23)及び上限値(0.35c++28)、実7A
Q例に供した銅線の表面に存在している残留応力、及び
これらの鋼線について捻回試験、疲労試験、腐食疲労試
験、遅れ破壊試験、へたり試験などを行った結果と、こ
れらの鋼線を用いて製造された製品の疲労試験の結果全
第1表に併記した。
なお、同表において各種試験の判定基準或いは手段は次
のとおりである。
のとおりである。
まず残留応力の十記号は引張残留応力を、−記号は圧縮
残留応力を示す。
残留応力を示す。
次に、捻回試験異常破断率は捻回試験において第1図(
b)に示した嚢常破断が発生する比率を示す。
b)に示した嚢常破断が発生する比率を示す。
腐食疲労寿命は鋼線の3%食塩水中の回転曲げ疲労試験
において、20 kgf/Jの負荷で破断する迄の回転
数を示す。
において、20 kgf/Jの負荷で破断する迄の回転
数を示す。
タイヤ中のコード破損率は500kgの負荷で10万り
走行後のタイヤ中のコードの破損率を示す。
走行後のタイヤ中のコードの破損率を示す。
へたp率は鋼線に引張強度の60チのねじり応力を与え
、96時間放置した後の残留剪断歪を示すO 遅れ破壊時間は0.IN塩酸溶液中でS0. kgf/
arm2の引張応力を負荷したときの破断までの時間を
示すO プラスチック板の疲労限比は1w12当り100本の鋼
線で強化した1目厚×10調幅のプラスチック板の曲げ
疲労における疲労限を比較例の鋼線で強化されたプラス
%、り板の疲労限を1として対比する。
、96時間放置した後の残留剪断歪を示すO 遅れ破壊時間は0.IN塩酸溶液中でS0. kgf/
arm2の引張応力を負荷したときの破断までの時間を
示すO プラスチック板の疲労限比は1w12当り100本の鋼
線で強化した1目厚×10調幅のプラスチック板の曲げ
疲労における疲労限を比較例の鋼線で強化されたプラス
%、り板の疲労限を1として対比する。
ロープ疲労限比はJI81号ロープの曲げ疲労限で、比
較例の鋼線で製造されたロープの疲労限を1として、そ
の対比で発明例の74線で製造されたロープの疲労限を
示す。
較例の鋼線で製造されたロープの疲労限を1として、そ
の対比で発明例の74線で製造されたロープの疲労限を
示す。
応力腐食割れ時間は、05係酢酸+5係食塩水溶液中で
70 kgf/m”の引張応力を負荷したときの破断ま
での時間を示す。
70 kgf/m”の引張応力を負荷したときの破断ま
での時間を示す。
疲労限は鋼線の回転曲げ疲労試験における疲労限界応力
を示す。
を示す。
次に第1表において試験屋1〜8は発明1に関するもの
で、この内yla ] 、 3 、4は本発明であり他
は比較例である。
で、この内yla ] 、 3 、4は本発明であり他
は比較例である。
&1.2は線径02型、引張強度332 kPf 7w
n2の同一成分組成を有する鋼線についての結果であり
、これらの内112 kgfAan2の圧縮残留応力を
有する扁1の銅線の捻回試験の異常破断率ViOである
。なお圧N残留応力はローラー圧延加工によって付与さ
れている。一方61kgf/IIl+2の引張残留応力
を有する扁2の鋼線の異常破断率は100%で、本発明
になる鋼線がすぐれた延性を示すことが分る。
n2の同一成分組成を有する鋼線についての結果であり
、これらの内112 kgfAan2の圧縮残留応力を
有する扁1の銅線の捻回試験の異常破断率ViOである
。なお圧N残留応力はローラー圧延加工によって付与さ
れている。一方61kgf/IIl+2の引張残留応力
を有する扁2の鋼線の異常破断率は100%で、本発明
になる鋼線がすぐれた延性を示すことが分る。
また本発明になる鋼線は腐食疲労特性及びタイヤ中にお
ける耐久性にもすぐれている。
ける耐久性にもすぐれている。
扁3は線径26蛎、引張強度168kl?f/mm’で
50kyfA−の圧縮残留応力を有する鋼線、また扁4
は線径4.5唄、引張強度196に9ソーで83kl?
fん2の圧縮残留応力を有する鋼線の結果で、共に異常
破断率は0で、延性がすぐれている。圧縮残留応力は共
にシ曹ットビーニング加工で与えられた。
50kyfA−の圧縮残留応力を有する鋼線、また扁4
は線径4.5唄、引張強度196に9ソーで83kl?
fん2の圧縮残留応力を有する鋼線の結果で、共に異常
破断率は0で、延性がすぐれている。圧縮残留応力は共
にシ曹ットビーニング加工で与えられた。
A5.6,7.81d、いずれも組成あるいは残留応力
が本発明外にあるため異常破断率が高く、延性に欠けて
いることが明らかである。
が本発明外にあるため異常破断率が高く、延性に欠けて
いることが明らかである。
次に扁9〜27は発明2に関するもので、この内A 9
、11 、12 、14 、15 、16 、19
、20は本発明例であシ、他は比較例である。
、11 、12 、14 、15 、16 、19
、20は本発明例であシ、他は比較例である。
A9 、10は線径0.25 ta 、引張強度286
kgfArr?の同一成分組成を有する鋼線について
の結果で、87 kgf /ran”の圧縮残留応力を
有する&9の2.1線の捻回試験の異常破断率は5%で
、一方45 kgt /−2の引張残留応力を有する扁
10の銅線の異常破断率は95係で、本発明になる鋼線
が延性に極めてすぐれていることが分る。なお圧縮残留
応力はローラー圧延によって与えられた。
kgfArr?の同一成分組成を有する鋼線について
の結果で、87 kgf /ran”の圧縮残留応力を
有する&9の2.1線の捻回試験の異常破断率は5%で
、一方45 kgt /−2の引張残留応力を有する扁
10の銅線の異常破断率は95係で、本発明になる鋼線
が延性に極めてすぐれていることが分る。なお圧縮残留
応力はローラー圧延によって与えられた。
1511 Fi線径2.5 rra 、引張強度205
kgf層’7’、60 kgf /mm”の圧縮残留
応力を有するテ「〕線の結果で、異常破断率は0で延性
にすぐれている。この場合、圧縮残留応力はショットピ
ーニングによって与えられている。
kgf層’7’、60 kgf /mm”の圧縮残留
応力を有するテ「〕線の結果で、異常破断率は0で延性
にすぐれている。この場合、圧縮残留応力はショットピ
ーニングによって与えられている。
扁】2と13は線径0.6 tra!1.引張強度25
6に2M−の同−成分組成を有する鋼線に関する例で、
65に9飲−の圧縮残留応力を有する扁】2の鋼線では
異常破断率が5係であるのに対して、130kj9f/
m2にも及ぶ圧縮残留応力が存在する人】3の鋼線では
異常破断率が70%にも達しておシ、本発明の鋼線の延
性がすぐれていることが明らかである。この場合の圧縮
残留応力はローラー圧延ヵロ工によって与えられた。
6に2M−の同−成分組成を有する鋼線に関する例で、
65に9飲−の圧縮残留応力を有する扁】2の鋼線では
異常破断率が5係であるのに対して、130kj9f/
m2にも及ぶ圧縮残留応力が存在する人】3の鋼線では
異常破断率が70%にも達しておシ、本発明の鋼線の延
性がすぐれていることが明らかである。この場合の圧縮
残留応力はローラー圧延ヵロ工によって与えられた。
扁】4は線径4.5悶、引張強度195kgf贋で45
に9fん2の圧縮残留応力を有する岨紛、屋】5は線径
32可、引張強度170kgf/ml+”で41 kg
f/Jの圧縮残留応力を有する亜鉛メッキ鋼線の結果で
、共に異常破断率は0で延性にすぐれている。圧縮残留
応力はA 14の銅線はローラー圧延で、扁】5の銅線
はショットピーニングによりて与えらhた。
に9fん2の圧縮残留応力を有する岨紛、屋】5は線径
32可、引張強度170kgf/ml+”で41 kg
f/Jの圧縮残留応力を有する亜鉛メッキ鋼線の結果で
、共に異常破断率は0で延性にすぐれている。圧縮残留
応力はA 14の銅線はローラー圧延で、扁】5の銅線
はショットピーニングによりて与えらhた。
&16〜18は線径8覇、引弓F強度152kgf/、
+2の同一成分組成を有する欽紳に関する結果で、41
kgf/mm2の圧縮残留応力を有する肩16では異常
破断率は5チで、25ゆf〜の引張残留応力の存在する
屋17及び18 kgt/、、2の圧縮残留応力しか有
していない漸18の鋼線では異常破断率はそれぞれ60
係と45チで、大発明になる銅線の延性がすぐれている
ことが分る。ここで扁16の幇枳ではショットピーニン
グ、A18の鋼Cではローラー圧延加工によって圧縮残
留応力が与えられた。
+2の同一成分組成を有する欽紳に関する結果で、41
kgf/mm2の圧縮残留応力を有する肩16では異常
破断率は5チで、25ゆf〜の引張残留応力の存在する
屋17及び18 kgt/、、2の圧縮残留応力しか有
していない漸18の鋼線では異常破断率はそれぞれ60
係と45チで、大発明になる銅線の延性がすぐれている
ことが分る。ここで扁16の幇枳ではショットピーニン
グ、A18の鋼Cではローラー圧延加工によって圧縮残
留応力が与えられた。
また本発明になる鋼線はへたり性、遅れ破壊特性にもす
ぐれている。
ぐれている。
& 19は線径1.2 m 、引張強度220 kgf
/m++F T、78kgfん2の圧縮残留応力を有す
る鋼線、また屋20は線径3.6 vs 、引張強度1
84 kgf/m? テ50に9f/mI2の圧縮残留
応力を有する鍋ねの結果で、異常破断率1はそれぞれ5
係とOと延性にすぐれてhる。これらはいずれもローラ
ー圧延によって圧縮残留応力を与えられた。
/m++F T、78kgfん2の圧縮残留応力を有す
る鋼線、また屋20は線径3.6 vs 、引張強度1
84 kgf/m? テ50に9f/mI2の圧縮残留
応力を有する鍋ねの結果で、異常破断率1はそれぞれ5
係とOと延性にすぐれてhる。これらはいずれもローラ
ー圧延によって圧縮残留応力を与えられた。
漸21〜27はそれぞれ鋼線組成あるいは残留応力が本
発明外にあるため、いずれも異常破断率が高く、延性が
劣っている。
発明外にあるため、いずれも異常破断率が高く、延性が
劣っている。
&28〜42は発明3に関するもので、この内肩28,
29,30.32.33.35.36は本発明例であり
、他は比較例である。
29,30.32.33.35.36は本発明例であり
、他は比較例である。
まず、A 28は線径20m、引張強度196kl?f
/mJで60 kgf/ryn2の圧縮残留応力を有す
る銅線、また扁29は線径08箭、引張強度258kp
f層で72kgfAJの圧縮残留応力を有する釧紛の紅
呆で、黄常破断率はそれぞれOと5係でいずれも延性に
すぐれて因る。
/mJで60 kgf/ryn2の圧縮残留応力を有す
る銅線、また扁29は線径08箭、引張強度258kp
f層で72kgfAJの圧縮残留応力を有する釧紛の紅
呆で、黄常破断率はそれぞれOと5係でいずれも延性に
すぐれて因る。
A530と31は糾!径006咽、引張強度408kg
f贋の同一成分組成のm1IQに関する結果で、76に
9f/nrrr?の圧縮残留応力を有するA 30の銅
線の異常破断率は5係であるのに対して、5Qkgfん
2の引張残留応力を有するJFL31の鋼線の異常破断
率は100チで本発明になる鋼線の延性がすぐれている
ことが分る。また本発明になる銅線で強化されたプラス
チック板はすぐれた疲労特性を示すことが明らかである
。なお圧縮残留応力はローラー圧延加工によって与えた
。
f贋の同一成分組成のm1IQに関する結果で、76に
9f/nrrr?の圧縮残留応力を有するA 30の銅
線の異常破断率は5係であるのに対して、5Qkgfん
2の引張残留応力を有するJFL31の鋼線の異常破断
率は100チで本発明になる鋼線の延性がすぐれている
ことが分る。また本発明になる銅線で強化されたプラス
チック板はすぐれた疲労特性を示すことが明らかである
。なお圧縮残留応力はローラー圧延加工によって与えた
。
扁32け線径5.5 va 、引張強度185 kgf
/ltm?で65 kl?f/Pn”の圧縮残留応力を
有する鋼線の結果で、異常破断率はOで延性にすぐれて
いる。
/ltm?で65 kl?f/Pn”の圧縮残留応力を
有する鋼線の結果で、異常破断率はOで延性にすぐれて
いる。
&33と34は、線径3,2鴫で146kgfん2の引
張強度を有する同一成分組成の鋼線に関する結果で、4
5 kgf/Th”の圧縮残留応力を有する屋33の鋼
線は異常破断率が0であるのに対して、93kyfAa
n2と過大な圧縮残留応力を有する盃34の鋼線は異常
破断率が35壬で、本発明になる鋼線の延性がすぐれて
いることが分る。
張強度を有する同一成分組成の鋼線に関する結果で、4
5 kgf/Th”の圧縮残留応力を有する屋33の鋼
線は異常破断率が0であるのに対して、93kyfAa
n2と過大な圧縮残留応力を有する盃34の鋼線は異常
破断率が35壬で、本発明になる鋼線の延性がすぐれて
いることが分る。
煮35は線径3.2℃、引張強度170 kgf/mm
2で、50kyfん2の圧縮残留応力を有する鋼線、ま
た人36は線径0.3 wn、引張強度238 kgf
/am”で69に9f/mm2の圧縮残留応力を有する
鋼、線の例で、異常破断率はそれぞれOと5係で、共に
すぐれた延性を示している。なおA632.33,35
.36の鋼紳の圧縮残留応力はショットピーニングによ
って付与された。
2で、50kyfん2の圧縮残留応力を有する鋼線、ま
た人36は線径0.3 wn、引張強度238 kgf
/am”で69に9f/mm2の圧縮残留応力を有する
鋼、線の例で、異常破断率はそれぞれOと5係で、共に
すぐれた延性を示している。なおA632.33,35
.36の鋼紳の圧縮残留応力はショットピーニングによ
って付与された。
一方、扁37〜42は、それぞれ鋼線の組成あるいは残
留応力が本発明外にあるため異常破断率がいずれも高く
、延性に欠けている。
留応力が本発明外にあるため異常破断率がいずれも高く
、延性に欠けている。
最後に屋43〜55は発明4に関するもので、この内&
43−44.45 、46 、47 、49は本発明
例で、他は比較例である。
43−44.45 、46 、47 、49は本発明
例で、他は比較例である。
扁43は線径2. Own 、引張強度195 kgf
/mm2で圧縮残留応カフ5kgf/nn2を有する鋼
線、盃44は線径3.6 tws 、引張強度185
kgf/mn2で、50 kl?f/nm”の圧縮残留
応力を有する1線、屋45は線径12諺。
/mm2で圧縮残留応カフ5kgf/nn2を有する鋼
線、盃44は線径3.6 tws 、引張強度185
kgf/mn2で、50 kl?f/nm”の圧縮残留
応力を有する1線、屋45は線径12諺。
引張強度221 kgf/−で、圧縮残留応力4Qk%
/;wn”を有する夕き線、及び扁46は線径0.35
m、引張強度260kl?f/++m”で、S0. k
% /gy”の圧縮残留応力を有する1線の結果で、い
ずれも異常破断率はOで極めて延性にすぐれている。
/;wn”を有する夕き線、及び扁46は線径0.35
m、引張強度260kl?f/++m”で、S0. k
% /gy”の圧縮残留応力を有する1線の結果で、い
ずれも異常破断率はOで極めて延性にすぐれている。
盃47と48は線径3.6τで、引張強度228に9f
/;−の同−成分組成の銅線に関する結果で、63kg
f /M2の圧縮残留応力を有する扁47の鋼線は異常
破断率Oで延性にすぐれて因る。一方30 kgf /
、+2の引張残留応力を有するA48の釡鉾は異常破断
率75係で延性に欠けている。
/;−の同−成分組成の銅線に関する結果で、63kg
f /M2の圧縮残留応力を有する扁47の鋼線は異常
破断率Oで延性にすぐれて因る。一方30 kgf /
、+2の引張残留応力を有するA48の釡鉾は異常破断
率75係で延性に欠けている。
壕だ本発明の屋47の銅線は応力腐食割れ特性にもすぐ
ね、またこの砲線で製造されたロープはすぐれた疲労特
性を示している。
ね、またこの砲線で製造されたロープはすぐれた疲労特
性を示している。
なお屋43,44,45,46.47のg−+紳では圧
縮残留応力はローラー圧延によって付与された。
縮残留応力はローラー圧延によって付与された。
A49と50は、線径06問、引張強度290にρf2
42の同一成分1成の銅線に関する結果で、86 kg
f /mw”の圧縮残留応力を有する煮49の鋼線では
異常破断率はOで延性にすぐれている。一方43kPf
/m+7の引張残留応力を有する屋50の鋼線は90係
にも及ぶ異常破断率を示し、延性に劣っていることが明
らかである。またこの鋼線は疲労特性にもすぐれている
。なおA49の鋼線の圧縮残留応力はショットピーニン
グによって与えられた。
42の同一成分1成の銅線に関する結果で、86 kg
f /mw”の圧縮残留応力を有する煮49の鋼線では
異常破断率はOで延性にすぐれている。一方43kPf
/m+7の引張残留応力を有する屋50の鋼線は90係
にも及ぶ異常破断率を示し、延性に劣っていることが明
らかである。またこの鋼線は疲労特性にもすぐれている
。なおA49の鋼線の圧縮残留応力はショットピーニン
グによって与えられた。
&51〜55は、それぞれ組成あるいは残留応力が本発
明外にあるため、異常破断率が高く、延性に劣っている
。
明外にあるため、異常破断率が高く、延性に劣っている
。
(発明の効果)
以上の実施例からも明らかなように、本登明になるr線
1d高強度にして且つ延性にすぐれ、産業上益するとこ
ろが榛めて大きい。
1d高強度にして且つ延性にすぐれ、産業上益するとこ
ろが榛めて大きい。
第7図(a) 、 (b)は捻回試駒材の破断形態で、
(a)は正常破断、(b)は異常破断をそれぞれ示す南
、8r¥2図に捻回試験中に鋼線表面に発生する割れの
模式1・・・値線、2・・・割れ、3・・・把み治具。 代 理 人 大 関 和 夫 j、1−一
:・ 第1図 (α)
(a)は正常破断、(b)は異常破断をそれぞれ示す南
、8r¥2図に捻回試験中に鋼線表面に発生する割れの
模式1・・・値線、2・・・割れ、3・・・把み治具。 代 理 人 大 関 和 夫 j、1−一
:・ 第1図 (α)
Claims (4)
- (1)重量%でC0.4〜1.0%、Si2.0%以下
、Mn0.2〜2%を含有し、P0.02%以下、S0
.02%以下、N0.01%以下に制限し、残部は鉄お
よび不可避不純物よりなり、且つ130kgf/mm^
2以上の強度を有すると共に、鋼線強度σに応じて(0
.05σ+23)〜(0.35σ+28)kgf/mm
^2の表面圧縮残留応力を有することを特徴とする延性
にすぐれた高張力鋼線。 - (2)重量%でC0.4〜1.0%、Si2.0%以下
、Mn0.2〜2%を含有し、P0.02%以下、S0
.02%以下、N0.01%以下に制限し、且つCr0
.05〜3%、Mo0.01〜1%、W0.01〜1%
、Cu0.05〜3%、Ni0.1〜5%、Co0.1
〜5%の1種または2種以上を含有し、残部鉄及び不可
避不純物よりなり、且つ130kgf/mm^2以上の
強度を有すると共に、鋼線強度σに応じて(0.05σ
+23)〜(0.35σ+28)kgf/mm^2の表
面圧縮残留応力を有することを特徴とする延性にすぐれ
た高張力鋼線。 - (3)重量%でC0.4〜1.0%、Si2.0%以下
、Mn0.2〜2%を含有し、P0.02%以下、S0
.02%以下、N0.01%以下に制限し、且つAl0
.001〜0.1%、Ti0.001〜0.1%、Nb
0.001〜0.1%、V0.001〜0.1%、B0
.0003〜0.05%、Mg0.001〜0.1%の
1種または2種以上を含有し、残部鉄および不可避不純
物よりなり、且つ130kgf/mm^2以上の強度を
有すると共に、鋼線強度σに応じて(0.05σ+23
)〜(0.35σ+28)kgf/mm^2の表面圧縮
残留応力を有することを特徴とする延性にすぐれた高張
力鋼線。 - (4)重量%でC0.4〜1.0%、Si2.0%以下
、Mn0.2〜2%を含有し、P0.02%以下、S0
.02%以下、N0.01%以下に制限し、且つCr0
.05〜3%、Mo0.01〜1%、W0.01〜1%
、Cu0.05〜3%、Ni0.1〜5%、Co0.1
〜5%の1種または2種以上を含有し、更にAl0.0
01〜0.1%、Ti0.001〜0.1%、Nb0.
001〜0.1%、V0.001〜0.1%、B0.0
003〜0.05%、Mg0.001〜0.1%の1種
または2種以上を含有し、残部鉄および不可避不純物よ
りなり、且つ130kgf/mm^2以上の強度を有す
ると共に、鋼線強度σに応じて(0.05σ+23)〜
(0.35σ+28)kgf/mm^2の表面圧縮残留
応力を有することを特徴とする延性にすぐれた高張力鋼
線。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60214770A JPS6277441A (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 延性にすぐれた高張力鋼線 |
EP86113353A EP0218167B1 (en) | 1985-09-30 | 1986-09-29 | High tensile strength drawn steel wire with improved ductility |
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