JPS6276457A - 液体クロマトグラフイ用充填剤 - Google Patents
液体クロマトグラフイ用充填剤Info
- Publication number
- JPS6276457A JPS6276457A JP60218784A JP21878485A JPS6276457A JP S6276457 A JPS6276457 A JP S6276457A JP 60218784 A JP60218784 A JP 60218784A JP 21878485 A JP21878485 A JP 21878485A JP S6276457 A JPS6276457 A JP S6276457A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amino group
- group
- carrier
- packing material
- silica gel
- Prior art date
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- Granted
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- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
この発明は、液体クロマトグラフィ用充填剤に関する。
さらに詳しくは、ことに蛋白質、酵素などの生体高分子
を疎水クロマトグラフィで分離する際のカラム充填剤と
して有用な液体クロマ1ヘグラフイ用充填剤に関する。
を疎水クロマトグラフィで分離する際のカラム充填剤と
して有用な液体クロマ1ヘグラフイ用充填剤に関する。
(ロ)従来の技術
生体高分子を高速液体クロマトグラフィで分析する場合
、ことに蛋白質の分析にJ5いては、従来、ODSシリ
カのごとき疎水性の強いカラム充填剤を用いる場合と比
較的疎水性の弱いカラム充填剤を用いる場合があり、前
者は通常の逆相クロマトグラフィと呼ばれており、後考
は逆相クロマトグラフィの中でもことに疎水クロマトグ
ラフィと呼ばれている。
、ことに蛋白質の分析にJ5いては、従来、ODSシリ
カのごとき疎水性の強いカラム充填剤を用いる場合と比
較的疎水性の弱いカラム充填剤を用いる場合があり、前
者は通常の逆相クロマトグラフィと呼ばれており、後考
は逆相クロマトグラフィの中でもことに疎水クロマトグ
ラフィと呼ばれている。
かかる疎水クロマトグラフィにJ3いては、生体高分子
、ことに蛋白質の高次構造ができるだけ破壊されないよ
うな分析条件が採用され、例えば2M程度の硫酸アンモ
ニウム又は硫酸ナトリ1クムを含む0.IMV1度のリ
ン酸緩衝液(pH=7.0)を開始緩衝液とし、流量1
11/分程度で送液しながら硫酸アン[ニウム等の塩濃
度を下げていくというグラジェント溶離が行なわれてい
る。従って塩を含まない緩衝液のみを移動相とした場合
(例えば、0.1Mリン酸緩衝液)、試料中の蛋白質は
保持されず逆に高い塩iQ度でいわゆる塩析に近い状態
で充填剤表面の疎水阜に保持されるようイ≧充頃剤を用
いる必要がある。
、ことに蛋白質の高次構造ができるだけ破壊されないよ
うな分析条件が採用され、例えば2M程度の硫酸アンモ
ニウム又は硫酸ナトリ1クムを含む0.IMV1度のリ
ン酸緩衝液(pH=7.0)を開始緩衝液とし、流量1
11/分程度で送液しながら硫酸アン[ニウム等の塩濃
度を下げていくというグラジェント溶離が行なわれてい
る。従って塩を含まない緩衝液のみを移動相とした場合
(例えば、0.1Mリン酸緩衝液)、試料中の蛋白質は
保持されず逆に高い塩iQ度でいわゆる塩析に近い状態
で充填剤表面の疎水阜に保持されるようイ≧充頃剤を用
いる必要がある。
このような疎水クロ7トグラフイ用のカラム充填剤とし
ては、従来、アガロースなどの多糖類の軟質ゲルに疎水
性基を導入したものが使用されてJ3つ、最近ポーラス
ポリマー系のものも使用されるようになっている。
ては、従来、アガロースなどの多糖類の軟質ゲルに疎水
性基を導入したものが使用されてJ3つ、最近ポーラス
ポリマー系のものも使用されるようになっている。
〈ハ〉発明が解決しようとする問題点
しかしながら、前記軟質ゲルからなる充填剤は、機械的
強度が弱くかつ塩濃度などの移動相の変化により膨潤や
収縮を生じるため、カラムに加える液圧に限度があって
高速溶離して分析時間を短縮化することは困難であり、
かつ分m能も不充分であった。また、ポーラスポリマー
系の充填剤も同様な問題があった。
強度が弱くかつ塩濃度などの移動相の変化により膨潤や
収縮を生じるため、カラムに加える液圧に限度があって
高速溶離して分析時間を短縮化することは困難であり、
かつ分m能も不充分であった。また、ポーラスポリマー
系の充填剤も同様な問題があった。
この発明は、かかる問題点に鑑みなされたものであり、
ことに高速溶離に耐えうる機械的強度を備え、実質的に
膨潤、収縮等を生じない硬質の疎水クロア1−グラフィ
用充填剤を提供することを一つの目的とするものである
。
ことに高速溶離に耐えうる機械的強度を備え、実質的に
膨潤、収縮等を生じない硬質の疎水クロア1−グラフィ
用充填剤を提供することを一つの目的とするものである
。
本発明者は、この点に関し、硬質のシリカゲルをベース
として用いかつその表面に疎水クロマトグラフィに適し
た疎水性基を導入する点に恋着し、鋭意ω]究を行なっ
た。このようなシリカゲルベースの疎水クロマトグラフ
ィ用充填剤を作製ザる場合、■シリカゲル表面のシラノ
ールル朱は蛋白質−9を吸4づるのでマスクする必要が
ある、■シリカゲルは弱アルカリ側で溶解し易いためそ
の溶解から保護するよ−うむ表面処理が必要である、■
意図する疎水性の度合に応じてアルキル基、フェニル基
などの疎水性基を適宜選択できる導入反応が好ましい、
等の種々の条件が要求される。本発明者は、かかる条件
を満足する疎水性基の導入処理法を見出しこの発明に到
達した。
として用いかつその表面に疎水クロマトグラフィに適し
た疎水性基を導入する点に恋着し、鋭意ω]究を行なっ
た。このようなシリカゲルベースの疎水クロマトグラフ
ィ用充填剤を作製ザる場合、■シリカゲル表面のシラノ
ールル朱は蛋白質−9を吸4づるのでマスクする必要が
ある、■シリカゲルは弱アルカリ側で溶解し易いためそ
の溶解から保護するよ−うむ表面処理が必要である、■
意図する疎水性の度合に応じてアルキル基、フェニル基
などの疎水性基を適宜選択できる導入反応が好ましい、
等の種々の条件が要求される。本発明者は、かかる条件
を満足する疎水性基の導入処理法を見出しこの発明に到
達した。
(ニ)問題点を解決するための手段
かくしてこの発明によれば、シリカゲル担体の表面に、
エポキシ基を有するシランカップリング剤の残基を介し
て、疎水性基を右するカルボン酸又はその反応性誘導体
でN−アシル化されたアミノ基を有するポリアミン残基
を導入してなる液体クロマトグラフィ用充填剤が提供さ
れる。
エポキシ基を有するシランカップリング剤の残基を介し
て、疎水性基を右するカルボン酸又はその反応性誘導体
でN−アシル化されたアミノ基を有するポリアミン残基
を導入してなる液体クロマトグラフィ用充填剤が提供さ
れる。
この発明の充填剤は、硬貨!■のシリカゲルをベースと
して用い、かつその表面に特定の疎水性基をこれらの反
応によりシリカゲル表面のシラノール基にすべて前記し
た形態で疎水性基を導入することは困難であるが、通常
、50%以上導入することができ、例えば疎水性クロア
1〜グラフイに要する表面疎水性を充分に付与すること
ができる。
して用い、かつその表面に特定の疎水性基をこれらの反
応によりシリカゲル表面のシラノール基にすべて前記し
た形態で疎水性基を導入することは困難であるが、通常
、50%以上導入することができ、例えば疎水性クロア
1〜グラフイに要する表面疎水性を充分に付与すること
ができる。
このように処理して19られたこの発明の充1眞剤は、
スデンレス等からなるカラム容器に充1眞されて液体ク
ロマトグラフィ用カラムとして用いられる。
スデンレス等からなるカラム容器に充1眞されて液体ク
ロマトグラフィ用カラムとして用いられる。
(小)作 用
この発明の充填剤は、シリカゲルを担体として用いてい
るため、従来の軟質ゲルやポーラスポリマーのごとき担
体を用いたものに比して成域的強度が高くかつ膨潤や収
縮を生じない。従って、溶剤条件を高速化することがで
き、しかも分l1lIt能も改善されることとなる。さ
らに、特定の形態で疎水性基を導入しているため、シル
カゲルの部分溶出も生じ難い。
るため、従来の軟質ゲルやポーラスポリマーのごとき担
体を用いたものに比して成域的強度が高くかつ膨潤や収
縮を生じない。従って、溶剤条件を高速化することがで
き、しかも分l1lIt能も改善されることとなる。さ
らに、特定の形態で疎水性基を導入しているため、シル
カゲルの部分溶出も生じ難い。
(へ)実施例
細孔径300人、平均粒子径5漕の全多孔性球状シリカ
ゲル10(lを、+80”Cで24藺間加熱乾燥した(
殺、T−グリシドキシトリメ1〜キシシラン711及び
0.5%フッ化カリウム水溶液111!を含む乾燥トル
エン501!申で24時間加熱還流して処理しIζ。1
!1られたエポVシ化シリカゲルをアセトンで洗浄し、
50°Cで24時間真空乾燥1す、分子間600のポリ
エチレンイミンの10%DMF溶液中に没消して24時
間室室温下反応させた。次いでこの処理シリカゲルをf
) M F及びメタノールで洗浄し、50℃で20時間
以上真空乾燥後、無水n−プロピオン酸の10%DMF
溶液101!中で室温下24115間反応さぼた1η、
DMF及びメタノールで洗浄した。
ゲル10(lを、+80”Cで24藺間加熱乾燥した(
殺、T−グリシドキシトリメ1〜キシシラン711及び
0.5%フッ化カリウム水溶液111!を含む乾燥トル
エン501!申で24時間加熱還流して処理しIζ。1
!1られたエポVシ化シリカゲルをアセトンで洗浄し、
50°Cで24時間真空乾燥1す、分子間600のポリ
エチレンイミンの10%DMF溶液中に没消して24時
間室室温下反応させた。次いでこの処理シリカゲルをf
) M F及びメタノールで洗浄し、50℃で20時間
以上真空乾燥後、無水n−プロピオン酸の10%DMF
溶液101!中で室温下24115間反応さぼた1η、
DMF及びメタノールで洗浄した。
このようにした得られたこの発明の充填剤を乾燥後、0
.7g採取し、内径4mmX 5cmのステンレス製ノ
Jラムに充填し、これを疎水クロマトグラフィ用カラム
として用いて標準蛋白質の分離分析行なった。
.7g採取し、内径4mmX 5cmのステンレス製ノ
Jラムに充填し、これを疎水クロマトグラフィ用カラム
として用いて標準蛋白質の分離分析行なった。
分析条件は以下の通りである。
移 動 相:(初期) 3.0Mの硫酸アンモニラ(
グラジエン1〜) ムを含む0.1Mリン酸緩衝液
(pH6,0) (最終) 0,1Mリン酸緩衝液 (pH6,0> 流量: 1,0xl1分 検出波長: 280nm この結果を第1図に示した。
グラジエン1〜) ムを含む0.1Mリン酸緩衝液
(pH6,0) (最終) 0,1Mリン酸緩衝液 (pH6,0> 流量: 1,0xl1分 検出波長: 280nm この結果を第1図に示した。
図中、(△)はチ1−クロームC1(B)はりボヌクレ
アーゼA、(C)はオボアルブミン、(D)はα−キモ
トリプシノーゲン八へそれぞれ示す。
アーゼA、(C)はオボアルブミン、(D)はα−キモ
トリプシノーゲン八へそれぞれ示す。
(ト・)発明の効果
この発明の液体り【」マドグラフィ用充填剤は、硬質の
シリカゲルをベースとし、かつその表面に比較的疎水性
の弱い疎水性基を導入しうるちのである。従って疎水ク
ロマトグラフィ用の充填剤として、より高速の溶離を行
なうことができ、さらに分離能も改善することができる
。なお、かかる充填剤は未反応のアミノ塁に基づく若干
のアニオン交換能を付与させることができるためかかる
アニオン交換能と疎水4(1に基づく新しい分離用カラ
ムとしての可能性をも促供する。さらに疎水性基を選択
することにより、逆相クロマ1〜グラフイ用の分離カラ
ムとして応用することも可能である。
シリカゲルをベースとし、かつその表面に比較的疎水性
の弱い疎水性基を導入しうるちのである。従って疎水ク
ロマトグラフィ用の充填剤として、より高速の溶離を行
なうことができ、さらに分離能も改善することができる
。なお、かかる充填剤は未反応のアミノ塁に基づく若干
のアニオン交換能を付与させることができるためかかる
アニオン交換能と疎水4(1に基づく新しい分離用カラ
ムとしての可能性をも促供する。さらに疎水性基を選択
することにより、逆相クロマ1〜グラフイ用の分離カラ
ムとして応用することも可能である。
第1図は、この発明の液体クロマトグラフィ用充填剤を
用いて疎水クロマトグラフィを行なった一例を示すクロ
ントグラl\図である。
用いて疎水クロマトグラフィを行なった一例を示すクロ
ントグラl\図である。
Claims (1)
- 1、シリカゲル担体の表面に、エポキシ基を有するシラ
ンカップリング剤の残基を介して、疎水性基を有するカ
ルボン酸又はその反応性誘導体でN−アシル化されたア
ミノ基を有するポリアミン残基を導入してなる液体クロ
マトグラフィ用充填剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60218784A JPS6276457A (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 液体クロマトグラフイ用充填剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60218784A JPS6276457A (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 液体クロマトグラフイ用充填剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6276457A true JPS6276457A (ja) | 1987-04-08 |
JPH0462338B2 JPH0462338B2 (ja) | 1992-10-06 |
Family
ID=16725322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60218784A Granted JPS6276457A (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 液体クロマトグラフイ用充填剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6276457A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7622220B2 (en) * | 2005-01-18 | 2009-11-24 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Polymer electrolyte and fuel cell using the same |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61264254A (ja) * | 1985-04-22 | 1986-11-22 | ジェイ ティー ベイカー インコーポレーテッド | ポリエチレンイミン結合クロマトグラフ充填剤 |
-
1985
- 1985-09-30 JP JP60218784A patent/JPS6276457A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61264254A (ja) * | 1985-04-22 | 1986-11-22 | ジェイ ティー ベイカー インコーポレーテッド | ポリエチレンイミン結合クロマトグラフ充填剤 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7622220B2 (en) * | 2005-01-18 | 2009-11-24 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Polymer electrolyte and fuel cell using the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0462338B2 (ja) | 1992-10-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |