JPS627497Y2 - - Google Patents

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JPS627497Y2
JPS627497Y2 JP17771984U JP17771984U JPS627497Y2 JP S627497 Y2 JPS627497 Y2 JP S627497Y2 JP 17771984 U JP17771984 U JP 17771984U JP 17771984 U JP17771984 U JP 17771984U JP S627497 Y2 JPS627497 Y2 JP S627497Y2
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resistor
capacitor
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resistors
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は感熱ヘツドの駆動装置の改良、詳し
くは高速記録を可能とするための熱制御装置に関
するものである。
感熱記録装置は熱エネルギーのみによつて画像
の再生が行なえるので、手軽な記録装置として注
目され、プリンタ、プロツタ、フアクシミリへと
その用途が急速に拡大されている。
第1図は、感熱ヘツドとその駆動装置の従来例
を示すもので、101〜108はセラミツクなど
の基板109上に所定の間隔を保つて配設された
発熱抵抗体で、その一方の端子群は接続端子11
1〜118に、またもう一方の端子群は共通に接
続され、端子110を経て接地される。上記各部
材101〜118により感熱ヘツド119が構成
される。
120〜127はトランジスタで構成されたス
イツチ回路で信号端子129〜186から入力さ
れる画信号にもとづいて電源端子128から入力
される記録電圧を上記各発熱抵抗体101〜10
8へ印加する。
次に、第2図を用いて従来の感熱ヘツドの駆動
装置を説明する。第2図イ〜チに示した画信号2
01〜208が第1図の信号端子129〜136
へそれぞれ印加されると、8個のトランジスタ1
20〜127のうち、120,124,127と
番号を付した計3個のトランジスタがON状態と
なつて、第2図リに示した時刻0〜THの間、電
源端子128から発熱抵抗体101,105,1
08へ記録電流が流れ、上記各発熱抵抗体でジユ
ール熱が発生する。感熱記録は上記ジユール熱を
利用して感熱ヘツドに押圧した感熱紙(図示せ
ず)上に可視像を形成するものである。
時刻THにおいて、選択された発熱抵抗体への
通電が終了すると、所定の長さだけ紙送りが行な
われ、時刻TH+TCから2ライン目の記録が開始
される。なお、上記の説明では、感熱ヘツドの駆
動装置をわかりやすくするため、発熱抵抗体の個
数を8個に限定したが、任意の個数に拡張しても
同様な方法で記録を行なうことができる。現在、
感熱ヘツド119については発熱抵抗体を165μ
mの間隔で、200mmの長さに配列したものが実用
化されている。
ところで、上記従来の駆動装置では以下に述べ
る理由で高速記録ができないという欠点があつ
た。第2図ヌは画信号201を信号端子129へ
印加し、発熱抵抗体101の表面温度を赤外線顕
微鏡により観察した温度波形を示したものであ
る。まず。時刻0〜THの間、トランジスタ12
0をON状態に保つて通電を開始すると、上記発
熱抵抗体101の表面温度はある時定数に従つて
上昇し、温度210に達した後、今度は別の時定
数に従つて下降する。ここで温度210は感熱紙
を十分な濃度にまで発色させるために必要な温度
で、通常約400℃である。発熱抵抗体101を温
度210にまで上昇させるために必要な通電時間
Hと一旦上昇した発熱抵抗体101の温度を通
電開始前の温度211にまで下げるために必要な
冷却時間TCは感熱ヘツドの材質、構造および感
熱紙、押圧ローラを含めた記録系全体の熱抵抗と
熱容量により決定される。したがつて、従来の駆
動装置では通電周期をTH+TC以上に設定する必
要があり記録速度を十分に上げることができなか
つた。通電周期をTH+TC以下、たとえばTH
B(TB<TC)に設定した場合には発熱抵抗体
101の温度は第2図ルに示したように変化し、
第2回目の最高温度214が所定の温度210以
上となつてしまう。これは前回通電時の余熱効果
のために、感熱ヘツドに熱の蓄積が生じるためで
あり、この状態で第3回目、第4回目……という
具合に通電を繰り返すと感熱ヘツドの温度が徐々
に上昇し、記録ドツトに「にじみ」を生じたり、
場合によつては感熱ヘツドが破壊されたりすると
いう不都合があつた。
現在のところ、熱時定数の短かい感熱ヘツドと
感度の高い感熱紙を組み合せても、1.0D以上の
記録濃度を得るためには、通電時間THは2ms以
上、冷却時間TCは8ms以上必要で、そのために
従来の駆動装置では1ライン当りの通電周期をど
うしても10ms以下に短縮することができなかつ
た。
この考案は上記のような従来のものの欠点を除
去するためになされたもので、従来の駆動装置で
は通電時間THが一定であつたために、通電周期
を短かくすると、前ライン通電時の余熱効果のた
めに発熱抵抗体101の温度が徐々に上昇してし
まうことに着目し、発熱抵抗体101の最高温度
が一定値を越えないように通電時間を1ラインご
とに制御することによつて高速記録を可能とする
装置を提供することを目的としている。
以下、この考案を一実施例を示した第3図によ
り説明する。説明の都合上、図には1個の発熱抵
抗体101を駆動する回路のみを示したがN個の
発熱抵抗体を駆動したい場合には、同様な回路を
N個追加すればよい。図において、301はコン
デンサで、一方の端子は接地され、もう一方の端
子は節点302を介して充電流が流れる抵抗30
3と放電流が流れる抵抗304に接続される。上
記構成により、第一のトランジスタ120と第二
のトランジスタ306を交互にON状態とするこ
とによつて、コンデンサ301の充放電動作が行
なえる。307は電圧比較器で、第一の比較端子
は基準電圧が印加される端子308に、第二の比
較端子は上記節点302にそれぞれ接続される。
309はセツト・リセツト・フリツプフロツプ
(以下、S−RF.F.と略す)で、各端子は以下の
ように接続される。まず。リセツト端子310は
上記電圧比較器307の出力端子311に、セツ
ト端子312は微分器313の出力端子に接続さ
れる、また、出力端子Q314は第一のトランジ
スタ120のベース端子に、反転出力端子31
5は第二のトランジスタ306のベース端子に接
続される。なお、上記微分器313の入力端子は
信号端子129に接続される。
以下、この考案の動作を第4図に示したタイム
チヤートを参照しながら詳細に説明する。
第4図イに示した画信号401が信号端子12
9から入力され微分器313で第4図ロに示した
波形402に整形された後、S−RF.F.309へ
送られる。その結果、第4図チに示した時刻O〜
Hの間、S−RF.F.309の出力端子Q314
は第4図ハに示したように「L」→「H」へと変
化するので、第一のトランジスタ120がON状
態となつて電源端子128から発熱抵抗体101
へ記録電流が流れ発熱抵抗体101の表面温度4
05は第4図ニに示した曲線を描いて上昇する。
ここまでは従来の駆動装置とほとんど同じである
が、この考案の特徴の一つは発熱抵抗体101へ
の通電動作に同期してコンデンサ301がダイオ
ード305、抵抗303を介して充電されている
ことにある。第4図ホは節点302の電圧変化を
示した図で、407はコンデンサ301の充電電
圧波形である。
一般に、熱現象は抵抗、コンデンサから構成さ
れた積分回路を用いてシミユレートでき、温度と
積分回路の出力電圧を一対一に対応させることが
できる。したがつて、抵抗303、コンデンサ3
01の値を所定の値に選べばコンデンサ301の
充電電圧波形407を発熱抵抗体101の温度上
昇波形405にかなり精度よく近似させることが
できる。
一方、感熱紙を必要にして十分な濃度に発色さ
せ得る温度210は基準電圧408に変換できる
ので、次に説明する構成によつて、発熱抵抗体1
01の温度を制御することができる。
なお、抵抗303、コンデンサ301の値は有
限要素法などの数学的手法を用いて解析的に求め
ることもできるが、簡単な記録実験からも概略値
を知ることができる。
コンデンサ301の充電電圧値407は電圧比
較器307によつて端子308から入力される基
準電圧値408と比較され、両者が一致すると第
4図ヘに示す一致検出パルス409がS−RF.F.
309のリセツト端子310へ出力されて発熱抵
抗体101の通電が停止される。このようにして
発熱抵抗体101の最高温度は温度210を越え
ないように制御される。一方、時刻TH以後、S
−RF.F.309の反転出力端子315は第4図
トに示したように「L」→「H」へと変化するの
で、今度は第二のトランジスタ305がON状態
となる。この為、一旦、コンデンサ301に充電
された電荷が今度は抵抗304、コンデンサ30
1で決まる時定数に従つて放電されるが、抵抗3
04の値を所定の値に選ぶことによつて、コンデ
ンサ301の放電電圧波形411を実用上十分な
精度で発熱抵抗体101の温度下降波形412に
近似させることができる。
次に時刻TH+TB(TB<TC)から第2ライン
目の記録が行なわれるが、第1ライン目と同様の
方法で発熱抵抗体101の温度が制御され、「に
じみ」のない鮮明な画質が得られる。
さて、以上の実施例では1個の発熱抵抗体を駆
動する場合について示したが、N個の発熱抵抗体
を駆動する場合には第3図に示した各素子をN組
用意し、各コンデンサの充放電を対応する発熱抵
抗体の通電動作に同期してそれぞれ独立に行な
う。そして各コンデンサの電圧値を監視するよう
にすればN個の発熱抵抗体の発熱温度を一定値に
制御することができる。
なお、上記実施例では、発熱抵抗体の温度を積
分回路の出力電圧に変換し、この電圧を参照して
通電時間を制御する装置を示したが、通電周期が
設定されると必要な通電時間が決定されることに
着目し、両者の関係をあらかじめROMなどの不
揮発性メモリに記憶させ、記録時には上記関係を
読み出し、こうして得られた情報にしたがつて通
電時間を制御するようにしても上記実施例と同様
な効果がある。しかも、発熱抵抗体の個数が増加
した場合には、上記実施例に比べて抵抗、コンデ
ンサなどの回路部品数を少なくできるという更に
すぐれた効果も有する。
以上のように、この考案によれば、通電時間を
制御して発熱抵抗体の最高温度が一定値となるよ
うにしたので、高速記録時はもちろん、フアクシ
ミリなど原稿の情報量によつて記録速度が変化す
る場合にも高品位の記録画が得られるという効果
がある。更に、この考案によれば、前ライン記録
時の余熱を有効に利用できるので電源の負担を大
幅に少なくできるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の感熱ヘツドとその駆動装置を示
す回路図、第2図は従来の感熱ヘツドの駆動装置
を説明するためのタイミング図、第3図はこの考
案の一実施例の熱制御装置を示す回路図、第4図
はその動作を説明するためのタイミング図であ
る。 図おいて、101は発熱抵抗体、120は第一
のトランジスタ、128は電源端子、129は信
号端子、301はコンデンサ、303は充電抵
抗、304は放電抵抗、306は第二のトランジ
スタ、307は電圧比較器、308は基準電圧端
子、309はフリツプフロツプである。なお、図
中、同一符号はそれぞれ同一、又は相当部分を示
す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複数の発熱抵抗体を有し画信号に応じて通電
    発熱される感熱ヘツドの熱制御装置において、 上記複数の各発熱抵抗体に並列接続され、
    各々が第1の抵抗と、上記対応する発熱抵抗体
    の通電期間に上記第1の抵抗を介して充電され
    るコンデンサとで構成された複数の直列接続
    体、 上記複数の各発熱抵抗体毎に設けられ各々が
    上記対応する発熱抵抗体に接続されるコンデン
    サの充電電圧を基準電圧と比較し両者の一致を
    検出する複数の電圧比較器と、 上記複数の各発熱抵抗体毎に設けられ各々が
    上記対応する発熱抵抗体に設けられた電圧比較
    器の一致出力で上記対応する発熱抵抗体への通
    電動作を停止させると共に上記対応する発熱抵
    抗体に接続されるコンデンサの充電電圧を第2
    の抵抗を介して放電させる複数のスイツチ回路
    とを備えるとともに、 第1の抵抗及び第2の抵抗とコンデンサとの
    時定数をコンデンサの充電電圧波形及び放電電
    圧波形がそれぞれ発熱抵抗体の温度上昇波形及
    び温度下降波形と近似するように設定されたこ
    とを特徴とする感熱ヘツドの熱制御装置。 (2) スイツチ回路は、 画信号でセツトされ電圧比較器の一致出力で
    リセツトされるフリツプフロツプと、 このフリツプフロツプの反転出力でコンデン
    サを充放電させるトランジスタとを備えたこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の感熱ヘツドの熱制御装置。
JP17771984U 1984-11-22 1984-11-22 感熱ヘツドの熱制御装置 Granted JPS60114745U (ja)

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JP17771984U JPS60114745U (ja) 1984-11-22 1984-11-22 感熱ヘツドの熱制御装置

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JP17771984U JPS60114745U (ja) 1984-11-22 1984-11-22 感熱ヘツドの熱制御装置

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JPS60114745U JPS60114745U (ja) 1985-08-03
JPS627497Y2 true JPS627497Y2 (ja) 1987-02-20

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004111628A1 (ja) * 2003-06-12 2006-07-20 理研計器株式会社 接触燃焼式ガスセンサ、及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004111628A1 (ja) * 2003-06-12 2006-07-20 理研計器株式会社 接触燃焼式ガスセンサ、及びその製造方法
JP4627037B2 (ja) * 2003-06-12 2011-02-09 理研計器株式会社 接触燃焼式ガスセンサ

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JPS60114745U (ja) 1985-08-03

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