JPS627484B2 - - Google Patents
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- JPS627484B2 JPS627484B2 JP55173675A JP17367580A JPS627484B2 JP S627484 B2 JPS627484 B2 JP S627484B2 JP 55173675 A JP55173675 A JP 55173675A JP 17367580 A JP17367580 A JP 17367580A JP S627484 B2 JPS627484 B2 JP S627484B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01K—MEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01K11/00—Measuring temperature based upon physical or chemical changes not covered by groups G01K3/00, G01K5/00, G01K7/00 or G01K9/00
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Radiation Pyrometers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は光温度検出器に係り、特に出射光の強
さが固体物質の熱膨張・収縮と光学的屈折率の温
度変化によつて変化することを利用した温度検出
素子を有する光温度検出器に関する。
さが固体物質の熱膨張・収縮と光学的屈折率の温
度変化によつて変化することを利用した温度検出
素子を有する光温度検出器に関する。
光温度検出器の一例として物質の熱膨張と光の
多重干渉を利用したものが知られている。これ
は、第1図に示されるように、光学的に透明な2
枚の平面板1,1を平行に配置し、それらの間に
熱膨張物質2を挾んで空間3を形成し、平面板1
を通して空間3に光を入射させるようにしたもの
である。光は空間3内で繰返し反射した後、平面
板1より出射するが、繰り返し反射の回数を異に
する波が無限個生じ、この繰り返し反射回数によ
つてそれぞれの光波の位相が異なり干渉が生じ
る。この干渉の2枚の平行平面板の距離に応じて
変化するため、平行平面板によつて挾まれた熱膨
張物質の周囲温度に対応した膨張・収縮による2
枚の平行平面板の間の距離の変化から周囲温度を
検出することができる。このような装置は温度検
出器を構成する部材として熱膨張物質と2枚の平
行平面板の3点を最少限必要とし、しかも平行平
面板が精度良く平行関係を維持するように接合さ
れていなければならず、そのために構造が複雑と
なると共に平行平面板を互いに平行に配列させる
ための調整機構が必要となり、製造工程が複雑と
なり、長期にわたる信頼性を付与することが難し
くなる等の欠点を有していた。
多重干渉を利用したものが知られている。これ
は、第1図に示されるように、光学的に透明な2
枚の平面板1,1を平行に配置し、それらの間に
熱膨張物質2を挾んで空間3を形成し、平面板1
を通して空間3に光を入射させるようにしたもの
である。光は空間3内で繰返し反射した後、平面
板1より出射するが、繰り返し反射の回数を異に
する波が無限個生じ、この繰り返し反射回数によ
つてそれぞれの光波の位相が異なり干渉が生じ
る。この干渉の2枚の平行平面板の距離に応じて
変化するため、平行平面板によつて挾まれた熱膨
張物質の周囲温度に対応した膨張・収縮による2
枚の平行平面板の間の距離の変化から周囲温度を
検出することができる。このような装置は温度検
出器を構成する部材として熱膨張物質と2枚の平
行平面板の3点を最少限必要とし、しかも平行平
面板が精度良く平行関係を維持するように接合さ
れていなければならず、そのために構造が複雑と
なると共に平行平面板を互いに平行に配列させる
ための調整機構が必要となり、製造工程が複雑と
なり、長期にわたる信頼性を付与することが難し
くなる等の欠点を有していた。
本発明は、このような従来の装置が有する欠点
を解消し、温度検出素子の一対の平行な平端面に
光を入射したときに生ずる多重反射に伴う多波干
渉の温度による変化を利用した光温度検出器を提
供することにある。
を解消し、温度検出素子の一対の平行な平端面に
光を入射したときに生ずる多重反射に伴う多波干
渉の温度による変化を利用した光温度検出器を提
供することにある。
以下、本発明による光温度検出器の実施例を図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
先ず、本発明による光温度検出器に対する理解
を容易にするために、第2図を参照して多波干渉
の原理を説明しておく。
を容易にするために、第2図を参照して多波干渉
の原理を説明しておく。
第2図に示されるように、屈折率η2、厚さl
の極めて平行度の高い光学的に平滑な平面対を有
する平面板が屈折率η1の媒質中に置かれている
とする。
の極めて平行度の高い光学的に平滑な平面対を有
する平面板が屈折率η1の媒質中に置かれている
とする。
平面板に対して平面波が入射角θ1で入射した
場合、入射波は両端面で無限の回数の反射と透過
を繰り返し無限の数の部分反射波B1、B2、……
…と部分透過波A1、A2、A3………を生ずる。こ
の場合に1往復だけ光路差のある2つの部分波の
位相差δは、 δ=4πη2lcosθ2/λ0 ………(1) で与えられる。たゞし、λ0は入射波の真空中の
波長、θ2は入射波の平面板内での屈折角であ
る。
場合、入射波は両端面で無限の回数の反射と透過
を繰り返し無限の数の部分反射波B1、B2、……
…と部分透過波A1、A2、A3………を生ずる。こ
の場合に1往復だけ光路差のある2つの部分波の
位相差δは、 δ=4πη2lcosθ2/λ0 ………(1) で与えられる。たゞし、λ0は入射波の真空中の
波長、θ2は入射波の平面板内での屈折角であ
る。
このとき、反射光強度Irと入射光強度Iiとの間
には次の関係が成立する。
には次の関係が成立する。
Ir/Ii=4Rsin2(δ/2)/(1−R)2+
4Rsin2(δ/2)……(2) さらに透過光強度Itと入射光強度Iiとの間に
は、 It/Ii=(1−R)2/(1−R)2+4Rsin
2(δ/2)……(3) の関係式が得られる。こゝでRは反射膜がない場
合 R=(η1−η2)2/(η1+η2)2
………(4) 上記(3)、(4)式において、温度の変化に対しては
Rは一定とみなしてさしつかえないのでIr/Ii、
It/Iiはδの関数、すなわち、Ir/Ii、It/Iiは周
期2πの周期関数である。
4Rsin2(δ/2)……(2) さらに透過光強度Itと入射光強度Iiとの間に
は、 It/Ii=(1−R)2/(1−R)2+4Rsin
2(δ/2)……(3) の関係式が得られる。こゝでRは反射膜がない場
合 R=(η1−η2)2/(η1+η2)2
………(4) 上記(3)、(4)式において、温度の変化に対しては
Rは一定とみなしてさしつかえないのでIr/Ii、
It/Iiはδの関数、すなわち、Ir/Ii、It/Iiは周
期2πの周期関数である。
次に平面板の厚さl、光学的屈折率η2は温度
の変化に対して l=l0(1+αt) ………(5) η2=η0(1+βt) ………(6) で近似する。こゝでl0、η0はそれぞれ0℃のと
きのl、η2の値であり、αは線膨張率、βは光
学的屈折率の温度変化率、tは温度である。
の変化に対して l=l0(1+αt) ………(5) η2=η0(1+βt) ………(6) で近似する。こゝでl0、η0はそれぞれ0℃のと
きのl、η2の値であり、αは線膨張率、βは光
学的屈折率の温度変化率、tは温度である。
上記式(1)、(5)、(6)より
δ=4πl0η0cosθ2/λ0(1+αt)(1+βt)4πl0η0cosθ2/λ0{1+(α+β)t
}………(7) となる。
}………(7) となる。
たゞし、広い温度範囲をとるとα、β自体が温
度tの関数となるが適宜温度範囲を狭くとること
によりδを温度tの一次関数として近似できる。
度tの関数となるが適宜温度範囲を狭くとること
によりδを温度tの一次関数として近似できる。
前述したとおり、(2)(3)式はδ=2πの周期関数
であり、これを温度に直すと、式(7)においてδ=
2πとして △t=λ0/{2 l0η0(α+β)}cosθ2
………(8) がIr/IiおよびIt/Iiの周期を与える。
であり、これを温度に直すと、式(7)においてδ=
2πとして △t=λ0/{2 l0η0(α+β)}cosθ2
………(8) がIr/IiおよびIt/Iiの周期を与える。
第3図はこの関係を図示したものである。
これらのことから、平行平面板に使用する材料
の種類、平行平面の間隔、使用する光の波長およ
び入射角を定めれば△tが定まり、同時に式(2)(3)
より与えられた温度に対するIr/IiおよびIt/Iiが
決定される。
の種類、平行平面の間隔、使用する光の波長およ
び入射角を定めれば△tが定まり、同時に式(2)(3)
より与えられた温度に対するIr/IiおよびIt/Iiが
決定される。
さらに反射光強度Irと透過光強度Itとの間の比
をとると、式(2)(3)により Ir/It=4R/(1−R)2sin2(δ/2)…
……(9) あるいは Ir/It=(1−R)2/4Rcos c2(δ/2)
………(10) となる。
をとると、式(2)(3)により Ir/It=4R/(1−R)2sin2(δ/2)…
……(9) あるいは Ir/It=(1−R)2/4Rcos c2(δ/2)
………(10) となる。
上記式(9)(10)にはIiが表われず、光源の光量変動
の影響が除去されていることがわかる。これらの
ことから反射光強度と透過光強度の両方を検出し
て両者の比をとることにより光源の光量変動の影
響を受けることなく温度を検出することができ
る。
の影響が除去されていることがわかる。これらの
ことから反射光強度と透過光強度の両方を検出し
て両者の比をとることにより光源の光量変動の影
響を受けることなく温度を検出することができ
る。
次に第4図乃至第7図を参照して本発明の具体
的な実施例について説明する。
的な実施例について説明する。
第4図において、符号11は例えばHe−Neレ
ーザ等の光源を示し、この光源11からの光は光
路としての光フアイバ12内に伝播する。光フア
イバ12の先端には光フアイバ12内に透過した
光を平行光線に変換するためのレンズ13が設け
られている。このレンズ13の近傍には温度検出
素子14が配置されており、この素子14は、チ
タニヤ、サフアイヤ、ニオブ酸リチウム等の光学
結晶あるいは石英や各種ガラス等のうちから選択
されて使用する光の波長において光学的に透明な
一つの物質上に設けられた適当な光学的パワー反
射係数を有する互に平行であつて、かつ平滑な一
対の平端面14a,14bによつて形成されてい
る。
ーザ等の光源を示し、この光源11からの光は光
路としての光フアイバ12内に伝播する。光フア
イバ12の先端には光フアイバ12内に透過した
光を平行光線に変換するためのレンズ13が設け
られている。このレンズ13の近傍には温度検出
素子14が配置されており、この素子14は、チ
タニヤ、サフアイヤ、ニオブ酸リチウム等の光学
結晶あるいは石英や各種ガラス等のうちから選択
されて使用する光の波長において光学的に透明な
一つの物質上に設けられた適当な光学的パワー反
射係数を有する互に平行であつて、かつ平滑な一
対の平端面14a,14bによつて形成されてい
る。
この平行でかつ平滑が平端面14a,14b
は、光学研摩等によつてそれが設けられる固体物
質とこれをとりまく周囲の媒体で定まる光学的パ
ワー反射係数を有するように形成されるか、ある
いは光学研摩等によつて光学的に透明な固体上に
あらかじめ設けられた平行かつ平滑な平面に、そ
れらが所望の光学的パワー反射係数を有するよう
に反射膜を施したものである。
は、光学研摩等によつてそれが設けられる固体物
質とこれをとりまく周囲の媒体で定まる光学的パ
ワー反射係数を有するように形成されるか、ある
いは光学研摩等によつて光学的に透明な固体上に
あらかじめ設けられた平行かつ平滑な平面に、そ
れらが所望の光学的パワー反射係数を有するよう
に反射膜を施したものである。
しかして、上記温度検出素子14の平端面14
bの側には透過光を集光するためのレンズ15が
配置され、集光された透過光は光路としての光フ
アイバ16内を伝播して受光部17に導れるよう
になつている。また、受光部17からの光信号は
信号処理表示部18に供給される一方、前記光源
11からの光は受光部19によつて検出され、上
記信号処理表示部18に加えられるようになつて
いる。
bの側には透過光を集光するためのレンズ15が
配置され、集光された透過光は光路としての光フ
アイバ16内を伝播して受光部17に導れるよう
になつている。また、受光部17からの光信号は
信号処理表示部18に供給される一方、前記光源
11からの光は受光部19によつて検出され、上
記信号処理表示部18に加えられるようになつて
いる。
このように構成された実施例において、光源1
1から出射した光は、光フアイバ12を通つて伝
播し、レンズ13を通過して平行光となつて温度
検出素子14の平端面14aに垂直あるいは斜め
に入射し、温度検出素子14の平端面14a,1
4bの間でくり返し反射した後、平端面14bよ
り出射してレンズ15によつて集光され、光フア
イバ16内に伝播し、受光部17に入射して光量
を測定される。このとき、くり返し反射の回数の
異なる光波の位相は互いに異なるため、光波相互
の干渉により透過光の強度が定まる。この光波の
干渉による透過光の強度は平行な平端面間の距離
と温度検出素子を構成する物質の光学的屈折率に
よつて定まり、この距離と物質の光学的屈折率は
温度によつて変化するので温度変化が透過光強度
の変化に変換される。
1から出射した光は、光フアイバ12を通つて伝
播し、レンズ13を通過して平行光となつて温度
検出素子14の平端面14aに垂直あるいは斜め
に入射し、温度検出素子14の平端面14a,1
4bの間でくり返し反射した後、平端面14bよ
り出射してレンズ15によつて集光され、光フア
イバ16内に伝播し、受光部17に入射して光量
を測定される。このとき、くり返し反射の回数の
異なる光波の位相は互いに異なるため、光波相互
の干渉により透過光の強度が定まる。この光波の
干渉による透過光の強度は平行な平端面間の距離
と温度検出素子を構成する物質の光学的屈折率に
よつて定まり、この距離と物質の光学的屈折率は
温度によつて変化するので温度変化が透過光強度
の変化に変換される。
第5図に示された実施例は、温度検出素子14
の平端面に光を垂直に入射させ、光を入射させた
側の平端面より射出する多波干渉光を検出するよ
うにした垂直反射型の実施例である。すなわち、
第5図において、光フアイバ12と16とは、両
者間に適当な間隔をおいて同一直線上に配置さ
れ、レンズ13と15との間にはビームスプリツ
タ20が配置される一方、光フアイバ16の先端
には、レンズ21が取付けられ、光フアイバ16
内を伝播した光を平行光線に変換するようになつ
ており、さらにレンズ21の先には温度検出素子
14が配置されている。一方、上記ビームスプリ
ツタ20の下方には、ビームスプリツタ20から
の光を集光するレンズ23および光を導く光フア
イバ24が配置され、その先に光量を検出するた
めの受光部17が接続され、その出力は信号処理
表示部18が接続されている。さらに、光源11
からの光は、別の光路を通して受光部19に入射
し、この受光部19の光量信号は、信号処理表示
部18に加えられるようになつている。
の平端面に光を垂直に入射させ、光を入射させた
側の平端面より射出する多波干渉光を検出するよ
うにした垂直反射型の実施例である。すなわち、
第5図において、光フアイバ12と16とは、両
者間に適当な間隔をおいて同一直線上に配置さ
れ、レンズ13と15との間にはビームスプリツ
タ20が配置される一方、光フアイバ16の先端
には、レンズ21が取付けられ、光フアイバ16
内を伝播した光を平行光線に変換するようになつ
ており、さらにレンズ21の先には温度検出素子
14が配置されている。一方、上記ビームスプリ
ツタ20の下方には、ビームスプリツタ20から
の光を集光するレンズ23および光を導く光フア
イバ24が配置され、その先に光量を検出するた
めの受光部17が接続され、その出力は信号処理
表示部18が接続されている。さらに、光源11
からの光は、別の光路を通して受光部19に入射
し、この受光部19の光量信号は、信号処理表示
部18に加えられるようになつている。
このように構成された実施例によれば、光源1
1から出射した光はビームスプリツタ20を通過
し、レンズ15によつて集光され光フアイバ16
内を進行し、レンズ21によつて平行光線となつ
て温度検出素子14の平端面14aに対して垂直
に入射する。そして、温度検出素子14の平行な
端面14a,14bの間でくり返し反射したの
ち、光が入射した側の平端面14aより出射し、
再びレンズ21によつて集光され、光フアイバ1
6内を図の左方に向つて進み、ビームスプリツタ
20で反射され、レンズ23光フアイバ24を通
じて受光部17に入り、反射光の光量が検出され
る。この反射光の光量信号と、光源11から別の
系路を通して受光部19に入つた光量信号とは比
較され、その結果は、信号処理表示部18によつ
て表示される。このような実施例においても、前
記透過形の場合と同様にくり返し反射の回数の異
なる波の位相が異なるため、相互に干渉する結
果、反射光の強度は温度検出素子14の温度によ
り変化する。
1から出射した光はビームスプリツタ20を通過
し、レンズ15によつて集光され光フアイバ16
内を進行し、レンズ21によつて平行光線となつ
て温度検出素子14の平端面14aに対して垂直
に入射する。そして、温度検出素子14の平行な
端面14a,14bの間でくり返し反射したの
ち、光が入射した側の平端面14aより出射し、
再びレンズ21によつて集光され、光フアイバ1
6内を図の左方に向つて進み、ビームスプリツタ
20で反射され、レンズ23光フアイバ24を通
じて受光部17に入り、反射光の光量が検出され
る。この反射光の光量信号と、光源11から別の
系路を通して受光部19に入つた光量信号とは比
較され、その結果は、信号処理表示部18によつ
て表示される。このような実施例においても、前
記透過形の場合と同様にくり返し反射の回数の異
なる波の位相が異なるため、相互に干渉する結
果、反射光の強度は温度検出素子14の温度によ
り変化する。
また、第6図は、温度検出素子14の受光側の
平端面14aに光を斜めに入射させ、光を入射さ
せた側の平端面より射出する多波干渉光を検出す
るようにした斜め反射型の実施例である。すなわ
ち、この実施例においては、光源11、光フアイ
バ12およびレンズ13の光軸が温度検出素子1
4の平端面14aに対して傾斜して配置される一
方、温度検出素子14の平端面14aから斜めに
射出する光を受光するレンズ15、光フアイバ1
6およびレンズ17は平端面14aに対して傾斜
して設けられている。このような実施例によれ
ば、光源11から出射した光は、光フアイバ12
内を伝播しレンズ13によつて平行光線となつて
温度検出素子14の平端面14aに対して斜めに
入射し、平端面14a,14bの間をくり返し反
射したのち、平端面14aから斜めに出射する。
この出射光は、レンズ15、および光フアイバ1
6を通して受光部17に入射され光量を測定され
る。この光量と受光部19からの光量信号とが比
較され、信号処理表示部18に表示される。
平端面14aに光を斜めに入射させ、光を入射さ
せた側の平端面より射出する多波干渉光を検出す
るようにした斜め反射型の実施例である。すなわ
ち、この実施例においては、光源11、光フアイ
バ12およびレンズ13の光軸が温度検出素子1
4の平端面14aに対して傾斜して配置される一
方、温度検出素子14の平端面14aから斜めに
射出する光を受光するレンズ15、光フアイバ1
6およびレンズ17は平端面14aに対して傾斜
して設けられている。このような実施例によれ
ば、光源11から出射した光は、光フアイバ12
内を伝播しレンズ13によつて平行光線となつて
温度検出素子14の平端面14aに対して斜めに
入射し、平端面14a,14bの間をくり返し反
射したのち、平端面14aから斜めに出射する。
この出射光は、レンズ15、および光フアイバ1
6を通して受光部17に入射され光量を測定され
る。この光量と受光部19からの光量信号とが比
較され、信号処理表示部18に表示される。
さらに、第7図に示された実施例は、温度検出
素子14の平端面14a,14bの間でくり返し
反射したのち透過光と反射光の両方を検出し、両
者の光量の比をとる例であつて、第4図ぞに示し
た実施例と第6図に示した実施例を組合せたもの
に相当する。このような実施例によれば、光源1
1からの光は、光フアイバ12およびレンズ13
を通して温度検出素子14の平端面14aに入射
し、その透過光はレンズ15および光フアイバ1
6を通して受光部17に導かれ透過光の光量が測
定される。一方、平端面14aから反射した反射
光はレンズ15および光フアイバ16を通じて受
光部17に達し反射光の光量を測定される。しか
して、温度検出素子14からの透過光の光量と反
射光の光量とは比較され、その光量の比が信号処
理表示部18に表示され、このような実施例によ
れば、光源の光量変動の影響を除去することがで
きる。
素子14の平端面14a,14bの間でくり返し
反射したのち透過光と反射光の両方を検出し、両
者の光量の比をとる例であつて、第4図ぞに示し
た実施例と第6図に示した実施例を組合せたもの
に相当する。このような実施例によれば、光源1
1からの光は、光フアイバ12およびレンズ13
を通して温度検出素子14の平端面14aに入射
し、その透過光はレンズ15および光フアイバ1
6を通して受光部17に導かれ透過光の光量が測
定される。一方、平端面14aから反射した反射
光はレンズ15および光フアイバ16を通じて受
光部17に達し反射光の光量を測定される。しか
して、温度検出素子14からの透過光の光量と反
射光の光量とは比較され、その光量の比が信号処
理表示部18に表示され、このような実施例によ
れば、光源の光量変動の影響を除去することがで
きる。
以上述べたように本発明によれば、適当な波長
の光に対して光学的に透明な1つの物質に平行な
平端面の対を設けることによつて温度検出素子を
構成し、この素子に光源からの光を入射したとき
に生ずる多重反射による出射光の多波干渉の結
果、出射光強度が温度検出素子の膨張、収縮と光
学的屈折率の変化に伴つて変化することを利用し
て温度を測定するようにしたから、温度検出部の
構造が単純となり、製造が簡単であつて工数が減
少し、調整あるいは調整機構を不要にすることが
できる。また、長期にわたつて測定性能に対する
信頼性が高く、熱容量を低減し応答速度を向上さ
せることができる。
の光に対して光学的に透明な1つの物質に平行な
平端面の対を設けることによつて温度検出素子を
構成し、この素子に光源からの光を入射したとき
に生ずる多重反射による出射光の多波干渉の結
果、出射光強度が温度検出素子の膨張、収縮と光
学的屈折率の変化に伴つて変化することを利用し
て温度を測定するようにしたから、温度検出部の
構造が単純となり、製造が簡単であつて工数が減
少し、調整あるいは調整機構を不要にすることが
できる。また、長期にわたつて測定性能に対する
信頼性が高く、熱容量を低減し応答速度を向上さ
せることができる。
第1図は従来の光温度検出器を示した縦断面
図、第2図は多波干渉の原理を示した説明図、第
3図は温度に対するIr/IiおよびIt/Iiの変化を示
した線図、第4図は本発明の一実施例による透過
型光温度検出器を示した説明図、第5図は本発明
による垂直入射反射型光温度検出器を示した説明
図、第6図は斜入射反射型光温度検出器を示した
説明図、第7図は透過反射型光温度検出器を示し
た説明図である。 11……光源、12,16……光フアイバ、1
3,15……レンズ、14……温度検出素子、1
7……受光部、18……信号処理表示部。
図、第2図は多波干渉の原理を示した説明図、第
3図は温度に対するIr/IiおよびIt/Iiの変化を示
した線図、第4図は本発明の一実施例による透過
型光温度検出器を示した説明図、第5図は本発明
による垂直入射反射型光温度検出器を示した説明
図、第6図は斜入射反射型光温度検出器を示した
説明図、第7図は透過反射型光温度検出器を示し
た説明図である。 11……光源、12,16……光フアイバ、1
3,15……レンズ、14……温度検出素子、1
7……受光部、18……信号処理表示部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 光源と、チタニア、サフアイア、またはニオ
ブ酸リチウムの光学結晶、あるいは石英およびガ
ラスのうちから選択され、使用する光の波長にお
いて光学的に透明な物質上に設けられた、適当な
光学的パワー反射係数を有する平行かつ平滑な一
対の平端面を備えた温度検出素子と、上記光源か
らの光を上記温度検出素子に導く光路と、上記温
度検出素子からの透過光または反射光あるいは双
方の光の量を測定する受光部とを備え、前記平端
面における光の多重反射に伴う多波干渉の温度に
よる変化によつて温度を検出するようにした光温
度検出器。 2 特許請求の範囲第1項記載の光温度検出器に
おいて、温度検出素子の平行な平端面には反射膜
が形成されて大きなパワー反射係数を有すること
を特徴とする光温度検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17367580A JPS57114829A (en) | 1980-12-09 | 1980-12-09 | Optical temperature detector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17367580A JPS57114829A (en) | 1980-12-09 | 1980-12-09 | Optical temperature detector |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57114829A JPS57114829A (en) | 1982-07-16 |
JPS627484B2 true JPS627484B2 (ja) | 1987-02-17 |
Family
ID=15965009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17367580A Granted JPS57114829A (en) | 1980-12-09 | 1980-12-09 | Optical temperature detector |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57114829A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61234321A (ja) * | 1985-04-10 | 1986-10-18 | Hamamatsu Photonics Kk | 2次元赤外線イメージ変換装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5566725A (en) * | 1978-07-17 | 1980-05-20 | Mitsubishi Electric Corp | Temperature detector |
-
1980
- 1980-12-09 JP JP17367580A patent/JPS57114829A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5566725A (en) * | 1978-07-17 | 1980-05-20 | Mitsubishi Electric Corp | Temperature detector |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57114829A (en) | 1982-07-16 |
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