JPS627413B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS627413B2 JPS627413B2 JP57128410A JP12841082A JPS627413B2 JP S627413 B2 JPS627413 B2 JP S627413B2 JP 57128410 A JP57128410 A JP 57128410A JP 12841082 A JP12841082 A JP 12841082A JP S627413 B2 JPS627413 B2 JP S627413B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- cord
- glass fiber
- twist coefficient
- tensile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 claims description 19
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 12
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 2
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 230000009191 jumping Effects 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 1
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G1/00—Driving-belts
- F16G1/28—Driving-belts with a contact surface of special shape, e.g. toothed
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
- Ropes Or Cables (AREA)
Description
本発明は動力伝動用ベルトの改良、詳しくは、
初期強力が大きく、伸びが小で、かつ屈曲疲労性
の改善された歯付ベルト、多リブベルト等、動力
伝動用ベルトに関するものである。 歯付ベルトは平ベルトやVベルトと異なりすべ
りのない確実伝動が可能であり、また歯車やチエ
ーンの確実伝動に比べて給油を必要としない等の
利点を有しているため、近年需要が急速に増大し
ている。特に、自動車のオーバーヘツドカム軸
(OHC)の伝動駆動にあつてはその進出が顕著で
ある。 ところが、かかるOHC駆動の場合、歯付ベル
トは高負荷で且つ多軸で使用されるため、ベルト
は屈曲疲労を受け、伸ばされる。そして、このよ
うな苛酷な条件で使用される歯付ベルトは約0.1
%以上伸ばされるとプーリと噛み合いが悪くな
り、ジヤンピング現象を起し易い傾向をもつ。 この歯付ベルトの挙動傾向は抗張体の特性、即
ち伸びおよび屈曲疲労に影響されている。 ところで、今日、かかる歯付ベルトの抗張体の
1つとして強力が大きく、そして伸び、温度変化
の小さなガラス繊維ロープ又はコード(以下、単
にコードという)が使用されている。例えば、自
動車のOHC駆動におけるベルトの場合には、ガ
ラス繊維コードの構成は通常ECG−150−3/
13、上撚り数2.1回/25mm、下撚り数4.0回/25mm
そして上撚りと下撚りは逆方向になつている。 しかし、前記OHC駆動のように高負荷で小径
プーリの多軸下の条件で走行させると、このよう
なガラス繊維コードは伸ばされ、ベルト張力低下
を引き起していた。この原因は種々考えられるが
その1つとしてロープ構成にもある程度関連があ
ることが判明した。 一方、最近、通常Vベルトに代わるものとし
て、1本のベルトで多軸駆動が可能で、スペース
が少なくて済み、しかも、高負荷に耐え、小径の
プーリーにも使用出来る高性能の多リブベルトが
使用に供されているが、多リブベルトに使用され
る抗張体に関しても高負荷に耐えるよう初期強力
が高く、又、小径プーリー及びアイドラープーリ
ーが使用されるので、抗張体の屈曲性能が高いこ
とが要求され、現在、その抗張体として、ガラス
繊維コードが多く使用されている。 しかしこの場合においても、初期強力が高くて
屈曲疲労性が良いという両特性を満足する様なガ
ラス繊維コードが使用されるに至つていないため
ベルトが早期破損するという問題があり、その対
策としてリブ数を増す等の方策が講ぜられている
が、ベルト巾が大きくなるためプーリー巾も大き
くなり、結局のところ重量的に問題が起る。 そこで、本出願人は上述の如き実状に対応し、
その改善を図るべく適切な抗張体構成を追求し、
鋭意研究に努め、その結果、ガラス繊維ストラン
ドを3本集めて下撚りせず、あるいは上撚りと同
方向に下撚りし、これを所要本数集めて上撚り係
数1.6〜2.5で上撚りを行なうことを知見し、さき
に提案した。(実願昭56−88100号) しかしながら、その後、更に研究の進展と共に
ある下撚り係数下では、も早、上記上撚り係数
1.6〜2.5の範囲に捉われず、上記範囲を離れても
充分、コード強力、伸び、屈曲疲労性において実
用上、優れた性能を発揮するガラス繊維コードが
得られることを見出すに至つた。 かくして本発明はコードの伸び及び屈曲疲労の
小さなコード構成からなるガラス繊維コードを抗
張体として使用し、前記提案を凌駕し、初期強力
が大きく、伸びが小で、しかも屈曲疲労の小さな
歯付ベルト、多リブベルト等の動力伝動ベルトを
提供することを目的とするものである。 即ち、本発明は、前記ガラス繊維撚糸コードを
抗張体として使用した伝動ベルトにおいて、上撚
り係数0.60〜1.50として上撚りと同一方向に下撚
りし、しかも下撚り係数を上撚り係数の1/4〜1/2
で撚糸してなるガラス繊維コードを抗張体として
使用したことをその特徴とする。 以下、本発明の詳細を添付図面に示す実施例に
もとづいて具体的に説明する。 第1図は、本発明に係る動力伝動用ベルトの1
例として歯付ベルトを部分的に図示しており、図
において1は歯付ベルト、2は該ベルト歯部表面
を被覆してなるポリアミド繊維などからなる補強
布、3はゴム弾性体よりなる歯形部ならびに伸張
部、4は本発明の特徴であるガラス繊維コードの
抗張体である。 第2図は前記第1図におけるガラス繊維コード
4の一例ECG−150−3/13を示す断面図であ
り、直径9μの無アルカリガラスフイラメントを
太さ15000ヤード/ポンドに集束されたストラン
ド5を3本集めて矢印Aの方向に下撚り係数を上
撚り係数の1/4〜1/2で下撚りして子なわ6とし、
この子なわ6を13本集めて下撚りと同方向A′に
上撚り係数0.60〜1.50で上撚りして得られたコー
ドである。 このとき、逆方向に上撚りを掛けた場合には下
撚りが解舒されることになり所期の結果は得られ
ない。 なお、撚り係数は通常、T・F=D・T/28.7
で算出される。(担しD:コードの総デニール
数、T:センチ当りの撚り回数) 又、上記の場合、各子なわ6の構成本数は前記
3本の外、5本も考えられないではないが、スト
ランドの太さを考慮し、かつ性能的に見て3本は
最も実際的であり、望ましい本数である。 更に前記コード構成における子なわ6の集束本
数あるいはストランドの総本数は抗張体コードの
太さによつて決まり、夫々の場合に応じて適宜所
要の本数が選定されるが、最も一般的なベルト抗
張体としては前記13本又はストランド39本が挙げ
られる。しかし、これは必らずしも固定的なもの
でないことは云う迄もない。 しかして、上記構成において本発明の範囲とす
る前記上撚り係数ならびに該上撚り係数に対する
下撚り係数の比率は所要の初期強力、伸び、耐屈
曲疲労性を得るための重要な条件であり、これに
よつて本出願人がさきに提案した1.6〜2.5の上撚
り係数を外れても充分、所期の性能を得ることが
できるのである。 これは良好な初期強力、耐屈曲疲労性を得るた
めには、ガラス繊維コードにおいて上撚り係数>
下撚り係数で、かつ上撚り係数と下撚り係数の絶
対値の差が大きければ大きい程、良いことが実験
によつて確認されたことによるものであり、この
際、上下の各限界は必らずしも載然とはしないが
本発明における前記条件は、経験的にベルトとし
ての制限条件をも考慮することによつて誘導され
ている。 なお、上記説明は図示せる歯付ベルトに関し説
明して来たが、本発明における前記ガラス繊維コ
ードの構成は多リブベルトについても同様に適用
して有効な効果を発揮するものであり、歯付ベル
トと共に充分適用される。 次に、以上のような構成を有するコードを使用
して各伝動ベルトの実施例ならびに性能を以下に
示す。 実施例 1 下カバーとしてナイロン帆布、抗張体として第
1表に示す各コード構成を有する種々のガラス繊
維コードをゴム中に埋設させて各歯付ベルトを製
造した。得られたベルトは歯ピツチ9.525mm、歯
数140、ベルト巾24.5mmであつた。 次にこのベルトを第3図に示す走行試験機(駆
動プーリA歯数21、プーリB歯数38、プーリC歯
数42、プーリD歯数42、F及びGはテンシヨンプ
ーリ)に取り付け、環境温度80℃、駆動プーリA
の回転数4500rpm、ベルト初張力25Kgの条件下で
走行試験を行ない、100時間後のベルト張力変
化、1000時間走行後のベルト伸び、そして1000時
間走行後の残存強力率及び走行寿命を測定した。
その結果は第2表に示す通りであつた。
初期強力が大きく、伸びが小で、かつ屈曲疲労性
の改善された歯付ベルト、多リブベルト等、動力
伝動用ベルトに関するものである。 歯付ベルトは平ベルトやVベルトと異なりすべ
りのない確実伝動が可能であり、また歯車やチエ
ーンの確実伝動に比べて給油を必要としない等の
利点を有しているため、近年需要が急速に増大し
ている。特に、自動車のオーバーヘツドカム軸
(OHC)の伝動駆動にあつてはその進出が顕著で
ある。 ところが、かかるOHC駆動の場合、歯付ベル
トは高負荷で且つ多軸で使用されるため、ベルト
は屈曲疲労を受け、伸ばされる。そして、このよ
うな苛酷な条件で使用される歯付ベルトは約0.1
%以上伸ばされるとプーリと噛み合いが悪くな
り、ジヤンピング現象を起し易い傾向をもつ。 この歯付ベルトの挙動傾向は抗張体の特性、即
ち伸びおよび屈曲疲労に影響されている。 ところで、今日、かかる歯付ベルトの抗張体の
1つとして強力が大きく、そして伸び、温度変化
の小さなガラス繊維ロープ又はコード(以下、単
にコードという)が使用されている。例えば、自
動車のOHC駆動におけるベルトの場合には、ガ
ラス繊維コードの構成は通常ECG−150−3/
13、上撚り数2.1回/25mm、下撚り数4.0回/25mm
そして上撚りと下撚りは逆方向になつている。 しかし、前記OHC駆動のように高負荷で小径
プーリの多軸下の条件で走行させると、このよう
なガラス繊維コードは伸ばされ、ベルト張力低下
を引き起していた。この原因は種々考えられるが
その1つとしてロープ構成にもある程度関連があ
ることが判明した。 一方、最近、通常Vベルトに代わるものとし
て、1本のベルトで多軸駆動が可能で、スペース
が少なくて済み、しかも、高負荷に耐え、小径の
プーリーにも使用出来る高性能の多リブベルトが
使用に供されているが、多リブベルトに使用され
る抗張体に関しても高負荷に耐えるよう初期強力
が高く、又、小径プーリー及びアイドラープーリ
ーが使用されるので、抗張体の屈曲性能が高いこ
とが要求され、現在、その抗張体として、ガラス
繊維コードが多く使用されている。 しかしこの場合においても、初期強力が高くて
屈曲疲労性が良いという両特性を満足する様なガ
ラス繊維コードが使用されるに至つていないため
ベルトが早期破損するという問題があり、その対
策としてリブ数を増す等の方策が講ぜられている
が、ベルト巾が大きくなるためプーリー巾も大き
くなり、結局のところ重量的に問題が起る。 そこで、本出願人は上述の如き実状に対応し、
その改善を図るべく適切な抗張体構成を追求し、
鋭意研究に努め、その結果、ガラス繊維ストラン
ドを3本集めて下撚りせず、あるいは上撚りと同
方向に下撚りし、これを所要本数集めて上撚り係
数1.6〜2.5で上撚りを行なうことを知見し、さき
に提案した。(実願昭56−88100号) しかしながら、その後、更に研究の進展と共に
ある下撚り係数下では、も早、上記上撚り係数
1.6〜2.5の範囲に捉われず、上記範囲を離れても
充分、コード強力、伸び、屈曲疲労性において実
用上、優れた性能を発揮するガラス繊維コードが
得られることを見出すに至つた。 かくして本発明はコードの伸び及び屈曲疲労の
小さなコード構成からなるガラス繊維コードを抗
張体として使用し、前記提案を凌駕し、初期強力
が大きく、伸びが小で、しかも屈曲疲労の小さな
歯付ベルト、多リブベルト等の動力伝動ベルトを
提供することを目的とするものである。 即ち、本発明は、前記ガラス繊維撚糸コードを
抗張体として使用した伝動ベルトにおいて、上撚
り係数0.60〜1.50として上撚りと同一方向に下撚
りし、しかも下撚り係数を上撚り係数の1/4〜1/2
で撚糸してなるガラス繊維コードを抗張体として
使用したことをその特徴とする。 以下、本発明の詳細を添付図面に示す実施例に
もとづいて具体的に説明する。 第1図は、本発明に係る動力伝動用ベルトの1
例として歯付ベルトを部分的に図示しており、図
において1は歯付ベルト、2は該ベルト歯部表面
を被覆してなるポリアミド繊維などからなる補強
布、3はゴム弾性体よりなる歯形部ならびに伸張
部、4は本発明の特徴であるガラス繊維コードの
抗張体である。 第2図は前記第1図におけるガラス繊維コード
4の一例ECG−150−3/13を示す断面図であ
り、直径9μの無アルカリガラスフイラメントを
太さ15000ヤード/ポンドに集束されたストラン
ド5を3本集めて矢印Aの方向に下撚り係数を上
撚り係数の1/4〜1/2で下撚りして子なわ6とし、
この子なわ6を13本集めて下撚りと同方向A′に
上撚り係数0.60〜1.50で上撚りして得られたコー
ドである。 このとき、逆方向に上撚りを掛けた場合には下
撚りが解舒されることになり所期の結果は得られ
ない。 なお、撚り係数は通常、T・F=D・T/28.7
で算出される。(担しD:コードの総デニール
数、T:センチ当りの撚り回数) 又、上記の場合、各子なわ6の構成本数は前記
3本の外、5本も考えられないではないが、スト
ランドの太さを考慮し、かつ性能的に見て3本は
最も実際的であり、望ましい本数である。 更に前記コード構成における子なわ6の集束本
数あるいはストランドの総本数は抗張体コードの
太さによつて決まり、夫々の場合に応じて適宜所
要の本数が選定されるが、最も一般的なベルト抗
張体としては前記13本又はストランド39本が挙げ
られる。しかし、これは必らずしも固定的なもの
でないことは云う迄もない。 しかして、上記構成において本発明の範囲とす
る前記上撚り係数ならびに該上撚り係数に対する
下撚り係数の比率は所要の初期強力、伸び、耐屈
曲疲労性を得るための重要な条件であり、これに
よつて本出願人がさきに提案した1.6〜2.5の上撚
り係数を外れても充分、所期の性能を得ることが
できるのである。 これは良好な初期強力、耐屈曲疲労性を得るた
めには、ガラス繊維コードにおいて上撚り係数>
下撚り係数で、かつ上撚り係数と下撚り係数の絶
対値の差が大きければ大きい程、良いことが実験
によつて確認されたことによるものであり、この
際、上下の各限界は必らずしも載然とはしないが
本発明における前記条件は、経験的にベルトとし
ての制限条件をも考慮することによつて誘導され
ている。 なお、上記説明は図示せる歯付ベルトに関し説
明して来たが、本発明における前記ガラス繊維コ
ードの構成は多リブベルトについても同様に適用
して有効な効果を発揮するものであり、歯付ベル
トと共に充分適用される。 次に、以上のような構成を有するコードを使用
して各伝動ベルトの実施例ならびに性能を以下に
示す。 実施例 1 下カバーとしてナイロン帆布、抗張体として第
1表に示す各コード構成を有する種々のガラス繊
維コードをゴム中に埋設させて各歯付ベルトを製
造した。得られたベルトは歯ピツチ9.525mm、歯
数140、ベルト巾24.5mmであつた。 次にこのベルトを第3図に示す走行試験機(駆
動プーリA歯数21、プーリB歯数38、プーリC歯
数42、プーリD歯数42、F及びGはテンシヨンプ
ーリ)に取り付け、環境温度80℃、駆動プーリA
の回転数4500rpm、ベルト初張力25Kgの条件下で
走行試験を行ない、100時間後のベルト張力変
化、1000時間走行後のベルト伸び、そして1000時
間走行後の残存強力率及び走行寿命を測定した。
その結果は第2表に示す通りであつた。
【表】
【表】
実施例 2
抗張体として第1表に示す各コード構成を有す
る種々のガラス繊維コードを埋設させて、多リブ
ベルトを製造した。次にこのベルトを、第4図に
示す如き何れも125mmφの駆動プーリ(Dr)、従
動プーリー(Dn)で70mmφのテンシヨンプーリ
(Dt)に巻掛け、4800rpm、150ポンドの初張力で
走行試験を行い各ベルトの500時間走行後のベル
ト伸び及び800時間走行後の強力残存率及び寿命
を調べた。結果は第3表に示す通りであつた。
る種々のガラス繊維コードを埋設させて、多リブ
ベルトを製造した。次にこのベルトを、第4図に
示す如き何れも125mmφの駆動プーリ(Dr)、従
動プーリー(Dn)で70mmφのテンシヨンプーリ
(Dt)に巻掛け、4800rpm、150ポンドの初張力で
走行試験を行い各ベルトの500時間走行後のベル
ト伸び及び800時間走行後の強力残存率及び寿命
を調べた。結果は第3表に示す通りであつた。
【表】
以上の第2表ならびに第3表の各結果より、本
発明のコード構成をもつ伝動ベルトは従来のベル
トに比べ走行中の伸びが小さく、また走行後の残
存強力も大きいため屈曲疲労の影響を受けないこ
とが明らかであり、苛酷な条件下で使用する場合
においても、格別、ベルト張力低下を起すことな
く、好性能を長期にわたり持続し、頗る有用であ
ることが判る。
発明のコード構成をもつ伝動ベルトは従来のベル
トに比べ走行中の伸びが小さく、また走行後の残
存強力も大きいため屈曲疲労の影響を受けないこ
とが明らかであり、苛酷な条件下で使用する場合
においても、格別、ベルト張力低下を起すことな
く、好性能を長期にわたり持続し、頗る有用であ
ることが判る。
第1図は本発明に係る歯付ベルトの一例を示す
斜視図、第2図は同ベルトの抗張体ガラス繊維コ
ードの断面図、第3図は実施例1の歯付ベルトの
走行試験機のレイアウト、第4図は実施例2の多
リブベルトの走行試験機のレイアウトを示す図で
ある。 1……歯付ベルト、2……補強布、3……歯形
部及び伸張部、4……抗張体コード、5……スト
ランド、6……子なわ。
斜視図、第2図は同ベルトの抗張体ガラス繊維コ
ードの断面図、第3図は実施例1の歯付ベルトの
走行試験機のレイアウト、第4図は実施例2の多
リブベルトの走行試験機のレイアウトを示す図で
ある。 1……歯付ベルト、2……補強布、3……歯形
部及び伸張部、4……抗張体コード、5……スト
ランド、6……子なわ。
Claims (1)
- 1 ガラス繊維の撚糸コードを抗張体として使用
した伝動ベルトであつて、前記抗張体は、上撚り
方向と同一方向に下撚りされた複数本のガラス繊
維ストランドを更に所要本数集めて上撚りしてな
り、かつその上撚り係数は0.60〜1.50で、下撚り
係数が前記上撚り係数に対しその1/4〜1/2である
ことを特徴とする動力伝動用ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12841082A JPS5919744A (ja) | 1982-07-22 | 1982-07-22 | 動力伝動用ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12841082A JPS5919744A (ja) | 1982-07-22 | 1982-07-22 | 動力伝動用ベルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5919744A JPS5919744A (ja) | 1984-02-01 |
JPS627413B2 true JPS627413B2 (ja) | 1987-02-17 |
Family
ID=14984082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12841082A Granted JPS5919744A (ja) | 1982-07-22 | 1982-07-22 | 動力伝動用ベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919744A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10006519B2 (en) | 2014-04-30 | 2018-06-26 | Mitsuboshi Belting Ltd. | Toothed belt |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6157253U (ja) * | 1984-09-20 | 1986-04-17 | ||
JPS61167736A (ja) * | 1985-01-18 | 1986-07-29 | Bando Chem Ind Ltd | 動力伝動用ベルト |
JPS61135038U (ja) * | 1985-02-12 | 1986-08-22 | ||
JPH073259B2 (ja) * | 1990-02-19 | 1995-01-18 | バンドー化学株式会社 | 繊維補強ゴム製品 |
JPH03244849A (ja) * | 1990-02-23 | 1991-10-31 | Bando Chem Ind Ltd | 繊維補強ゴム製品 |
US5268221A (en) * | 1990-02-23 | 1993-12-07 | Bando Chemical Industries, Ltd. | Fiber reinforced rubber articles |
JP3007371B2 (ja) * | 1990-02-23 | 2000-02-07 | バンドー化学株式会社 | 繊維補強ゴム製品 |
US5346731A (en) * | 1990-07-12 | 1994-09-13 | Bando Chemical Industries, Ltd. | Fiber-reinforced rubber |
AU2001273952A1 (en) * | 2000-05-11 | 2001-11-20 | N V. Bekaert S.A. | Window elevator system with steel cord reinforced belt |
US7814740B2 (en) * | 2005-11-09 | 2010-10-19 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | Cord for rubber reinforcement |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5915780U (ja) * | 1982-07-21 | 1984-01-31 | 木村新株式会社 | 折り畳み扉用案内装置 |
-
1982
- 1982-07-22 JP JP12841082A patent/JPS5919744A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5915780U (ja) * | 1982-07-21 | 1984-01-31 | 木村新株式会社 | 折り畳み扉用案内装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10006519B2 (en) | 2014-04-30 | 2018-06-26 | Mitsuboshi Belting Ltd. | Toothed belt |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5919744A (ja) | 1984-02-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH074359Y2 (ja) | 歯付ベルト | |
JPS627413B2 (ja) | ||
JP2000009186A (ja) | 歯付ベルト | |
JPS62159827A (ja) | 歯付きベルト | |
JPH071054B2 (ja) | 歯付ベルト | |
JPH03229041A (ja) | Vベルト | |
CA2400942C (en) | V-belt system | |
JPH04119651U (ja) | Vリブドベルト | |
US8012056B2 (en) | Elastically extensible poly-V transmission belt for driving accessories of an internal combustion engine | |
TWI223033B (en) | Belt | |
JPH0583776B2 (ja) | ||
JPH034782B2 (ja) | ||
JPH0835540A (ja) | 歯付ベルト | |
US4022071A (en) | Steel cord belt reinforced transmission belt | |
JPH0250224B2 (ja) | ||
JPS5915780Y2 (ja) | 歯付ベルト | |
JP3451561B2 (ja) | Vリブドベルト | |
JPH06184853A (ja) | 歯付ベルト用ガラス繊維コード | |
TWI222500B (en) | Low modulus belt | |
JPH048947A (ja) | 歯付ベルト | |
JPS61244938A (ja) | 伝動ベルト用抗張体 | |
JPH0544607Y2 (ja) | ||
JP2616855B2 (ja) | 歯付ベルト | |
JPH07301284A (ja) | ベルトの抗張体 | |
JPH07269658A (ja) | Vリブドベルト |