JPH06184853A - 歯付ベルト用ガラス繊維コード - Google Patents
歯付ベルト用ガラス繊維コードInfo
- Publication number
- JPH06184853A JPH06184853A JP5211592A JP21159293A JPH06184853A JP H06184853 A JPH06184853 A JP H06184853A JP 5211592 A JP5211592 A JP 5211592A JP 21159293 A JP21159293 A JP 21159293A JP H06184853 A JPH06184853 A JP H06184853A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass fiber
- twist
- twists
- cord
- belt
- Prior art date
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- Pending
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 歯付ベルトの抗張体として用いるに好適なガ
ラス繊維コ−ドを提供する。 【構成】 PFL付着量がガラス繊維コード100重量
部に対して14〜25重量部の割合となるように、1〜
5本のPFL被覆したストランドを又はこれを複数本集
めたストランド群を上撚りと下撚りの方向を逆にし、 ガラス繊維フィラメントの平均直径:5〜10μm ストランド1本当りのフィラメントの本数:100〜8
00本 下撚り数 :2.5〜4.0 上撚り数 :1.5〜1.8 下撚り数/上撚り数:1.8〜2.2 なる条件で撚合してなる歯付ベルト用ガラス繊維コード 【効果】 屈曲疲労性に優れ、引張強度が高い。伸びが
小さい。ベルト側面の露出部からのほつれ出が極めて少
なく、耐久性の高い歯付ベルトが得られる。
ラス繊維コ−ドを提供する。 【構成】 PFL付着量がガラス繊維コード100重量
部に対して14〜25重量部の割合となるように、1〜
5本のPFL被覆したストランドを又はこれを複数本集
めたストランド群を上撚りと下撚りの方向を逆にし、 ガラス繊維フィラメントの平均直径:5〜10μm ストランド1本当りのフィラメントの本数:100〜8
00本 下撚り数 :2.5〜4.0 上撚り数 :1.5〜1.8 下撚り数/上撚り数:1.8〜2.2 なる条件で撚合してなる歯付ベルト用ガラス繊維コード 【効果】 屈曲疲労性に優れ、引張強度が高い。伸びが
小さい。ベルト側面の露出部からのほつれ出が極めて少
なく、耐久性の高い歯付ベルトが得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はRFLで被覆した歯付ベ
ルト用ガラス繊維コ−ドに係り、特に歯付ベルトの抗張
体として用いるに好適なガラス繊維コ−ドに関する。
ルト用ガラス繊維コ−ドに係り、特に歯付ベルトの抗張
体として用いるに好適なガラス繊維コ−ドに関する。
【0002】
【従来の技術】歯付ベルトは、ギヤやチェ−ンによる伝
動装置に比べると騒音が極めて小さく、かつ、平ベルト
やVベルトのようなすべりも無いので、近年、自動車の
オ−バ−ヘッドカム軸等の伝動機構への利用が拡大され
つつある。
動装置に比べると騒音が極めて小さく、かつ、平ベルト
やVベルトのようなすべりも無いので、近年、自動車の
オ−バ−ヘッドカム軸等の伝動機構への利用が拡大され
つつある。
【0003】この歯付ベルトは、叙上の如き長所に対
し、過大な張力や屈曲変形が加えられると延伸し、プ−
リとの噛合が悪くなり、ベルトの歯がプ−リの歯を乗り
越える所謂ジャンピング現象が生じるという短所を有す
る。
し、過大な張力や屈曲変形が加えられると延伸し、プ−
リとの噛合が悪くなり、ベルトの歯がプ−リの歯を乗り
越える所謂ジャンピング現象が生じるという短所を有す
る。
【0004】而して、歯付ベルトには、上記のような張
力や屈曲変形等の負荷に対する抵抗性を高めるために抗
張体が埋設されており、この抗張体としてはガラス繊維
のコ−ドが広く用いられている。
力や屈曲変形等の負荷に対する抵抗性を高めるために抗
張体が埋設されており、この抗張体としてはガラス繊維
のコ−ドが広く用いられている。
【0005】従来、抗張体用のガラス繊維コ−ドとして
は、ECG−150−3/13又はECG−50−1/
13で、下撚り数2.5かつ上撚り数1.3のもの、或
は下撚り数4.0で上撚り数2.0のもの等が一般的で
ある。なお、撚りの方向は、上下で逆方向である。
は、ECG−150−3/13又はECG−50−1/
13で、下撚り数2.5かつ上撚り数1.3のもの、或
は下撚り数4.0で上撚り数2.0のもの等が一般的で
ある。なお、撚りの方向は、上下で逆方向である。
【0006】(ここで、ECG等の記号を説明すると、
EはEガラス(無アルカリガラス)を、Cは長繊維を、
Gはフィラメント直径が呼称9μmであることを、15
0又は50はストランドが15000ヤ−ド/ポンド又
は5000ヤ−ド/ポンドであることを、3/13、1
/13の3又は1は下撚りするストランドの数を、13
は上撚りをかける下撚りされた糸束の本数を、それぞれ
表している。)また実公昭59−15780号公報に
は、歯付ベルトの抗張体として、ガラス繊維のストラン
ドを3本集めて撚り係数0.4以下で下撚りし、これを
集めて撚り係数1.6〜2.5で上撚りし、かつ上下の
撚りを同方向としたガラス繊維ロ−プが開示されてい
る。
EはEガラス(無アルカリガラス)を、Cは長繊維を、
Gはフィラメント直径が呼称9μmであることを、15
0又は50はストランドが15000ヤ−ド/ポンド又
は5000ヤ−ド/ポンドであることを、3/13、1
/13の3又は1は下撚りするストランドの数を、13
は上撚りをかける下撚りされた糸束の本数を、それぞれ
表している。)また実公昭59−15780号公報に
は、歯付ベルトの抗張体として、ガラス繊維のストラン
ドを3本集めて撚り係数0.4以下で下撚りし、これを
集めて撚り係数1.6〜2.5で上撚りし、かつ上下の
撚りを同方向としたガラス繊維ロ−プが開示されてい
る。
【0007】更に実開昭59−83234号公報には、
下撚係り数を0としたガラス繊維コ−ドが開示されてい
る。
下撚係り数を0としたガラス繊維コ−ドが開示されてい
る。
【0008】なお撚り数とは、糸25mm当りの撚り回
数(回/25mm)を表すものである。また本明細書で
は、上撚り、下撚りにおける撚り数をそれぞれ上撚り
数、下撚り数ということがある。
数(回/25mm)を表すものである。また本明細書で
は、上撚り、下撚りにおける撚り数をそれぞれ上撚り
数、下撚り数ということがある。
【0009】また実公昭59−15780号公報中に記
されている撚り係数とはT・F=√(D・T/28.
7)で算出されたものである(D:ロ−プの総デニ−ル
数、T:センチ当りの撚り数)。
されている撚り係数とはT・F=√(D・T/28.
7)で算出されたものである(D:ロ−プの総デニ−ル
数、T:センチ当りの撚り数)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】自動車のオ−バ−ヘッ
ドカム軸の駆動機構は、多軸化、高負荷化しつつあり、
上記従来のコ−ドにおいては、屈曲負荷に対する抵抗
性、或は耐久性を満たし難くなりつつある。
ドカム軸の駆動機構は、多軸化、高負荷化しつつあり、
上記従来のコ−ドにおいては、屈曲負荷に対する抵抗
性、或は耐久性を満たし難くなりつつある。
【0011】即ち、上記ECG−150−3/13又は
ECG−50−1/13で、上撚り数と下撚り数がそれ
ぞれ4.0,2.0であり、上撚りと下撚りの方向が逆
である従来の一般品コ−ドでは、要求特性とりわけ伸び
に対する抵抗性を満し難くなりつつある。
ECG−50−1/13で、上撚り数と下撚り数がそれ
ぞれ4.0,2.0であり、上撚りと下撚りの方向が逆
である従来の一般品コ−ドでは、要求特性とりわけ伸び
に対する抵抗性を満し難くなりつつある。
【0012】また、実公昭59−15780号公報や実
開昭59−83234号公報に記載のものは、要する
に、下撚りをかけないで、又は下撚り数を非常に小さく
し、これと同方向に上撚りをかけるようにしたものであ
り、伸びに対する抵抗性は改善されるものの、ベルト側
面からコ−ドがほつれ易く、要求される耐久性を満たし
難くなりつつある。
開昭59−83234号公報に記載のものは、要する
に、下撚りをかけないで、又は下撚り数を非常に小さく
し、これと同方向に上撚りをかけるようにしたものであ
り、伸びに対する抵抗性は改善されるものの、ベルト側
面からコ−ドがほつれ易く、要求される耐久性を満たし
難くなりつつある。
【0013】即ちガラス繊維コ−ドを用いてベルトを製
造するには、ガラス繊維コ−ドをスパイラル状に巻き付
けて筒状のものを得、この筒状のものを輪切る様に所要
幅に裁断してベルトと成すのであるが、この裁断方向は
コ−ドを縦断する方向であるので、ベルト側面にコ−ド
の長手方向の断面が露出する。そのため、長時間ベルト
を走行させると、コ−ドがほつれ出すのである。特に実
公昭59−15780号公報や実開昭59−83234
号公報に記載のコ−ドの如く、下撚りをかけずに、又は
下撚り数を非常に小さくし、これと同方向に上撚りをか
けるようにしたコ−ドにおいては、撚り数が小さいとこ
ろから、1本のストランドが連続して露出する部分の長
さが長いところから、コ−ドがほつれ易く、コ−ドの破
損の進行が顕著であり、切断に至ることすらある。上記
下撚り数と上撚り数がそれぞれ2.5、1.3の一般品
も同様の傾向を示す。
造するには、ガラス繊維コ−ドをスパイラル状に巻き付
けて筒状のものを得、この筒状のものを輪切る様に所要
幅に裁断してベルトと成すのであるが、この裁断方向は
コ−ドを縦断する方向であるので、ベルト側面にコ−ド
の長手方向の断面が露出する。そのため、長時間ベルト
を走行させると、コ−ドがほつれ出すのである。特に実
公昭59−15780号公報や実開昭59−83234
号公報に記載のコ−ドの如く、下撚りをかけずに、又は
下撚り数を非常に小さくし、これと同方向に上撚りをか
けるようにしたコ−ドにおいては、撚り数が小さいとこ
ろから、1本のストランドが連続して露出する部分の長
さが長いところから、コ−ドがほつれ易く、コ−ドの破
損の進行が顕著であり、切断に至ることすらある。上記
下撚り数と上撚り数がそれぞれ2.5、1.3の一般品
も同様の傾向を示す。
【0014】またこのようなコードは撚りが少ないため
に、コードの断面形状が崩れ易く、ベルトのP.L.
D)ベルト表面の帆布の厚さtとコード直径Dの1/2
の和、即ちP.L.D=t+D/2である。)を所定値
に保ち難いという欠点もある。
に、コードの断面形状が崩れ易く、ベルトのP.L.
D)ベルト表面の帆布の厚さtとコード直径Dの1/2
の和、即ちP.L.D=t+D/2である。)を所定値
に保ち難いという欠点もある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の歯付ベルト用ガラス繊維コ−ドは、PF
L付着量がガラス繊維コード100重量部に対して14
〜25重量部の割合となるように、1〜5本のPFL被
覆したストランドを又はこれを複数本集めたストランド
群を上撚りと下撚りの方向を逆にし、 ガラス繊維フィラメントの平均直径:5〜10μm ストランド1本当りのフィラメントの本数:100〜8
00本 下撚り数 :2.5〜4.0、好ましくは2.7〜
3.9 上撚り数 :1.5〜1.8 下撚り数/上撚り数:1.8〜2.2 なる条件で撚合してなるものである。
めに、本発明の歯付ベルト用ガラス繊維コ−ドは、PF
L付着量がガラス繊維コード100重量部に対して14
〜25重量部の割合となるように、1〜5本のPFL被
覆したストランドを又はこれを複数本集めたストランド
群を上撚りと下撚りの方向を逆にし、 ガラス繊維フィラメントの平均直径:5〜10μm ストランド1本当りのフィラメントの本数:100〜8
00本 下撚り数 :2.5〜4.0、好ましくは2.7〜
3.9 上撚り数 :1.5〜1.8 下撚り数/上撚り数:1.8〜2.2 なる条件で撚合してなるものである。
【0016】以下本発明の歯付ベルト用ガラス繊維コ−
ドの構成について更に詳細に説明する。
ドの構成について更に詳細に説明する。
【0017】本発明の歯付ベルト用ガラス繊維コ−ドに
用いられるストランドは平均直径5〜10μmのフィラ
メントを100〜800本引揃え、PFL被覆してな
る。
用いられるストランドは平均直径5〜10μmのフィラ
メントを100〜800本引揃え、PFL被覆してな
る。
【0018】フィラメントの径が5μmよりも小さい
と、所定の品質のものを安定して生産するのが難しくな
る。一方、10μmよりも太径であると可撓性が小さく
なり、屈曲の耐久性が小さくなる。特に好ましいのは6
〜9μmである。
と、所定の品質のものを安定して生産するのが難しくな
る。一方、10μmよりも太径であると可撓性が小さく
なり、屈曲の耐久性が小さくなる。特に好ましいのは6
〜9μmである。
【0019】ストランドに含まれるフィラメントの数は
100〜800本が適当であり、この範囲を逸脱して過
度に少なくなったり、多くなったりしたときには、生産
性及び引き揃え性が低下したり含浸性が悪化する。特に
好ましいのは200〜600本である。なおストランド
は1つのケ−キから取り出しても良く、2以上のケ−キ
から併行して取り出しても良い。例えば1つのケ−キに
フィラメント200本からなるストランドが巻回されて
いる場合において、600本のフィラメントを引揃える
場合には、3個のケ−キから併行してストランドを取り
出して引揃えるようにすれば良い。
100〜800本が適当であり、この範囲を逸脱して過
度に少なくなったり、多くなったりしたときには、生産
性及び引き揃え性が低下したり含浸性が悪化する。特に
好ましいのは200〜600本である。なおストランド
は1つのケ−キから取り出しても良く、2以上のケ−キ
から併行して取り出しても良い。例えば1つのケ−キに
フィラメント200本からなるストランドが巻回されて
いる場合において、600本のフィラメントを引揃える
場合には、3個のケ−キから併行してストランドを取り
出して引揃えるようにすれば良い。
【0020】本発明において、平均直径が9μmのフィ
ラメントを用いた場合には、コ−ド全体で4800〜9
000本のフィラメント数となるようにするのが好適で
ある。
ラメントを用いた場合には、コ−ド全体で4800〜9
000本のフィラメント数となるようにするのが好適で
ある。
【0021】フィラメントの径Dが変化した場合には、
コ−ド断面積を勘案し、次式で算出される最少本数と最
多本数との間になるようにするのが好適である。
コ−ド断面積を勘案し、次式で算出される最少本数と最
多本数との間になるようにするのが好適である。
【0022】最少本数=(9/D)2 ×4800 最多本数=(9/D)2 ×9000 また後述のように、上撚りする糸束の本数は6〜20本
が好ましいので、糸束1本当りのフィラメントの本数は
上記式で算出される総フィラメント本数を6〜20の糸
束本数で除すことにより求められる。
が好ましいので、糸束1本当りのフィラメントの本数は
上記式で算出される総フィラメント本数を6〜20の糸
束本数で除すことにより求められる。
【0023】本発明においては、フィラメントを巻取し
てケ−キにする紡糸時に、フィラメントにバインダ−を
付着させるのが好ましい。これは、フィラメント同志の
摩擦による損傷を防ぎ、かつ、ケバ立ちを防いで取扱い
性を良くすると共に、フィラメントとゴムとのなじみを
良くするためである。このバインダ−としては、ゴムラ
テックスを主成分としオルガノシラン及び潤滑剤を含む
ものが用いられる。バインダ−の付着量はガラスフィラ
メントに対し、0.1〜1.0wt%程度とりわけ0.
3〜0.6wt%程度が好ましい。0.1wt%よりも
少ないと上記特性の改善がみられず、とりわけ取扱い性
に難が生じ易く、一方、1.0wt%よりも多い場合に
は、ストランド被覆用としてRFLを採用した場合に、
このRFLの含浸性が悪くなる。
てケ−キにする紡糸時に、フィラメントにバインダ−を
付着させるのが好ましい。これは、フィラメント同志の
摩擦による損傷を防ぎ、かつ、ケバ立ちを防いで取扱い
性を良くすると共に、フィラメントとゴムとのなじみを
良くするためである。このバインダ−としては、ゴムラ
テックスを主成分としオルガノシラン及び潤滑剤を含む
ものが用いられる。バインダ−の付着量はガラスフィラ
メントに対し、0.1〜1.0wt%程度とりわけ0.
3〜0.6wt%程度が好ましい。0.1wt%よりも
少ないと上記特性の改善がみられず、とりわけ取扱い性
に難が生じ易く、一方、1.0wt%よりも多い場合に
は、ストランド被覆用としてRFLを採用した場合に、
このRFLの含浸性が悪くなる。
【0024】本発明の歯付ベルト用ガラス繊維コ−ド
は、上記の如きストランド又は引き揃えられたストラン
ド群、これをRFL結着して用いられる。
は、上記の如きストランド又は引き揃えられたストラン
ド群、これをRFL結着して用いられる。
【0025】RFLを付着させるには、ストランド又は
これを複数本引き揃えたストランド群をRFLの液中に
浸漬した後、加熱炉(キュア炉)を通して乾燥、反応さ
せて固体化すれば良い。
これを複数本引き揃えたストランド群をRFLの液中に
浸漬した後、加熱炉(キュア炉)を通して乾燥、反応さ
せて固体化すれば良い。
【0026】この固体状のRFLの付着量は、ガラス繊
維コ−ド100重量部に対して14〜25重量部、特に
16〜22重量部となるようにする。
維コ−ド100重量部に対して14〜25重量部、特に
16〜22重量部となるようにする。
【0027】14重量部よりも少ないとゴムとの接着性
が不足したり、屈曲疲労性が低下し、25重量部よりも
多い場合にはRFL層で破壊するため接着性が低下す
る。
が不足したり、屈曲疲労性が低下し、25重量部よりも
多い場合にはRFL層で破壊するため接着性が低下す
る。
【0028】ガラスフィラメントの径が9μmでRFL
の付着量がガラス繊維コ−ド100重量部に対し19重
量部である場合には、RFLの付着厚さは約1μmとな
り、付着量が14重量部、25重量部では、それぞれ約
0.74μm、1.3μmになる。
の付着量がガラス繊維コ−ド100重量部に対し19重
量部である場合には、RFLの付着厚さは約1μmとな
り、付着量が14重量部、25重量部では、それぞれ約
0.74μm、1.3μmになる。
【0029】なおストランドが浸漬される上記液状のR
FLとしては、次のようなものが好ましい。 レゾルシン/フォルマリンの比(モル比)は2/1
〜1/3であるものが良い。2/1を超えるとRFLの
皮膜強度が低下しゴムとの接着力が小さくなり、1/3
よりも小であると温度によってはゲル化をおこすように
なる。 レゾルシンとフォルマリンとの合量/ラテックスの
比(固形分比)は1/5〜1/20のものが良い。1/
5よりも大きくなると接着強度が低下し、1/20より
も小さくなると屈曲疲労性が低下する。 ラテックスの種類としては、スチレンブタジエンゴ
ム、クロロプレンゴム、ビニルピリジン等が好ましい。
FLとしては、次のようなものが好ましい。 レゾルシン/フォルマリンの比(モル比)は2/1
〜1/3であるものが良い。2/1を超えるとRFLの
皮膜強度が低下しゴムとの接着力が小さくなり、1/3
よりも小であると温度によってはゲル化をおこすように
なる。 レゾルシンとフォルマリンとの合量/ラテックスの
比(固形分比)は1/5〜1/20のものが良い。1/
5よりも大きくなると接着強度が低下し、1/20より
も小さくなると屈曲疲労性が低下する。 ラテックスの種類としては、スチレンブタジエンゴ
ム、クロロプレンゴム、ビニルピリジン等が好ましい。
【0030】本発明の歯付ベルト用ガラス繊維コ−ドで
は、上記のようにしてRFL被覆されたストランド又は
これを2〜5本よせ集めたストランド群を撚り数2.5
〜4.0、好ましくは2.7〜3.9で下撚りして1本
の糸束とする。
は、上記のようにしてRFL被覆されたストランド又は
これを2〜5本よせ集めたストランド群を撚り数2.5
〜4.0、好ましくは2.7〜3.9で下撚りして1本
の糸束とする。
【0031】ストランドの本数が5を超えると、下撚り
した糸束の径が過大となる。
した糸束の径が過大となる。
【0032】下撚り数が2.5よりも小さい場合には、
歯付ベルトに用いた場合、前述の様なベルト側面の露出
部からのほつれが出易くなる。また、下撚り数が4.0
を超える場合には、伸びが大きくなり、ベルトに用いた
際のコ−ドの伸びが過大となるので不適当である。
歯付ベルトに用いた場合、前述の様なベルト側面の露出
部からのほつれが出易くなる。また、下撚り数が4.0
を超える場合には、伸びが大きくなり、ベルトに用いた
際のコ−ドの伸びが過大となるので不適当である。
【0033】本発明の歯付ベルト用ガラス繊維コ−ドで
は、上記糸束を複数本(好ましくは6〜20本)、撚り
数1.5〜1.8で、下撚りと反対方向に上撚りする。
は、上記糸束を複数本(好ましくは6〜20本)、撚り
数1.5〜1.8で、下撚りと反対方向に上撚りする。
【0034】上撚りの撚り数が1.8よりも大きい場合
にはベルトに用いた際のコ−ドの伸びが過大となり不適
当である。また撚り数が1.5よりも小さい場合には、
伸びは小さいものの、ベルト側面からのほつれが出易く
なり、不適当である。
にはベルトに用いた際のコ−ドの伸びが過大となり不適
当である。また撚り数が1.5よりも小さい場合には、
伸びは小さいものの、ベルト側面からのほつれが出易く
なり、不適当である。
【0035】なお第1図は歯付ベルトの伸びと上撚り数
との関係の一例を示すグラフである。図示のように、上
撚り数が1.8を超えるとベルトの伸びが急激に大きく
なる。
との関係の一例を示すグラフである。図示のように、上
撚り数が1.8を超えるとベルトの伸びが急激に大きく
なる。
【0036】本発明においては、下撚りと上撚りの方向
は逆方向とする。このようにすることによりコ−ドの撚
りのバランスがとれ、伸びに対する抵抗性が高くなる。
は逆方向とする。このようにすることによりコ−ドの撚
りのバランスがとれ、伸びに対する抵抗性が高くなる。
【0037】なお本発明においては、下撚りと上撚りの
撚り数の比は1.8〜2.2とする。このようにすれば
上撚りと下撚りのバランスが良好なものとなり、伸びに
対する抵抗性が一層高くなる。
撚り数の比は1.8〜2.2とする。このようにすれば
上撚りと下撚りのバランスが良好なものとなり、伸びに
対する抵抗性が一層高くなる。
【0038】ガラス繊維コ−ドにおいては、撚り数を適
切に選定することが重要である。即ち、撚り数の少ない
ガラス繊維コ−ドにおいては、当該コ−ドを湾曲面に沿
ってこれに押し付けるように引張った場合、コ−ドの断
面形状が楕円形類似の押しつぶされた形状に変形し易く
なる。このように変形し易いものにおいては、上述の様
にベルト製造時にコ−ドが変形して隣接するコ−ド同志
が密着してしまい、ゴムの回りが悪くなる。
切に選定することが重要である。即ち、撚り数の少ない
ガラス繊維コ−ドにおいては、当該コ−ドを湾曲面に沿
ってこれに押し付けるように引張った場合、コ−ドの断
面形状が楕円形類似の押しつぶされた形状に変形し易く
なる。このように変形し易いものにおいては、上述の様
にベルト製造時にコ−ドが変形して隣接するコ−ド同志
が密着してしまい、ゴムの回りが悪くなる。
【0039】本発明の歯付ベルト用ガラス繊維コ−ドに
おいては、上撚り数と下撚り数が適切に選定されている
ので、コ−ドを湾曲面に沿って引張っても、その断面形
状はほぼ真円形状を維持し、上記のような弊害がない。
おいては、上撚り数と下撚り数が適切に選定されている
ので、コ−ドを湾曲面に沿って引張っても、その断面形
状はほぼ真円形状を維持し、上記のような弊害がない。
【0040】ECG−150におけるコ−ド撚り構成と
コ−ド径との関係を次に示す。
コ−ド径との関係を次に示す。
【0041】
【表1】
【0042】本発明の歯付ベルト用ガラス繊維コ−ドに
おいては、コ−ドの直径は1.00〜1.30mmが好
ましい。1.3mmよりも太径になると、屈曲疲労性が
低下する。1.00mm以下では屈曲疲労性は優れるも
のの、初期引張強度が不足するようになる。特に好まし
いのは1.05〜1.27mmである。
おいては、コ−ドの直径は1.00〜1.30mmが好
ましい。1.3mmよりも太径になると、屈曲疲労性が
低下する。1.00mm以下では屈曲疲労性は優れるも
のの、初期引張強度が不足するようになる。特に好まし
いのは1.05〜1.27mmである。
【0043】第2図はガラス繊維コ−ドを用いた歯付ベ
ルトの走行による引張強さの低下率とコ−ドの直径との
関係の一例を表すグラフである。第2図より、直径が
1.3mmを超えると引張強さ低下率が相当に大きくな
ることが認められる。
ルトの走行による引張強さの低下率とコ−ドの直径との
関係の一例を表すグラフである。第2図より、直径が
1.3mmを超えると引張強さ低下率が相当に大きくな
ることが認められる。
【0044】第3図はこのガラス繊維コ−ドを用いたベ
ルトの引張強度(初期引張強度)とコ−ドの直径との関
係の一例を表すグラフである。使用したコ−ドは、第1
図の試験に供する前のものと同材質であり、ベルト幅は
19.1mmである。第3図より、コ−ドの直径が1.
0mmよりも小さくなると、ベルトの初期引張強度が所
要値を満たさなくなる。
ルトの引張強度(初期引張強度)とコ−ドの直径との関
係の一例を表すグラフである。使用したコ−ドは、第1
図の試験に供する前のものと同材質であり、ベルト幅は
19.1mmである。第3図より、コ−ドの直径が1.
0mmよりも小さくなると、ベルトの初期引張強度が所
要値を満たさなくなる。
【0045】
【作用】本発明の歯付ベルト用ガラス繊維コ−ドにおい
ては、PFL被覆を施すと共に、下撚りと上撚りの方向
を逆にし、かつその撚り数及びその比を適切なものに選
定してあるので、屈曲疲労性、初期引張強度に優れ、伸
びも小さい。そして、これを歯付ベルトに適用した場合
には、ベルト側面露出部からのほつれ出が極めて少な
く、耐久性の高いベルトが得られる。
ては、PFL被覆を施すと共に、下撚りと上撚りの方向
を逆にし、かつその撚り数及びその比を適切なものに選
定してあるので、屈曲疲労性、初期引張強度に優れ、伸
びも小さい。そして、これを歯付ベルトに適用した場合
には、ベルト側面露出部からのほつれ出が極めて少な
く、耐久性の高いベルトが得られる。
【0046】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限
り、以下の実施例に限定されるものではない。
に具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限
り、以下の実施例に限定されるものではない。
【0047】実施例1 下撚り数、上撚り数及びその比が表2,3の通りである
ECG−150−3/13のコ−ドを製造した。またこ
のコ−ドを用いて歯付ベルトを製造した。
ECG−150−3/13のコ−ドを製造した。またこ
のコ−ドを用いて歯付ベルトを製造した。
【0048】コ−ドの引張強度、直径、ベルトの引張強
度、伸び、屈曲走行後の引張強度の測定結果を表2,3
に示す。なおその他の測定条件等は次の実施例2と同様
である。
度、伸び、屈曲走行後の引張強度の測定結果を表2,3
に示す。なおその他の測定条件等は次の実施例2と同様
である。
【0049】また、各コードにつき、走行試験を行な
い、結果を表2,3に示した。
い、結果を表2,3に示した。
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】表2,3より、上撚り数が1.8を超える
と伸びが大きくなることが認められる。また、実施例に
係るNo.3,7,10,11,15のガラス繊維コ−
ドを用いたベルトは初期引張強度及び伸びのバランスが
良くとれており、屈曲走行後の引張強度もNo.1,
2,4,5,6,8,9,12,13,14,16,1
7,18(比較例)のものに比べ優れていることが認め
られる。
と伸びが大きくなることが認められる。また、実施例に
係るNo.3,7,10,11,15のガラス繊維コ−
ドを用いたベルトは初期引張強度及び伸びのバランスが
良くとれており、屈曲走行後の引張強度もNo.1,
2,4,5,6,8,9,12,13,14,16,1
7,18(比較例)のものに比べ優れていることが認め
られる。
【0053】因みに比較例に係るNo.1,2,4,
6,9,14のコ−ドを用いたベルトは、引張強度が大
きく伸びは小さいものの、屈曲走行後の引張強度が著し
く低い。また同様に比較例に係るNo.5,8,12,
13,16,17,18のコ−ドを用いたベルトは、引
張強度が小さく、伸びも大きい。そして屈曲走行後の引
張強度も実施例に係るNo.3,7,10,11,15
のものより劣る。
6,9,14のコ−ドを用いたベルトは、引張強度が大
きく伸びは小さいものの、屈曲走行後の引張強度が著し
く低い。また同様に比較例に係るNo.5,8,12,
13,16,17,18のコ−ドを用いたベルトは、引
張強度が小さく、伸びも大きい。そして屈曲走行後の引
張強度も実施例に係るNo.3,7,10,11,15
のものより劣る。
【0054】実施例2 ECG−150−3/13で下撚り数/上撚り数=1.
9となるようにして、上撚り数を1.0〜2.5の間で
種々変えたガラス繊維コ−ド(No.19は上撚り数
1.0、No.20は上撚り数1.3、No.21は上
撚り数1.45、No.22は上撚り数1.7、No.
23は上撚り数2.1、No.24は上撚り数2.5)
を製造し、このコ−ドを用いて歯付ベルトを製造した。
このベルトを2個のプ−リ間に懸架し、プ−リ離反方向
にプ−リ軸に所定荷重を加えながらプ−リを所定時間回
転させた。この走行による歯付ベルトの伸びを測定し
た。結果を第1図に示す。
9となるようにして、上撚り数を1.0〜2.5の間で
種々変えたガラス繊維コ−ド(No.19は上撚り数
1.0、No.20は上撚り数1.3、No.21は上
撚り数1.45、No.22は上撚り数1.7、No.
23は上撚り数2.1、No.24は上撚り数2.5)
を製造し、このコ−ドを用いて歯付ベルトを製造した。
このベルトを2個のプ−リ間に懸架し、プ−リ離反方向
にプ−リ軸に所定荷重を加えながらプ−リを所定時間回
転させた。この走行による歯付ベルトの伸びを測定し
た。結果を第1図に示す。
【0055】なお測定条件は次の通りである。
【0056】環境温度 80℃ プ−リ歯数 18歯 プ−リ軸荷重 45Kg プ−リ回転数 8000rpm 走行時間 400hr この実施例2においても、実施例1と同様に、上撚り数
が1.8を超えると伸びが著しく大きくなることが認め
られる。
が1.8を超えると伸びが著しく大きくなることが認め
られる。
【0057】また、各コードについて、上記走行試験に
よるほつれ出しの無有を調べ、結果を表4に示した。
よるほつれ出しの無有を調べ、結果を表4に示した。
【0058】
【表4】
【0059】実施例3 ECG−150で構成を3/8〜3/13の間で種々変
えてガラス繊維コ−ドを製造した。上撚り数は1.7、
下撚り数は3.5、下撚り数/上撚り数=2.06であ
る。
えてガラス繊維コ−ドを製造した。上撚り数は1.7、
下撚り数は3.5、下撚り数/上撚り数=2.06であ
る。
【0060】このコ−ドを用いてベルト幅19.1mm
の歯付ベルトを製造し、四角形の隅角位置に配置された
4個のプ−リにこの歯付ベルトを懸架させて走行試験を
行なった。
の歯付ベルトを製造し、四角形の隅角位置に配置された
4個のプ−リにこの歯付ベルトを懸架させて走行試験を
行なった。
【0061】走行試験条件は次の通りである。
【0062】環境温度 80℃ 駆動プ−リ歯数 18歯 駆動プ−リ回転数 6000rpm 走行時間 600hr またこのベルトの走行試験前のベルトの引張強度(初期
引張強度)を測定した。その結果を第3図に示す。
引張強度)を測定した。その結果を第3図に示す。
【0063】第2図及び第3図より、コ−ド直径が1.
3mmを超えるとベルト走行による強さ低下率が大きく
なること、並びに、直径が1.0mmよりも小さくなる
と初期引張強度が所要値を満たさなくなる。
3mmを超えるとベルト走行による強さ低下率が大きく
なること、並びに、直径が1.0mmよりも小さくなる
と初期引張強度が所要値を満たさなくなる。
【0064】なお実施例1〜3において、ストランドは
ゴムラテックスを主成分とするバインダ−が0.5重量
%付着されている。
ゴムラテックスを主成分とするバインダ−が0.5重量
%付着されている。
【0065】またガラス繊維コ−ドは、RFLで被覆さ
れている。RFLの付着量はガラス繊維コ−ド100重
量部に対して19重量部である。
れている。RFLの付着量はガラス繊維コ−ド100重
量部に対して19重量部である。
【0066】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の歯付ベルト
用ガラス繊維コ−ドは、屈曲疲労性に優れ、引張強度が
高い。また伸びが小さい。
用ガラス繊維コ−ドは、屈曲疲労性に優れ、引張強度が
高い。また伸びが小さい。
【0067】本発明の歯付ベルト用ガラス繊維コ−ドを
歯付ベルトに適用した場合には、歯付ベルト側面の露出
部からのほつれ出が極めて少なく、耐久性の高い歯付ベ
ルトが得られる。
歯付ベルトに適用した場合には、歯付ベルト側面の露出
部からのほつれ出が極めて少なく、耐久性の高い歯付ベ
ルトが得られる。
【図1】ベルト伸びと上撚り数との関係を示すグラフで
ある。
ある。
【図2】走行後のベルトの強度低下率とコ−ド径との関
係を示すグラフである。
係を示すグラフである。
【図3】ベルト引張強さとコ−ドとの関係を表すグラフ
である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 平均直径5〜10μmのガラス繊維のフ
ィラメントが100〜800本引揃えられたストランド
又はこれを複数本集めたストランド群をレゾルシンホル
マリンラテックス(以下RFLと称する)被覆し、これ
を撚り数2.5〜4.0で一方向に下撚りし糸束とし、
この糸束の複数本を撚り数1.5〜1.8で他方向に上
撚りしてなり、ストランド又はストランド群のRFL付
着量が、ガラス繊維コード100重量部に対して14〜
25重量部の割合であり、かつ下撚りの撚り数と上撚り
の撚り数との比が1.8〜2.2であることを特徴とす
る歯付ベルト用ガラス繊維コード。 - 【請求項2】 前記下撚りの撚り数は2.7〜3.9で
ある請求項1に記載の歯付ベルト用ガラス繊維コード。 - 【請求項3】 コードの直径が1.00〜1.30mm
である請求項1又は2に記載の歯付ベルト用ガラス繊維
コード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5211592A JPH06184853A (ja) | 1984-09-20 | 1993-08-26 | 歯付ベルト用ガラス繊維コード |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59197204A JPS6175836A (ja) | 1984-09-20 | 1984-09-20 | ガラス繊維コ−ド |
JP5211592A JPH06184853A (ja) | 1984-09-20 | 1993-08-26 | 歯付ベルト用ガラス繊維コード |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59197204A Division JPS6175836A (ja) | 1984-09-20 | 1984-09-20 | ガラス繊維コ−ド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06184853A true JPH06184853A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=26510233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5211592A Pending JPH06184853A (ja) | 1984-09-20 | 1993-08-26 | 歯付ベルト用ガラス繊維コード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06184853A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09124802A (ja) * | 1995-10-30 | 1997-05-13 | Bando Chem Ind Ltd | ベルト用抗張体の製造方法 |
EP0840036A1 (en) * | 1996-11-05 | 1998-05-06 | Bando Chemical Industries, Limited | Tension member for belt and power transmission belt |
US6068916A (en) * | 1995-10-30 | 2000-05-30 | Bando Chemical Industries, Ltd. | Tension member for belt, method of producing the same and belt including the same |
EP2221413A1 (en) * | 2007-11-15 | 2010-08-25 | Nippon Sheet Glass Company Limited | Reinforcement cord and rubber product employing the same |
WO2019159733A1 (ja) | 2018-02-15 | 2019-08-22 | 日本板硝子株式会社 | ゴム補強用コード及びそれを用いたゴム製品 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5915780U (ja) * | 1982-07-21 | 1984-01-31 | 木村新株式会社 | 折り畳み扉用案内装置 |
-
1993
- 1993-08-26 JP JP5211592A patent/JPH06184853A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5915780U (ja) * | 1982-07-21 | 1984-01-31 | 木村新株式会社 | 折り畳み扉用案内装置 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH09124802A (ja) * | 1995-10-30 | 1997-05-13 | Bando Chem Ind Ltd | ベルト用抗張体の製造方法 |
US6068916A (en) * | 1995-10-30 | 2000-05-30 | Bando Chemical Industries, Ltd. | Tension member for belt, method of producing the same and belt including the same |
EP0840036A1 (en) * | 1996-11-05 | 1998-05-06 | Bando Chemical Industries, Limited | Tension member for belt and power transmission belt |
EP2221413A1 (en) * | 2007-11-15 | 2010-08-25 | Nippon Sheet Glass Company Limited | Reinforcement cord and rubber product employing the same |
EP2221413A4 (en) * | 2007-11-15 | 2014-10-08 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | ARMING SCORD AND RUBBER MAKING IT |
WO2019159733A1 (ja) | 2018-02-15 | 2019-08-22 | 日本板硝子株式会社 | ゴム補強用コード及びそれを用いたゴム製品 |
US11945948B2 (en) | 2018-02-15 | 2024-04-02 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | Rubber-reinforcing cord and rubber product including same |
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