JPS6273002A - 変圧運転ボイラにおける蒸気圧力制御方式 - Google Patents

変圧運転ボイラにおける蒸気圧力制御方式

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JPS6273002A
JPS6273002A JP21375285A JP21375285A JPS6273002A JP S6273002 A JPS6273002 A JP S6273002A JP 21375285 A JP21375285 A JP 21375285A JP 21375285 A JP21375285 A JP 21375285A JP S6273002 A JPS6273002 A JP S6273002A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は負荷変化時に給水圧力が変化する変圧運転ボイ
ラにおいて、特に乾き運転中の負荷上昇時における火炉
蒸発器出口流体の過渡的な湿り蒸気の発生を防止し、ま
た乾き運転中の負荷降下時における火炉蒸発器出口流体
過熱度の過渡的な上昇を防止し得るようにした蒸気圧力
制御方式に関する。
〔従来の技術] 従来から、例えば火力発電プラントの分野においては、
負荷変化時に給水圧力が変化する変圧運転ボイラが採用
されている。この変圧運転ボイラは、火炉蒸発器みよび
節炭器等を中心別器として備えて構成されている。
さてこの種の変圧運転ボイラにおいて、まず負荷上昇を
行なった場合の過渡状態における火炉蒸発器出口流体湿
り発生のプロセスを第8図に示している。第8図に示す
ように、火炉蒸発器出口流体圧力における飽和温度TS
atは、負荷上昇時の火炉蒸発器を通過する流体(水あ
るいは蒸気)圧力pwsに従って上昇する。これに対し
て、火炉蒸発器出口における流体(水)温度 Twwo
utは、火炉蒸発器および節炭器の保有熱容量の大きさ
により時間遅れを伴って上昇する。この結果、第8図に
示したように乾き運転中の負荷上昇時に火炉蒸発器出口
流体が過渡的に湿り蒸気となる。この乾き運転中におけ
る湿り蒸気の発生は、過渡的に過熱器通過蒸気流量を減
少させて過熱器各部のメタル温度を上昇させたり、或い
は気水分11器によるドレンの排出に伴い制陣系に外乱
を与える等の原因となるものである。
一方、負荷降下を行なった場合の過渡状態における火炉
蒸発器出口流体温度の上昇、特に過熱度(Tww  o
ut−Tsat)の上昇のプロセスを第9図に示してい
る。第9図に示すように、火炉蒸発器出口流体圧力にお
ける飽和温度Tsatは、負荷降下時の火炉蒸発器を通
過する流体(水あるいは蒸気)圧力p w 3に従って
低下する。これに対して、火炉蒸発器出口における流体
〈水)温度下WW  oUtは、火炉蒸発器および節炭
器の保有熱容量の大きさにより時間遅れを伴って低下す
る。この結果、第9図に示したように乾き運転中の負荷
降下時に火炉蒸発器出口流体過熱度が過渡的に上昇する
ことになる。この乾き運転中における過熱度(Tww 
 out−Tsat)の上昇は、火炉水冷壁管間の流体
温度アンバランスを助長して火炉水冷壁の耐力を損うた
め、火炉保護の観点から非常に重要な問題となるもので
ある。
[発明が解決しようとする問題点] このため従来では、まず前者の問題に対して、主蒸気圧
力上昇の設定は第1o図(a)(b)に示すように、負
荷上昇に対してボイラの時定数を考慮した時間遅れをも
って行なうようにしている。
しかしながら、このような一定の時冊遅れ設定では次の
ような問題を生じる可能性がある。
(a)急速な負荷変化に対応することができない。
つまり、負荷変化速度を上げると時間1机設定も増大し
なければならない。
(b)ガス再循環(GR>@、ガス再循環(GR)変化
速度等の蒸気温度制御、および節炭器内の蒸気発生防止
のための重要なパラメータ変化に対して対応できない。
つまり、ガス再循環(GR)量を増加、ガス再循環<G
R)変化速度を上げると、時間遅れ設定を増大しなけれ
ばならない。
(C)給水流量と燃料流巳の比率、および過熱器過熱低
減器のスプレィ流m等の蒸気温度制御のための重要なパ
ラメータ遍かに対して対応できない。
つまり、給水に対する燃料の減少、過熱器スプレィ量の
減少により、時間遅れ設定も増大しなければならない。
(d)これらの過渡的な変化を全て考慮して、いかなる
場合にも火炉蒸発器出口流体温度TWWWoutが火炉
蒸発器出口流体圧力における飽和温度Tsat以下とな
らないようにするためには、負荷上昇に対して大きな時
間遅れを設定することになる。このことは、通常の負荷
変化時については過剰な湿り防止裕度を有することにな
るが、この場合火炉蒸発器出口流体の過熱度 (TWW
out−Tsat)は過大となり、火炉壁面内の温度差
を増大させてしまうため、火炉保護の観点から非常に重
要である。すなわち、火炉壁の保護のためには、この時
間遅れは最小限かつ最短時間とする必要がある。
一方、上述のような乾き運転中の負荷上昇時に火炉蒸発
器の出口が過渡的に湿り蒸気となることを防止するには
、火炉蒸発器出口側にさらに煙道蒸発器を設ける設計と
することも考えられるが、これは直接大きなコストアッ
プにつながり好ましくない。
一方後者の問題に対して、主蒸気圧力降下の設定は第1
1図(a)(b)に示すように、負荷降下に対してボイ
ラの時定数を考慮した時間遅れをもって行なうようにし
ている。しかしながら、このような一定の時間遅れ設定
では前者の場合と同様に次のような問題を生じる可能性
がある。
(a)急速な負荷変化に対応することができない。
つまり、負荷変化速度を上げると時間遅れ設定も増大し
なければならない。
(b)ガス再循環(GR)量、ガス再循環(GR)変化
速度等の蒸気湿度制御、および部炭器内の蒸気発生防止
のための重要なパラメータ変化に対して対応できない。
つまり、ガス再循環(GR)量を増加、ガス再循環(G
R)変化速度を下げると、時間遅れ設定を増大しなけれ
ばならない。
(C)給水流口と燃料流量の比率、および過熱器過熱低
減器のスプレィ流j等の蒸気温度制■のための重要なパ
ラメータ遍かに対して対応できない。
つまり、給水に対する燃料の増大、過熱器スプレィ量の
増大により、時間遅れ設定も増大しなければならない。
(d)これらの過渡的な変化の全てについて、その逆の
場合には火炉蒸発器出口流体が湿り蒸気となるため、一
定の時間遅れ設定では限界がある。
一方、上述のような乾き運転中の負荷降下時に火炉蒸発
器出口流体温度のアンバランス発生を防止するには、前
述と同様に火炉蒸発器出口側にさらに煙道蒸発器を設け
て火炉蒸発器出口流体を湿り状態にする設計とすること
も考えられるが、これはやはり直接大きなコストアップ
につながり好ましくない。
従って本発明においては、変圧運転ボイラにおいて乾き
運転中の負荷上昇時における火炉蒸発器出口流体の過渡
的な湿り蒸気の発生を防止し、また乾き運転中の負荷降
下時における火炉蒸発器出口流体過熱度の過渡的な上昇
を防止することが可能な蒸気圧力制御方式を提供するこ
とを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、まず第1の本発明では火
炉蒸発器および節炭器を備えて成る変圧運転ボイラで、
当該ボイラへの負荷指令値に応じて得られる主蒸気圧力
指令値に対し、上記ボイラの時定数を考慮した時間遅れ
をもって主蒸気圧力設定値を設定し、かつこの主蒸気圧
力設定値に基づいて上記ボイラの主蒸気圧力を制御する
ようにしたものにおいて、上記火炉蒸発器出口流体温度
と火炉蒸発器出口流体圧力における飽和温度との差が所
定値以下に達したことにより上記主蒸気圧力設定値の設
定を過渡的に保持するか、若しくは上記火炉蒸発器出口
流体圧力と火炉蒸発器出口流体温度における飽和圧力と
の差が所定値以上に達したことにより上記主蒸気圧力設
定値の設定を過渡的に保持するようにしたものである。
また第2の本発明では、火炉蒸発器および節炭器を備え
て成る変圧運転ボイラで、当該ボイラへの負荷指令値に
応じて得られる主蒸気圧力指令値に対し、上記ボイラの
時定数を考慮した時間遅れをもって主蒸気圧力設定値を
設定し、かつこの主蒸気圧力設定値に基づいて上記ボイ
ラの主蒸気圧力を制御するようにしたものにおいて、上
記火炉蒸発器出口流体温度と火炉蒸発器出口流体圧力に
おける飽和温度との差が所定値以上に達したことにより
上記主蒸気圧力設定値の設定を過渡的に保持するか、若
しくは上記火炉蒸発器出口流体圧力と火炉蒸発器出口流
体温度における飽和圧力との差が所定1直以下に達した
ことにより上記主蒸気圧力設定値の設定を過渡的に保持
するようにしたものである。
〔作用〕
上記の夫々の技術的手段は次のように作用する。
すなわちまず前者では、火炉蒸発器出口流体圧力と火炉
蒸発器出口流体温度における飽和圧力との差が所定値以
上に達したことにより上記主蒸気圧力設定値の設定を第
3図(a>に示す如く過渡的に保持することにより、火
炉蒸発器出口流体圧力(Pww  out)が火炉蒸発
器出口温度(TWW  out)における飽和圧力(P
sat+αk(湿り防止裕度))以上とならないように
主蒸気圧力が過渡的に保持制御されることになる。
また、火炉蒸発器出口流体温度と火炉蒸発器出口流体圧
力における飽和温度との差が所定値以下に達したことに
より上記主蒸気圧力設定値の設定を第3図(b)に示す
如く過渡的に保持することにより、火炉蒸発器出口流体
温度(Tww  out)が火炉蒸発器出口圧力(Pw
w  out)における飽和温度(TSat−β℃(湿
り防止裕度))以下とならないように主蒸気圧力が過渡
的に保持ill IIIされることになる。
かかる作用により、第4図に示す如く乾き運転中の負荷
上昇時の過渡的な火炉蒸発器出口流体の湿り蒸気の発生
が防止されることになる。また第5図は、かかる作用を
圧力−エンタルピ線図にて示したものである。
一方後者では、火炉蒸発器出口流体圧力と火炉蒸発器出
口流体温度における飽和圧力との差が所定Ii!以下に
達したことにより上記主蒸気圧力設定値の設定を第6図
(a)に示す如く過渡的に保持することにより、火炉蒸
発器出口流体圧力(pww  out)が火炉蒸発器出
口温度(Tww  out)における飽和圧力(Psa
t−αk(湿り防止裕度))以下とならないように主蒸
気圧力が過渡的に保持制御されることになる。
また、火炉蒸発器出口流体温度と火炉蒸発器出口流体圧
力における飽和温度との差が所定値以上に達したことに
より上記主蒸気圧力設定値の設定を第6図(b)に示す
如く過渡的に保持することにより、火炉蒸発器出口流体
温度(Tww  out>が火炉蒸発器出口圧力(Pw
w  out)における飽和温度(Tsat+β℃(湿
り防止裕度〉)以上とならないように主蒸気圧力が過渡
的に保持制御されることになる。
かかる作用により、第7図に示す如く乾き運転中の負荷
降下時の火炉蒸発器出口流体の過熱度の上昇が防止され
ることになる。
[発明の効果1 本発明により、次のような特有の効果が得られるもので
ある。
まず第1の発明では、 (a)乾き運転中のあらゆる条件下での負荷上昇に対し
て、火炉蒸発器出口流体の湿り発生を略完全に防止する
ことが可能となる。このことは、過熱器およびユニット
の制御安定性の観点から極めて重要である。
(b)従来の如き一様な時間遅れ設定の応用に較べて、
主蒸気圧力の偏差を最小限かつ最珀時間に抑えることが
できる。このため、火炉蒸発器出口過熱度(Tww  
out−Tsat)の過渡的な増大をも最小限に抑える
ことが可能となり、このことは火炉保護の観点から極め
て重要である。
(C)ボイラの設計に際して、従来のように必ずしも煙
道蒸発器を必要とせず経済設計を行なうことが可能であ
る。
また第2の発明では、 (a)乾き運転中のあらゆる条件下での負荷降下に対し
て、火炉蒸発器出口流体皮をある値以下に抑えることが
できる。このことは、火炉保護の観点から極めて重要で
ある。
(b)従来の如き一様な時間遅れ設定の応用に較べて、
火炉蒸発器出口流体が湿り蒸気となる危険性もない。
(C)ボイラの設計に際して、従来のように必ずしも煙
道蒸発器を必要とせず経済設計を行なうことが可能であ
る。
[実施例] 以下、本発明を図面に示す一実施例について説明する。
@1図(a)(b)は、第1の発明による蒸気圧力制御
方式における主蒸気圧力設定回路の一実施例を示すもの
である。なお本例では、火炉蒸発器および節炭器を備え
て成る350MW超臨界圧変圧運転ボイラに本発明を適
用した場合を示している。
第1図(a)図において、1は発電機出力指令値つまり
変圧運転ボイラへの負荷指令値MWD信号を入力とし、
所定の関数演算F(x)を行なって当該入力信号に応じ
た主蒸気圧力指令値信号を得る関数発生器、2は主蒸気
圧力設定自動切換指令信号に応動する切換器3を介して
入力される上記関数発生器1からの主蒸気圧力指令値信
号と、後述する主蒸気圧力設定値信号Pt  setと
の偏差信号を得る減算器である。また4は、上記減算器
2からの偏差信号を切換器5を介して入力し、かつ上記
ボイラの時定数を考慮した積分時間を有する積分器であ
り、その出力信号を主蒸気圧力設定値信号Pt  se
tとして図示しない主蒸気制御器へ出力すると共に、符
号変換器6を介し上記減算器2へ出力するようにしてい
る。さらに、7はゲインをO〜1の間に設定可能なポテ
ンショメータであり、このポテンショメータ7はそのゲ
インをOに設定している。そして、上記切換器5の切換
動作が行なわれない時には直接に、また上記切換器5の
切換動作時にはポテンショメータ7を経由して、上記減
算器2からの偏差信号を積分器4へ入力するようになっ
ている。
一方、第1図(b)は上記切換器5に対する切換動作指
令信号を与えるための条件回路の構成例を示すものであ
る。つまり同図(b)では、上記ボイラにおける火炉蒸
発器出口流体温度(TWWout)と火炉蒸発器出口流
体圧力(P w wolJt)における飽和温度(Ts
at)との差が所定値(ここでは2℃)以下に達したこ
とを示す信号を7リツプフロツブ等の自己保持回路8の
セット入力とし、また火炉蒸発器出口流体温度(Tww
  out)と火炉蒸発器出口流体圧力(Pww  o
ut)における飽和温度(Tsat)との差が所定値〈
ここでは4℃)以上に達したことを示す信号を自己保持
回路8のリセット入力とし、そのセット出力信号を上記
切換器5に対する切換動作指令信号として与えるように
している。
かかる蒸気圧力制御方式においては、火炉蒸発器出口流
体温度(TWW  out)と火炉蒸発器出口流体圧力
(pww  out)における飽和温度(Tsat)と
の差が2℃以下に達した場合には、減算器2からの偏差
信号がポテンショメータ7、切換器5を経由して積分器
4に与えられることになる。これにより、積分回路の積
分時間は無限大となり、主蒸気圧力設定値ptの設定が
過渡的に保持されることになる。
次に、第2図(a)(b)は第2の発明による蒸気圧力
制御方式における主蒸気圧力設定回路の一実施例を示す
ものである。なお、第2図(a)における回路構成は前
述した第1図(a)と全く同様であるので、第1図(a
)と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、
ここでは第2図(b)についてのみ述べる。
第2図(b)は、上記切換器5に対する切換動作指令信
号を与えるための条件回路の構成例を示すものである。
つまり同図(b)では、上記ボイラにおける火炉蒸発器
出口流体温度 (Tw〜■out)と火炉蒸発器出口流
体圧力 (Pw〜Vout)における飽和温度(Tsa
t)との差が所定値(ここでは15℃)以上に達したこ
とを示す信号をフリップフロップ等の自己保持回路9の
セット入力とし、また火炉蒸発器出口流体温度(TWW
  out)と火炉蒸発器出口流体圧力(Pww  o
ut)における飽和温度(1−sat>との差が所定値
(ここでは10℃)以下に達したことを示す信号を自己
保持回路つのリセット入力とし、そのセット出力信号を
上記切換器5に対する切換動作指令信号として与えるよ
うにしている。
かかる蒸気圧力制御方式においては、火炉蒸発器出口流
体温度(TWW  out)と火炉蒸発器出口流体圧力
(pww  out)における飽和温度(Tsat>と
の差が15℃以上に達した場合には、減算器2からの偏
差信号がボテンショメー゛り7.切換器5を経由して積
分器4に与えられることになる。これにより、積分回路
の積分時間は無限大となり、主蒸気圧力設定値ptの設
定が過渡的に保持されることになる。
尚、本発明は上述した夫々の実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を変更しない範囲で種々に変形して実
施することができるものである。
(a)  上記第1の発明の実施例においては、切換器
5に与える切換動作指令信号を得る条件回路として、検
出対象を温度とした第1図(b)のように構成したが、
これに限らず検出対象を圧力とし、火炉蒸発器出口流体
圧力(Pww  out)と火炉蒸発器出口流体温度(
Tww  out)における飽和圧力(psat)との
差が所定値以上に達したことを示す信号を前記自己保持
回路8のセット入力とし、また火炉蒸発器出口流体圧力
(pww  out)と火炉蒸発器出口流体温度(Tw
w  out)における飽和圧力(Psat)との差が
所定値以下に達したことを示す信号を自己保持回路8の
リセット入力とし、そのセット出力信号を上記切換器5
に対する切換動作指令信号として与えるように構成して
もよいものである。
(b)  上記第2の発明の実施例においては、切換器
5に与える切換動作指令信号を得る条件回路として、検
出対象を温度とした第2図(b)のように構成したが、
これに限らず検出対象を圧力とし、火炉蒸発器出口流体
圧力(Pww  out)と火炉蒸発器出口流体温度(
Tww  out)における飽和圧力(PSat)との
差が所定値以下に達したことを示す信号を前記自己保持
回路9のセット入力とし、また火炉蒸発器出口流体圧力
(P〜vw  out)と火炉蒸発器出口流体温度(T
ww  out>における飽和圧力(Psat)との着
が所定値以上に達したことを示す信号を自己保持回路9
のリセット入力とし、そのセット出力信号を上記切換器
5に対する切換動作指令信号として与えるように構成し
てもよいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は第1の発明の一実施例を示すブロ
ック図、第2図(a)(b)は第2の発明の一実施例を
示すブロック図、第3図(a)(b)は第1の発明の技
術的手段な説明するための図、第4図は第1の発明によ
る負荷上昇時の火炉蒸発器出口流体の湿り防止のプロセ
スを示す図、第5図は第1の発明の詳細な説明するため
の図、第6図(a)(b)は第2の発明の技術的手段な
説明するための図、第7図は第2の発明による負荷下降
時の火炉蒸発器出口流体の過熱度の増大防止のプロセス
を示す図、第8図は変圧運転ボイラにおいて負荷上昇を
行なった場合の火炉蒸発器出口流体の湿り発生のプロセ
スを示す図、第9図は変圧運転ボイラにおいて負荷降下
を行なった場合の火炉蒸発器出口流体の過熱度上昇のプ
ロセスを示す図、第10図(a)(b)は従来における
圧力上昇の設定方法を説明するための図、第11図(a
)(b)は従来における圧力降下の設定方法を説明する
ための図である。 1・・・関数発生器、2・・・減算器、3,5・・・切
換器、4・・・積分器、6・・・符号変換器、7・・・
ポテンショメータ、8,9・・・自己保持回路。 (a) ′F!+ 開 (a) 第3図 Tff  間 (b) 時  間 (a) 第6 時  間 (b) 図 時間 (a) 第10 時 間 (b) 図 (a) 第11 (b) 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)火炉蒸発器および節炭器を備えて成る変圧運転ボ
    イラで、当該ボイラへの負荷指令値に応じて得られる主
    蒸気圧力指令値に対し、前記ボイラの時定数を考慮した
    時間遅れをもつて主蒸気圧力設定値を設定し、かつこの
    主蒸気圧力設定値に基づいて前記ボイラの主蒸気圧力を
    制御するようにしたものにおいて、前記火炉蒸発器出口
    流体温度と火炉蒸発器出口流体圧力における飽和温度と
    の差が所定値以下に達したことにより前記主蒸気圧力設
    定値の設定を過渡的に保持するようにしたことを特徴と
    する変圧運転ボイラにおける蒸気圧力制御方式。
  2. (2)火炉蒸発器および節炭器を備えて成る変圧運転ボ
    イラで、当該ボイラへの負荷指令値に応じて得られる主
    蒸気圧力指令値に対し、前記ボイラの時定数を考慮した
    時間遅れをもつて主蒸気圧力設定値を設定し、かつこの
    主蒸気圧力設定値に基づいて前記ボイラの主蒸気圧力を
    制御するようにしたものにおいて、前記火炉蒸発器出口
    流体圧力と火炉蒸発器出口流体温度における飽和圧力と
    の差が所定値以上に達したことにより前記主蒸気圧力設
    定値の設定を過渡的に保持するようにしたことを特徴と
    する変圧運転ボイラにおける蒸気圧力制御方式。
  3. (3)火炉蒸発器および節炭器を備えて成る変圧運転ボ
    イラで、当該ボイラへの負荷指令値に応じて得られる主
    蒸気圧力指令値に対し、前記ボイラの時定数を考慮した
    時間遅れをもつて主蒸気圧力設定値を設定し、かつこの
    主蒸気圧力設定値に基づいて前記ボイラの主蒸気圧力を
    制御するようにしたものにおいて、前記火炉蒸発器出口
    流体温度と火炉蒸発器出口流体圧力における飽和温度と
    の差が所定値以上に達したことにより前記主蒸気圧力設
    定値の設定を過渡的に保持するようにしたことを特徴と
    する変圧運転ボイラにおける蒸気圧力制御方式。
  4. (4)火炉蒸発器および節炭器を備えて成る変圧運転ボ
    イラで、当該ボイラへの負荷指令値に応じて得られる主
    蒸気圧力指令値に対し、前記ボイラの時定数を考慮した
    時間遅れをもって主蒸気圧力設定値を設定し、かつこの
    主蒸気圧力設定値に基づいて前記ボイラの主蒸気圧力を
    制御するようにしたものにおいて、前記火炉蒸発器出口
    流体圧力と火炉蒸発器出口流体温度における飽和圧力と
    の差が所定値以下に達したことにより前記主蒸気圧力設
    定値の設定を過渡的に保持するようにしたことを特徴と
    する変圧運転ボイラにおける蒸気圧力制御方式。
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JP2006046775A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Chugoku Electric Power Co Inc:The 送気弁制御装置

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