JPS6270664A - 内燃機関用点火コイル一体型点火配電器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関用点火コイル一体型点火配電器に関す
る。

〔従来の技術〕

従来、コイルカバーを装着した点火コイルを点火配電器
に一体化したものがある（例えば、特開昭６０−１１３
０６９号公報）。そして、この種のものにおいて、点火
コイルの一次端子とワイヤとの接続は、点火コイルに設
けられた雄ねじにワイヤに接続された接続端子のリング
部を嵌め込み、スプリングワッシャを介してナンドをね
し込むことにより接続するのが一般的であった。

また、点火コイルを配電器キャップに一体的に埋込み固
定して、点火コイルに板状の端子を突出固定し、配電器
ハウジング側に固定した雌型接続端子と点火コイルの一
次端子とを雄雌嵌合接続させることも考えられている（
例えば、特開昭５２−１５３０３９号公報）。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、上述した前者のものでは、点火コイルの１次
端子がねじ形状になっていて、ワイヤに接続される接続
端子の他にスプリング力・ノシャとナツトとを必要とし
構造が複雑で、接続作業も煩雑であるという問題がある
。このため、前者のものにおいて後者のごとく、１次端
子とワイヤの接続端子とをｊｊ１雌嵌合接続する構成と
すれば、部品点数の削減と、作業性の向上が可能である
が、端子間が外れやすいという問題がある。

そこで、本発明は、簡単な構成で、接続作業も容易で、
しかも端子間の抜け止めが確実にできるようにしたもの
である。

〔問題点を解決するための手段〕

そのため本発明は、コイルカバーを装着した点火コイル
を備える内燃機関用点火コイル一体型点火配電器におい
て、前記点火コイルの一次端子と雄、雌嵌合接続される
ワイヤの接続端子の抜け止めをする抜け止め用の壁を前
記コイルカバーに形成した内燃機関用点火コイル一体型
点火配電器を提供するものである。

〔作用〕

これにより、点火コイルの一次端子とワイヤの接続端子
との間が雄部嵌合結合により容易に接続され、かつコイ
ルカバーの抜け止め用の壁によって、接続端子の抜け止
めがなされる。

〔実施例〕

以下本発明を図に示す実施例について説明する。

第１図〜第４図において、ｌは絶縁樹脂製の配電器キャ
ップ、２はハウジング、３は点火コイル、４は点火コイ
ル３に装着するコイルカバーである。

４ａはコイルカバー４の内側に一体に突出形成したリブ
で、点火コイル３の１次端子である板状の雄型ファスト
ンターミナル６に相手側のＬ字状の接続端子をなす雌型
ファストンターミナル５を嵌合接続した後、抜けないよ
うにするため、リブ４ａの両端に形成したコの字状の抜
け止め用の璧４Ｃがファストンターミナル５の後端と対
向配置しである。なお、ファストンターミナル５にはワ
イ−ｒ７が接続されている。また、雄型ファストンター
ミナル５は点火コイル３の上部−側面両側より水平方向
に突出して一対形成されていて、これら一対のファスト
ンターミナル５間の点火コイル３の上部中間部３ｅは横
方向に膨出した形状となしである。

点火コイル３に装着するコイルカバー４は、コイルカバ
ー４の上で図中には記載されていない配電ロータを用い
て分配される間型圧が、−成端子等にリークしないよう
にするための絶縁体であるが、そのカバー４の固定構造
を第４図に示す。カバー４の端部に設けた一対のＬ字状
の結合部４ｄとリブ４ａとの間で、点火コイル３の上部
中間部３ｅをはさみ込み、絶縁樹脂でできているコイル
カバー４のスプリング力により固定する。さらに、コイ
ルカバー４の抜止めとして、点火コイル３の上部両端部
３ｄに設けた一対の突起３ｂをカバー４の両側端に設け
た一対の窓４ｂに入れて達成している。このようにコイ
ルカバー４は雌型ファストンターミナル５の接続方向に
対し直角方向より点火コイル３に装着される。

本実施例は、従来のネジによる締付けを雄型ファストン
ターミナル６と雌型ファストンターミナル５とによる接
続に変更し、その抜け止めを従来から使用しているコイ
ルカバー４のリブ４ａの両端に、コの字状の抜け止め用
の壁４ｅを形成することにより達成している。すなわち
、雌型ファストンターミナル５を雄型ファストンターミ
ナル６に差込んだ後、点火コイル３にカバー４を装着す
ることにより、雌型ファストンターミナル５が抜ける前
にリブ４ａのコの字状の抜け止め用の壁４ｅに雌型ファ
ストンターミナル５の後端が当たるようにし、ファスト
ンターミナル５が抜けない構造にしである。

このことにより、従来のねじ締めで問題であった高価な
ネジを使い、かつネジ締め工程があり、さらに部品点数
が多かったものを、ファストンターミナルの装着という
工程だけで、ネジ締めと同程度の信頼性を確保できる。

なお、上述した実施例においては、雌型のファストンタ
ーミナル５の形状を上下方向にＬ字状に形成して、この
ターミナル５の下方へとワイヤ７が延びるようにしたが
、第５図あるいは第６図に示すごとく、雌型のファスト
ンターミナル５の形状を左右方向にＬ字状に折曲げもし
くは打抜き形成して、このターミナル５の左右方向へと
ワイヤ７が延びるように構成してもよい。この場合、コ
イルカバー４のリブ４ａの両端に形成される抜け止め用
の壁４ｅはＬ字状に形成すればよい。

また、上述した各実施例においては、点火コイル３側を
雄型ファストンターミナルとし、ワイヤ７側を雌型ファ
ストンターミナルとしたが、逆に点火コイル３側を雌型
ファストンターミナルとし、ワイヤ７側を雄型ファスト
ンターミナルとするようにしてもよい。また、これらタ
ーミナルはファストンターミナルに限らず、ぎぼし状タ
ーミナル等の他の雄、ｄ’ｄｌ嵌合接１続ターミナルと
してもよい。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明においては、点火コイルの一次
端子とワイヤの接続端子との間が相離嵌合結合により容
易に接続され、部品点数が少な（簡単な構成で、接続作
業も容易であるのみならず、コイルカバーの抜け止め用
の壁によって、接続端子の抜け止めが簡単かつ確実にで
きて、接続の信顧性も高いものが得られるという優れた
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明配電器の一実施例を示す部
分断面正面図および部分断面平面図、第３図および第４
図は上記実施例における点火コイル部分のコイルカバー
を一部断面した分解斜視図およびコイルカバーの全体構
成を含む分解斜視図、第５図および第６図は本発明配電
器の他の実施例の要部構成をそれぞれ示す分解斜視図で
ある。 ３・・・点火コイル、４・・・コイルカバー、４ｅ・・
・抜け止め用の壁、５・・・接続端子をなす雌型ファス
トンターミナル、６・・・−成端子をなす雄型ファスト
ンターミナル、７・・・ワイヤ。 代理人弁理士　　岡　部　　　隆 第１図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）コイルカバーを装着した点火コイルを備える内燃
   機関用点火コイル一体型点火配電器において、前記点火
   コイルの一次端子と雄、雌嵌合接続されるワイヤの接続
   端子の抜け止めをする抜け止め用の壁を前記コイルカバ
   ーに形成した内燃機関用点火コイル一体型点火配電器。
2. （２）前記コイルカバーは前記接続端子の接続方向に対
   し直角方向より前記点火コイルに装着され、前記抜け止
   め用の壁が前記接続端子の後端と対向配置されてなる特
   許請求の範囲第１項記載の内燃機関用点火コイル一体型
   点火配電器。
3. （３）前記接続端子はＬ字状に形成されてなる特許請求
   の範囲第２項記載の内燃機関用点火コイル一体型点火配
   電器。