JPS6270536A - 複合材料の製造方法 - Google Patents
複合材料の製造方法Info
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- JPS6270536A JPS6270536A JP60210285A JP21028585A JPS6270536A JP S6270536 A JPS6270536 A JP S6270536A JP 60210285 A JP60210285 A JP 60210285A JP 21028585 A JP21028585 A JP 21028585A JP S6270536 A JPS6270536 A JP S6270536A
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- molding
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- Powder Metallurgy (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は複合材料の製造方法に関し、特に各種工業分野
で有用である新規な構成の複合材料を提供することを目
的とする。
で有用である新規な構成の複合材料を提供することを目
的とする。
(従来の技術)
従来、単一材料からなる成形物は、使用する材料特有の
性能を発揮するに過ぎず、そのためそれら成形物に他の
機能を併有させるために、他の成分を複合させた複合材
料が広く使用されている。
性能を発揮するに過ぎず、そのためそれら成形物に他の
機能を併有させるために、他の成分を複合させた複合材
料が広く使用されている。
典型的な例としては、例えば種々の着色プラスチック成
形物、種々の導電性プラスチック成形物、種々の充填剤
配合プラスチック成形物等の複合有機材料、種々の特殊
ガラス、種々のセラミンクス、種々の合金材料、種々の
触媒等の複合無機材料等その種類は殆ど無限といえる。
形物、種々の導電性プラスチック成形物、種々の充填剤
配合プラスチック成形物等の複合有機材料、種々の特殊
ガラス、種々のセラミンクス、種々の合金材料、種々の
触媒等の複合無機材料等その種類は殆ど無限といえる。
このような従来の各種複合材料は、それらを構成する成
分が互いに均一に配合するように種々の工夫が為されて
おり、また両者を層状にする場合には、それぞれの材料
から形成した成形物をラミネート、溶着、接着等の手段
により複合化を達成している。
分が互いに均一に配合するように種々の工夫が為されて
おり、また両者を層状にする場合には、それぞれの材料
から形成した成形物をラミネート、溶着、接着等の手段
により複合化を達成している。
(発明が解決しようとしている問題点)上記の如き従来
の各種複合材料は、大別すると構成成分が互いに均一に
存在している均一複合材料(例えばプラスチック基材中
に導電性粒子が均一に分散分布している成形物)および
構成成分が層状に接合されている積層物(例えば金属を
蒸着させた蒸着成形物)の態様に大別される。
の各種複合材料は、大別すると構成成分が互いに均一に
存在している均一複合材料(例えばプラスチック基材中
に導電性粒子が均一に分散分布している成形物)および
構成成分が層状に接合されている積層物(例えば金属を
蒸着させた蒸着成形物)の態様に大別される。
これらの従来公知の複合材料に対して、例えば特定の磁
気材料において、その磁気強度が成形物の少なくとも1
方向に変化している複合材料、導電性材料においてその
導電度が成形物の少なくとも1方向に変化している複合
材料、伝熱材料においてその熱伝導度が少なくとも1方
向に変化している複合材料、光伝導体においてその光伝
導率が少なくとも1方向に変化している複合材料あるい
はこれらの性質が更に複合されている材料等も各種産業
分野で広く要望されている。
気材料において、その磁気強度が成形物の少なくとも1
方向に変化している複合材料、導電性材料においてその
導電度が成形物の少なくとも1方向に変化している複合
材料、伝熱材料においてその熱伝導度が少なくとも1方
向に変化している複合材料、光伝導体においてその光伝
導率が少なくとも1方向に変化している複合材料あるい
はこれらの性質が更に複合されている材料等も各種産業
分野で広く要望されている。
しかしながら、それらの複合材料を容易且つ高品質に製
造する方法が無く、実際上工業的に利用できる程度に高
性能且つ安価な上記の如き複合材料は殆ど知られていな
いのが実情である。
造する方法が無く、実際上工業的に利用できる程度に高
性能且つ安価な上記の如き複合材料は殆ど知られていな
いのが実情である。
従って本発明の目的は、上記の如き種々の物性が成形物
中で任意に変化している複合材料を提供することである
。
中で任意に変化している複合材料を提供することである
。
(発明の開示)
本発明者は、上記の如き従来技術の問題点を解決し、物
性が任意に変化している複合材料を得るべく鋭意研究の
結果、物性の異なる複数の構成成分を経時的に混合比を
変動させ、構成成分の混合比から反映される相対存在比
の分布を固定して成形する際に、成形器を回転させて成
形することによって、上記従来技術の問題点が解決され
た広汎な複合材料が容易且つ安価に得られることを知見
して本発明を完成した。
性が任意に変化している複合材料を得るべく鋭意研究の
結果、物性の異なる複数の構成成分を経時的に混合比を
変動させ、構成成分の混合比から反映される相対存在比
の分布を固定して成形する際に、成形器を回転させて成
形することによって、上記従来技術の問題点が解決され
た広汎な複合材料が容易且つ安価に得られることを知見
して本発明を完成した。
すなわち、本発明は、複数の構成成分をもって複合材料
を製造する方法において、前記構成成分の混合比を経時
的に変化させながら混合し、回転している成形器に供給
して成形することを特徴とする複合材料の製造方法であ
る。
を製造する方法において、前記構成成分の混合比を経時
的に変化させながら混合し、回転している成形器に供給
して成形することを特徴とする複合材料の製造方法であ
る。
次に本発明を更に詳細に説明すると、本発明方法によっ
て提供される複合材料の構成は、第1a、b図に図解的
に例示する如く、複合材料を構成している少なくとも1
種の成分が、その複合材料中において任意に変化してい
ることを特徴としている。
て提供される複合材料の構成は、第1a、b図に図解的
に例示する如く、複合材料を構成している少なくとも1
種の成分が、その複合材料中において任意に変化してい
ることを特徴としている。
例えば、第La、b図に図解的に示す如く、成分Aおよ
びマトリックスBからなる複合材料成形物Cにおいて成
分Aの濃度が、例えば成形物の厚さ方向、長さ方向、あ
るいは中心方向、外側方向に上昇し、成形物Cの一方の
端または外側では成分Aが100%を占め、一方の端ま
たは中心では成分Aが存在せず、その中間領域では端ま
たは中心からの距離に比例して成分Aの濃度が増減して
いることを特徴としている。
びマトリックスBからなる複合材料成形物Cにおいて成
分Aの濃度が、例えば成形物の厚さ方向、長さ方向、あ
るいは中心方向、外側方向に上昇し、成形物Cの一方の
端または外側では成分Aが100%を占め、一方の端ま
たは中心では成分Aが存在せず、その中間領域では端ま
たは中心からの距離に比例して成分Aの濃度が増減して
いることを特徴としている。
以上の例は理解を容易にするための典型的な例であり、
本発明方法で提供される複合材料は、プレート状、シー
ト状、フィルム状等の如く平面状成形物でもよいし、円
柱状、円筒状、円板状、角柱状、角錐状等の立体的成形
物等その形状は問われないものであり、また構成成分も
粒状物、分子状物等それらの構成成分の形態も問われな
いものである。
本発明方法で提供される複合材料は、プレート状、シー
ト状、フィルム状等の如く平面状成形物でもよいし、円
柱状、円筒状、円板状、角柱状、角錐状等の立体的成形
物等その形状は問われないものであり、また構成成分も
粒状物、分子状物等それらの構成成分の形態も問われな
いものである。
また1図示の例は特定のマトリックス中に該マトリック
スとは異なる成分Aが分散して存在している例であるが
、成形物を構成する成分は、それらが最終的に何らかの
形状をとり得る成分であるかぎり、上記の例に限定され
ず、特定のマトリックス中に2種以上の成分が分散また
は溶解したものでもよいし、また異なる2種以上の成分
が粉末同士で固定化されたものでもよい等、複合材料を
構成している成分の形態、数および種類は問われないも
のである。
スとは異なる成分Aが分散して存在している例であるが
、成形物を構成する成分は、それらが最終的に何らかの
形状をとり得る成分であるかぎり、上記の例に限定され
ず、特定のマトリックス中に2種以上の成分が分散また
は溶解したものでもよいし、また異なる2種以上の成分
が粉末同士で固定化されたものでもよい等、複合材料を
構成している成分の形態、数および種類は問われないも
のである。
また、材料の物性としては、例えば電気伝導性、磁力、
磁性、熱伝導性、光伝導性、硬度、吸光性、反射性、吸
熱性、吸音性、ガス吸収性、色相、熱軟化性、屈折率、
比重、機械的強度、耐熱性、耐腐食性、耐薬品性等、工
業的に有用な物性であればいずれでもよい。
磁性、熱伝導性、光伝導性、硬度、吸光性、反射性、吸
熱性、吸音性、ガス吸収性、色相、熱軟化性、屈折率、
比重、機械的強度、耐熱性、耐腐食性、耐薬品性等、工
業的に有用な物性であればいずれでもよい。
また、本発明方法で提供される複合材料を構成する成分
の位置や相対存在比の距離に対する変化は直線状である
必要はなく、存在比の変化がある限り、例えば、特定の
成分が中心部程高濃度であり1周辺部に行くに従って低
濃度になるものあるいはその逆のもの、特定の成分が成
形物の一方から他方に向って放物線状、二次曲線状、波
動状等いずれの曲線状の変化でもよい、このような存在
比の変化は以下に説明する如く、いずれも本発明の方法
によって容易に達成することができる。
の位置や相対存在比の距離に対する変化は直線状である
必要はなく、存在比の変化がある限り、例えば、特定の
成分が中心部程高濃度であり1周辺部に行くに従って低
濃度になるものあるいはその逆のもの、特定の成分が成
形物の一方から他方に向って放物線状、二次曲線状、波
動状等いずれの曲線状の変化でもよい、このような存在
比の変化は以下に説明する如く、いずれも本発明の方法
によって容易に達成することができる。
次に以上の如き複合材料を提供する本発明方法を、本発
明方法の好ましい実施例態様を図解的に説明する第2〜
16図を参照して更に詳しく説明する。
明方法の好ましい実施例態様を図解的に説明する第2〜
16図を参照して更に詳しく説明する。
(例工)粒子分散液を使用して構成成分が厚み方向に変
化している複合材料の調製側 説明の都合上、最も理解し易い例として、互いに異なる
2種の粒子を任意の液媒体中に分散させた2種の分散液
とし、また最も簡単な供給方法として単に重力を使用す
るサイホン方式を採用した例により説明する。
化している複合材料の調製側 説明の都合上、最も理解し易い例として、互いに異なる
2種の粒子を任意の液媒体中に分散させた2種の分散液
とし、また最も簡単な供給方法として単に重力を使用す
るサイホン方式を採用した例により説明する。
第2図は、2種の粒子をそれぞれ含有する分散液を、混
合比を変化させつつ混合し、且つ成形器に供給するため
の好ましい1例の方法を示すものであり、図中の1は、
容器4中に存在するある特定の粒子を表わし、2は容器
5中に存在し、上記粒子1とは異なる他の粒子を表わし
、3.3′は撹拌手段を表わしている。
合比を変化させつつ混合し、且つ成形器に供給するため
の好ましい1例の方法を示すものであり、図中の1は、
容器4中に存在するある特定の粒子を表わし、2は容器
5中に存在し、上記粒子1とは異なる他の粒子を表わし
、3.3′は撹拌手段を表わしている。
容器4中の撹拌手段3は、粒子1の均一分散性を確保す
るために設置したものであるが、その分散状態が安定で
あれば必要ではない。
るために設置したものであるが、その分散状態が安定で
あれば必要ではない。
また、6は粒子lを含む分散液1′を容器5中に供給す
るための手段であり、7は混合された分散液を第3図に
例示する成形器10に供給するための供給路であり、8
は供給路7の開閉および混合分散液の供給速度を調整す
る手段例えばコックであり、9は混合分散液を成形器1
0に均一に供給するための手段である。
るための手段であり、7は混合された分散液を第3図に
例示する成形器10に供給するための供給路であり、8
は供給路7の開閉および混合分散液の供給速度を調整す
る手段例えばコックであり、9は混合分散液を成形器1
0に均一に供給するための手段である。
供給路6および7中に分散液1′および2′を満たし、
内部の空気を無くした状態で、コック8を適当な流速に
なるように開く。
内部の空気を無くした状態で、コック8を適当な流速に
なるように開く。
供給路7の先端にノズル等を用いた噴出装置9を設けて
おき、流出する混合分散液を噴出する。
おき、流出する混合分散液を噴出する。
最初に分散液2′が噴出するに従って流出した量に相当
する量の分散液1′が供給路6を通って容器5中に流入
し、撹拌手段3′によって容器5中で分散液1′と分散
液2′とが均一に混合される。
する量の分散液1′が供給路6を通って容器5中に流入
し、撹拌手段3′によって容器5中で分散液1′と分散
液2′とが均一に混合される。
このようにすると混合分散液の総流出量が多くなるに従
い、例えば第4図に示す如く容器5中における粒子1の
混合比率は、実線aで示す如く上昇する。一方、粒子2
の混合比率は、破&lbで示す如く低下する。尚、第4
図のM!軸は混合物の累積放出量を、縦軸は粒子混合物
中の成分の存在比を示す。
い、例えば第4図に示す如く容器5中における粒子1の
混合比率は、実線aで示す如く上昇する。一方、粒子2
の混合比率は、破&lbで示す如く低下する。尚、第4
図のM!軸は混合物の累積放出量を、縦軸は粒子混合物
中の成分の存在比を示す。
噴出装置9から噴出された混合分散液は、第3図に示す
ように、例えばフィルターを含む成形部10’がフィル
ター面と略平行に回転している円筒形の成形器10の中
のフィルター13上に堆積する6分散媒体である液体1
6はフィルター13を通過し、フィルターの下にあるタ
ンク15にたまる。フィルター13上に残った混合粒子
は堆積層すなわち成形物12を形成する。続いて噴出装
置9より噴出した混合分散液は堆積層12の上に落ち、
まず混合分散液層11を形成するが、この層は形成され
ないかあるいはできるだけ薄い層となるように混合分散
液の供給量および濾過速度を調整するのが好ましい。
ように、例えばフィルターを含む成形部10’がフィル
ター面と略平行に回転している円筒形の成形器10の中
のフィルター13上に堆積する6分散媒体である液体1
6はフィルター13を通過し、フィルターの下にあるタ
ンク15にたまる。フィルター13上に残った混合粒子
は堆積層すなわち成形物12を形成する。続いて噴出装
置9より噴出した混合分散液は堆積層12の上に落ち、
まず混合分散液層11を形成するが、この層は形成され
ないかあるいはできるだけ薄い層となるように混合分散
液の供給量および濾過速度を調整するのが好ましい。
また、成形部10′の回転速度を適当な速度とすること
によって、混合粒子の堆積が成形物全体にわたって均一
化される。成形部10’の回転速度は供給される混合分
散液、形成される堆積層および混合分散液層に過度に遠
心力を与えないような速度に設定するべきである。
によって、混合粒子の堆積が成形物全体にわたって均一
化される。成形部10’の回転速度は供給される混合分
散液、形成される堆積層および混合分散液層に過度に遠
心力を与えないような速度に設定するべきである。
こうしてできた成形物12は、厚み方向において底面か
ら上面に向けて粒子1の混合比が上昇している成形物1
2となる。この成形物12中の粒子1と粒子2の存在比
は、第5図に示す如く変化している。第5図において縦
軸はフィルター13からの距離を表わし、横軸は粒子1
と粒子2の存在比を示しており、破線Cは粒子2の存在
比を、実線dは粒子1の存在比を示している。
ら上面に向けて粒子1の混合比が上昇している成形物1
2となる。この成形物12中の粒子1と粒子2の存在比
は、第5図に示す如く変化している。第5図において縦
軸はフィルター13からの距離を表わし、横軸は粒子1
と粒子2の存在比を示しており、破線Cは粒子2の存在
比を、実線dは粒子1の存在比を示している。
前記方法においては、使用する粒子の好ましい混合方法
の一方法を例示したが、2種以上の粒子の混合比を変化
させ得る限りその他の方法も随時利用できるものであっ
て、本発明方法は前記例示の方法に限定されるものでは
ない。
の一方法を例示したが、2種以上の粒子の混合比を変化
させ得る限りその他の方法も随時利用できるものであっ
て、本発明方法は前記例示の方法に限定されるものでは
ない。
例えば、第2図の方法においては供給路6および7はで
きるだけ容積を−小さくした方が好ましく、従って供給
路7の代わりに第6図に示すように容器5の底部に供給
路7を設置するのも有効である。また、第2図の容器4
および5は前記の例示において同一容量で且つ同形状と
したが、いずれか一方の容器の断面積が異るようにすれ
ば、容器5からの流出量と容器4から容器5への供給量
の関係を変えることができ、このように容器の形状を変
えることによっても混合比の変化を自由に変えることが
できる。従って成形物中の材料の混合比および複合材料
中の構成成分の分布を自由に変えることができる。また
、第7図に示したように密閉した混合室18を設け、そ
とから混合分散液を流出させる方法でもよい、この場合
には、流出量に相当する量の分散液が容器4および5か
ら供給される。この過程で供給路6および7に設けたバ
ルブ19および/または20を利用して混合分散液の混
合比や流出量をrAmすることができる。尚、混合室1
8は目的によって密閉系でなくてもよく、場合によって
は無くてもよい。
きるだけ容積を−小さくした方が好ましく、従って供給
路7の代わりに第6図に示すように容器5の底部に供給
路7を設置するのも有効である。また、第2図の容器4
および5は前記の例示において同一容量で且つ同形状と
したが、いずれか一方の容器の断面積が異るようにすれ
ば、容器5からの流出量と容器4から容器5への供給量
の関係を変えることができ、このように容器の形状を変
えることによっても混合比の変化を自由に変えることが
できる。従って成形物中の材料の混合比および複合材料
中の構成成分の分布を自由に変えることができる。また
、第7図に示したように密閉した混合室18を設け、そ
とから混合分散液を流出させる方法でもよい、この場合
には、流出量に相当する量の分散液が容器4および5か
ら供給される。この過程で供給路6および7に設けたバ
ルブ19および/または20を利用して混合分散液の混
合比や流出量をrAmすることができる。尚、混合室1
8は目的によって密閉系でなくてもよく、場合によって
は無くてもよい。
第8図に示した例は、ポンプ21および22を用いて分
散液の流量を調節し、混合室18中での混合分散液の混
合比を変化させる方法である。この例でも混合室18は
場合によって無くてもよいし、また密閉系でなくてもよ
い。
散液の流量を調節し、混合室18中での混合分散液の混
合比を変化させる方法である。この例でも混合室18は
場合によって無くてもよいし、また密閉系でなくてもよ
い。
また第9図に示した例のように混合室を設けず、各分散
液の流出口を近づけ、ノズル等の噴出手段9を用いて分
散液を噴出させて混合する方法でもよい。
液の流出口を近づけ、ノズル等の噴出手段9を用いて分
散液を噴出させて混合する方法でもよい。
更に第10〜11図に示す如く、第3図、第6図、第7
図、第8図、第9図に示す方法を組合せることも可能で
あり、混合方法は前記例示の方法に限定されるものでは
ない。
図、第8図、第9図に示す方法を組合せることも可能で
あり、混合方法は前記例示の方法に限定されるものでは
ない。
また、以上の如くして得られた混合分散液を成形する方
法として、第3図に例示の1例を述べたが、本発明方法
はこのような例示の方法に限定されるものではなく、例
えば例示の成形器10において、噴出装置9を回転させ
ることにより噴出する粒子の堆積ムラを更に無くす効果
を出すことができる。また、例示のフィルターの下部を
排気口17から排気して減圧すると、分散媒はフィルタ
ー13を迅速に通過し、分散液層11を無くすか、また
は非常に薄くすることができる。
法として、第3図に例示の1例を述べたが、本発明方法
はこのような例示の方法に限定されるものではなく、例
えば例示の成形器10において、噴出装置9を回転させ
ることにより噴出する粒子の堆積ムラを更に無くす効果
を出すことができる。また、例示のフィルターの下部を
排気口17から排気して減圧すると、分散媒はフィルタ
ー13を迅速に通過し、分散液層11を無くすか、また
は非常に薄くすることができる。
第10図に示した例は、適当な方法で成形器lOを回転
させる(図示なし)ものであり、更に噴出装置9を3個
設けた例である。この方法では、ポンプ23を用いてフ
ィルター13の下部を減圧にする。この方法により、大
面積の成形物12を短時間で作ることができる。尚、前
記の如く、供給路7、噴出装置9を含む部分を回転させ
ることにより、成形物12を円板状にすることもできる
。
させる(図示なし)ものであり、更に噴出装置9を3個
設けた例である。この方法では、ポンプ23を用いてフ
ィルター13の下部を減圧にする。この方法により、大
面積の成形物12を短時間で作ることができる。尚、前
記の如く、供給路7、噴出装置9を含む部分を回転させ
ることにより、成形物12を円板状にすることもできる
。
第11図に示した例は、適当な方法で成形器lOを回転
させる(図示なし)ものであり、更にコンプレッサー2
4を用いてフィルター13の上部を高圧にして強制濾過
をする方法である。この場合も密閉系を崩さずに成形器
lOを回転させれば、大面積で且つ円板状の成形物12
が得られる。
させる(図示なし)ものであり、更にコンプレッサー2
4を用いてフィルター13の上部を高圧にして強制濾過
をする方法である。この場合も密閉系を崩さずに成形器
lOを回転させれば、大面積で且つ円板状の成形物12
が得られる。
以上の如くして厚み方向に構成成分の混合比の分布を有
する成形物を得る方法は多くあり、また第3図、第10
図、第11図に示す方法を組合せることも可能である。
する成形物を得る方法は多くあり、また第3図、第10
図、第11図に示す方法を組合せることも可能である。
以上の如くして、2種以上の成分の存在比の変化が厚み
方向に層状に存在する成形物が得られる。また成形物は
柱状にすれば長さ方向に成分の存在比を変化させたもの
となる。
方向に層状に存在する成形物が得られる。また成形物は
柱状にすれば長さ方向に成分の存在比を変化させたもの
となる。
(例2)例1において構成成分が中心から外側へまたは
その逆方向に変化している複合材料の調製例 例1と同様にして、経時的に混合比を変化させた混合分
散液を第12a図に示すような適当な速度で回転してい
る任意の形状のローター形式の成形器10にその供給口
から供給すると、成形器lOの回転によって生じる遠心
力によって、粒子が成形器10の側壁面上に沈降分離し
て液媒体が分離する。この分離した液媒体を適当な手段
で除去することにより、成形物12が形成される。
その逆方向に変化している複合材料の調製例 例1と同様にして、経時的に混合比を変化させた混合分
散液を第12a図に示すような適当な速度で回転してい
る任意の形状のローター形式の成形器10にその供給口
から供給すると、成形器lOの回転によって生じる遠心
力によって、粒子が成形器10の側壁面上に沈降分離し
て液媒体が分離する。この分離した液媒体を適当な手段
で除去することにより、成形物12が形成される。
この第12a図の如き成形器10は、分散体中の粒子が
極めて微細で一般的な濾材では液媒体から分離が困難で
ある場合に適している。すなわち、このような場合には
、分散媒体として比較的揮発性の媒体を使用して成形中
あるいは成形後に液媒体を蒸発により除去したり、揮発
性でない液媒体を使用した場合には成形後に粒子から分
離した液媒体を他の手段で除去すればよい。
極めて微細で一般的な濾材では液媒体から分離が困難で
ある場合に適している。すなわち、このような場合には
、分散媒体として比較的揮発性の媒体を使用して成形中
あるいは成形後に液媒体を蒸発により除去したり、揮発
性でない液媒体を使用した場合には成形後に粒子から分
離した液媒体を他の手段で除去すればよい。
また第12a図に示した成形器に代えて第12b図に示
した如きフィルター形式の成形器を使用することもでき
る。
した如きフィルター形式の成形器を使用することもでき
る。
この場合には、供給路7の先端から流出した混合分散液
は、第12b図に示すようにローター形状の回転してい
る成形器10の中のフィルター13上に遠心力によって
堆積する0分散媒体である液体16はフィルター13を
通過し、排出口14を経て系外のタンク15にたまる。
は、第12b図に示すようにローター形状の回転してい
る成形器10の中のフィルター13上に遠心力によって
堆積する0分散媒体である液体16はフィルター13を
通過し、排出口14を経て系外のタンク15にたまる。
フィルター13上に残った混合粒子は堆積層すなわち成
形物12を形成する。続いて供給路7より流出した混合
分散液は堆積層12の上に移行し、まず混合分散液層1
1を形成するが、この層は形成されないかあるいはでき
るだけ薄い層となるように混合分散液の供給量および濾
過速度を調整するのが好ましい。
形物12を形成する。続いて供給路7より流出した混合
分散液は堆積層12の上に移行し、まず混合分散液層1
1を形成するが、この層は形成されないかあるいはでき
るだけ薄い層となるように混合分散液の供給量および濾
過速度を調整するのが好ましい。
以上の如く形成された成形物12は、半径方向において
外周から中心に向けて粒子lの混合比が上昇している成
形物12となる。この成形物12中の粒子lと粒子2の
存在比は、第5図に示す如くに変化している。
外周から中心に向けて粒子lの混合比が上昇している成
形物12となる。この成形物12中の粒子lと粒子2の
存在比は、第5図に示す如くに変化している。
(例3)粉末粒子を使用して構成成分が厚み方向に変化
している複合材料の調製例。
している複合材料の調製例。
第13図は、2種の粒子を、混合比を変化させつつ混合
し、且つ成型器に供給するための好ましい方法を示すも
のであり、図中の25は、容器27中に存在するある特
定の粉末材料を表わし、26は容器28中に存在し、上
記粉末材料とは異なる他の粉末材料を表わし、29およ
び30は粉末材料25および26の放出量を調整するこ
とにより、粉末材料25および26の混合比を調整する
ポペットである。ポペット29および30は、粉末材料
25および26を容器27および28から供給する好ま
しい手段の1例である。
し、且つ成型器に供給するための好ましい方法を示すも
のであり、図中の25は、容器27中に存在するある特
定の粉末材料を表わし、26は容器28中に存在し、上
記粉末材料とは異なる他の粉末材料を表わし、29およ
び30は粉末材料25および26の放出量を調整するこ
とにより、粉末材料25および26の混合比を調整する
ポペットである。ポペット29および30は、粉末材料
25および26を容器27および28から供給する好ま
しい手段の1例である。
31は粉末材料の輸送管、32はその中の粉末材料を移
動させる送風ファンである。33は粉末材料25および
26を混合する混合ファン、34は粉末材料25および
26からなる粉末材料混合物である。
動させる送風ファンである。33は粉末材料25および
26を混合する混合ファン、34は粉末材料25および
26からなる粉末材料混合物である。
容器27および28に互いに異なる粉末25および26
を入れる。送風用ファン32と混合用ファン33を回転
し、ポペット29および30を作動させ、粉末材料25
および26を輸送管31中に所望の割合で放出する。送
風用ファン32により粉末材料25および26は、下流
側の混合用ファン33に向かいそれにより混合状態34
となり輸送される。
を入れる。送風用ファン32と混合用ファン33を回転
し、ポペット29および30を作動させ、粉末材料25
および26を輸送管31中に所望の割合で放出する。送
風用ファン32により粉末材料25および26は、下流
側の混合用ファン33に向かいそれにより混合状態34
となり輸送される。
この混合状態34における粉末材料25および26の混
合比はポペット29および30で任意に制御できる。
合比はポペット29および30で任意に制御できる。
例えば、ポペット29および30からの粉末材料25お
よび26の放出量の合計を一定に保ち、まず粉末材料2
5を放出し、次いで粉末材料26を徐々に放出してゆき
、最後に粉末材料26だけを放出する。このように粉末
材料25および26の放出量を制御することにより、粉
末材料25および26の混合比は累積放出量とともに変
化する1例えば第4図に示す如く、粉末材料26の混合
比は、実&laで示す如く連続的に上昇する。一方、粉
末材料25の混合比は、破線すで示す如く連続的に低下
する。
よび26の放出量の合計を一定に保ち、まず粉末材料2
5を放出し、次いで粉末材料26を徐々に放出してゆき
、最後に粉末材料26だけを放出する。このように粉末
材料25および26の放出量を制御することにより、粉
末材料25および26の混合比は累積放出量とともに変
化する1例えば第4図に示す如く、粉末材料26の混合
比は、実&laで示す如く連続的に上昇する。一方、粉
末材料25の混合比は、破線すで示す如く連続的に低下
する。
次に、粉末混合物34は輸送されて、例えば第14図に
示す如き1例えばフィルターを含む成形部36′がフィ
ルター面と略平行に回転している円筒形の成形器36に
導入口35から供給される。導入口35とフィルター3
8との距離および成形部36′の高さはある程度長くな
っていて混合粉末材料34はフィルター38上に重力落
下し、均一に堆積して混合粉末層(成形物)37を形成
する。フィルター38の下部に吸引室39を設け、排気
口40から排気管41によって吸引すると、混合粉末材
料34の成形器内での堆積速度を促進することができる
。
示す如き1例えばフィルターを含む成形部36′がフィ
ルター面と略平行に回転している円筒形の成形器36に
導入口35から供給される。導入口35とフィルター3
8との距離および成形部36′の高さはある程度長くな
っていて混合粉末材料34はフィルター38上に重力落
下し、均一に堆積して混合粉末層(成形物)37を形成
する。フィルター38の下部に吸引室39を設け、排気
口40から排気管41によって吸引すると、混合粉末材
料34の成形器内での堆積速度を促進することができる
。
また、成形部36′の回転速度を適当な速度とすること
によって、混合粒子の堆積が成形物全体にわたって均一
化される。成形部36′の回転速度は供給される混合粉
末および形成される堆積層に過度に遠心力を与えないよ
うな速度に設定するべぎである。
によって、混合粒子の堆積が成形物全体にわたって均一
化される。成形部36′の回転速度は供給される混合粉
末および形成される堆積層に過度に遠心力を与えないよ
うな速度に設定するべぎである。
粉末混合物を前述の如くに混合比を変化させたとすると
、こうしてできた成形物37は厚み方向に底面から上面
に向けて粉末材料26の混合比が上昇している成形物3
7となる。この成形物37中の粉末材料25と粉末材料
26の存在比は、第5図に示す如く変化している。
、こうしてできた成形物37は厚み方向に底面から上面
に向けて粉末材料26の混合比が上昇している成形物3
7となる。この成形物37中の粉末材料25と粉末材料
26の存在比は、第5図に示す如く変化している。
以上の如き方法によって、使用する粉末材料25と粉末
材料26とは、その種類を問わず、極めて容易に成分量
が厚み方向に任意に変化した成形物となる。
材料26とは、その種類を問わず、極めて容易に成分量
が厚み方向に任意に変化した成形物となる。
(例4)例3において構成成分が中心から外側へまたは
その逆方向に変化している複合材料の調製例 例3における如く混合した混合粉末材料34を第15図
に図解的に示す好ましい1例のローター形状の成形器3
6に送り込む、成形器36の外側の空間は吸引ポンプ4
5により排気管41から吸引されている。
その逆方向に変化している複合材料の調製例 例3における如く混合した混合粉末材料34を第15図
に図解的に示す好ましい1例のローター形状の成形器3
6に送り込む、成形器36の外側の空間は吸引ポンプ4
5により排気管41から吸引されている。
成形器36の側面にはフィルター38が設けられていて
、成形器36を回転させると混合粉末材料34は遠心力
と流れによってフィルター38に押し付けられる。フィ
ルター38に混合粉末材料34が堆積され、成形物37
が形成される。この成形物37は、第13図で例示した
ポペット29および30によって調整された混合比の分
布を持つことになる。従って、ポペット29および30
を調整することによって粉末材料25および26の混合
比を自由に変化させることができる。
、成形器36を回転させると混合粉末材料34は遠心力
と流れによってフィルター38に押し付けられる。フィ
ルター38に混合粉末材料34が堆積され、成形物37
が形成される。この成形物37は、第13図で例示した
ポペット29および30によって調整された混合比の分
布を持つことになる。従って、ポペット29および30
を調整することによって粉末材料25および26の混合
比を自由に変化させることができる。
以上の如き方法によって、使用する粉末材料25と粉末
材料26とは、その種類、粒径、比重等を問わず、極め
て容易に成分量が中心から外側にまたは外側から中心に
向って任意に変化した成形物37となる。
材料26とは、その種類、粒径、比重等を問わず、極め
て容易に成分量が中心から外側にまたは外側から中心に
向って任意に変化した成形物37となる。
尚、上記の如き本発明の方法において、フィルター形式
の成形器を使用して、フィルターの下部から吸引排気す
る場合には、成形器の内外の圧力差は大きいので、フィ
ルターは剛性の高いステンレス焼結体のようなものを使
用するか、あるいは剛性の高い支持体により支持するの
が好ましい。
の成形器を使用して、フィルターの下部から吸引排気す
る場合には、成形器の内外の圧力差は大きいので、フィ
ルターは剛性の高いステンレス焼結体のようなものを使
用するか、あるいは剛性の高い支持体により支持するの
が好ましい。
また前記の如き分散液を使用する方法においては、いず
れかあるいはすべての分散液中に、例えば、各種ポリマ
ーや無機コロイド等のバインダーあるいは仮凝固剤等を
溶解しておいたり、また粉末材料を使用する場合には成
形中または成形後にこれらのバインダーあるいは仮凝固
剤等42を供給管43を通して噴出装置44から添加し
て成形物の強度を向上させることができる。これらの仮
凝固剤は、粒子の種類によって不要である場合もある。
れかあるいはすべての分散液中に、例えば、各種ポリマ
ーや無機コロイド等のバインダーあるいは仮凝固剤等を
溶解しておいたり、また粉末材料を使用する場合には成
形中または成形後にこれらのバインダーあるいは仮凝固
剤等42を供給管43を通して噴出装置44から添加し
て成形物の強度を向上させることができる。これらの仮
凝固剤は、粒子の種類によって不要である場合もある。
以上、本発明による複合材料を得るための代表的な方法
を例示したが、本発明はこれらの例示の方法に限定され
ず、構成成分の混合比を経時的に変化させ、得られる混
合物を回転している成形器で成形する方法であれば、い
かなる方法でもよい。
を例示したが、本発明はこれらの例示の方法に限定され
ず、構成成分の混合比を経時的に変化させ、得られる混
合物を回転している成形器で成形する方法であれば、い
かなる方法でもよい。
また、前記例2および例4においては1回転式の成形器
によって、構成成分が中心から外側へまたはその逆方向
に変化している複合材料の例を説明したが、このような
方法において、成形物をドーナツ状に成形し、該ドーナ
ツ状成形物を適当な巾に切断すれば、該切断物の構成成
分の変化は厚み方向の変化とも云うことができる0例え
ば直径の大なる成形器を使用し、直径に比較して薄い成
形物としこれを切断すれば、殆ど平板に近い成形物とな
り、該成形物の構成成分の変化は半径方向(中心→外側
、中心←外側)と云うよりもむしろ厚み方向と云うのが
妥当となる。
によって、構成成分が中心から外側へまたはその逆方向
に変化している複合材料の例を説明したが、このような
方法において、成形物をドーナツ状に成形し、該ドーナ
ツ状成形物を適当な巾に切断すれば、該切断物の構成成
分の変化は厚み方向の変化とも云うことができる0例え
ば直径の大なる成形器を使用し、直径に比較して薄い成
形物としこれを切断すれば、殆ど平板に近い成形物とな
り、該成形物の構成成分の変化は半径方向(中心→外側
、中心←外側)と云うよりもむしろ厚み方向と云うのが
妥当となる。
本発明方法において使用する成分は2種以上であり、そ
れらの物性が異なり、且つ最終的に固化し得る材料であ
ればいずれも使用できるものであり、上記方法で例示の
通り粉粒体でも、あるいは分散液でもよく、更に無機物
でも有機物でも、それらの混合物でもよい。
れらの物性が異なり、且つ最終的に固化し得る材料であ
ればいずれも使用できるものであり、上記方法で例示の
通り粉粒体でも、あるいは分散液でもよく、更に無機物
でも有機物でも、それらの混合物でもよい。
また、以上の如き複合材料を構成する成分は、互いに反
応性の成分でもよく、このような反応性成分を使用する
ときも、これらの反応性成分の混合比を変化させること
によって、例えば成分Aと成分Bが任意の割合で反応し
てAnBmなる生成物を生じる場合の如く、異なる反応
生成物により成分の存在比を変化させることもできる。
応性の成分でもよく、このような反応性成分を使用する
ときも、これらの反応性成分の混合比を変化させること
によって、例えば成分Aと成分Bが任意の割合で反応し
てAnBmなる生成物を生じる場合の如く、異なる反応
生成物により成分の存在比を変化させることもできる。
また、使用する成分は固体に限定されず、最終的に固化
し得るものであればよく1例えば気体の場合には、該気
体が反応あるいは分解して固体を生じるもの1例えば液
体の場合には1反応、冷却その他によって固化し得るも
のであればよい。
し得るものであればよく1例えば気体の場合には、該気
体が反応あるいは分解して固体を生じるもの1例えば液
体の場合には1反応、冷却その他によって固化し得るも
のであればよい。
典型的な無機物の粒子の例としては、粉末冶金技術およ
び焼結鉄鋼技術で使用される一般的な各種金属粒子また
は合金粒子、タングステン、モリブデン、レニウム、タ
ンタル、チタン等の高融点金属の粒子、超硬合金粉末、
電磁気材料粒子、原子力材料粒子、研磨材料粒子、顔料
粒子、ゴムやプラスチックの充填剤粒子、製紙用粉体、
医薬用粉体、廃業用粉体、従来公知の複合材料用粉体、
触媒や触媒担体用材料粒子、吸着剤粒子、セラミック粉
体、ガラス粉体、金属の炭化物、窒化物、ホウ化物、酸
化物等の粒子が挙げられる。
び焼結鉄鋼技術で使用される一般的な各種金属粒子また
は合金粒子、タングステン、モリブデン、レニウム、タ
ンタル、チタン等の高融点金属の粒子、超硬合金粉末、
電磁気材料粒子、原子力材料粒子、研磨材料粒子、顔料
粒子、ゴムやプラスチックの充填剤粒子、製紙用粉体、
医薬用粉体、廃業用粉体、従来公知の複合材料用粉体、
触媒や触媒担体用材料粒子、吸着剤粒子、セラミック粉
体、ガラス粉体、金属の炭化物、窒化物、ホウ化物、酸
化物等の粒子が挙げられる。
他の典型的な無機物の例としては、シリカ、チタニア、
ジルコニア、アルミナその他前記金属酸化物、水酸化物
等の水性ゾルが挙げられる。これらのゾルは互いに混合
物としても、あるいは前記の無機材料の粒子との混合物
としても使用でき、またこれらの無機材料の粒子の分散
液媒体をも兼ねることができる好ましい材料である。
ジルコニア、アルミナその他前記金属酸化物、水酸化物
等の水性ゾルが挙げられる。これらのゾルは互いに混合
物としても、あるいは前記の無機材料の粒子との混合物
としても使用でき、またこれらの無機材料の粒子の分散
液媒体をも兼ねることができる好ましい材料である。
また、気体状の無機物としては、冷却、反応。
分解、会合その他の状態変化によって最終的に固化し得
るものであればよく、例えば、SiH4,5i2H8,
SiCす4,5iCu3、S iH2CJ12 、Ge
H4、ASH3、PH3,82If(、H2Se、As
CJ13 、PCJL3、PCl5 、POCfL3.
Sb0文5.SnC!;L4等あるいは加熱によって生
じる金属蒸気等が挙げられる。
るものであればよく、例えば、SiH4,5i2H8,
SiCす4,5iCu3、S iH2CJ12 、Ge
H4、ASH3、PH3,82If(、H2Se、As
CJ13 、PCJL3、PCl5 、POCfL3.
Sb0文5.SnC!;L4等あるいは加熱によって生
じる金属蒸気等が挙げられる。
また、典型的な有機物の例としては、従来公知の天然ま
たは合成物の粒子、溶融物、それらの溶液、分散液ある
いは合成物を形成する前駆体(モノマー、プレポリマー
、オリゴマー)等である。
たは合成物の粒子、溶融物、それらの溶液、分散液ある
いは合成物を形成する前駆体(モノマー、プレポリマー
、オリゴマー)等である。
例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリス
チレン樹脂、その他の熱可塑性合成樹脂あるいはフェノ
ール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂そ
の他の熱硬化性樹脂の粒子や短繊維、更に、セルロース
、キチン、キトサン、デンプン、蛋白質、酵素、核酸そ
の他の天然物の粒子や溶液等は前記の無機物と同様に使
用することができる。これらの粒子や溶液を使用した場
合には加熱や溶剤の除去によって容易に固定化でき、ま
た前記有機物の溶融物、溶液、前駆体等は、冷却、溶剤
の除去、前駆体のポリマー化あるいは架橋化等の常法に
よって成形後に固化すればよい。
樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリス
チレン樹脂、その他の熱可塑性合成樹脂あるいはフェノ
ール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂そ
の他の熱硬化性樹脂の粒子や短繊維、更に、セルロース
、キチン、キトサン、デンプン、蛋白質、酵素、核酸そ
の他の天然物の粒子や溶液等は前記の無機物と同様に使
用することができる。これらの粒子や溶液を使用した場
合には加熱や溶剤の除去によって容易に固定化でき、ま
た前記有機物の溶融物、溶液、前駆体等は、冷却、溶剤
の除去、前駆体のポリマー化あるいは架橋化等の常法に
よって成形後に固化すればよい。
また、有機物は上記の如きポリマーに限定されず、有機
金属化合物、染料、顔料等の各種の色素、界面活性剤、
医薬品、核酸、酵素、ホルモン、ビタミン、タンパク質
、アミノ酸等の生体物質等の有機物、あるいは前記の無
機気体と同様に冷却、反応、分解、会合その他の状態変
化によって最終的に固化したり、また他の成分中に溶解
あるいは吸収されて固定し得る気体の有機物も使用する
ことができる。
金属化合物、染料、顔料等の各種の色素、界面活性剤、
医薬品、核酸、酵素、ホルモン、ビタミン、タンパク質
、アミノ酸等の生体物質等の有機物、あるいは前記の無
機気体と同様に冷却、反応、分解、会合その他の状態変
化によって最終的に固化したり、また他の成分中に溶解
あるいは吸収されて固定し得る気体の有機物も使用する
ことができる。
また本発明方法においては以上の如き無機材料と有機材
料とを混合して使用することもできる。
料とを混合して使用することもできる。
例えば両者を混合して使用することによって、互いに物
性が著しく異なる成分からなる複合材料を容易に成形す
ることができる。これら本発明方法によって提供される
複合材料は、従来の複合材料1例えば金属蒸着プラスチ
ック成形物、充填剤含有プラスチック成形物あるいは合
金の如く、構成成分が全体として均一であるかあるいは
層状に分離しているものと異なり、構成成分が成形物の
少なくとも一方向において存在比が変化していることを
特徴としているものである。
性が著しく異なる成分からなる複合材料を容易に成形す
ることができる。これら本発明方法によって提供される
複合材料は、従来の複合材料1例えば金属蒸着プラスチ
ック成形物、充填剤含有プラスチック成形物あるいは合
金の如く、構成成分が全体として均一であるかあるいは
層状に分離しているものと異なり、構成成分が成形物の
少なくとも一方向において存在比が変化していることを
特徴としているものである。
以上の如き本発明方法で使用する成分は、物性の異なる
2種以上の混合物として使用する必要があり、2種以上
であればその状態、組合せ、成分数等は問わない0例え
ば、2種の成分を使用し、前記の原理において説明した
如く、画成分とも混合比を連続的に変化させてもよいし
、3成分であればそのうちl成分は常に一定の混合比で
、他の2成分の混合比を変化させる等いずれでもよい。
2種以上の混合物として使用する必要があり、2種以上
であればその状態、組合せ、成分数等は問わない0例え
ば、2種の成分を使用し、前記の原理において説明した
如く、画成分とも混合比を連続的に変化させてもよいし
、3成分であればそのうちl成分は常に一定の混合比で
、他の2成分の混合比を変化させる等いずれでもよい。
以上の如くして、物性が異なる成分が成形物の少なくと
も一方向に変化した割合で存在する成形物が得られるが
、該成形物がそのままで各種用途の材料として使用し得
るものは、そのまま成形物から取り出して使用する。一
方、材料として無機物粒子や有機物粒子を用いた場合に
は、成形物の強度を向上させるために、固化の処理を行
うことが好ましい0例えば、使用した材料が、無機物粒
子、例えば金属粉末やセラミック材料粉末等である場合
には成形物を例えば500〜2,500℃程度の適当な
温度で熱処理して粒子を焼結させ全体を固化させるのが
好ましい、また有機物粒子の場合には構成成分の少なく
とも1種が融着するような温度、例えば50〜250℃
程度に熱処理することができる。勿論これらの温度は、
構成成分の種類によって変化するものである。
も一方向に変化した割合で存在する成形物が得られるが
、該成形物がそのままで各種用途の材料として使用し得
るものは、そのまま成形物から取り出して使用する。一
方、材料として無機物粒子や有機物粒子を用いた場合に
は、成形物の強度を向上させるために、固化の処理を行
うことが好ましい0例えば、使用した材料が、無機物粒
子、例えば金属粉末やセラミック材料粉末等である場合
には成形物を例えば500〜2,500℃程度の適当な
温度で熱処理して粒子を焼結させ全体を固化させるのが
好ましい、また有機物粒子の場合には構成成分の少なく
とも1種が融着するような温度、例えば50〜250℃
程度に熱処理することができる。勿論これらの温度は、
構成成分の種類によって変化するものである。
その他、使用する材料が、ゾル、溶液、融解液、ポリマ
ー前駆体等である場合には、反応、ゲル化、液媒体の蒸
発、冷却、重合、架橋、加熱処理等の従来公知の固化処
理を施せばよい。
ー前駆体等である場合には、反応、ゲル化、液媒体の蒸
発、冷却、重合、架橋、加熱処理等の従来公知の固化処
理を施せばよい。
以上の如き本発明方法によれば、従来殆ど知られていな
かった複合材料、すなわち異なる2種以上の成分からな
る複合材料成形物において、それらの構成成分が成形物
の少なくとも一方向において変化している成形物が提供
され、これらの成形物は、従来知られていなかった特異
な機能を有し、例えば磁気材料、導電性材料、半導電性
材料、絶縁材料、熱伝導材料、耐熱材料、硬質材料、研
磨材料、光学材料、発光材料、各種センサー、接合材料
、セラミック材料、触媒材料、医療材料、表示材料、記
録材料等として有用である。
かった複合材料、すなわち異なる2種以上の成分からな
る複合材料成形物において、それらの構成成分が成形物
の少なくとも一方向において変化している成形物が提供
され、これらの成形物は、従来知られていなかった特異
な機能を有し、例えば磁気材料、導電性材料、半導電性
材料、絶縁材料、熱伝導材料、耐熱材料、硬質材料、研
磨材料、光学材料、発光材料、各種センサー、接合材料
、セラミック材料、触媒材料、医療材料、表示材料、記
録材料等として有用である。
次に実施例を挙げて本発明方法を更に具体的に説明する
。尚1文中、部または%とあるのは特に断りの無い限り
重量基準である。
。尚1文中、部または%とあるのは特に断りの無い限り
重量基準である。
実施例1
原料を熱可塑性樹脂の微粒子と添加剤の微粒子とする。
容積比が10:9の容器を2個を有する第2図の混合装
置の大きい方の容器に熱可塑性樹脂の微粒子の10%ブ
タノール懸濁液を、他方の容器には添加剤の微粒子の1
0%ブタノール懸濁液をそれぞれ容器の容積に比例した
量で入れる。
置の大きい方の容器に熱可塑性樹脂の微粒子の10%ブ
タノール懸濁液を、他方の容器には添加剤の微粒子の1
0%ブタノール懸濁液をそれぞれ容器の容積に比例した
量で入れる。
サイホンを用いる前述の手法に従い、2個の容器に供給
路をつけ、取り出し管を熱可塑性樹脂のブタノール懸濁
液が入った容器につけて混合液を流出させる。
路をつけ、取り出し管を熱可塑性樹脂のブタノール懸濁
液が入った容器につけて混合液を流出させる。
第3図の成形器に上記の混合液を流入させる。
混合液の流入速度を溶剤の濾過速度に合わせ、回転成形
部を緩やかに回転させる。
部を緩やかに回転させる。
こうして成形器内で円板状の成形物を得る。これは底部
方向に順次熱可塑性樹脂の存在比が高く、上方向に順次
添加剤の存在比が高くなる。
方向に順次熱可塑性樹脂の存在比が高く、上方向に順次
添加剤の存在比が高くなる。
この成形物を使用した熱可塑性樹脂の軟化点付近の温度
で脱気しながら加圧融着させ本発明方法による複合材料
を得た。これらの本発明による複合材料は、使用した添
加剤に従ρて添加剤の濃度が厚み方向に連続的に変化し
ている材料である。
で脱気しながら加圧融着させ本発明方法による複合材料
を得た。これらの本発明による複合材料は、使用した添
加剤に従ρて添加剤の濃度が厚み方向に連続的に変化し
ている材料である。
使用した熱可塑性樹脂と添加剤の組合酸は以下の通りで
ある。
ある。
(1)ポリブチレンテレフタレートと導電性カーボンブ
ラック (2)ポリアクリレートと光導電性有機顔料(3)ポリ
サルフォンとアルミナ系研摩材(4)ポリエチレンテレ
フタレートとCrO2系磁性粒子、 (5)ポリエチレンと吸熱性顔料。
ラック (2)ポリアクリレートと光導電性有機顔料(3)ポリ
サルフォンとアルミナ系研摩材(4)ポリエチレンテレ
フタレートとCrO2系磁性粒子、 (5)ポリエチレンと吸熱性顔料。
(6)シリコンゴムと導電性の大きい金属粒子以上の如
き本発明方法による複合材料は、従来の塗装型あるいは
積層型複合材料と異なり、熱可塑性樹脂と添加剤とが全
ての部分で一体化しており、また従来の混線型複合材料
と異なり、機能性が要求される面にのみ添加剤の存在比
が高いため、成形物の各性能および強度が著しく改良さ
れたものであった。特に上記(6)の場合の複合材料は
、これらの金属粒子をシリコンゴム中に均一に分散させ
たものに比して、導電性が高く、しかも高電圧、高電流
にも耐えることができ、精密機器の入力スイッチ、コー
ド、マット状スイッチ用の導電性ゴム、LSIの配線基
板の接続部あるいは周辺部用の材料として有用である。
き本発明方法による複合材料は、従来の塗装型あるいは
積層型複合材料と異なり、熱可塑性樹脂と添加剤とが全
ての部分で一体化しており、また従来の混線型複合材料
と異なり、機能性が要求される面にのみ添加剤の存在比
が高いため、成形物の各性能および強度が著しく改良さ
れたものであった。特に上記(6)の場合の複合材料は
、これらの金属粒子をシリコンゴム中に均一に分散させ
たものに比して、導電性が高く、しかも高電圧、高電流
にも耐えることができ、精密機器の入力スイッチ、コー
ド、マット状スイッチ用の導電性ゴム、LSIの配線基
板の接続部あるいは周辺部用の材料として有用である。
実施例2
原料を下記のAとBの粉末とし、分散媒体をメタノール
とする。実施例1同様にして混合液を流量を調節しなが
ら流出させる。
とする。実施例1同様にして混合液を流量を調節しなが
ら流出させる。
第12a図示の如き成形器を毎分4,500〜6.00
0回転の速度で回転させ、その中心から上記の混合液を
流入させる。成形器を70〜80°Cに加熱して溶剤の
蒸発を促し、混合液の流入速度を溶剤の蒸発速度に合わ
せる。
0回転の速度で回転させ、その中心から上記の混合液を
流入させる。成形器を70〜80°Cに加熱して溶剤の
蒸発を促し、混合液の流入速度を溶剤の蒸発速度に合わ
せる。
こうして成形器内で円板状の成形物を得る。
上記方法において、原料Aとしてポリアミド粉末とフェ
ライト系磁石粉末との3=2混合物を使用し、原料Bと
してポリアミド粉末と細い炭素短繊維との3:1混合物
とした場合に得られる成形物は、外周部がポリアミド:
フェライト系磁石粉末:炭素短m維の比が3:2:1で
あり、中心部が3:O:1となっている。この成形物を
ポリアミドの軟化点の温度で脱気しながら加圧融着させ
て本発明による複合材料を得た。
ライト系磁石粉末との3=2混合物を使用し、原料Bと
してポリアミド粉末と細い炭素短繊維との3:1混合物
とした場合に得られる成形物は、外周部がポリアミド:
フェライト系磁石粉末:炭素短m維の比が3:2:1で
あり、中心部が3:O:1となっている。この成形物を
ポリアミドの軟化点の温度で脱気しながら加圧融着させ
て本発明による複合材料を得た。
この複合材料は全体が炭素短N1維によって強化され、
且つ外周付近がプラスチック磁石の機能を有し、カメラ
、時計等の精密機器や電機製品の部材として有用である
。
且つ外周付近がプラスチック磁石の機能を有し、カメラ
、時計等の精密機器や電機製品の部材として有用である
。
また、上記AおよびBとして、ABS粉末と銅粉との組
合せ、ABS粉末とアルミニウム粉との組合せで得た成
形物は、高度の電磁波シールド材や帯電防止材として有
用である。
合せ、ABS粉末とアルミニウム粉との組合せで得た成
形物は、高度の電磁波シールド材や帯電防止材として有
用である。
また、実施例1に例示の組合せの材料を用いて上記と同
様に成形および固化することによって。
様に成形および固化することによって。
半径方向に濃度分布を有する本発明による複合材料が得
られる。
られる。
実施例3
原料をTiCと84Cの粉末形状のものとする。第13
図の装置一方の容器にTiC粉末を。
図の装置一方の容器にTiC粉末を。
他方には84Cの粉末を入れる。輸送管にキャリアガス
を流しながら送風用ファンと混合用ファンを回し、容器
に設けであるポペットを作動させ。
を流しながら送風用ファンと混合用ファンを回し、容器
に設けであるポペットを作動させ。
TiC粉末およびB4Cの粉末をそれぞれ輸送管に放出
する。
する。
このときポペットの制御を行う、2つの容器の放出量の
合計を一定とし、最初はTiCだけを放出する。そして
しばらくしてB4Cの粉末を放出する。徐々に2つの容
器の放出量を変えて行き、成形を終了する時点において
は、84Cの粉末だけを放出するようにする。
合計を一定とし、最初はTiCだけを放出する。そして
しばらくしてB4Cの粉末を放出する。徐々に2つの容
器の放出量を変えて行き、成形を終了する時点において
は、84Cの粉末だけを放出するようにする。
この間、第14図の成形器の回転成形部を緩やかに回転
させつつ、排気口より真空ポンプで吸引し、フィルター
上での混合粉末材料の堆積を速くさせる0円筒形の成形
器を用いることにより、平面円板状の成形物を得る。こ
れは底部方向に順次TiCの存在比が高く、上方向に順
次84Cの存在比が高い成形物である。
させつつ、排気口より真空ポンプで吸引し、フィルター
上での混合粉末材料の堆積を速くさせる0円筒形の成形
器を用いることにより、平面円板状の成形物を得る。こ
れは底部方向に順次TiCの存在比が高く、上方向に順
次84Cの存在比が高い成形物である。
B4Cの存在比は下端部から上端部に向かって0〜10
0%となっている。
0%となっている。
この成形物を500kg/ crn”t’2 、000
℃で2時間焼結させ、徐冷して本発明による複合材料を
得た。
℃で2時間焼結させ、徐冷して本発明による複合材料を
得た。
以上の工程で得られた本発明方法による複合材料は、一
方の端がTiCの超硬性および耐摩耗性を有し、他の端
が84 Cの耐薬品性を有し、その中間は端からの距離
に応じてそれらの中間の性格を有しており、耐腐蝕性の
要求されるプラント用複合材料として有用である。
方の端がTiCの超硬性および耐摩耗性を有し、他の端
が84 Cの耐薬品性を有し、その中間は端からの距離
に応じてそれらの中間の性格を有しており、耐腐蝕性の
要求されるプラント用複合材料として有用である。
また、上記方法において、材料として次の組合せのもの
を使用し、それぞれの組合せからなる成形物を得、適当
な温度で焼結させて本発明方法による複合材料を得た。
を使用し、それぞれの組合せからなる成形物を得、適当
な温度で焼結させて本発明方法による複合材料を得た。
(1)W2B5(耐熱性)とB4 C(高電気抵抗、耐
薬品性) (2)ZrC(耐酸化性)とZrB2 (高導電性) (3)SiC(半導電性)とWC(硬度および耐摩耗性
) (4)SiC(耐熱性)とMo5i2(耐薬品性) 実施例4 材料を、鉄粉、高炭素フェロマンガン粉(c:6.67
%、Si:0.1%、Mnニア3.65%、P:0.1
4%、S:0.008%、鉄:19.43%)、黒鉛粉
およびステアリン酸亜鉛粉末とする。
薬品性) (2)ZrC(耐酸化性)とZrB2 (高導電性) (3)SiC(半導電性)とWC(硬度および耐摩耗性
) (4)SiC(耐熱性)とMo5i2(耐薬品性) 実施例4 材料を、鉄粉、高炭素フェロマンガン粉(c:6.67
%、Si:0.1%、Mnニア3.65%、P:0.1
4%、S:0.008%、鉄:19.43%)、黒鉛粉
およびステアリン酸亜鉛粉末とする。
一つの容器に、鉄粉77.4%、高炭素フェロマンガン
粉21.7%、黒鉛粉0.12%およびステアリン酸亜
鉛粉末0.8%からなる混合粉末(A)を入れる。
粉21.7%、黒鉛粉0.12%およびステアリン酸亜
鉛粉末0.8%からなる混合粉末(A)を入れる。
もう一方の容器に鉄粉88.9%、高炭素フェロマンガ
ン粉9.5%、黒鉛粉0.81%およびステアリン酸亜
鉛粉末0.8%からなる混合粉末(B)を入れる。
ン粉9.5%、黒鉛粉0.81%およびステアリン酸亜
鉛粉末0.8%からなる混合粉末(B)を入れる。
実施例3と同様に混合粉末AとBとを混合しながら第1
5図の成形器に供給して、成形器を回転させる。そして
吸引ポンプで成形器の外部を減圧にしておく、粉体の放
出量はポペットの制御により調整し、最初はBのみを、
そして最後にAのみを放出するようにする。その後に仮
凝固剤としてアセトンを噴霧して成形を完了する。こう
して円板状の成形物を得る。これは外周方向に順次Bの
存在比が高く、中心方向に順次Aの存在比が高くなって
いる。外周から中心部に向ってマンガン濃度は、7%か
ら16%に増加している。
5図の成形器に供給して、成形器を回転させる。そして
吸引ポンプで成形器の外部を減圧にしておく、粉体の放
出量はポペットの制御により調整し、最初はBのみを、
そして最後にAのみを放出するようにする。その後に仮
凝固剤としてアセトンを噴霧して成形を完了する。こう
して円板状の成形物を得る。これは外周方向に順次Bの
存在比が高く、中心方向に順次Aの存在比が高くなって
いる。外周から中心部に向ってマンガン濃度は、7%か
ら16%に増加している。
この成形物を以下に示すような加熱プログラムで所望の
加熱炉中で、焼結鍛造法により焼成し、本発明による複
合材料を得た。
加熱炉中で、焼結鍛造法により焼成し、本発明による複
合材料を得た。
(1)成形物を390MPaで再度成形する。
(2)成形物を1,200℃に加熱したアルゴン雰囲気
炉中に挿入する。
炉中に挿入する。
(3)1時間保持し金型面に移す。
(4)800MPaの圧力で鍛造する。
(5)1,050°Kから常温の水に水入れを行う。
以上の工程で得られた本発明による複合材料の中心部分
と外周部分の機械的強度を測定したところ、次のように
なった。
と外周部分の機械的強度を測定したところ、次のように
なった。
中心部 外周部
引っ張り強さ 800MPa 500MPa衝撃
値 1 、 BMJ/rr+′0 、5MJ/rn’こ
れは、中心部と外周部で機械的強度の違う複合材料であ
り、加工の容易性等も考慮すると、鋳造材や熱処理材に
近い機械的性質を有することから、焼結鍛造材や構造材
料として有用である。
値 1 、 BMJ/rr+′0 、5MJ/rn’こ
れは、中心部と外周部で機械的強度の違う複合材料であ
り、加工の容易性等も考慮すると、鋳造材や熱処理材に
近い機械的性質を有することから、焼結鍛造材や構造材
料として有用である。
また、上記方法において材料として以下の組合せのもの
を使用し、以下同様にして本発明による複合材料を得た
。
を使用し、以下同様にして本発明による複合材料を得た
。
(1)銅−炭素合金粉末および鉄粉
(2)クロム−炭素合金粉末および鉄粉実施例5
鉄溶融液を2つの容器に分け、一方の溶融液中にチタン
6%およびカーボン1.5%を混在させる。第7図に示
すようにバルブを用いて2つの容器からの溶融液の流量
を調整する。第12図aと同じ原理の回転成形器に上記
の溶融液を流入させる。流入中は成形器中での溶融液の
固化の速度と溶融液の流入速度を合わせる。
6%およびカーボン1.5%を混在させる。第7図に示
すようにバルブを用いて2つの容器からの溶融液の流量
を調整する。第12図aと同じ原理の回転成形器に上記
の溶融液を流入させる。流入中は成形器中での溶融液の
固化の速度と溶融液の流入速度を合わせる。
最初、鉄溶融液だけを流入させ、徐々にチタンおよびカ
ーボンを含む溶融液の流入量を増加させる。
ーボンを含む溶融液の流入量を増加させる。
このようにして本発明による複合材料を得た。
この複合材料内にはチタンとカーボンが共晶状の高融点
炭化物(T i C)として凝固合金中に存在している
。
炭化物(T i C)として凝固合金中に存在している
。
成形物の外部と中心部の変形抵抗値(kg−m)は、1
,000℃で14kg−mと27kg−mとなっており
、この変形抵抗値は連続的に変化していた。この複合材
料は、熱交換器用耐熱材料として有用であった。
,000℃で14kg−mと27kg−mとなっており
、この変形抵抗値は連続的に変化していた。この複合材
料は、熱交換器用耐熱材料として有用であった。
また、上記方法において材料として以下の組合せのもの
を使用し、同様にして本発明による複合材料を得た。
を使用し、同様にして本発明による複合材料を得た。
(1)Fe−Ni−Cr合金とTi −C合金(2)
N i −Cr−W合金とNb−C合金(3)アルミニ
ウム合金とA文203 (4)アルミニウム合金とSiC 特に上記(3)および(4)のアルミニウム合金として
、AM−Mg−Si合金を用いた場合の(3)および(
4)の複合材料は、A1203およびSiCの存在比の
高いところでは、従来のアルミニウム合金の5倍以上の
#摩耗性を示した。
N i −Cr−W合金とNb−C合金(3)アルミニ
ウム合金とA文203 (4)アルミニウム合金とSiC 特に上記(3)および(4)のアルミニウム合金として
、AM−Mg−Si合金を用いた場合の(3)および(
4)の複合材料は、A1203およびSiCの存在比の
高いところでは、従来のアルミニウム合金の5倍以上の
#摩耗性を示した。
また、成形においても前記例示の他にグイキャスト等従
来公知の手法も利用することができる。
来公知の手法も利用することができる。
実施例6
ZnOの粉末にCo304 、La203およびPr8
011の粉末をそれぞれ0.5%、2%および1.8%
添加し混合粉末Aとする。
011の粉末をそれぞれ0.5%、2%および1.8%
添加し混合粉末Aとする。
一方、5i02粉末にCo304 、La203および
Pr6O11の粉末をそれぞれ0.5%、2%および1
.8%添加し、混合粉末Bとする。上記粉末AおよびB
をそれぞれライカイ機によりよく混合した後、Aを70
0℃、Bを1.000℃で仮焼する。
Pr6O11の粉末をそれぞれ0.5%、2%および1
.8%添加し、混合粉末Bとする。上記粉末AおよびB
をそれぞれライカイ機によりよく混合した後、Aを70
0℃、Bを1.000℃で仮焼する。
その後、粉砕を行い微粉末とする。微粉末化したAおよ
びBの各混合粉末を第13図に示すようにホッパーにそ
れぞれ入れ、ポペットの制御で混合比を変化させていく
、成形器には第15図で示した回転成形器を用い、仮凝
固剤にメタノールを用いて成形する。
びBの各混合粉末を第13図に示すようにホッパーにそ
れぞれ入れ、ポペットの制御で混合比を変化させていく
、成形器には第15図で示した回転成形器を用い、仮凝
固剤にメタノールを用いて成形する。
成形物は、外周部ではZnOの存在比が零であり、中心
付近は5i02存在比が零となったものを得た。
付近は5i02存在比が零となったものを得た。
5i02とZnOの相対存在比と成形物の中心からの距
離の関係は第16図のようになった。第16図において
実線eはZnOの存在比を、そして破線fは5i02の
存在比を示す。
離の関係は第16図のようになった。第16図において
実線eはZnOの存在比を、そして破線fは5i02の
存在比を示す。
この成形物を以下の熱プログラムで焼成した。
(1)昇温速度2℃/分で200℃まで加熱し、この間
脱気を続ける。
脱気を続ける。
(2)200℃で10時間脱気状態に保持する。
(3)昇温速度2℃/分で1,400℃まで加熱する。
この間も脱気操作を続ける。
(4)1,400℃で300kg/cゴで、2時間脱気
状態に保持する。
状態に保持する。
(5)圧力をかけるのをやめ、降温速度2℃/分で90
0℃まで脱気しながら冷却する。
0℃まで脱気しながら冷却する。
(6)900℃から700℃まで降温速度0.2℃/分
で脱気しながら冷却する。
で脱気しながら冷却する。
(7)ポンプによる脱気操作をやめ、そのまま炉中で自
然放冷する。
然放冷する。
上記工程で得られた本発明による複合材料は、ZnOバ
リスタとして有用であり、尚且つ周辺部を絶縁物で被覆
あるいはコーティングする必要がないものであり、電気
製品をはじめ、半導体電力変換装置等の産業機器の部材
として有用である。
リスタとして有用であり、尚且つ周辺部を絶縁物で被覆
あるいはコーティングする必要がないものであり、電気
製品をはじめ、半導体電力変換装置等の産業機器の部材
として有用である。
第1〜16図は、本発明方法を説明するための図である
。 A;成分 B:マトリックス C;成形物18粒子
2;粒子 1′;分散液 2′;分散液 3.3’、3”;撹拌手段 4.5;容器6.7;供
給路 8;コック 9;噴出装置 10;成形器 10′;回転成形部 11;分散液層12:成形物(
堆積り13;フィルター14:出口 15;
排水タンク16;溶媒(分蔽媒) 17;排気口 18、混合室 19.20.バルブ21.22
.23.ポンプ 24;コンプレッサー 25.26;粉末27.28;
容器 29.30;ポペット31、輸送管
32;送風用ファン33;混合用ファン 34;粉末25および26の混合状態 35:導入口 36;成形器 36′;回転成形部 37:成形物 38;フィルター 39;吸引室 40;排気口 41:排気管 42;仮凝固剤 43;供給路 44;噴出装置 45:吸引ボンブ第1゜図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 窮7図 第8図 第9図 第10図 第12b図 第13図 第14図 第15図
。 A;成分 B:マトリックス C;成形物18粒子
2;粒子 1′;分散液 2′;分散液 3.3’、3”;撹拌手段 4.5;容器6.7;供
給路 8;コック 9;噴出装置 10;成形器 10′;回転成形部 11;分散液層12:成形物(
堆積り13;フィルター14:出口 15;
排水タンク16;溶媒(分蔽媒) 17;排気口 18、混合室 19.20.バルブ21.22
.23.ポンプ 24;コンプレッサー 25.26;粉末27.28;
容器 29.30;ポペット31、輸送管
32;送風用ファン33;混合用ファン 34;粉末25および26の混合状態 35:導入口 36;成形器 36′;回転成形部 37:成形物 38;フィルター 39;吸引室 40;排気口 41:排気管 42;仮凝固剤 43;供給路 44;噴出装置 45:吸引ボンブ第1゜図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 窮7図 第8図 第9図 第10図 第12b図 第13図 第14図 第15図
Claims (1)
- (1)複数の構成成分をもって複合材料を製造する方法
において、前記構成成分の混合比を経時的に変化させな
がら混合し、回転している成形器に供給して成形するこ
とを特徴とする複合材料の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60210285A JPS6270536A (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 | 複合材料の製造方法 |
US06/893,815 US4798694A (en) | 1985-08-09 | 1986-08-06 | Method for producing composite materials |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60210285A JPS6270536A (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 | 複合材料の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6270536A true JPS6270536A (ja) | 1987-04-01 |
Family
ID=16586866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60210285A Pending JPS6270536A (ja) | 1985-08-09 | 1985-09-25 | 複合材料の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6270536A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63227732A (ja) * | 1987-03-13 | 1988-09-22 | Agency Of Ind Science & Technol | 粒子配列積層制御方法及び装置 |
WO2021192901A1 (ja) * | 2020-03-26 | 2021-09-30 | 日立金属株式会社 | 混合粉末の製造方法、混合粉末の製造装置、付加製造方法および付加製造装置 |
-
1985
- 1985-09-25 JP JP60210285A patent/JPS6270536A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63227732A (ja) * | 1987-03-13 | 1988-09-22 | Agency Of Ind Science & Technol | 粒子配列積層制御方法及び装置 |
WO2021192901A1 (ja) * | 2020-03-26 | 2021-09-30 | 日立金属株式会社 | 混合粉末の製造方法、混合粉末の製造装置、付加製造方法および付加製造装置 |
JPWO2021192901A1 (ja) * | 2020-03-26 | 2021-09-30 |
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