JPS6269967A - エビ、カニ等の食品練り製品色付け方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明はエビの胴部とか、カニのハサミ部の形状の練
り食品を作り、実際に近い色調の着色をする方法に関す
るものである。

（従来の技術） 従来カニ足状に成形した棒状練り製品の周囲にカニ様の
食用赤色色素を着色する場合は、一般に、内面に食用赤
色色素をコーティングしたポリエチレンフィルムでもっ
て棒状練り製品を包み、湯煮、蒸煮などの方法によって
転写することにより行われていた。

（発明が解決しようとする問題点） 上記従来の方法が棒状体の着色にしか適用されず、通常
の色素の転写では剥き身にしたエビの胴体のように節の
あるところと、平らなところとの着色分けが出来ず、実
物のような着色が出来ない。

この発明はエビの剥き身とかカニのハサミ部分など特定
の形状の練り製品の成形加工と着色を一挙に行うように
した甲殻動物の甲殻部分の着色方法を提供することを目
的とする。

（問題点を解決するための手段） この発明はエビ、カニ等の甲殻動物の剥き身部分の形状
を二つ割にした金型に形成し、該金型の内側表面をテフ
ロン加工し、該金型内に水性の食用色素を噴霧して付着
せしめ、しかる後に所定の摺身を圧入し、該摺身を加熱
凝固させるようにしたエビ、カニ等の食品練り製品の色
付は方法である。

（作用） エビなどの甲殻動物の胴体は体を伸縮させるために横溝
があり、剥き身にしても甲殻の形状に横溝が段になる。

この形状を金型にとると凹凸が逆になり溝部分は突状横
縞（以下凸部という）に形成される。金型は内面をテフ
ロン加工し、摺砕が凝固した後金型から取り出す時に製
品が金型から剥離し易いようにしておく。２枚の金型を
合わせて摺砕を圧入するに当たり、予め金型の内面に水
性食用色素を噴霧する。噴霧された色素は内壁に付着す
るが、型内部の凸部の前後で凸部が障壁となって、噴霧
側では色素が溜まり凸部の裏側では影になるので色素は
付着しない。この色素の付着の仕方が凸部に沿って不均
一になることが、実物に近い色調になる。

その後摺砕を金型に圧入し加熱凝固してから金型を分解
して中身を取り出す。

エビの金型においては、摺砕が型内面に沿って圧入され
る際、尻尾に近付くに従って断面積が小さくなってゆく
ので、流入速度が段々高くなってゆき、そのため摺砕の
正大時に平坦部分に付着している色素の大部分を持ち去
って、主に尻尾に充填される摺砕が最も濃く染色され、
尻尾が真赤に染まり、平坦部分は色素がかすれてほんの
り赤く染まる。また凸部の裏側は摺砕が尻尾まで完全に
充填されたのち、型内圧により型に沿って詰まるため色
素が殆ど付かない状態のままとなる。このため凸部の節
部での濃淡も失われることな（はっきりする。

金型の内面はテフロン加工しであるので取り出し時に離
型し易い。取り出した製品は要部に色素が多くたまり剥
き身と同様な良悪を与える。

（実施例） 次に本考案の実施例を図によって説明すると、第１図は
エビの剥き身の金型の内側を示すもので、金型は平らな
部分１と突状横縞部分（凸部）２とによって構成され、
Ａは頭側、Ｂは尾側である。３は金型に摺砕を圧入する
時の空気抜き孔である。第２図は二つ割の金型を併せた
状態を示す斜視図で食品摺砕を頭側Ａから圧入すると空
気は尾側Ｂの空気抜き孔３から抜け、摺砕は金型に充填
される。摺砕の充填前に頭側Ａからノズル（図示せず）
によって水性の食用色素を噴霧する。色素の微粒液は金
型内面のテフロン加工壁に付着する。型内部の凸部２の
前後で凸部が障壁となって、噴霧側では色素が溜まり凸
部の裏側では影になるので色素は付着しない。この色素
の付着の仕方が凸部２に沿って平らな部分１との間が不
均一になることが、実物に近い色調になる。従って後か
ら圧入された摺砕には７店淡ができ、ちょうどエビの剥
き身と同様な着色か施される。すなわち摺砕が型内面に
沿って圧入される際、尻尾に近付くに従って断面積が小
さくなってゆくので、流入速度が段々高（なってゆき、
そのため摺砕の正大時に平坦部分に付着している色素の
大部分を持ち去って、主に尻尾に充填される摺身が最も
濃く染色され、尻尾が真赤に染まり、平坦部分は色素が
かすれてほんのり赤く染まる。また凸部の裏側は摺砕が
尻尾まで完全に充填されたのち、型内圧により型に沿っ
て詰まるため色素が殆ど付かない状態のままとなる。こ
のため凸部の節部での濃淡も失われることなくはっきり
する。

このようにして魚の摺砕につなぎ剤を混和した材料によ
りエビの剥き身と同様な食感を与える食品を作ることが
出来る。またこのような手法によってカニのハサミ部分
の形状の金型とかロブスタ−等にも同じ手法が適用され
る。

（発明の効果） この発明は上記説明で理解される如く、魚などの摺砕に
よる練り製品を製造するに当たり、金型の内側表面をテ
フロン加工した金型内に、水性の食用色素を噴霧して付
着せしめ、しかる後に所定の摺砕を咳金型に圧太し、摺
砕を加熱凝固させ、前記色素を摺砕に転写させるように
したので、できあがった整品は本来の甲殻動物の剥き身
と同様な食感、色調の食品を得ることができる。従って
、実際のものに近い食品を経済的に食卓に提供すること
ができるので、木発明に係る方法の効果は極めて大きい
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の詳細な説明するための二つ割金型の内
側を示す正面図、第２図は該金型を合わせた状態を示す
斜視図である。 １・・・平らな部分、２・・・突状横縞部分、３・・・
空気抜き孔、Ａ・・・頭側、Ｂ・・・尾側。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エビ、カニ等の甲殻動物の剥き身部分の形状を二つ割に
   した金型に構成し、該金型は内側表面をテフロン加工し
   てなり、該金型内に水性の食用色素を噴霧して付着せし
   め、しかる後に所定の摺身を該金型に圧入し、摺身を加
   熱凝固させるようにしたエビ、カニ等の食品練り製品色
   付け方法。