JPS62697A

JPS62697A - 電動ポンプ

Info

Publication number: JPS62697A
Application number: JP60137763A
Authority: JP
Inventors: Shunichi Nishimura; 俊一西村; Yasushi Shinko; 信耕　靖
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1985-06-26
Filing date: 1985-06-26
Publication date: 1987-01-06
Also published as: KR870000513A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は、電動ポンプの改良に検力、特に、電動機とポ
ンプ部とを直結した湯水用の電動ポンプに関する。

〔発明の背景〕

従来の電動ポンプは、実公５７−４７４４０号公報にも
示されているように電動機部とポンプ部とを直結して揚
水運転を行なわせるものがある。この電動ポンプは、運
転中における電動機の巻線の温度過昇による焼損を防止
するため１巻線の発熱を送風扇によシ空冷している。し
かし、空気の比送る必要がある。多量の空気を送るため
には、電動機の回転数を上げたり、送風扇を大きくする
などの方法があるが、電動機の運転音が大きくなったり
、吸入空気に混じって砂などの異物や雨滴が吸込まれ易
いという欠点があった。

このため、電動機の冷却を十分性なうことができず１巻
線の温度が高くなったり、雨滴や異物により通電部品の
絶縁性が損なわれ易く、信頼性低下の一要因となってい
た。

〔発明の目的〕

本発明の目的は１小形で簡単な構成にて、電動機部の空
冷用吸気口からの雨滴や異物の侵入を防止しつつ、電動
機部の焼損を防止し、ハウジング内面への露付きの発生
を阻止することにある。

〔発明の概要〕

本発明は、電動機部１０とポンプ部１２とを直結し、＠
起電動機部１０のステータ１７をハウジング１４に部分
的に接触させて固定してなる電動ポンプにおいて、前記
ハウジング１４のステータ１７との接触部分に対応する
部分的な導水路１５を前記ハウジング１４と一体に形成
し、この導水路１５の一側を前記ポンプ部１２の揚水通
路中に連通させたことを特徴とする電動ポンプである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面により説明する。

電動ポンプは１電動機部１０とポンプ部１２とを一体的
に構成したものである。

ｔ’ａ機部１０のハウジング１４は、軽合金で有底筒状
にダイカスト成形されている。このハウジング１４には
バッキング１３を介して、軽合金性のケーシング５２が
水密的に取付けられ、ポンプ室２０が形成されている。

また、このノ・ウジング１４には、巻線１６を組込んだ
ステータ１７を取付ける固定部１４ａと、電動機室１８
とポンプ室２０とを区画するブラケット部１４ｂが構成
されている。

ポンプ室２０内に突出する電動機軸２２の先端には１合
成樹脂製の羽根車５０が取付けられている。この羽根車
５０を前記ブラケット部１４ｂとケーシング５２とで包
囲してポンプ部１２が構成されている。

ケーシング５２には、水源とつながる吸込管５３に連結
された吸込口５２ａと、第２図の右半分にも図４示した
羽根車５０の周囲において放射状に設けられた複数の昇
圧路５２ｂと、揚水を水栓などに供給するための給水管
を取付ける吐出口５２ｃと、ポンプ室２０内に呼水を注
入するための注水口５２ｄとが設けられている。この注
水口５２ｃｉは、バッキング５４を介して着脱自在に取
付けられている栓体５６によシ、水密的【閉鎖されてい
る。

電動機部１０が駆動されて揚水運転を開始されると、水
源から水が吸込管５３を通じて羽根車５０内に吸込まれ
１羽根車５０内および昇圧路５２ｂ内で昇圧されて、吐
出口５２Ｃから水栓に供給される。

前記固定部１４ａはハウジング１４の内周に突出するよ
うに４ケ所設けられ、第２図の左半分および第３図にそ
の拡大詳細断面を示すように、電動機室１８内に突出す
るリブとなっている。また。

この４ケ所の固定部１４ａのうち、下部の２ケ所の外方
には、ポンプ室２０内の揚水の一部を導入する導水路１
５が設けられ、この固定部１４ａを介してステータ１７
を間接的に水冷するようＫなっている。

夏期などの周囲気温の高い条件や、過負荷などの厳しい
条件下で運転されても、この水冷効果により１巻線１６
の温度上昇が抑制されるので、電動機部１０が焼損する
などの不具合を防止できる。

実験によると、この導水路１５を設けることによ９１巻
線１６の温度上昇を約１５ｄｅｇ低減できるという、顕
著な効果が確認できた。

また１通風量も従来に比べて少なくできるため、吸気口
を小さくして、Ｉｆｉ滴や異物の侵入も防止できる。

更には、導水路１５はハウジング１４のステータ１７と
の接触部分に対応する部分的なものとしているので、全
周にわたって導水路を設けることに比較して、ハウジン
グ１４の通風路４４に面する部分に露付き等を発生する
ことなく効果的にステータ１７の冷却を行うことができ
ると共に、導水路１７による大型化を極力おさえること
ができる。

また、冬期においては、ポンプ室２０内の水が。

導水路１５内の循環水を通じて、電動機部１０からの放
熱によシ暖められるので、ポンプ室２０の凍結防止効果
も得られる。

特に、この導水路１５は、ポンプ室２０の下部に開口し
てい乙ので、導水路１５の昇温水がポンプ室２０内上部
に上昇して対流が行なわれ、ポンプ室２０全体が効果的
に暖められる。

この実施例では、導水路１５は、下部２ケ所の固定部１
４ａ（但し、第２図の右半分の固定部１４ａは、左半分
と左右対称のため図示していない）のみに設けられてい
るが、同様にノ・ウジフグ１４上部に設けられた残ジ２
ケ所の固定部に設けてもよい。

また、この固定部１４ａには溝６０が設けられておシ、
万一、固定部１４ａが破損して導水路１５内の水が侵入
してきても、この溝６０により速かに漏水を排気口１４
ｆに導き、漏水が巻線１６に飛散しないように配慮しで
ある。

この導水路１５のポンプ室２０内における開口１．５ａ
は、第４図に示すように、昇圧路５２ｂとはずれた位置
に設けてあシ、昇圧路５２ｂの圧力水頭変換作用を損わ
ないように配慮しである。

また、この開口１５ａは２円周方向に沿って長手の形状
としであるので１羽根車５０の回転力と揚水の流動で、
開口１５ａの入口付近で圧力や流動状態の乱れを生じさ
せ、導水路１５内の水の循環が促進されるように配慮し
である８゜また、この導水路１５は、ステータ１７近傍
にあたる奥部からポンプ室２０に向って上下に拡大する
ような形状にすれば、ステータ１７近傍にあたる奥部か
らポンプ室２０内に向って昇温水が自然循環するという
効果も生ずる。また、導水路１５の下面をポンプ室２０
に向って下るように傾斜しておけばポンプ室２０内面を
塗装する場合にも、処理液の注入や排出を円滑に行なえ
、塗装作業性が向上する。

ここで、再び第１図に戻って電動機部１０について説明
する。前記ブラケット部１４ｂには、電動機軸２２を回
転自在に支持する軸受２４ａを収納する軸受ボス１４Ｃ
と、軸封装置２６の収納室１４ｄが設けられている、ま
た、この収納室１４ｄ内には、万一、軸封装置２６から
漏水した場合でも、水が軸受２４ａに直接飛散しないよ
うに、水切シ２８が電動機軸２２に取付けられ、また、
この水切り２８に対向する水受３０が収納室１４ｄと軸
受２４ａとの間に固定されている。そして。

軸封装［２６からの漏水は、排水口１４ｅから収納室１
４ｄ外に流出し、）・ウジング１４の下部に開口する排
気口１４ｆから電動機室１８外に排出される。また、前
記軸受ポス１４Ｃの外周には。

電動機室１８内を、ステータ１７側とポンプ室２０側と
を区画するように１皿形の遮蔽板３２が取付けられてい
る。この遮蔽板３２は、ブラケット部１４ｂと間隙を保
って取付けられており、前記排水口１４ｅからの漏水を
巻線１６に飛散させることなく排気口１４ｆに導くとと
もに、万一。

ブラケット部１４ｂが腐蝕して揚水が電動機室１８内に
噴出した場合でも、この漏水が巻線１６に直接飛散しな
いようにする。

また、この遮蔽板３２を排気口１４ｆ近傍においてブラ
ケット１４ｂ側に位置させることにより電動機室１８を
通過する冷却空気を速やかに排気口１４ｆに導くもので
ある。図に示すように、この遮蔽板３２と巻線１６との
間には、空気が流動できる適切な間隙が保たれている。

また、前記ハウジング１４の反ポンプ室側開口部には、
電動機室１８を覆うように、軽合金ダイカスト製のエン
ドブラケット３３が取付けられている。このエンドブラ
ケット３３には、電動機軸２２を回転自在に支持する軸
受２４ｂが電動機宜１８側に取付けられている。、また
、電動機軸２２には、軸受２４ｂとロータ３４との間に
位置するように、軸流形の送風扇３６が圧入されている
。

第１図および第５図に図示するように、前記エンドブラ
ケット３３には、送風扇３６に空気を導く吸気口３３ａ
と、吸気を効率よく昇圧するための筒状ガイド部３３ｂ
が設けられている。また、このエンドブラケット３３の
外面側には、コンデンサ３８や結線端子台４０などの通
電部品が取付けられている。これら通電部品は１合成樹
脂製の保護カバー４２により覆われておシ、雨滴などか
ら保護される。ここで、コンデンサ３８は、エンドブラ
ケット３３と保護万バー４２との間に保持されている。

また、電動機軸２２に取付けられた送風扇３６により、
外気が保護カバー４２の開口４２ａから吸込まれ、前記
エンドブラケット３２の吸気口３２ａより電動機室１８
内に流入する。送風扇３６によシ増圧された空気は０巻
線１６やステータ１７を空冷しながら、ノ１ウジング１
４とステータ１７との間に設けられた通風路４４を通っ
て排気口１４ｆＪｔ）流出する。ここで、前記エンドブ
ラケット３３の上部には、小開口３３ｃが設けられ４巻
線１６の熱をうばった暖気の一部が保護カバー４２内に
環流するようになっている。この小開口３３Ｃは、前記
結線端子台４０の近傍に位置させである。

これは２例えば、外気に混って保護カバー４２内に雨滴
が侵入して結線端子台４０に付着しても。

この暖気の熱によって短時間で乾燥させられるようにす
ることで、結線部の電気絶縁性が低下するのを防止する
ようにしたものである。

ここで、小開口３３Ｃは通風路４４の断面積よりも小さ
くして、巻線１６近傍を通過した暖気の環流量を制限し
である。

従って、暖気の大部分は２通風路４４を通って排気口１
４ｆより排出される。

また、この小間口３３ｃは、巻線１６から結線端子台４
０に引出される電線の通過口と兼用することもできる。

また、この小間口３３ｃは、前記ガイド部３３ｂよりも
外方に設けることによシ、ガイド部３３ｂによ）、引出
線が送風扇３６と接触しないように配慮することができ
る。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ステータを部分的に接触して固定して
なるハウジングと一体に導水路を形成し。

この導水路をポンプ部の揚水通路中に連通させたので、
簡単な構成で、ステータを水冷できる。これによって、
電動機部を空冷する送風扇の通風量を減少し、その吸気
口を小さくして、雨滴や異物の侵入を防止するようにし
ても、電動機部が焼損するなどの不具合を防止できる。

又、導水路はハウジングのステータとの接触部分に対応
する部分的な導水路としているので、ハウジングのステ
ータとの非接触部分に露付き等が発生することなく、効
果的にステータ部分の冷却を行うことができる。この場
合、導水路を設けたことによるハウジングの大型化を極
力おさえることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す電動ポンプの断面図、
第２図は左半分が第１図の■−■断面で。右半分が第１図の■′−■′断面図、断面図上第３図の
固定部１４ａおよび導水路１５の拡大断面図、第４図は
第１図のｌｔ／−ＩＶ断面図、第５図は第１図のｖ−■
断面図である。１０・・・電動機部、１２・・・ポンプ部、１４・・・
ハウジング、１５・・・導水路、１６・・・巻線、１７
・・・ステータ、１８・・・電動機室、２０・・・ポン
プ室、３２・・・遮蔽板、３３・・・エンドブラケット
、５２・・・ケーシング。

Claims

【特許請求の範囲】１、電動機部（１０）とポンプ部（１２）とを直結し、
前記電動機部（１０）のステータ（１７）をハウジング
（１４）に部分的に接触させて固定してなる電動ポンプ
において、前記ハウジング（１４）のステータ（１７）
との接触部分に対応する部分的な導水路（１５）を前記
ハウジング（１４）と一体に形成し、この導水路（１５
）の一側を前記ポンプ部（１２）の揚水通路中に連通さ
せたことを特徴とする電動ポンプ。２、特許請求の範囲第１項において、前記導水路（１５
）を前記ポンプ部（１２）に向って漸次拡大するように
形成してなる電動ポンプ。