JPS626660Y2 - - Google Patents

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JPS626660Y2
JPS626660Y2 JP10266482U JP10266482U JPS626660Y2 JP S626660 Y2 JPS626660 Y2 JP S626660Y2 JP 10266482 U JP10266482 U JP 10266482U JP 10266482 U JP10266482 U JP 10266482U JP S626660 Y2 JPS626660 Y2 JP S626660Y2
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【考案の詳細な説明】 この考案は電磁比例弁などの電磁機器におい
て、指令信号の値に応じた電流をソレノイドコイ
ルに流してそれに応じた電磁力を発生させ得るよ
うにしている比例ソレノイド駆動回路に関するも
ので、更に詳しくはソレノイドコイルに流れる電
流値を検出しその検出値に基づいてフイードバツ
ク制御を行なうことによつて精度の高い制御を行
ない得るようにしている比例ソレノイド駆動回路
に関するものである。
従来の比例ソレノイド駆動回路にあつて第9図
に示されたような回路のもの、即ち、電流検出抵
抗RによつてソレノイドコイルSOLの電流値を
検出しその検出値を制御回路に与えるようにした
ものは、商用電源の高電圧が指令信号入力端子ま
で回り込んで、そこに接続される他の機器を傷め
たりあるいは制御に誤動作を招いたりする問題点
があつた。そこでこれを解決する為に、制御回路
とトランジスタとの間にフオトアイソレータを介
設させ、一方、ソレノイドコイルSOLには電流
検出コイルを直列接続すると共にそのコイルにホ
ールICを付設し、そのホールICの出力を増幅回
路に与えるようにして上記高電圧の回り込みを防
止することも試みられた。しかしながらそのよう
な構成においては、上記電流検出コイルによる磁
界がホールICの特性曲線(第6図B参照)に対
して第6図にA′で示されるように加わつてホー
ルICの出力が同図にC′で示されるように歪んで
しまい、その結果、第7図に破線で示されるよう
にソレノイドコイルに流れる電流値が指令信号の
電圧値に比例しなくなつて、制御の精度が低下し
てしまう問題が生じた。
そこで本考案は、上述の問題点を除くようにし
たもので、上記の如くホールICの使用によつて
高電圧の回り込みを防止したものであるにもかか
わらず、高精度の制御ができるようにした比例ソ
レノイド駆動回路を提供しようとするものであ
る。
以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。第1図において、符号10は電源を示す。こ
の電源10は一般には工場その他において用いら
れている商用の交流電源である。電源10に入力
側(交流側)を接続した整流回路11は電源10
からの交流電力を整流しそれを出力する。この整
流回路としては例えばブリツジ形の全波整流回路
が用いられる。整流回路11の出力側(直流側)
にはソレノイドコイル13と、そのソレノイドコ
イル13に流れる電流を検出するための電流検出
コイル16と、ソレノイドコイル13に流れる電
流を制御する為のトランジスタ17とが直列に接
続してある。またコイル13,16には周知のサ
ージ吸収回路18が接続してある。一方14は制
御回路を示し、その入力側はソレノイドコイル1
3に流れる電流を制御するための指令信号を入力
する為に備えられた指令信号入力端子19に接続
されており、出力側は後述のフオトアイソレータ
33を介してトランジスタ17の制御端子(ベー
ス)17aに接続されている。
電源10から交流電流の一部は小容量のトラン
ス20を介して全波整流回路21に入力され、こ
こで全波整流される。この全波整流された信号は
第2図においてeで示される波形である。尚この
第1図の回路においてe〜1で示される各部分で
の信号波形、及びソレノイドコイル13に加わる
電圧vの波形、並びにソレノイドコイル13に流
れる電流のiの波形は夫々第2図に対応符号で示
す如く図示されているから、第1図の回路の説明
においては第2図も共に参照されたい。
上記全波整流された信号は比較回路22に入力
される。また全波整流回路21の出力信号の一部
は平均値回路23に入力され、その回路23から
出力される平均値信号fも比較回路22に入力さ
れる。すると比較回路22は、全波整流信号の電
圧値が平均値信号の電圧値を上まわる時間帯にお
いてはプラスその反対の時間帯においてはマイナ
スとなる方形波信号をgで示される如く出力す
る。この信号はダイオードを組み合せて構成され
た放電回路24を介して積分回路25に伝えられ
る。積分回路25は比較回路22の出力電圧がプ
ラスとなつている時間帯においては定電流回路2
6から供給される電荷を積分する。また比較回路
22の出力電圧がマイナスとなつた時には積分し
た電荷を放電回路24を通して放電する。従つて
積分回路25の出力信号は第2図にhで示される
ような波形となる。上記比較回路22の出力信号
は反転回路27にも送られる。この反転回路27
は、比較回路22からの信号を反転させると共に
その負側を取り除いた信号iを出力する。上記積
分回路25の出力信号hと反転回路27の出力信
号iとは混合されてjで示される様な波形の信号
となり比較回路28に送られる。
一方指令信号入力端子19には直流の指令信号
が入力される。この信号は誤差増幅回路32にお
いて後述の補正がなされた後に比較回路28に入
力される。比較回路28は上記の様な二つの信号
が加わると、信号Kが信号jを上まわる時間帯に
おいてはプラスその反対の時間帯においてはマイ
ナスとなる方形波信号を出力する。この信号はダ
イオード28aを介してそのプラス側のみが1で
示される如く出力され、これが制御回路14の出
力信号となる。上記出力信号はトランジスタ17
と制御回路14とを直流的に切りはなすためのフ
オトアイソレータ33を介してトランジスタ17
の制御端子(ベース)17aに加えられる。する
とトランジスタ17は信号1に同期して導通及び
遮断を繰り返す。その結果、ソレノイドコイル1
3には第2図にvで示される電圧が印加されiで
示される電流が流れる。これによりソレノイドコ
イル13は励磁と非励磁が短かい周期で、即ち電
源10からの交流電力の半サイクルごとに繰り返
される状態となり、従つてこのコイルの励磁によ
つて駆動される電磁石装置の可動鉄心には充分な
デイザー効果が与えられその可動鉄心は的確な作
動をする。
尚整流回路11からソレノイドコイル13に電
圧が印加されるのは、整流回路11の出力の電圧
波形における頂部付近の時間帯においてのみであ
る。しかしサージ吸収回路18の存在によつて、
第2図のvにも示される如く、その他の時間帯に
おいても、整流回路11からソレノイドコイル1
3に印加される電圧の極性とは逆の極性の電圧が
加わつている。また電流iについても同様であ
る。
上記のようにしてソレノイドコイル13に電流
が流れると、その電流は電流検出用コイル16に
も流れるため、そのコイル16と磁気的に結合し
たホールIC29はソレノイドコイル13に流れ
る電流の値を検出しそれに対応する出力信号を送
出する。その出力信号は制御回路14における増
幅回路30で増幅されさらに積分回路31で積分
され誤差増幅回路32に送られる。そして誤差増
幅回路32においては、上記ホールICの出力信
号によつて上記指令信号に対する周知の誤差補正
が行なわれる。従つて、ソレノイドコイル13に
流れる電流の値は上記指令信号に正しく対応する
値となる。
次に上記の様に動作をする場合において、指令
信号が小さくなることによつて誤差増幅回路32
からの出力信号が第3図にK′で示される如く小
さい場合には、制御回路14の出力信号は1′で
示される様な波形となる。従つてソレノイドコイ
ル13に流れる電流は第3図にi′で示される様な
電流となる。これにより可動鉄心を駆動する力は
小さくなる。
一方指令信号が大きくなることによつて誤差増
幅回路32の出力信号が第4図にk″で示される
如く大きくなつた場合には、制御回路14の出力
信号は第4図に1″で示される如き状態になり、
ソレノイドコイル13に流れる電流も同図にi″で
示される様になる。これにより可動鉄心を駆動す
る力は大きくなる。
尚上記制御回路14としては上述のような構成
のものに限る必要はなく、従来から用いられてい
るものと同様の構成のものを用いてもよい。
次に第5図には前記ソレノイドコイル13に流
れる電流を検出する部分の構成が示されている。
図において、35はヨーク、36は一端をヨーク
35にかしめ付けたコアで、これらはいずれも磁
性材料で形成されている。37はボビンで、前記
電流検出コイル16と、バイアス磁界付加部材と
して例示するバイアス磁界付加用コイル38が巻
回されている。前記ホールIC29はヨーク35
とコア36の間に介設されており、その出力端子
29aは増幅回路30に、動作用電源端子29
b,29cは動作用電源(例えば5V)の供給を
受けるよう図示外の周知の電源回路に接続してあ
る。尚本件明細書中においては、上記電流検出コ
イル16、ホールIC29、バイアス磁界付加部
材(コイル38)等から成る構造を電流検出部材
とも呼ぶ。
このような構成のものにおいては、コイル38
に予め直流を流してこれから磁界を発生させてお
く、その磁界はコア36及びヨーク35を介して
ホールIC29に加わる。この状態においてコイ
ル16に電流が流れ磁界が発生するとその磁界は
コア36及びヨーク35を介してホールIC29
に加わるが、ホールIC29にはコイル38によ
る磁界が予め加えられている為、コイル16によ
る磁界(第6図A参照)はホールIC29の特性
曲線(第6図B参照)における直線部分に加わ
る。従つてホールIC29からは第6図Cに示さ
れる如く上記コイル16による磁界Aに正しく比
例した出力信号が増幅回路30に向けて出力され
る。このようにして、ホールIC29からはソレ
ノイドコイル13に流れる電流値に正確に比例し
た出力信号が送出される為、ホールIC29の出
力信号による前記指令信号に対する誤差補正は正
確に行なわれる。その結果、指令信号入力端子1
9に加えられる指令信号の電圧に対して、ソレノ
イドコイル13に流れる電流値は第7図に実線で
示される如く正確に比例する。尚上記コイル38
によつて発生させられる磁界は、コイル16によ
る磁界がホールIC29の特性曲線に対して上述
の如き状態となるように、コイル38の巻数ある
いは電流値を変えることによつて調整するとよ
い。
次に第8図は本願の異なる実施例を示すもの
で、前実施例とは異なる構成のバイアス磁界付加
手段を用いた例を示すものである。図において4
0はバイアス磁界付加用の永久磁石で、ヨーク3
5に固定してあり、ホールIC29に対して前記
コイル38と同様の磁界を与えるようにしてあ
る。
なお、機能上前図のものと同一又は均等構成と
考えられる部分には、前図と同一の符号を付して
重複する説明を省略した。
以上のようにこの考案にあつては、ソレノイド
コイル13に通電して電磁力を発生させる場合、
該コイル13の電流制御用のトランジスタ17を
指令信号に基づいて制御することによつてソレノ
イドコイル13への電流を制御でき、所要の電磁
力を発生させられる効果がある。
しかもその制御の場合、ソレノイドコイル13
の電流を検出し、その検出信号に基づいて上記の
制御を行なうから、指令信号に正しく対応した高
精度の制御ができる実用効果がある。
その上、上記の如くコイル電流を制御するもの
であつても、指令信号入力端子19はフオトアイ
ソレータ33とホールIC29とによつてソレノ
イドコイル13に対する通電回路から絶縁してあ
るから、上記のように制御しながらソレノイドコ
イル13に通電する場合、ソレノイドコイル13
への通電回路の電圧、即ち商用電源の高電圧が指
令信号入力端子19に不測的に回り込むことを防
止できる特長がある。このことは、上記のような
指令信号を与える他の機器を接地した場合におい
て、その機器の破損や上記コイル13に対する通
電制御の誤作動を防止できる安全性がある。
更に上記の如く高電圧の回り込み防止の為ホー
ルIC29を用いたものであつても(このホール
ICの存在によつて本来は上述の如きソレノイド
コイルに対する通電制御の精度が低下するもので
あつても)、そのホールIC29にはバイアス磁界
付加部材を付設してホールIC29によるコイル
電流の検出の忠実度を非常に高めた構成であるか
ら、前述の如きソレノイドコイル13への通電制
御の場合、前述のような高精度の制御を一向に損
なうことなく行ない得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は駆
動回路のブロツク図、第2図乃至第4図は第1図
の回路の動作を説明する為の波形図、第5図はソ
レノイドコイルの電流検出部の構成を示す部分
図、第6図はホールICの動作を説明する為の
図、第7図は指令信号電圧とソレノイドコイルの
電流との関係を示すグラフ、第8図は異なる実施
例を示す第5図と類型の図、第9図は従来の駆動
回路を示すブロツク図。 10……電源、11……整流回路、13……ソ
レノイドコイル、14……制御回路、19……指
令信号入力端子、16……電流検出コイル、29
……ホールIC、38……バイアス磁界付加用コ
イル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 商用電源には整流回路の交流側を接続すると共
    に、その整流回路の直流側にはソレノイドコイル
    とそのコイルに流れる電流を制御するようにした
    トランジスタとを接続し、しかも上記ソレノイド
    コイルにはそこに流れる電流の大きさを検出して
    それに応じた出力信号を生ずるようにした電流検
    出部材を付設し、一方指令信号を入力するように
    した指令信号入力端子と上記トランジスタにおけ
    る制御端子との間には、上記電流検出部材の出力
    信号を受けて、上記ソレノイドコイルに流れる電
    流が上記指令信号入力端子に加えられる指令信号
    に対応した値となるように上記トランジスタを制
    御するようにした制御回路を接続している比例ソ
    レノイド駆動回路において、上記電流検出部材
    は、上記ソレノイドコイルに直列に接続した電流
    検出コイルと、その電流検出コイルに流れる電流
    によつて該コイルから生ずる磁界を検出し得るよ
    うに電流検出コイルに付設すると共に、その磁界
    の強さに応じた大きさの出力信号を上記制御回路
    に与えるようにしたホールICと、該ホールICの
    出力信号の大きさが上記電流検出コイルに生ずる
    磁界の強さと比例関係となるようにする為のバイ
    アス磁界を上記ホールICに付加するようにした
    バイアス磁界付加部材とから成り、一方、上記制
    御回路と上記トランジスタとの間にはフオトアイ
    ソレータを介設させたことを特徴とする比例ソレ
    ノイド駆動回路。
JP10266482U 1982-07-07 1982-07-07 比例ソレノイド駆動回路 Granted JPS596805U (ja)

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JP2517782B2 (ja) * 1990-06-27 1996-07-24 株式会社小松製作所 インダクタンス負荷駆動回路
JP2540251B2 (ja) * 1991-07-12 1996-10-02 リンナイ株式会社 比例弁駆動装置

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