JPS626590B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS626590B2
JPS626590B2 JP53064785A JP6478578A JPS626590B2 JP S626590 B2 JPS626590 B2 JP S626590B2 JP 53064785 A JP53064785 A JP 53064785A JP 6478578 A JP6478578 A JP 6478578A JP S626590 B2 JPS626590 B2 JP S626590B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solution
dissolved
water
added
minutes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53064785A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54155227A (en
Inventor
Masabumi Oota
Kyoji Tsutsui
Kyoshi Sakai
Mitsuru Hashimoto
Masaomi Sasaki
Tomiko Kawakami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP6478578A priority Critical patent/JPS54155227A/ja
Publication of JPS54155227A publication Critical patent/JPS54155227A/ja
Publication of JPS626590B2 publication Critical patent/JPS626590B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はジス又はトリスアゾ顔料の製造法に関
する。 従来のジス又はトリスアゾ顔料の製造法は一般
にテトラゾニウム塩又はヘキサゾニウム塩とカツ
プリング化合物とを酢酸ナトリウム水溶液などの
無機アルカリ性化合物の水溶液の存在下でカツプ
リング反応させた後、目的物を析出させるという
ものである。しかしこのような方法では無機アル
カリ性水溶液を用いるため、カツプリング反応に
用いる溶媒(例えばN・N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド等)の溶解力が低下
し、目的のジス又はトリスアゾ顔料と同時に不純
物(副反応物)が反応系から析出する結果、その
後の精製操作(例えば溶媒による洗浄或いは再結
晶)が不可欠であつた。また同様な理由からカツ
プリング反応に用いられる溶媒は前述のような
N・N−ジメチルホルムアミド等の水と相溶性を
有するものに限られ、従つて回収、再使用するこ
とはきわめて困難であつた。更に従来の方法はカ
ツプリング反応に長時間を要した。 以上の欠点を改良するため、本発明者らは種々
の検討を行なつた結果、アルカリ剤として有機ア
ミンを用いてカツプリング反応を行なうことによ
り、高純度のジス又はトリスアゾ顔料を効率よく
得られることを見出し、本発明を完成した。 即ち本発明の目的は精製操作を行なわずに高純
度のジス又はトリスアゾ化合物を製造することで
ある。また本発明の目的は精製操作が不要のた
め、コストの低いジス又はトリスアゾ顔料を製造
することである。更に本発明の目的は有機アミン
を用いることにより広範囲に溶媒の選択が可能と
なり、従つて必要により溶媒の回収、再使用が非
常に容易になるジス又はトリスアゾ顔料を製造す
ることである。 本発明のジス又はトリスアゾ顔料の製造法はテ
トラゾニウム塩又はヘキサゾニウム塩と一般式
【式】
【式】 又は
【式】 (ここでXはベンゼン環又はその置換体、ナフタ
レン環又はその置換体、インドール環又はその置
換体、カルバゾール環又はその置換体、及びベン
ゾフラン環又はその置換体よりなる群から選ばれ
たいずれか1種であり、Ar1はベンゼン環又はそ
の置換体、ナフタレン環又はその置換体、インド
ール環又はその置換体、カルバゾール環又はその
置換体、及びジベンゾフラン環又はその置換体よ
りなる群から選ばれたいずれか1種であり、Ar2
及びAr3は各々ベンゼン環又はその置換体、及び
ナフタレン環又はその置換体よりなる群から選ば
れたいずれか1種であり、R1及びR3は各々水
素、低級アルキル基、及びフエニル基又はその置
換体よりなる群から選ばれたいずれか1種であ
り、またR2は低級アルキル基、及びカルボキシ
ル基又はそのエステルよりなる群から選ばれたい
ずれか1種である。) で示されるカツプリング化合物とを有機アミンの
存在下で反応させることを特徴とするものであ
る。 本発明を更に詳しく説明すると、ジアミノ又は
アミノ化合物を通常の如く、塩酸中、亜硝酸ナト
リウムの水溶液でジアゾ化し、更にそれを例えば
フツ化ホウ素酸塩として分離する。このようにし
て得られたテトラゾニウム塩又はヘキサゾニウム
塩と前記一般式(1)、(2)又は(3)のカツプリング化合
物とを適当な溶媒に溶解した後、これに−10゜〜
30℃の温度で有機アミンを滴下することにより行
なわれる。このカツプリング反応は5分から3時
間で完結する。 またこのカツプリング反応はカツプリング成分
と有機アミンとを適当な溶媒に溶解した後、前記
温度でテトラゾニウム塩又はヘキサゾニウム塩の
溶液を滴下しても同様に行なうことができる。 このようにして得られるジス又はトリスアゾ顔
料は精製操作を行なわなくても純度の高いもので
あり、充分実用に供することができる。 本発明で用いられる溶媒としてはN・N−ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニトリル、
二硫化炭素、アセトン、メチルエチルケトン、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、クロルベンゼン、
ニトロベンゼン、ベンジルアルコール、アニソー
ル、ジフエニルエーテル、四塩化炭素、クロロホ
ルム、ジクロルエタン、メタノール、エタノー
ル、エチレングリコール、ブタノール、メチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブ、プロピルエーテル
などの通常の溶媒が挙げられる。 また有機アミンとしてはエチルアミン、プロピ
ルアミン、ブチルアミン、ジメチルアミン、ジエ
チルアミン、ジブチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、シクロヘキシルアミン、
エチレンジアミン、1・2−ジアミノプロパン、
1・3−ジアミノプロパン、ヒドロキシエチルア
ミノエチルアミン、ヒドロキシエチルアミノプロ
ピルアミン、3−アミノプロパノール、イソプロ
パノールアミン、N−メチルエタノールアミン、
2−アミノ−2−エチル−1・3−プロパンジオ
ール、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロ
パノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタ
ノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、
N−エチルジエタノールアミン、N−ブチルジエ
タノールアミン、ジグリコールアミン、2−(イ
ソプロピルアミノ)エタノール、3−イソプロポ
キシプロピルアミン、モルホリン、N−メチルモ
ルホリン、N−ブチルモルホリン、N−ベンジル
モルホリン、ジメチルアミノエチルモルホリン、
ピペリジン、N−エチルピペリジン、N−アミル
ピペリジン、N−ベンジルピペリジン、ピペラジ
ン、N−メチルピペラジン、N・N′−ジメチル
ピペラジン、N−エチルピペラジン、N・N′−
ジプロピルピペラジン、N−(2−アミノエチ
ル)ピペラジン、1・2・4−トリメチルピペラ
ジン、N・N′−ジエタノールピペラジン、ヘキ
サヒドロトリアジン、N・N′・N″−トリメチル
ヘキサヒドロトリアジン、トリエチレンテトラミ
ン、1・7−ジアミノ−4−アザヘプタン、1・
4−ジアザ−ビシクロ〔2・2・2〕オクタン、
1・8−ジアザ−ビシクロ〔5・4・0〕ウンデ
セン−7などが挙げられる。 またテトラゾニウム塩又はヘキサゾニウム塩は
目的とするジス又はトリスアゾ顔料によつて選択
されるが、次のような化合物が例示される。 ここでR1はH、CH3、OCH3、OC2H5、OH、
Cl又はBr、R2はCH3、C2H5、C3H7又はC4H9、X
はアニオン官能基を示す。 本発明方法によつて得られるジス又はトリスア
ゾ顔料は米国特許第3898084号、同第4052210号明
細書、及び特開昭48−70538号公報で提案される
ように電子写真感光体に有利に応用される。この
ような目的化合物を例示すれば次の通りである。 以下化合物No.1〜9迄 の部分が共通するので省略し、単に−Y1−で表
わす。 以下化合物No.11〜18迄
【式】の部分が共 通するので、−Y2−と略記する。 以下化合物No.38〜45迄は
【式】の部分が共通する ので省略し、単に−Y3−で表わす。 以下化合物No.47〜54迄は の部分が共通するので、省略し、−Y2−と略記す
る。 以下化合物No.56〜63迄は の部分が共通するので省略し、−Y5−と略記す
る。 以下化合物No.65〜72迄 の部分が共通するので省略し、単に−Y6−で表
わす。 以下化合物No.74〜81迄は の部分は共通するので−Y7−と略記する。 以下、化合物No.83〜90まで
【式】の部分が共 通するので省略し、単に−Y8−で表わす。 以下、化合物No.92〜99迄は
【式】の部分が共 通するので省略し、単に−Y9−で表わす。 以下、化合物No.101〜108迄は
【式】の部分が共 通するので、単に−Y10−で表わす。 以下、化合物No.110〜117迄は の部分が共通するので−Y11−と略記する。 以下、化合物No.119〜126迄は
【式】の部分が共 通するので、省略し単に−Y12−で表わす。 以下に実施例を示す。 実施例 1 (ジスアゾ顔料化合物No.1の製造) 4・4′−ジエチルアミノスチルベン1.0gを濃
塩酸8.4ml及び水8.4mlから調製した希塩酸に加
え、室温で約30分間よく撹拌する。次に得られた
混合物を約0℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム0.74
gを水1.1mlに溶解した溶液を、2〜3℃の温度
で約10分間に亘つて滴下する。その後、同温度で
約1時間撹拌し、微量の未反応物を別し、液
に42%硼弗化水素酸水溶液7.1mlを加え、析出す
る沈澱を取し水洗した後、乾燥して1.65gのテ
トラゾニウム塩を得た。 次にカツプリング成分として2−ヒドロキシ−
3−ナフトエ酸アニリド5.3g(0.02mol)、有機
アミンとしてトリエタノールアミン5.4g
(0.04mol)を、N・N−ジメチルホルムアミド
900mlに溶解した。この溶液を5℃に冷却し、先
のテトラゾニウム塩4.1g(0.01mol)をN・N−
ジメチルホルムアミド20mlに溶解した溶液を5〜
10℃の温度で約30分間に亘つて滴下した後、室温
で更に4時間撹拌した。その後、生成した沈澱を
取し、100℃、2mmHgの減圧下に乾燥して化合
物No.1のジスアゾ顔料6.1g(収率80%)を得
た。 赤外線スペクトル(KBr錠剤法) 1680cm-1(第2アミドの吸収) 元素分析(C48H34N6O4として) 計算値 実測値 C(%) 75.97 75.53 H(%) 4.52 4.25 N(%) 11.08 11.08 比較例 1 トリエタノールアミンの代りに酢酸ナトリウム
3.3gを水80mlに溶解したアルカリ水溶液を用い
た他は実施例1と同じ方法でジスアゾ顔料を製造
した。 元素分析 計算値 実測値 C(%) 75.97 74.60 H(%) 4.52 4.01 N(%) 11.08 10.35 この結果から本発明方法によれば比較例の方法
よりも高純度のジスアゾ顔料が得られ、従つて精
製操作を必要としないことが判る。 実施例 2〜9 表−1に示す素材及び条件を用いた他は実施例
1と同じ方法で同表に示す目的化合物を製造し
た。得られたジスアゾ顔料はいずれも高純度で、
精製操作を必要としないものであつた。
【表】
【表】
【表】 実施例 10 (ジスアゾ顔料化合物No.10の製造) 4・4′−ビス(4−アミノスチリル)ビフエニ
ル21.7gを濃塩酸150ml及び水130mlから調製した
希塩酸に加え、室温で約30分間よく撹拌する。次
に得られた混合物を約0℃に冷却し、亜硝酸ナト
リウム7.7gを水30mlに溶解した溶液を、−3〜2
℃の温度で約20分間に亘つて滴下する。その後、
同温度で約1時間撹拌し、微量の未反応物を別
し、液に42%硼弗化水素酸水溶液60mlを加え、
析出する沈澱を取し水洗した後、乾燥して29.9
gのテトラゾニウム塩を得た。 次にカツプリング成分として2−ヒドロキシ−
3−ナフトエ酸アニリド5.3g(0.02mol)、有機
アミンとしてトリエタノールアミン5.4g
(0.04mol)を、N・N−ジメチルホルムアミド
900mlに溶解した。この溶液を5℃に冷却し、先
のテトラゾニウム塩5.9g(0.01mol)をN・N−
ジメチルホルムアミド50mlに溶解した溶液を5〜
10℃の温度で約30分間に亘つて滴下した後、室温
で更に4時間撹拌した。その後、生成した沈澱を
取し、100℃、2mmHgの減圧下に乾燥して化合
物No.10のジスアゾ顔料8.3g(収率88%)を得
た。 赤外線スペクトル(KBr錠剤法) 1680cm-1(第2アミドの吸収) 元素分析(C62H44N6O4として) 計算値 実測値 C(%) 79.46 79.41 H(%) 4.74 4.75 N(%) 8.97 8.94 比較例 2 トリエタノールアミンの代りに酢酸ナトリウム
3.3gを水80mlに溶解したアルカリ水溶液を用い
た他は実施例10と同じ方法でジスアゾ顔料を製造
した。 元素分析 計算値 実測値 C(%) 79.46 79.12 H(%) 4.74 4.40 N(%) 8.97 8.60 この結果から本発明方法によれば比較例の方法
よりも高純度のジスアゾ顔料が得られ、従つて精
製操作を必要としないことが判る。 実施例 11〜18 表−2に示す素材及び条件を用いた他は実施例
10と同じ方法で同表に示す目的化合物を製造し
た。得られたジスアゾ顔料はいずれも高純度で、
精製操作を必要としないものであつた。
【表】
【表】 実施例 19 (ジスアゾ顔料化合物No.19の製造) ベンジジン9.2gを濃塩酸150ml及び水130mlか
ら調製した希塩酸に加え、室温で約30分間よく撹
拌する。次に得られた混合物を約0℃に冷却し、
亜硝酸ナトリウム7.7gを水30mlに溶解した溶液
を、−3〜2℃の温度で約20分間に亘つて滴下す
る。その後、同温度で約1時間撹拌し、微量の未
反応物を別し、液に42%硼弗化水素酸水溶液
60mlを加え、析出する沈澱を取し水洗した後、
乾燥して16.2gのテトラゾニウム塩を得た。 次にカツプリング成分として2−ヒドロキシ−
3−ナフトエ酸アニリド5.3g(0.02mol)、有機
アミンとしてトリエタノールアミン5.4g
(0.04mol)を、N・N−ジメチルホルムアミド
900mlに溶解した。この溶液を5℃に冷却し、先
のテトラゾニウム塩3.8g(0.01mol)をN・N−
ジメチルホルムアミド20mlに溶解した溶液を5〜
10℃の温度で約30分間に亘つて滴下した後、室温
で更に4時間撹拌した。その後、生成した沈澱を
取し、100℃、2mmHgの減圧下に乾燥して化合
物No.19のジスアゾ顔料5.8g(収率79.2%)を得
た。 赤外線スペクトル(KBr錠剤法) 1680cm-1(第2アミドの吸収) 元素分析(C46H32N6O4として) 計算値 実測値 C(%) 75.39 75.65 H(%) 4.40 4.38 N(%) 11.47 11.24 比較例 3 トリエタノールアミンの代りに酢酸ナトリウム
3.3gを水80mlに溶解したアルカリ水溶液を用い
た他は実施例19と同じ方法でジスアゾ顔料を製造
した。 元素分析 計算値 実測値 C(%) 75.39 74.50 H(%) 4.40 4.08 N(%) 11.47 10.75 この結果から本発明方法によれば比較例の方法
よりも高純度のジスアゾ顔料が得られ、従つて精
製操作を必要としないことが判る。 実施例 20〜27 表−3に示す素材及び条件を用いた他は実施例
19と同じ方法で同表に示す目的化合物を製造し
た。得られたジスアゾ顔料はいずれも高純度で、
精製操作を必要としないものであつた。
【表】
【表】 実施例 28 (ジスアゾ顔料化合物No.28の製造) 4・4″−ジアミノ−p−タ−フエニル13.0gを
濃塩酸150ml及び水130mlから調製した希塩酸に加
え、室温で約30分間よく撹拌する。次に得られた
混合物を約0℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム7.7
gを水30mlに溶解した溶液を、−3〜2℃の温度
で約20分間に亘つて滴下する。その後、同温度で
約1時間撹拌し、微量の未反応物を別し、液
に42%硼弗化水素酸水溶液60mlを加え、析出する
沈澱を取し水洗した後、乾燥して17.0gのテト
ラゾニウム塩を得た。 次にカツプリング成分として2−ヒドロキシ−
3−ナフトエ酸アニリド5.3g(0.02mol)、有機
アミンとしてトリエタノールアミン5.4g
(0.04mol)を、N・N−ジメチルホルムアミド
900mlに溶解した。この溶液を5℃に冷却し、先
のテトラゾニウム塩4.6g(0.01mol)をN・N−
ジメチルホルムアミド20mlに溶解した溶液を5〜
10℃の温度で約30分間に亘つて滴下した後、室温
で更に4時間撹拌した。その後、生成した沈澱を
取し、100℃、2mmHg減圧下に乾燥して化合物
No.28のジスアゾ顔料6.3g(収率78.2%)を得
た。 赤外線スペクトル(KBr錠剤法) 1680cm-1(第2アミドの吸収) 元素分析(C52H36N6O4として) 計算値 実測値 C(%) 77.21 76.98 H(%) 4.49 4.32 N(%) 10.39 10.54 比較例 4 トリエタノールアミンの代りに酢酸ナトリウム
3.3gを水80mlに溶解したアルカリ水溶液を用い
た他は実施例28と同じ方法でジスアゾ顔料を製造
した。 元素分析 計算値 実測値 C(%) 77.21 76.54 H(%) 4.49 4.10 N(%) 10.39 9.85 この結果から本発明方法によれば比較例の方法
よりも高純度のジスアゾ顔料が得られ、従つて精
製操作を必要としないことが判る。 実施例 29〜36 表−4に示す素材及び条件を用いた他は実施例
28と同じ方法で同表に示す目的化合物を製造し
た。得られたジスアゾ顔料はいずれも高純度で、
精製操作を必要としないものであつた。
【表】
【表】 実施例 37 (ジスアゾ顔料化合物No.37の製造) 2・2′−ジアミノスチルベン1.5gを濃塩酸13
ml及び水13mlから調製した希塩酸に加え、室温で
約30分間よく撹拌する。次に得られた混合物を約
0℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム1.1gを水2ml
に溶解した溶液を、3〜5℃の温度で約20分間に
亘つて滴下する。その後、同温度で約1時間撹拌
し微量の未反応物を別し、液に42%硼弗化水
素酸水溶液11mlを加え、析出する沈澱を取し水
洗した後、乾燥して2.4gのテトラゾニウム塩を
得た。 次にカツプリング成分として2−ヒドロキシ−
3−ナフトエ酸アニリド5.3g(0.02mol)、有機
アミンとしてトリエタノールアミン5.4g
(0.04mol)を、N・N−ジメチルホルムアミド
900mlに溶解した。この溶液を5℃に冷却し、先
のテトラゾニウム塩4.1g(0.01mol)をN・N−
ジメチルホルムアミド20mlに溶解した溶液を5〜
10℃の温度で約30分間に亘つて滴下した後、室温
で更に4時間撹拌した。その後、生成した沈澱を
取し、100℃、2mmHgの減圧下に乾燥して化合
物No.37のジスアゾ顔料6.0g(収率79%)を得
た。 赤外線スペクトル(KBr錠剤法) 1680cm-1(第2アミドの吸収) 元素分析(C48H34N6O4として) 計算値 実測値 C(%) 75.48 75.52 H(%) 4.52 4.31 N(%) 11.08 10.85 比較例 5 トリエタノールアミンの代りに酢酸ナトリウム
3.3gを水80mlに溶解したアルカリ水溶液を用い
た他は実施例37と同じ方法でジスアゾ顔料を製造
した。 元素分析 計算値 実測値 C(%) 75.97 74.31 H(%) 4.52 4.40 N(%) 11.08 10.32 この結果から本発明方法によれば比較例の方法
よりも高純度のジスアゾ顔料が得られ、従つて精
製操作を必要としないことが判る。 実施例 38〜45 表−5に示す素材及び条件を用いた他は実施例
37と同じ方法で同表に示す目的化合物を製造し
た。得られたジスアゾ顔料はいずれも高純度で、
精製操作を必要としないものであつた。
【表】
【表】
【表】 実施例 46 (ジスアゾ顔料化合物No.46の製造) 1・4−ビス(4−アミノスチリル)ベンゼン
17.4gを濃塩酸150ml及び水130mlから調製した希
塩酸に加え、室温で約30分間よく撹拌する。次に
得られた混合物を約0℃に冷却し、亜硝酸ナトリ
ウム7.7gを水30mlに溶解した溶液を、−3〜2℃
の温度で約20分間に亘つて滴下する。その後、同
温度で約1時間撹拌し、微量の未反応物を別
し、液に42%硼弗化水素酸水溶液60mlを加え、
析出する沈澱を取し水洗した後、乾燥して26.5
gのテトラゾニウム塩を得た。 次にカツプリング成分として2−ヒドロキシ−
3−ナフトエ酸アニリド5.3g(0.02mol)、有機
アミンとしてトリエタノールアミン5.4g
(0.04mol)を、N・N−ジメチルホルムアミド
900mlに溶解した。この溶液を5℃に冷却し、先
のテトラゾニウム塩5.1g(0.01mol)をN・N−
ジメチルホルムアミド50mlに溶解した溶液を5〜
10℃の温度で約30分間に亘つて滴下した後、室温
で更に4時間撹拌した。その後、生成した沈澱を
取し、100℃、2mmHgの減圧下に乾燥して化合
物No.46のジスアゾ顔料7.7g(収率89%)を得
た。 赤外線スペクトル(KBr錠剤法) 1680cm-1(第2アミドの吸収) 元素分析(C56H40N6O4として) 計算値 実測値 C(%) 78.11 78.01 H(%) 4.69 4.68 N(%) 9.76 9.72 比較例 6 トリエタノールアミンの代りに酢酸ナトリウム
3.3gを水80mlに溶解したアルカリ水溶液を用い
た他は実施例46と同じ方法でジスアゾ顔料を製造
した。 元素分析 計算値 実測値 C(%) 78.11 77.50 H(%) 4.69 4.38 N(%) 9.76 9.25 この結果から本発明方法によれば比較例の方法
よりも高純度のジスアゾ顔料が得られ、従つて精
製操作を必要としないことが判る。 実施例 47〜54 表−6に示す素材及び条件を用いた他は実施例
46と同じ方法で同表に示す目的化合物を製造し
た。得られたジスアゾ顔料はいずれも高純度で、
精製操作を必要としないものであつた。
【表】
【表】 実施例 55 (ジスアゾ顔料化合物No.55の製造) 9・10−ビス(4−アミノスチリル)アントラ
セン23.1gを濃塩酸150ml及び水130mlから調製し
た希塩酸に加え、室温で約30分間よく撹拌する。
次に得られた混合物を約0℃に冷却し、亜硝酸ナ
トリウム7.7gを水30mlに溶解した溶液を、−3〜
2℃の温度で約30分間に亘つて滴下する。その
後、同温度で約1時間撹拌し、微量の未反応物を
別し、液に42%硼弗化水素酸水溶液60mlを加
え、析出する沈澱を取し水洗した後、乾燥して
31.5gのテトラゾニウム塩を得た。 次にカツプリング成分として2−ヒドロキシ−
3−ナフトエ酸アニリド5.3g(0.02mol)、有機
アミンとしてトリエタノールアミン5.4g
(0.04mol)を、N・N−ジメチルホルムアミド
900mlに溶解した。この溶液を5℃に冷却し、先
のテトラゾニウム塩6.1g(0.01mol)をN・N−
ジメチルホルムアミド50mlに溶解した溶液を5〜
10℃の温度で約30分間に亘つて滴下した後、室温
で更に4時間撹拌した。その後、生成した沈澱を
取し、100℃、2mmHgの減圧下に乾燥して化合
物No.55のジスアゾ顔料8.3g(収率87%)を得
た。 赤外線スペクトル(KBr錠剤法) 1680cm-1(第2アミドの吸収) 元素分析(C64H44N6O4として) 計算値 実測値 C(%) 79.97 79.91 H(%) 4.62 4.60 N(%) 8.75 8.71 比較例 7 トリエタノールアミンの代りに酢酸ナトリウム
3.3gを水80mlに溶解したアルカリ水溶液を用い
た他は実施例55と同じ方法でジスアゾ顔料を製造
した。 元素分析 計算値 実測値 C(%) 79.97 79.25 H(%) 4.62 4.25 N(%) 8.75 8.35 この結果から本発明方法によれば比較例の方法
よりも高純度のジスアゾ顔料が得られ、従つて精
製操作を必要としないことが判る。 実施例 56〜63 表−7に示す素材及び条件を用いた他は実施例
55と同じ方法で同表に示す目的化合物を製造し
た。得られたジスアゾ顔料はいずれも高純度で、
精製操作を必要としないものであつた。
【表】
【表】 実施例 64 (ジスアゾ顔料化合物No.64の製造) 2・5−ビス(4−アミノフエニル)−1・
3・4−オキサジアゾール4.9gを濃塩酸37ml及
び水37mlから調製した希塩酸に加え、室温で約30
分間よく撹拌する。次に得られた混合物を約0℃
に冷却し、亜硝酸ナトリウム3.0gを水10mlに溶
解した溶液を、0〜5℃の温度で約20分間に亘つ
て滴下する。その後、同温度で約1時間撹拌し、
微量の未反応物を別し、液に42%硼弗化水素
酸水溶液60mlを加え、析出する沈澱を取し水洗
した後、乾燥して5.9gのテトラゾニウム塩を得
た。 次にカツプリング成分として2−ヒドロキシ−
3−ナフトエ酸アニリド5.3g(0.02mol)、有機
アミンとしてトリエタノールアミン5.4g
(0.04mol)を、N・N−ジメチルホルムアミド
900mlに溶解した。この溶液を5℃に冷却し、先
のテトラゾニウム塩4.5g(0.01mol)をN・N−
ジメチルホルムアミド20mlに溶解した溶液を5〜
10℃の温度で約30分間に亘つて滴下した後、室温
で更に4時間撹拌した。その後、生成した沈澱を
取し、100℃、2mmHgの減圧下に乾燥して化合
物No.64のジスアゾ顔料6.8g(収率85%)を得
た。 赤外線スペクトル(KBr錠剤法) 1685cm-1(第2アミドの吸収) 元素分析(C48H32N8O5として) 計算値 実測値 C(%) 71.99 71.81 H(%) 4.03 3.90 N(%) 13.99 13.79 比較例 8 トリエタノールアミンの代りに酢酸ナトリウム
3.3gを水80mlに溶解したアルカリ水溶液を用い
た他は実施例64と同じ方法でジスアゾ顔料を製造
した。 元素分析 計算値 実測値 C(%) 71.99 69.52 H(%) 4.03 3.20 N(%) 13.99 13.15 この結果から本発明方法によれば比較例の方法
よりも高純度のジスアゾ化合物が得られ、従つて
精製操作を非要としないことが判る。 実施例 65〜72 表−8に示す素材及び条件を用いた他は実施例
64と同じ方法で同表に示す目的化合物を製造し
た。得られたジスアゾ顔料はいずれも高純度で、
精製操作を必要としないものであつた。
【表】
【表】
【表】 実施例 73 (ジスアゾ顔料化合物No.73の製造) 2・5−ビス〔4−(4−アミノスチリル)フ
エニル〕−1・3・4−オキサジアゾール25.5g
を濃塩酸150ml及び水130mlから調製した希塩酸に
加え、室温で約30分間よく撹拌する。次に得られ
た混合物を約0℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム
7.7gを水30mlに溶解した溶液を、−3〜2℃の温
度で約20分間に亘つて滴下する。その後、同温度
で約1時間撹拌し、微量の未反応物を別し、
液に42%硼弗化水素酸水溶液60mlを加え、析出す
る沈澱を取し水洗した後、乾燥して33.3gのテ
トラゾニウム塩を得た。 次にカツプリング成分として2−ヒドロキシ−
3−ナフトエ酸アニリド5.3g(0.02mol)、有機
アミンとしてトリエタノールアミン5.4g
(0.04mol)、N・N−ジメチルホルムアミド900ml
に溶解した。この溶液を5℃に冷却し、先のテト
ラゾニウム塩6.5g(0.01mol)をN・N−ジメチ
ルホルムアミド50mlに溶解した溶液を5〜10℃の
温度で約30分間に亘つて滴下した後、室温で更に
4時間撹拌した。その後、生成した沈澱を取
し、100℃、2mmHgの減圧下に乾燥して化合物No.
73のジスアゾ顔料9.0g(収率90%)を得た。 赤外線スペクトル(KBr錠剤法) 1680cm-1(第2アミドの吸収) 元素分析(C64H44N8O5として) 計算値 実測値 C(%) 76.47 76.38 H(%) 4.42 4.40 N(%) 11.15 11.09 比較例 9 トリエタノールアミンの代りに酢酸ナトリウム
3.3gを水80mlに溶解したアルカリ水溶液を用い
た他は実施例73と同じ方法でジスアゾ顔料を製造
した。 元素分析 計算値 実測値 C(%) 76.47 76.09 H(%) 4.42 4.13 N(%) 11.15 10.86 この結果から本発明方法によれば比較例の方法
よりも高純度のジスアゾ顔料が得られ、従つて精
製操作を必要としないことが判る。 実施例 74〜81 表−9に示す素材及び条件を用いた他は実施例
73と同じ方法で同表に示す目的化合物を製造し
た。得られたジスアゾ顔料はいずれも高純度で、
精製操作を必要としないものであつた。
【表】
【表】 実施例 82 (ジスアゾ顔料化合物No.82の製造) 3・7−ジアミノジベンゾチオフエン4.3gを
濃塩酸36ml及び水36mlから調製した希塩酸に加
え、室温で約30分間よく撹拌する。次に得られた
混合物を約0℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム2.9
gを水10mlに溶解した溶液を、0〜5℃の温度で
約20分間に亘つて滴下する。その後、同温度で約
1時間撹拌し、微量の未反応物を別し、液に
42%硼弗化水素酸水溶液30mlを加え、析出する沈
澱を取し水洗した後、乾燥して7.5gのテトラ
ゾニウム塩を得た。 次にカツプリング成分として2−ヒドロキシ−
3−ナフトエ酸アニリド5.3g(0.02mol)、有機
アミンとしてトリエタノールアミン5.4g
(0.04mol)を、N・N−ジメチルホルムアミド
900mlに溶解した。この溶液を5℃に冷却し、先
のテトラゾニウム塩4.1g(0.01mol)をN・N−
ジメチルホルムアミド100mlに溶解した溶液を5
〜10℃の温度で約30分間に亘つて滴下した後、室
温で更に4時間撹拌した。その後、生成した沈澱
を取し、100℃、2mmHgの減圧下に乾燥して化
合物No.82のジスアゾ顔料7.0g(収率92%)を得
た。 赤外線スペクトル(KBr錠剤法) 1680cm-1(第2アミドの吸収) 元素分析(C40H30N6O4として) 計算値 実測値 C(%) 72.42 72.21 H(%) 3.96 3.88 N(%) 11.02 10.92 比較例 10 トリエタノールアミンの代りに酢酸ナトリウム
3.3gを水80mlに溶解したアルカリ水溶液を用い
た他は実施例82と同じ方法でジスアゾ顔料を製造
した。 元素分析 計算値 実測値 C(%) 72.42 70.38 H(%) 3.96 3.03 N(%) 11.02 10.10 この結果から本発明方法によれば比較例の方法
よりも高純度のジスアゾ顔料が得られ、従つて精
製操作を必要としないことが判る。 実施例 83〜90 表−10に示す素材及び条件を用いた他は実施例
82と同じ方法で同表に示す目的化合物を製造し
た。得られたジスアゾ顔料はいずれも高純度で、
精製操作を必要としないものであつた。
【表】
【表】
【表】 実施例 91 (ジスアゾ顔料化合物No.91の製造) 3・7−ジアミノジベンゾチオフエン−5・5
−ジオキサイド1.3gを濃塩酸9.3ml及び水9.3mlか
ら調製した希塩酸に加え、室温で約30分間よく撹
拌する。次に得られた混合物を約0℃に冷却し、
亜硝酸ナトリウム0.75gを水1mlに溶解した溶液
を、2〜5℃の温度で約10分間に亘つて滴下す
る。その後、同温度で約1時間撹拌し、微量の未
反応物を別し、液に42%硼弗化水素酸水溶液
7.5mlを加え、析出する沈澱を取し水洗した
後、乾燥して2.2gのテトラゾニウム塩を得た。 次にカツプリング成分として2−ヒドロキシ−
3−ナフトエ酸アニリド5.3g(0.02mol)、有機
アミンとしてトリエタノールアミン5.4g
(0.04mol)を、N・N−ジメチルホルムアミド
900mlに溶解した。この溶液を5℃に冷却し、先
のテトラゾニウム塩4.4g(0.01mol)をN・N−
ジメチルホルムアミド20mlに溶解した溶液を5〜
10℃の温度で約30分間に亘つて滴下した後、室温
で更に4時間撹拌した。その後、生成した沈澱を
取し、100℃、2mmHgの減圧下に乾燥して化合
物No.91のジスアゾ顔料6.5g(収率82%)を得
た。 赤外線スペクトル(KBr錠剤法) 1680cm-1(第2アミドの吸収) 元素分析(C46H30N6O6Sとして) 計算値 実測値 C(%) 69.51 69.25 H(%) 3.80 3.96 N(%) 10.57 10.80 比較例 11 トリエタノールアミンの代りに酢酸ナトリウム
3.3gを水80mlに溶解したアルカリ水溶液を用い
た他は実施例91と同じ方法でジスアゾ顔料を製造
した。 元素分析 計算値 実測値 C(%) 69.51 66.61 H(%) 3.80 4.10 N(%) 10.57 11.55 この結果から本発明方法によれば比較例の方法
よりも高純度のジスアゾ顔料が得られ、従つて精
製操作を必要としないことが判る。 実施例 92〜99 表−11に示す素材及び条件を用いた他は実施例
91と同じ方法で同表に示す目的化合物を製造し
た。得られたジスアゾ顔料はいずれも高純度で、
精製操作を必要としないものであつた。
【表】
【表】
【表】 実施例 100 (ジスアゾ顔料化合物No.100の製造) 3・6−ジアミノ−9−エチルカルバゾール
45.1gを濃塩酸350ml及び水350mlから調製した希
塩酸に加え、室温で約30分間よく撹拌する。次に
得られた混合物を約0℃に冷却し、亜硝酸ナトリ
ウム28.5gを水40mlに溶解した溶液を、0〜5℃
の温度で約40分間に亘つて滴下する。その後、同
温度で約1時間撹拌し、微量の未反応物を別
し、液に42%硼弗化水素酸水溶液300mlを加
え、析出する沈澱を取し水洗した後、乾燥して
70.8gのテトラゾニウム塩を得た。 次にカツプリング成分として2−ヒドロキシ−
3−ナフトエ酸アニリド5.3g(0.02mol)、有機
アミンとしてトリエタノールアミン5.4g
(0.04mol)を、N・N−ジメチルホルムアミド
900mlに溶解した。この溶液を5℃に冷却し、先
のテトラゾニウム塩4.2g(0.01mol)をN・N−
ジメチルホルムアミド20mlに溶解した溶液を5〜
10℃の温度で約30分間に亘つて滴下した後、室温
で更に4時間撹拌した。その後、生成した沈澱を
取し、100℃、2mmHgの減圧下に乾燥して化合
物No.100のジスアゾ顔料7.0g(収率81%)を得
た。 赤外線スペクトル(KBr錠剤法) 1680cm-1(第2アミドの吸収) 元素分析(C48H33N9O6として) 計算値 実測値 C(%) 66.74 66.50 H(%) 3.85 3.78 N(%) 14.59 14.51 比較例 12 トリエタノールアミンの代りに酢酸ナトリウム
3.3gを水80mlに溶解したアルカリ水溶液を用い
た他は実施例100と同じ方法でジスアゾ顔料を製
造した。 元素分析 計算値 実測値 C(%) 66.74 64.04 H(%) 3.85 3.51 N(%) 14.59 13.22 この結果から本発明方法によれば比較例の方法
よりも高純度のジスアゾ顔料が得られ、従つて精
製操作を必要としないことが判る。 実施例 101〜109 表−12に示す素材及び条件を用いた他は実施例
100と同じ方法で同表に示す目的化合物を製造し
た。得られたジスアゾ顔料はいずれも高純度で、
精製操作を必要としないものであつた。
【表】
【表】
【表】 実施例 109 (ジスアゾ顔料化合物No.109の製造) 3・6−ビス(4−アミノスチリル)−9−エ
チルカルバゾール24.1gを濃塩酸150ml及び水130
mlから調製した希塩酸に加え、室温で約30分間よ
く撹拌する。次に得られた混合物を約0℃に冷却
し、亜硝酸ナトリウム7.7gを水30mlに溶解した
溶液を、−3〜2℃の温度で約20分間に亘つて滴
下する。その後、同温度で約1時間撹拌し、微量
の未反応物を別し、液に42%硼弗化水素酸水
溶液60mlを加え、析出する沈澱を取し水洗した
後、乾燥して33.0gのテトラゾニウム塩を得た。 次にカツプリング成分として2−ヒドロキシ−
3−ナフトエ酸アニリド5.3g(0.02mol)、有機
アミンとしてトリエタノールアミン5.4g
(0.04mol)を、N・N−ジメチルホルムアミド
900mlに溶解した。この溶液を5℃に冷却し、先
のテトラゾニウム塩6.3g(0.01mol)をN・N−
ジメチルホルムアミド50mlに溶解した溶液を5〜
10℃の温度で約30分間に亘つて滴下した後、室温
で更に4時間撹拌した。その後、生成した沈澱を
取し、100℃、2mmHgの減圧下に乾燥して化合
物No.109のジスアゾ顔料8.7g(収率8.90%)を得
た。 赤外線スペクトル(KBr錠剤法) 1680cm-1(第2アミドの吸収) 元素分析(C64H47N7O4として) 計算値 実測値 C(%) 78.58 78.43 H(%) 4.85 4.82 N(%) 10.03 9.99 比較例 13 トリエタノールアミンの代りに酢酸ナトリウム
3.3gを水80mlに溶解したアルカリ水溶液を用い
た他は実施例110と同じ方法でジスアゾ顔料を製
造した。 元素分析 計算値 実測値 C(%) 78.58 78.25 H(%) 4.85 4.28 N(%) 10.03 9.79 この結果から本発明方法によれば比較例の方法
よりも高純度のジスアゾ顔料が得られ、従つて精
製操作を必要としないことが判る。 実施例 110〜117 表−13に示す素材及び条件を用いた他は実施例
109と同じ方法で同表に示す目的化合物を製造し
た。得られたジスアゾ顔料はいずれも高純度で、
精製操作を必要としないものであつた。
【表】
【表】 実施例 118 (ジスアゾ顔料化合物No.118の製造) 2・7−ジアミノ−9−フルオレノン5.5gを
濃塩酸46ml及び水46mlから調製した希塩酸に加
え、室温で約30分間よく撹拌する。次に得られた
混合物を約0℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム3.8
gを水6mlに溶解した溶液を、1〜5℃の温度で
約20分間に亘つて滴下する。その後、同温度で約
1時間撹拌し、微量の未反応物を別し、液に
42%硼弗化水素酸水溶液40mlを加え、析出する沈
澱を取し水洗した後、乾燥して7.4gのテトラ
ゾニウム塩を得た。 次にカツプリング成分として2−ヒドロキシ−
3−ナフトエ酸アニリド5.3g(0.02mol)、有機
アミンとしてトリエタノールアミン5.4g
(0.04mol)を、N・N−ジメチルホルムアミド
900mlに溶解した。この溶液を5℃に冷却し、先
のテトラゾニウム塩4.1g(0.01mol)を、N・N
−ジメチルホルムアミド100mlに溶解した溶液を
5〜10℃の温度で約30分間に亘つて滴下した後、
室温で更に4時間撹拌した。その後、生成した沈
澱を取し、100℃、2mmHgの減圧下に乾燥して
化合物No.118のジスアゾ顔料6.2g(収率82%)を
得た。 赤外線スペクトル(KBr錠剤法) 1675cm-1(第2アミドの吸収) 1720cm-1(カルボニルの吸収) 元素分析(C47H30N6O5として) 計算値 実測値 C(%) 74.39 74.30 H(%) 3.99 4.06 N(%) 11.08 11.43 比較例 14 トリエタノールアミンの代りに酢酸ナトリウム
3.3gを水80mlに溶解したアルカリ水溶液を用い
た他は実施例119と同じ方法でジスアゾ顔料を製
造した。 元素分析 計算値 実測値 C(%) 74.39 72.10 H(%) 3.99 3.31 N(%) 11.08 10.61 この結果から本発明方法によれば比較例の方法
よりも高純度のジスアゾ顔料が得られ、従つて精
製操作を必要としないことが判る。 実施例 119〜126 表−14に示す素材及び条件を用いた他は実施例
118と同じ方法で同表に示す目的化合物を製造し
た。得られたジスアゾ顔料はいずれも高純度で、
精製操作を必要としないものであつた。
【表】
【表】
【表】 実施例 127 (トリスアゾ顔料化合物No.127の製造) 4・4′・4″−トリアミノフエニルアミン8.7g
を濃塩酸150ml及び水130mlから調製した希塩酸に
加え、室温で約30分間よく撹拌する。次に得られ
た混合物を約0℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム
7.7gを水30mlに溶解した溶液を、−3〜2℃の温
度で約20分間に亘つて滴下する。その後、同温度
で約1時間撹拌し、微量の未反応物を別し、
液に42%硼弗化水素酸水溶液60mlを加え、析出す
る沈澱を取し水洗した後、乾燥して15.3gのヘ
キサゾニウム塩を得た。 次にカツプリング成分として2−ヒドロキシ−
3−ナフトエ酸アニリド8.7g(0.033mol)、有機
アミンとしてトリエタノールアミン8.1g
(0.06mol)を、N・N−ジメチルホルムアミド
900mlに溶解した。この溶液を5℃に冷却し、先
のヘキサゾニウム塩5.9g(0.01mol)をN・N−
ジメチルホルムアミド50mlに溶解した溶液を5〜
10℃の温度で約30分間に亘つて滴下した後、室温
で更に4時間撹拌した。その後、生成した沈澱を
取し、100℃、2mmHgの減圧下に乾燥して化合
物No.127のトリスアゾ顔料8.5g(収率75%)を得
た。 赤外線スペクトル(KBr錠剤法) 1680cm-1(第2アミドの吸収) 元素分析(C69H48N10O6として) 計算値 実測値 C(%) 74.45 74.61 H(%) 4.35 4.08 N(%) 12.58 12.40 比較例 15 トリエタノールアミンの代りに酢酸ナトリウム
3.3gを水80mlに溶解したアルカリ水溶液を用い
た他は実施例127と同じ方法でトリスアゾ顔料を
製造した。 元素分析 計算値 実測値 C(%) 74.45 72.49 H(%) 4.35 3.99 N(%) 12.58 11.34 この結果から本発明方法によれば比較例の方法
よりも高純度のトリスアゾ顔料が得られ、従つて
精製操作を必要としないことが判る。 実施例 128〜135 表−15に示す素材及び条件を用いた他は実施例
127と同じ方法で同表に示す目的化合物を製造し
た。得られたトリスアゾ顔料はいずれも高純度
で、精製操作を必要としないものであつた。
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 テトラゾニウム塩又はヘキサゾニウム塩と一
    般式 【式】 【式】 又は【式】 (ここでXはベンゼン環又はその置換体、ナフタ
    レン環又はその置換体、インドール環又はその置
    換体、カルバゾール環又はその置換体、及びベン
    ゾフラン環又はその置換体よりなる群から選ばれ
    たいずれか1種であり、Ar1はベンゼン環又はそ
    の置換体、ナフタレン環又はその置換体、インド
    ール環又はその置換体、カルバゾール環又はその
    置換体及びジベンゾフラン環又はその置換体より
    なる群から選ばれたいずれか1種であり、Ar2
    びAr3は各々ベンゼン環又はその置換体、及びナ
    フタレン環又はその置換体よりなる群から選ばれ
    たいずれか1種であり、R1及びR3は各々水素、
    低級アルキル基、及びフエニル基又はその置換体
    よりなる群から選ばれたいずれか1種であり、ま
    たR2は低級アルキル基、及びカルボキシル基又
    はそのエステルよりなる群から選ばれたいずれか
    1種である。) で示されるカツプリング化合物とを有機アミンの
    存在下で反応させることを特徴とするジス又はト
    リスアゾ顔料の製造方法。
JP6478578A 1978-05-30 1978-05-30 Preparation of dis-or trisazo pigment Granted JPS54155227A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6478578A JPS54155227A (en) 1978-05-30 1978-05-30 Preparation of dis-or trisazo pigment

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6478578A JPS54155227A (en) 1978-05-30 1978-05-30 Preparation of dis-or trisazo pigment

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29327887A Division JPS63152668A (ja) 1987-11-20 1987-11-20 トリスアゾ顔料の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54155227A JPS54155227A (en) 1979-12-07
JPS626590B2 true JPS626590B2 (ja) 1987-02-12

Family

ID=13268219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6478578A Granted JPS54155227A (en) 1978-05-30 1978-05-30 Preparation of dis-or trisazo pigment

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS54155227A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020175399A1 (ja) 2019-02-27 2020-09-03 株式会社タダノ 作業車両

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4251614A (en) * 1977-07-05 1981-02-17 Ricoh Company, Ltd. Novel disazo compounds, process for the preparation of same and application of said disazo compounds and analogues thereof to electrophotographic sensitive materials
JPS562352A (en) * 1979-06-20 1981-01-12 Ricoh Co Ltd Novel disazo compound and its preparation
JPS562353A (en) * 1979-06-20 1981-01-12 Ricoh Co Ltd Novel disazo compound and its preparation
US4507471A (en) * 1981-05-28 1985-03-26 Ricoh Company, Ltd. Trisazo compounds prepared from 4,4',4"-triaminotriphenylamine and 2-hydroxy-3-phenylcarbamoylbenzo[a]carbazole derivatives
JP2612169B2 (ja) * 1987-07-17 1997-05-21 株式会社リコー アゾ化合物およびその製造方法
KR101638669B1 (ko) * 2010-12-28 2016-07-11 다이니치 세이카 고교 가부시키가이샤 흑색 아조 색소, 제조방법, 착색 조성물, 착색방법 및 착색 물품류

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4865228A (ja) * 1971-12-13 1973-09-08
JPS4981439A (ja) * 1972-11-16 1974-08-06
JPS5064318A (ja) * 1973-10-09 1975-05-31
JPS5139728A (ja) * 1974-07-23 1976-04-02 Ciba Geigy Jisuazoganryonoseizohoho
JPS5160222A (en) * 1974-09-26 1976-05-26 Ciba Geigy Jisuazoganryono seizohoho
JPS5182315A (ja) * 1974-12-06 1976-07-19 Bayer Ag Horiazosenryonoseizoho

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4865228A (ja) * 1971-12-13 1973-09-08
JPS4981439A (ja) * 1972-11-16 1974-08-06
JPS5064318A (ja) * 1973-10-09 1975-05-31
JPS5139728A (ja) * 1974-07-23 1976-04-02 Ciba Geigy Jisuazoganryonoseizohoho
JPS5160222A (en) * 1974-09-26 1976-05-26 Ciba Geigy Jisuazoganryono seizohoho
JPS5182315A (ja) * 1974-12-06 1976-07-19 Bayer Ag Horiazosenryonoseizoho

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020175399A1 (ja) 2019-02-27 2020-09-03 株式会社タダノ 作業車両
JP2020139549A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 株式会社タダノ 作業車両

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54155227A (en) 1979-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62281877A (ja) 1−クロル−5−メチル−9−アルコキシ−ピリド〔4,3−b〕カルバゾ−ルおよびその製造方法
JPS626590B2 (ja)
EP0122442B1 (de) Perylen-3,4,9,10-tetracarbonsäure-monoanhydrid-monoimid- und -monoimidazolid-Verbindungen, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
CN114105984A (zh) 吲哚嗪类抗蚀剂的制备方法
EP0035219B1 (de) Verfahren zur Herstellung von 2-Merkaptobenzthiazolen
TW404971B (en) Bis(aminocarbonylnaphthol) derivatives and their preparation
JP4758048B2 (ja) ナフトール誘導体
US2553914A (en) Substituted diphenylamine 2-monocarboxylic acids and the production thereof
JPS6026154B2 (ja) 塩基性オキサジン染料の製造法
US4231964A (en) Nitroamines, processes for their manufacture and their use as diazo components
JPH07258565A (ja) イソインドリンアゾ顔料
JPS63152668A (ja) トリスアゾ顔料の製造方法
JPH07149704A (ja) トリニトロフルオレノンヒドラゾン誘導体
US2953600A (en) Phenol-hydrazinium inner salts
US2535635A (en) Substituted pyrimidines and preparation of the same
JPH0140833B2 (ja)
US2184491A (en) Process for the production of polyhydroxy-fuchsone derivatives by means of aliphaticgroups
SU591473A1 (ru) Производные 6н-дибензо пиран-6-она и способ их получени
DE2312087C3 (de) Verfahren zur Herstellung von substituierten p-Aminoazobenzolen
CA1050542A (en) Process for the preparation of 2-amino-benzylamines
US2356740A (en) Mordant dyestuffs and a process for their manufacture
JP4105821B2 (ja) ジアゾ化合物
JPH02273652A (ja) アルデヒド化合物の製造法
JPH02164874A (ja) ビスアゾ顔料の精製方法
US1016784A (en) Organic mercury compound.