JPS6265724A - 袋詰め混練方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明に混練方法に関し、液体、粉粒体、小゛物体等
を全体として均質になるよう混合、又は混練する新しい
、方法を提供する。

（従来の技＠） 従来の混練方法は、各種形状の撹拌材を用いるものが一
般で、特殊な方法として材料を入れた混練槽の底板を首
振シ運動させるものがある。

いずれも混線材料を攪拌材や底板で押し動かず事によシ
混合作用、練シ作用を生ぜしめるものである。

（発明が解決しようとする問題点） 上述のように従来の混合作用、練シ作用は、すべて攪拌
材、底板等の駆動材によシ、混線材料を直接駆動するた
め、駆動材に混線材料の残渣が付く。従って、異る材料
を混練する前の清掃作業が面倒なだけでなく、薬品、食
品等の場合、駆動材の金属、ゴム等の臭いを移されて困
る事もある。

このような問題点を解決するため、本発明者は混練すべ
き材料と駆動材とを全く接触させる事なく、混練を達成
するという、や＼突飛な着想を発明の目的として、とら
えた。

（問題点を解決するための手段） この発明は、混練すべき原材料を袋に入れて封じ、これ
を揺動式混線装置の、底板軸線が円錐形を画いて回転す
る混練槽に入れて、袋入りのま＼混線することを特徴と
する袋詰め混線方法である。

（作用） 揺動式混練装置は、材料全受入れた混練槽の底板軸線が
、頂点を真上に向けた円錐形を画いて回転するもので、
従来は熱論、混線材料を各個に槽内へ投入し、底板の首
振シ回転によシ、材料を下から順次叩き上げる形で混練
している。

攪拌式混線装置のように材料へ切込む羽根等の駆動材が
なく、平らな底板で跳ね上げながら混練するのである。

この揺動式混練装置の特性に着目した本発明者は、混練
すべき諸材料を、袋に納めて封じ、これを揺動式混練槽
へ入れるという、この発明の構想を得、実験によシその
実用性を確認した。

袋入シ材料は、袋と共に漕底板のはね上げ混練作用を受
け、袋に入れなかった場合に近い速さで、均一に混練さ
れる。

（実施例） 第１図はゴム等、可撓性材料で作った槽壁をもつ混練槽
を用いて、この発明を実施する状態を示し、第２図は剛
性材製の混練槽を用いる場合を示す。

まず第１図について説明すると、そのｌは可撓性の混練
槽、コはその剛性底板、３は底版下面中央に付けたボー
ルベアリング入υ支軸受筒、ｑは支軸、５は支軸ダを振
回す腕、６はその腕５を回す駆動軸、７は原動機、ｇは
これらを一体に支える機枠、そして人が混線材料Ｂを封
じた袋である。

原動機７の駆動によシ、腕５が傾斜した支軸弘を振回す
と、底板＝の軸線でもある支軸亭の軸線Ｃが円錐形を画
いて回シ、底板−は激しい首振シ（回し）運動をする。

この首振シ運動をする底板コに載った袋Ａ内の材料Ｂは
、ある位置で跳ね上がっておシ、隣の位置では重力で落
下しておシ、外周部ではｇ壁にぶつかっている。

袋Ａは容積に余裕があるため、材料Ｂの運動をあまシ妨
げず、むしろ従来、飛散して失われた分を袋Ａが捕捉す
るから無駄がない。

観察していると、袋Ａは内部の材料Ｂの激しい動きで多
様に変形し、その結び目の位置は上下左右へ動きまわる
。実験に用いた袋Ａは、安価な角形樹脂フィルム製袋で
、開口縁を図のようにまとめテープで縛った簡単なもの
で支障なかった。実験では袋Ａを一回ごとに使捨てにし
たが、特製の袋の開口縁にチャックを付け、同一種類の
材料に繰返し使用できるようにする等、袋の設計は自由
である。

混練対象はセメント、砂、水を混練して作るモルタルを
はじめとして、各種粉粒状医薬品、液状飲み薬の調合、
化学薬品、化粧品等の調合、家庭における小麦粉と水の
練合せ、ギョーザ用材料の混練、その他藩用範囲が広い
が、特にスラリー状の材料で長期保存によυ分離したシ
、部分凝集したものを、使用前に袋ごと再混練するのに
好適である。

第１図の実施例は、上縁を機枠ｔに固定した可撓性混練
槽／の剛性底板コが首振シ運動をすると、混練槽ｌの柔
軟なゴム製槽壁が図のように屈曲、展伸を繰返し、槽壁
自身も混練に参加するもので、この槽壁のゴムが従来、
混線材料にゴムの臭いを・りける欠点があった。

その点、第２図の実施例は混練ＷＩ／′が金属製ゆえ、
ゴム臭のおそれは解消したが、槽ｌ′が剛性であるから
、底板コの首振シ運動に合わせて全体が縦横自在に傾動
できる自在継手式支持機構を要した。そして、この装置
でも、高級材料を混練すると、いわゆる「かねけ（金気
）」が付くのが問題であったが、この発明により第２図
に示すように、槽７′内の材料を袋Ａに納めておけば問
題がない。この実施例はペルトチ、プリー／θを使って
、底板コの首振シ運動の速度を一第１図の場合より落し
、底板、槽壁による揺動混練方式独特の跳ね上げ、こね
回しによる混練作用を、や＼おだやかにしている。

以上、代表的な二種類の揺動式混練装置を使った実施例
について述べたが、混練装置の仕様、つまシ混練槽の形
状、寸法、底板の面積、軸線傾斜角、回転速度、そして
、その使用方法、袋の材質、形状、寸法等は、この発明
の実施条件、特に混練すべき材料の負、量により決める
事になる。もつとも、従来、袋に入れないで、その材料
を混練していた場合は、それに準じてよく、袋だけ新た
に設計するか、適当な既製袋を利用すればよい。

一回に一袋だけ混練すると限らず、袋複数個を同一混練
槽に入れて同時混練してもよい。

大量生産方式で実施する場合、例えば混練すべき原材料
の計量ホッパーを並べ、これらの下に開口させた袋を移
動して、各材料を所要量ずつ落し込み、その開口を封す
る封袋機を経て、混練槽内へ落すようにしてもよい。

（発明の効果） この発明は、粉粒体は熱論、液体、小物体も含めた原材
料を所要量ずつ、一つの袋に入れて封じ、これを首封シ
連動する揺動混練槽に入れて、袋ごと跳ね上げ、こね回
すという新しい混練方式を開いた。

混練される材料は、全く混練装置機材に触れず、要すれ
ば外気にも触れないで混練し得るため、理想的に清潔を
保てる。また混練装置の方も清潔で、残渣清掃が不要に
なる。

従来は混練装置へ原材料を順次、定量ずつ投入する工程
、混線ずみ材料をきれいに取出す工程に時間がか＼るた
め、混練装置の停止時間が長かったが、この発明によれ
ば、予め原材料を袋へ入れておいて、停止した混練槽へ
入れ、また袋ごと取出すため、混練装置の稼働時間が画
期的に向上した。

原材料の袋詰め工程と、混練装置による混線工程を平行
して行えるから、量産化に適し、両工程夫々の改善、工
夫が容易になった。

原材料を袋へ入れて封する際、同時に気体も封入し、混
練中、及び混練後、袋のま＼の保存中に内部材料が変質
するのを防ぐ事も、この発明によシ容易になった。

原材料（例えばモルタル用セメント、砂）を太き目の袋
に入れて販売し、使用時、水を加えて封じ、そのま＼混
練してモルタル化する事も、この発明によυ可能になっ
た。

【図面の簡単な説明】

第１図は可撓性混練槽によ）、この発明を実施する一例
の説明図、第２図は剛性混練槽による場合の説明図であ
る。 Ａ・・・袋、／、７′・・・混練槽。 特許出願人　　千代田孜研工業株式会社同　代理人　　
弁理士　福　１）信　竹園　代理人　　弁理士　福　１
）武　進向　代理人　　弁理士　福　１）賢　三易１嵩

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 混練すべき諸材料を袋に入れて封じ、これを揺動式混練
   装置の、底板軸線が円錐形を画いて回転する混練槽に入
   れて、袋入りのまゝ混練することを特徴とする袋詰め混
   練方法。