JP2005342680A - 攪拌機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 偏心位置や揺動角度を、種々の被攪拌物に合わせて容易に変更でき、簡単で且つ安価に構成する。
【解決手段】 基台2と、該基台2の両側に立設された側板3と、基台2の略中央部に軸支された上下方向の駆動軸17と、その中央部が駆動軸17に固定された回転板18と、該回転板18の略中央部において軸支された上下方向の回動軸25と、該回動軸25に揺動可能に支持された揺動テーブル49と、該揺動テーブル49が揺動できるように、揺動テーブル49と基台2の両側板3とを連結した連結部材50と、揺動テーブル49に設けられた被攪拌物Aの容器51とを備えた攪拌機において、回動軸25を移動可能に構成にして、駆動軸17の回転軸心に対する回動軸25の回転軸心の偏心距離を調整する偏心距離調整部30と、回動軸25の回転軸心の角度調整部45とを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、缶、瓶などの容器に収容された流体や液体などの被攪拌物を攪拌する攪拌機に関する。
従来の攪拌機は、駆動源としてのモータの出力軸に対して、揺動体のシャフトを偏心させて若干傾斜させる揺動機構と、該揺動体の支持手段と、被攪拌物が収容された缶や容器の挟持手段とから構成されているものが公知になっている(例えば、特許文献1参照)。
揺動機構は、モータの出力軸に連結された回転プレートと、該回転プレートの上面に固着された楔形状の偏心プレートとを備えている。この偏心プレートには、揺動体のシャフトが遊挿される受け穴が、モータの出力軸に対して偏心した位置に形成されている。
そして、揺動体の回転軸心は、偏心プレートの傾斜面や受け穴によって、モータの出力軸に対して偏心した位置で若干傾斜した状態で支持されることになる。したがって、揺動体は、円錐振り子状の軌跡を描いて揺動することになる。
特許第3154673号公報(第1―6頁、図1乃至図8)
しかしながら、従来の攪拌機の場合、偏心プレートが回転プレートに固着されているため、揺動体の偏心位置や傾斜角度を、比重や粘性の異なる種々の被攪拌物に合わせて容易に変更できないという問題点がある。
しかも、攪拌機全体の構造が複雑でコスト高になるという問題もある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、偏心位置や揺動角度を、種々の被攪拌物に合わせて容易に変更でき、簡単で且つ安価に構成できる攪拌機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の攪拌機は、請求項1に示す如く、基台と、該基台の両側に立設された側板と、基台の略中央部に軸支された上下方向の駆動軸と、その中央部が駆動軸に固定された回転板と、該回転板の略中央部において軸支された上下方向の回動軸と、該回動軸に揺動可能に支持された揺動テーブルと、該揺動テーブルが揺動できるように、揺動テーブルと基台の両側板とを連結した連結部材と、揺動テーブルに設けられた被攪拌物の容器とを備えた攪拌機において、回動軸を移動可能な構成にして、駆動軸の回転軸心に対する回動軸の回転軸心の偏心距離を調整する偏心距離調整部が設けられてなるものである。
したがって、駆動軸の回転軸心に対する回動軸の回転軸心の偏心距離を変化させることで、種々の偏心揺動が得られるようになる。
また、請求項2に示す如く、偏心距離調整部を、回転板に設けられた偏心用移動体と、該偏心用移動体に連結され、且つ、回転板の中心線に沿って進退可能に設けられた偏心距離調整棒と、回転板に穿設されたガイド穴と、該ガイド穴に挿通された偏心用移動体の挿通部と、偏心用移動体の挿通部に穿設された挿通穴と、回転板に進退可能に設けられ、且つ、偏心用移動体の挿通穴に係脱可能な係止棒とから構成するようにしてもよい。
この場合、回転板の中心線に沿って進退可能に設けられた偏心距離調整棒を偏心用移動体に連結すれば、偏心用移動体の移動が可能になる。この偏心用移動体の移動を、偏心用移動体の挿通部と、偏心用移動体の挿通部が挿通されるガイド穴とによってガイドすると共に、偏心用移動体の挿通穴に係止棒を挿通して、偏心用移動体の位置決めをすれば、回転板の中心線に沿った偏心用移動体の移動、即ち駆動軸の回転軸心に対する回動軸の回転軸心の偏心距離の調整が簡単な構成で容易に行われるようになる。
さらに、請求項3に示す如く、基台と、該基台の両側に立設された側板と、基台の略中央部に軸支された上下方向の駆動軸と、その中央部が駆動軸に固定された回転板と、該回転板の略中央部において軸支された上下方向の回動軸と、該回動軸に揺動可能に支持された揺動テーブルと、該揺動テーブルが揺動できるように、揺動テーブルと基台の両側板とを連結した連結部材と、揺動テーブルに設けられた被攪拌物の容器とを備えた攪拌機において、回動軸の回転軸心の角度調整部を設けるようにしたものである。
よって、駆動軸の回転による遠心力に加えて、偏心し且つ傾斜した回動軸の回転によって、前記遠心力が複雑に変化することになって、攪拌力が促進されることになる。
加えて、請求項4に示す如く、角度調整部を、回転板に設けられた揺動用移動体と、回転板の上面に立設された支持板と、該支持板に架設され、且つ、回動軸の上端部が回動可能に支持された支持ピンと、揺動用移動体に設けられた回動軸の下端部の球面軸受け部と、揺動用移動体に連結され、且つ、回転板の中心線に沿って進退可能に設けられた揺動角度調整棒とから構成するようにしてもよい。
この場合、揺動角度調整棒によって、球面軸受け部を回転板の中心線に沿って移動させることで、回動軸の下端部、即ち揺動中心が駆動軸の回転軸心から偏心する一方、回動軸の下端部が球面軸受け部を支点として回動する共に、回動軸の上端部が支持ピンを支点として回動することになり、回動軸が偏心位置で傾斜することになる。
また、請求項5に示す如く、基台と、該基台の両側に立設された側板と、基台の略中央部に軸支された上下方向の駆動軸と、その中央部が駆動軸に固定された回転板と、該回転板の略中央部において軸支された上下方向の回動軸と、該回動軸に揺動可能に支持された揺動テーブルと、該揺動テーブルが揺動できるように、揺動テーブルと基台の両側板とを連結した連結部材と、揺動テーブルに設けられた被攪拌物の容器とを備えた攪拌機において、回動軸を移動可能な構成にして、駆動軸の回転軸心に対する回動軸の回転軸心の偏心距離を調整する偏心距離調整部と、回動軸の回転軸心の角度調整部とが設けられてなるものである。
そうすれば、駆動軸に対する回動軸の偏心距離の調整に加えて、回動軸の回転軸心の角度調整することで、より複雑な揺動が得られるようになる。
さらに、請求項6に示す如く、偏心距離調整部を、回転板に設けられた偏心用移動体と、該偏心用移動体に連結され、且つ、回転板の中心線に沿って進退可能に設けられた偏心距離調整棒と、回転板に穿設されたガイド穴と、ガイド穴に挿通された偏心用移動体の挿通部と、偏心用移動体の挿通部に穿設された挿通穴と、回転板に進退可能に設けられ、且つ、偏心用移動体の挿通穴に係脱可能な係止棒とから構成し、角度調整部を、偏心用移動体に設けられた揺動用移動体と、偏心用移動体の上面に立設された支持板と、該支持板に架設され、且つ、回動軸の上端部が回動可能に支持された支持ピンと、揺動用移動体に設けられた回動軸の下端部の球面軸受け部と、揺動用移動体に連結され、且つ、回転板の中心線に沿って進退可能に設けられた揺動角度調整棒とから構成するようにしてもよい。
偏心距離調整棒を調整するだけで、偏心用移動体を回転板の中心線に沿って移動させ、駆動軸の回転軸心に対する回動軸の回転軸心を偏心できる一方、揺動角度調整棒を調整するだけで、揺動用移動体を回転板の中心線に沿って移動させ、回動軸の回転軸心を偏心位置で傾斜できる。即ち、種々の揺動が簡単な構成で容易に可能になるため、適用範囲が大きくなる。
加えて、請求項7に示す如く、揺動テーブルと基台の両側板との間で撓みをもつように、連結部材としてのゴム板を連結するようにする。
そうすれば、揺動テーブルの回転は制止され、揺動運動に変化する。
また、請求項8に示す如く、容器として、コンクリート製品の型枠を使用するのが好ましい。
この場合、遠心力で型枠の側面方向に作用する押圧力で、コンクリートの材料が型枠の側面に集まり、気泡は内部に移動して側面の気泡は点在しなくなる。
さらに、請求項9に示す如く、駆動軸の回転数を最大で500rpmとするようにしたものである。
したがって、駆動軸の回転数を最大500rpmとすることで、良好な攪拌が行われる。
以上説明したように、本発明の攪拌機によれば、偏心距離調整部によって、偏心用移動体を回転板の中心線に沿って移動させて、駆動軸の回転軸心に対する回動軸の回転軸心の偏心距離を調整したり、角度調整部によって、回動軸の回転軸心を偏心させて傾斜させたりしたので、粘性や比重の異なる被攪拌物に合わせて攪拌できる効果がある。
また、揺動テーブルと基台の両側板との間で撓みをもつように、連結部材としてのゴム板を連結するようにしたため、揺動テーブルは回転せず、回動部の回転は揺動運動に変わる。
さらに、コンクリート製品の型枠を容器として使用すれば、生コンに内在する気泡を脱泡するのに有効で、コンクリート製品の品質向上に貢献する。
本発明を実施するための最良の形態につき、図1〜図4を参照して説明する。本発明の攪拌機は、図1〜図3に示すように、外装部1と、該外装部1に内装された支持部5と、該支持部5の一側に設置された駆動部10と、支持部5の略中央部に設けられた回動部15と、該回動部15の上方に設けられた揺動部20と、回動部15の回転中心に対する揺動部20の揺動中心の偏心距離調整部30と、揺動部20の揺動中心の角度調整部45と、揺動部20によって支持された被攪拌部48とから構成されている。
外装部1は、平面視矩形状の基台2と、該基台2の上面の両側に立設された側板3とを有している。なお、基台2及び側板3は、木製、金属製、合成樹脂製のいずれであってもよい。
支持部5は、外装部1の基台2の底部に固着された角環状の支持台6と、該支持台6に防振ゴム7を介して取り付けられた平面視略矩形状の基体8とを具備している。この支持台6及び基体8も、前記基台2と同様に、木製、金属製、合成樹脂製のいずれであってもよい。
駆動部10は、駆動源としてのモータ11と、該モータ11の出力軸に軸着されたプーリ12と、該出力軸のプーリ12、及び、後述する回動軸25のプーリ19に捲回されるベルト13とを備えている。
回動部15は、支持部5の基体8の略中央部に設けられた固定軸受け部16と、該固定軸受け部16に回動可能に支持された上下方向の駆動軸17と、駆動軸17の上端部に固定された円板状の回転板18と、駆動軸17の下端部に設けられたプーリ12とを有している。そして、モータ11の回転力が、出力軸、ベルト13を介して駆動軸17に伝達されて、回転板18が回動する。
揺動部20は、回転板18の略中央部に取り付けられた回転板18よりも小径の略円板状の偏心用移動体21と、該偏心用移動体21の両側に立設された支持板22と、該両支持板22に水平方向に貫設された支持ピン23と、該支持ピン23によって、その上部が偏心用移動体21の略中央部の上方に回動可能に支持された回動軸受け部24と、該回動軸受け部24に回動可能に支持された上下方向の回動軸25と、偏心用移動体21の略中央部(該回動軸受け部24の真下)に設けられた回動軸25の球面軸受け部26とを具備している。
偏心距離調整部30は、回転板18において、回転板18の直交する二本の中心線によって区分された四つの領域にそれぞれ形成されたガイド穴31と、回転板18の周面に固着され、且つ、回動軸25の両支持板22の側方に設けられた四枚の縦板32と、回動軸25の両支持板22の下部を貫通して各縦板32の上端部に架設された二本の支柱33と、その略中央部が偏心用移動体21の両側に設けられていると共に、二股状の下端部(以下挿通部34という)が両ガイド穴31に挿通された二枚の略逆Y字形状の偏心用移動体21の側壁部35と、偏心用移動体21の両側壁部35の二股状の挿通部34にそれぞれ穿設された挿通穴36と、その基端部が回転板18の周面に固着されていると共に、先端部側が隣り合う縦板32の間に位置している回転板18の側壁部37と、一方の回転板18の側壁部37の上端部に螺合して貫通すると共に、偏心用移動体21の側壁部35の上端部に回動可能に支持された偏心距離調整棒としての偏心距離調整用ボルト38と、各縦板32の下部に螺合して貫通した係止棒としての位置固定用ボルト39とを装備している。なお、各位置固定用ボルト39の先端部には、偏心用移動体21の挿通穴36に係脱可能な楔40が固着されている。
したがって、位置固定用ボルト39を緩めて、位置固定ボルトの楔40を偏心用移動体21の挿通穴36から離脱させると、偏心用移動体21は、楔40による固定が解除されて移動可能な状態になる。この状態で、偏心距離調整用ボルト38を締め付けると、偏心用移動体21が回転板18の径方向に沿って移動することになる。ガイド穴31を移動する偏心用移動体21の挿通部34の移動距離が、駆動軸17と回動軸25との偏心距離となる。即ち、偏心用移動体21の移動距離を調整することで、偏心距離が調整されることになる。
さらに、位置固定用ボルト39を締め付けて、位置固定ボルトの楔40を偏心用移動体21の挿通穴36に押圧して係止させると、移動した偏心用移動体21の位置が、楔40によって固定された状態になる。即ち、偏心用移動体21の位置決めが行われる。
角度調整部45は、回転板18において、回動軸25の両支持板22の取付位置に対して直交する中心線に沿って移動可能に設けられ、且つ、回動軸25の球面軸受け部26が内設された揺動用移動体46と、別方の偏心用移動体21の側壁部35の上端部に螺合すると共に、その先端部が揺動用移動体46の側面に回動可能に支持された揺動角度調整棒としての揺動角度調整用ボルト47とを備えている。
よって、揺動角度調整用ボルト47を締め付けたり、緩めたりすると、揺動用移動体46が回転板18の径内方向又は径外方向に沿って移動する。この際、回動軸25の上端部が支持ピン23によって回動可能であると共に、その下端部が球面軸受け部26によって回動可能に支持される一方、回動軸25の球面軸受け部26が揺動用移動体46によって移動可能であるため、回動軸25が、図1及び図2に示す上下方向の位置から回転板18の径内方向及び径外方向に自在に傾斜させることができる(図3参照)。つまり、後述する揺動テーブル49を所望の揺動角度で揺動させることができる。
被攪拌部48は、回動軸25の上端部に揺動可能に支持された平面視矩形状の揺動テーブル49と、該揺動テーブル49の周縁部と基台2の側板3との間に撓みを持つように、揺動テーブル49と基台2の側板3とを連結した連結部材としてのゴム板50と、揺動テーブル49に取り付けられた断面円形状の容器51とを備えている。そして、容器51の天板の中央部には、被攪拌物Aの投入口52が形成されると共に、該投入口52には、開閉可能な蓋板53が設けられている。さらに、容器51の側板には、被攪拌物Aの取出し口54が形成され、上述した蓋板53が取出し口54にも設けられている。
つぎに攪拌機の使用態様について説明する。まず、図1及び図2は、攪拌機のスタンバイ状態を示している。即ち、偏心距離調整部30の位置固定用ボルト39の楔40が偏心用移動体21の挿通穴36に挿通されて、駆動軸17の回転軸心、回転板18の中心、偏心用移動体21の中心、揺動用移動体46の中心、回動軸25の回転軸心が同一直線上に一致している。つまり、回転板18、偏心用移動体21、揺動用移動体46が同心円上に位置して、揺動テーブル49及び容器51が水平に支持された状態になっている。
このスタンバイ状態において、容器51の蓋板53を取り外して容器51の投入口52を開放し、被攪拌物Aを容器51の投入口52から投入する。つぎに、偏心用移動体21を固定した状態で、角度調整部の揺動用移動体46を、揺動角度調整用ボルト47によって回転板18の中心から若干偏心させて、回動軸25を所望の角度に傾斜させた状態にする。
つぎに、モータ11を駆動させると、モータ11の出力軸、出力軸のプーリ12、ベルト13、駆動軸17のプーリ19を介して回動軸25にモータ11の駆動力が伝達され、回転板18及び偏心用移動体21が回動し、揺動テーブル49が上述した揺動角度をもって略円錐振り子状の軌跡を描いて揺動することになる。
この際、被攪拌物Aは、遠心力によって容器51の壁面に押圧される一方、この押圧力が回動軸25の揺動によって複雑に変化して、効率よく攪拌されることになる。攪拌された被攪拌物Aは、容器51の取出し口54から取出される。
そして、大きな揺動運動が必要な被攪拌物Aにあっては、偏心用移動体21の挿通穴36から位置固定用ボルト39の楔40を離脱させて、偏心用移動体21の固定状態を解除し、偏心用移動体21を回転板18の径方向に沿ってスライドさせ、駆動軸17の回転軸心と回動軸25の回転軸心との距離を大きくとればよい。
このように、本発明の攪拌機によれば、揺動角度や偏心距離を、被攪拌物Aの比重や粘性に合わせて簡単に調整することができるので、種々の被攪拌物Aの攪拌に容易に対処できる。また、被攪拌物A自体を揺動しているため、騒音が小さく、容器51の内部に攪拌羽を設けていないため、被攪拌物Aを損傷させることがない。
なお、前記実施形態の場合、図1に示す容器51を攪拌揺動するようにしたが、図4に示すように、容器51として、セメント、砂利、砂、水を混練した所謂生コンが投入された型枠55を使用し、該型枠55を揺動テーブル49に取り付けるようにしてもよい。
この場合、例えば、200×200×600の型枠55を使用し、回動軸25の角度を0度、即ち回動軸25が直立した状態で生コンを投入し、0rpmから300rpmに回転数を上げながら10秒程度攪拌する。その後、300rpmの回転数を維持した状態で、回動軸25を徐々に3度に傾斜させて20秒程度攪拌する。つぎに、回転数を300rpmから0rpmに下げながら10秒程度攪拌する一方、回動軸25を0度に戻しながら表面をコテでならして終了する。
攪拌の際、生コンが遠心力によって型枠55の壁面に繰り返し押圧され、生コンに内在する気泡が外部に放出されて、脱泡されるようになる。よって、製品には、気泡や陥没がなく、コンクリート成形品の商品価値が向上する。また、本発明の攪拌機は、バイブレーション機能を有する従来のテーブルバイブレータに比して運転時の騒音が極めて低減されており、作業環境にやさしい。
さらに、上述したコンクリート製品の型枠55の他、側溝、排水溝などの複雑な構造の型枠55にも適用できるのは言うまでもない。
また、前記実施形態の場合、揺動角度の調整、及び、偏心距離の調整をボルトによって行うようにしたが、小型モータを使用して、遠隔操作で自動調整するようにしてもよい。例えば、小型モータの回転角度をパルス幅によって制御し、揺動角度及び偏心距離を調整するようにしてもよい。
さらに、角度調整部45、及び、偏心距離調整部30の構成は図示に限定されるものではなく、例えば、回動軸25の角度調整にあっては、回動軸25の回動軸受け部24に植設されたねじ棒と、回動軸25の回動軸受け部24の側方に設けられた扇形状のガイド板と、該ガイド板に穿設された円弧状のガイド穴31と、該ガイド穴31に遊挿されたねじ棒に螺合するナットとによって構成するようにしてもよい。一方、偏心距離の調整にあっては、回転板18の上面の両側にレールを設け、偏心用移動体21をレールに沿って移動可能に設け、偏心用移動体21を貫通したねじ棒の先端部をレールに当接させて、偏心用移動体21の位置決めを行うようにしてもよい。要するに、角度調整部45、及び、偏心距離調整部30の構成としては、回動軸25の角度、及び、偏心用移動体21の移動距離を簡単に調整できる構成であればよい。
加えて、前記実施形態の場合、モータ11の回転速度を一定としたが、モータ11の回転速度を所定の周期で変化させて揺動運動による攪拌をより一層促進させるようにしてもよい。
また、前記実施形態の場合、容器51は、被攪拌物Aを収容するのみであったが、回動可能な攪拌棒を容器51の天板に設けるようにしてもよい。
本発明の攪拌機は、フラスコやビーカに収容された液体の攪拌、果実と種の選別篩い機、アミューズメント施設の乗物、食器洗い機に使用される散水装置、玩具、揺動する看板などに利用できる。
本発明の攪拌機の斜視図である。 図1の縦断面図である。 (A)、(B)は、揺動している状態を示した断面図である。 (A)は、生コンを型枠に投入して攪拌する状態を示した斜視図、(B)は、生コンを脱泡する状態を示した斜視図である。
符号の説明
1 外装部
2 基台
3 側板
5 支持部
6 支持台
7 防振ゴム
8 基体
10 駆動部
11 モータ
12 プーリ
13 ベルト
15 回動部
16 固定軸受け部
17 駆動軸
18 回転板
19 プーリ
20 揺動部
21 偏心用移動体
22 支持板
23 支持ピン
24 回動軸受け部
25 回動軸
26 球面軸受け部
30 偏心距離調整部
31 ガイド穴
32 縦板
33 支柱
34 下端部(挿通部)
35 偏心用移動体の側壁部
36 挿通穴
37 回転板の側壁部
38 偏心距離調整用ボルト(偏心距離調整棒)
39 位置固定用ボルト
40 楔
45 角度調整部
46 揺動用移動体
47 揺動角度調整用ボルト(揺動角度調整棒)
48 被攪拌部
49 揺動テーブル
50 ゴム板(連結部材)
51 容器
52 投入口
53 蓋板
54 取出し口
55 型枠(容器)
A 被攪拌物

Claims (9)

  1. 基台と、該基台の両側に立設された側板と、基台の略中央部に軸支された上下方向の駆動軸と、その中央部が駆動軸に固定された回転板と、該回転板の略中央部において軸支された上下方向の回動軸と、該回動軸に揺動可能に支持された揺動テーブルと、該揺動テーブルが揺動できるように、揺動テーブルと基台の両側板とを連結した連結部材と、揺動テーブルに設けられた被攪拌物の容器とを備えた攪拌機において、
    回動軸を移動可能な構成にして、駆動軸の回転軸心に対する回動軸の回転軸心の偏心距離を調整する偏心距離調整部が設けられてなることを特徴とする攪拌機。
  2. 偏心距離調整部は、回転板に設けられた偏心用移動体と、該偏心用移動体に連結され、且つ、回転板の中心線に沿って進退可能に設けられた偏心距離調整棒と、回転板に穿設されたガイド穴と、該ガイド穴に挿通された偏心用移動体の挿通部と、偏心用移動体の挿通部に穿設された挿通穴と、回転板に進退可能に設けられ、且つ、偏心用移動体の挿通穴に係脱可能な係止棒とから構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の攪拌機。
  3. 基台と、該基台の両側に立設された側板と、基台の略中央部に軸支された上下方向の駆動軸と、その中央部が駆動軸に固定された回転板と、該回転板の略中央部において軸支された上下方向の回動軸と、該回動軸に揺動可能に支持された揺動テーブルと、該揺動テーブルが揺動できるように、揺動テーブルと基台の両側板とを連結した連結部材と、揺動テーブルに設けられた被攪拌物の容器とを備えた攪拌機において、
    回動軸の回転軸心の角度調整部が設けられてなることを特徴とする攪拌機。
  4. 角度調整部は、回転板に設けられた揺動用移動体と、回転板の上面に立設された支持板と、該支持板に架設され、且つ、回動軸の上端部が回動可能に支持された支持ピンと、揺動用移動体に設けられた回動軸の下端部の球面軸受け部と、揺動用移動体に連結され、且つ、回転板の中心線に沿って進退可能に設けられた揺動角度調整棒とから構成されてなることを特徴とする請求項3に記載の攪拌機。
  5. 基台と、該基台の両側に立設された側板と、基台の略中央部に軸支された上下方向の駆動軸と、その中央部が駆動軸に固定された回転板と、該回転板の略中央部において軸支された上下方向の回動軸と、該回動軸に揺動可能に支持された揺動テーブルと、該揺動テーブルが揺動できるように、揺動テーブルと基台の両側板とを連結した連結部材と、揺動テーブルに設けられた被攪拌物の容器とを備えた攪拌機において、
    回動軸を移動可能な構成にして、駆動軸の回転軸心に対する回動軸の回転軸心の偏心距離を調整する偏心距離調整部と、回動軸の回転軸心の角度調整部とが設けられてなることを特徴とする攪拌機。
  6. 偏心距離調整部が、回転板に設けられた偏心用移動体と、該偏心用移動体に連結され、且つ、回転板の中心線に沿って進退可能に設けられた偏心距離調整動棒と、回転板に穿設されたガイド穴と、ガイド穴に挿通された偏心用移動体の挿通部と、偏心用移動体の挿通部に穿設された挿通穴と、回転板に進退可能に設けられ、且つ、偏心用移動体の挿通穴に係脱可能な係止棒とから構成され、
    角度調整部が、偏心用移動体に設けられた揺動用移動体と、偏心用移動体の上面に立設された支持板と、該支持板に架設され、且つ、回動軸の上端部が回動可能に支持された支持ピンと、揺動用移動体に設けられた回動軸の下端部の球面軸受け部と、揺動用移動体に連結され、且つ、回転板の中心線に沿って進退可能に設けられた揺動角度調整棒とから構成されてなることを特徴とする請求項5に記載の攪拌機。
  7. 連結部材として、ゴム板が使用され、該ゴム板が、揺動テーブルと基台の両側板との間で撓みをもつように連結されてなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の攪拌機。
  8. 容器として、コンクリート製品の型枠が使用されてなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の攪拌機。
  9. 駆動軸の回転数が最大500rpmであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の攪拌機。

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