JPS6264480A - 溶接用ガン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マルチ溶接用ガンの改良に関する。

〔従来技術〕

マルチ溶接用ガンを使用するものとして、例えば自動車
の鋼板溶接がある。この種のマルチ溶接において、同車
種には、一定の位置を一定の間隔をもって多数溶接する
ものがある。生産性を向上１するためには、上記多数の
溶接部を同時に溶接することが行われる。

この場合に、溶接個所に応じた数の溶接用ガンを、溶接
ピッチに合わせて配設する、いわゆるマルチ溶接法が採
用される。従って、マルチ溶接用ガンは、狭い溶接ピッ
チ間隔にも対応できるようにできる限シ小型化すること
が必要である。

又、生産性を向上するためには、溶接用ガンの開閉動作
を敏捷にする必要があり、更には、作業性に優れている
ことが要求される。

その他に、車種が変った場合は、その車種に応じて溶接
ガンの配設変更をする必要があるので、取扱い容易なよ
うに、できるだけ小型化することが望まれる。

従来の溶接用ガンの開閉を行うためのガイド溝を第４図
に示す。図において、ガイド溝３は、ロッド２の軸線に
合致した垂直部から上端において水平方向に弧状に曲げ
られ、全体としてスティック形になっている。

このガイド溝内には、溶接用ガンの可動ガンアームに軸
支された２個のガイドローラ４，５が転動しながら案内
されるようになっている。１はシリンダ、７はピストン
である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来のガイド溝において、ピストン７の推力によっ
て、ガイドローラ４および５は、ガイド溝３にそって押
し上げられ、ガイドローラはそれぞれ４−１および５−
１まで移動し、溶接用ガンのアーム６が傾けられてガン
の先端が開かれる。

このときのガイドローラ４の移動量はノ１であシ、ガイ
ドローラ５の水平方向の移動量はノ２である。

又、このガイドローラ４，５　をこのように移動させる
には、ピストンのストロークはＰｓとなり、ノ１にほぼ
等しいストロークを要する。

従って、溶接用のガンの開閉速度は、このピストン７の
ストロークＰｓに比例する。

本発明は、上記ストロークＰｓ　をできる限り短くして
バーナガンの開閉速度を速くし、生産性の向上を計らん
とするものである。

本発明のもう一つの目的は、マルチ溶接方式において溶
接ガンを配設したときのピッチ間隔をできるだけ小さく
することにある。即ち、第４図において、シリンダ１は
円筒形であるので、溶接用ガンの配設ピッチ間隔はシリ
ンダ１の直径りに制約され、そのピッチ間隔は、直径り
以下にすることができない。

そこで本発明は、ピストンのストロークＰｓ　　を短く
することにより、矩形シリンダの採用を可能にしく矩形
シリンダの場合は、シリンダ内圧力に対する平面強度の
関係上ストローク長が制限される）、溶接用ガン間のピ
ッチ間隔をできる限シ小さくできるようにぜんとするも
のである。

〔目的を解決するだめの具体的手段〕

上記目的を解決するために本発明の構成は、可動ガンア
ームに２個のガイドローラを設け、一方ガイド板にはガ
イド溝を設けるとともに、このガイド溝の形状をピスト
ンロッドの軸心に合致したロッド案内垂直部と、ピスト
ンロッドの軸線ニ対して一定寸法ずらした中間垂直部、
およびピストンロッドの軸線に対して中間垂直部とは反
対側に向けて一定寸法の水平方向の円弧部とにより構成
し、更に、上記可動ガンアームの下端とピストンロッド
上端とをリンクにて連結したものである○〔作　用〕 本発明は、このように構成することによυ、可動ガンア
ームに設けられた２個のガイドローラは、ピストンロッ
ドの軸線を挾んでリンクによりそれぞれ反対方向に移動
し、水平方向への移動量を約半分にして可動ガンアーム
の必要な開度が得られる。従って、ピストンのストロー
ク長も約半分のストロークになる。

〔発明の実施例〕

以下本発明の一実施例について詳細に説明する。

第１図において、本体を構成するガイド板１７には、ガ
イド溝３が設けられている。このガイド溝３の形状は、
ピストンロッド２の軸心に合致しているロッド案内垂直
部８と、ピストンロッド２の軸心に対し一定寸法ずらせ
て平行に設けた中間垂直部９および、ピストンロッド２
の軸線に対して、中間垂直部９とは反対の水平方向に曲
げられた円弧部１０とよシ構成されている。また、この
円弧部１０はガイドローラ５の移動軌跡に合わせてわん
曲している。また、ロッド案内垂直部８と中間垂直部９
および円弧部１０は、ガイドローラ４゜５の移動軌跡に
合わせて連続的に連らなっているとともに、ガイドロー
ラ４および５は可動ガンアーム１１に軸支されている。

１６は、ピストンロッド２の上端に軸支されたガイドロ
ーラであり、このガイドローラ１６とガイドローラ４、
即ち、可動ガンアーム１１の下端とはリンク２ａを介し
て連結されている。１３は、固定ガンアーム１２に支持
された溶接用ガン、１４は、可動ガンアーム１１に支持
された溶接用ガンである。１５は、被溶接部材である。

１はシリンダ、７はピストンである。

以上のように構成した本実施例の作用について次に説明
する。第３図において、ガイドローラはそれぞれ次のよ
うに移動する。ピストンロッド２に軸支されたガイドロ
ーラ１６はピストンロッドの軸線１８にそって、コンド
案内垂直部８内を１６−１の位置まで垂直に上昇する。

これと同時にガイドローラ４は、リンク２ａを介して中
間垂直部９内の４−１まで移動し、同時にガイドローラ
５は円弧部１０内の５−１の位置まで移動する。

この移動の仕方は、ピストンロッド２の軸線１８に対し
てガイドローラ４はノ２（図の左側）だけ移動し、ガイ
ドローラ５は反対方向（図の右側）に１３だけ移動する
。またガイドローラ１６は垂直に１１　だけ移動する。

この各ローラの移動により可動ガンアーム１１は１１−
１の位置まで開かれる０ 即ち、可動ガンアーム１１の開度αはノ２＋ノ３の水平
方向の移動量によって定まる。一方ガイドローラ４およ
び５の水平方向の移動量は、それぞれノ２およびノ３で
あり、必要移動量もの約半分となる。一方、ピストンの
ストロークｐｓは、ガイドローラ１６の移動量ノ１に等
しい０このようにして、短いストロークＰｓにより可動
ガンアームＩＪが開かれることから、可動ガンアーム１
１の開角度αは十分にとることが可能である。このこと
から、被溶接部材１５の位置決め方向は、ガン１４の先
端がガイド板１７の側面１９よシ外側にくるので、上方
（矢印Ｂ）からの搬入が可能である。

従って、被溶接部材１５の位置決め方向としては、水平
方向（矢印Ａ）、上方向（矢印Ｂ）および、図面の紙面
に対し直角の方向の三方向からの搬入が可能である。

一方、ピストンのストロークＰｓ　を短くすることによ
り、矩形シリンダの使用が可能であるので、第２図に示
す如く、可動ガンアーム１１のピッチ間隔Ｐを狭くする
ことも可能である。

〔発明の効果〕

以上詳述した通り、本発明によれば、ガイド溝の形状を
ロンド案内垂直部、中間垂直部および円弧部３つに分け
て形成したので、２個のガイドローラを、リンクを介し
てそれぞれピストンロッドの軸線に対して反対方向に水
平移動させることができ、ピストンのストローク長さを
短くすることができた。

その結果、可動ガンアームの開閉速度を速くすることが
できるとともに、被溶接部材の搬入方向を三方向にして
作業性を向上し、大量生産用のマルチ溶接用ガンとして
産業上果す効果は極めて顕著である。

まだ、ピストンのストロークを短くすることにより、矩
形シリンダーの使用を可能にしてガン配列ピッチの間隔
を狭めることができ、各種被溶接部材への適用範囲を大
巾に拡張するなどその効果は多大なものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、溶接用ガンの側面図、第２図は、矩形シリン
ダを適用したときの平面図、第３図は、作動状態を示す
溶接用ガンの側面図、第４図は、従来のガイド溝を示す
側面図である。 １・・・シリンダ、２・・・ピストンロッド、２ａ・・
・リンク、３・・・ガイド溝、４，５．１６川ガイドロ
ーラ。 ８・・・ロッド案内垂直部、９・・・中間垂直部、１０
・・・円弧部、１１・・・可動ガンアーム。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ピストンの往復動によつて、ガンを開閉する溶接用ガン
   において、可動ガンアームの上下に２個のガイドローラ
   を設け、ガイド板には上記ガイドローラを案内するガイ
   ド溝を設けるとともに、該ガイド溝の形状を、ピストン
   ロッドの軸心に合致したロッド案内垂直部と、ピストン
   ロッドの軸線に対し一定寸法平行にずらした中間垂直部
   、およびピストンロッドの軸線に対して中間垂直部とは
   反対側に向けて一定寸法の水平方向の円弧部とにより構
   成し、更に、上記可動ガンアームの下端とピストンロツ
   ド上端とをリンクにて連結したことを特徴とする溶接用
   ガン。