JPS626442B2 - - Google Patents
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- JPS626442B2 JPS626442B2 JP14162284A JP14162284A JPS626442B2 JP S626442 B2 JPS626442 B2 JP S626442B2 JP 14162284 A JP14162284 A JP 14162284A JP 14162284 A JP14162284 A JP 14162284A JP S626442 B2 JPS626442 B2 JP S626442B2
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- Japan
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- oil
- frying pan
- heat exchanger
- conveyor
- food
- Prior art date
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Landscapes
- Frying-Pans Or Fryers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、無端コンベヤと熱交換器とを内蔵
した油揚げ装置に関し、特に、無端コンベヤが通
過するフライパンの油中に熱交換器を設置して、
その熱交換により油を加熱することによりフライ
パンの底に沈下する食品破片の炭化を防止すると
ともに、油のフライパン外への循環を不要にする
一方、熱交換器を無端コンベヤとともに昇降可能
にして、フライパン内の掃除や点検修理を容易に
する。
した油揚げ装置に関し、特に、無端コンベヤが通
過するフライパンの油中に熱交換器を設置して、
その熱交換により油を加熱することによりフライ
パンの底に沈下する食品破片の炭化を防止すると
ともに、油のフライパン外への循環を不要にする
一方、熱交換器を無端コンベヤとともに昇降可能
にして、フライパン内の掃除や点検修理を容易に
する。
従来のこの種油揚げ装置としては、油の加熱手
段により、直火式と外部加熱式とがある。直火式
とは、フライパンの底部下面にバーナ等により火
炎を噴射して油を加熱する形式であり、外部加熱
式とは、フライパン内の油を外部にパイプライン
により引き出して加熱し、これをフライパンに戻
す形式である。
段により、直火式と外部加熱式とがある。直火式
とは、フライパンの底部下面にバーナ等により火
炎を噴射して油を加熱する形式であり、外部加熱
式とは、フライパン内の油を外部にパイプライン
により引き出して加熱し、これをフライパンに戻
す形式である。
そして、前記直火式の加熱手段にあつては、フ
ライパン底部に火炎を噴射するため、フライパン
底部が過熱することになる。そして、油揚げされ
る食品、例えば即席麺の破片が底部に沈下する
と、その熱のために炭化され、これが油の対流そ
の他の原因により浮上し、油揚げ中の食品に付着
して食品の商品価値を低下させることがある。ま
た、フライパン底部の過熱により該底部の酸化に
よる劣化が促進されることがあり、また、一定の
部分だけに火炎を噴射するため、フライパン内の
油温分布の調整が困難になる問題があり、さら
に、フライパン底部を介して油と火炎とが近接し
ているため、防火面での安全性に欠ける問題もあ
る。
ライパン底部に火炎を噴射するため、フライパン
底部が過熱することになる。そして、油揚げされ
る食品、例えば即席麺の破片が底部に沈下する
と、その熱のために炭化され、これが油の対流そ
の他の原因により浮上し、油揚げ中の食品に付着
して食品の商品価値を低下させることがある。ま
た、フライパン底部の過熱により該底部の酸化に
よる劣化が促進されることがあり、また、一定の
部分だけに火炎を噴射するため、フライパン内の
油温分布の調整が困難になる問題があり、さら
に、フライパン底部を介して油と火炎とが近接し
ているため、防火面での安全性に欠ける問題もあ
る。
また、前記外部加熱式の加熱手段にあつては、
油を外部の加熱装置にパイプラインで導き、これ
を加熱した後にフライパンに戻すため、その循環
のためのポンプおよびポンプの駆動源が必要とな
る。そして、この形式では、油がポンプ通過中に
せん断され、またポンプの吸引により油にキヤビ
テーシヨンが生じるため油の劣化が促進される問
題がある。
油を外部の加熱装置にパイプラインで導き、これ
を加熱した後にフライパンに戻すため、その循環
のためのポンプおよびポンプの駆動源が必要とな
る。そして、この形式では、油がポンプ通過中に
せん断され、またポンプの吸引により油にキヤビ
テーシヨンが生じるため油の劣化が促進される問
題がある。
そこでこの発明者は、無端コンベヤが通過する
フライパン内に熱交換器を設置してこれにより油
を加熱すれば、前記各形式の加熱手段の不具合を
解決できることを想起したが、無端コンベヤのみ
が内蔵されていても内部の掃除や点検修理が困難
であつたことからみて、フライパン内に熱交換器
を設置すると、その困難性がさらに増長されるこ
とに着目して、この発明をなすに至つたものであ
る。
フライパン内に熱交換器を設置してこれにより油
を加熱すれば、前記各形式の加熱手段の不具合を
解決できることを想起したが、無端コンベヤのみ
が内蔵されていても内部の掃除や点検修理が困難
であつたことからみて、フライパン内に熱交換器
を設置すると、その困難性がさらに増長されるこ
とに着目して、この発明をなすに至つたものであ
る。
この発明は、フライパン内の油中に無端コンベ
ヤを通過させて、該コンベヤによる移送中に食品
を油揚げする装置において、無端コンベヤを、ジ
ヤツキ等の揚重機によりフライパンから離隔可能
に設置するとともに、該無端コンベヤのガイド等
に熱交換器を固定することにより油中に熱交換器
を設置して、その熱交換により油を加熱するよう
にした。
ヤを通過させて、該コンベヤによる移送中に食品
を油揚げする装置において、無端コンベヤを、ジ
ヤツキ等の揚重機によりフライパンから離隔可能
に設置するとともに、該無端コンベヤのガイド等
に熱交換器を固定することにより油中に熱交換器
を設置して、その熱交換により油を加熱するよう
にした。
熱交換器により油を加熱し、無端コンベヤによ
り移送される食品を前記油によつて揚げる。フラ
イパン内の掃除及び点検修理は、揚重機によつて
無端コンベヤをフライパン内から上昇させ、これ
により該コンベヤと熱交換器とをフライパン内か
ら離脱させてから行なう。そして掃除や点検修理
が終了したときには、揚重機によつて前記コンベ
ヤをフライパン内に戻し、また熱交換器も戻し、
併せて別途に油も供給して再運転する。
り移送される食品を前記油によつて揚げる。フラ
イパン内の掃除及び点検修理は、揚重機によつて
無端コンベヤをフライパン内から上昇させ、これ
により該コンベヤと熱交換器とをフライパン内か
ら離脱させてから行なう。そして掃除や点検修理
が終了したときには、揚重機によつて前記コンベ
ヤをフライパン内に戻し、また熱交換器も戻し、
併せて別途に油も供給して再運転する。
次に、この発明を、図示実施例にしたがつて説
明する。まず構成を説明すると、1がフライパン
であり、入口1a部分の底部7aと出口1b部分
の底部7bとが傾斜し、中央部分の底部7cが深
く且つ水平に形成されている。このフライパン1
内には食用油2が充填されており、しかも、無端
コンベヤ3が入口1aから出口1b迄の間で油2
中を通過するように掛渡してある。
明する。まず構成を説明すると、1がフライパン
であり、入口1a部分の底部7aと出口1b部分
の底部7bとが傾斜し、中央部分の底部7cが深
く且つ水平に形成されている。このフライパン1
内には食用油2が充填されており、しかも、無端
コンベヤ3が入口1aから出口1b迄の間で油2
中を通過するように掛渡してある。
無端コンベヤ3は、幅方向両側に無端状のチエ
ン8を有し、両チエン8の間に第3図に示す枠9
がスラツトコンベのように掛渡してあり、この
夫々の枠9に複数の容器10が幅方向に向けて一
例に固定してある。かくしてコンベヤ3は、枠9
の容器10の数と同数の列をなした容器10が無
端状に連続して形成される。容器10は少なくと
も底部に多数の小孔10aが穿つてあり、即席麺
などの内部食品4が油2に浸漬できるようになつ
ている。そして無端コンベヤ3は、チエン8がガ
イド(図示しない)によつて案内されるようにな
つており、したがつて第1図のようにフライパン
1の底部7a,7c,7bと略平行になるような
経路になつている。
ン8を有し、両チエン8の間に第3図に示す枠9
がスラツトコンベのように掛渡してあり、この
夫々の枠9に複数の容器10が幅方向に向けて一
例に固定してある。かくしてコンベヤ3は、枠9
の容器10の数と同数の列をなした容器10が無
端状に連続して形成される。容器10は少なくと
も底部に多数の小孔10aが穿つてあり、即席麺
などの内部食品4が油2に浸漬できるようになつ
ている。そして無端コンベヤ3は、チエン8がガ
イド(図示しない)によつて案内されるようにな
つており、したがつて第1図のようにフライパン
1の底部7a,7c,7bと略平行になるような
経路になつている。
11はコンベヤ3の機枠であり、入口1aより
外側において、コンベヤ3の容器10に食品4を
受入れる受入部12が形成され、また出口1bよ
り外側において、容器10から食品4を排出する
排出部13が形成される。そして機枠11には、
無端コンベヤ3の回転軸とガイドが支持されてい
て、この機枠11の上昇により無端コンベヤ3も
一体に上昇するようになつている。
外側において、コンベヤ3の容器10に食品4を
受入れる受入部12が形成され、また出口1bよ
り外側において、容器10から食品4を排出する
排出部13が形成される。そして機枠11には、
無端コンベヤ3の回転軸とガイドが支持されてい
て、この機枠11の上昇により無端コンベヤ3も
一体に上昇するようになつている。
14は押えコンベヤであり、無端コンベヤ3と
同速に移動し、且つ油2中において容器10の上
面を覆う蓋をなす。この押えコンベヤ14も、幅
方向両端に無端状のチエン15を有し、両チエン
15の間に板体16がスラツトコンベヤのように
掛渡してあつて、この板体16が前記蓋をなす。
してがつて板体16には多数の小孔を穿つておく
ことも好適である。そしてこの押えコンベヤ14
も、ガイド(図示しない)によつて案内されるよ
うになつており、しかも無端コンベヤ3と同様に
機枠11に支持されて、機枠11の上昇により押
えコンベヤ14も上昇するようになつている。
同速に移動し、且つ油2中において容器10の上
面を覆う蓋をなす。この押えコンベヤ14も、幅
方向両端に無端状のチエン15を有し、両チエン
15の間に板体16がスラツトコンベヤのように
掛渡してあつて、この板体16が前記蓋をなす。
してがつて板体16には多数の小孔を穿つておく
ことも好適である。そしてこの押えコンベヤ14
も、ガイド(図示しない)によつて案内されるよ
うになつており、しかも無端コンベヤ3と同様に
機枠11に支持されて、機枠11の上昇により押
えコンベヤ14も上昇するようになつている。
6は揚重機であつて、立設されたスクリユーシ
ヤフト6aと、これに噛合うギヤを内蔵してギヤ
ボツクス6bと、ギヤを回転させる回転軸6cと
からなり、ギヤボツクス6bが機枠11に固定し
てあつて回転軸6cの回転により機枠11が昇降
するように構成してある。17が回転軸6cを回
転させるモータであり、これは機枠11に設置さ
れた蓋18上に設置してある。また蓋18上に
は、無端コンベヤ3と押えコンベヤ14とを駆動
するモータ19も設置されている。
ヤフト6aと、これに噛合うギヤを内蔵してギヤ
ボツクス6bと、ギヤを回転させる回転軸6cと
からなり、ギヤボツクス6bが機枠11に固定し
てあつて回転軸6cの回転により機枠11が昇降
するように構成してある。17が回転軸6cを回
転させるモータであり、これは機枠11に設置さ
れた蓋18上に設置してある。また蓋18上に
は、無端コンベヤ3と押えコンベヤ14とを駆動
するモータ19も設置されている。
無端コンベヤ3の往路3aと復路3bとの間に
は、油2中に熱交換器5が設置される。熱交換器
5はここでは入口1aから出口1bの間に4基設
けてあつて、無端コンベヤ3のガイドに取付けて
あり、もつて無端コンベヤ3と一体に昇降可能に
なつている。熱交換器5の数は適宜増減すること
ができる。熱交換器5は、特に第2図および第3
図に示すように、板5aと管5bと各板5aを連
結するロツド(図示しない)からなり、板5aの
上端が入口1a側に向くように板5a全体が傾斜
して設置される。各板5aの管5bは、隣接する
板5aの相互の管5bの間を連結してもよく、ま
た各板5aの管5bを図示してい基管に並列に連
結してもよい。そして各管5b内に熱蒸気を通す
ことにより、油2と熱交換する。
は、油2中に熱交換器5が設置される。熱交換器
5はここでは入口1aから出口1bの間に4基設
けてあつて、無端コンベヤ3のガイドに取付けて
あり、もつて無端コンベヤ3と一体に昇降可能に
なつている。熱交換器5の数は適宜増減すること
ができる。熱交換器5は、特に第2図および第3
図に示すように、板5aと管5bと各板5aを連
結するロツド(図示しない)からなり、板5aの
上端が入口1a側に向くように板5a全体が傾斜
して設置される。各板5aの管5bは、隣接する
板5aの相互の管5bの間を連結してもよく、ま
た各板5aの管5bを図示してい基管に並列に連
結してもよい。そして各管5b内に熱蒸気を通す
ことにより、油2と熱交換する。
第4図にはボイラ20と各熱交換器5との関係
が示される。即ち、ボイラ20に連結された主管
21に調整弁22を備えた枝管23が連結してあ
り、各枝管23が熱交換器5に連結してある。枝
管23は熱交換器5の前記基管に連結してあつ
て、その基管には、前記各板5aの管5bが並列
または直列に接続してある。そして各熱交換器5
にはドレン管24が備えてあつて、これは排水管
またはボイラ20に返流される返流管に連結して
ある。ボイラ20は、食品4の他の加工工程にお
いて熱蒸気を用いる場合には、その工程のための
熱蒸気発生源としても兼用することができる。
が示される。即ち、ボイラ20に連結された主管
21に調整弁22を備えた枝管23が連結してあ
り、各枝管23が熱交換器5に連結してある。枝
管23は熱交換器5の前記基管に連結してあつ
て、その基管には、前記各板5aの管5bが並列
または直列に接続してある。そして各熱交換器5
にはドレン管24が備えてあつて、これは排水管
またはボイラ20に返流される返流管に連結して
ある。ボイラ20は、食品4の他の加工工程にお
いて熱蒸気を用いる場合には、その工程のための
熱蒸気発生源としても兼用することができる。
次にこの実施例の作用を説明する。
無端コンベヤ3は往路3aが上面となつて第1
図右方へ移動する。そして受入部12において容
器10に食品4を供給して、そのまま食品4を入
口1aからフライパン1内に導入する。そしてフ
ライパン2内の油2中を通過中に油揚げされて、
出口1bから排出部13に至り、無端コンベヤ3
の反転時に、油揚げされた食品4が容器10から
排出されて次工程に供給される。そして、油2中
を通過中には、容器10の上面は押えコンベヤ1
4の板体16により覆われるため、食品4が浮上
して容器10から離脱することが防止される。板
体16は容器10と同期して移動される。
図右方へ移動する。そして受入部12において容
器10に食品4を供給して、そのまま食品4を入
口1aからフライパン1内に導入する。そしてフ
ライパン2内の油2中を通過中に油揚げされて、
出口1bから排出部13に至り、無端コンベヤ3
の反転時に、油揚げされた食品4が容器10から
排出されて次工程に供給される。そして、油2中
を通過中には、容器10の上面は押えコンベヤ1
4の板体16により覆われるため、食品4が浮上
して容器10から離脱することが防止される。板
体16は容器10と同期して移動される。
油2は熱交換器5によつて熱交換され加熱され
る。すなわちボイラ20により生じた熱蒸気が、
その圧力により主管21、枝管23を介して熱交
換器5に導入され、その管5bを通過時に熱交換
されて油2が加熱される。そして板5aは上部が
フライパン1の入口1a側に向くように傾斜して
おり、第3図に示すように無端コンベヤ3の往路
3aが図の右側へ向けて、また復路3bが図の左
側へ向けて移動するため、該コンベヤ3特にその
容器10によつて、油2に矢印A,B方向の流れ
が生じるから、管5b表面における前記熱交換は
効果的になされる。また油2は、食品4の油揚げ
時に食品4から蒸発する水分によつて容器10周
辺において乱流が生じるため、その乱流によつて
管5b周辺の油2にも別の流れが生じて前記熱交
換率をさらに上昇させる。特にこの実施例の場合
は、油揚げに用いる往路3aの直下に熱交換器5
が配設されているため、熱源が最適の位置に配さ
れることになつて好適である。
る。すなわちボイラ20により生じた熱蒸気が、
その圧力により主管21、枝管23を介して熱交
換器5に導入され、その管5bを通過時に熱交換
されて油2が加熱される。そして板5aは上部が
フライパン1の入口1a側に向くように傾斜して
おり、第3図に示すように無端コンベヤ3の往路
3aが図の右側へ向けて、また復路3bが図の左
側へ向けて移動するため、該コンベヤ3特にその
容器10によつて、油2に矢印A,B方向の流れ
が生じるから、管5b表面における前記熱交換は
効果的になされる。また油2は、食品4の油揚げ
時に食品4から蒸発する水分によつて容器10周
辺において乱流が生じるため、その乱流によつて
管5b周辺の油2にも別の流れが生じて前記熱交
換率をさらに上昇させる。特にこの実施例の場合
は、油揚げに用いる往路3aの直下に熱交換器5
が配設されているため、熱源が最適の位置に配さ
れることになつて好適である。
そして、往路3aの容器10から食品4の破片
が落下すると、その破片は板5a間を落下してフ
ライパン1の底部7c上面に沈下する。しかしな
がら、この実施例では熱源としての熱交換器5が
底部7cより上方にあるから、沈下した破片が炭
化されるようなことはない。また、食品4の種類
その他の条件に応じてフライパン1内の油2の温
度分布を調整するときは、各熱交換器5に連結し
た枝管23の調整弁22を開閉調節すればよい。
フライパン1全体の油温を調整するときは調整弁
22全部を開閉すればよいし、また、各調整弁2
2を個別に調節してフライパン1の入口1aに近
い部分、中央部分、出口1bに近い部分と、夫々
温度分布を調整することもできる。
が落下すると、その破片は板5a間を落下してフ
ライパン1の底部7c上面に沈下する。しかしな
がら、この実施例では熱源としての熱交換器5が
底部7cより上方にあるから、沈下した破片が炭
化されるようなことはない。また、食品4の種類
その他の条件に応じてフライパン1内の油2の温
度分布を調整するときは、各熱交換器5に連結し
た枝管23の調整弁22を開閉調節すればよい。
フライパン1全体の油温を調整するときは調整弁
22全部を開閉すればよいし、また、各調整弁2
2を個別に調節してフライパン1の入口1aに近
い部分、中央部分、出口1bに近い部分と、夫々
温度分布を調整することもできる。
さらに、フライパン1内を掃除するときは、モ
ータ17を回転させることにより揚重機6を作動
させる。すなわち、回転軸6aの回転により、ギ
ヤボツクス6b内のギヤを回転させると、ギヤボ
ツクス6bがスクリユーシヤフト6aに沿つて上
昇して機枠11を引き上げる。これに伴つて機枠
11に支持された蓋18と、無端コンベヤ3と押
えコンベヤ14と、無端コンベヤ3のガイドに支
持された熱交換器5とが一体に上昇するから、フ
ライパン1の上面は開放され、且つその内部には
油2だけが残ることになる。したがつて、油2の
交換と底部7c上面に沈下した食品4の破片等の
掃除が容易になし得る。前記熱交換器5の上昇時
には、ボイラ20との間の主管21または枝管2
3を継手により中途から取外せるようにしておけ
ば好適である。そして掃除が終了したときにはモ
ータ17を逆回転させて、機枠11を元位置に降
下させればよい。そして前後してフライパン1内
に給油し、熱交換器5とボイラ20とを接続すれ
ばよい。一旦給油された油2は、排出されるまで
はフライパン1外に流出されることはない。
ータ17を回転させることにより揚重機6を作動
させる。すなわち、回転軸6aの回転により、ギ
ヤボツクス6b内のギヤを回転させると、ギヤボ
ツクス6bがスクリユーシヤフト6aに沿つて上
昇して機枠11を引き上げる。これに伴つて機枠
11に支持された蓋18と、無端コンベヤ3と押
えコンベヤ14と、無端コンベヤ3のガイドに支
持された熱交換器5とが一体に上昇するから、フ
ライパン1の上面は開放され、且つその内部には
油2だけが残ることになる。したがつて、油2の
交換と底部7c上面に沈下した食品4の破片等の
掃除が容易になし得る。前記熱交換器5の上昇時
には、ボイラ20との間の主管21または枝管2
3を継手により中途から取外せるようにしておけ
ば好適である。そして掃除が終了したときにはモ
ータ17を逆回転させて、機枠11を元位置に降
下させればよい。そして前後してフライパン1内
に給油し、熱交換器5とボイラ20とを接続すれ
ばよい。一旦給油された油2は、排出されるまで
はフライパン1外に流出されることはない。
以上から明らかなように、この発明によれば、
油揚げ装置に用いる油の熱源として油中に熱交換
器を設置したため、フライパンの底部を加熱する
形式を採用することがないから、底部を劣化させ
ることもなく、また底部に沈下した食品の破片を
炭化させることがない。したがつて、炭化した破
片が食品に付着して、食品の商品価値を減退させ
ることがない。また、油をフライパン外に循環さ
せることもないから、循環のためのポンプやその
駆動源のモータを用いず、したがつてポンプによ
る油のせん断やキヤビテーシヨンの発生がないた
め、これによる油の劣化は生じない。さらに、熱
交換器を無端コンベヤ等とともに揚重機により昇
降可能にしたから、フライパン内の掃除や点検修
理に好適である効果もある。
油揚げ装置に用いる油の熱源として油中に熱交換
器を設置したため、フライパンの底部を加熱する
形式を採用することがないから、底部を劣化させ
ることもなく、また底部に沈下した食品の破片を
炭化させることがない。したがつて、炭化した破
片が食品に付着して、食品の商品価値を減退させ
ることがない。また、油をフライパン外に循環さ
せることもないから、循環のためのポンプやその
駆動源のモータを用いず、したがつてポンプによ
る油のせん断やキヤビテーシヨンの発生がないた
め、これによる油の劣化は生じない。さらに、熱
交換器を無端コンベヤ等とともに揚重機により昇
降可能にしたから、フライパン内の掃除や点検修
理に好適である効果もある。
第1図はこの発明の一実施例を示す説明図、第
2図は、熱交換器の一部を示す正面図、第3図は
無端コンベヤと熱交換器の関係を示す断面図、第
4図は熱交換器とボイラとの間の回路図である。 なお図中1はフライパン、2は油、3は無端コ
ンベヤ、3aはその往路、3bはその復路、4は
食品、5は熱交換器、5aはその板、5bはその
管、6は揚重機、7a,7b,7cはフライパン
の底部、8はチエン、9は枠、10は容器、11
は機枠、14は押えコンベヤ、15はチエン、1
6は板体、20はボイラである。
2図は、熱交換器の一部を示す正面図、第3図は
無端コンベヤと熱交換器の関係を示す断面図、第
4図は熱交換器とボイラとの間の回路図である。 なお図中1はフライパン、2は油、3は無端コ
ンベヤ、3aはその往路、3bはその復路、4は
食品、5は熱交換器、5aはその板、5bはその
管、6は揚重機、7a,7b,7cはフライパン
の底部、8はチエン、9は枠、10は容器、11
は機枠、14は押えコンベヤ、15はチエン、1
6は板体、20はボイラである。
Claims (1)
- 1 フライパン内の油中に無端コンベヤを通て、
該コンベヤによる移送中に食品を油揚げする装置
において、無端コンベヤを、ジヤツキ等の揚重機
によりフライパンから離隔可能に設置するととも
に、該無端コンベヤのガイド等に熱交換器を固定
することにより油中に熱交換器を設置して、その
熱交換により油を加熱するようにしたことを特徴
とする熱交換器を内蔵した油揚げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14162284A JPS6041925A (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | 熱交換器を内蔵した油揚げ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14162284A JPS6041925A (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | 熱交換器を内蔵した油揚げ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6041925A JPS6041925A (ja) | 1985-03-05 |
JPS626442B2 true JPS626442B2 (ja) | 1987-02-10 |
Family
ID=15296321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14162284A Granted JPS6041925A (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | 熱交換器を内蔵した油揚げ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6041925A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12070875B2 (en) | 2019-05-17 | 2024-08-27 | Wolfspeed, Inc. | Silicon carbide wafers with relaxed positive bow and related methods |
-
1984
- 1984-07-09 JP JP14162284A patent/JPS6041925A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12070875B2 (en) | 2019-05-17 | 2024-08-27 | Wolfspeed, Inc. | Silicon carbide wafers with relaxed positive bow and related methods |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6041925A (ja) | 1985-03-05 |
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