JPS6264404A - Ｈ形鋼の連続圧延機列 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、Ｈ形鋼の熱間圧延の中間および仕上圧延機列
に関するものである。

仲）従来技術 従来のＨ形鋼のユニバーサル圧延機群は、通常、ユニバ
ーサル圧延機と２重式のエツジヤ圧延機とからなってい
る。測圧延機は共に駆動されているため、互いのロール
軸心間距離は４７７１以上もあり、材料の誘導の点から
ユニバーサル圧延機と２重式エツジヤ圧延機との間に中
間ガイドを設置している。しかし、ロール軸心間距離が
４ｍ以上もあると材料の左右曲がり、捩れ等が発生し、
エツジヤ圧延機のロール孔型に正確に材料を誘導するこ
とが困難であり、エツジヤ圧延機で左右非対称な孔型圧
延となり、ウェブの中心偏りを助長する結果となってい
る。

そこで、このエツジヤ圧延機を非駆動にすると、エツジ
ヤ・スタンドは非常にコンパクトになり、ユニバーサル
・スタンドに接するように設置することができ、互−・
のロール軸心間距離は、２ｍ近くになり、中間ガイドは
不要となる。このため材料の誘導はユニバーサル圧延機
出側ウェブ・ガイドと、エツジヤ圧延機入側ガイドとだ
けですむ。さらに、材料の左右曲がり、捩れ等の発生を
も防止することかでき、圧延設備費用も低減することが
できる。

０う　発明が解決しようとする問題点 本発明が解決しようとする問題点は、Ｈ形鋼の圧延機列
において、設備を小型簡略化し、設備費を低減するとと
もに、材料の左右曲がり、捩れ等の発生を防止すること
にある。

に）問題点を解決するための手段 本発明のＨ形鋼の連続圧延機列は、Ｈ形鋼の熱間圧延ラ
インにおいて、２台の駆動ユニバーサル圧延機の中間に
互いに近接させて非駆動２重式エツジヤ圧延機を配置し
、圧延材を往復複数回パスで圧延することによって、上
記問題点を解決している。

本発明のＨ形鋼の連続圧延機列は、さらに、Ｈ形鋼の熱
間圧延ラインにおいて、駆動ユニバーサル圧延機と非駆
動２重式エツジヤ圧延機とを交互に複数組配置し、圧延
材を１回のパスで圧延することによっても、上記問題点
を解決している。

（ホ）実施例 第１図は本発明の最小単位連続圧延機列ＩＱｍ乞示す平
面図である。この最小単位連続圧延機列１０ｍは、２台
の駆動ユニバーサル圧延機ＩＵと３Ｕとの中間に非駆動
の２重式エツジヤ圧延機２Ｅを配置した構成になってい
る。

材料は往復複数回パスで圧延されろ。

ここで、ユニバーサル圧延機ｌＵとは、第３図に示すよ
うに、１対の水平ロール１１．１２と垂直ロール２１．
２２とからできている。これらのロール１１，１２，２
１，２２によってＨ形の孔型が形成される。また、２重
式エツジヤ圧延機２Ｅとは、１対の水平エツジヤ・ロー
／ｌ／３１．３２からできていて、Ｈ形の孔型を形成ｊ
ろ。この孔型により、材料フランジのエツジ部を整形す
る。

第２図は本発明の別の連続圧延機列ｌＯを示す平面図で
ある。この連続圧延機列１０においては、駆動のユニバ
ーサル圧延ｉ１Ｕ、３Ｕ、５Ｕ、・・・・・・と非駆動
の２重式エツジヤ、圧延機２ｇ、４Ｅ、６Ｅ。

・・・・・・・・とが交互に配置された構成になってい
る。

この連続圧延機列１０では、材料は１回のパスで圧延さ
れる。

（へ）作用 本発明の連続圧延機列の作用について第５図から第７図
までを参照して説明する。

第５図に示すように、材料は加熱炉４０において１２０
０℃以上の所定温度に加熱された後、２重式の可逆分塊
圧延機５０でビーム・ブランクまで造形される。分塊圧
延機５０の孔型を第６図に示す。この材料を本発明の連
続圧延機列１０に送り、１パスでＨ形鋼に圧延する。

連通圧延機列１０の第１スタンドのユニバーサル圧延機
ＩＵに材料が噛み込まれ、その圧延機の推進力で材料を
第２スタンドの２重式エツジヤ圧延機２Ｅへ押し込み圧
延する。さらに３Ｕ、４Ｅと順次進ませ、材料がＩＵを
抜けろと、材料は駆動３Ｕ、５Ｕ、・・・・・・・・に
よって２Ｅスタンドから引き抜かれ、圧延が続行される
。

ＩＵ−２Ｅ、３Ｕ−４Ｅ、・・・・・・・・の各ユニバ
ーサル圧延機と下流のエフジャ圧延機とは互いに接近し
ており、ロール軸心間距離も２ｍ近（であり、全体の連
続圧延機長は１５ｍ以下となる。さらに、中間ガイドが
不要になり製品のウェブ中心偏りも大幅に向上する。

一方、レバース圧延の場合は、第７図に示すように、最
小単位連続圧延機列ｉｏｎが中間圧延をこの連続圧延機
で行い、仕上圧延はその下流側に１スタンドのユニバー
サル仕上圧延機６０によって行う。

（ト）具体的実施例 Ｈ５００ｘ　２００　ｘ　１０Ａ６の製造例について本
発明の具体的実施例乞説明する。

■　連続圧延機列１パス圧延 第５図に示すように、分塊圧延機５０と９台の圧延機か
らなる連続圧延機列１０によって、形鋼工場において、
ＣＣスラブ厚み３００×幅６７０＋＋＋ｍよりＨ５００
Ｘ　２００に圧延する。素材を加熱炉４０で１２５０℃
に加熱後、分塊圧延機５０でウェブ厚４０　ｔｒｒｍ　
Ｘフランジ厚６５咽のビーム・ブランク（第８図）を第
１表のパス・スケジー−ルで造形する。

このときの分塊圧延機５ｏのロール孔型を第６図に示す
Ｏ 次に、このビーム・ブランク？本発明の連続圧延機列１
０へ送り、ｌパ、’、テＨ５００Ｘ　２００　Ｘ　１°
蚤０ニ圧延した。このときのパス・スケジュールヲ第２
表に示す。エツジヤ・スタンドでの減面率は、各前段の
ユニバーサル圧延機での減面率にくらべてはるかに小さ
い。また、エツジヤ・ロールはフランジ先端圧下時の座
屈を防止するために、第４図に示すような材料に応じた
孔型としているため、押し込み圧延はきわめて安定した
状態で行われろ。

第　　　１　　　表 （■；９０°ターン） 第２表 ■　連続圧延機列でのタンデム・レバース圧延第７図に
示すように、分塊圧延機５０とＵ−Ｅ−Ｕからなる本発
明の最小単位連続圧延機列１０ｍおよび仕上げユニバー
サル圧延機６０からなるミル・レイアウトによって圧延
を行う。

分塊圧延機５０でのロール孔型パス・スケジュールは、
前述の■と同じである。分塊圧延機５０で造形されたビ
ーム・ブランクは、Ｕ−Ｅ−Ｕの連続圧延機列１０７７
！で３パスのレバース圧延後、ユニバーサル仕上圧延機
６０へ送られ、ｌパスでＨ５００Ｘ　２００　Ｘ　１０
／１６に圧延された。第３表に連続圧延機列ｔｏｎのパ
ス・スケジー−ルを示す。

第　　　３　　　表 （ト）効果 本発明によれば、エツジヤ圧延機を非４駆動化しても、
圧延パス・スケジュールの制約はなく、シかも設備費の
低減乞達成でき、ガイドが不要となり、ウェブ中心偏り
も防止できろ。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の最小単位連続圧延機列の平面図。第２
図は本発明の別の連続圧延機列の平面図。 第３図は駆動ユニバーサル圧延機の部分正面図。 第４図は非駆動２重式エツジヤ圧延機の部分正面図。第
５図は本発明の連続圧延機列の実施例を示す平面図。第
６図は分塊圧延機のロール孔型を示す正面図。第７図は
本発明の連続圧延機列の別の実施例を示す平面図。第８
図はＨ形鋼用ビーム・ブランクの横断面図。 ＩＵ’、３Ｕ、５Ｕ、・・・・・・　：駆動ユニバーサ
ル圧延機 ２Ｅ、４Ｅ、６Ｅ、・・・・・・　：非駆動２重式エツ
ジヤ圧延機 ｌＯ二二連土圧延機 列０ｍ：最小単位連続圧延機列 １１．１２：水平ワーク・ロール ２１．２２：垂直ワーク・ロール ３１．３２：エノジャ・ロール ５０：分塊圧延機 ６０：ユニバーサル仕上圧延機 特許出願人　住友金属工業株式会社 （外５名）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）Ｈ形鋼の熱間圧延ラインにおいて、２台の駆動ユ
   ニバーサル圧延機の中間に互いに近接させて非駆動２重
   式エッジャ圧延機を配置し、圧延材を往復複数回パスで
   圧延することを特徴としたＨ形鋼の連続圧延機列。
2. （２）Ｈ形鋼の熱間圧延ラインにおいて、駆動ユニバー
   サル圧延機と非駆動２重式エッジャ圧延機とを交互に複
   数組配置し、圧延材を１回のパスで圧延することを特徴
   としたＨ形鋼の連続圧延機列。