JPS626327B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS626327B2 JPS626327B2 JP57048609A JP4860982A JPS626327B2 JP S626327 B2 JPS626327 B2 JP S626327B2 JP 57048609 A JP57048609 A JP 57048609A JP 4860982 A JP4860982 A JP 4860982A JP S626327 B2 JPS626327 B2 JP S626327B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- voltage divider
- resistance element
- shield
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 2
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
- Details Of Resistors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、高電圧用として使用される分圧抵
抗器に関する。
抗器に関する。
機器の小形化を図るために、絶縁ガスが充填さ
れた接地タンク内に抵抗素子を収納した高電圧用
の抵抗分圧器において、抵抗素子の対地静電容量
の増大に基づく周波数特性、電圧分担特性の悪化
を補償するため、抵抗素子の一端に接続されたシ
ールド電極を設けることは、特開昭55−75654号
において公知である。
れた接地タンク内に抵抗素子を収納した高電圧用
の抵抗分圧器において、抵抗素子の対地静電容量
の増大に基づく周波数特性、電圧分担特性の悪化
を補償するため、抵抗素子の一端に接続されたシ
ールド電極を設けることは、特開昭55−75654号
において公知である。
上記抵抗分圧器の構成を示したのが第1図であ
る。図において、1はSF6ガス等が充填され接地
されたタンク、2は絶縁スペーサ、3は絶縁スペ
ーサ2に支持された母線導体、4は母線導体3と
接続された高圧側の電極、5はタンク1と接続さ
れた低圧側の電極、6は両電極4,5間に配置さ
れた中空状の絶縁支持体、7は絶縁支持体6内に
配置され一端が電極4と接続された直列抵抗素
子、8は絶縁支持体6に配置された分圧抵抗素子
で、一端が電極5と接続され他端が直列抵抗素子
7の他端と接続されている。9,10はそれぞれ
一端が電極4を介して直列抵抗素子7の一端と接
続されたシールド電極で、直列抵抗素子7と対向
するように構成されている。11は分圧抵抗素子
5の他端と接続された取出リードで、端子12を
介してタンク1の外部へ導出されている。なお、
取出リード11に増巾器(図示せず)等を接続し
て、分圧抵抗素子5の分圧器出力を観測すること
ができる。
る。図において、1はSF6ガス等が充填され接地
されたタンク、2は絶縁スペーサ、3は絶縁スペ
ーサ2に支持された母線導体、4は母線導体3と
接続された高圧側の電極、5はタンク1と接続さ
れた低圧側の電極、6は両電極4,5間に配置さ
れた中空状の絶縁支持体、7は絶縁支持体6内に
配置され一端が電極4と接続された直列抵抗素
子、8は絶縁支持体6に配置された分圧抵抗素子
で、一端が電極5と接続され他端が直列抵抗素子
7の他端と接続されている。9,10はそれぞれ
一端が電極4を介して直列抵抗素子7の一端と接
続されたシールド電極で、直列抵抗素子7と対向
するように構成されている。11は分圧抵抗素子
5の他端と接続された取出リードで、端子12を
介してタンク1の外部へ導出されている。なお、
取出リード11に増巾器(図示せず)等を接続し
て、分圧抵抗素子5の分圧器出力を観測すること
ができる。
上記構成の抵抗分圧器を製作するにあたつて
は、シールド電極の形状は主として、直列抵抗素
子の各部における対地静電容量を補償するように
定めなければならない。そのために、設計にあた
つては、通常、比例縮尺モデルを使つた電解槽に
よる静電容量測定結果等が利用される。しかし、
抵抗素子は、通常、多数の抵抗体の直列接続によ
つて構成され、その内部にも漂遊静電容量が分散
的に存在し、又、完全な縮尺でモデルを作ること
は非常に困難なこと、さらに、各抵抗体や導体部
には漂遊インダクタンスが存在するので、これら
の影響で分圧の周波数特性が変化する。このた
め、良好な特性を得るには現物での最終調整が必
要となる。
は、シールド電極の形状は主として、直列抵抗素
子の各部における対地静電容量を補償するように
定めなければならない。そのために、設計にあた
つては、通常、比例縮尺モデルを使つた電解槽に
よる静電容量測定結果等が利用される。しかし、
抵抗素子は、通常、多数の抵抗体の直列接続によ
つて構成され、その内部にも漂遊静電容量が分散
的に存在し、又、完全な縮尺でモデルを作ること
は非常に困難なこと、さらに、各抵抗体や導体部
には漂遊インダクタンスが存在するので、これら
の影響で分圧の周波数特性が変化する。このた
め、良好な特性を得るには現物での最終調整が必
要となる。
第1図において、周波数特性を調整する場合に
は、シールド電極4,5を全体として長さを調整
したり、直列抵抗素子7との傾きを変化させた
り、シールド電極4,5の個数を変化させるなど
が行われていた。しかし、このような調整では、
広い範囲の周波数に対して良好な分圧特性を得る
ことが非常に困難で、これを追求するには多種類
の形状のシールド電極を準備する必要があるの
で、調整作業が面倒であつた。
は、シールド電極4,5を全体として長さを調整
したり、直列抵抗素子7との傾きを変化させた
り、シールド電極4,5の個数を変化させるなど
が行われていた。しかし、このような調整では、
広い範囲の周波数に対して良好な分圧特性を得る
ことが非常に困難で、これを追求するには多種類
の形状のシールド電極を準備する必要があるの
で、調整作業が面倒であつた。
この発明は上記に鑑みてなされたもので、第1
の電極の長さを第2の電極より長くすることによ
つて、広い範囲の周波数に対して良好な分圧特性
を得ることができる分圧抵抗器を提供する。
の電極の長さを第2の電極より長くすることによ
つて、広い範囲の周波数に対して良好な分圧特性
を得ることができる分圧抵抗器を提供する。
以下、図について説明する。第2図において、
1〜8,11,12は従来と同様である。13,
14は第1及び第2のシールド電極で、一端が電
極4と接続され他端は第3図〜第5図に示すよう
に長さの調整が可能なように構成されている。す
なわち、15は所定の長さを有する円柱状の第1
の固定電極片、16は第1の電極片15より短か
い円柱状の第2の固定電極片、17はねじ穴17
aとねじ部17bとを有する調整電極片、18は
調整電極片17のねじ部17bと螺合可能な先端
電極片で、それぞれの端部は第5図に示すように
曲面加工して電界集中を防止している。なお、第
1のシールド電極13は第1の固定電極15、調
整電極片17及び先端電極片18で所定の長さに
調整される。そして、第2のシールド電極14は
第2の固定電極16、調整電極片17及び先端電
極片18で所定の長さに調整される。
1〜8,11,12は従来と同様である。13,
14は第1及び第2のシールド電極で、一端が電
極4と接続され他端は第3図〜第5図に示すよう
に長さの調整が可能なように構成されている。す
なわち、15は所定の長さを有する円柱状の第1
の固定電極片、16は第1の電極片15より短か
い円柱状の第2の固定電極片、17はねじ穴17
aとねじ部17bとを有する調整電極片、18は
調整電極片17のねじ部17bと螺合可能な先端
電極片で、それぞれの端部は第5図に示すように
曲面加工して電界集中を防止している。なお、第
1のシールド電極13は第1の固定電極15、調
整電極片17及び先端電極片18で所定の長さに
調整される。そして、第2のシールド電極14は
第2の固定電極16、調整電極片17及び先端電
極片18で所定の長さに調整される。
ところで、抵抗分圧器の分圧比の周波数特性に
おける電極シールドの効果をみると、電極シール
ドの長さを長くすると、シールド電極の先端部に
対応した直列抵抗素子と電圧印加端との間の静電
容量が増加するので、その抵抗素子部の電位が引
き上げられ、それに応じて出力電圧も上昇する。
逆に、電極シールドの長さを短かくした場合には
出力電圧が下がる。
おける電極シールドの効果をみると、電極シール
ドの長さを長くすると、シールド電極の先端部に
対応した直列抵抗素子と電圧印加端との間の静電
容量が増加するので、その抵抗素子部の電位が引
き上げられ、それに応じて出力電圧も上昇する。
逆に、電極シールドの長さを短かくした場合には
出力電圧が下がる。
ところで、発明者の試験結果によると、各シー
ルド電極13,14の長さを調整したときの効果
は、第1のシールド電極13では第6図に示すよ
うに、1KHz程度を超える範囲で変化を大きく、
第2のシールド電極14では第7図に示すように
2KHz程度以下の範囲でよく変化することが判明
した。なお、第6図及び第7図とも曲線a,b,
cの順に各シールド電極13,14の長さを長く
したときの特性を示す。
ルド電極13,14の長さを調整したときの効果
は、第1のシールド電極13では第6図に示すよ
うに、1KHz程度を超える範囲で変化を大きく、
第2のシールド電極14では第7図に示すように
2KHz程度以下の範囲でよく変化することが判明
した。なお、第6図及び第7図とも曲線a,b,
cの順に各シールド電極13,14の長さを長く
したときの特性を示す。
上記実施例において、分圧抵抗素子5は絶縁支
持体6内に配置したものについて説明したが、タ
ンク1の外部においても同様の効果が期待でき
る。
持体6内に配置したものについて説明したが、タ
ンク1の外部においても同様の効果が期待でき
る。
この発明によると、第1のシールド電極は第2
のシールド電極より所定の長さ長くしたので、各
シールド電極の長さに対応して広い範囲の周波数
に対して、良好な分圧特性を得ることができる。
のシールド電極より所定の長さ長くしたので、各
シールド電極の長さに対応して広い範囲の周波数
に対して、良好な分圧特性を得ることができる。
第1図は従来の分圧抵抗器を示す構成図、第2
図はこの発明の一実施例を示す構成図、第3図は
第2図の要部を示す構成図、第4図は第3図の調
整電極片を示す正面図、第5図は第3図のA部を
示す部分図、第6図及び第7図は第1及び第2の
シールド電極の周波数と分圧比出力を示す説明図
である。図において、1はタンク、7は直列抵抗
素子、8は分圧抵抗素子、13は第1のシールド
電極、14は第2のシールド電極である。 なお各図中同一符号は同一又は相当部分を示
す。
図はこの発明の一実施例を示す構成図、第3図は
第2図の要部を示す構成図、第4図は第3図の調
整電極片を示す正面図、第5図は第3図のA部を
示す部分図、第6図及び第7図は第1及び第2の
シールド電極の周波数と分圧比出力を示す説明図
である。図において、1はタンク、7は直列抵抗
素子、8は分圧抵抗素子、13は第1のシールド
電極、14は第2のシールド電極である。 なお各図中同一符号は同一又は相当部分を示
す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 接地されたタンク内に第1の抵抗素子を配置
し、上記第1の抵抗素子の一端に接続され上記第
1の抵抗素子と対向するように第1及び第2のシ
ールド電極を配置し、上記第1の抵抗素子の他端
と大地との間に第2の抵抗素子を接続したものに
おいて、上記第1の電極は上記第2の電極より所
定の長さ長くしたことを特徴とする抵抗分圧器。 2 第1の電極及び第2の電極はそれぞれ独立し
て長さの調整が可能であることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の抵抗分圧器。 3 第1の電極及び第2の電極はそれぞれ円柱形
状であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の抵抗分圧器。 4 第1の電極及び第2の電極は所定の長さの円
柱の一端にねじ穴を他端にねじ部を有する電極片
で長さの調整が可能にしたことを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の抵抗分圧器。 5 第2の抵抗素子はタンクの外部に配置されて
いることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第
4項のいずれかに記載の抵抗分圧器。 6 タンクはSF6ガスが充填されていることを特
徴とする特許請求の範囲第1項〜第5項のいずれ
かに記載の抵抗分圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57048609A JPS58165304A (ja) | 1982-03-26 | 1982-03-26 | 抵抗分圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57048609A JPS58165304A (ja) | 1982-03-26 | 1982-03-26 | 抵抗分圧器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58165304A JPS58165304A (ja) | 1983-09-30 |
JPS626327B2 true JPS626327B2 (ja) | 1987-02-10 |
Family
ID=12808144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57048609A Granted JPS58165304A (ja) | 1982-03-26 | 1982-03-26 | 抵抗分圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58165304A (ja) |
-
1982
- 1982-03-26 JP JP57048609A patent/JPS58165304A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58165304A (ja) | 1983-09-30 |
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