JPS6263065A - ビトリフアイド砥石用結合剤および超仕上げ砥石 - Google Patents
ビトリフアイド砥石用結合剤および超仕上げ砥石Info
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- JPS6263065A JPS6263065A JP60201192A JP20119285A JPS6263065A JP S6263065 A JPS6263065 A JP S6263065A JP 60201192 A JP60201192 A JP 60201192A JP 20119285 A JP20119285 A JP 20119285A JP S6263065 A JPS6263065 A JP S6263065A
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- binder
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- vitrified
- grains
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明はビトリファイド砥石用結合剤およびこの結合
剤を用いた超仕上げ砥石に関するものである。
剤を用いた超仕上げ砥石に関するものである。
立方晶窒化硼素(以下これをCBNと略記する)は炭化
珪素質または酸化アルミニウム質低粒の約2倍の硬さを
もち、強靭で砕かれに<<、研削加工の際鋼材用に広く
利用されようとしていることはよく知られている。一方
、定圧切込みによる超仕上げ加工の分野では、金属表面
の最終仕上げ用として硬くて強靭なCBN砥粒を使用す
ると、砥粒が貫入性に優れてこわれにくいことから仕上
げ面は粗くなり、またこのような欠点を改善しようとし
て細粒度砥石の選択仕様とすれば切削性が悪くなり、さ
らにこの欠点を改善しようとして細粒度、軟結合度のも
のとすれば砥石摩耗量は増加し、研削比、経済性は著し
く低下してしまう。
珪素質または酸化アルミニウム質低粒の約2倍の硬さを
もち、強靭で砕かれに<<、研削加工の際鋼材用に広く
利用されようとしていることはよく知られている。一方
、定圧切込みによる超仕上げ加工の分野では、金属表面
の最終仕上げ用として硬くて強靭なCBN砥粒を使用す
ると、砥粒が貫入性に優れてこわれにくいことから仕上
げ面は粗くなり、またこのような欠点を改善しようとし
て細粒度砥石の選択仕様とすれば切削性が悪くなり、さ
らにこの欠点を改善しようとして細粒度、軟結合度のも
のとすれば砥石摩耗量は増加し、研削比、経済性は著し
く低下してしまう。
したがって、これら問題点を解決するため、たとえば特
公昭57−49351号公報に記載されているように砥
粒接着力の強大なことを利用し、特開昭59−1612
69号公報に記載されているような多孔性砥石とする方
策がとられているが、砥石作用面積の小さい、たとえば
8mm以下のミニチュア軸受もしくは小径軸受軌道+’
ffiの超仕上げ加工などに対してはその効果が現われ
充分実用化されていく傾向にある。
公昭57−49351号公報に記載されているように砥
粒接着力の強大なことを利用し、特開昭59−1612
69号公報に記載されているような多孔性砥石とする方
策がとられているが、砥石作用面積の小さい、たとえば
8mm以下のミニチュア軸受もしくは小径軸受軌道+’
ffiの超仕上げ加工などに対してはその効果が現われ
充分実用化されていく傾向にある。
また、特開昭54−51090号公報においでは、溶融
アルミナ質(以下Al2O3と略記する)または炭化珪
素質(以下SiCと略記する)などの一般の砥粒の平均
粒径(こ対して30〜55%に相当する平均粒径のCB
N砥粒を一般低粒100部に対し2.5〜8,0部の少
量、すなわちCBN低位100部に対して普通砥粒を1
250〜4000部の割合で配合することが示されてい
るが、このような砥粒をビI−IJファイド結合剤で強
力に結合するためには、砥粒と結合剤との熱膨張係数が
近似しでいて、結合剤のそれが砥粒のそれを下回わるこ
とが基本的警こ重要であって、ビトリファイド結合剤の
熱膨張係数はCBS砥粒の3.5 X IF6/’C1
A夏203砥粒の(8〜9 ) x 10−6/’C1
およびSiC砥粒の(5〜6)xlO−6/i: な
どと関連して、それぞれ異なる複数の砥粒を単一種類の
結合剤で強固に結合させることは非常に困難である。そ
して一般に砥粒を結合するためのビトリファイド結合剤
には、結合剤成分中の主成分である珪酸5iO7分のガ
ラス化が容易となるように、800℃付近の比較的低温
で溶融する各種融剤、たとえば硼酸B2O3、酸化鉛p
bo、酸化リチウムLi2O,弗素F1燐酸P2O5な
どが加えられ(特公昭50−13991号、同50−1
3992号、同51−27244号、同52−3147
号、同52−9873号、同54−12928号、特開
昭54−39292号等参照)、さらに砥石焼成温度が
1000℃未満の低温焼成では、これら融剤成分の含有
匿はたとえば15〜20重量%のようにかなり高濃度の
ものとなっている。
アルミナ質(以下Al2O3と略記する)または炭化珪
素質(以下SiCと略記する)などの一般の砥粒の平均
粒径(こ対して30〜55%に相当する平均粒径のCB
N砥粒を一般低粒100部に対し2.5〜8,0部の少
量、すなわちCBN低位100部に対して普通砥粒を1
250〜4000部の割合で配合することが示されてい
るが、このような砥粒をビI−IJファイド結合剤で強
力に結合するためには、砥粒と結合剤との熱膨張係数が
近似しでいて、結合剤のそれが砥粒のそれを下回わるこ
とが基本的警こ重要であって、ビトリファイド結合剤の
熱膨張係数はCBS砥粒の3.5 X IF6/’C1
A夏203砥粒の(8〜9 ) x 10−6/’C1
およびSiC砥粒の(5〜6)xlO−6/i: な
どと関連して、それぞれ異なる複数の砥粒を単一種類の
結合剤で強固に結合させることは非常に困難である。そ
して一般に砥粒を結合するためのビトリファイド結合剤
には、結合剤成分中の主成分である珪酸5iO7分のガ
ラス化が容易となるように、800℃付近の比較的低温
で溶融する各種融剤、たとえば硼酸B2O3、酸化鉛p
bo、酸化リチウムLi2O,弗素F1燐酸P2O5な
どが加えられ(特公昭50−13991号、同50−1
3992号、同51−27244号、同52−3147
号、同52−9873号、同54−12928号、特開
昭54−39292号等参照)、さらに砥石焼成温度が
1000℃未満の低温焼成では、これら融剤成分の含有
匿はたとえば15〜20重量%のようにかなり高濃度の
ものとなっている。
さらに、CBN砥粒およびSiC砥粒はAl2O3砥粒
と異なっていずれも非酸化物であるから、酸化作用によ
りCBN砥粒砥粒00℃付近から砥粒表面に酸化硼素の
被膜が生じ、砥粒焼結性を増し、砥粒強度が低下し、一
方、SiC砥粒も1000℃付近の高温から強固な焼結
性が現われ、主成分であるSiCは急減して5i02を
生成することなどは古くからよく知られている。このよ
うな砥粒の焼結性は低粒の平均径が20μm以下になる
ほど顕著であるから、微細粒のCBN砥粒やSiC砥粒
などの酸化および焼結などを防ぐためには、結合剤中の
強力な溶励剤であるアルカリ分(”203、Na2O,
K2OもしくはLi2O等)を多量に含むことは好まし
くない。
と異なっていずれも非酸化物であるから、酸化作用によ
りCBN砥粒砥粒00℃付近から砥粒表面に酸化硼素の
被膜が生じ、砥粒焼結性を増し、砥粒強度が低下し、一
方、SiC砥粒も1000℃付近の高温から強固な焼結
性が現われ、主成分であるSiCは急減して5i02を
生成することなどは古くからよく知られている。このよ
うな砥粒の焼結性は低粒の平均径が20μm以下になる
ほど顕著であるから、微細粒のCBN砥粒やSiC砥粒
などの酸化および焼結などを防ぐためには、結合剤中の
強力な溶励剤であるアルカリ分(”203、Na2O,
K2OもしくはLi2O等)を多量に含むことは好まし
くない。
〔発明が解決しようとする問題点1
以上述べたように、特にCBN砥粒を含む異種混合砥粒
を強固な結合力で同時に結合させるうえで満足できるビ
トリファイド砥石用結合剤はなく、そのために耐摩耗性
、切削力、仕上げ面粗さ、表面性状などの仕上げ加工性
能の浸れたビトリファイド超仕上げ砥石が得られないと
いう問題点があった。
を強固な結合力で同時に結合させるうえで満足できるビ
トリファイド砥石用結合剤はなく、そのために耐摩耗性
、切削力、仕上げ面粗さ、表面性状などの仕上げ加工性
能の浸れたビトリファイド超仕上げ砥石が得られないと
いう問題点があった。
上記の問題点を解決するために、この発明は、まず第一
に、成分組成がS i02 、Al 203 、Gap
。
に、成分組成がS i02 、Al 203 、Gap
。
N a 20、K2O、FeOのほかにMgO3,5〜
6.0モル%とZn0 0.5〜2.5モル%とを含有
させたビトリファイド砥石用結合剤とする手段、および
第二に、このビトリファイド、砥石用結合剤によって、
砥石中の砥粒容積割合で5〜10%SiC砥粒またはA
l2O3砥粒を混合したCBN砥粒を結合させた超仕上
げ砥石とする手段を採用したものである。以下にその詳
細を述べる。
6.0モル%とZn0 0.5〜2.5モル%とを含有
させたビトリファイド砥石用結合剤とする手段、および
第二に、このビトリファイド、砥石用結合剤によって、
砥石中の砥粒容積割合で5〜10%SiC砥粒またはA
l2O3砥粒を混合したCBN砥粒を結合させた超仕上
げ砥石とする手段を採用したものである。以下にその詳
細を述べる。
まず、この発明においては、混合砥粒の酸化を防止し、
熱膨張係数を小さくし、溶融状態で結合剤の表面張力を
下げ、砥粒に対する濡れ性を増し強力な砥粒支持力が得
られる酸化物としてM g OおよびZnOに着目した
が、これら二つの酸化物は、通常の低温で溶融する融剤
を含まないで1000℃よりも低い温度では耐火網とし
て作用し、1000℃を越える高温では融剤として作用
する。そして、MgOが3.5〜5.Q −T: ル9
6でZnOが0.5〜2.5モル%の範囲でそれぞれ同
成分が共存したとき結合剤の熱膨張係数は低下して、焼
成による収縮は減少し、均一で強固な結合剤の微細構造
が形成される。したがって、CBS砥粒中に緑色炭化珪
素(以下これをGCと略称する)を混入したときも、G
C砥粒の支持強度を劣化させることなく2種類の混合砥
粒によって仕上げ性能と研削比の大きい浸れた砥石性能
とを具備させることが可能となる。
熱膨張係数を小さくし、溶融状態で結合剤の表面張力を
下げ、砥粒に対する濡れ性を増し強力な砥粒支持力が得
られる酸化物としてM g OおよびZnOに着目した
が、これら二つの酸化物は、通常の低温で溶融する融剤
を含まないで1000℃よりも低い温度では耐火網とし
て作用し、1000℃を越える高温では融剤として作用
する。そして、MgOが3.5〜5.Q −T: ル9
6でZnOが0.5〜2.5モル%の範囲でそれぞれ同
成分が共存したとき結合剤の熱膨張係数は低下して、焼
成による収縮は減少し、均一で強固な結合剤の微細構造
が形成される。したがって、CBS砥粒中に緑色炭化珪
素(以下これをGCと略称する)を混入したときも、G
C砥粒の支持強度を劣化させることなく2種類の混合砥
粒によって仕上げ性能と研削比の大きい浸れた砥石性能
とを具備させることが可能となる。
ここでGC砥粒の熱膨張係数にくらべてCBN砥粒のそ
れは約2/3と小さいので結合剤にZnOを適量配合し
て溶融結合剤の粘度を下げ熱膨張係数を低下させ、焼成
を終え冷却した後の砥粒の支持力を高度に発現させるも
のであり、M g Oが3.5モル%未満のときは結合
剤の融化作用が顕著でなく、6.0モル%を越える多量
では溶融時のガラス質粘度が低下し過ぎて砥粒保持力を
弱め、他方ZnOが0.5モル%未満の少量では熱膨張
係数の低下に伴う安定でしかも緻密な結合剤層の砥石構
造とする効果が少なく、逆に2.5モル%を越える多量
では耐火性が顕著になって砥粒表面への融着作用が妨げ
られて好ましくないからである。Jつぎに、このような
ビトリファイド砥石用結合剤を用いて、CBN砥粒とS
iC砥粒またはAl2O3砥粒との混合砥粒を結合させ
るときは、CBN砥粒とSiC砥粒またはAl2O3低
粒との混合割合を砥石中の砥粒容積割合で5〜10%程
度が望ましい理由は、SiC砥粒またはAl2O3砥粒
が5%未満の少量では仕上げ面粗さの改善もしくは光沢
のある鏡面仕上げの効果が期待できず、逆に10%を越
える多量では砥石損耗量を増し切削量も低下させて仕上
げ性能を悪化させて好ましくないからである。
れは約2/3と小さいので結合剤にZnOを適量配合し
て溶融結合剤の粘度を下げ熱膨張係数を低下させ、焼成
を終え冷却した後の砥粒の支持力を高度に発現させるも
のであり、M g Oが3.5モル%未満のときは結合
剤の融化作用が顕著でなく、6.0モル%を越える多量
では溶融時のガラス質粘度が低下し過ぎて砥粒保持力を
弱め、他方ZnOが0.5モル%未満の少量では熱膨張
係数の低下に伴う安定でしかも緻密な結合剤層の砥石構
造とする効果が少なく、逆に2.5モル%を越える多量
では耐火性が顕著になって砥粒表面への融着作用が妨げ
られて好ましくないからである。Jつぎに、このような
ビトリファイド砥石用結合剤を用いて、CBN砥粒とS
iC砥粒またはAl2O3砥粒との混合砥粒を結合させ
るときは、CBN砥粒とSiC砥粒またはAl2O3低
粒との混合割合を砥石中の砥粒容積割合で5〜10%程
度が望ましい理由は、SiC砥粒またはAl2O3砥粒
が5%未満の少量では仕上げ面粗さの改善もしくは光沢
のある鏡面仕上げの効果が期待できず、逆に10%を越
える多量では砥石損耗量を増し切削量も低下させて仕上
げ性能を悪化させて好ましくないからである。
ここで、混合する砥粒の粒子径は、分散をよくする上か
ら小さいほどよく、また同等の径にすることが好ましい
。CBS砥粒に比較してSiC砥粒をより小さい径のも
のとすると充填密度が上昇し、ビ) IJファイド超仕
上げ砥石固有の多孔質な砥石構造を損うことになる。ま
た逆に粗粒にしたときは、均一な砥石表面の減耗作用が
屓われて、最終仕上げ用砥石として仕上げ面粗さ、仕上
げ面性状もしくは仕上げ性能に悪影響を及ぼすことにな
る。したがって、混合する砥粒は平均粒径20μm以下
で同等の粒径のものであることが望ましい。
ら小さいほどよく、また同等の径にすることが好ましい
。CBS砥粒に比較してSiC砥粒をより小さい径のも
のとすると充填密度が上昇し、ビ) IJファイド超仕
上げ砥石固有の多孔質な砥石構造を損うことになる。ま
た逆に粗粒にしたときは、均一な砥石表面の減耗作用が
屓われて、最終仕上げ用砥石として仕上げ面粗さ、仕上
げ面性状もしくは仕上げ性能に悪影響を及ぼすことにな
る。したがって、混合する砥粒は平均粒径20μm以下
で同等の粒径のものであることが望ましい。
以上述べたCBN砥粒、SiC砥粒およびビトリファイ
ド結合剤を混合して砥石を製造する方法は、たとえば3
5重量%デキストリン水溶液のような一時的結合剤で原
料を練り合わせ、所望する砥石形状に加圧成形して乾燥
した後、窒素雰囲気下1000〜1200℃で焼成すれ
ばよい。ここで焼成温度を1000〜1200℃とする
理由は、1000℃ よりも低温では融化が不充分であ
り、ビトリファイド結合剤としての満足のいく結合力は
得られず、一方、1200℃を越える高温では結合剤の
溶融状の粘性は低下するものの、冷却後結合剤(砥石)
の微細構造は徂(なって砥石の機械的強度は弱くなり好
ましくないからである。
ド結合剤を混合して砥石を製造する方法は、たとえば3
5重量%デキストリン水溶液のような一時的結合剤で原
料を練り合わせ、所望する砥石形状に加圧成形して乾燥
した後、窒素雰囲気下1000〜1200℃で焼成すれ
ばよい。ここで焼成温度を1000〜1200℃とする
理由は、1000℃ よりも低温では融化が不充分であ
り、ビトリファイド結合剤としての満足のいく結合力は
得られず、一方、1200℃を越える高温では結合剤の
溶融状の粘性は低下するものの、冷却後結合剤(砥石)
の微細構造は徂(なって砥石の機械的強度は弱くなり好
ましくないからである。
ビトリファイド結合剤組成物として第1表に示すような
2種類(試料1および試料2)を調製した。ここで、C
BN砥泣砥粒国ゼネラル・エレクトリック社!@!:G
6で平均粒径6μm (粒径4〜8μm)であり、Si
C低粒はJIS−R6001に基づ<R2500(平均
粒径6μm)のもので第1表 ある。そして、CBN砥粒およびSiC砥粒の所定量に
対し、デキストリンの35重社%水溶液を被覆後、ビト
リファイド結合剤組成物を添加し充分混練した。この際
焼成後の砥石で砥石結合度が同一となり、SiC砥粒の
割合が変化しうるように、容積割合でCBN低N砥粒率
%および気孔率45%を一定とし、SiC砥粒率を10
%および15%となるように生砥石の嵩比重を予め計算
で求めておき、この嵩比重をもとにして各配合割合およ
び成形圧力を定めて成形した。成形を終わった生砥石を
乾燥した後、窒素ガス雰囲気下にある電気炉によって最
高温度1160℃で1.5時間保持し所要時間が36時
間となるような条件で焼成した。
2種類(試料1および試料2)を調製した。ここで、C
BN砥泣砥粒国ゼネラル・エレクトリック社!@!:G
6で平均粒径6μm (粒径4〜8μm)であり、Si
C低粒はJIS−R6001に基づ<R2500(平均
粒径6μm)のもので第1表 ある。そして、CBN砥粒およびSiC砥粒の所定量に
対し、デキストリンの35重社%水溶液を被覆後、ビト
リファイド結合剤組成物を添加し充分混練した。この際
焼成後の砥石で砥石結合度が同一となり、SiC砥粒の
割合が変化しうるように、容積割合でCBN低N砥粒率
%および気孔率45%を一定とし、SiC砥粒率を10
%および15%となるように生砥石の嵩比重を予め計算
で求めておき、この嵩比重をもとにして各配合割合およ
び成形圧力を定めて成形した。成形を終わった生砥石を
乾燥した後、窒素ガス雰囲気下にある電気炉によって最
高温度1160℃で1.5時間保持し所要時間が36時
間となるような条件で焼成した。
一方対照品は特公昭57−49351号に基づき第1表
に併記した組成のものであり、成形条件は前記試料1お
よび2と同一であるが焼成は最高温度1240℃で1.
5時間保持し所要時間が42時間という条件であった。
に併記した組成のものであり、成形条件は前記試料1お
よび2と同一であるが焼成は最高温度1240℃で1.
5時間保持し所要時間が42時間という条件であった。
ここで、試料1、試料2および対照品の3種頭の結合剤
の室温乃至450℃の平均熱膨張係数(10”−6cm
/ cm/’l: )および昇温速度毎時125℃で測
定した融点(耐火性)は第2表のとおりである。
の室温乃至450℃の平均熱膨張係数(10”−6cm
/ cm/’l: )および昇温速度毎時125℃で測
定した融点(耐火性)は第2表のとおりである。
このような結合剤を使用して第3表に示すような砥石A
、BおよびCならびに対照品としての砥第 2
表 第 3 表 石りを前記の条件の下に製作した。そしてこれら砥石の
仕上げ性能試験は材質がベアリング鋼(SUJ 2 、
硬さHRC58/60 )よりなり、毎分406回転す
るリング状加工物(外径45 mm 。
、BおよびCならびに対照品としての砥第 2
表 第 3 表 石りを前記の条件の下に製作した。そしてこれら砥石の
仕上げ性能試験は材質がベアリング鋼(SUJ 2 、
硬さHRC58/60 )よりなり、毎分406回転す
るリング状加工物(外径45 mm 。
内径22 mm )の端面に角形砥石(砥石振動方向の
長さ10 mm、加工物回転方向の長さ10 mm、加
工物回転方向の幅3 mm ) を加工面に押しつけて
砥石に毎分1140回の振動と両側2.1 mmの振幅
を与えながらプランジカット平面超仕上げを行なう方法
に基づくもので、加工油には硫化脂肪油5部と鉱油95
部との混合油を使用し、また前加工粗さはいずれもWA
#800砥石により超仕上げをして中心線平均粗さでほ
ぼ0.2μmRaで一定の条件とした。この超仕上げ条
件下の加工物表面上における砥粒の運動軌跡である正弦
波の切削方向角(最大傾斜角)は10°であり、また砥
石圧力はばね圧により砥石ホルダ一部分の弾性リングに
はった電気抵抗線ひずみ計によって正確にその大きさを
一定としながら試験し、砥石損耗量が圧力とともに初め
は除徐に後は急激に増大する変曲点を砥石臨界圧力とし
、その付近における砥石損耗量、切削11研削比および
仕上げ面粗さを求めた。
長さ10 mm、加工物回転方向の長さ10 mm、加
工物回転方向の幅3 mm ) を加工面に押しつけて
砥石に毎分1140回の振動と両側2.1 mmの振幅
を与えながらプランジカット平面超仕上げを行なう方法
に基づくもので、加工油には硫化脂肪油5部と鉱油95
部との混合油を使用し、また前加工粗さはいずれもWA
#800砥石により超仕上げをして中心線平均粗さでほ
ぼ0.2μmRaで一定の条件とした。この超仕上げ条
件下の加工物表面上における砥粒の運動軌跡である正弦
波の切削方向角(最大傾斜角)は10°であり、また砥
石圧力はばね圧により砥石ホルダ一部分の弾性リングに
はった電気抵抗線ひずみ計によって正確にその大きさを
一定としながら試験し、砥石損耗量が圧力とともに初め
は除徐に後は急激に増大する変曲点を砥石臨界圧力とし
、その付近における砥石損耗量、切削11研削比および
仕上げ面粗さを求めた。
得られた結果を第3表に併記した。
第3表の結果から、砥粒組成を同じにした砥石Aおよび
Bと対照とした砥石りの三者を比較すると、この発明に
よるビトリファイド結合剤である試料1および2を使用
した砥石AおよびBは砥石臨界圧力が25 kg/cr
n2 以上と大きく砥石損耗量が少なくて切削量、研削
比も大きな値となり、仕上げ面粗さも小さく、スクラッ
チ傷も認められず光沢のある美麗な仕上がり面が得られ
たことがわかる。これに対し対照とした砥石りはSiC
低粒の支持力が弱いためか、砥石損耗量も多く研削比も
20以下と低下し、仕上げ面粗さも粗くなり、スクラッ
チ傷も認められた。また、第1表で示した試料2の結合
剤、すなわちZnO成分の約10倍量のM g O成分
を含む結合剤を使用した砥石Bは試料1の結合剤を使用
した砥石A1こ比べて僅かながら砥石損耗量も多く研削
比も30以下fこ低下した。一方、SiC砥粒率が10
%を越える砥粒組成からなる砥石Cでは、砥石臨界圧力
も20kg70m2以下と小さくなり、砥石損耗量も約
2倍となり研削比は5以下とかなり劣ったものとなった
。
Bと対照とした砥石りの三者を比較すると、この発明に
よるビトリファイド結合剤である試料1および2を使用
した砥石AおよびBは砥石臨界圧力が25 kg/cr
n2 以上と大きく砥石損耗量が少なくて切削量、研削
比も大きな値となり、仕上げ面粗さも小さく、スクラッ
チ傷も認められず光沢のある美麗な仕上がり面が得られ
たことがわかる。これに対し対照とした砥石りはSiC
低粒の支持力が弱いためか、砥石損耗量も多く研削比も
20以下と低下し、仕上げ面粗さも粗くなり、スクラッ
チ傷も認められた。また、第1表で示した試料2の結合
剤、すなわちZnO成分の約10倍量のM g O成分
を含む結合剤を使用した砥石Bは試料1の結合剤を使用
した砥石A1こ比べて僅かながら砥石損耗量も多く研削
比も30以下fこ低下した。一方、SiC砥粒率が10
%を越える砥粒組成からなる砥石Cでは、砥石臨界圧力
も20kg70m2以下と小さくなり、砥石損耗量も約
2倍となり研削比は5以下とかなり劣ったものとなった
。
したがって、ビトリファイド結合剤の組成は勿論のこと
、この組成とともにCBN砥粒とSiC砥粒の混合割合
を限定することによって高性能の砥石が得られることが
明らかである。
、この組成とともにCBN砥粒とSiC砥粒の混合割合
を限定することによって高性能の砥石が得られることが
明らかである。
以上述べたことから明らかなようIこ、この第一の発明
のビトリファイド砥石用の結合剤を用いて、第二の発明
の砥粒容積割合で作った超仕上げ砥石はきわめて高性能
であるから、これら発明の意義はきわめて大きいと言う
ことができる。
のビトリファイド砥石用の結合剤を用いて、第二の発明
の砥粒容積割合で作った超仕上げ砥石はきわめて高性能
であるから、これら発明の意義はきわめて大きいと言う
ことができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、成分組成がSiO_2、Al_2O_3、CaO、
Na_2O、K_2O、FeOのほかにMgO3.5〜
6.0モル%とZnO0.5〜2.5モル%を含有する
ことを特徴とするビトリフアイド砥石用結合剤。 2、砥石中の砥粒容積割合で5〜10%炭化珪素または
溶融アルミナ質砥粒を混合した立方晶窒化硼素砥粒を、
成分組成がSiO_2、Al_2O_3、CaO、Na
_2O、K_2O、、FeOのほかにMgO3.5〜6
.0モル%、ZnO0.5〜2.5モル%を含有するビ
トリフアイド砥石用結合剤によつて結合したことを特徴
とする超仕上げ砥石。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60201192A JPS6263065A (ja) | 1985-09-10 | 1985-09-10 | ビトリフアイド砥石用結合剤および超仕上げ砥石 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60201192A JPS6263065A (ja) | 1985-09-10 | 1985-09-10 | ビトリフアイド砥石用結合剤および超仕上げ砥石 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6263065A true JPS6263065A (ja) | 1987-03-19 |
JPS6362344B2 JPS6362344B2 (ja) | 1988-12-02 |
Family
ID=16436870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60201192A Granted JPS6263065A (ja) | 1985-09-10 | 1985-09-10 | ビトリフアイド砥石用結合剤および超仕上げ砥石 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6263065A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4918874A (en) * | 1988-08-05 | 1990-04-24 | The Dow Chemical Company | Method of preparing abrasive articles |
JP2012183627A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-27 | Honda Motor Co Ltd | ビトリファイド砥石の製造方法 |
CN102729156A (zh) * | 2012-01-18 | 2012-10-17 | 山东大学 | 一种低融高强微晶氧化铝陶瓷磨具用结合剂及其制备方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3326703A (en) * | 1963-05-10 | 1967-06-20 | Corning Glass Works | Heat-absorbing glass |
-
1985
- 1985-09-10 JP JP60201192A patent/JPS6263065A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3326703A (en) * | 1963-05-10 | 1967-06-20 | Corning Glass Works | Heat-absorbing glass |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4918874A (en) * | 1988-08-05 | 1990-04-24 | The Dow Chemical Company | Method of preparing abrasive articles |
JP2012183627A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-27 | Honda Motor Co Ltd | ビトリファイド砥石の製造方法 |
CN102729156A (zh) * | 2012-01-18 | 2012-10-17 | 山东大学 | 一种低融高强微晶氧化铝陶瓷磨具用结合剂及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6362344B2 (ja) | 1988-12-02 |
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