JPS6262228B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6262228B2
JPS6262228B2 JP56083433A JP8343381A JPS6262228B2 JP S6262228 B2 JPS6262228 B2 JP S6262228B2 JP 56083433 A JP56083433 A JP 56083433A JP 8343381 A JP8343381 A JP 8343381A JP S6262228 B2 JPS6262228 B2 JP S6262228B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
mold
raw material
protrusions
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56083433A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57197365A (en
Inventor
Shigeru Omi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP8343381A priority Critical patent/JPS57197365A/ja
Publication of JPS57197365A publication Critical patent/JPS57197365A/ja
Publication of JPS6262228B2 publication Critical patent/JPS6262228B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は粉末原料を加圧成形してタイル生素地
を成形する成形型及びこれにより成形され、その
後、施釉、焼成等の工程を経て得られるタイルに
関するものである。 一般に粉末原料を加圧成形してタイル生素地を
成形する、所謂タイルの乾式製造法にあつては、
タイル生素地の裏面に対向する成形型の成形面に
弾性材を介在させることにより、粉末原料の粒子
の大きさや硬度差等に起因して成形時の弾性材の
成形面に凹凸が発生し、成形後のタイル生素地裏
面にも凹凸が得られることは周知である。ところ
が、このタイル生素地裏面に形成される凹凸は、
上述の粉末原料自体の固有の性質を専ら利用する
のみであるため、凹凸が偏平で、また個数も少な
かつた。このため、上記タイル生素地を後処理し
た後タイルを製造し、該タイルを施工した場合
に、接着剤としてのモルタル或いはセメントペー
スト等との馴染みが十分でなく、満足のいく接着
強度が得られなかつた。また上記タイル生素地
は、これを複数個重ね合せて焼成する場合等に、
凹凸の個数が少ないため、1個の凸部に作用する
タイル生素地自体の荷重が大きく、隣接する他の
タイル生素地の表面に接触跡を残す欠点があつ
た。すなわち、実用的でなく大量生産に適するも
のでなかつた。 本発明は、上記従来の欠点に鑑みて開発された
ものであつて、その第1の目的は、タイルの製造
時に複数のタイル素地を積重ねて焼成しても、下
積みタイルの表面に接触跡を残さないで、表面品
質の良好なタイルを提供することにあり、その第
2の目的は、タイルの施工時に接着剤をタイル裏
面の全域に満遍なくゆきわたらせ、これに伴なう
投錨効果により、接着強度の優れたタイルを提供
することにある。そしてこれらの目的を達成する
ための手段は、タイル裏面に不特定形状且つ不特
定大きさの鋭い突起多数が分布配設されると共
に、該突起以外の部分はなだらかな球状凹部とな
つており、前起突起の高さは1.0mm以内であつ
て、そのうち0.1mm以上の突起が1cm2あたりり最
大10数個存在すること、またタイル成形型に前記
のごとき裏面形態を形成すべき成形面を設けたこ
とにある。 以下に本発明の構成を、タイル裏面全面に上記
大きさ、形状並びに分布の突起を設けたタイル
と、これを成形する型の実施例に基づいて図面を
参照して説明すると次の通りである。 第1図は本発明の成形型1を示す縦断面図であ
る。成形型1は、下型2と上型3及び型枠17と
で構成されている。下型2の成形面2aには、金
属板18に加硫接着された弾性材4が着脱自在に
埋設されている。5は上記弾性材4の成形面(タ
イル裏面を成形する面)4aに設けた、タイルの
裏足(第3図参照)6を成形するための凹状溝で
ある。弾性材4の成形面4aの全面には、第2図
で示す不特定形状且つ不特定大きさの凹部7が成
形されている。該凹部7は、弾性材4が第4図に
示すように、金型8の表面にエツチング加工或い
は放電加工等の手段にて凹部9を穿設した後、該
凹部9に弾性材料を流し込むか、或いは上記金型
8で弾性材料をプレス成形して構成されるので、
弾性材料側に突部10が成形され、この突部10
どうしの間に構成される。従つて該凹部7の底面
は平坦面である。また突部10の先端は球面状を
なすものである。上記凹部7は、その深さが1.0
mm以内に設定され、しかも0.1mm以上の深さを有
するものが、1cm2あたり最大10数個存在するよう
に分布して配設されている。11は下型2と型枠
17とにより構成されるタイル生素地の成形用空
間である。 次に以上のように構成された成形型1を用い
て、タイル生素地12を成形する場合を説明す
る。 先づ成形用空間11に所定量の粉末原料13を
充填する。そして上型3を下降させて第3図の如
く粉末原料13を加圧成形すると、弾性材4の突
条部先端14は、上記加圧力により横方向に拡大
し、裏足6を蟻足状に成形する。また弾性材4の
成形面4aには、不特定形状且つ不特定大きさの
凹部7が構成されているので、タイル生素地12
の裏面12aには、第5図に示すような鋭い突起
15となだらかな球面状の凹部16が成形され
る。この事を更に詳しく説明すると、上記加圧時
に弾性材4の平坦面凹部7と、球面状突部10に
作用する成形圧力とでは、加圧方向に垂直な平坦
面凹部7に作用する成形圧力の方が大きいので、
加圧時の弾性材4は凹部7が第6図の鎖線の如く
変化し、該凹部7に入り込む粉末原料は、鋭い突
起15を構成し、また弾性材4の球面状突部10
に対応する部位ではなだらかな球面状の凹部16
が構成される。 而して上記突起15は、その高さが1.0mm以内
で、しかも0.1mm以上のものが1cm2あたり最大10
数個存在するように分布配設されている。このよ
うに分布状態を限定したのは、突起15の数が少
なければ、従来の場合と同様に、タイル生素地1
2を積層して素焼する場合等に、1個あたりの突
起15に作用する荷重が大きくなり、隣接する他
のタイル生素地12の表面に接触跡を残すように
なるので、これを防ぐためである。また別な目的
によれば、突起15の分布状態と高さを上述の如
く限定することにより、接着面積を増加させて大
きな投錨効果を得、施工後の接着強度に優れたも
のを得んとするためである。 このようなタイル生素地12であれば、突起1
5の数が多いので、これを積層して焼成する場合
であつても、タイル生素地12自体の荷重が各突
起15に分散されるので、突起1個あたりに作用
する荷重が小さく、隣接する他のタイル生素地1
2の表面に接触跡を残すことがない。また上記突
起15の分布状況及び形状、大きさ等に本発明独
自の特徴を有しており、タイル生素地12を所定
の後処理の後、壁面等に施工すると、接着剤とし
てのモルタル或いはセメントペースト等が上記球
面状の凹部16に良く入り込んで、大きな投錨効
果が得られる。つまり、タイルと接着剤との馴染
みが良く、接着強度が著しく向上する。 第7図の図a及び図bは、本発明品タイルの裏
面と従来品タイルの裏面の凹凸を測定した結果を
示すものである。この結果によれば、同図の図a
に示す通り、本発明品タイルの裏面には、2.5cm
あたり0.1mm以上の突起15が8個存在してお
り、1cm2あたりに換算すると10個が存在すること
になる。しかもその場合の突起15と突起15の
間の凹部16は、球面状であり、モルタル等の接
着剤が入り込み易いことは明らかである。これに
対して同図の図bに示すように従来品タイルの裏
面には、2.5cmあたり0.1mm以上の突起は5個であ
り、これを1cm2あたりに換算すると4個である。
しかもこの場合の凹凸は、突起の大きさが非常に
小さく、突起間の凹部も鋭角であるため、該部分
への接着剤の侵入は難しく、十分な接着強度は得
られない。 また下記の表―1乃至表―3は、タイル生素地
裏面に対向する成形型の成形面に、単に弾性材を
被覆した型を用いて製造した従来品タイルと、本
発明の前記成形型を用いて製造した本発明品タイ
ルとを、施工後に接着強度を比較した結果であ
る。試験は、従来品タイル及び本発明品タイルと
も10個を用いて行つた。表―1は、コンクリート
壁面に接着剤としてのモルタルを塗布後、すぐに
タイルを貼着し(オープンタイム0分)、1週間
養生させた場合の結果で、表―2は同様にして4
週間養生させた場合の結果である。また表―3は
コンクリート壁面にモルタルを塗布後、15分間放
置し(オープンタイム15分)、しかる後にタイル
を貼着して4週間養生させた場合の結果である。
【表】
【表】
【表】 これらの結果からも、本発明品タイルの方が接
着強度において優れていることは明らかである。
尚、上記実施例は不特定大きさ且つ不特定形状
で、しかも本発明独自の分布状況で分布する突起
を、タイル裏面の全面に設けた場合のタイルと、
該タイルを成形する型について説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えばタイ
ル裏面に構成される裏足の部分にのみ上記突起を
設ける構成のタイルと該タイルを成形する型であ
つてもよい。 以上説明したように本発明は、タイル生素地の
裏面に対向する成形型の成形面に弾性材を着脱自
在に埋設し、この弾性材の成形面に不特定形状且
つ不特定大きさの凹部を多数分布配設したタイル
生素地の成形型を提供し、また該成形型により、
タイル裏面に不特定形状且つ不特定大きさで、高
さが1.0mm以内の突起を多数分布して有し、しか
も0.1mm以上の突起が1cm2あたり最大10数個存在
するタイルを製造するものである。このタイルで
あれば、タイル生素地を多数積層して焼成する場
合であつても、各突起に作用する荷重が分散緩和
されるので、隣接する他のタイル表面に接触跡を
残すことがない。また各突起の間の凹部が球面状
に成形されるので、接着面積が増加し、しかも該
部分への接着剤の侵入が容易であり、優れた接着
強度が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明成形型の縦断面図、第2図は弾
性材の成形面を示す平面図、第3図は加圧状態を
示す成形型の縦断面図、第4図は弾性材を製作す
る金型と弾性材の関係を示す縦断面図、第5図は
タイル生素地の部分拡大縦断面図、第6図は加圧
時の弾性材と粉末原料との関係を示す図面、第7
図の図a及び図bは本発明品タイルと従来品タイ
ルの裏面凹凸を測定したグラフである。 15…突起、12…タイル生素地、4…弾性
材、7…弾性材の凹部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 タイル裏面に不特定形状且つ不特定大きさの
    鋭い突起多数が分布配設されると共に、該突起以
    外の部分はなだらかな球状凹部となつており、前
    記突起の高さは1.0mm以内であつて、そのうち0.1
    mm以上の突起が1cm2あたり最大10数個存在するこ
    とを特徴とするタイル。 2 粉末原料を加圧成形してタイル生素地を成形
    する成形型において、タイル生素地の裏面に対向
    する成形型の成形面に弾性材を着脱自在に埋設
    し、この弾性材の成形面に不特定形状且つ不特定
    大きさの凹部多数が、その底面を平坦面として分
    布配設されていると共に、該凹部以外の部分は先
    端球面状の突部となつており、前記凹部の深さは
    1.0mm以内であつて、そのうち0.1mm以上の凹部が
    1cm2あたり最大10数個存在することを特徴とする
    タイル生素地の成形型。
JP8343381A 1981-05-29 1981-05-29 Tile and mold for molding tile raw material Granted JPS57197365A (en)

Priority Applications (1)

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JP8343381A JPS57197365A (en) 1981-05-29 1981-05-29 Tile and mold for molding tile raw material

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JPS57197365A JPS57197365A (en) 1982-12-03
JPS6262228B2 true JPS6262228B2 (ja) 1987-12-25

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4937945U (ja) * 1972-07-03 1974-04-03

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4943557U (ja) * 1972-07-25 1974-04-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4937945U (ja) * 1972-07-03 1974-04-03

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