JPS6260646B2 - - Google Patents
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- JPS6260646B2 JPS6260646B2 JP55026484A JP2648480A JPS6260646B2 JP S6260646 B2 JPS6260646 B2 JP S6260646B2 JP 55026484 A JP55026484 A JP 55026484A JP 2648480 A JP2648480 A JP 2648480A JP S6260646 B2 JPS6260646 B2 JP S6260646B2
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- photodetector
- distance
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- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims 1
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 claims 1
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B7/00—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
- G02B7/28—Systems for automatic generation of focusing signals
- G02B7/30—Systems for automatic generation of focusing signals using parallactic triangle with a base line
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Measurement Of Optical Distance (AREA)
- Focusing (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は写真機、撮影機およびテレビジヨンカ
メラ等の光応答装置に用いる距離計に関するもの
であり、更に詳しくいえば、一対の光検出器上に
2つの映像を形成するための2つの光路を利用す
る形式の距離計の改良に関する。この種のもので
は、光検出器上に形成される映像の相対位置ない
し相対距離は離れている被写体までの距離を示す
ようになる。また、光検出器が受ける映像を周期
的にしや断する構成をとつているので、光検出器
の出力は可変電気信号となり、この信号の位相関
係が離れた被写体までの距離を示すようになる。
メラ等の光応答装置に用いる距離計に関するもの
であり、更に詳しくいえば、一対の光検出器上に
2つの映像を形成するための2つの光路を利用す
る形式の距離計の改良に関する。この種のもので
は、光検出器上に形成される映像の相対位置ない
し相対距離は離れている被写体までの距離を示す
ようになる。また、光検出器が受ける映像を周期
的にしや断する構成をとつているので、光検出器
の出力は可変電気信号となり、この信号の位相関
係が離れた被写体までの距離を示すようになる。
自動距離計の分野においては、光学系から離れ
ている被写体までの距離を自動的に決定するため
にいくつかの技術が提案されている。そのうちの
1つの技術は立体光学系に組合わせて視差を自動
的に決定するための機構を用いている。この立体
光学系においては、三角測量法の基線を形成する
ある距離をおいて隔てられている2つの光伝送要
素から、被写体の映像が2つの光検出器の上に結
ばれる。たとえば、被写体が無限遠にあるものと
すると、2つの光検出器上に結ばれた映像は各光
検出器に対して同一であつて、それらの光検出器
の出力は等しい。被写体がこの光学系に接近する
と、少なくとも一方の光検出器上の映像が他方の
光検出器上の映像に対して動くから、それらの光
検出器の出力が変化して「ピント外れ」の状態を
示す。一方の光検出器上の映像の他方の光検出器
上の映像に対する位置の変化を検出するために、
可動格子、チヨツパまたはプリズムを光変調器と
して各光検出器までの光路中に配置して、それら
の光検出器の出力信号が変化する信号、たとえば
正弦波信号になるようにする技術も提案されてい
る。被写体が無限遠にある場合には、光検出器の
2つの正弦波出力信号の位相は一致するが、被写
体が光学系に接近し、かつ一方の映像が他方の映
像に対して動かされるにつれて、光検出器の出力
信号の位相は変化する。また、2つの光検出器上
の映像の差したがつて被写体までの距離の差を示
す信号を発生するために、光検出器の出力を受け
るように接続された位相検出器を用いることも提
案されている。前記信号は一方の光学系を調整し
て映像を一致させ、光検出器からの出力信号の位
相を等しくするために用いることができ、または
被写体までの距離を指示させるように指示器その
他の計器の位置を定めるために前記信号を用いる
ことができる。
ている被写体までの距離を自動的に決定するため
にいくつかの技術が提案されている。そのうちの
1つの技術は立体光学系に組合わせて視差を自動
的に決定するための機構を用いている。この立体
光学系においては、三角測量法の基線を形成する
ある距離をおいて隔てられている2つの光伝送要
素から、被写体の映像が2つの光検出器の上に結
ばれる。たとえば、被写体が無限遠にあるものと
すると、2つの光検出器上に結ばれた映像は各光
検出器に対して同一であつて、それらの光検出器
の出力は等しい。被写体がこの光学系に接近する
と、少なくとも一方の光検出器上の映像が他方の
光検出器上の映像に対して動くから、それらの光
検出器の出力が変化して「ピント外れ」の状態を
示す。一方の光検出器上の映像の他方の光検出器
上の映像に対する位置の変化を検出するために、
可動格子、チヨツパまたはプリズムを光変調器と
して各光検出器までの光路中に配置して、それら
の光検出器の出力信号が変化する信号、たとえば
正弦波信号になるようにする技術も提案されてい
る。被写体が無限遠にある場合には、光検出器の
2つの正弦波出力信号の位相は一致するが、被写
体が光学系に接近し、かつ一方の映像が他方の映
像に対して動かされるにつれて、光検出器の出力
信号の位相は変化する。また、2つの光検出器上
の映像の差したがつて被写体までの距離の差を示
す信号を発生するために、光検出器の出力を受け
るように接続された位相検出器を用いることも提
案されている。前記信号は一方の光学系を調整し
て映像を一致させ、光検出器からの出力信号の位
相を等しくするために用いることができ、または
被写体までの距離を指示させるように指示器その
他の計器の位置を定めるために前記信号を用いる
ことができる。
「端部効果」として知られている現象のために
従来の技術はある種の困難に直面している。この
端部効果の主な原因は、光検出器の限界すなわち
端部のために、検出される被写体からの光が人為
的に減少されることである。走査系がこの端部を
検出して「端部」信号を発生する。したがつて、
出力信号は望ましい情報信号と端部信号を組合わ
せたものとなる。しかし、組合わされる端部成分
のために、組合わされた信号には大きな誤差が含
まれることがある。端部信号をなくすことにより
距離計の性能と確度が向上する。たとえば、光学
系の僅かなずれのために一方の光検出器が他方の
光検出器と僅かに異なる光景部分を見る時に、別
の端部効果問題が起る。明るい被写体が光検出器
の中間部に存するような具合に2つの光検出器が
光景部分を見ている時は、光学系が僅かにずれて
いたとしても両方の光検出器の出力は殆んど異な
らない。しかし、明るい被写体が光検出器の見る
光景部分の端部にあると、光学系の僅かなずれに
より明るい被写体が一方の光検出器の視野内とな
り他方の光検出器の視野外となることがあり、こ
の場合には被写体が正しい焦点位置にあつたとし
ても両方の光検出器の出力が互いに異なるという
不具合を生じる。
従来の技術はある種の困難に直面している。この
端部効果の主な原因は、光検出器の限界すなわち
端部のために、検出される被写体からの光が人為
的に減少されることである。走査系がこの端部を
検出して「端部」信号を発生する。したがつて、
出力信号は望ましい情報信号と端部信号を組合わ
せたものとなる。しかし、組合わされる端部成分
のために、組合わされた信号には大きな誤差が含
まれることがある。端部信号をなくすことにより
距離計の性能と確度が向上する。たとえば、光学
系の僅かなずれのために一方の光検出器が他方の
光検出器と僅かに異なる光景部分を見る時に、別
の端部効果問題が起る。明るい被写体が光検出器
の中間部に存するような具合に2つの光検出器が
光景部分を見ている時は、光学系が僅かにずれて
いたとしても両方の光検出器の出力は殆んど異な
らない。しかし、明るい被写体が光検出器の見る
光景部分の端部にあると、光学系の僅かなずれに
より明るい被写体が一方の光検出器の視野内とな
り他方の光検出器の視野外となることがあり、こ
の場合には被写体が正しい焦点位置にあつたとし
ても両方の光検出器の出力が互いに異なるという
不具合を生じる。
本発明は、端部の不透明度が最高であつて、中
心部に近づくにつれて透明度が高くなるような性
質を有するフイルタ要素を、被写体から光検出器
に至る光路中に配置することにより先行技術にお
けるこの種の問題を解決するものである。こうす
ると、光検出器の端部近くにある光景の映像部分
は光検出器の出力にほとんど、または全く影響を
及ぼさなくなり、光検出器の中心領域上の映像部
分は光検出器の出力に大きな影響を及ぼすことに
なる。そのようなフイルタ要素を用いることによ
り、端部効果に起因する誤差は減少または解消
し、距離計は正確に距離を指示できることにな
る。
心部に近づくにつれて透明度が高くなるような性
質を有するフイルタ要素を、被写体から光検出器
に至る光路中に配置することにより先行技術にお
けるこの種の問題を解決するものである。こうす
ると、光検出器の端部近くにある光景の映像部分
は光検出器の出力にほとんど、または全く影響を
及ぼさなくなり、光検出器の中心領域上の映像部
分は光検出器の出力に大きな影響を及ぼすことに
なる。そのようなフイルタ要素を用いることによ
り、端部効果に起因する誤差は減少または解消
し、距離計は正確に距離を指示できることにな
る。
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
る。
第1図において、一対のレンズ10,12は離
れている被写体からの光を、1点鎖線14,16
で示される光路に沿つてそれぞれ受ける。光路1
4を通る光は第1の鏡面18により反射されてか
ら第2の鏡面20により反射され、フイルタ22
と可動格子24を透過して、基体28に取付けら
れている光検出器26に入射する。レンズ10と
鏡面18,20は映像形成器として働く。光路1
6を通る光は第1の鏡面30と第2の鏡面32に
より反射されてから、フイルタ34と可動格子2
4を透過して、光検出手段に入射する、すなわ
ち、基体28に取付けられている第2の光検出器
36に入射する。レンズ12と鏡面30,32も
映像形成器として働く。可動格子24は透明な部
分と不透明な部分を交互に配置して作られ、固定
部材40に固定されているばね38により第1図
で右へ偏らせられている。可動格子24の左端部
は破線42で示されている機械的な連結によりあ
る機構(図示せず)に連結される。この機構はた
とえば写真機のレリーズ機構である。写真機のシ
ヤツターボタンを押してレリーズ機構が解放され
ると、可動格子24がばね38の作用で第1図で
右へ動かされるから、光検出器26,36に入射
する光が変調させられる。可動格子24として透
光度が可動方向に沿つて正弦波状に変化する格子
が用いられていると、光検出器26,36の出力
は正弦波出力となる。このようにして光変調器が
構成される。破線連結部42に連結されているフ
イルム巻き上げ機構などにより、可動格子24を
第1図に示されている元の位置に戻すことができ
る。可動格子24は光変調器の重要な要素であ
る。
れている被写体からの光を、1点鎖線14,16
で示される光路に沿つてそれぞれ受ける。光路1
4を通る光は第1の鏡面18により反射されてか
ら第2の鏡面20により反射され、フイルタ22
と可動格子24を透過して、基体28に取付けら
れている光検出器26に入射する。レンズ10と
鏡面18,20は映像形成器として働く。光路1
6を通る光は第1の鏡面30と第2の鏡面32に
より反射されてから、フイルタ34と可動格子2
4を透過して、光検出手段に入射する、すなわ
ち、基体28に取付けられている第2の光検出器
36に入射する。レンズ12と鏡面30,32も
映像形成器として働く。可動格子24は透明な部
分と不透明な部分を交互に配置して作られ、固定
部材40に固定されているばね38により第1図
で右へ偏らせられている。可動格子24の左端部
は破線42で示されている機械的な連結によりあ
る機構(図示せず)に連結される。この機構はた
とえば写真機のレリーズ機構である。写真機のシ
ヤツターボタンを押してレリーズ機構が解放され
ると、可動格子24がばね38の作用で第1図で
右へ動かされるから、光検出器26,36に入射
する光が変調させられる。可動格子24として透
光度が可動方向に沿つて正弦波状に変化する格子
が用いられていると、光検出器26,36の出力
は正弦波出力となる。このようにして光変調器が
構成される。破線連結部42に連結されているフ
イルム巻き上げ機構などにより、可動格子24を
第1図に示されている元の位置に戻すことができ
る。可動格子24は光変調器の重要な要素であ
る。
第1図に示すように、光路14,16は平行で
あつて、レンズ10,12は無限遠にある被写体
に焦点が合わされている。この場合には、光検出
器26,36の上に結ぶ被写体の映像はほぼ同じ
で、それらの光検出器からの正弦波出力は同相で
ある。被写体が光学系へ接近すると、光検出器2
6,36に結ばれる映像は動くから、それらの光
検出器からの正弦波出力は被写体から光学系まで
の距離に関係する量だけ位相が異なることにな
る。この位相差の検出と、その大きさは、被写体
が無限遠位置から動いた距離を示す。もちろん、
レンズ10,12は、光学系から近い位置または
ある中間距離の位置にある被写体に初めに焦点を
合わせるように配置できる。その場合には、光検
出器26,36上の映像が被写体の初めの位置に
おいてほぼ同じであり、かつ被写体がその位置か
ら動く時に生ずる位相差がその被写体までの距離
を再び示すように、基体28の上における光検出
器26,36の位置が調整される。
あつて、レンズ10,12は無限遠にある被写体
に焦点が合わされている。この場合には、光検出
器26,36の上に結ぶ被写体の映像はほぼ同じ
で、それらの光検出器からの正弦波出力は同相で
ある。被写体が光学系へ接近すると、光検出器2
6,36に結ばれる映像は動くから、それらの光
検出器からの正弦波出力は被写体から光学系まで
の距離に関係する量だけ位相が異なることにな
る。この位相差の検出と、その大きさは、被写体
が無限遠位置から動いた距離を示す。もちろん、
レンズ10,12は、光学系から近い位置または
ある中間距離の位置にある被写体に初めに焦点を
合わせるように配置できる。その場合には、光検
出器26,36上の映像が被写体の初めの位置に
おいてほぼ同じであり、かつ被写体がその位置か
ら動く時に生ずる位相差がその被写体までの距離
を再び示すように、基体28の上における光検出
器26,36の位置が調整される。
フイルタ22,34を除き、以上説明した装置
は従来の距離計に類似する。しかし、従来の距離
計であれば、光検出器26により光路14に沿つ
て見られる光景は、前記別の端部効果のために、
光検出器36により光路16に沿つて見られる光
景と全く同一というわけではない点が問題であつ
た。
は従来の距離計に類似する。しかし、従来の距離
計であれば、光検出器26により光路14に沿つ
て見られる光景は、前記別の端部効果のために、
光検出器36により光路16に沿つて見られる光
景と全く同一というわけではない点が問題であつ
た。
第2図は第1図の2―2線矢印に沿つて見た図
で、一対の光検出器26,36が可動格子24
(これは下側の部材が見えるように切り欠いてあ
る)の下側にある様子と、光検出器26,36の
全面にわたつてそれぞれ拡がるように一対のフイ
ルタ22,34が配置されていることがわかる。
また、フイルタ22,34はその端部近くが最も
不透明で、その中心部へ向かうにつれてますます
透明になるように作られている。このような構成
により、光検出器26,36の端部近くに入射す
る光はフイルタ22,34の不透明度の高い部分
により阻止されるが、光検出器の中心部近くに入
射する光はほとんど減衰されない。これにより、
光検出器の出力に影響を及ぼす端部効果はフイル
タ22,34の作用によりほとんどなくなり、2
つの光検出器の中心部近くに結ぶほぼ同一の映像
により光検出器は正しい出力を生ずる。
で、一対の光検出器26,36が可動格子24
(これは下側の部材が見えるように切り欠いてあ
る)の下側にある様子と、光検出器26,36の
全面にわたつてそれぞれ拡がるように一対のフイ
ルタ22,34が配置されていることがわかる。
また、フイルタ22,34はその端部近くが最も
不透明で、その中心部へ向かうにつれてますます
透明になるように作られている。このような構成
により、光検出器26,36の端部近くに入射す
る光はフイルタ22,34の不透明度の高い部分
により阻止されるが、光検出器の中心部近くに入
射する光はほとんど減衰されない。これにより、
光検出器の出力に影響を及ぼす端部効果はフイル
タ22,34の作用によりほとんどなくなり、2
つの光検出器の中心部近くに結ぶほぼ同一の映像
により光検出器は正しい出力を生ずる。
第3a図、第3b図は、ある光景を仮定した場
合の、検出器26,36およびその近傍における
位置に対する光の強さを示すグラフである。カー
ブ50で示されている映像の明るさの分布は、第
3a図で点52と54の間にあるものとして示さ
れている光検出器自体の中心に近い領域で最大と
なることが第3a図からわかる。第3b図におい
ては、映像の明るさの分布カーブ56の形は第3
a図の明るさ分布カーブ50に類似するが、第3
b図では座標面内で更に右側の位置にあるから、
点58と60の間にある光検出器の右側部分寄り
に中心を置いていることになる。第3b図のカー
ブ56が第3a図のカーブ50に対して移動して
いることは、予め定められている基準距離(本発
明では無限遠)以外の距離に被写体があることを
示す。実際に被写体が無限遠にあると、カーブ5
6は第3b図に示されているよりも左に位置し
て、点58と60で示されている光検出器領域内
の、第3a図のカーブ50とほぼ同じ位置に中心
を置く。第3b図でカーブ56が右へ動く距離は
光学系から被写体までの距離を示す。その理由
は、被写体が光学系へ接近すればするほど、カー
ブ56は第3b図で一層右へ動くからである。カ
ーブ56の移動距離を検出することにより、被写
体までの距離を得ることができる。
合の、検出器26,36およびその近傍における
位置に対する光の強さを示すグラフである。カー
ブ50で示されている映像の明るさの分布は、第
3a図で点52と54の間にあるものとして示さ
れている光検出器自体の中心に近い領域で最大と
なることが第3a図からわかる。第3b図におい
ては、映像の明るさの分布カーブ56の形は第3
a図の明るさ分布カーブ50に類似するが、第3
b図では座標面内で更に右側の位置にあるから、
点58と60の間にある光検出器の右側部分寄り
に中心を置いていることになる。第3b図のカー
ブ56が第3a図のカーブ50に対して移動して
いることは、予め定められている基準距離(本発
明では無限遠)以外の距離に被写体があることを
示す。実際に被写体が無限遠にあると、カーブ5
6は第3b図に示されているよりも左に位置し
て、点58と60で示されている光検出器領域内
の、第3a図のカーブ50とほぼ同じ位置に中心
を置く。第3b図でカーブ56が右へ動く距離は
光学系から被写体までの距離を示す。その理由
は、被写体が光学系へ接近すればするほど、カー
ブ56は第3b図で一層右へ動くからである。カ
ーブ56の移動距離を検出することにより、被写
体までの距離を得ることができる。
第3c図,第3d図はフイルタ22,34の透
光度と位置との関係を示すグラフで、これらのグ
ラフから、第3c図,第3d図に点52′と5
4′および58′と60′で示されている光検出器
の端部では、フイルタの透光度はほぼ零であるこ
とがわかる。また、光検出器の中心附近では透光
度は最大であるから、光検出器の端部では光は阻
止されるが、阻止度は中心へ近づくにつれて低く
なつて、中心部ではほぼ零になることがわかる。
光度と位置との関係を示すグラフで、これらのグ
ラフから、第3c図,第3d図に点52′と5
4′および58′と60′で示されている光検出器
の端部では、フイルタの透光度はほぼ零であるこ
とがわかる。また、光検出器の中心附近では透光
度は最大であるから、光検出器の端部では光は阻
止されるが、阻止度は中心へ近づくにつれて低く
なつて、中心部ではほぼ零になることがわかる。
第3e図,第3f図は光検出器に対する可動格
子の位置と透光度の関係を示すグラフである。光
検出器は第3e図では点52″と54″の間にある
として示され、第3f図では点58″と60″の間
にあるとして示されている。可視格子は第3e
図、第3f図でそれぞれ矢印70,72で示され
ている向きに動くから、光検出器に入射する光の
量は正弦波状に変調されることになる。
子の位置と透光度の関係を示すグラフである。光
検出器は第3e図では点52″と54″の間にある
として示され、第3f図では点58″と60″の間
にあるとして示されている。可視格子は第3e
図、第3f図でそれぞれ矢印70,72で示され
ている向きに動くから、光検出器に入射する光の
量は正弦波状に変調されることになる。
第3g図,第3h図は可動格子24により変調
された光を受けた光検出器26,36からの電流
出力を示すグラフである。それらの電流出力は第
3g図,第3h図ではそれぞれカーブ74,76
により示されている。基準時間に対する時間的な
変化として描かれているこれらのカーブ74,7
6は、第3g図に線78として示されている第1
の下向きピーク位置と第3h図に線80により示
されている第1の下向きピーク位置とを比較する
ことにより測定できる値だけ、互いに位相が異な
ることが第3g図、第3h図からわかる。この位
相差は第4図に示すように被写体までの距離を示
す。
された光を受けた光検出器26,36からの電流
出力を示すグラフである。それらの電流出力は第
3g図,第3h図ではそれぞれカーブ74,76
により示されている。基準時間に対する時間的な
変化として描かれているこれらのカーブ74,7
6は、第3g図に線78として示されている第1
の下向きピーク位置と第3h図に線80により示
されている第1の下向きピーク位置とを比較する
ことにより測定できる値だけ、互いに位相が異な
ることが第3g図、第3h図からわかる。この位
相差は第4図に示すように被写体までの距離を示
す。
第4図は位相差と距離との関係を示すグラフ
で、このグラフは零点86から右斜め上方へ延び
る直線84であることがわかる。零点86は位相
差が存在しない無限遠にある被写体の位置に対応
し、直線84の端部に近い点は非常に近い距離、
たとえば1mというような近接点を表す。
で、このグラフは零点86から右斜め上方へ延び
る直線84であることがわかる。零点86は位相
差が存在しない無限遠にある被写体の位置に対応
し、直線84の端部に近い点は非常に近い距離、
たとえば1mというような近接点を表す。
第5図は距離を示す出力を得る回路を示す。第
5図では光検出器26,36はクロスハツチング
された正方形として示されており、それらの光検
出器26,36の出力端子は線90,92とコン
デンサ94,96をそれぞれ介して増幅器98,
100へそれぞれ接続される。前記したように、
光検出器26,36の出力は第3g図、第3h図
に示されている正弦波電流のような変動する信号
である。それらの信号は増幅器98,100によ
り増幅されてから、線102,104を介して位
相検出器106へ与えられる。この位相検出器は
通常のものであつて、光検出器26,36からの
信号の位相差とともに変化する大きさを有する出
力を線108を介して出力装置へ与える。本発明
の距離計を写真機の撮影レンズのピント合わせに
用いる場合は、前記出力装置はレンズ調節機構1
10である。あるいは、被写体までの距離を指示
する指示器を出力装置110として用いることも
できる。
5図では光検出器26,36はクロスハツチング
された正方形として示されており、それらの光検
出器26,36の出力端子は線90,92とコン
デンサ94,96をそれぞれ介して増幅器98,
100へそれぞれ接続される。前記したように、
光検出器26,36の出力は第3g図、第3h図
に示されている正弦波電流のような変動する信号
である。それらの信号は増幅器98,100によ
り増幅されてから、線102,104を介して位
相検出器106へ与えられる。この位相検出器は
通常のものであつて、光検出器26,36からの
信号の位相差とともに変化する大きさを有する出
力を線108を介して出力装置へ与える。本発明
の距離計を写真機の撮影レンズのピント合わせに
用いる場合は、前記出力装置はレンズ調節機構1
10である。あるいは、被写体までの距離を指示
する指示器を出力装置110として用いることも
できる。
したがつて、「端部効果」問題を解決し、かつ
正確な出力を生ずる、離れている被写体までの距
離を決定する装置が本発明により得られたことが
わかるであろう。本発明は、種々の態様で実施で
きる。たとえば、以上の説明では直線状に動きそ
の動く方向で透光度が正弦波状に変化する可動格
子24を用いる例を示したが、光変調器はそのよ
うな格子を用いるものに限定されない。たとえ
ば、動く方向に沿つて透光度が方形波状に変化す
る格子も利用できる。更に、光検出器26,36
に入射する光を希望に合せて変調するために、回
転可能な円形格子またはプリズムを用いることも
できる。第5図の位相検出器106は、第3g
図,第3h図に示すような2つの電流カーブそれ
ぞれのピーク点または電流カーブ相互の交わる点
間の距離を決定することにより、位相を検出でき
る。あるいは、希望によつては一方の光検出器と
他方の光検出器のそれぞれに対して透光度変化の
ピツチを変えた格子24を作ることもできる。こ
の場合は、格子が第1図で右へ動いた時に2つの
光検出器の出力電流が同相である位置を距離を示
すものとして位相検出器により検出できる。ま
た、希望によつては、レンズ調節機構110は、
写真機の撮影レンズを調整することに加えて、第
1図のレンズ12のような光学系を回転させて、
光検出器26,36上の映像を一致させ、距離を
示す出力の発生とともに光検出器上の映像を調節
するようにできる。
正確な出力を生ずる、離れている被写体までの距
離を決定する装置が本発明により得られたことが
わかるであろう。本発明は、種々の態様で実施で
きる。たとえば、以上の説明では直線状に動きそ
の動く方向で透光度が正弦波状に変化する可動格
子24を用いる例を示したが、光変調器はそのよ
うな格子を用いるものに限定されない。たとえ
ば、動く方向に沿つて透光度が方形波状に変化す
る格子も利用できる。更に、光検出器26,36
に入射する光を希望に合せて変調するために、回
転可能な円形格子またはプリズムを用いることも
できる。第5図の位相検出器106は、第3g
図,第3h図に示すような2つの電流カーブそれ
ぞれのピーク点または電流カーブ相互の交わる点
間の距離を決定することにより、位相を検出でき
る。あるいは、希望によつては一方の光検出器と
他方の光検出器のそれぞれに対して透光度変化の
ピツチを変えた格子24を作ることもできる。こ
の場合は、格子が第1図で右へ動いた時に2つの
光検出器の出力電流が同相である位置を距離を示
すものとして位相検出器により検出できる。ま
た、希望によつては、レンズ調節機構110は、
写真機の撮影レンズを調整することに加えて、第
1図のレンズ12のような光学系を回転させて、
光検出器26,36上の映像を一致させ、距離を
示す出力の発生とともに光検出器上の映像を調節
するようにできる。
第1図は本発明を用いる光学装置の略図、第2
図は第1図の線2―2に沿つて見た図、第3a図
乃至第3h図は本発明の装置の種々の部分の作用
を示すグラフ、第4図は光検出器の出力の位相差
と距離の関係を示すグラフ、第5図は距離を示す
出力を発生するために用いる回路のブロツク図で
ある。 10,12……レンズ、22,34……フイル
タ、24……可動格子、26,36……光検出
器、106……位相検出器。
図は第1図の線2―2に沿つて見た図、第3a図
乃至第3h図は本発明の装置の種々の部分の作用
を示すグラフ、第4図は光検出器の出力の位相差
と距離の関係を示すグラフ、第5図は距離を示す
出力を発生するために用いる回路のブロツク図で
ある。 10,12……レンズ、22,34……フイル
タ、24……可動格子、26,36……光検出
器、106……位相検出器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一対の端部と中間部を含む表面をそれぞれ有
するとともに受光量を示す第1と第2の出力信号
をそれぞれ発生する第1と第2の光検出器と、 離れている被写体から第1と第2の光検出器ま
での第1と第2の光路中にそれぞれ位置されて、
第1と第2の光検出器の表面に離れている被写体
の第1と第2の映像をそれぞれ生ずる第1と第2
の映像形成器にして、第1と第2の映像が、離れ
ている被写体が所定の距離にあるときに第1の相
対位置を占め、離れている被写体が所定の距離か
ら変わると第1の相対位置から変わるものである
第1と第2の映像形成器と、 第1と第2の光路中に設けられ、第1と第2の
光検出器が受光する光の強さを周期的に変調し、
第1と第2の出力信号が周期的な変調を受けて第
1と第2の映像の相対位置により変わる位相差特
性を含むようにする光変調器と、 第1と第2の光路中に設けられ、最高濃度が第
1と第2の光検出器の端部近くにあり、端部から
中間部へ向つて徐々に低くなる、濃度が一定でな
いマスクを有するフイルタ要素と を備えることを特徴とする距離計。 2 特許請求の範囲の第1項に記載の距離計にお
いて、第1と第2の光検出器に接続された位相検
出器が第1と第2の出力信号を受けそれら第1と
第2の出力信号間の位相差を示す信号を発生する
ことを特徴とする距離計。 3 特許請求の範囲の第2項に記載の距離計にお
いて、撮影レンズを有するとともに、位相検出器
に接続されてその位相差を示す信号に従つて撮影
レンズの位置を定める運動機構を含む写真機に連
結され得ることを特徴とする距離計。 4 特許請求の範囲の第1項に記載の距離計にお
いて、変調器は透明部分と不透明部分を交互に有
する部材を備えることを特徴とする距離計。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/035,172 US4247763A (en) | 1979-05-02 | 1979-05-02 | Grid scan range finding apparatus |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55149007A JPS55149007A (en) | 1980-11-20 |
JPS6260646B2 true JPS6260646B2 (ja) | 1987-12-17 |
Family
ID=21881092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2648480A Granted JPS55149007A (en) | 1979-05-02 | 1980-03-03 | Range finder |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4247763A (ja) |
JP (1) | JPS55149007A (ja) |
DE (1) | DE3016478A1 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5799604A (en) * | 1980-12-12 | 1982-06-21 | Canon Inc | Focus detector |
JPS58207766A (ja) * | 1982-05-28 | 1983-12-03 | Fuji Xerox Co Ltd | イメ−ジセンサ |
US4474446A (en) * | 1982-06-30 | 1984-10-02 | Honeywell Inc. | Focal sensor having optical low pass filter |
JPS6017414A (ja) * | 1983-07-08 | 1985-01-29 | Mitsubishi Electric Corp | 焦点検出装置 |
JPS6068510U (ja) * | 1983-10-17 | 1985-05-15 | キヤノン株式会社 | 焦点検出装置 |
US5134526A (en) * | 1989-12-28 | 1992-07-28 | Olympus Optical Co., Ltd. | Focus detecting optical system including eccentrically disposed aperture stops |
US5245175A (en) * | 1989-12-28 | 1993-09-14 | Olympus Optical Co., Ltd. | Focus detecting optical system including a plurality of focus blocks composed of an integrally molded prism member |
US5331468A (en) * | 1992-11-27 | 1994-07-19 | Eastman Kodak Company | Intensity redistribution for exposure correction in an overfilled symmetrical laser printer |
JPH0980300A (ja) * | 1995-09-11 | 1997-03-28 | Asahi Optical Co Ltd | 自動焦点検出用光学ユニット |
DE102012009975B4 (de) * | 2012-05-19 | 2015-07-23 | Leica Camera Ag | Kamera mit opto-elektronischem Entfernungsmesser mit zwei auf einen gemeinsamen Zielpunkt ausgerichteten Bildaufnahme-Modulen |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3499711A (en) * | 1962-04-16 | 1970-03-10 | Aerojet General Co | Passive-automatic range finder |
US3367254A (en) * | 1965-07-06 | 1968-02-06 | Bell & Howell Co | Automatically adjustable rangefinder |
US3796497A (en) * | 1971-12-01 | 1974-03-12 | Ibm | Optical alignment method and apparatus |
DE2454883C2 (de) * | 1974-11-20 | 1984-01-05 | Ernst Leitz Wetzlar Gmbh, 6330 Wetzlar | Einrichtung zur automatischen, fotoelektrischen Auswertung stereoskopischer Bilder |
DE2619795C3 (de) * | 1976-05-05 | 1978-11-23 | Ernst Leitz Wetzlar Gmbh, 6300 Lahn- Wetzlar | Verfahren und Anordnungen zur automatischen Parallaxebestimmung |
DE2637284C3 (de) * | 1976-08-19 | 1980-02-14 | Ernst Leitz Wetzlar Gmbh, 6300 Lahn- Wetzlar | Verfahren und Anordnungen zur automatischen Parallaxebestimmung |
-
1979
- 1979-05-02 US US06/035,172 patent/US4247763A/en not_active Expired - Lifetime
-
1980
- 1980-03-03 JP JP2648480A patent/JPS55149007A/ja active Granted
- 1980-04-29 DE DE19803016478 patent/DE3016478A1/de active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3016478A1 (de) | 1980-11-13 |
DE3016478C2 (ja) | 1987-06-04 |
JPS55149007A (en) | 1980-11-20 |
US4247763A (en) | 1981-01-27 |
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