JPS6259331A - 空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、正面、及び両側の３方向吹出し可能となる空
気調和機の室内ユニットに関するものである。

従来の技術 従来より空気調和機（以下空調機と呼ぶ）は居住空間に
おける快適性機能が求められ、要求されている。そこで
、より向上した機能を得る為に、吐出空気風量、吐出方
向、風の到達距離等の要素技術が研究されている。

このような状況下における従来の空調機の風向偏向につ
いて天井吊形の例にて説明する。

第４図、第５図に示す如く１は室内機本体を示し、内部
に複数個の遠心送風機２と、それを駆動するモータ３と
により吸込部４を形成している。又、遠心送風機２の前
面に熱交換器５を配置し、その下流に複数個の回動自在
の風向板６を具備した吐出ロアが設けられ、吐出ロアと
熱交換器６との間に、両側に具備した支持柱８，９に回
転軸１ｏを有した風向偏向ダンパー１１を配置すると共
に上記風向偏向ダンパー１１を任意の角度θに調節でき
るようにしである。そして、風向偏向ダンパー１１は熱
交換器６と平行して取付られている。

このような構成において、３方向量時吹出時の場合、風
向偏向ダンパー１１は、任意角度θをとることにより、
熱交換器６を通過後、一部の風が風向偏向ダンパー１１
に衝突し直角に偏向され、左右吹出口１２．１３より吹
出される。

発明が解決しようとする問題点 このような構成の風向偏向ダンパー装置をもつ室内機に
おいて、吐出ロアに導かれる空気流１４は直進性をもつ
為、正面へ吹き出す場合は問題はないが、左右方向に空
気流１４の１部を偏向させようとすると、空気流１４が
風向偏向ダンパー１１に直角に衝突する為、大きな抵抗
となり、騒音の原因ともなっていた。

本発明は、このような従来の問題点を解消するものであ
り簡単な構成で、正面及び左右両側方向といった３方向
、或は左右を少なくして正面方向といった１方向、或は
正面及び左右１方向といった２方向の吹出といった任意
の吐出方向が選択出来、いかなる居住空間にも対応出来
る室内機を提供するものである。

問題点を解決するだめの手段 本発明の室内機は、送風機の吹出口に対向して、熱交換
器を配置して、その熱交換器に対向した正面吹出口及び
正面吹出口の両側面に配置した左右吹出口を設け、又、
正面吹出口と熱交換器との間に、回動自在とする複数の
風向偏向ダンパーを熱交換器と不平行状に設けたもので
ある。

作　　用 本発明の室内機は、送風機から吐出される直進　−性の
空気流を風向偏向ダンパーの作用で空気流を偏向させる
事が可能で、正面１方のみに吹出す場合は、回動自在の
左右の風向偏向ダンパーを倒すことにより、全体の空気
流を正面の１方向に吹出すことが出来る。又、正面及び
左右のいずれか１方向に吹出す２方に吹出す場合には、
回動自在の風向偏向ダンパーを起こし、１方の風向偏向
ダンパーを倒すことにより、空気流の一部は他方の風向
偏向ダンパーに沿って流れ、又、１方の吹き出し流は正
面へと導びかれる。又、正面及び左右の３方向に吹出す
場合には、左右の風向偏向ダンパーを起こしてやること
により、空気流の一部は風向偏向ダンパーと天井板との
隙間を通過し正面へ、又、一部の空気流は風向偏向ダン
パーに直角に衝突せずスムーズに左右へと導びかれる事
になり、より効果的に左右への横方向の吹出しがなされ
、必要風量も充分に得られる。又、風向偏向ダンパーの
使用する角度によって正面吹出し、左右吹出しの空気流
を任意に調節することが可能である。

実施例 以下、本発明の一実施例の室内機を図面を参照して説明
する。第１図は本発明の実施例における天吊形室内機を
示すものである。１６は室内機本体で、この本体１６の
内部は複数個の遠心式送風機１７と、その送風機を駆動
するモーター１８を備えた送風室１９．前記送風機に対
向して熱交換器２ｏを備えた熱交換室２１とが、仕切板
２２により区画されている。又、熱交換器２ｏの下流に
は複数個の回動自在の風向偏向板２３を具備した正面吹
出口２４を配設し、上記正面吹出口２４に対して直角方
向に左右吹出口２５．２６を設けている。上記正面吹出
口２４と熱交換器２０との間に両サイドに具備したツマ
ミ２７．２８に、回転軸２９を有し、支持柱３０で左右
独自に回動自在する左右の風向偏向ダンパー３１．３２
を配置すると共に、上記風向偏向ダンパー３１．３２を
任意の角度θに調節できるようにしである。そして、風
向偏向ダンパー３１．３２は熱交換器２ｏと不平行に支
持柱３ｏ側が熱交換器２ｏにより近づくように位置させ
ている。

以上のような構成において、３方向時吹出時の場合を考
えてみると、第２図に示す如く左右風向偏向ダンパー３
１．３２は、任意角度θをとることにより、遠心式送風
機１７により発生した風は熱交換器２０を通過後、一部
Ω風が熱交換器２ｏと不平行状に設けた左右風向偏向ダ
ンパー３１．３２に直角に衝突せず風圧の高い方から低
い方へとダンパーに沿って偏向され、空気流は実線の矢
印の如く左右吹出口２５．２６より吹出される。

次に正面１方向吹出の場合について考えてみると、左右
風向偏向ダンパー３１．３２の角度θを０度にさせるこ
とにより、遠心式送風機１７より吹出された風は、熱交
換器２０を通り左右風向偏向ダンパー３１．３２による
大きな衝突とならずに空気流全体が点線の矢印の如く、
正面１方向に吹出される。

又、２方向吹出の場合、左風向偏向ダンパー３１角度θ
を０度に、右風向偏向ダンパ−３２角度をθ度にするこ
とにより、風は左風向偏向ダンパー３１による衝突はな
く空気流は正面へ、しかし右風向偏向ダンパー３２に衝
突した空気流はダンパーに沿って右吹出口２６より吹出
される。

第３図中ａは横に広い部屋で本体が中央部に据付けられ
た場合の３方向吹出を示す。第３図中すは細長い部屋に
本体１６が据付けられた場合の正面１方向吹出を示す。

又、第３図中ＣはＬ字形の部屋に据付けられた場合の２
方向吹出を示す。すなわち、風向偏向ダンパー３１．３
２の角度調節により種々の室に対応が可能となる。

発明の効果 本発明は正面放出口と熱交換器との間に左右風向偏向ダ
ンパーを設けることにより、室内機より吹出される空気
流を左右風向偏向ダンパーの操作により１方向、２方向
、あるいは３方向と各々に吹き分けられる故に、いかな
る形態の居住空間に対しても快適な空気調和を実現し得
るものであると共に、左右風向偏向ダンパー操作が回動
自在で容易に行なえるものであり、実用上きわめて有利
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す空気調和機の室内ユニ
ットの横断面図、第２図は同空気調和機の３方向吹出時
の縦断面図、第３図は本発明の室内機の実据付例と吹出
流の方向を示す説明図、第４図は従来の空気調和機の室
内ユニットの横断面図、第６図は同縦断面図である。 １７・・・・・・送風機、２ｏ・・・・・・熱交換器、
２４・・・・・・正面吹出口、３１．３２・・・・・・
風向偏向ダンパー、２６．２６・・・・・・左右吹出口
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 送風機の吹出口に対向して、熱交換器を配置し、前記熱
   交換器に対向して正面吹出口、前記正面吹出口の両側面
   に配置した左右吹出口を設け、前記正面吹出口と熱交換
   器との間に、回動自在とする複数の風向偏向ダンパーを
   熱交換器と不平行状に設けたことを特徴とした空気調和
   機。